JPH08226475A - 通風型ブレーキロータディスクの製造方法 - Google Patents

通風型ブレーキロータディスクの製造方法

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JPH08226475A
JPH08226475A JP5676995A JP5676995A JPH08226475A JP H08226475 A JPH08226475 A JP H08226475A JP 5676995 A JP5676995 A JP 5676995A JP 5676995 A JP5676995 A JP 5676995A JP H08226475 A JPH08226475 A JP H08226475A
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JP
Japan
Prior art keywords
disk
dovetail groove
brake rotor
ventilation type
brazing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5676995A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Shinoda
了 篠田
Hideki Otaka
秀樹 大高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08226475A publication Critical patent/JPH08226475A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2250/00Manufacturing; Assembly
    • F16D2250/0061Joining
    • F16D2250/0076Welding, brazing

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、在来の加工装置によって能率的な製
造を可能とし、しかも、剛構造の通風型ブレーキロータ
ディスクの製造方法を提供する。 【構成】ドーナツ形のディスク6a,6bの内側面にア
リ溝7を放射状に加工する工程と、両端9を前記ディス
ク6a,6bのアリ溝7に対応する形状に形成したリブ
8を互いに内側面を対向した一対のディスク6a,6b
のアリ溝7に嵌合して組立する工程と、リブ8のアリ溝
7への嵌合部周辺に沿って金属ろうを施し、加熱炉内で
ろう付温度によって加熱してろう付する工程とを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のディスクブレ
ーキにおける通風型ブレーキロータディスクの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】対向する一対のディスク間に多数のリブ
(フィン)を放射状に設けた通風型ブレーキロータディ
スクは、一般にディスクとリブとを一体的に鋳造してい
る。しかし、鋳造では鋳造時の中子の複雑さや鋳造によ
る偏肉に起因する回転アンバランスあるいは鍛造性を配
慮した材料となるため、耐久性が必ずしも十分とはいえ
ない問題があり、これを解消するために、耐熱性,耐摩
耗性鋼材でドーナツ形ディスクと、鉄,アルミニウム材
等でフインとを加工し、多数のフィンをディスクの内面
に放射状に抵抗溶接,電子ビーム溶接又はレーザ溶接し
て固着し、対向するディスクの平面上で補強プレートを
溝嵌合した通風型ディスクロータが実開平4−1383
2号で提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記改善された通風型
ディスクロータは鋳造によるブレーキロータディスクの
問題点を解消し有効であるが、多数のフィンをディスク
の内面に放射状に抵抗溶接,電子ビーム溶接又はレーザ
溶接することは、多数のフィンをディスクの内面に放射
状にセットする特別な治具や、多数の放射状のフィンの
1つ1つを溶接して行く溶接ガン,トーチ及び溶接棒の
運動制御機構等を備えた専用の溶接装置が必要であり、
多大な設備費と溶接時間が必要であり、能率的な製造や
コスト面に難点がある。
【0004】本発明の目的は、在来の加工装置によって
能率的な製造を可能とし、しかも、剛構造の通風型ブレ
ーキロータディスクの製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の製造方法の要旨は、ドーナツ形のディスク
の内側面にアリ溝を放射状に加工する工程と、両端を前
記ディスクのアリ溝に対応する形状に形成したリブを互
いに内側面を対向した一対のディスクのアリ溝に嵌合し
て組立する工程と、前記リブのアリ溝への嵌合部周辺に
沿って金属ろうを施し、加熱炉内でろう付温度によって
加熱してろう付する工程とから成るものである。
【0006】前記ドーナツ形のディスクはニッケルクロ
ムモリブデン鋼あるいはクロムモリブデン鋼等の耐熱
性,耐摩耗性の鋼材を用い、金属ろうはニッケルろうを
用いて製造する。
【0007】
【作用】本発明は、ドーナツ形のディスクの内側面にア
リ溝を放射状に加工する工程では在来のブローチあるい
はエンドミルによる加工することも可能であり、両端に
アリ溝に対応した形状を有するリブは精密鍛造や押し出
し成形で加工が可能であり、さらに、アリ溝に嵌合した
多数リブの固着は加熱炉内において金属ろうによって一
挙にろう付すると共に、リブとディスクがアリ溝嵌合に
よって強固に結合された剛構造の通風型ブレーキロータ
ディスクを能率的、かつ低コストで製造することができ
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2において、1は車軸取付用フランジで
あり、軸心に一致するスリーブが一体に突設されてい
る。3は前記スリーブ2に固着され、周囲に複数の空気
流入穴を有するリング、5は前記リング3に装着された
ブレーキロータディスクである。
【0009】前記ブレーキロータディスク5は、一対の
ドーナツ形のディスク6a,6bと、この一対のディス
ク6a,6bの対向間に放射状に設けられた多数のリブ
8(フィン)とによって通風型ブレーキロータディスク
を構成している。
【0010】そこで、前記通風型ブレーキロータディス
クを製造する本発明方法は、先ず、ドーナツ形のディス
ク6a,6bの内側面にアリ溝7を放射状に加工する。
図1乃至図3で示すアリ溝7は台形であり、これは、在
