JP3404707B2 - 化粧板の製造法 - Google Patents

化粧板の製造法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱圧成型により耐摩耗
性のよい熱硬化性樹脂化粧板、特にショートサイクルメ
ラミン化粧板を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メラミン化粧板の製造法として
は、浸透性良好な原紙に着色や図柄印刷を施して得られ
た化粧紙に熱硬化性樹脂を含浸処理してなるいわゆる含
浸紙を、クラフト含浸紙(熱硬化性樹脂を含浸させたク
ラフト紙)上に重ね合わせて熱圧成型することにより積
層体とし、最後にこの積層体を接着剤で基材表面に接着
する方法が一般的であり、製品は高圧メラミン化粧板と
呼ばれている。
【0003】しかしながら、この製造法は、高品質の製
品が得られるものの、含浸紙とクラフト含浸紙を積層す
るのに長時間のプレス処理を必要とし、さらに接着面を
サンディングする必要があるなど、工程数が多いという
欠点がある。そのため、近年はクラフト含浸紙との積層
を行うことなしに、未硬化の含浸化粧紙を直接基材に接
合すると同時に成型する方法が採用されるようになっ
た。その一例がいわゆるショートサイクルメラミン化粧
板であって、専用の急速硬化メラミン樹脂が使われる。
【0004】メラミン化粧板はその優れた表面硬度を生
かしてテーブルやカウンターの天板に使われることが多
いが、メラミン化粧板といえども使用条件が苛酷な場合
は表面の摩耗が避けられない。ショートサイクルメラミ
ン化粧板はふつうオーバーレイ含浸紙を使用しないため
特に耐摩耗性が十分でなく、摩耗による表面模様の消失
や表面性状の劣化を起こし易い。
【0005】熱硬化性樹脂化粧板の耐摩耗性を向上させ
る手段として、特公昭62−40191号公報には、粒
径が9μ以上の微細な鉱物粒子を結合剤により化粧紙表
面に固定し、その後、樹脂含浸と熱圧成型を行う方法が
記載されている。この方法で製造された化粧板は、化粧
板表面に硬い鉱物粒子があるため、優れた耐摩耗性を示
す。しかしながら、鉱物粒子を耐摩耗性向上材に用いる
この製造法には、化粧紙表面に固定された鉱物粒子が熱
圧成型に用いる高価な鏡面板を傷つけるという問題点が
ある。すなわち、化粧紙に固定された鉱物粒子はその後
含浸された樹脂によって一旦は覆われるものの、熱圧成
型工程においてその樹脂が化粧紙に吸収されると共に横
方向に流動して一部が化粧紙表面からはみ出すので表面
樹脂量は減少し、鏡面板が化粧紙表面の硬い鉱物粒子を
直接押圧するようになって傷つくのである。また、建
材、家具製造等に使われる化粧板のための化粧紙の柄印
刷はグラビヤ印刷によるのが普通であるが、鉱物粒子を
固定する工程をグラビヤ印刷における一つの工程として
グラビヤ印刷機を用いて行うとドクターやグラビヤシリ
ンダーを激しく摩耗させるので、エアナイフコーターな
ど別の装置を用いて行わなければならないという問題点
もあった。
【0006】鉱物粒子を耐摩耗性向上のために用いる場
合における上記問題点を解決するため、特公昭63−1
9342号の発明では、耐摩耗性向上材を厚さ方向に偏
在させたオーバーレイ紙を化粧紙の上に、耐摩耗性向上
材が多い面を化粧紙側にして載せ、熱圧成型する方法が
採用されている。この方法によれば、オーバーレイ紙の
表面層繊維に遮られて、鏡面板が耐摩耗性向上材に直接
接触する事態は生じなくなり、鏡面板の損傷は回避でき
る。しかしながら、オーバーレイ紙は、いかに透明性の
よいオーバーレイ紙といえども化粧紙上の印刷模様を不
明瞭化したりパール顔料による印刷柄の輝度やパール感
を弱めてしまう欠点がある。また、化粧紙の上にオーバ
ーレイ紙を載せて行う熱圧成型は樹脂含浸オーバーレイ
紙の取り扱いに細心の注意を必要とし、能率や歩留まり
が悪い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、鉱物
粒子等の耐摩耗性向上材を用いる従来の耐摩耗性化粧板
製造法を改良し、オーバーレイ紙を使用せずに、また熱
