JPS634874A - 切板の塗覆装ラインにおける誘導加熱炉 - Google Patents

切板の塗覆装ラインにおける誘導加熱炉

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JPS634874A
JPS634874A JP14680586A JP14680586A JPS634874A JP S634874 A JPS634874 A JP S634874A JP 14680586 A JP14680586 A JP 14680586A JP 14680586 A JP14680586 A JP 14680586A JP S634874 A JPS634874 A JP S634874A
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JP
Japan
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furnace
induction heating
hot air
zones
gas
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Application number
JP14680586A
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English (en)
Inventor
Norihiko Usui
薄井 徳彦
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Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
Original Assignee
Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、切仮に連続して塗料を塗装したり、ラミネ
ートフィルムをプリント塗装するいわゆる切板塗覆装ラ
インにおける誘導加熱炉に関するものである。
(従来の技術) 今日、カラー鉄板と一般に称せられているプレコート鋼
板は、板材として最も一般的な市販材料として、外装建
材をはじめ、内装建材、家電、鋼製家具および車両など
広範囲の用途に使用されている。
その主な特長は、成形加工性、耐食性、耐候性および不
燃性に富むことの他、安価なことが挙げられる。
ところでかかるプレコートtFjl板の内装建材や家電
、鋼製家具、車両への用途拡大が進むに従って、最近で
は、意匠性の優れた高級化粧鋼板や表面光沢の高い鮮映
鋼板など高級化、意匠性および高品質に対する要請が次
第に高まり、それに伴って極度にゴミ付着が少なく美麗
な塗装仕上がりのプレコート鋼板が要求されている。
しかしながら現行のプレコート鋼板の塗料焼付は硬化炉
としては、熱容量の大きな熱風循環方式の熱風炉が主流
で、対流効率を上げるために多量の熱風をストリップに
吹付けて塗料の焼付は硬化を行っているので、塗料焼付
は時に発生するヤニやダストを完全に除去することはで
きず、各種の改良が試みられているとはいえ、満足いく
程度にまで炉内をクリーンな状態に保持することはでき
なかった。
しかも焼付は時に発生し−たヤニやダストは炉内および
ダクトに堆積するので、品質確保上定期掃除が必要であ
り、そのため稼動率の低下を招いていた。
その他、外装建材ではその需要ニーズである長期保証の
要求に耐え得る塗料の開発が進められ、また家電では耐
熱性プレコート鋼板に対する要求が殊の外強い。これら
の要求に応えるためには、塗料として高分子樹脂塗料を
用いる必要があるが、かかる高分子樹脂塗料を用いた場
合には、従来の塗料焼付は温度よりも高温で焼付けを行
う必要があることから、焼付は硬化炉としても広い処理
温度範囲をそなえることが必要である。
しかしながら従来の熱風炉では処理温度が最高で300
℃程度であるため、高分子樹脂塗料の性能を充分に発揮
させることができないというところにも問題を残してい
た。
ここに最近、クリーンでかつ高温処理が可能な焼付硬化
炉として誘導加熱炉が注目され、たとえば特公昭47−
9916号公報や特開昭50−45022号公報などに
おいて、誘導加熱コイルによる塗料焼付は方法が提案さ
れている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記の如き誘導加熱炉においては、次のよ
うな問題を残していた。
誘導加熱コイルは、熱に弱いために通常内部水冷構造に
なっているが、逆にこの水冷構造に起因した表面温度の
低さ故に、塗料の焼付は時やラミネートフィイルの被覆
時に蒸発する水分や揮発溶剤、樹脂、接着剤などが結露
してヤニやダストを形成し易く、かようなりニやダスト
が製品表面に付着して品質の低下を招く。。
また従来の誘導加熱方式では、誘導加熱コイルの中を切
板のような非連続物を搬送する手段が無いことから、切
板の如き短片を処理することができない。
この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、切板
