JP2000136035A - シート材給送装置 - Google Patents

シート材給送装置

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JP2000136035A
JP2000136035A JP10309996A JP30999698A JP2000136035A JP 2000136035 A JP2000136035 A JP 2000136035A JP 10309996 A JP10309996 A JP 10309996A JP 30999698 A JP30999698 A JP 30999698A JP 2000136035 A JP2000136035 A JP 2000136035A
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Japan
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sheet material
feeding
pressing plate
lever
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JP10309996A
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English (en)
Inventor
Akira Kikuta
章 菊田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給送時に給送ロールに作用する衝撃を抑える
シート材給送装置を得る。 【解決手段】 回転軸28が回転すると、ストッパー5
6のトレース部54Aが切欠き60に落ち込み、ストッ
パー56が支持部61を中心に回動し、ストッパー56
の回動に伴ってレバー58が下方へ移動する。次に、カ
ムプレート50は押圧板44のフランジ44Aから離間
し、押圧板44を下方へ押圧する力が解除される。この
とき、押圧板44はコイルスプリング46によって、上
方へ跳ね上がろうとするが、支持体62がシート材Pと
当接するため、シート材Pはコアロール52及び給送ロ
ール14に衝突せず、レバー58に装着されたコイルバ
ネ64によって、衝撃力は吸収される。このため、押圧
板44の跳ね上がりの速度が制限され、給送ロール14
に作用する衝撃を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置のシート材給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、シート材給送装置1
00には、シート材を積載する押圧板102が備えられ
ており、この押圧板102はコイルスプリング104に
よって上方へ付勢されている。押圧板102の上方には
図示しない本体の軸受に軸支された回転軸106が位置
しており、この回転軸106にはシート材を給送する半
月形の給送ロール108が固定され、また、シート材の
最上段を位置決めするコアロール110が回転自在に軸
支されている。
【0003】一方、回転軸106の端部には、カムプレ
ート112が固定されており、シート材の給送時以外で
は、カムプレート112がフランジ102Aを押し下
げ、押圧板102に積載されたシート材(図示省略)を
給送ロール108から離間させている。
【0004】ここで、給送時に回転軸106が回転する
(矢印A方向)と、カムプレート112がフランジ10
2Aから離れ、押圧板102はコイルスプリング104
の付勢力によって、上方へ跳ね上げられ、シート材が給
送ロール108に当たる瞬間の衝撃によって、連続給送
の場合、直前に給送されたプリント中のシート材の画質
に悪い影響を及ぼしてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、給送時に給送手段に作用する衝撃を抑えるシート
材給送装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、押圧板にはシート材が積載される。この押圧板の上
方には給送手段が位置し、当接するシート材を給送す
る。押圧板は、付勢手段によって給送手段側へ付勢され
ているが、給送時以外では、押圧手段によって押圧され
て給送手段とシート材を離間させている。
【0007】一方、シート材の給送直前には押圧手段の
