JPH035997B2 - - Google Patents

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JPH035997B2
JPH035997B2 JP2043282A JP2043282A JPH035997B2 JP H035997 B2 JPH035997 B2 JP H035997B2 JP 2043282 A JP2043282 A JP 2043282A JP 2043282 A JP2043282 A JP 2043282A JP H035997 B2 JPH035997 B2 JP H035997B2
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JP
Japan
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clutch
printing
cam
pressing body
holding part
Prior art date
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Expired
Application number
JP2043282A
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English (en)
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JPS58138682A (ja
Inventor
Shinya Nakamura
Katsuhiko Kawaguchi
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP2043282A priority Critical patent/JPS58138682A/ja
Publication of JPS58138682A publication Critical patent/JPS58138682A/ja
Publication of JPH035997B2 publication Critical patent/JPH035997B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タイプライターのキヤリツジ機構に
関するものである。
従来、電子タイプライターあるいは電動タイプ
ライターにおいては、印字機構と消去機構とを備
えているものが存する。このようなタイプライタ
ーにおいては、一台のモーターにスプリングクラ
ツチ等のクラツチを介して印字機構が連結され、
この印字機構に断続自在なスイツチを介して消去
機構が直列的に連結されている。したがつて、印
字時にはスイツチをOFFの状態に維持して印字
機構のみを作動させ、プラテンに巻回された用紙
と印字輪との間にプリント用リボンをシフトする
とともにハンマーを駆動させて印字を行ない、消
去時にはスイツチをONの状態に維持して印字機
構と消去機構とを同時に作動させ、用紙と印字輪
との間に用紙側から消去用リボンとプリント用リ
ボンとの順に重ね合わせた状態でシフトするとと
もにハンマーを駆動させて消去を行なつている。
すなわち、消去機構にはハンマー駆動は含まれて
おらず、消去時に印字機構をも作動させることに
よつて印字機構中のハンマー駆動により消去が行
なわれる。このため、消去時には印字機構と消去
機構との両方を作動させなければならず、モータ
ーの駆動力を大きく設定する必要があり、機構が
複雑化する等の欠点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、印字機構と消去機構とを並列的に設け、それ
ぞれ独立して作動させうるタイプライターのキヤ
リツジ機構を得ることを目的とするものである。
本発明は、キヤリツジフレームに、プラテンに
巻回された用紙と印字輪との間にプリント用リボ
ンを断続的に位置させる第一の保持部と消去用リ
ボンを断続的に位置させる第二の保持部と、印字
輪を用紙に向けて押圧する押圧体と、駆動部に択
一的に断続自在に連結される第一のクラツチと第
