JPH03254974A - 活字ドラム式プリンタ - Google Patents
活字ドラム式プリンタInfo
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- JPH03254974A JPH03254974A JP26563590A JP26563590A JPH03254974A JP H03254974 A JPH03254974 A JP H03254974A JP 26563590 A JP26563590 A JP 26563590A JP 26563590 A JP26563590 A JP 26563590A JP H03254974 A JPH03254974 A JP H03254974A
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- frame
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- type drum
- drum
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Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は電卓やキャソンユレジスタ等の電子機器に搭載
される活字ドラム式プリンタに関する。
される活字ドラム式プリンタに関する。
[従来の技術]
この種のプリンタは、近年低騒音化の要求が高まってい
る。一般に、活字ドラム式プリンタの騒音発生のメカニ
ズムとしては、活字ドラム3を機械的に停止/回転する
事によって発生する活字ドラム3の捻り振動と、停止/
回転トルクの反力がフレーム1に与える振動と、印字時
にハンマ9が活字を叩く振動とが加振源となり、また活
字ドラム3とフレーム1が最大の騒音放射源となってい
る事が、本発明の発明者らによる解析の結果、最近明ら
かにされている。また活字ドラム式プリンタのフレーム
1は、コストダウンを目的として、プラスチック製の成
形品が使われているが、プラスチック製フレームの剛性
や振動減衰能力が不十分なため、フレーム1自身の振動
も大きく、上記の騒音発生が助長されていた。
る。一般に、活字ドラム式プリンタの騒音発生のメカニ
ズムとしては、活字ドラム3を機械的に停止/回転する
事によって発生する活字ドラム3の捻り振動と、停止/
回転トルクの反力がフレーム1に与える振動と、印字時
にハンマ9が活字を叩く振動とが加振源となり、また活
字ドラム3とフレーム1が最大の騒音放射源となってい
る事が、本発明の発明者らによる解析の結果、最近明ら
かにされている。また活字ドラム式プリンタのフレーム
1は、コストダウンを目的として、プラスチック製の成
形品が使われているが、プラスチック製フレームの剛性
や振動減衰能力が不十分なため、フレーム1自身の振動
も大きく、上記の騒音発生が助長されていた。
ところで、従来のこの種のプリンタは、第8図及び第9
図に示すように、活字ドラム3の下部に、プラスチック
製のフレーム1が連続した形状で回り込み、多くの場合
そのフレーム1の活字ドラム3の下部の面は、連続した
円筒面]、−eであった。
図に示すように、活字ドラム3の下部に、プラスチック
製のフレーム1が連続した形状で回り込み、多くの場合
そのフレーム1の活字ドラム3の下部の面は、連続した
円筒面]、−eであった。
これはフレーム1の剛性を確保する目的で取られた措置
であった。
であった。
[発明が解決しようとする課題]
しかし前述の従来技術では、フレーム1が連続した形状
であるため、プリンタの動作中にフレム1に発生する振
動をそのまま周囲の空気に伝達し、放射していた。また
振動する活字ドラム3から放射された音波のうち、活字
ドラム3の下側から放射される音波をほとんど吸収する
こ七なく上方向に反射しており(第9図参照)、加えて
活字ドラム3の下部のフレーム1が、連続した円筒面1
−eてあったため、反射された音波かあまり拡散されず
に、上方向に集中していた。従ってプリンタのおおよそ
上方向で操作する使用者が受ける騒音レベルは高くなっ
ていた。なおフレーム1の形状は、剛性を確保すべく、
上記の様に連続円筒面状の形状になっていた訳であるが
、剛性確保が振動の減衰に寄与する効果は殆ど無い事も
、最新の駐留解析の結果明かになってきた。