押圧力が解除されるが、制限手段によって、押圧板の跳
ね上がり速度が制限されている。
【0008】このため、シート材の給送時に、給送手段
へ衝撃を与えることなくシート材を給送手段に当接させ
ることができるので、直前に給紙され、プリント中のシ
ート材の画質に悪い影響を与えることがない。
【0009】請求項2に記載の発明では、給送手段がシ
ート材を給紙する時に制限手段が解除される。 このた
め、押圧板がシート材を給送手段に押し付ける力が従来
通りに保てるので、正常な給紙力が得られる。
【0010】請求項3に記載の発明では、給送ロールと
同一の軸にカムが固定されている。このカムはストッパ
ーを案内して、シート材の給送直前には下方へ回動さ
せ、給送時には上方へ回動させる。このストッパーには
シート材に対して上下移動可能なレバーが係合してい
る。
【0011】このレバーの端部には支持体が設けられて
おり、給送直前にストッパーが下方へ回動して、レバー
が下方へ移動したとき、シート材に当接する。また、給
送時にはストッパーが上方へ回動して、レバーが上方へ
押し上げられ、シート材から支持体が離間する。
【0012】また、レバーにはバネ材が装着されてお
り、レバーをシート材側へ付勢して、支持体がシート材
と当接するときの押圧板の跳ね上げ力を吸収する。
【0013】このため、簡単な構造で、シート材の給送
時に給送ロールへ衝撃を与えることなくシート材を給送
ロールに当接させることができる。また、押圧板がシー
ト材を給送ロールに押し付ける力が従来通りに保てるの
で、正常な給紙力が得られる。
【0014】請求項4に記載の発明では、給送ロールと
同一の軸には変肉カムが固定されている。この変肉カム
によって、接触レバーは案内され、横方向に回転しなが
ら上下し、シート材の給送直前には押圧板に対して接近
し、給送時には押圧板から離間する。
【0015】この接触レバーの先端には支持体が設けら
れており、接触レバーが押圧板に接近したときに押圧板
に当接する。また、接触レバーにはバネ材が装着されて
おり、支持体が押圧板に向うように接触レバーを付勢す
ると共に下方へ付勢して、支持体が押圧板と当接した状
態で、押圧板の跳ね上げ力を吸収している。
【0016】このように、支持体が押圧板に直接当接す
るので、押圧板に積載されるシート材の枚数に応じて、
押圧板の跳ね上がり速度が制限される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には、第1形態のシート材給
送装置が装填された画像形成装置10が示されている。
シート材給送装置12から給送ロール14で給送された
シート材Pは、送りロール16によって挟持搬送され、
感光体ドラム18に形成されたトナー画像が転写され
る。トナー画像が転写されたシート材Pは、加圧ロール
20及び加熱ロール22で構成された定着装置23で画
像が熱定着され、排出ロール24によってシート材排出
口26からトレイ上へ排出される。
【0018】一方、図2に示すように、シート材給送装
置12には、図示しない側板の軸受に回転軸28が回転
可能に軸支されている。
【0019】また、この回転軸28の右側の端部には、
被動歯車30が固定されており、部分的に歯欠け部30
Aが形成されている。被動歯車30には、図示しないモ
ータにより常に矢印B方向に回転される駆動歯車36が
噛み合い可能となっているが、歯欠け部30Aが駆動歯
車36と対向する箇所では、駆動歯車36との噛み合い
が外れて、被動歯車30は自由に回転できる状態とな
る。
【0020】また、被動歯車30の側面には係止ピン3
2が立設しており、矢印Cの方向に被動歯車30を付勢
する引張りばね34の一端側が掛けられている。この引
張りばね34によって、被動歯車30が矢印A方向に回
転するように引っ張られている。
【0021】さらに、被動歯車30にはボス38が一体
的に設けられており、このボス38の一部には係止部3
8Aが突出するように形成されている。この係止部38
Aが、ボス38に隣接して配置されたソレノイド40の
上部に位置している。
【0022】ソレノイド40の天面には上下方向へ回動
可能な可動板42が設けられている。この可動板42の
ボス側には、上方へ向かって突出部42Aが突出してお
り、係止部38Aと係合可能となっている。
【0023】このため、給送信号が出力される前(ソレ
ノイド40がOFFの状態)は、可動板42の先端部4
2Aは、上方へ回動しており、ボス38に形成された係
