JPS59209862A - 化粧板の製法 - Google Patents

化粧板の製法

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JPS59209862A
JPS59209862A JP58084824A JP8482483A JPS59209862A JP S59209862 A JPS59209862 A JP S59209862A JP 58084824 A JP58084824 A JP 58084824A JP 8482483 A JP8482483 A JP 8482483A JP S59209862 A JPS59209862 A JP S59209862A
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JP
Japan
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resin
base material
prepreg
decorative board
decorative
Prior art date
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Pending
Application number
JP58084824A
Other languages
English (en)
Inventor
山下 政俊
泉 秀雄
福島 宗彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、内装建材等として用いられる化粧板の製法
に関する。
〔背景技術〕
化粧材料の高級化志向の中にあって、特に抽象表現柄の
代表である天理石調の表現方法が種々工夫され、化粧板
に利用されるに至っている。一つはポリエステル樹脂あ
るいはアクリル樹脂に大理石粉末あるいは染料、顔料を
加えて色調表現を行なう方法であって、樹脂の成形は注
型成形、金型成形が主体になっている。しかし、このよ
うな製法により化粧板をつくるようにすると、特定の高
価な金型が必要になり、用途、目的に応じて多くの金型
を必要とするためコスト面の負担が大きいという問題が
あった。もう一つは、SMCやBMC等をヘースとする
製法である。この製法は前記製法に比べてコスト面で有
利である半面、化粧板の透明感、深み感が劣ったものと
なるという問題があり、充分満足の得られるものでなか
った。
そこで、前記のような問題を解決するため、プリプレグ
方式による化粧板の製法が開発された。
すなわち、印刷オーバーレイ紙等の印刷が施された透明
の基材、およびクラフト紙等の基材にメラミン樹脂を1
次含浸させたのち、ポリエステル樹脂を2次含浸させて
2種類のプリプレグをつ(す、両種のプリプレグを所要
枚数ずつ積層したのち加熱成形して化粧板をつくる製法
である。この製法によれば、比較的光沢および透明感が
優れた化粧板が得られる。しかも、高価な金型を必要と
しないので製造コストも低い。しかしながら、化粧板の
表面がポリエステル樹脂層となると、表面硬度が比較的
低いことから傷つき易いという問題があった。硬度の高
いメラミン樹脂を含浸した基材を用いて化粧板の表面に
メラミン樹脂層を形成させるようにすると、傷つき易い
という問題は解決されるが、今度は天然の大理石と比較
した場合、光沢や透明感が必ずしも充分とはいえなくな
るという問題が発生する。
〔発明の目的〕
この発明は、表面硬度が高くて傷つきにくく、しかも、
光沢や透明感が天然物に匹敵する程いっそう優れた化粧
板の製法を提供することを目的としている。
〔発明の開示] 前記のような目的を達成するため、この発明は、基材に
対して親和性を有する樹脂を1次含浸させた基材に透明
性を有する熱硬化性樹脂を2次含浸させてなる第1のプ
リプレグ、および印刷が施された透明の基材に透明性を
有する熱硬化性樹脂を含浸させてなる第2のグリプレグ
をそれぞれ所要枚数ずつ積層し、加熱成形し、つぎに紫
外線硬化型塗料を塗布して硬化させることを特徴とする
化粧板の製法をその要旨としている。以下、この発明の
詳細な説明する。
ここで、第1のプリプレグ(基材プリプレグ)に関し、
基材としては、透明紙、さらしクラフト原紙、リンター
紙等の紙基材、あるいはガラス繊維やポリエステル繊維
等からつくられた不織布等の布基材その他が使用される
が、その中でも透明紙あるいはさらしクラフト原紙を用
いるのが最も好ましい。また、面密度が10〜250g
/nf程度となっているものが好ましい。基材に対して
親和性を有する1次含浸用の樹脂としては、ユリア樹脂
、メラミン樹脂、グアナミン樹脂等のアミノ樹脂、およ
び水溶性酢酸ビニル樹脂等から選ばれた少なくとも1種
が用6入られる。基材が紙の場合は、セルロースに対す
る浸透性が高(、紙に対してなじみのよいメラミン樹脂
、ユリア樹脂、水溶性酢酸ビニル樹脂を用いるのが好ま
しく、その中でもメラミン樹脂を用いるのが最も好まし
い。メラミン樹脂は、化粧板用として一般に用いられて