であるため、プリンタの動作中にフレム1に発生する振
動をそのまま周囲の空気に伝達し、放射していた。また
振動する活字ドラム3から放射された音波のうち、活字
ドラム3の下側から放射される音波をほとんど吸収する
こ七なく上方向に反射しており(第9図参照)、加えて
活字ドラム3の下部のフレーム1が、連続した円筒面1
−eてあったため、反射された音波かあまり拡散されず
に、上方向に集中していた。従ってプリンタのおおよそ
上方向で操作する使用者が受ける騒音レベルは高くなっ
ていた。なおフレーム1の形状は、剛性を確保すべく、
上記の様に連続円筒面状の形状になっていた訳であるが
、剛性確保が振動の減衰に寄与する効果は殆ど無い事も
、最新の駐留解析の結果明かになってきた。
本発明はこのような欠点を解決するためになされたもの
であり、その目的とするところは、プラスチック製フレ
ームを使った活字ドラム式プリンタ特有の、フレーム1
による騒音放射や騒音反射を簡単な方法で大幅に低減し
、市場の要求にマツチした低騒音プリンタを、低価格で
提供することにある。
であり、その目的とするところは、プラスチック製フレ
ームを使った活字ドラム式プリンタ特有の、フレーム1
による騒音放射や騒音反射を簡単な方法で大幅に低減し
、市場の要求にマツチした低騒音プリンタを、低価格で
提供することにある。
[yA題を解決するための手段]
本発明の活字ドラム式プリンタは、フレーム1が、活字
ドラム3の下部において、活字ドラム3の平面投影面積
にほぼ匹敵する総面積からなる単一もしくは複数の貫通
穴が開いた形状である事を特徴としている。
ドラム3の下部において、活字ドラム3の平面投影面積
にほぼ匹敵する総面積からなる単一もしくは複数の貫通
穴が開いた形状である事を特徴としている。
また、それら単一もしくは複数の貫通穴の内部に、騒音
吸収材または制振材を納めた事を特徴とする。
吸収材または制振材を納めた事を特徴とする。
なお上記フレーム1がプラスチック製である事も特徴と
する。
する。
[作用]
本発明の上記の構成によれば、活字ドラム3の停止/回
転トルクの反力によって加振されたフレーム1に関して
、音波放射面積かかなり小さくなり、また停止/回転お
よびハンマ9が活字を叩く事によって加振された活字ド
ラム3から下方に放射された音波は、フレーム1の単一
の大穴もしくは多数の小穴(それぞれ貫通穴)を通過し
て、反射することなく下方に拡散する。従って、騒音放
射や騒音反射が大幅に低減される。
転トルクの反力によって加振されたフレーム1に関して
、音波放射面積かかなり小さくなり、また停止/回転お
よびハンマ9が活字を叩く事によって加振された活字ド
ラム3から下方に放射された音波は、フレーム1の単一
の大穴もしくは多数の小穴(それぞれ貫通穴)を通過し
て、反射することなく下方に拡散する。従って、騒音放
射や騒音反射が大幅に低減される。
また、フレーム1がプラスチック製であるため、上記の
貫通穴を開ける事によって、フレーム1の材料重量を低
減する事ができる。
貫通穴を開ける事によって、フレーム1の材料重量を低
減する事ができる。
[実施例]
〈実施例−1〉
第1図は本発明の1実施例に関わるプリンタ全体の平面
図、第2図は選択機構回りの右側面図、第3図は印字機
構回りの左側断面図、第4図はフレームの平面図である
。
図、第2図は選択機構回りの右側面図、第3図は印字機
構回りの左側断面図、第4図はフレームの平面図である
。
1はフレームである。フレーム1は、プラスチックの一
体成型から成り、第3図、第4図に示すように、底面中
央部に大きな貫通穴1−aが開けられている。この貫通
穴1−aは活字ドラム3の真下に位置し、活字ドラム3
の平面投影面積にほぼ匹敵する大きさの面積を有する。
体成型から成り、第3図、第4図に示すように、底面中
央部に大きな貫通穴1−aが開けられている。この貫通
穴1−aは活字ドラム3の真下に位置し、活字ドラム3
の平面投影面積にほぼ匹敵する大きさの面積を有する。
2はドラム歯車であり、外周にキー溝2−aが設けであ
る。3は活字ドラムであり、キー3−35紙送り駆動歯
3−bl 穴3−e1 が一体成形されている。4は活
字シートであり、表面に活字4−aを千鳥状に配列し、
裏面には活字4−aに対応して突起4−bを配設してあ
り、突起4−bを穴3−eに挿通して活字ドラム3に巻
装される。
