JPH0325085A - 自動車の車体構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分舒 この発明は、自動車の車体構造に関するものである。

従来の技術 フレーム付車両にあっては、例えば第３図に示すように
フレームｌにフレーム側のキャブマウントブラケット２
が取り付けられている。一方、フロアバネル３の側縁部
にはシルアウタパネル４が接合され、シルアウタパネル
４の下縁とフロアバネル３の側縁郎にシルインナパネル
５が接合されている。

フロアパネル３とシルインナパネル５とのコーナ１１ク
分には両者に渡って車体側のキャブマウントブラケット
６が接合され、このキャブマウントブラケット６がイン
シュレータ７を介してフレーム１側のキャブマウントブ
ラケット２に取り付けられている。

ここで、フロアパネル３とキャブマウントブラケット６
との接合部分にはパッチ８を裏当てしてシートベルト９
のアンカブラケット！０がボルト１１．ナットｌ２によ
り取り付けられている。この類似構造は、例えば実開昭
６０−１６１６７６号公報に示されている。

発明が解決しようとする課題 フレームＩ側のキャプマウントブラケット２からの反力
がインシュレータ７を介して車体側のキ？ブマウントブ
ラケット６に作用すると、キャブマウントブラケット６
は２点鎖線で示すように変形し易く、したがって、変形
を抑えるには、車体側のキャプマウントプラケット６を
大型化したり、フロアパネル３の板厚を増加したり、ス
ポット溶接の打点数を増したりすることが必■となって
、車体重俄の増加及びコストアップにつむがるという問
題がある。

また、シートベルト９のアンカブラケット１０の取付部
にパッチ８が設けられているため、その分だけ車体重量
が増加すると共に部品点数が増加し、組付作業性が低下
するという問題がある。

そこで、この発明は、車体側のキャブマウントブラケッ
トの変形を車体重量の増加及びコストアップを招くこと
なく防止することができる自動車の車体構造を堤供する
ものである。

課題を解決するための手段 フロアパネルの側縁部がサイドシルに接合され、サイド
シルのシルインナパネルに車室内側に張り出す膨出部が
形成され、この膨出部の上壁がフロアパネルに当接され
、ここにシートベルトのアンカブラケットが取り付けら
れ、一方膨出部を跨ぎシルインナパネルからフロアパネ
ルの下面に渡る部位に、フレームに弾性体を介して支持
されるキャブマウントプラケットが接合されている。

作用 シルインナパネルに形成された膨出部により、フレーム
から受ける反力に起因するキャブマウントブラケットの
変形を阻止すると共にシートベルトのアンカブラケット
の支持剛性を確保する。

東施例 以下、この発明の実施例を図面と共に説明する。

第１，２図において、フロアパネル１３の側縁部にはサ
イドシル！４のシルアウタパネルＩ５が接合され、シル
アウタパネル１５の下縁とフロアパネルｌ３の側縁部に
はシルインナパネル１６が接合されている。

Ｊユ記シルインナパネル１６にはその中央部分に車体中
央側に張り出す膨出部ｌ７が形成されている。

膨出部ｌ７は上壁１７ａがフロアバネルｌ３の下面に当
接すると共に側壁１７ｂが斜状に形成されたものであっ
て、上壁１７ａとフロアバネルＩ３とにはシートベルト
ｌ８のアンカブラケットＩ９がボルト２０．ナット２１
により取り付けられている。

そして、上記シルインナパネルｌ６からフロアパネルＩ
３の下面に渡る郎ｆ化には膨出部ｌ７を跨いで、車体側
のキャブマウントブラケット２２がスポット溶接により
接合されている。

具体的に」二記キャブマウントブラケット２２は、シル
インナパネルＩ６からフロアパネルｌ３に渡る接合部分
２２ａが側壁２２ｂによって補強されたものであって、
接合部分２２ａの上面にはエンボス２２ｃが形成されて
いる。

そして、上記エンボス２２ｃに弾姓体としてのインシュ
レータ２３が取り付けられ、このインシュレータ２３に
フレーム２４に取り付けられたフレー１１２４側のキャ
ブマウントブラケット２５が固定されている。

尚、上記フレーム２４側のキャブマウントブラケット２
５も車体側のキャブマウントブラケット２２と類似する
形状となっている。

上記実施例構造によれば、フレーム２４側のキャブマウ
ントブラケット２５からの反力がインシュレータ２３を
介して車体側のキャブマウントブラケット２２に作用す
ると、この反力はキャブマウントブラケット２２とシル
インナパネル■６の膨出部Ｉ７の側壁＋７ｂとの接合部
分に強度的に有利な剪断方向として作用し、かつ膨出部
１７によって剛性が高められたシルインナパネルｌ６が
変形し難＜＜なるため、キャプマウントブラケット２２
の変形を抑えることができる。

そして、同様にシルインナパネル１６の膨出部！７の」
二壁１７ａとフロアパネルｌ３とにシートベルトｌ８の
アンカブラケットｌ９が取り付けられているため、何ら
別部材を用いることなく、シートベルトｌ８の支持剛性
を高めることができる。

更に、上記膨出部ｌ７の上壁１７ａが、フロアパネルｌ
３を取り付ける際の取付基準面となるため、フロアバネ
ル１３の組付精度向上につながる。

発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、サイドシル
のシルインナパネルに形成された膨出ｊ１≦によってシ
ートベルトのアンカブラケットの支持剛性とキャブマウ
ントブラケットの取付強度を高められるという効果があ
る。

また、このようにアンカブラケットの支持剛性及びキャ
ブマウントブラケットの取付強度を高めるために、別途
補強用の部品を用いたり、スポット溶接の増し打らを行
う必要がないためコストダウンを図ることができるとい
う効果がある。

そして、膨出部の土壁がフロアパネルに当接されている
ため、フロアパネルの取付けの隙に膨出部の土壁を位置
決め部として有効利用でき、したがってフロアパネルの
組付精度が高められるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の第２図１−１線に沿う断
面図、第２図は同斜視図、第３図は従来技術の第１図に
相当する断面図である。 １３・・・フロアパネル，１４・・・サイドシル、１６
・・・シルインナパネル、＋７・・・膨出ｉ’ｒ＜，１
８・・・シートベルト、１９・・・アンカブラケット、
２２・・・キャブマウントブラケット、２３・・・イン
シュレータ（弾Ｆｔ体）、２４・・・フレーム。 第１図 １ｇ 第３図 ｑ ゝ２４ １３−−−−−フロ了ノマ序ノレ １４・−−−−プＡドシ）レ １６・・−−−ンノレインナＫ；Ｆ）レ１７−・一一月
形出音ｐ １８・・−−−ンートへりレト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フロアパネルの側縁部がサイドシルに接合され、
   サイドシルのシルインナパネルに車室内側に張り出す膨
   出部が形成され、この膨出部の上壁がフロアパネルに当
   接され、ここにシートベルトのアンカブラケットが取り
   付けられ、一方膨出部を跨ぎシルインナパネルからフロ
   アパネルの下面に渡る部位に、フレームに弾性体を介し
   て支持されるキャブマウントブラケットが接合されてい
   ることを特徴とする自動車の車体構造。