JPH03249972A - 粉体塗装金属板の焼付方法および焼付炉 - Google Patents
粉体塗装金属板の焼付方法および焼付炉Info
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- JPH03249972A JPH03249972A JP4573890A JP4573890A JPH03249972A JP H03249972 A JPH03249972 A JP H03249972A JP 4573890 A JP4573890 A JP 4573890A JP 4573890 A JP4573890 A JP 4573890A JP H03249972 A JPH03249972 A JP H03249972A
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要〕
高周波誘導加熱方式を利用した粉体塗装金属板の焼付方
法および焼付炉に関し、 金属板に塗着された粉体塗料を飛散することなく、溶融
された粉体塗料から発生するガスを排気することを目的
とし、 金属板に塗着された粉体塗料を溶融加熱して焼き付ける
粉体塗装金属板の焼付方法であって、前記金属板に塗着
された粉体塗料を高周波誘導加熱により溶融すると共に
、該溶融された粉体塗料から発生するガスを前記金属板
に対してlOm/sec、以下の相対速度を有する熱風
で排気するように構成する。
法および焼付炉に関し、 金属板に塗着された粉体塗料を飛散することなく、溶融
された粉体塗料から発生するガスを排気することを目的
とし、 金属板に塗着された粉体塗料を溶融加熱して焼き付ける
粉体塗装金属板の焼付方法であって、前記金属板に塗着
された粉体塗料を高周波誘導加熱により溶融すると共に
、該溶融された粉体塗料から発生するガスを前記金属板
に対してlOm/sec、以下の相対速度を有する熱風
で排気するように構成する。
本発明は粉体塗装金属板の焼付方法および焼付炉に関し
、特に、高周波誘導加熱方式を利用した粉体塗装金属板
の焼付方法および焼付炉に関する。
、特に、高周波誘導加熱方式を利用した粉体塗装金属板
の焼付方法および焼付炉に関する。
近年、例えば、家電製品等を初めとして予め塗装された
鋼板(プレコート鋼板)が広く使用されて来ている。と
ころで、プレコート鋼板を静電粉体塗装により製造する
場合、粉体塗料が塗着された鋼板を溶融して焼き付ける
のに適した粉体塗装金属板の焼付技術が要望されている
。
鋼板(プレコート鋼板)が広く使用されて来ている。と
ころで、プレコート鋼板を静電粉体塗装により製造する
場合、粉体塗料が塗着された鋼板を溶融して焼き付ける
のに適した粉体塗装金属板の焼付技術が要望されている
。
従来、静電粉体塗装によりプレコート鋼板を製造する場
合、粉体塗料が塗着された鋼板をガス加熱方式を用いた
熱風炉により加熱して粉体塗料の溶融焼き付は処理を行
うようになされている。しかし、粉体塗料が塗着された
鋼板を加熱すると、粉体塗料と鋼板との間の結合力(ク
ーロン力)が低下して、表面の粉体塗料が溶融する前に
飛散することがあった。この溶融前における粉体塗料の
飛散は、鋼板を短い時間(距離)で加熱するため熱風を
強く吹き当てる場合に著しく、このような熱風炉により
製造されたプレコート鋼板の塗装面は、膜厚が不均一で
品質も悪くならざるをえない。
合、粉体塗料が塗着された鋼板をガス加熱方式を用いた
熱風炉により加熱して粉体塗料の溶融焼き付は処理を行
うようになされている。しかし、粉体塗料が塗着された
鋼板を加熱すると、粉体塗料と鋼板との間の結合力(ク
ーロン力)が低下して、表面の粉体塗料が溶融する前に
飛散することがあった。この溶融前における粉体塗料の
飛散は、鋼板を短い時間(距離)で加熱するため熱風を
強く吹き当てる場合に著しく、このような熱風炉により
製造されたプレコート鋼板の塗装面は、膜厚が不均一で
品質も悪くならざるをえない。
また、従来、粉体塗料が塗着された鋼板を赤外線加熱装
置や誘導加熱装置を用いて加熱して粉体塗料の溶融・流