二のクラツチとを設け、第一のクラツチを第一の
保持部と押圧体とに連結するとともに第二のクラ
ツチを第二の保持部と押圧体とに連結することに
より、印字時には第一のクラツチをつないで第一
の保持部と押圧体とを作動させて印字を行ない、
消去時には第二のクラツチをつないで第二の保持
部と押圧体とを作動させて消去を行ないうるよう
にし、第一のクラツチの従動側に一体的に軸心回
りに回転するギヤと第一のカムとを設け、第一の
カムを介して第一のクラツチと第一の保持部とを
連結するとともにギヤとギヤに駆動される第二の
カムとを介して第一のクラツチと押圧体とを連結
することにより、印字時の動力伝達機構を簡単な
ものとするとともに確実な動力伝達を行ないうる
ようにし、第二のクラツチの従動側に一体的に軸
心回りに回転する第三のカムと第四のカムとを設
け、第四のカムを介して第二のクラツチと第二の
保持部とを連結するとともに第三のカムを介して
第二のクラツチと押圧体とを連結することによ
り、消去時の動力伝達機構を簡単なものとすると
ともに確実な動力伝達を行ないうるようにし、ま
た、押圧体に駆動力を伝達するための第一の駆動
レバーと第二の駆動レバーとを設け、第一の駆動
レバーを第二のカムに連動させるとともに第一の
駆動レバーに押圧体を用紙方向に作動させる向き
に付勢する第一のスプリングを張設し、第二の駆
動レバーを第三のカムに連動させるとともに第二
の駆動レバーに押圧体を用紙方向に作動させる向
きに付勢する第二のスプリングを張設し、第一の
スプリングと第二のスプリングとの張力を任意の
値に定めることにより、印字時と消去時との押圧
体の印字輪への衝撃力を任意の値に定めうるよう
に構成したものである。
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
プラテン(図示せず)の軸心と平行に設けられた
キヤリツジガイドシヤフト1には、左フレーム
2、右フレーム3、底フレーム4、正面フレーム
5からなるキヤリツジフレーム6がその軸心方向
に沿つてスライド自在に取り付けられている。前
記左フレーム2と右フレーム3とにはそれぞれ対
をなす第一の穴7、第二の穴8、第三の穴9が形
成されており、第一の穴7には第一のシヤフト1
0が保持され、第二の穴8には第二のシヤフト1
1が保持され、第三の穴9には第三のシヤフト1
2が保持され、これらシヤフト10,11,12
の軸心は互いに平行でかつ前記キヤリツジガイド
シヤフト1の軸心と平行に設けられている。前記
第一のシヤフト10はその両端が前記左フレーム
2と右フレーム3とにねじ止めされて固定されて
おり、このシヤフト10には前記左フレーム2と
前記右フレーム3との間に左フレーム2側から順
に、第一のカム13、第二のギヤ14、従動側ク
ラツチドラム15、第一のストツパ16、第一の
クラツチスプリング17、駆動側クラツチドラム
18、第一のギヤ19、駆動側クラツチドラム2
0、第二のクラツチスプリング21、第二のスト
ツパ22、従動側クラツチドラム23、第四のギ
ヤ24が軸心回りに回転自在に軸支されている。
なお、前記第一のカム13と前記第二のギヤ14
とは一体形成され、これらのカム13とギヤ14
とに前記従動側クラツチドラム15が圧入固着さ
れている。また、前記第一のギヤ19と前記駆動
側クラツチドラム18,20とは一体形成され、
前記従動側クラツチドラム23は前記第四のギヤ
24に圧入固着されている。さらに、前記第一の
クラツチスプリング17は前記第一のストツパ1
6により囲繞されており、クラツチスプリング1
7の一端はストツパ16の内面に係合されて押し
拡げられた状態で前記クラツチドラム18の外周
面に軽く接触しつつスリツプ状態で囲繞され、ク
ラツチスプリング17の他端は前記従動側クラツ
チドラム15の外周面に巻付固定されている。同
様に、前記第二のクラツチスプリング21は前記
第二のストツパ22に囲繞されてその一端が前記
クラツチドラム20の外周面に軽く接触しつつス
リツプ状態で囲繞され、クラツチスプリング21
の他端は前記従動側クラツチドラム23の外周面
に巻付固定されている。そして、前記従動側クラ
ツチドラム15、ストツパ16、クラツチスプリ
ング17、クラツチドラム18及び後述する第一