来のブローチ加工機によって加工することができる。
【0011】前記ドーナツ形のディスク6a,6bはニ
ッケルクロムモリブデン鋼あるいはクロムモリブデン鋼
等の耐熱性,耐摩耗性の鋼材によって製造することが望
ましい。
【0012】このディスク6a,6bのアリ溝7に嵌合
する前記リブ8は、その両端9が前記アリ溝7と対応す
る形状の台形に形成されている。このリブ8は精密鍛造
や押し出し成形で加工することもできる。
【0013】そして、多数のリブ8を互いに内側面を対
向した一対のディスク6a,6bのアリ溝7に嵌合して
組立する。
【0014】前記組立後にリブ8のアリ溝7への嵌合部
周辺に沿って図3で示すように、金属ろう10を施し、
加熱炉内でろう付温度によって加熱してろう付する。
【0015】前記金属ろう10は、ニッケルろうが好ま
しく、粉末状でもよいがペースト状のものが作業性,安
定性で適当である。
【0016】また、加熱炉内におけるろう付温度は、金
属ろう10の種類によって1100〜1150℃と多少
異るが、図8で示すように、約1100℃で所要時間加
熱する。
【0017】この加熱炉内でろう付温度に加熱すること
により、リブ8のアリ溝7への嵌合部周辺に沿って施し
た金属ろう10は溶解し、リブ8とアリ溝7との微細な
嵌合隙間に毛細管現象で滲透して、多数のリブ8が一挙
にろう付される。
【0018】前記加熱炉内での加熱は、ろう付温度に加
熱するろう付の所要時間の後に、図8で示すように、9
00℃程度に加熱温度を降下させ、焼入れ温度をキープ
し、焼入れ処理後は加熱炉外で空冷することが望まし
い。
【0019】このようにして製造する本発明方法では、
リブ8とディスク6a,6bとの結合は、台形のアリ溝
嵌合であり、それ自体でリブ8とディスク6a,6bと
は強固な結合が得られるうえに、リブ8とアリ溝7との
微細な嵌合隙間に毛細管現象で滲透した金属ろう10に
よるろう付によって剛構造の通風型ブレーキロータディ
スクが得られる。
【0020】尚、ディスク6a,6bのアリ溝7とリブ
8の両端9の設計変更例として、図4乃至図6で示すよ
うに、半径方向にテーパ角度θを持たせたアリ溝7aと
し、リブ8の両端9aの長手方向に前記アリ溝7aテー
パ角度θに対応するテーパ角度θを持たせてアリ溝嵌合
並びに楔嵌合させることも可能である。
【0021】また、ディスク6a,6bの台形のアリ溝
7の形状を図7で示すように、菱形状の形状に変形アリ
溝7bとし、リブ8の両端9bを前記変形アリ溝7bに
対応した菱形に形状変更させることも可能である。この
場合、菱形状の形状に変形アリ溝7bはエンドミルによ
り加工することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、ドーナツ形のデ
ィスクの内側面にアリ溝を放射状に加工する工程では在
来のブローチあるいはエンドミルによる加工が可能であ
り、また、両端にアリ溝に対応した形状を有するリブは
精密鍛造や押し出し成形で加工することも可能であり、
在来の加工機で加工することができ、さらに、アリ溝に
嵌合した多数リブの固着は加熱炉内において金属ろうに
よってろう付するため、抵抗溶接,電子ビーム溶接又は
レーザ溶接のように、特別な治具を備えた専用の溶接装
置を使用しなくても在来の加熱炉で多数のリブを一挙に
ろう付することができると共に、ろう付加熱に連続して
焼入れ処理を可能とし、アリ溝嵌合によりリブとディス
クとは強固な結合が得られるうえに、リブとアリ溝との
嵌合隙間に渡ってろう付することによって剛構造の通風
型ブレーキロータディスクが能率的、かつ低コストで製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製造した通風型ブレーキロー
タディスクの斜視図
【図2】本発明方法により製造する通風型ブレーキロー
タディスクの分解斜視図
【図3】本発明方法により製造した通風型ブレーキロー
タディスクの要部断面図
【図4】本発明方法によるディスクのアリ溝の設計変更
例を示す断面図
【図5】本発明方法によるリブ設計変更例を示す正面図
【図6】図5の斜視図
【図7】本発明方法によるリブとディスクのアリ溝嵌合
の設計変更例を示す断面図
【図8】本発明方法による加熱ろう付工程の加熱処理温
度のグラフ
【符号の説明】
6a ディスク 6b ディスク 7 台形のアリ溝 7a 台形のアリ溝 7b 菱形状のアリ溝 8 リブ(フィン) 9 両端 9a 両端 9b 両端 10 金属ろう

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドーナツ形のディスクの内側面にアリ溝
    を放射状に加工する工程と、 両端を前記ディスクのアリ溝に対応する形状に形成した
    リブを互いに内側面を対向した一対のディスクのアリ溝
    に嵌合して組立する工程と、 前記リブのアリ溝への嵌合部周辺に沿って金属ろうを施
    し、加熱炉内でろう付温度によって加熱してろう付する
    工程とから成る通風型ブレーキロータディスクの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ドーナツ形のディスクはニッケルク
    ロムモリブデン鋼あるいはクロムモリブデン鋼等の耐熱
    性,耐摩耗性の鋼材を用い、金属ろうはニッケルろうを
    用いた請求項1記載の通風型ブレーキロータディスクの
    製造方法。
JP5676995A 1995-02-22 1995-02-22 通風型ブレーキロータディスクの製造方法 Pending JPH08226475A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010038924A1 (en) * 2008-09-30 2010-04-08 Dacc Co., Ltd. Method for manufacturing of ceramic brake disk rotor with internal cooling channel
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JP2019018839A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 Ntn株式会社 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受装置

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