動・平滑化を行い、その後、熱風加熱装置を用いて焼き
付ける粉体塗装金属板の焼付炉(例えば、特開昭61−
146366号公報)が提案されている。
置や誘導加熱装置を用いて加熱して粉体塗料の溶融・流
動・平滑化を行い、その後、熱風加熱装置を用いて焼き
付ける粉体塗装金属板の焼付炉(例えば、特開昭61−
146366号公報)が提案されている。
上述したように、従来、粉体塗料が塗着された鋼板を赤
外線加熱装置や誘導加熱装置を用いて加熱して粉体塗料
の溶融・流動・平滑化を行い、その後、熱風加熱装置を
用いて焼き付ける粉体塗装金属板の焼付炉が知られてい
る。
外線加熱装置や誘導加熱装置を用いて加熱して粉体塗料
の溶融・流動・平滑化を行い、その後、熱風加熱装置を
用いて焼き付ける粉体塗装金属板の焼付炉が知られてい
る。
ところで、例えば、赤外線加熱装置を使用して粉体塗料
が塗着された鋼板を加熱すると、溶融した粉体塗料から
ガスが発生する。このガスは、粉体塗料に含まれる各種
の有機溶剤や硬化剤等から発生するものであるが、焼付
炉から確実に排気しなければならない。
が塗着された鋼板を加熱すると、溶融した粉体塗料から
ガスが発生する。このガスは、粉体塗料に含まれる各種
の有機溶剤や硬化剤等から発生するものであるが、焼付
炉から確実に排気しなければならない。
また、上述した従来の粉体塗装金属板の焼付炉では、粉
体塗料の溶融処理(溶融・流動・平滑化)だけを赤外線
加熱装置や誘導加熱装置を用いて行い、塗料の焼付処理
は熱風加熱装置を用いて行うようになされている。しか
し、この焼付処理についても、急速加熱が可能で熱慣性
がなく、しかも、クリーンな雰囲気で塗装欠陥の少ない
塗装金属板が得られる誘導加熱装置を用いて行うと、塗
膜の表面性能(例えば、耐汚染性や表面硬度)が低下す
ることになる。
体塗料の溶融処理(溶融・流動・平滑化)だけを赤外線
加熱装置や誘導加熱装置を用いて行い、塗料の焼付処理
は熱風加熱装置を用いて行うようになされている。しか
し、この焼付処理についても、急速加熱が可能で熱慣性
がなく、しかも、クリーンな雰囲気で塗装欠陥の少ない
塗装金属板が得られる誘導加熱装置を用いて行うと、塗
膜の表面性能(例えば、耐汚染性や表面硬度)が低下す
ることになる。
本発明は上述した従来の塗装金属板の焼付技術が有する
課題に鑑み、金属板に塗着された粉体塗料を飛散するこ
となく、溶融された粉体塗料から発生するガスを排気す
ることを主たる目的とする。
課題に鑑み、金属板に塗着された粉体塗料を飛散するこ
となく、溶融された粉体塗料から発生するガスを排気す
ることを主たる目的とする。
さらに、良好な表面性能を有する塗装金属板を得ること
も目的とする。
も目的とする。
本発明の第1の形態によれば、金属板に塗着された粉体
塗料を溶融加熱して焼き付ける粉体塗装金属板の焼付方
法であって、前記金属板に塗着された粉体塗料を高周波
誘導加熱により溶融すると共に、該溶融された粉体塗料
から発生するガスを前記金属板に対して10m/sec
、以下の相対速度を有する熱風で排気するようにしたこ
とを特徴とする粉体塗装金属板の焼付方法が提供される
。
塗料を溶融加熱して焼き付ける粉体塗装金属板の焼付方
法であって、前記金属板に塗着された粉体塗料を高周波
誘導加熱により溶融すると共に、該溶融された粉体塗料
から発生するガスを前記金属板に対して10m/sec
、以下の相対速度を有する熱風で排気するようにしたこ
とを特徴とする粉体塗装金属板の焼付方法が提供される
。
また、本発明の第2の形態によれば、金属板に塗着され
た粉体塗料を溶融加熱して焼き付ける粉体塗装金属板の
焼付炉であって、前記金属板に塗着された粉体塗料を加
熱して溶融する粉体塗料溶融用高周波誘導加熱装置と、
該溶融された粉体塗料から発生するガスを前記金属板に
対して10+s/sec。
た粉体塗料を溶融加熱して焼き付ける粉体塗装金属板の
焼付炉であって、前記金属板に塗着された粉体塗料を加
熱して溶融する粉体塗料溶融用高周波誘導加熱装置と、
該溶融された粉体塗料から発生するガスを前記金属板に
対して10+s/sec。