の塗覆装ラインにおいて、誘導加熱コイルを用いて塗料
を焼付は硬化させる場合に、切板の如き短片についても
容易に処理でき、しかも表面性状を劣化させる原因とな
るヤニやダストの発生を効果的に防止して美麗な表面の
塗装銅板を得ることができる誘導加熱炉を提案すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわちこの発明は、切板の塗覆装ラインに設置される
誘導加熱炉であって、被処理材を内部通板させる間に加
熱処理する誘導加熱コイルをそなえる複数の加熱ゾーン
とこれらの加熱ゾーン間それぞれに配設された排気ゾー
ンとからなり、炉内には、被処理材を載置して加熱ゾー
ンおよび排気ゾーンを順次に搬送するエンドレスベルト
ならびにこのエンドレスベル十と誘導加熱コイルの上部
内周面との間に設置した整流効果を有するマスキングを
そなえる他、フレッシュ熱風を加熱ゾーンおよび排気ゾ
ーンの上方から炉内に供給し、該誘導加熱コイルの背後
から上記マスキングを通し整流してから被処理材表面に
対し下降流として吹付けるフレッシュ熱風の吹込み系と
、炉内ガスを排気ゾーンの金属ストリップ下面側におい
て炉外に導き、清浄化したのち大気中に放散する炉内ガ
スの排気系とをそなえることを特徴とする切板の塗覆装
ラインにおける誘導加熱炉である。
まずこの発明の解明経緯について説明する。
さて発明者らは、ヤニやダストの発生状況について解明
を試みた結果、以下の知見を得た。
プレコート鋼板の塗装は一般に、溶剤型樹脂、水性樹脂
および粉体樹脂などが使用されているが、これらの塗料
を焼付は乾燥する工程において水分、溶剤、樹脂が、さ
らに粘着ラミネートフィルムの乾燥時においては接着剤
中の揮発分が、それぞれ蒸発する。かかる蒸発ガスには
その濃度に依存した結露温度が存在し、従ってかかる蒸
発ガスが接触した所の温度が結露温度以下の場合は結露
してヤニやダストの発生となる。
従来の加熱炉設計では、かかる結露温度のみ考慮されて
いたが、種々実験の結果、焼付は工程におけるガス濃度
の変動や温度変動さらにはガス流動過程におけるポケッ
トの発生などによってもヤニやダストなどの発生状況が
変化し、とくに誘導加熱コイルは前述したとおりその表
面温度が低いこともあって、蒸発ガスが容易に結露して
ヤニやダストが発生し易い。
この発明は、上記の知見に立腓して開発された新規な構
造になる誘導加熱炉である。
第1図に、この発明に従う誘導加熱炉を組込んだ塗覆装
ラインの設備列を、また第2図には上記誘導加熱炉の全
体をそれぞれ模式で、さらに第3図にはその要部を断面
で示す。
図中番号1は切板Cの供給設備、2は前処理設備、3は
塗装・プリント設備、そして4が誘導加熱炉、5が冷却
装置、6が検査工程であり、切板Cはかかる処理ライン
を通板する間に塗装が施されて製品7となる。
誘導加熱炉4は、誘導加熱コイル8をそなえる加熱ゾー
ン9と排気ゾーン10とを交互に配設した構造になって
、炉内には、たとえば第4図に示した如き各種塗料のヒ
ートサイクルに適合する制御が可能となるように加熱ゾ
ーンを分割配置する。
また誘導加熱コイル8は銅チューブ内に冷却水11を通
すことによって内部冷却され、他方その外周は絶縁断熱
シール12で完全に保護されている。
さてこの発明において、炉内における切板Cの搬送は、
布状グラスウールなどからなるを可とする非磁性のエン
ドレスベルト13によって行うものとする。
またかかるエンドレスベルト13上に載置されて誘導コ
イル8内を通過する切板Cと該コイル8の上部内周面と
の間には、整流効果を有する非磁性体のマスキング14
を配置し、フレッシュ熱風を図中番号15で示したよう
にコイル8の背後から導き、かかるマスキング14を通
して整流してから、切板Cに対し下降流として(好まし
くは垂直に)吹き付けるのである。
ここに上記マスキングとしては、平面形状が蜂の巣形の
いわゆるハニカム状の微細通孔を多数そなえるものや、
同様に平面形状が格子状、円形などの多数の微細通孔を
有するものが有利に適合する。そしてかかる構造になる
マスキングを通過させることによってフレッシュ熱風の
効果的な整流が達成できるのである。なおこのマスキン
グは、上記したフレッシュ熱風の整流効果の他、何かし
らの原因で炉内ガスが上昇してきた場合に、かかる微細
通孔において炉内ガス中の蒸発成分を付着除去する機能
もそなえている。
次にフレッシュ熱風は、送風装置16からの空気を1次
、2次、3次の高性能フィルター17で充分にクリーン
化したのち熱交換器18を介して適正温度に昇温されて
から加熱炉4内にその上方から送り込まれるしくみにな
っている。
またストリップ上面に対し下降流として吹付けられた後
の熱風は、炉内発生ガスと共に、排気ゾーン10のスト
リップ下面側に設けた排出口19から炉外に導き、その
後ヒユームインシネレータ−20で可燃成分を燃焼・脱
臭して無害化し、ついで熱交換器18で抜熱してから大
気中へ放散されるしくみになっている。
(作 用) この発明では、使用熱風は完全にクリーン化されている
ので、かかる熱風をストリップ表面に吹付けたとしても
板表面が汚れることはない。
