JPH03255138A - プリプレグ及びこれを用いた複合材 - Google Patents

プリプレグ及びこれを用いた複合材

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JPH03255138A
JPH03255138A JP5611290A JP5611290A JPH03255138A JP H03255138 A JPH03255138 A JP H03255138A JP 5611290 A JP5611290 A JP 5611290A JP 5611290 A JP5611290 A JP 5611290A JP H03255138 A JPH03255138 A JP H03255138A
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JP
Japan
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resin
prepreg
weight
composite material
impregnated
Prior art date
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Pending
Application number
JP5611290A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Takano
高野 義見
Yoshitake Sagawa
佐川 吉武
Masanori Nakamura
雅則 中村
Zenji Onoe
尾上 善二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Osaka Soda Co Ltd
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Daiso Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Daiso Co Ltd, Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Daiso Co Ltd
Priority to JP5611290A priority Critical patent/JPH03255138A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はジアリルフタレート系樹脂を含浸させたプリプ
レグ及びこれを用いた複合材に関する。
〔従来の技術〕
ジアリルフタレート系樹脂は、従来、積層板のオーバー
レイ層として用いられ、優れた後加工性。
耐候性、耐薬品性等を活かして化粧板や内装材分野等に
多く利用されている。特に硬度や耐磨耗性等を要求され
る場合には、有機質繊維からなる織布、不織布、α−セ
ルロース紙やガラス繊維不織布等が補強材として使用さ
れている。
しかしながら、これら補強材との親和性が十分でないた
めに、樹脂層の厚さによっては、透明性が損われ、下地
の模様(例えば木目)を鮮かにシャープにみせることは
困難である等と指摘されていた。
この様な場合、従来は単板上にそのまま、あるいは単板
上に積層される、ジアリルフタレート樹脂で含浸硬化さ
れた薄い補強材層に、ポリエステル、ウレタン系の透明
塗料によって複数回の塗布。
サンディングを施し、さらにコンパウンドワックスによ
る研磨仕上げが行われている。この製法は数多くの工程
と熟練作業を要するため、より簡略な低コストの製造法
が望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、熱硬化時に従来より優れた透明性を有
するジアリルフタレート系樹脂と補強材よりなるプリプ
レグ、及びこれを被覆層とした複合材を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はすなわち、ジアリルフタレート樹脂50〜95
重量%、1分子中に3個以上のアクリロイル基もしくは
メタアクリロイル基を有するポリアクリレート5〜50
重量%及び不飽和ポリエステル0〜30重量%よりなる
熱硬化性樹脂成分を含む樹脂組成物をアクリル系繊維シ
ートに含浸せしめたプリプレグと、基材に直接もしくは
化粧用下地層を介して上記プリプレグを熱圧硬化させて
なる透明性に優れた被覆層を有する複合材である。
本発明におけるジアリルフタレート樹脂とは、オルソジ
アリルフタレート、イソジアリルフタレート、テレジア
リルフタレートの各プレポリマーの単独又はこれらの混
合物又はこれらの変性プレポリマー等をいう。
また本発明に用いられる1分子中に3個以上のアクリロ
イル基もしくはメタアクリロイル基(以下両者を総称し
て(メタ)アクリロイル基という)を有するポリアクリ
レートを形成する七ツマ−としては、トリメチロールエ
タントリ (メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート等のアクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル及び、トリスアクリロイルオキシ
エチルホスフェイト、トリス(ヒドロキシエチルアクリ
ロイル)イソシアヌレート、トリアクリルホルマール等
の多官能性モノマーが挙げられる。
また不飽和ポリエステルとしては、通常の液体状もしく
は固体状の不飽和ポリエステル樹脂、例えばマレイン酸
、フマル酸、イタコン酸、フタル酸、アジピン酸等の多
塩基性の不飽和酸あるいは飽和酸との混合物とエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール等の多価アルコールとの反応生成物、あるいは空気
硬化型不飽和ポリエステル樹脂、例えば上記酸成分の他
に、テトラヒドロフタル酸53・6−ニンドメチレンテ
トラフタル酸、メチル−3・6−ニンドメチレンテトラ
ヒドロフタル酸等の脂肪族環状不飽和酸を含む酸、又は
アルコール成分として上記の他、アリルグリシジルエー
テルを含むアルコールとより製造されたポリエステル樹
脂が適当である。
上記化合物の組合せになる組成は、ジアリルフタレート
樹脂50〜95重量%、好ましくは60〜85重量%、
1分子中に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する
ポリアクリレート5〜50重量%、好ましくは15〜4
0重量%、不飽和ポリエステル0〜30重量%、好まし
くは0〜20重量%の範囲が適当である。ポリアクリレ
ートの配合量が上記範囲未満では、透明性の改善が十分
でなく、一方この範囲を超えると、加工時樹脂がベトつ