合部38Aと係合し、被動歯車30をロックしている。
このとき、歯欠け部30Aは駆動歯車36に対向してお
り、駆動歯車36の駆動力は被動歯車30に伝達されな
い。
【0024】次に、給送信号が出力される(ソレノイド
40がONの状態)と、可動板42の先端部42Aが下
方へ回動し、ボス38の係止部38Aとの係合が解除さ
れる。これにより、引張りばね34に掛かる矢印C方向
の引張り応力によって、被動歯車30は矢印A方向へ回
転し、駆動歯車36と噛み合い、駆動力が被動歯車30
に伝達され、回転軸28がA方向に回転する。
【0025】一方、回転軸28の下方には後端がピン4
3を中心にして、搖動可能に連結された押圧板44が配
置されており、押圧板44にはシート材Pが積載されて
いる。この押圧板44の先端部側の裏面には一対のコイ
ルスプリング46の一端が当接し、他端は台座48に当
接している。このコイルスプリング46が押圧板44の
裏面を付勢し、押圧板44の先端側を回転軸28側へ押
圧している。
【0026】さらに、押圧板44の先端両側部分にはそ
れぞれL字型のフランジ44Aが上方に突出している。
このフランジ44Aの上方には、略扇状のカムプレート
50が配置されている。
【0027】このカムプレート50は回転軸28に固定
されており、回転軸28の回転によって下方に位置した
ときに、フランジ44Aと当接して、押圧板44を下方
へ押し下げる。
【0028】また、回転軸28の中央には、シート材P
を給送する半月形の給送ロール14が固定されている。
さらに、給送ロール14の両側には、一対の円板状のコ
アロール52が回転自在に軸支されている。コアロール
52は、給送ロール14より若干直径が小さくなってお
り、シート材Pの上面を位置決めする。
【0029】また、コアロール52の外側には給送ロー
ル14より若干直径が小さい円板状のカム54が装着さ
れている。このカム54の外周部には略扇状の切欠き6
0が形成されており、この切欠き60の角部60B(カ
ム54の外周面)には、給送ロール14が上方に待機し
ているとき、後述するストッパー56のトレース部56
Aが当接している。
【0030】このカム54の上方には、図示しない本体
の支持台から一対の支持プレート59が下方に向かって
垂下されており、下端部には支持部61が切欠かれてい
る。この支持部61には、カム54の外周面に当接可能
な四角形状のストッパー56が回動可能に支持されてい
る。
【0031】このストッパー56の両端部には、カム5
4の形状をトレースするトレース部56Aが互いに向う
方向へ直角に屈曲している。このトレース部56Aが、
カム54の外周面に当接したとき、支持プレート59と
ストッパー56とが略直角となるように構成されてい
る。そして、ストッパー56が切欠き60に到達する
と、支持部61を中心に下方へ回動する。
【0032】また、トレース部56Aの基部には、シリ
ンダー(図示省略)に挿入され、シート材Pに対して上
下移動可能なレバー58の屈曲部58Aが係合してい
る。これにより、レバー58はストッパー56の回動に
伴い上下移動可能となる。
【0033】また、レバー58には上端がシリンダーの
端部に当接するコイルバネ64が装着されており、レバ
ー58の先端部に設けられた支持体62をシート材P側
へ付勢している。
【0034】支持体62は回動可能なローラで構成さ
れ、レバー58の移動に合わせて押圧板44の前後方向
に若干回動可能としている。このため、シート材Pが支
持体62の当接によって、皺になることがない。
【0035】一方、このコイルバネ64とコイルスプリ
ング46は略同じ付勢力となっており、シート材Pが、
支持体62を押し上げて給送ロール14に当接しないよ
うに設定されている。
【0036】なお、ここでは、給送手段として、給送ロ
ール14を用いたが、ベルト等によってシート材Pを給
送させても良い。
【0037】次に、第1形態に係るシート材給送装置の
動作説明を行う。
【0038】図2及び図3(A)に示すように、ソレノ
イド40がOFFの状態では、カムプレート50は、押
圧板44のフランジ44Aと当接しており、コイルスプ
リング46の付勢力に抗する方向(矢印D方向)へ押圧
板44を付勢している。また、トレース部56Aはカム
54の外周面と当接しているため、支持体62はシート
材Pから離間している。
【0039】次に、給送信号が出力されると、ソレノイ
ド40がONの状態となり、回転軸28が回転する。回
転軸28の回転角度が約10°(給送ロール14の回転