また炉内において、フレッシュ熱風は下降流としてスト
リップ表面に吹付けられるので、焼付は時に揮散する溶
剤や樹脂、水分などの蒸発成分がストリップ上方の誘導
コイルや炉壁に接触して結露に至ることはなく、従って
かかる蒸発成分に起因したヤニやダストによって板表面
が汚染されることもない。
さらに炉内で発生した溶剤や水分、樹脂などの連発ガス
は速やかに炉外に排出されるので、炉内において爆発や
火災が生じることはなく、しかもかかる炉内ガスは、そ
の可燃成分を燃焼・脱臭して無害化されると共に熱回収
されたのち大気中へ放散されるので、公害防止および熱
収支の面でも有利である。
なお金属ストリップ表面に対するフレッシュ熱風の吹付
は速度は、従来の熱風炉における風速よりもはるかに小
さいので、粉体塗料が使用し得る利点もある。
(実施例) 前掲第1図に示した、この発明に従う誘導加熱炉をそな
える塗覆装設備を用いて、下表に示した条件下に塗装処
理を施した。
同表より明らかなように、この発明に従う誘導加熱炉を
用いた場合には、180℃から450’Cまでにわたる
各種樹脂塗装の最適焼付は温度で、焼付は処理を実施で
き、しかも得られた製品の表面にはヤニやダストなどの
付着が全く無く、美麗な外観を呈していた。
(発明の効果) この発明の効果は次のとおりに要約される。
I)フレッシュ熱風の供給系統と炉内ガスの排気系統と
が完全に分れていて、塗料焼付は時に発生するガスは最
短距離で炉外に排出され、製品通過ゾーンは常にフレッ
シュ熱風で満たされ極めて高いクリーン度に保持されて
いるので、表面にヤニやダストなどの付着がない美麗表
面の高級化粧鋼板を容易に得ることができる。
ii)誘導加熱コイルとフレッシュ熱風との組合わ、せ
により、樹脂の選択性を排除できる。たとえば粉体塗装
鋼板については、熱風炉だけでは粉体が飛散するため使
用不可能であったが、フレッシュ熱風の吹付は速度は粉
体の飛散風速以下が十分であるので、その使用が可能に
なる。また300℃以上の焼付は温度が必要とされる樹
脂塗料は、従来の熱風炉では危険を伴うため使用できな
かったが、誘導加熱とフレッシュ熱風との組合わせでは
かかる高温焼付けを必要とする塗料の塗装も可能になる
。さらに炉内雰囲気中に所定量の酸素を必要とする樹脂
塗料の焼付けに当っては、従来の誘導加熱炉や循環熱風
炉では酸素コントロールができなかったので使用に・供
し得なかったが、ガス供給系をそなえるこの発明では、
かような塗料の焼付けも可能になる。
iii )金属ストリップの加熱は、誘導加熱によって
行われ、しかも炉内は加熱ゾーンと排気ゾーンとに分割
されているため、各種樹脂特性に対するヒートサイクル
を瞬時に適正サイクルに変更できるので、良好な品質の
製品を安定して得ることができ、また炉内清掃が不必要
になることもあって稼働率の向上が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に従う誘導加熱炉を組込んだ塗覆装
ラインの模式図、 第2図は誘導加熱炉の全体図、 第3図および第4図はその要部拡大図、第5図は各種塗
料のヒートサイクルを示した図である。 1・・・切板Cの供給設備 2・・・前処理設備3・・
・塗装・プリント設備 4・・・誘導加熱炉

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、切板の塗覆装ラインに設置される誘導加熱炉であっ
    て、被処理材を内部通板させる間に加熱処理する誘導加
    熱コイルをそなえる複数の加熱ゾーンとこれらの加熱ゾ
    ーン間それぞれに配設された排気ゾーンとからなり、 炉内には、被処理材を載置して加熱ゾーンおよび排気ゾ
    ーンを順次に搬送するエンドレスベルトならびにこのエ
    ンドレスベルトと誘導加熱コイルの上部内周面との間に
    設置した整流効果を有するマスキングをそなえる他、フ
    レッシュ熱風を加熱ゾーンおよび排気ゾーンの上方から
    炉内に供給し、該誘導加熱コイルの背後から上記マスキ
    ングを通し整流してから被処理材表面に対し下降流とし
    て吹付けるフレッシュ熱風の吹込み系と、炉内ガスを排
    気ゾーンの金属ストリップ下面側において炉外に導き、
    清浄化したのち大気中に放散する炉内ガスの排気系とを
    そなえることを特徴とする切板の塗覆装ラインにおける
    誘導加熱炉。
JP14680586A 1986-06-25 1986-06-25 切板の塗覆装ラインにおける誘導加熱炉 Pending JPS634874A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02198663A (ja) * 1989-01-27 1990-08-07 Showa Alum Can Kk 塗料の乾燥焼付装置
JPH03249972A (ja) * 1990-02-28 1991-11-07 Nippon Steel Corp 粉体塗装金属板の焼付方法および焼付炉

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