以下の相対速度を有する熱風で排気するガス排気用熱風
装置とを具備することを特徴とする粉体塗装金属板の焼
付炉が提供される。
装置とを具備することを特徴とする粉体塗装金属板の焼
付炉が提供される。
本発明の粉体塗装金属板の焼付方法によれば、金属板に
塗着された粉体塗料は高周波誘導加熱により溶融される
。このとき、溶融した粉体塗料から発生するガスは、金
属板に対して10m/sec、以下の相対速度を有する
熱風により排気されることになる。これによって、金属
板に塗着された粉体塗料を飛散することなく、溶融され
た粉体塗料から発生するガスを確実に排気することがで
きる。
塗着された粉体塗料は高周波誘導加熱により溶融される
。このとき、溶融した粉体塗料から発生するガスは、金
属板に対して10m/sec、以下の相対速度を有する
熱風により排気されることになる。これによって、金属
板に塗着された粉体塗料を飛散することなく、溶融され
た粉体塗料から発生するガスを確実に排気することがで
きる。
ここで、ガスを排気する熱風を金属板に対してほぼ平行
で該金属板が搬送される速度にほぼ一致する風速で吹き
出すようにすれば、金属板に対する熱風の相対速度がほ
ぼ零となり、金属板に塗着された粉体塗料は全く飛散せ
ず、溶融した粉体塗料から発生するガスを有効に排気す
ることができる。また、塗料が溶融した金属板を高周波
誘導加熱により加熱して塗料の焼き付けを行うのと同時
に、該金属板の塗料表面に熱風を吹き付けるようにすれ
ば、塗膜の表面性能を向上させることができる。
で該金属板が搬送される速度にほぼ一致する風速で吹き
出すようにすれば、金属板に対する熱風の相対速度がほ
ぼ零となり、金属板に塗着された粉体塗料は全く飛散せ
ず、溶融した粉体塗料から発生するガスを有効に排気す
ることができる。また、塗料が溶融した金属板を高周波
誘導加熱により加熱して塗料の焼き付けを行うのと同時
に、該金属板の塗料表面に熱風を吹き付けるようにすれ
ば、塗膜の表面性能を向上させることができる。
以下、本発明に係る粉体塗装金属板の焼付炉の実施例を
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る塗装金属板の焼付炉の一実施例を
示す図である0本実施例の焼付炉1は、例えば、静電粉
体塗装により粉体塗料7が塗着された鋼板6を加熱し、
該粉体塗料6を溶融して焼き付けるために使用されるも
のである。
示す図である0本実施例の焼付炉1は、例えば、静電粉
体塗装により粉体塗料7が塗着された鋼板6を加熱し、
該粉体塗料6を溶融して焼き付けるために使用されるも
のである。
第1図に示されるように、焼付炉lは、三つの領域I、
Ifおよび■に分割されていて、各領域に対して高
周波誘導加熱装置41.42および43が設けられてい
る。すなわち、領域Iには、鋼板6に塗着された粉体塗
料7を加熱して溶融する粉体塗料溶融用高周波誘導加熱
装置41が設けられ、領域Hには、例えば、使用する粉
体塗料7に応じて該頭載■内の温度を一定に保持するか
或いは綱板6の加熱を行うための高周波誘導加熱装置4
2が設けられ、そして、領域■には、塗料7が溶融した
綱板6を加熱して該塗料の焼き付けを行う塗料焼付用高
周波誘導加熱装置43が設けられている。
Ifおよび■に分割されていて、各領域に対して高
周波誘導加熱装置41.42および43が設けられてい
る。すなわち、領域Iには、鋼板6に塗着された粉体塗
料7を加熱して溶融する粉体塗料溶融用高周波誘導加熱
装置41が設けられ、領域Hには、例えば、使用する粉
体塗料7に応じて該頭載■内の温度を一定に保持するか
或いは綱板6の加熱を行うための高周波誘導加熱装置4
2が設けられ、そして、領域■には、塗料7が溶融した
綱板6を加熱して該塗料の焼き付けを行う塗料焼付用高
周波誘導加熱装置43が設けられている。
また、領域Iおよび■には、熱風装置2a、2bからの
熱風が供給され、それぞれ排気装置3aおよび3bを介
して排気されるようになされている。すなわち、領域■
には、ガス排気用熱風装置2aがらの鋼板6に対して1