角度約10°)になると、ストッパー56のトレース部
54Aが切欠き60に落ち込む。このため、ストッパー
56が支持部61を中心に回動し、ストッパー56の回
動に伴ってレバー58が下方へ移動する。 そして、図
3(B)に示すように、回転軸28の回転角度が約25
°(給送ロール14の回転角度約25°)になると、カ
ムプレート50は押圧板44のフランジ44Aから離間
し、押圧板44を下方へ押圧する力が解除される。
【0040】このとき、押圧板44はコイルスプリング
46によって、上方へ跳ね上がろうとするが、支持体6
2がシート材Pと当接するため、シート材Pはコアロー
ル52(図2参照)及び給送ロール14に衝突せず、レ
バー58に装着されたコイルバネ64によって、衝撃力
は吸収される。
【0041】このため、押圧板44の跳ね上がりの速度
が制限され、給送ロール14に作用する衝撃を抑えるこ
とができる。従って、直前に給紙されたプリント中のシ
ート材Pの画質に悪い影響を与えることがない。
【0042】なお、ここでは、カムプレート50がフラ
ンジ44Aを押さえる力を解除した後、支持体62にシ
ート材Pが当接するようにしたが、カムプレート50が
フランジ44Aを押さえている状態で、支持体62にシ
ート材Pを当接するようにしてもよい。
【0043】次に、図3(C)に示すように、回転軸2
8の回転角度が約30°(給送ロール14の回転角度約
30°)になると、シート材Pの最上段がコアロール5
2(図2参照)に当たって位置決めされ、次に、給送ロ
ール14の縁部14Aがシート材Pに当接する。このと
き、カム54の回転に伴って切欠き60は移動し、切欠
き60の面部60Aに沿ってストッパー56を上方へ回
動させ、レバー58を除々に押し上げる。
【0044】そして、回転軸28の回転角度が40〜6
0°(給送ロール14の回転角度約40〜60°)のと
き、トレース部56Aはカム54の外周面へ到達する。
これによって、支持体62がシート材Pから完全に離間
し、押圧板44はコイルスプリング46の付勢力のみを
受ける。
【0045】さらに、図3(D)に示すように、回転軸
の28の回転角度が約65°(給送ロール14の回転角
度約65°)になると、給送ロール14がシート材Pを
給送し始める。このとき、支持体62はシート材Pから
離れているので、正常な給紙力が得られる。
【0046】なお、ここでは、カム54と、ストッパー
56と、レバー58と、支持体62と、コイルバネ64
と、で押圧板44の跳ね上がり速度の制限を行ったが、
押圧板44を押圧するカムプレート50の形状により、
押圧板44を除々に上方へ回動可能させ、押圧板44の
跳ね上がり速度を制限してもよい。
【0047】次に、第2形態に係るシート材給送装置6
9について説明する。
【0048】図4〜図6に示すように、押圧板80の先
端側に形成されたL字型のフランジ80Aの上方には、
一対の接触レバー70が配設されている。この一対の接
触レバー70は、鉛直に延びる軸部74と、この軸部7
4から水平方向に屈曲する屈曲部76と、屈曲部76か
ら下方へ折り曲げられた支持部78と、で構成されてい
る。
【0049】また、屈曲部76には、V字状に屈曲され
たトレース部84が形成されている。このトレース部8
4は、回転軸71に固定された円板状の変肉カム72に
案内され、接触レバー70を横方向へ回転させながら上
下させる。
【0050】詳細には、図6に示すように、変肉カム7
2の接触レバー70側には、溝部86が形成されてお
り、この溝部86は、深溝部88と浅溝部90が連続し
て構成されている。深溝部88から浅溝部90に向うに
つれて、回転軸71から離間する位置から回転軸71に
近接する位置に向うように溝壁89が形成されている。
【0051】この溝壁89にはトレース部84が接触し
て上方へ案内される。また、変肉カム72の外周部には
鍔91(図3参照)が周回しており、浅溝部90から抜
け出したトレース部84を案内するようになっている。
【0052】また、図4に示すように、軸部74にはシ
リンダー(図示省略)が挿入され、上端がシリンダーの
端部に当接するトーションスプリング82が装着されて
いる。このトーションスプリング82は、接触レバー7
0を下方へ押し下げると共に軸部74を中心に屈曲部7
6及び支持部78を回動させ、変肉カム72側へ付勢し
ている。このため、トレース部84が溝部86に向って
押し付けられる。
【0053】変肉カム72の回転により、トレース部8