いるもσのほか、塗料用や接着剤用のもの等であっても
よい。透明性を有する熱硬化性樹脂としては、ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂およびアクリル樹脂等から選ば
れた少なくとも1種が用いられる。ポリエステル樹脂と
しては、不飽和、飽和のいずれでもよいが、架構剤とし
てはジアリルフタレートモノマーまたはプレポリマーを
使用するのが好ましい。ポリエステル樹脂の架橋剤とし
てスチレンを使用すると、未反応スチレンに起因する耐
水性の低下等が発生するので品質上の面で好ましくなく
、製造作業上の面でも好ましくない。
ポリエステル樹脂の重合開始剤としては、所望とする硬
化速度等に応じ、過酸化ヘンジイル(BPO)、t−ブ
チルパーベンゾエート、ジクミルパーオキサイド、パー
クシンオキサイド等を必要とする硬化条件で使用できる
。アクリル樹脂としては、ポリメチルメタアクリレート
、グリシジルメタアクリレ−]・等、一般にアクリル系
樹脂として用いられているものを使用することができる
が、エマルジョンタイプのものを使用するのが特に好ま
しい。
第1のプリプレグは、1次含浸用の樹脂を基材に充分浸
透・させて(被覆のみの場合もある)乾燥させたあと、
2次含浸用の樹脂を含浸させることによりつくる。これ
は、2次含浸用としてあげられているポリエステル樹脂
等は基材とのなじみ(浸透性、化学結合性等)が悪いた
め、ポリエステル等を単独で基材に含浸させたプリプレ
グを使用すると、プリプレグ間の密着強度が低くなると
ともに得られる化粧板に耐熱性や耐水性等の品質面での
問題が生じるからである。なお、1次含浸用の樹脂を基
材に含浸させるようにする代わりに、メラミン樹脂砂き
込み紙等、1次含浸用の樹脂と繊維を含む混合物を抄き
上げてつくった紙を使用するようにしてもよい。1次含
浸用樹脂を含む基材の樹脂含有率(レジンコンテント)
は3〜50%の範囲とするのが好ましい。3%未満では
1次含浸の効果(ライニング効果)が小さく、得られる
化粧板の品質面でポリエステル等を単独で含浸させたプ
リプレグを用いるようにしたものとほとんど変らなくな
る傾向にあり、逆に50%を越えると、特にメラミン樹
脂を用いた場合に得られる化粧板にカケ、ワレ、反り等
が多く生じる傾向にある。
第2のプリプレグ(印刷透明紙布プリプレグ)に関し、
印刷が施された透明の基材としては、オーバーレイ用原
紙その他の一般に使用されている透明紙に石目模様等を
印刷したもの等が使用され、面密度が10〜150 g
/rdの透明紙が用いられているものが好ましい。透明
性を有する熱硬化性樹脂としては、第1のプリプレグの
ところであげたものと同じものが使用される。第2のプ
リプレグは印刷が施された透明の基材に透明性を有する
熱硬化性樹脂を含浸させることによりつくられるが、こ
の第2のプリプレグでも、透明性を有する熱硬化性樹脂
を含浸させる前に、前述したと同様に基材に対して親和
性を有する樹脂を含浸させるようにするのが好ましい。
1次含浸用樹脂の含有率はやはり3〜50%とするのが
よい。
紫外線硬化型塗料としては、種類は特に限定されない。
しかし、アクリル樹脂系の紫外線硬化型塗料が好ましく
、一般に市販されているアクリル−ポリエステル系塗料
あるいはアクリル−エポキシ系塗料を使用すると、配合
あるいは紫外線照射条件等により化粧板に5μ〜0.5
μ程度の表面硬度(JAS 、ダイヤ針150g、表面
引掻硬度)を賦与することができる。これは、ポリエス
テル層の表面硬度が8μ以上であるのに対して良好な表
面硬度であり、製造条件によっては高圧メラミン化粧板
と同程度の表面硬度を化粧板に賦与することも充分に可
能である。紫外線硬化型塗料を使用すると、従来一般の
塗料(紫外線硬化型以外の塗料)を用いたのでは到達で
きない表面硬度を化粧板に賦与することができる。
第1のプリプレグおよび第2のプリプレグを所要枚数ず
つ積層したあと、平板プレス等のプレスを用い、圧力を
かけながらあるいは加熱炉を用いる等して圧力をかけず
に加熱成形を行ない化粧基材をつくる。熱圧成形を行な
う場合は、5〜15Q kg / cl程度の圧力下、
50〜180℃程度の温度で10〜200分間加圧する
こととするのがよい。また、第1のプリプレグおよび第
2のプリプレグの使用枚数あるいは積層順序は化粧板の
使用目的あるいは所望とする化粧板の厚み等に応して適
宜法める必要があるが、第1のプリプレグを複数枚重ね
、その表面に第2のプリプレグを1枚さらにその表面に
基材が透明である第1のプリプレグを1枚それぞれ重ね
るようにするのが好ましい。得られる化粧板に反りが生
じたりする恐れが少なくなるといったような効果がある
からである。
前記のようにしてつくった化粧基材に紫外線硬化型塗料
を塗布して硬化させる。そうすると、化粧基材の意匠性
を低下させることなく、塗料特有の深み感を賦与するこ
とができる。このあと必要に応じ、表面光択一ミラー仕
上、艶消し仕上、研ぎ出し仕上環、従来行なわれている