のアクチユエータ25により第一のクラツチ26
が構成され、前記従動側クラツチドラム23、ス
トツパ22、クラツチスプリング21、クラツチ
ドラム20及び後述する第二のアクチユエータ2
7により第二のクラツチ28が構成されている。
また、前記キヤリツジフレーム6の前記底フレー
ム4には、前記第一のギヤ19と噛合するモータ
ーピニオン28aを有する駆動部であるモーター
28bが固定されている。さらに、前記底フレー
ム4には第一のアクチユエータ25と前記第一の
ストツパ16に形成された突起16aとの係合を
断続する第一のトリガーマグネツト25aと第二
のアクチユエータ27と前記第二のストツパ22
に形成された突起22aとの係合を断続する第二
のトリガーマグネツト27aとが固定されてい
る。
前記第二のシヤフト11は、このシヤフト11
の両端側に取り付けたキー付ブツシユ29を前記
穴8に嵌合させて軸心回りに回転自在に設けら
れ、前記左フレーム2と右フレーム3との外方に
突出したシヤフト11の両端部にはそれぞれ同一
形状をした第四のカム30が固定されている。さ
らにこのシヤフト11には、前記左フレーム2と
右フレーム3との間に第三のギヤ31、連結部3
2、第二のカム33、第三のカム34、連結部3
5、第五のギヤ36が軸支されている。なお、前
記ギヤ31、連結部32、カム33は一体形成さ
れてシヤフト11の軸心回りに回転自在に設けら
れており、前記ギヤ36、連結部35、カム34
は一体形成されてシヤフト11に固定されてい
る。そして、前記ギヤ31は前記ギヤ14に噛合
され、前記ギヤ36は前記ギヤ24に噛合されて
いる。また、前記カム33の外周面には180゜離れ
た位置に二つの段部37が形成されるとともに他
の部分は円筒面に形成され、前記カム34の外周
面には一つの段部38が形成されるとともに他の
部分は円筒面に形成されている。
前記キヤリツジフレーム6には、前記シヤフト
11と平行な軸心を有する第四のシヤフト39と
ハンマー軸40とが支持されており、前記第四の
シヤフト39にはそれぞれ蹴腕部41と蹄状部4
2とを有する駆動レバーである第一のハンマーレ
バー43と第二のハンマーレバー44とが軸心回
りに回動自在に軸支され、前記ハンマー軸40に
は押圧体であるハンマー45が固定されてハンマ
ー軸40とともにその軸心回りに回動自在に設け
られている。そして、前記ハンマー45の打撃部
46と対向する位置には前記キヤリツジフレーム
6の前記正面プレート5に設けられた取付部(図
示せず)に着脱自在に装着された印字輪である花
弁形印字輪47が設けられている。前記ハンマー
45の一端には重り48が固定され、他端には左
右一対の突起49,50が固定され、これらの突
起49,50は前記ハンマーレバー43,44の
前記蹴腕部41と干渉する位置に設けられてい
る。さらに、前記ハンマー45の前記突起49,
50が固定された側の端部には一対の係止穴51
が形成され、これらの係止穴51にはそれぞれス
プリング52,53の一端が係止され、スプリン
グ52,53の他端は前記底フレーム4に固定さ
れたハンマーコントロールマグネツト54,55
のアクチユエータ56,57に係止されて前記ハ
ンマー45を復帰方向に付勢している。前記ハン
マーレバー43の蹄状部42は前記カム33の外
周面に接合されており、このハンマーレバー43
には蹴腕部41を突起49に干渉させる向きに付
勢する第一のスプリング58の一端が係止され、
同様に、前記ハンマーレバー44の蹄状部42は
前記カム34の外周面に接合され、このハンマー
レバー44には蹴腕部41を突起50に干渉させ
る向きに付勢する第二のスプリング59の一端が
係止されている。これらのスプリング58,59
の他端はスプリング掛けプレート60に係止さ
れ、このスプリング掛けプレート60は切換レバ
ー61とガイド62とにより前記キヤリツジフレ
ーム6に取り付けられている。前記スプリング掛
けプレート60は第4図ないし第6図に示すよう
にその中央に穴部63が形成され、前記切換レバ
ー61には前記穴部63の内周面に接合しつつ回
動するカム64が固定されており、このカム64
には前記穴部63の内周面に形成された凹部65
に係合する凸部66,67が180゜離間した位置に