圧成型用鏡面板を損傷するおそれなしに、さらにはグラ
ビヤ印刷で柄印刷と同時に耐摩耗性向上材を化粧紙に固
定してもグラビヤ印刷機部材を短期間に摩耗させること
なしに、耐摩耗性のよい化粧板を製造する方法を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、化粧紙に熱硬
化性樹脂含浸処理を施し、得られた樹脂含浸化粧紙を基
材に重ね合わせ加熱下に強圧を加えて熱硬化性樹脂を硬
化させると共に化粧紙を基材に接着する化粧板の製造法
において、熱硬化性樹脂含浸処理前の化粧紙の表面に、
粒径が9μm未満の硬い無機質微粒子からなる耐摩耗性
向上材および熱硬化性樹脂の硬化促進剤を均一に付着さ
せることを特徴とする。
【0009】化粧紙表面に熱硬化性樹脂の硬化促進剤を
付着させておく本発明の製造法においては、化粧紙に含
浸された熱硬化性樹脂のうち化粧紙表面付近にあるもの
が硬化促進剤によって熱圧成型前にすでに軽く硬化して
流動性を減じており、且つ熱圧成型工程においては他の
部分の樹脂よりも速く硬化する。その結果、化粧紙表面
上にある樹脂の化粧紙芯部に向かう浸透および横方向へ
の移動が著しく少なくなり、硬化促進剤を付着させなか
った場合よりも厚い硬化樹脂の皮膜が化粧紙上に形成さ
れる。その厚さは、標準的な樹脂含浸を行なった場合で
10μm前後になることが確認されており、したがっ
て、粒径9μm以下の微細な耐摩耗性向上材ならば熱圧
成型が終わるまで樹脂皮膜中に埋没した状態に維持され
ることになる。そのため、化粧紙表面に固定された耐摩
耗性向上材は鏡面板と接触せず、鏡面板を傷つけない。
【0010】以下、本発明の製造法について詳述する。
化粧紙は、基本的には通常の化粧紙製造に使用されるも
のと同様の原紙に任意のインキによる着色または図柄印
刷を施したものでよく、特殊なものを必要とするわけで
はないが、後述するように、印刷工程において特に本発
明実施のための処理を施して作られた化粧紙を用いるこ
ともできる。化粧紙表面に耐摩耗性向上材と硬化促進剤
を均一に固定する方法としては、たとえば次のような方
法がある。
【0011】 耐摩耗性向上材と硬化促進剤を含有さ
せたバインダー溶液(印刷インキに通常使用される酢酸
セルロース系のものなどを用いることができる)をグラ
ビヤコート、バーコート、ロールコート、エアナイフコ
ート等の方法で化粧紙表面にコーティングし、乾燥す
る。
【0012】 耐摩耗性向上材と硬化促進剤を含有さ
せたバインダー溶液を印刷前の化粧紙原紙にコーティン
グし、乾燥する。コーティングは、印刷の中間段階で
(たとえばベタ着色印刷と図柄印刷との間で)行なって
もよい。印刷用のインキは浸透性がよいので、耐摩耗性
向上材を固定した後に印刷を行なってもインキはほとん
どのものが原紙層に浸透する。
【0013】 上記またはと同様にして硬化促進
剤と耐摩耗性向上材の一方を化粧紙に固定し、他方をそ
の後に固定する。
【0014】微粒子状の耐摩耗性向上材はバインダーに
よって化粧紙表面に固定されるが、固定に使われたバイ
ンダーが厚く化粧紙表面を覆ってしまうと樹脂含浸の妨
げになるので、バインダーは必要最小限度使用すること
が望ましい。
【0015】耐摩耗性向上材としては、硬度の高い無機
質微粉末、たとえばアルミナ、炭化ケイ素、ジルコニ
ア、タングステンカーバイド、チタニウムカーバイド、
ガラス等の粉末の中から、粒径が9μm以下のものを選
んで用いる。これよりも粗大なものは、硬化促進剤の作
用によって厚い表面樹脂膜を形成させる本発明の方法に
よっても樹脂膜表面から突出して鏡面板を傷つけること
があり、好ましくない。特に好ましい粒径は、約2〜5
μmである。
【0016】本発明で用いる微細な耐摩耗性向上材とし
ては、単なる微粉砕によって作られた角のある微粒子か
らなるものよりも球形化処理を施して表面を平滑にした
もののほうが、グラビヤ印刷機部材や鏡面板を摩耗させ
る可能性が特に少なく、好ましい。耐摩耗性向上材は、
2種以上を併用してもよい。
【0017】化粧紙に対する耐摩耗性向上材の固定密度
は、約3〜10g/m2が適当である。硬化促進剤は、化粧
