JPH03254889A - クロム含有廃水の処理方法 - Google Patents

クロム含有廃水の処理方法

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JPH03254889A
JPH03254889A JP5153990A JP5153990A JPH03254889A JP H03254889 A JPH03254889 A JP H03254889A JP 5153990 A JP5153990 A JP 5153990A JP 5153990 A JP5153990 A JP 5153990A JP H03254889 A JPH03254889 A JP H03254889A
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勇 加藤
Satoru Nagai
悟 長井
Tsugio Chikama
近間 次雄
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はクロム含有廃水の処理方法に係り、特に、6価
クロム含有廃水に第一鉄イオンを添加して還元処理する
方法の改良に関する。
[従来の技術] 6価クロムを含有する廃水から6価クロムを除去する方
法としては、6価クロムを3価クロムに還元し、不溶性
化合物として沈殿除去する方法が行なわれている。従来
、このような処理方法においては、亜硫酸塩還元法が一
般的である。この理白としては、pH2〜2.5での還
元当量の亜硫酸塩注入制御が可能なこと、生成する汚泥
量が少ないこと、亜硫酸塩が液体で人手でき操作性が良
いことなどが挙げられる。
一方、硫酸第一鉄等の第一鉄塩を使用する還元法もある
。第一鉄塩による方法は、汚泥発生■が多いという欠点
を有するが、硫酸第一鉄は安価であり、酸性側、アルカ
リ側いずれのpHでも還元が可能であるという特長を有
する。第一鉄イオンによる還元反応は下記反応式で示さ
れる。
01(− Cr”+ 3Fe”−+Cr”+ 3Fe’″″−−m
cr (OH) 、↓+3Fe (OH) s  ↓[
発明が解決しようとする課題] 第一鉄塩による還元法の最大の欠点は、酸化還元電位(
以下、rORPJと略す。)計等を利用した薬注制御が
できないことであった。還元反応条件をpH1程度の強
酸域とすれば、還元反応に対応したORP変曲点が得ら
れるため、ORP計による薬注制御が可能であるが、こ
の場合には、pH調整に多量の酸を必要とする。このた
め、硫酸第一鉄のORP制御による薬注は実用的ではな
い。
本発明は上記従来の問題点を解決し、第一鉄塩を用いる
6価クロム含有廃水の処理方法において、薬注制御を容
易かつ効率的に行なうことにより、高い処理効率にて高
水質の処理水を得ることができるクロム含有廃水の処理
方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のクロム含有廃水の処理方法は、6価クロムを含
有する廃水に、第一鉄イオンを添加して6価クロムを3
価クロムに還元処理する方法において、前記廃水のpH
を4以上に調整して、溶存酸素が2 m g / Il
以下になるように第一鉄イオンを添加することを特徴と
する。
即ち、本発明者らは、6価クロムを第一鉄イオンにより
還元する方法を改良するべく、第一鉄イオンと溶存酸素
(以下、rDOJと略す。)とはpH中性以上では容易
に反応することに着目し、第一鉄イオン添加量と溶存酸
素濃度と6価りロム濃度との関係について検討した結果
、第一鉄イオンの添加量制御にDO計が通用できるとの
知見を得、本発明を完成させた。
以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明のクロム含有廃水の処理方法の一実施方
法を示す系統図である。
本実施例の方法においては、原水を、まず、攪拌機11
、pH計12、Do計13を備える還元中和槽1に導入
し、第一鉄塩、必要に応じてpH調整剤、凝集剤(ポリ
マー)等を添加して、pH4以上、好ましくは8〜13
、D O2m g / J2以下、好ましくは0.5〜
1.5mg/flとなるように調整して反応させる。
即ち、後述の[作用コの項で述べるように、pH4以上
でD○が2 m g / It以下となるような条件で
あれば、6価クロムは3価クロムへの還元が終了した状
態であるため、本発明においてはpH4以上、D 02
 m g / It以下となるように制御する。
ここで、還元をpH8以上のアルカリ域で行なうことに
より、3価クロム、第一鉄イオン、第二鉄イオン、その
他の共存重金属イオンを、還元反応と同時に水酸化物と
して沈殿させることが可能となるため、別途、中和操作
を行なうことは不要となる。即ち、第1図に示す如く、
別途中和槽を設けることなく、還元処理水は沈殿槽2に
導入し、各種金属イオンの沈殿物を除去し、処理水を得
ることができる。
なお、本発明の方法は連続処理、バッチ処理のいずれで
も実施することができ、pH計及びり。
計の検出値に基いて、第一鉄イオン、pH調整剤及び凝
集剤の添加量を制御する制御装置を用いて、自動的に実
施することができる。
本発明力°法で用いる第一鉄塩の種類には、特に限定は
なく、例えば、硫酸第一鉄が最も一般的であるが、他に
塩化第一鉄、硫酸第一鉄アンモニウム、硝酸第一鉄、水
酸化第−鉄等を使用できる。
また、これらの純粋溶液に限らず、これらの第鉄塩を含
有する一般廃液、例えば製鉄工業等の酸洗廃液、非鉄金
属の製錬廃水等も使用できる。
pH調整剤としては、カセイソーダ、消石灰、ソーダ灰
等のアルカリを用いることができ、凝集剤としては、各
種有機ポリマーを用いることができる。
[作用] 第一鉄イオン(Fe2+)は溶存酸素で酸化され、第二
鉄イオン(F e 3 + )に変化することは周知の
事実である。この反応はpH4付近より顕著となり、中