形成されている。
前記第三のシヤフト12は、前記穴9に軸心回
りに回動自在に保持され、その両端部は前記左プ
レート2と右プレート3との外方に延出されてい
る。このシヤフト12には前記左プレート2と右
プレート3との間に位置する第一の保持部である
カセツトデツキ68が軸心回りに回動自在に支持
され、このカセツトデツキ68には、プリント用
リボン69を収納したカセツト70が着脱自在に
装着されている。前記カセツトデツキ68には溝
カムピン71とラチエツト72とが設けられ、ラ
チエツト72はラチエツト送り機構(図示せず)
に連結されるとともにラチエツト軸73が前記カ
セツト70の前記プリント用リボン69を巻回す
る送り軸74に嵌合されている。また、前記溝カ
ムピン71は前記カム13に形成された溝部75
に係合され、この溝部75はひようたん形に形成
されている。前記シヤフト12の前記左プレート
2と右プレート3とから外方に延出した部分には
第二の保持部である第一のプレート76と第二の
プレート77とが前記キヤリツジフレーム6を挾
んで固定されている。前記プレート77には消去
用リボン78を巻回したスプール79が回転自在
に保持され、前記プレート76には消去用リボン
78を巻き取る巻取スプール80が巻取方向に付
勢されつつ設けられており、前記スプール79か
ら引き出された消去用リボン78は、プレート7
7の一角で屈曲されて前記花弁形印字輪47の前
方を通してプレート76側に至り、プレート76
の一角で屈曲されて巻取スプール80に巻き付け
られている。前記プレート76,77にはそれぞ
れに耐摩耗性のチツプ81が固着され、これらの
チツプ81には前記第二のシヤフト11の両端部
に固定された前記カム30が接合されている。
このような構成において、まず、印字動作につ
いて説明する。タイプライターのキーボード(図
示せず)のキヤラクターキー(図示せず)を押す
と、活字選択用モーター(図示せず)が作動して
花弁形印字輪47を所定の位置に回転させる。一
方、モーター28bが第一のクラツチ26と第二
のクラツチ28とを切つた状態で回転する。そし
て、花弁形印字輪47の回転が停止するタイミン
グで第一のトリガーマグネツト25aに通電さ
れ、トリガーマグネツト25aにより第一のアク
チユエータ25が吸引されてアクチユエータ25
と第一のストツパ16の突起16aとの係合が外
れる。すると、第一のクラツチスプリング17の
駆動側の端部は自らの弾性によつて駆動側クラツ
チドラム18の外周面に強く接触し、第一のクラ
ツチ26がつながる。これによつて、モーター2
8bからの動力が、モーターピニオン28a、第
一のギヤ19、駆動側クラツチドラム18、クラ
ツチスプリング17、従動側クラツチドラム1
5、第二のギヤ14、第一のカム13へと伝わ
り、さらに、第二のギヤ14からはギヤ比が一で
ある第三のギヤ31、連結部32、第二のカム3
3へと伝わる。第二のカム33の外周面には第四
のシヤフト39に軸支された第のハンマーレバー
43の蹄状部42がスプリング58に付勢されつ
つ接触しており、カム33が回転して蹄状部42
がカム33の段部37に落ち込んだときにハンマ
ーレバー43はシヤフト39の軸心回りに回動
し、蹴腕部41がハンマー45の突起49に干渉
し、ハンマー45をハンマー軸40の軸心回りに
回動させて打撃部46が花弁形印字輪47の活字
82の背面部分をプラテン方向に押圧する。一
方、ギヤ14と一体的にカム13が回転するた
め、カム13の溝部75に係合されている溝カム
ピン71はカム13の回転に応じて上下方向に位
置が移動し、これによつて、カセツト70を装着
したカセツトデツキ68は第三のシヤフト12の
軸心回りに上下方向に回動する。そして、上方に
回動したときにプリント用リボン69がプラテン
に巻回された用紙(図示せず)と花弁形印字輪4
7の印字される活字82との間に位置するように
定められている。なお、プリント用リボン69が
用紙と活字82との間に位置するタイミングに合
わせてハンマー45が活字82の背面部分を押圧
し、印字が行なわれる。また、トリガーマグネツ
ト25aへの通電時間はアクチユエータ25を吸
引するために十分で、かつ、ストツパー16が