る。3は活字ドラムであり、キー3−35紙送り駆動歯
3−bl 穴3−e1 が一体成形されている。4は活
字シートであり、表面に活字4−aを千鳥状に配列し、
裏面には活字4−aに対応して突起4−bを配設してあ
り、突起4−bを穴3−eに挿通して活字ドラム3に巻
装される。
5及び6は印字電磁石の継鉄を成す印字ヨーク、7は印
字ヨーク6に固着された印字鉄心、8は活字4.− a
の2桁に1個の割合で配置した印字コイル、9は印字コ
イル8の内部に摺動可能にセットされたハンマ、10は
印字コイル8の内部に位置しハンマ9とほぼ一体的に動
き、印字コイル8に通電すると吸引力により鉄心7に吸
引される印字吸引板である。印字ヨーク5の一端は第1
軸受け31 (第2図参照)を貫通し、多端は第2軸受
け32を貫通する。第1軸受け31はドラム歯車2を軸
支し、第2軸受け32は活字ドラム3を軸支する。活字
ドラム3のキー3−aはドラム歯車2のキー溝2−aと
係合して一体で回転する。なお印字ヨーク5は両端とも
フレーム1にネジ止めされる。
字ヨーク6に固着された印字鉄心、8は活字4.− a
の2桁に1個の割合で配置した印字コイル、9は印字コ
イル8の内部に摺動可能にセットされたハンマ、10は
印字コイル8の内部に位置しハンマ9とほぼ一体的に動
き、印字コイル8に通電すると吸引力により鉄心7に吸
引される印字吸引板である。印字ヨーク5の一端は第1
軸受け31 (第2図参照)を貫通し、多端は第2軸受
け32を貫通する。第1軸受け31はドラム歯車2を軸
支し、第2軸受け32は活字ドラム3を軸支する。活字
ドラム3のキー3−aはドラム歯車2のキー溝2−aと
係合して一体で回転する。なお印字ヨーク5は両端とも
フレーム1にネジ止めされる。
第1図、第2図に示すように、DCモータ11の動力は
伝達機構12(詳細は図示)を介してドラム駆動歯車1
3へ伝えられる。ドラム駆動歯車13には検出器14が
接続され、タイミングパルスを発生する。このタイミン
グパルスは活字ドラム上の活字ポジンヨンに対応したパ
ルスによって構成される。ドラム駆動歯車13はドラム
歯車2の歯車部2−bと噛み合い、ドラム歯車2と活字
ドラム3を駆動する。ドラム歯車2は、周方向に活字ポ
ジションに対応して分割されたラチェット2−cが形成
されている。】5は選択爪であり、フレーム1の軸受は
部1−dによって軸側端を枢支される。
伝達機構12(詳細は図示)を介してドラム駆動歯車1
3へ伝えられる。ドラム駆動歯車13には検出器14が
接続され、タイミングパルスを発生する。このタイミン
グパルスは活字ドラム上の活字ポジンヨンに対応したパ
ルスによって構成される。ドラム駆動歯車13はドラム
歯車2の歯車部2−bと噛み合い、ドラム歯車2と活字
ドラム3を駆動する。ドラム歯車2は、周方向に活字ポ
ジションに対応して分割されたラチェット2−cが形成
されている。】5は選択爪であり、フレーム1の軸受は
部1−dによって軸側端を枢支される。
17は選択電磁石である。16は、選択電磁石17に通
電すると吸引力される吸引板である(第2図参照)。吸
引板16はその一端が選択爪15と係合し、選択爪15
を所定角度揺動させる。これら選択電磁石17、吸引板
16、選択爪15と前述のドラム歯車2は、選択機構を
成す。
電すると吸引力される吸引板である(第2図参照)。吸
引板16はその一端が選択爪15と係合し、選択爪15
を所定角度揺動させる。これら選択電磁石17、吸引板
16、選択爪15と前述のドラム歯車2は、選択機構を
成す。
フレーム1には、第1図及び第3図に示すように、イン
クロールカバー19が取り付けられる。
クロールカバー19が取り付けられる。
インクロールカバー19は、インクロール20を 7
一
回転自在に保持する。インクロールカバー19には、フ
レーム1に取り付けられた線バネ26によって活字ドラ
ム3に向かつて付勢される。
レーム1に取り付けられた線バネ26によって活字ドラ
ム3に向かつて付勢される。
23は紙送り歯車であり、紙送りゴム21を貫通しプラ
テン22に軸支されている。紙押えローラ25は両端を
フレーム1に支持された紙押え軸(非図示)に挿通され
、紙押え軸26のばね力により、印字紙(非図示)を紙
送りゴム21に押し付けている。
テン22に軸支されている。紙押えローラ25は両端を
フレーム1に支持された紙押え軸(非図示)に挿通され