いて作業性に問題を生じ、また硬化樹脂層が固くなりす
ぎて、脆くなる不都合を生じる。また不飽和ポリエステ
ルは本発明における樹脂組成物のコストダウン、流動性
の改善、ポストフオーム加工性の向上を目的として使用
することができるが、上記範囲を超えて使用すると透明
性が低下する。
本発明に用いられる樹脂組成物には、上記のような硬化
性樹脂成分以外に通常知られているジアリルフタレート
系樹脂積層板用の硬化剤、例えばベンゾイルパーオキサ
イド、ターシャリ−ブチルパーベンゾエイト、メチルエ
チルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等
の過酸化物系硬化剤を配合することができる。また必要
に応じて他種の反応性上ツマ−や、当該技術分野におい
て通常用いられている添加剤、例えば内部離型剤。
充填剤1wi燃剤1重合禁止剤、顔料等を配合すること
ができる。
本発明プリプレグは上記&l1rN2物を適当な溶剤、
例えばアセトン、トルエン、メチルエチルケトン等の単
独、又は混合物に熔解させた後、アクリル系繊維シート
に含浸、乾燥させて製造される。
アクリル系繊維シートとしてはアクリロニトリル単独重
合体、あるいはアクリロニトリルと塩化ビニル、アクリ
ル酸エステル、スチレン等との共重合体からなる太さ0
.5〜5デニールの通常使用されるアクリル系繊維を、
接着剤によるか又は機械的に接合した不織布が用いられ
る。その坪量は10〜70 g/m”のものが通常使用
される。またこの不織布に対する樹脂組成物の付着量は
150〜180重量%の範囲が適当である。
本発明複合材を製造するには、合板、パーティクルボー
ド、ケイ酸カルシウム板、スレート板等の無機質板、又
は含浸クラフト紙、ガラス繊維等の強化繊維材に熱硬化
性樹脂を含浸したシート等の基材に直接、あるいは上記
プリプレグと基材との間に、熱硬化性樹脂で含浸された
、もしくは含浸されていない化粧単板、単色単板もしく
はパターン紙等の化粧用下地層を介在せしめて、上記プ
リプレグを熱圧プレスすることにより一体化して硬化成
形する。
化粧単板又は単色単板を下地層として使用するときは、
これら単板に和紙や薄い合成繊維の不織布等を接着して
裏打ち補強することにより単板の成形特の割れを防止し
たり、あるいは複合材のソリ防止のために、基材の裏面
に熱硬化性樹脂で含浸された有機質繊維もしくはガラス
繊維からなる不織布等を積層して同時成形することもで
きる。
基材が剛性や平滑性に欠ける場合は、成形鏝プリプレグ
の表面に微細な凸凹を生し、透明性を十分発揮できない
場合がある。この様な場合には、成形特、本プリプレグ
が硬化後あるいは予備硬化後、−旦プレス機を開蓋し、
熱硬化性ウレタン樹脂や、ポリエステル樹脂、ジアリル
フタレート系樹脂、該プリプレグに使用された樹脂組成
物等の熱硬化性樹脂をプリプレグ表面に塗布し、再プレ
スしたり、又は金型から取り出した後、速硬化型ウレタ
ン樹脂やポリエステル樹脂を塗布硬化せしめ、サンディ
ング、研磨仕上げ等によって平滑性を改善することもで
きる。熱圧成形条件は、従来知られているジアリルフタ
レート系樹脂等の含浸プリプレグ成形条件でよく、通常
100〜180”C,1〜100kg/cm”の条件で
1〜60分間加熱加圧することにより行われる。
〔実施例〕
以下、実施例、比較例により本発明を具体的に説明する
実施例1〜3.比較例1〜8 第1表に示される樹脂組成物をそれぞれの不織布(40
g/m” )に含浸、乾燥し、250 g/m2の樹脂
付着量の含浸不織布(プリプレグ)を得た。基材として
は、熱可塑性ポリマーよりなる低収縮剤が熱硬化性樹脂
100重量部に対し5重量部配合された不飽和ポリエス
テル樹脂混合物でガラスロービングのチッップストラン
ドマット(長さ約Aインチ)を含浸した低収縮SMC(
三井東圧化学■製ニスターマツ)AU−120)を用い
た。化粧単板としてはバーズアイメープルの0.3mm
厚みの薄板を用い、その裏側に和紙を裏打ち補強剤とし
て、スチレンブタジェンラバー系接着剤で接着強化した
底形は、基材、化粧単板更にその上にプリプレグ5枚を
重ね、平板用鏡面仕上げ金型(300’X300x3m
m)内にセットし、金型温度を150℃に設定し、80
kg/cm2.10分間にて熱プレスした。またソリ防
止のために、上記槽底の基材裏側に該プリプレグを3枚
挿入した。
室温までに冷した製品は表面欠陥なく、得られた成型物
の透明性を鮮明度光沢計及び目視観察によって評価し、
その結果を第1表に示した。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明はジアリルフタレート樹脂に特定の化合物を配合
せしめた組成物をアクリル系繊維からなる不織布に配合
したプリプレグと、これを被覆層として基板の上に直接
もしくは化粧単板等を介して熱圧積層させた複合材であ
り、従来のジアリルフタレート系樹脂を含浸させたプリ
プレグを使用した複合材と比較して、著しく透明性に優
れ、下地の模様(例えば木目等)を鮮かにシャープにみ
せること等のできる意匠性の高い化粧板、積層板。
内装材等としてきわめて有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジアリルフタレート樹脂50〜95重量%、1分
    子中に3個以上のアクリロイル基もしくはメタアクリロ
    イル基を有するポリアクリレート5〜50重量%及び不
    飽和ポリエステル0〜30重量%よりなる熱硬化性樹脂
    成分を含む樹脂組成物をアクリル系繊維シートに含浸せ
    しめたプリプレグ。
  2. (2)基材に直接もしくは化粧用下地層を介して請求項
    1に記載のプリプレグを熱圧硬化させてなる透明性に優
    れた被覆層を有する複合材。
JP5611290A 1990-03-06 1990-03-06 プリプレグ及びこれを用いた複合材 Pending JPH03255138A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144840A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Itoki Corp 化粧ボード
JP2009234200A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Daiso Co Ltd 高鮮映性化粧板
JP2013544182A (ja) * 2010-11-12 2013-12-12 フィスケル・ベヘール・ベスローテン・フェンノートシャップ コーティングシステム、その使用、およびそのようなコーティングシステムの製造方法

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