180゜回転しないうちにアクチユエータ25を復帰
させうるように定められており、一回の通電によ
るカム13、カム33の回転角度を180゜とし、ハ
ンマー45の二度打ちを防止している。
つぎに、消去動作について説明する。消去を行
なう場合はまずキヤリツジフレーム6をバツクス
ペースキー(図示せず)により消去動作位置に移
動する。消去すべき文字のキヤラクターキーを押
すと活字選択用モーターが作動して花弁形印字輪
47を所定の位置に回転させる。一方、モーター
28bが第一のクラツチ26と第二のクラツチ2
8とを切つた状態で回転する。そして、花弁形印
字輪47の回転が停止するタイミングで第二のト
リガーマグネツト27aに通電され、トリガーマ
グネツト27aにより第二のアクチユエータ27
が吸引されてアクチユエータ27と第二のストツ
パ22の突起22aとの係合が外れる。すると、
第二のクラツチスプリング21の駆動側の端部は
自らの弾性によつて駆動側クラツチドラム20の
外周面に強く接触し、第二のクラツチ28がつな
がる。これによつて、モーター28bからの動力
が、モーターピニオン28a、第一のギヤ19、
駆動側クラツチドラム20、クラツチスプリング
21、従動側クラツチドラム23、第四のギヤ2
4へと伝わり、さらにギヤ24からはギヤ比が一
である第五のギヤ36、連結部35、第三のカム
34、第二のシヤフト11、第四のカム30へと
伝わる。第三のカム34の外周面には第四のシヤ
フト39に軸支された第二のハンマーレバー44
の蹄状部42がスプリング59に付勢されつつ接
触しており、カム34が回転して蹄状部42がカ
ム34の段部38に落ち込んだときにハンマーレ
バー44はシヤフト39の軸心回りに回動し、蹴
腕部41がハンマー45の突起50に干渉し、ハ
ンマー45をハンマー軸40の軸心回りに回動さ
せて打撃部46が花弁形印字輪47の活字82の
背面部分をプラテン方向に押圧する。また、カム
30がプレート76,77のチツプ81に接合し
つつ回転するため、プレート76,77及び第三
のシヤフト12はシヤフト12の軸心回りに一体
的に上下方向に回動する。そして、上方に回動し
たときにプレート76,77に装着された消去用
リボン78がプラテンに巻回された用紙と消去さ
れる文字の活字82との間に位置するように定め
られている。なお、消去用リボン78が用紙と活
字との間に位置するタイミングに合わせてハンマ
ー45が活字82の背面部分を押圧し、消去が行
なわれる。また、トリガーマグネツト27aへの
通電時間はアクチユエータ27を吸引するために
十分で、かつ、ストツパ22が360゜回転しないう
ちにアクチユエータ27を復帰させうるように定
められており、一回の通電によるカム34、カム
30の回転角度を360゜とし、ハンマー45の二度
打ちを防止している。
このように、印字を行なう場合には第一のクラ
ツチ26だけをつないで印字機構のみを作動さ
せ、消去を行なう場合には第二のクラツチ28だ
けをつないで消去機構のみを作動させるために、
モーター28bの力が小さくてもよく、消去時に
は印字機構が作動しないので耐久性が向上し、ま
た、構造が単純であり組立てが簡単である。
つぎに、印字あるいは消去時のハンマー45を
作動させる付勢力はスプリング58,59によつ
て与えられており、印字時には第一のスプリング
58のみが作用し、消去時には第二のスプリング
59のみが作用するものであり、これらのスプリ
ング58,59の張力を別個に適宜定めることに
より印字時と消去との活字への衝撃力を別個に定
めうる。また、スプリング58,59の一端がス
プリング掛けプレート60に係止され、このスプ
リング掛けプレート60は切換レバー61の切換
操作によつて、ガイド62に案内されつつハンマ
ーレバー43,44に接離する方向にスプリング
58,59の張られた方向に沿つて移動するた
め、スプリング58,59の引張角度をかえるこ
となくスプリング58,59の張力を調節しう
る。さらに、切換の際にはスプリング58,59
の動きが最小限に抑えられるためスプリング5
8,59の耐久性が向上する。
つぎに、一回の印字あるいは消去動作が行なわ
れた後には、ハンマー45はスプリング52,5
3の引張力によつて活字82から離反する方向に