抛/sec、以下の相対速度を有する熱風が熱風ダク)
21aおよび熱風吹出ノズル22aを介して供給され
、この熱風吹出ノズル22aがらの熱風により溶融され
た粉体塗料7から発生するガスが領域Hに配設された排
ガスダクト31aおよびダンパー32aを介して排気さ
れることになる。
熱風が供給され、それぞれ排気装置3aおよび3bを介
して排気されるようになされている。すなわち、領域■
には、ガス排気用熱風装置2aがらの鋼板6に対して1
抛/sec、以下の相対速度を有する熱風が熱風ダク)
21aおよび熱風吹出ノズル22aを介して供給され
、この熱風吹出ノズル22aがらの熱風により溶融され
た粉体塗料7から発生するガスが領域Hに配設された排
ガスダクト31aおよびダンパー32aを介して排気さ
れることになる。
さらに、領域■には、表面性能向上用熱風装置2bから
の熱風が熱風ダクト21bおよび熱風吹出ノズル22b
を介して供給され、この熱風吹出ノズル22bからの熱
風により鋼板6の塗料表面の性能を向上させるようにな
されている。この熱風吹出ノズル22bからの熱風は、
鋼板6の塗料表面に吹き付けられた後、排ガスダクト3
1bおよびダンパー32bを介して排気されることにな
る。
の熱風が熱風ダクト21bおよび熱風吹出ノズル22b
を介して供給され、この熱風吹出ノズル22bからの熱
風により鋼板6の塗料表面の性能を向上させるようにな
されている。この熱風吹出ノズル22bからの熱風は、
鋼板6の塗料表面に吹き付けられた後、排ガスダクト3
1bおよびダンパー32bを介して排気されることにな
る。
第2図は第1図の焼付炉における熱風吹出ノズルの様子
を示す図であり、第3図は第1図の焼付炉において吹き
出される熱風の方向および風速を説明するための図であ
る。
を示す図であり、第3図は第1図の焼付炉において吹き
出される熱風の方向および風速を説明するための図であ
る。
まず、熱風吹出ノズル22aから吹き出されるガス排気
用の熱風は、第2図(a)および第3図に示されるよう
に、綱板6に対してほぼ平行(熱風吹出ノズル22aの
ノズル角度θa=90°)で鋼板6が搬送される方向に
吹き出されるようにされている。ここで、ガス排気用熱
風の風速は、鋼板6に対して10m/sec、以下の相
対速度に設定され、好ましくは、鋼板6の搬送速度にほ
ぼ一致するように設定される。このように、ガス排気用
熱風の風速を綱板6の搬送速度にほぼ一致するように設
定すれば、鋼板6上に塗着されている粉体塗料7に対し
ての相対速度は零となり該粉体塗料7を全く飛散するこ
となく、粉体塗料溶融用高周波誘導加熱装置41による
加熱で溶融した粉体塗料7から発生するガスを排気する
ことができる。また、ガス排気用熱風は、溶融した粉体
塗料7から発生するガスを排気するためのもので、粉体
塗料7(綱板6)を加熱するためのものではないので、
その温度は、それほど高い温度とする必要がない。
用の熱風は、第2図(a)および第3図に示されるよう
に、綱板6に対してほぼ平行(熱風吹出ノズル22aの
ノズル角度θa=90°)で鋼板6が搬送される方向に
吹き出されるようにされている。ここで、ガス排気用熱
風の風速は、鋼板6に対して10m/sec、以下の相
対速度に設定され、好ましくは、鋼板6の搬送速度にほ
ぼ一致するように設定される。このように、ガス排気用
熱風の風速を綱板6の搬送速度にほぼ一致するように設
定すれば、鋼板6上に塗着されている粉体塗料7に対し
ての相対速度は零となり該粉体塗料7を全く飛散するこ
となく、粉体塗料溶融用高周波誘導加熱装置41による
加熱で溶融した粉体塗料7から発生するガスを排気する
ことができる。また、ガス排気用熱風は、溶融した粉体
塗料7から発生するガスを排気するためのもので、粉体
塗料7(綱板6)を加熱するためのものではないので、
その温度は、それほど高い温度とする必要がない。
次に、熱風吹出ノズル22bから吹き出される塗料表面
の性能を向上するための熱風は、第2図(b)に示され
るように、鋼板6に対して斜め(熱風吹出ノズル22b
のノズル角度θb =120’ )で鋼板6が搬送され