、紙押え軸26のばね力により、印字紙(非図示)を紙
送りゴム21に押し付けている。
次に以上のように構成された機構の動作を説明する。モ
ータ11に通電して回転させると、この駆動力が伝達機
構12、ドラム駆動歯車13を経て、 ドラム歯車2と
活字ドラム3を回転させる。
ータ11に通電して回転させると、この駆動力が伝達機
構12、ドラム駆動歯車13を経て、 ドラム歯車2と
活字ドラム3を回転させる。
活字ドラム3が回転すると、プラテン22との対向位置
には順次活字4−aが位置する。活字シート4における
所望の活字4−aが、プラテン22に対向したときに、
選択電磁石17を駆動し、吸引板16を吸引すると、選
択爪15がドラム歯車2のラチェット部と係合して、ド
ラム歯車2と活字ドラム3およびそれと一体で回転する
活字シート4を停止させる。活字ドラム3の停止中に所
望の桁の印字コイル8に通電し印字吸引板10を吸引さ
せ、ハンマ9を動作させ活字4−aを印字紙(非図示)
を介して、プラテン22に押圧し印字を行なう。印字コ
イル8の通電を遮断した後、選択電磁石17への通電も
遮断すると、選択爪15は待機状態に復帰し、ドラム歯
車を再回転させる。
には順次活字4−aが位置する。活字シート4における
所望の活字4−aが、プラテン22に対向したときに、
選択電磁石17を駆動し、吸引板16を吸引すると、選
択爪15がドラム歯車2のラチェット部と係合して、ド
ラム歯車2と活字ドラム3およびそれと一体で回転する
活字シート4を停止させる。活字ドラム3の停止中に所
望の桁の印字コイル8に通電し印字吸引板10を吸引さ
せ、ハンマ9を動作させ活字4−aを印字紙(非図示)
を介して、プラテン22に押圧し印字を行なう。印字コ
イル8の通電を遮断した後、選択電磁石17への通電も
遮断すると、選択爪15は待機状態に復帰し、ドラム歯
車を再回転させる。
所望の各活字において同様の動作を繰り返し、活字ドラ
ム3が1回転終了する直前にて、紙送り駆動歯3−b(
第1図参照)と紙送り歯車23とは歯合可能な位置関係
となる(詳細は省略)。活字ドラム3の回転に伴い、紙
送り駆動歯3−bと紙送り歯車23とが噛み合い、紙送
り歯車23が所定量回転し、1行分の紙送りを行なう。
ム3が1回転終了する直前にて、紙送り駆動歯3−b(
第1図参照)と紙送り歯車23とは歯合可能な位置関係
となる(詳細は省略)。活字ドラム3の回転に伴い、紙
送り駆動歯3−bと紙送り歯車23とが噛み合い、紙送
り歯車23が所定量回転し、1行分の紙送りを行なう。
またこの紙送り行程の終了直前において、活字ドラム3
の上位桁側端面に形成された、リセット信号発生用の突
起(非図示)とリセット検出器(非図示)との位置関係
か係合可能となっており、リセット信号が発生する(詳
細は省略)。このリセット信号を検出した後、モータ1
1を停止させ、1行の印字サイクルが終了する。
の上位桁側端面に形成された、リセット信号発生用の突
起(非図示)とリセット検出器(非図示)との位置関係
か係合可能となっており、リセット信号が発生する(詳
細は省略)。このリセット信号を検出した後、モータ1
1を停止させ、1行の印字サイクルが終了する。
ところで、以上の説明で解るように、選択時には活字ド
ラム3を機械的に停止/回転している。
ラム3を機械的に停止/回転している。
この機械的な停止/回転動作は、活字ドラム3に捻り振
動を発生させ、また印字時にハンマ9が活字4−aを叩
くことで、複雑なモードで活字ドラム3が振動する。一
方、停止/回転時に活字ドラム3回りのイナーシャが選
択爪15に衝撃を与え、この衝撃が選択爪の軸受は部1
−dに伝わってフレーム1全体を振動させる。これら活
字ドラム3とフレーム1に発生する振動が空気中に伝播
し、騒音となっている。ところで本実施例では、第4図
に示すように、フレーム1には大きな貫通穴穴1−aが
開けられている。フレーム1がこの様す形状になってい
ることにより、以下に述べる様に3種類の騒音低減効果
が発揮される。
動を発生させ、また印字時にハンマ9が活字4−aを叩
くことで、複雑なモードで活字ドラム3が振動する。一
方、停止/回転時に活字ドラム3回りのイナーシャが選
択爪15に衝撃を与え、この衝撃が選択爪の軸受は部1
−dに伝わってフレーム1全体を振動させる。これら活
字ドラム3とフレーム1に発生する振動が空気中に伝播
し、騒音となっている。ところで本実施例では、第4図