4と接触する部位が、浅溝部90から深溝部88へ移動
すると、トーションスプリング82の捩り力によって、
軸部74を中心に屈曲部76及び支持部78が回動す
る。
【0054】また、ローラ92はフランジ80A上を回
動可能なため、容易に接触レバー70が回動できる。
【0055】次に、第2形態に係るシート材給送装置の
動作説明を行う。
【0056】図4及び図5(A)に示すように、ソレノ
イド40(図2参照)がOFFの状態では、カムプレー
ト94は、押圧板80のフランジ80Aと当接してお
り、コイルスプリング98の付勢力に抗する方向(矢印
E方向)へ押圧板80を付勢している。また、接触レバ
ー70のトレース部84が変肉カム72の深溝部88の
溝壁89に接触しているとき、ローラ92は押圧板80
のフランジ80Aに当接している。
【0057】次に、給送信号が出力されると、ソレノイ
ド40がONの状態となり、回転軸71が回転する。図
5(B)に示すように、回転軸71の回転角度が約25
°(給送ロール96の回転角度約25°)になると、カ
ムプレート94がフランジ80Aから離間し、押圧板8
0を下方へ押圧する力が解除される。
【0058】このとき、押圧板80はコイルスプリング
98によって、上方へ跳ね上がろうとするが、ローラ9
2が押圧板80のフランジ80Aと当接しているため、
シート材Pはコアロール97及び給送ロール96に衝突
しない。
【0059】また、ローラ92が押圧板80に直接当接
しているため、押圧板80に積載されるシート材の枚数
に応じて、跳ね上がり速度が制限される。従って、シー
ト材Pが少ない場合は、押圧板80の跳ね上がり量は多
くなり、シート材Pが多い場合は跳ね上がり量は少なく
なるが、押圧板80の跳ね上がり速度が制限されること
で、ローラ92がシート材Pと当接するときの衝撃を緩
和させることができる。
【0060】次に、図5(C)に示すように、回転軸7
1の回転角度が約30°(給送ロール96の回転角度約
30°)になると、シート材Pの最上段がコアロール7
3に当たって位置決めされる。また、トレース部84は
変肉カム72の深溝部88から浅溝部90へ案内され、
接触レバー70は上方へ移動すると共に、屈曲部76及
び支持体78は、軸部74を中心にフランジ80Aから
離間する方向へ回動する。
【0061】そして、回転軸71の回転角度が約40〜
60°(給送ロール96の回転角度約40〜60°)の
とき、トレース部84は鍔91へ到達し、接触レバー7
0は下方へ移動すると共に、屈曲部76がさらに回動し
てローラ92がフランジ80Aから完全に離間し、押圧
板80はコイルスプリング98の付勢力のみを受ける。
【0062】次に、図5(D)に示すように、回転軸7
1の回転角度が約65°(給送ロール96の回転角度約
65°)になると、給送ロール96がシート材Pを給送
し始める。このとき、ローラ92はシート材Pから離れ
ているので、正常な給紙力が得られる。
【0063】給送が完了すると、トレース部84は鍔9
1から深溝部88へ移動し、除々に接触レバー70を上
方へ移動させる。次に、カムプレート94がフランジ8
0Aを押し下げると、ローラ92がフランジ80Aに乗
り込み、待機状態に戻る。
【0064】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、請求項1
に記載の発明では、シート材の給送時に、給送手段へ衝
撃を与えることなくシート材を給送手段に当接させるこ
とができるので、直前に給紙されたプリント中のシート
材の画質に悪い影響を与えることがない。請求項2に記
載の発明では、押圧板がシート材を給送手段に押し付け
る力が従来通りに保てるので、正常な給紙力が得られ
る。請求項3に記載の発明では、簡単な構造で、シート
材の給送時に給送ロールへ衝撃を与えることなくシート
材を給送ロールに当接させることができる。請求項4に
記載の発明では、押圧板に積載されるシート材の枚数に
応じて、押圧板の跳ね上がり速度が制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1形態に係るシート材給送装置を用いた画
像形成装置を示す概要図である。
【図2】 第1形態に係るシート材給送装置を示す斜視
図である。
【図3】 (A)は第1形態に係るシート材給送装置の
ソレノイドがOFFの状態を示す図であり、(B)はソ
レノイドがONした時の状態を示す図であり、(C)は