塗装仕上を行なって化粧板を得る。
このように、前記のような第1および第2のプリプレグ
を使用して得られる化粧基材に紫外線硬化型塗料を塗布
して硬化させて化粧板をつくるようするので、光沢や透
明感が天然物に匹敵する程優れた化粧板を得ることがで
き、しかも得られる化粧板は紫外線硬化型塗料層で覆わ
れているので表面硬度が高くて傷がつくにくい。
つぎに実施例を説明する。
〔実施例〕
クラフト紙(130g/rd)および大理石模様を印刷
したリンターオーバーレイ紙(30g/rrr)に、メ
チロールメラミン樹脂を1次合浸させてつくった2種類
のレジンペーパー(樹脂含有率12%、 1ff1発分
3%)に、さらにポリエステル樹脂を2次合浸して成る
第1および第2のプリプレグを多数枚積層し、圧力80
kg/co?、温度120℃、熱圧時間50分間の条件
で平板プレスを用いて熱圧成形を行なって化粧基材をつ
くった。ポリエステル樹脂ばつぎのような配合のものを
用いた。
不飽和ポリエステル樹脂     100重量部(平均
分子量−1400〜2000) ジアリルフタレートプレポリマー  35重量部ジアリ
ルフタレートモノマー    10重量部ラウリンM 
           O,25重量部過酸化ベンゾイ
ル        1.5重量部(50%ペースト) アセトン             65重量部光増感
剤としてベンゾフェノン(,4−N、N−ジメチルアミ
ノベンゾフェノン等)を含む紫外線硬化型塗料(アクリ
ル−ポリエステル樹脂塗料)をハンドスプレー法により
前記のようにして得られた化粧基材に塗布し、紫外線照
射装置(高圧水銀ランプ)により40秒間紫外線を照射
して塗料を硬化させて化粧板をつくった。化粧板の表面
の塗膜の物性は、煮沸基盤目テストによると界面密着性
が良好(0/100)で、しかもJAS表面硬さは1.
3μ(150gダイヤ針)であって非常に硬いことがわ
かった。化粧板の塗膜面をパフ研摩を行なって研ぎ出し
仕上すると、完全に鏡面光沢を有するものとなり、天然
大理石の研ぎ出し品と比べ”ども何ら見劣りしない外観
意匠性をもつ化粧板となった。
〔発明の効果〕
この発明にかかる化粧板の製法は、前記のようにして化
粧板をつくるようにするので、表面硬度が高くて傷つき
にくく、しかも、光沢や透明感が天然物に匹敵する程優
れた化粧板が得られる。
代理人 弁理士  松 本 武 彦 −3・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 fJ、1  基材に対して親和性を有する樹脂を1次含
    浸させた基材に透明性を有する熱硬化性樹脂を2次含浸
    させてなる第1のプリプレグ、および印刷が施された透
    明の基材に透明性を有する熱硬化性樹脂を含浸させてな
    る第2のプリプレグをそれぞれ所要枚数ずつ積層し、加
    熱成形し、つぎに紫外線硬化型塗料を塗布して硬化させ
    ることを特徴とする化粧板の製法。 (2)基材に対して親和性を有する樹脂が、アミノ樹脂
    である特許請求の範囲第1項記載の化粧板の製法。 (3)  透明性を有する熱硬化性樹脂が、ポリエステ
    ル樹脂、メラミン樹脂およびアクリル樹脂からなる群の
    中から選ばれた少なくとも1種である特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の化粧板の製法。 (4)第1のプリプレグの基材が、透明性を有するもの
    である特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか
    に記載の化粧板の製法。 (5)  第1のプリプレグ複数枚がコアとなりその表
    面に第2のプリプレグが重ね合わされ、さらにその表面
    に基材が透明である第1のプリプレグが重ね合わされる
    特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれかに記載
    の化粧板の製法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6318237U (ja) * 1986-07-22 1988-02-06
WO2005058597A1 (ja) * 2003-12-18 2005-06-30 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 化粧材

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US8313824B2 (en) 2003-12-18 2012-11-20 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Decorative multilayer material impregnated with resin

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