に示すように、フレーム1には大きな貫通穴穴1−aが
開けられている。フレーム1がこの様す形状になってい
ることにより、以下に述べる様に3種類の騒音低減効果
が発揮される。
(放射面積の縮小)
一般に、振動する物体の投影面積が大きい程、騒音エネ
ルギーも大きくなる。また活字ドラム式プリンタのフレ
ーム1は、中央部付近が最も振動の振幅が大きい。従っ
て第4図の様なフレーム形状であると、投影面積が大幅
に縮小し、かつ大きな振幅で振動する部分を削除してい
るので、空気中に放射する騒音エネルギーが少なくなる
。
ルギーも大きくなる。また活字ドラム式プリンタのフレ
ーム1は、中央部付近が最も振動の振幅が大きい。従っ
て第4図の様なフレーム形状であると、投影面積が大幅
に縮小し、かつ大きな振幅で振動する部分を削除してい
るので、空気中に放射する騒音エネルギーが少なくなる
。
(振動特性の改良)
先に述べたようにフレーム1は、貫通穴1− eが開い
ていない場合、中央付近をピークに振動する。本実施例
のように中央部に大きな穴を開けると、振動モードが変
化し、より振幅の小さな振動モードが主体となる。従っ
てフレーム1自体の振動エネルギーが低減するため、空
気中に放射する騒音エネルギーも少なくなる。
ていない場合、中央付近をピークに振動する。本実施例
のように中央部に大きな穴を開けると、振動モードが変
化し、より振幅の小さな振動モードが主体となる。従っ
てフレーム1自体の振動エネルギーが低減するため、空
気中に放射する騒音エネルギーも少なくなる。
(反射面積の縮小)
前述するように従来は、振動する活字ドラム3から放射
された音波のうち活字ドラムの下側から放射される音波
を、はとんど吸収することなく上方向に反射しており、
加えて活字ドラム下部のフレームが、連続した円筒面(
第9図中、1−e)であったため、反射された音波があ
まり拡散されずに、上方向に集中していた。従ってプリ
ンタの1 2 おおよそ上方向で操作する使用者が受ける騒音レベルは
高くなっていた。
された音波のうち活字ドラムの下側から放射される音波
を、はとんど吸収することなく上方向に反射しており、
加えて活字ドラム下部のフレームが、連続した円筒面(
第9図中、1−e)であったため、反射された音波があ
まり拡散されずに、上方向に集中していた。従ってプリ
ンタの1 2 おおよそ上方向で操作する使用者が受ける騒音レベルは
高くなっていた。
従って、本実施例のように中央円筒部1−eを削除し大
きな貫通穴1−aを開けることで、振動する活字ドラム
から放射された音波のうち活字ドラムの下側から放射さ
れる音波は、フレーム1の大きな貫通穴1−aを通過し
て、反射することなく下方に拡散するため、上記のよう
な騒音の反射が低減される。
きな貫通穴1−aを開けることで、振動する活字ドラム
から放射された音波のうち活字ドラムの下側から放射さ
れる音波は、フレーム1の大きな貫通穴1−aを通過し
て、反射することなく下方に拡散するため、上記のよう
な騒音の反射が低減される。
従って、騒音放射や騒音反射を大幅に低減することがで
き、具体的な実験の結果では従来形状のフレーム1を使
用した活字ドラム式プリンタに比べて、騒音レベルを約
6(IB低減する事が可能となった。これは、騒音エネ
ルギーで約1/4に低減した事を意味する。
き、具体的な実験の結果では従来形状のフレーム1を使
用した活字ドラム式プリンタに比べて、騒音レベルを約
6(IB低減する事が可能となった。これは、騒音エネ
ルギーで約1/4に低減した事を意味する。
ところで本実施例の場合には、貫通穴1−aは活字ドラ
ム3の平面投影面積にほぼ匹敵する大きさの面積を有し
ているが、活字ドラム3の平面投影面積の0.5倍程度
以上の面積が確f呆されていれば、騒音低減効果は十分
に発揮される事も確認されており、この場合も本発明の
技術的思想を逸脱するものでは無い。また図示はしない
が、フレーム1の下面に騒音吸収材を取り付けた実施例
、或はフレーム1の下方に騒音吸収材を置いた実施例も
容易に考えられ、本発明の作用・効果を阻害するもので
はない。なお、これら技術思想は以下の実施例において
も適用される。
ム3の平面投影面積にほぼ匹敵する大きさの面積を有し
ているが、活字ドラム3の平面投影面積の0.5倍程度
以上の面積が確f呆されていれば、騒音低減効果は十分
に発揮される事も確認されており、この場合も本発明の
