JPS5857276B2 - 異種金属の電子ビ−ム溶接方法 - Google Patents

異種金属の電子ビ−ム溶接方法

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JPS5857276B2
JPS5857276B2 JP7687579A JP7687579A JPS5857276B2 JP S5857276 B2 JPS5857276 B2 JP S5857276B2 JP 7687579 A JP7687579 A JP 7687579A JP 7687579 A JP7687579 A JP 7687579A JP S5857276 B2 JPS5857276 B2 JP S5857276B2
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JP
Japan
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metal
welding
electron beam
beam welding
welded
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JP7687579A
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鉄 今井
武志 小野田
昭男 相馬
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は相互に材質の異なる金属材料を電子ビーム溶接
により固着させる溶接方法に係わり、特に蒸気タービン
のダイヤフラムに使用されるノズル翼と内、外輪との電
子ビーム溶接方法に関するものである。
第1図は蒸気タービンのダイヤフラムの外略構造を示す
図面であり、第2図はその断面図であるが、第1図及び
第2図において、蒸気流路を構造するノズル翼1は放射
状に多数配置され、該ノズル翼1の外周及び内周はそれ
ぞれ仕切板4,5を介して2分割された半銭状の外輪2
と内輪3に溶接により固着されている。
そしてこの2分割されたものを上下に配置して1つの円
板状のダイヤフラムを構成する。
このダイヤフラムの溶接方法の従来例を第3図により説
明する。
第3図において、仕切板4及び5にノズル翼1と同一断
面形状の穴を多数打抜き、該穴にノズル翼1の両端部を
それぞれ挿入した後にシール溶接を行ない予備溶接部1
1を形成してノズル翼1と仕切板4,5とを仮固着する
そして内輪3及び外輪4に機械加工された開先部にサブ
マージドアーク溶接にて肉盛溶接部6を形成し、仕切板
4゜5と内、外輪2,3とをそれぞれ固着する。
以上によりノズル翼1を内、外輪2,3に固着するダイ
ヤフラムの溶接方法であるが、本溶接方法における肉盛
溶接部6の肉盛量は非常に多大であることから溶接時の
溶接入熱による熱変形がダイヤフラムに生じるという欠
点を有している。
また肉盛量の多いことは肉盛溶接作業に長時間装するこ
とにもなる。
これらの欠点を改善する溶接手段として出願人はすでに
特願昭49−67777号を出願済であり、その例を第
4図に示す。
第4図は溶接手段として電子ビーム溶接を採用したダイ
ヤフラム構造を示すものである。
12饅Cr鋼よりなるノズル翼1は該ノズル翼の正確な
配置位置を確保する為に該ノズル翼の断面と同一形状の
穴部が穿たれ、しかも内、外輪と同材質である2 L%
Cr I %Mo銅(或は1/2%Mo銅)の低合金
鋼よりなる半円環状の仕切板4,5の該穴部にその両端
部分を挿入される。
そして仕切板4゜5のノズル翼1が配置されていない側
方より該穴部にシール溶接し、ノズル翼1と仕切板4,
5を仮固定する予備溶接部11を形成する。
その後予備溶接部11の上部に前記内、外輪4,5と同
一材質よりなる溶接金属にて肉盛溶接部7を形成する。
この肉盛溶接部7は半円環状の仕切板4,5の全周に渡
って形成される。
、しかる後この肉盛溶接部7の外表面に機械加工を行な
って仕切板と同一平面の接合面を形成し、同じく接合面
を形成した内輪3及び外輪2との両接合面を密着保持し
て該接合面に電子ビーム溶接を施こして内、外輪と仕切
板及び肉盛溶接部とを相互に固着する。
ここで、電子ビーム溶接を施こす画材質を同一形成しで
あるのは、異種材質の溶接に際しては電子ビームのビー
ドの曲がりが生じて溶接欠陥が発生する為である。
しかしながら上記電子ビームによるダイヤフラムの溶接
方法においては、肉盛溶接を行なう肉盛溶接部7が仕切
板4,5の全周に渡っている為に、肉盛溶接時の溶接入
熱によって仕切板4,5が熱変形する可能性が有る。
また第3図に示したサブマージドアーク溶接による肉盛
溶接はど多くはないが、肉盛溶接部7形戒の際に仕切板
の全周溶接という複雑な溶接工数を必要とする。
また本発明の目的は溶接時の熱変形を極力少なくすると
共に電子ビームのビーム曲がりを防止した異種金属材料
の溶接方法を提供することにある。
本発明の要旨とするところは、中央部が翼形状を形成す