紙に含浸させる熱硬化性樹脂の種類に応じて選ぶ。メラ
ミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂など縮合反応により硬
化する樹脂を用いるの場合は酢酸、ギ酸等の有機酸、塩
酸、硝酸等の無機酸、塩化アンモニウムその他の潜在性
硬化促進剤を使用することができる。また、ジアリルフ
タレート系、ポリエステル系など、ラジカル重合により
硬化する樹脂を用いる場合は、有機過酸化物等、ラジカ
ル反応を促進する作用を有する化合物を用いる。硬化促
進剤は、化粧紙表面に付着した樹脂に作用させるための
ものであるから、印刷インクのように化粧紙の表面に固
定すればよく、芯部まで深く浸透させてはならない。
【0018】耐摩耗性向上材と硬化促進剤の固定を終わ
った化粧紙に対し、次いで含浸紙製造の常法に従い樹脂
含浸を行う。含浸させる樹脂は、特に制限されるもので
はなく、化粧板を製造するに当たり通常使用されるメラ
ミン系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂、フェノール系樹脂、
尿素系樹脂等からなるものを用いることができる。熱硬
化性樹脂含浸処理は、樹脂溶液が化粧紙全体に十分浸透
するまで行う。その後、熱風で乾燥して樹脂を部分的に
硬化させると、外観上は通常の含浸紙と変わりのない含
浸紙が得られる。
【0019】上述のようにして調製された含浸紙と積層
する基材としては、パーチクルボード、合板、ファイバ
ーボード、積層コア用クラフト含浸紙、その他スレート
のような無機質板材など、任意の板材を用いることがで
きる。これらの材料を用いて行う熱圧成型は、通常の化
粧板を製造する場合と全く同様にして行うことができ
る。すなわち、基材の上に含浸紙を置き、鏡面板による
プレスを、温度約100〜200℃、圧力約10〜10
0kgf/cm2で、樹脂の硬化特性に応じて適当時間行う。
【0020】
【実施例】
実施例1 耐摩耗性向上材として平均粒子径3μmのアルミナ粉末
を用い、これを酢酸セルロース系バインダー溶液に分散
させ、得られた分散液にさらに硬化促進剤としてパラト
ルエンスルホン酸を溶解させて化粧紙処理液を調製した
(アルミナ/酢酸セルロース=20/1;パラトルエン
スルホン酸濃度:0.1重量%)。
【0021】化粧紙としては坪量100gの白原紙にラ
イトグリーン色のパールベタ刷りを施したものを用い、
その印刷面に上記処理液を塗布して乾燥した(塗布量
は、固形分として4g/m2になるようにした)。上記化粧
紙には、ショートサイクルメラミン樹脂を、樹脂付着量
55重量%、揮発分6%になるよう含浸処理し、乾燥し
て含浸紙とした。
【0022】基材としては厚さ15mmのパーチクルボー
ドを用い、その上に上記含浸紙を置き、ステンレス製全
ツヤ鏡面板をセットした熱圧プレス機により、180
℃、25kgf/cm2の条件で60秒間、熱圧成型を行なっ
た。
【0023】得られた化粧板について、JIS K-69
02の熱硬化性樹脂化粧板試験法に従い摩耗試験を行な
ったところ、柄の1/2が摩耗するに至る回転数は60
0回で、優れた耐摩耗性を示した。また、製品の表面
は、アルミナ粉末を固定しなかった後記比較例2の製品
と比べても差のない美麗なものであった。上記熱圧成型
を同一鏡面板を用いて100回繰り返したが、得られる
化粧板の表面性状に変化はなく、鏡面板表面にも損傷は
全く認められなかった。
【0024】比較例1 化粧紙処理液に硬化促進剤を含有させなかったほかは実
施例1と同様にして、化粧板を製造した。得られた化粧
板について実施例1の場合と同様に摩耗試験を行なった
ところ、300回で柄の1/2が摩耗した。表面にはユ
ズ肌状の光沢むらが認められ、パール感はにぶい真珠光
沢に仕上がり、輝度感の全くないものであった。上記熱
圧成型を同一鏡面板を用いて10回繰り返したところ、
成型物の周辺部が当たる箇所で鏡面板にピンホール状の
傷が発生し、10枚目の成型物にはその傷が転写されて
いた。
【0025】比較例2 化粧紙処理液にアルミナ粉末を含有させなかったほかは