技術的思想を逸脱するものでは無い。また図示はしない
が、フレーム1の下面に騒音吸収材を取り付けた実施例
、或はフレーム1の下方に騒音吸収材を置いた実施例も
容易に考えられ、本発明の作用・効果を阻害するもので
はない。なお、これら技術思想は以下の実施例において
も適用される。
〈実施例−2〉
これは、前述の〈実施例−1〉に対して、フレーム1を
第5図に示すような形状にした実施例である。この実施
例においては、多数の小さな貫通穴1.− bの総面積
が第4図の大きな貫通穴1−aの面積にほぼ等しく設定
されている。従って前述の〈実施例−1〉の場合と同様
に、3種類の騒音低減効果が発揮される。
第5図に示すような形状にした実施例である。この実施
例においては、多数の小さな貫通穴1.− bの総面積
が第4図の大きな貫通穴1−aの面積にほぼ等しく設定
されている。従って前述の〈実施例−1〉の場合と同様
に、3種類の騒音低減効果が発揮される。
なお、この実施例の場合は、前述の〈実施例1〉の場合
に対して、フレーム1の剛性が高くなっているため、フ
レーム1の振動がより改善されて、騒音低減効果も若干
向上する。
に対して、フレーム1の剛性が高くなっているため、フ
レーム1の振動がより改善されて、騒音低減効果も若干
向上する。
〈実施例−3〉
これは、前述の〈実施例−1〉のフレーム1の大きな貫
通穴1−aの内部に、粘弾性特性を有する騒音吸収材ま
たは制振材33を納めた実施例である(第6図参照)。
通穴1−aの内部に、粘弾性特性を有する騒音吸収材ま
たは制振材33を納めた実施例である(第6図参照)。
この場合にはフレーム】の振動を制振すると同時に、活
字ドラム3の下方に放射された音波を完全に吸収する事
ができるため、より絶大な騒音低減効果を発揮できる。
字ドラム3の下方に放射された音波を完全に吸収する事
ができるため、より絶大な騒音低減効果を発揮できる。
本出願の発明者らによる実験の結果では、前述の〈実施
例−1〉の場合に対して、更に約2(IBの騒音低減が
達成された。
例−1〉の場合に対して、更に約2(IBの騒音低減が
達成された。
〈実施例−4〉
これは、前述の〈実施例−2〉のフレーム1の多数の貫
通穴1−bの内部に騒音吸収材または制振材33を納め
た実施例である。この場合もぐ実施例−3〉と同様に絶
大な騒音低減効果を発揮する。
通穴1−bの内部に騒音吸収材または制振材33を納め
た実施例である。この場合もぐ実施例−3〉と同様に絶
大な騒音低減効果を発揮する。
ところで、以上説明した各実施例において、フレーム1
は前述したようにプラスチック製の一体成型品を想定し
ている。それぞれの実施例のようにフレーム1の底面に
貫通穴1−aまたは1−bを開けると、フレーム1の剛
性低下が心配されるが、貫通穴1−aまたは1−bの周
りに最低限の剛性を確保できる肉厚は残されており、ま
た剛性低下による振動の助長よりも、貫通穴1−aまた
は1−bによって騒音放射や騒音反射が低減される事の
方が遥かに効果的である事か確認されている。
は前述したようにプラスチック製の一体成型品を想定し
ている。それぞれの実施例のようにフレーム1の底面に
貫通穴1−aまたは1−bを開けると、フレーム1の剛
性低下が心配されるが、貫通穴1−aまたは1−bの周
りに最低限の剛性を確保できる肉厚は残されており、ま
た剛性低下による振動の助長よりも、貫通穴1−aまた
は1−bによって騒音放射や騒音反射が低減される事の
方が遥かに効果的である事か確認されている。
[発明の効果]
以上述べたように本発明によれば、活字ドラム3の停止
/回転トルクの反力によって加振されたフレーム1にお
いて、音波放射面積ががなり小さくなり、また選択機構
による停止/回転およびハンマ9が活字を叩く事によっ
て加振された活字ドラムから下方に放射された音波は、
フレームlの単一の大穴もしくは多数の小穴くそれぞれ
貫通穴1、−a、1−b)を通過して、反射することな
く下方に拡散してゆく。更に、それら貫通穴1−al−
bの内部に騒音吸収材または制振材33を納めれば、よ
り絶大な騒音低減効果を発揮する。なお、これら騒音低
減のための手段は、極めて簡便5 6 であり、またフレーム1の材料itも削減できる。
/回転トルクの反力によって加振されたフレーム1にお
いて、音波放射面積ががなり小さくなり、また選択機構
による停止/回転およびハンマ9が活字を叩く事によっ