シート材がコアロールに当接する前の状態を示す図であ
り、(D)は給送ロールがシート材を給送している状態
を示す図である。
【図4】 第2形態に係るシート材給送装置を示す斜視
図である。
【図5】 (A)は第2形態に係るシート材給送装置の
ソレノイドがOFFの状態を示す図であり、(B)はソ
レノイドがONした時の状態を示す図であり、(C)は
シート材がコアロールに当接する前の状態を示す図であ
り、(D)は給送ロールがシート材を給送している状態
を示す図である。
【図6】 第2形態に係る支持体の回動する状態を示す
図である。
【図7】 従来に係るシート材給送装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】 14 給送ロール 44 押圧板 46 コイルスプリング(付勢手段) 50 カムプレート(押圧手段) 54 カム(制限手段) 56 ストッパー(制限手段) 58 レバー(制限手段) 62 支持体(制限手段) 64 コイルバネ(バネ材(制限手段)) 70 接触レバー(制限手段) 72 変肉カム(制限手段) 80 押圧板 82 トーションスプリング(バネ材(制限手段)) 92 ローラ(制限手段) 94 カムプレート(押圧手段) 96 給送ロール 98 コイルスプリング(付勢手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材が積載される押圧板と、前記押
    圧板の上方に位置し、当接するシート材を給送する給送
    手段と、前記押圧板を前記給送手段側へ付勢する付勢手
    段と、前記押圧板を押圧して前記給送手段とシート材を
    離間させ、前記シート材の給送直前に押圧力を解除する
    押圧手段と、前記押圧手段が押圧力を解除した後、前記
    押圧板の跳ね上がり速度を制限する制限手段と、を有す
    ることを特徴とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 前記制限手段が、前記給送手段が前記シ
    ート材を給紙時に解除されることを特徴とする請求項1
    に記載のシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 前記制限手段が、前記給送手段が給送ロ
    ールからなり、前記給送ロールと同一の軸に固定された
    カムと、前記カムに案内され前記シート材の給送直前に
    下方へ回動し、給送時に上方へ回動するストッパーと、
    前記ストッパーと係合し、ストッパーにより前記シート
    材に対して上下移動されるレバーと、前記レバーの端部
    に設けられ、前記ストッパーにより、レバーが押し上げ
    られたときに前記シート材から離間し、レバーが下方へ
    移動したときに前記シート材に当接する支持体と、前記
    レバーに装着され、前記レバーをシート材側へ付勢し
    て、前記支持体が前記シート材と当接した状態で、前記
    押圧板の跳ね上げ力を吸収するバネ材と、で構成された
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート材給送装置。
  4. 【請求項4】 前記制限手段が、前記給送手段が給送ロ
    ールからなり、前記給送ロールと同一の軸に固定された
    変肉カムと、前記変肉カムに案内され横方向へ回転しな
    がら上下し、前記シート材の給送直前に前記押圧板に対
    して接近し、給送時に押圧板から離間する接触レバー
    と、前記接触レバーの先端に設けられ、接触レバーが前
    記押圧板に接近したときに押圧板に当接する支持体と、
    前記接触レバーに装着され、前記支持体が押圧板に向う
    ように、接触レバーを付勢すると共に下方へ付勢して、
    前記支持体が前記押圧板と当接した状態で、前記押圧板
    の跳ね上げ力を吸収するバネ材と、で構成されたことを
    特徴とする請求項2に記載のシート材給送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009083942A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Oki Electric Ind Co Ltd 紙葉類分離装置

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