る方向に吹き出されるようにされている。ここで、領域
■において行われる塗料の焼き付は処理は、塗料焼付用
高周波誘導加熱装置43による加熱により行われるので
、表面性能向上用熱風の温度および風速は、塗料の表面
性能(例えば、耐汚染性や表面硬度)を向上させる値に
設定すればよく、従来の熱風炉における熱風の温度およ
び風速よりも十分に小さい値でよいことになる。
の性能を向上するための熱風は、第2図(b)に示され
るように、鋼板6に対して斜め(熱風吹出ノズル22b
のノズル角度θb =120’ )で鋼板6が搬送され
る方向に吹き出されるようにされている。ここで、領域
■において行われる塗料の焼き付は処理は、塗料焼付用
高周波誘導加熱装置43による加熱により行われるので
、表面性能向上用熱風の温度および風速は、塗料の表面
性能(例えば、耐汚染性や表面硬度)を向上させる値に
設定すればよく、従来の熱風炉における熱風の温度およ
び風速よりも十分に小さい値でよいことになる。
(発明の効果〕
以上、詳述したように、本発明によれば、溶融した粉体
塗料から発生するガスを金属板に対して1抛/sec、
以下の相対速度を有する熱風により排気することによっ
て、金属板に塗着された粉体塗料を飛散することなく、
溶融された粉体塗料から発生するガスを確実に排気する
ことができる。
塗料から発生するガスを金属板に対して1抛/sec、
以下の相対速度を有する熱風により排気することによっ
て、金属板に塗着された粉体塗料を飛散することなく、
溶融された粉体塗料から発生するガスを確実に排気する
ことができる。
第1図は本発明に係る塗装金属板の焼付炉の一実施例を
示す図、 第2図は第1図の焼付炉における熱風吹出ノズルの様子
を示す図、 第3図は第1図の焼付炉において吹き出される熱風の方
向および風速を説明するための図である。 (参照符号の説明) 1・・・焼付炉、 2a、2b・・・熱風装置、 21a、21b・・・熱風ダクト、 22a 、 22b・・・熱風吹出ノズル、3a、3b
・・・排気装置、 31a、31b・・・排ガスダクト、 32a、32b −−−ダンパー、 41.42.43・・・高周波誘導加熱装置、5・・・
断熱材、 6・・・鋼板、 7・・・粉体塗料(塗膜)。 (a)
示す図、 第2図は第1図の焼付炉における熱風吹出ノズルの様子
を示す図、 第3図は第1図の焼付炉において吹き出される熱風の方
向および風速を説明するための図である。 (参照符号の説明) 1・・・焼付炉、 2a、2b・・・熱風装置、 21a、21b・・・熱風ダクト、 22a 、 22b・・・熱風吹出ノズル、3a、3b
・・・排気装置、 31a、31b・・・排ガスダクト、 32a、32b −−−ダンパー、 41.42.43・・・高周波誘導加熱装置、5・・・
断熱材、 6・・・鋼板、 7・・・粉体塗料(塗膜)。 (a)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、金属板に塗着された粉体塗料を溶融加熱して焼き付
ける粉体塗装金属板の焼付方法であって、前記金属板に
塗着された粉体塗料を高周波誘導加熱により溶融すると
共に、該溶融された粉体塗料から発生するガスを前記金
属板に対して10m/sec.以下の相対速度を有する
熱風で排気するようにしたことを特徴とする粉体塗装金
属板の焼付方法。 2、前記ガスを排気する熱風は、前記金属板に対してほ
ぼ平行で該金属板が搬送される速度にほぼ一致する風速
で吹き出されるようになっている請求項第1項に記載の
粉体塗装金属板の焼付方法。 3、前記塗料が溶融した金属板は、さらに、高周波誘導
加熱により加熱されて該塗料の焼き付けが行われると同
時に、該金属板の塗料表面に熱風が吹き付けられるよう
になっている請求項第1項に記載の粉体塗装金属板の焼
付方法。 4、金属板に塗着された粉体塗料を溶融加熱して焼き付
ける粉体塗装金属板の焼付炉であって、前記金属板に塗
着された粉体塗料を加熱して溶融する粉体塗料溶融用高
周波誘導加熱装置と、該溶融された粉体塗料から発生す