て加振された活字ドラムから下方に放射された音波は、
フレームlの単一の大穴もしくは多数の小穴くそれぞれ
貫通穴1、−a、1−b)を通過して、反射することな
く下方に拡散してゆく。更に、それら貫通穴1−al−
bの内部に騒音吸収材または制振材33を納めれば、よ
り絶大な騒音低減効果を発揮する。なお、これら騒音低
減のための手段は、極めて簡便5 6 であり、またフレーム1の材料itも削減できる。
従って、安価な手段で騒音放射や騒音反射を大幅に低減
することかでき、活字ドラム式プリンタを低騒音化する
うえての、技術的効果は大きい。
することかでき、活字ドラム式プリンタを低騒音化する
うえての、技術的効果は大きい。
第1図から第4図までは本発明の1実施例に関わる図で
あり、 第1図はプリンタ全体の平面図、 第2図は選択機構回りの右側面図、 第3図は印字機構回りの左側断面図、 第4図はフレームの平面図、 である。 また第5図、第6図、第7図は、それぞれ他の実施例に
関するフレームの平面図である。 なお、第8図は従来例を示すプリンタ全体の平面図、第
9図は従来例に関する印字機構回りの左側断面図である
。 1・・・フレーム 1−a、1−b・・・貫コM穴 3・・・活字ドラム 4・・・活字シート 9・・・ハンマ 33・・・騒音吸収材または制振材 以上
あり、 第1図はプリンタ全体の平面図、 第2図は選択機構回りの右側面図、 第3図は印字機構回りの左側断面図、 第4図はフレームの平面図、 である。 また第5図、第6図、第7図は、それぞれ他の実施例に
関するフレームの平面図である。 なお、第8図は従来例を示すプリンタ全体の平面図、第
9図は従来例に関する印字機構回りの左側断面図である
。 1・・・フレーム 1−a、1−b・・・貫コM穴 3・・・活字ドラム 4・・・活字シート 9・・・ハンマ 33・・・騒音吸収材または制振材 以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)外周上に活字を配した活字ドラムと、該活字ドラム
を選択的に回転、停止させる選択機構と、前記活字を印
字紙に押圧するハンマと、フレームとから成る小型プリ
ンタにおいて、 前記フレームが、前記活字ドラムの下部にて前記活字ド
ラムの平面投影面積にほぼ匹敵する総面積を有する、単
一もしくは複数の貫通穴が開いた形状である事を特徴と
する、活字ドラム式プリンタ。 2)外周上に活字を配した活字ドラムと、該活字ドラム
を選択的に回転、停止させる選択機構と、前記活字を印
字紙に押圧するハンマと、フレームとから成る小型プリ
ンタにおいて、 前記フレームに前記活字ドラムの下部にて前記活字ドラ
ムの平面投影面積にほぼ匹敵する総面積を有する単一も
しくは複数の貫通穴を開け、該貫通穴の内部に騒音吸収
材もしくは制振材を納めた事を特徴とする活字ドラム式
プリンタ。 3)前記フレームがプラスチック製である事を特徴とす
る、請求項1記載の活字ドラム式プリンタ。 4)前記フレームがプラスチック製である事を特徴とす
る、請求項2記載の活字ドラム式プリンタ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-14114 | 1990-01-24 | ||
JP1411490 | 1990-01-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03254974A true JPH03254974A (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=11852092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26563590A Pending JPH03254974A (ja) | 1990-01-24 | 1990-10-03 | 活字ドラム式プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03254974A (ja) |
-
1990
- 1990-10-03 JP JP26563590A patent/JPH03254974A/ja active Pending
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