ると共に両端部が異なる曲率を有する板材に形成された
複数個の第1の金属部材と、前記第1の金属部材と異な
る材質から形成さ札該第1の金属部材両端面に円周状に
配置された第2の金属部材とを電子ビーム溶接にて固着
する方法において、前記第1の金属部材の端部である板
材の外面にあらかじめ第2の金属部材と同材質の溶接金
属を肉盛溶接して肉盛金属部を形成し、そして該肉盛金
属部の外面を更に機械加工して接合面を形成した後に、
前記第1の金属部材を複数個円環状に配置させ、それぞ
れの第1の金属部材の板材端部に溶着された肉盛金属部
の接合面と、第2の金属部材の接合面とを電子ビーム溶
接により相互に溶接固着させる異種金属の電子ビーム溶
接方法にある。
次に本発明を適用した異種金属材料を電子ビーム溶接に
て固着した一実施例を図面を参照にして説明する。
第5図に示したタービンダイヤフラムのノズル翼部分図
において、その断面が翼形状をなすノズル翼1は、その
両端部にそれぞれ異なった曲率を有する矩形状の平板か
らなる仕切板部4及び5が一体に形成されている。
そしてこの一体形状のノズル翼1は12%Cr鋼からな
り、異種材質である1 4 % Cr 1φMo鋼或は
LMo鋼等からなる内輪3と外輪2との間に円環状に複
数個配置される。
そしてノズル翼1の端部である仕切部4及び5の外面に
はあらかじめ内、外輪2,3と同材質のIL%Crlφ
Mo鋼或は−!−MO鋼等からなる肉盛金A部7を肉盛
溶接しておく。
そして次に肉盛金属部7の外面を規定形状に機械加工を
施こして電子ビーム溶接を行う接合面γaを形成してお
く。
上記過程を使用される複数個のノズル翼1の仕切部4,
5のすべてに施こしておく。
また内輪3及び外輪2にも電子ビーム溶接される接合面
をそれぞれ形成しておく。
そうしておいて次に内輪3及び外輪2に形成された接合
面と、ノズル翼1の仕切部4,5の肉盛溶接部7に形成
された前記接合面7aとを突合せ、前記接合面にそれぞ
れ電子ビーム溶接により電子ビーム溶接部6を形成して
前記ノズル翼側と内、外輪側とを相互に溶着固定してダ
イヤプラムを形成するものである。
この場合、該電子ビーム溶接は接合面に沿って円周状に
溶着され、半円板状のダイヤフラムを形成する。
そして該半円板状のダイヤフラムを上下2個組合せて円
板状のダイヤフラム構造を形成し、タービン内に配置す
る。
尚、電子ビーム溶接される接合部分の金属材質を共に同
材質とするのは、電子ビーム溶接時のビードの曲がりを
防止し、溶接欠陥が生じない様にする為である。
ここでいう同材質の金属とは全く同一成分の金属である
必要はなく、電子ビームのビードに曲がりが生じない程
度であれば均等材質でも十分である。
従って本発明によれば、異種材質であるダイヤフラムの
ノズル翼と内、外輪とを電子ビーム溶接する際にその接
合面の一方をあらかじめ必要量だけ同種材質の溶接金属
にて肉盛溶接して形成しておけるので、電子ビームのビ
ード曲がりを防ぐと共に溶接工数が非常に低減出来ると
いう効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図はタービンに使用されるダイヤプラムの四半部を
示す構造図、第2図は第1図のI−I部分断面図、第3
図は従来の溶接構造によるダイヤフラムを示すノズル翼
の部分構造図、第4図は電子ビーム溶接により固着され
たダイヤフラムを示すノズル翼部分の構造図、第5図は
本発明の一実施例であるダイヤプラムのノズル翼部分を
示す見取図、第6図は第5図のノズル翼を電子ビーム溶
接したダイヤフラムを示す部分構造図である。 1・・・・・・ノズル翼、2・・・・・・外輪、3・・
・・・・内輪、4゜5・・・・・・仕切部、6・・・・
・・電子ビーム溶接部、7・・・・・・肉盛溶接部、7
a・・・・・・接合面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央部が翼形状を形成すると共に両端部が異なる曲
    率を有する板材に形成された複数個の第1の金属部材と
    、前記第1の金属部材と異なる材質から形成され、該第
    1の金属部材両端面に円周状に配置された第2の金属部
    材とを電子ビーム溶接にて固着する方法において、前記
    第1の金属部材の端部である板材の外面にあらかじめ第
    2の金属部材と同材質の溶接金属を肉盛溶接して肉盛金
    属部を形成し、そして該肉盛金属部の外面を更に機械加
    工して接合面を形成した後に、前記第1の金属部材を複
    数個円環状に配置させ、それぞれの第1の金属部材の板
    材端部で溶着された肉盛金属部の接合面と、第2の金属
    部材の接合面とを電子ビーム溶接により相互に溶接固着
    させることを特徴とする異種金属の電子ビーム溶接方法
JP7687579A 1979-06-20 1979-06-20 異種金属の電子ビ−ム溶接方法 Expired JPS5857276B2 (ja)

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