実施例1と同様にして、化粧板を製造した。得られた化
粧板について、実施例1の場合と同様に摩耗試験を行な
ったところ、200回で柄の1/2が摩耗した。製品の
表面にツヤむらは認められず、パール光沢の輝度は冴え
ており、美麗な外観のものであった。
【0026】実施例2 化粧板処理液による処理を印刷前の化粧板原紙に施した
ほかは実施例1と同様にして、化粧板を製造した。得ら
れた化粧板について実施例1の場合と同様に摩耗試験を
行なったところ、柄の1/2が摩耗するに至る回転数は
500回で、優れた耐摩耗性を示した。また、表面にツ
ヤむらは認められず、パール光沢の輝度も冴えており、
美麗な外観のものであった。上記熱圧成型を同一鏡面板
を用いて100回繰り返したが、得られる化粧板の表面
性状に変化はなく、鏡面板表面にも損傷は認められなか
った。
【0027】実施例3 耐摩耗性向上材として平均粒子径3μmのアルミナビー
ズ(商品名;昭和電工株式会社製球状アルミナ)を用
い、これを酢酸セルロース系バインダー溶液に分散さ
せ、得られた分散液にさらに硬化促進剤としてパラトル
エンスルホン酸を溶解させて化粧紙処理液を調製した
(アルミナ/酢酸セルロース=20/1;パラトルエン
スルホン酸濃度:0.1重量%)。
【0028】一方、化粧紙原紙として坪量80gのチタ
ン紙を用意し、これに石目柄をグラビヤ印刷するに当た
りグラビヤ印刷機の最終ユニットにセットしたベタ版に
より、上記化粧紙処理液を固形分換算で6g/m2塗布し
た。得られた化粧紙に高圧メラミン樹脂を、樹脂付着量
60重量%、揮発分6%になるよう含浸処理し、乾燥し
て含浸紙を得た。
【0029】クラフト紙を使用したフェノール含浸紙3
枚の上に上記含浸紙を置き、ステンレス製全ツヤ鏡面板
をセットした熱圧プレス機により、150℃、80kgf/
cm2の条件で60秒間、熱圧成型を行ない、そのまま注
水冷却により40℃まで冷却して、高圧メラミン積層板
を製造した。得られた化粧板について、JIS K-69
02の熱硬化性樹脂化粧板試験法に従い摩耗試験を行な
ったところ、柄の1/2が摩耗するに至る回転数は60
0回であった。
【0030】比較のためアルミナビーズを用いないほか
は上記と同様にして製造した高圧メラミン積層板は、摩
耗試験において180回で柄の1/2が摩耗した。化粧
紙の石目柄の表現性は実施例製品も比較例製品もまった
く差がなかった。球状アルミナを用いた本実施例の場
合、鏡面板表面を傷つけないという特長は実施例1,2
の場合よりも特に顕著であると認められた。
【0031】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば微粉末状
の耐摩耗性向上材を化粧紙表面の熱硬化性樹脂層中に確
実に埋没させた状態で成型することができ、それによ
り、鏡面板を短期間に損耗させることなしに美麗かつ耐
摩耗性のすぐれた化粧板を製造することが可能になる。
また、耐摩耗性向上材として表面が平滑な球状のものを
用いるときは鏡面板を傷つけないという特長が一層顕著
に発揮されるほか、それをグラビヤ印刷機を用いてコー
ティングすることもでき、化粧紙原紙への柄印刷と同時
に耐摩耗性向上のための処理を行う能率的な化粧紙製造
が可能になる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧紙に熱硬化性樹脂含浸処理を施し、
    得られた樹脂含浸化粧紙を基材に重ね合わせ加熱下に強
    圧を加えて熱硬化性樹脂を硬化させると共に化粧紙を基
    材に接着する化粧板の製造法において、熱硬化性樹脂含
    浸処理前の化粧紙の表面に、粒径が9μm未満の硬い無
    機質微粒子からなる耐摩耗性向上材および熱硬化性樹脂
    の硬化促進剤を均一に付着させることを特徴とする化粧
    板の製造法。
  2. 【請求項2】 耐摩耗性向上材として粒径が9μm未満
    の硬い球状無機質微粒子を使用する請求項1記載の製造
    法。
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