性以上では瞬時の反応となる。pH3未満の酸性では、
酸化反応は起き難い。
一方、6価クロム(Cr”)も第一鉄イオンと瞬時に反
応し、酸性、アルカリ性のいずれにおいても還元される
ため、この反応が廃水処理に通用されていることは前に
も述べた通りである。それぞれの反応式は下記の通りで
ある。
Cr”+3Fe”−+  3Fe”’+Cr”    
   −=■2Fe”+ 0+ )120−+ 2Fe
”+ 208−  −■ここで、■の反応が■の反応に
優先すれば、DO計によるDoの測定により、即ち、D
O計によるD○測定値が所定値以下となフたことを検知
したときが、6価クロムの還元反応が完結したときであ
るので、6価クロムの還元反応終了を検知することがで
き、第一鉄イオンのDO計による薬注制御が可能となる
本発明者らは、上記■、■の反応の優先順位を実験によ
り検討した結果、pH4以上の反応条件において、■の
反応が優先することが確認され、DO計の薬注制御への
通用が可能であることが明らかとなった。
また、従来の亜硫酸塩還元法では、還元槽及び還元後の
中和のための、即ち、各金属イオンを水酸化物として沈
殿させるための中和槽が必要とされていたが、第一鉄塩
による方法では、アルカリ性域においても還元反応を行
なうことかできるため、例えば、pH8〜13といフた
アルカリ性域において還元を行なうことにより、還元と
中和、沈殿、凝集を同時に行なえる。このため、中和槽
を省略して装置設備の簡易化を図ることも可能である。
[実施例コ 以下に実験例、実施例及び比較例を挙げて本発明をより
具体的に説明する。説明の便宜上、まず比較例について
説明する。
比較例I Cr”: 360ppm、Fe”: 150ppmを含
むメツキ廃水をpH1,5又はpH3にて第一鉄塩で還
元処理する場合に通常使用されるORP計で、第一鉄塩
の添加量に対する電位変化を測定した。
その結果、pH1,5では微小のORP変曲点が得られ
たが、pH3では○RP変曲点が認められず、ORP計
による第一鉄塩の薬注制御は実用性に乏しいものである
ことが確認された。
実験例l Fe2+とCr6“とを反応させた場合のDoの濃度変
化を隔膜電極DO計で測定し、結果を第2図に示した。
なお、反応条件は下記の通りである。
pH:f。
Fe”:200ppm Cr”+   30ppm 第2図より、DO計への応答時間はわずか約2分という
短時間であり、DO計が制御用電極として有効であるこ
とが実証された。
実験例2 比較例1で使用したメツキ廃水を第一鉄塩で還元処理す
る場合の、第一鉄塩添加量に対するCr”及びDoの濃
度変化を、pH5及びpH10にてそれぞれ測定し、結
果を第3図に示した。
第3図より、次のことが明らかである。即ち、第一鉄イ
オン(第一鉄塩)の添加量に比例して、DO及びCr’
″)の濃度は減少するが、Cr’+が0、O2ppm以
下になった後、DOは急速に減少して2ppm以下とな
る。従って、DO計は第一鉄塩の薬注制御に適用できる
ことが明らかである。
実施例1 廃水量20 m’ / h rのCr”: 20〜10
0ppmを含む廃水を第1図に示す処理フローで処理し
た。なお、設定pHは8.5とし、第一鉄塩の注入制御
はDO計によるDo濃度の測定値が2ppmを超えると
薬注弁を開とし、2ppm以下で薬注弁を閉として運転
した。還元中和槽での滞留時間は20分である。
その結果、得られた処理水の木質は下記の通りであり、
極めて高水質であった。
pH:8.2〜86 Cr”:O〜0.02ppm T−F e : 2〜5 p pm [発明の効果コ 以上詳述した通り、本発明のクロム含有廃水の処理方法
に従って、第一鉄塩の薬注制御をpH4以上においてD
O濃度の検出値に基いて、Doが2 m g / j2
以下となるように行なうことにより、■ DO計の検出
値に基いて、8島かつ確実に薬注制御することができる
■ 還元時にpHを過度に低くする必要がないため、硫
酸等の酸使用量の低減が図れる。
■ 還元と共に、中和及び凝集も同時に行なうことが可
能であるため、設備の軽減が図れる。
等の効果を得ることができ、6価クロム含有廃水の処理
を容易かつ効率的に行なって、高水質の処理水を得るこ
とが可能とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施方法を示す系統図、第2図は実
験例1の結果を示すグラフ、第3図は実験例2の結果を
示すグラフである。 1・・・還元中和槽、  2・・・沈殿槽。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)6価クロムを含有する廃水に、第一鉄イオンを添
    加して6価クロムを3価クロムに還元処理する方法にお
    いて、 前記廃水のpHを4以上に調整して、溶存酸素が2mg
    /l以下になるように第一鉄イオンを添加することを特
    徴とする6価クロム含有廃水の処理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623374A (ja) * 1992-02-27 1994-02-01 Ebara Infilco Co Ltd 酸化剤含有廃水の還元処理方法及び処理装置
JP2001293485A (ja) * 2000-04-12 2001-10-23 Kurita Water Ind Ltd 6価クロム含有廃水の処理方法及び処理装置
JP2016019956A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 栗田工業株式会社 過酸化水素含有水の処理方法
CN105540928A (zh) * 2016-01-12 2016-05-04 胡明成 一体化废水处理装置及其处理方法

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