復帰され、これによつて、次の印字あるいは消去
のための花弁形印字輪47の回転を妨げないよう
になつている。さらに、これらのスプリング5
2,53はハンマー45の駆動時にもハンマー4
5を復帰させる方向に作用しているため、ハンマ
ー45の衝撃力を制御することができ、スプリン
グ52,53の張力を別個に定めるとともにハン
マーコントロールマグネツト54,55を個別に
作動させることにより、活字82の印字面積に応
じてハンマー45の衝撃力を四通りに設定しう
る。したがつて、ハンマー45の耐久性及び花弁
形印字輪47の耐久性が向上する。
本発明は、上述のように印字時に作動する機構
と消去時に作動する機構とを並列的に設け、印字
時には印字を行なう機構のみが作動し、消去時に
は消去を行なう機構のみが作動するように構成し
たので、各機構を作動させるための駆動部の動力
を小さくすることができ、また、消去時には印字
を行なう機構が作動しないので耐久性を向上させ
ることができ、各機構が独立した状態に設けられ
ているために構造が簡単で組立も容易となり、印
字輪に押圧力を付与するスプリングを印字する機
構側と消去する機構側とに別個に設けたので、各
スプリングの張力を別個に定めて印字時と消去時
との押圧体の押圧力を別個に設定し、最適な印字
圧と消去圧とを得るとともに押圧体及び印字輪の
耐久性を向上させることができる等の効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はキヤリツジフレームを省略した分解斜視図、第
2図はプリント用リボンの取付状態を示す分解斜
視図、第3図は消去用リボンの取付状態を示す分
解斜視図、第4図はハンマーレバーを付勢するス
プリングの張力切換機構を拡大した分解斜視図、
第5図はそのスプリングの張力を最大にした切換
時の状態を拡大して示した平面図、第6図はその
スプリングの張力を最小にした切換時の状態を拡
大して示した平面図、第7図はハンマーを戻し方
向に付勢するスプリングの取付状態を示した斜視
図である。 6…キヤリツジフレーム、13…カム、14…
ギヤ、26…クラツチ、28…クラツチ、28b
…モーター(駆動部)、30…カム、33…カム、
34…カム、43〜44…ハンマーレバー(駆動
レバー)、45…ハンマー(押圧体)、47…花弁
形印字輪(印字輪)、58〜59…スプリング、
68…カセツトデツキ(保持部)、69…プリン
ト用リボン、76〜77…プレート(保持部)、
78…消去用リボン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印字輪を保持しつつプラテンの軸心方向に沿
    つて移動するキヤリツジフレームを設け、このキ
    ヤリツジフレームに、前記プラテンに巻回された
    用紙と前記印字輪との間にプリント用リボンを断
    続的に位置させる第一の保持部と、前記用紙と前
    記印字輪との間に消去用リボンを断続的に位置さ
    せる第二の保持部を設け、前記印字輪を前記用紙
    に向けて押圧する押圧体を前記キヤリツジフレー
    ムに設け、前記第一の保持部と前記押圧体とに連
    結される第一のクラツチ及び前記第二の保持部と
    前記押圧体とに連結される第二のクラツチを択一
    的に断続自在に駆動部に連結したことを特徴とす
    るタイプライターのキヤリツジ機構。 2 第一のクラツチと第二のクラツチとを同一軸
    心上に設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のタイプライターのキヤリツジ機構。 3 第一のクラツチと第二のクラツチとを同一軸
    心上に駆動側を向い合わせて配置したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のタイプライタ
    ーのキヤリツジ機構。 4 印字輪を保持しつつプラテンの軸心方向に沿
    つて移動するキヤリツジフレームに前記印字輪を
    前記プラテンに巻回された用紙に向けて押圧する
    押圧体を設け、前記キヤリツジフレームに、前記
    用紙と前記印字輪との間にプリント用リボンを断