るガスを前記金属板に対して10m/sec.以下の相
対速度を有する熱風で排気するガス排気用熱風装置とを
具備することを特徴とする粉体塗装金属板の焼付炉。 5、前記ガス排気用熱風装置は、前記熱風を吹き出す方
向を前記金属板が搬送される方向で該金属板に対してほ
ぼ平行となるように規定する熱風方向規定手段と、前記
熱風を吹き出す風速を前記金属板が搬送される速度とほ
ぼ一致するように規定する熱風風速規定手段とを具備す
る請求項第4項に記載の粉体塗装金属板の焼付炉。 6、前記粉体塗装金属板の焼付炉は、さらに、前記塗料
が溶融した金属板を加熱して該塗料の焼き付けを行う塗
料焼付用高周波誘導加熱装置と、該塗料焼付用高周波誘
導加熱装置による前記塗料の焼き付けが行われると同時
に、該金属板の塗料表面に熱風が吹き付けて該塗料表面
の性能を向上させる表面性能向上用熱風装置とを具備す
る請求項第4項に記載の粉体塗装金属板の焼付炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2045738A JPH0694017B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 粉体塗装金属板の焼付方法および焼付炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2045738A JPH0694017B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 粉体塗装金属板の焼付方法および焼付炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03249972A true JPH03249972A (ja) | 1991-11-07 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0890055A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-09 | Soufuku Koki Kk | 塗装皮膜を有する形鋼の一貫連続製造設備 |
JP2002340479A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 乾燥装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS634874A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-09 | Kawatetsu Kohan Kk | 切板の塗覆装ラインにおける誘導加熱炉 |
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1990
- 1990-02-28 JP JP2045738A patent/JPH0694017B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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JPS634874A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-09 | Kawatetsu Kohan Kk | 切板の塗覆装ラインにおける誘導加熱炉 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0890055A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-09 | Soufuku Koki Kk | 塗装皮膜を有する形鋼の一貫連続製造設備 |
JP2002340479A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 乾燥装置 |
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