    続的に位置させる第一の保持部と消去用リボンを
    断続的に位置させる第二の保持部とを設けるとと
    もに択一的に断続自在に駆動部に連結される第一
    のクラツチと第二のクラツチとを設け、この第二
    のクラツチを前記第二の保持部と前記押圧体とに
    連結し、前記第一のクラツチの従動側に一体的に
    軸心回りに回転するギヤと第一のカムとを設け、
    この第一のカムを介して前記第一の保持部と前記
    第一のクラツチとを連結するとともに前記第一の
    クラツチと前記押圧体とを前記ギヤ及びこのギヤ
    により駆動される第二のカムを介して連結したこ
    とを特徴とするタイプライターのキヤリツジ機
    構。 5 印字輪を保持しつつプラテンの軸心方向に沿
    つて移動するキヤリツジフレームに前記印字輪を
    前記プラテンに巻回された用紙に向けて押圧する
    押圧体を設け、前記キヤリツジフレームに、前記
    用紙と前記印字輪との間にプリント用リボンを断
    続的に位置させる第一の保持部と消去用リボンを
    断続的に位置させる第二の保持部とを設けるとと
    もに択一的に断続自在に駆動部に連結される第一
    のクラツチと第二のクラツチとを設け、この第一
    のクラツチを前記第一の保持部と前記押圧体とに
    連結し、前記第二のクラツチの従動側に一体的に
    軸心回りに回転する第三のカムと第四のカムとを
    設け、この第四のカムを介して前記第二の保持部
    と前記第二のクラツチとを連結するとともに前記
    第三のカムを介して前記押圧体と前記第二のクラ
    ツチとを連結したことを特徴とするタイプライタ
    ーのキヤリツジ機構。 6 印字輪を保持しつつプラテンの軸心方向に沿
    つて移動するキヤリツジフレームに前記印字輪を
    前記プラテンに巻回された用紙に向けて押圧する
    押圧体を設け、この押圧体に駆動力を伝える第一
    の駆動レバーと第二の駆動レバー及び第二のカム
    と第三のカムとを設け、前記キヤリツジフレーム
    に、前記用紙と前記印字輪との間にプリント用リ
    ボンを断続的に位置させる第一の保持部と消去用
    リボンを断続的に位置させる第二の保持部とを設
    けるとともに駆動部に択一的に断続自在に連結さ
    れる第一のクラツチと第二のクラツチとを設け、
    前記第一のクラツチを前記第一の保持部に連結す
    るとともに前記第一のクラツチを前記第二のカム
    及び前記第一の駆動レバーを介して前記押圧体に
    連結し、前記第二のクラツチを前記第二の保持部
    に連結するとともに前記第二のクラツチを前記第
    二のカム及び前記第二の駆動レバーを介して前記
    押圧体に連結し、前記第一の駆動レバーに前記押
    圧体を前記用紙方向に作動させる向きに付勢する
    第一のスプリングを張設するとともに前記第二の
    駆動レバーに前記押圧体を前記用紙方向に作動さ
    せる向きに付勢する第二のスプリングを張設した
    ことを特徴とするタイプライターのキヤリツジ機
    構。
JP2043282A 1982-02-10 1982-02-10 タイプライタ−のキヤリツジ機構 Granted JPS58138682A (ja)

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JPS58138682A JPS58138682A (ja) 1983-08-17
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IT1158827B (it) * 1983-03-07 1987-02-25 Olivetti & Co Spa Dispositivo di scrittura e o cancellazione per macchine scriventi
JPH07407B2 (ja) * 1985-01-07 1995-01-11 キヤノン株式会社 印字制御方法

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