JPH032495A - シールド機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、切羽の安定は土圧シールド方式を採用すると
ともに、排土は泥水輸送により行うようにしたシールド
機に関する。

「従来の技術及びその課題」 従来、泥土圧式ンールド機にあっては、排土する際に地
下水の噴発防止の為に巨大なスクリューコンベアを備え
たものが知られいる。そして、近年シールドトンネルが
ますます大深度化するに従って、地下水圧が大きくなり
、その噴発防止のために、さらに巨大なスクリューコン
ベアが必要となってきている。

ところが、セグメント組み立ての自動化や測量の自動化
に伴って、シールド機の内部で自動化装置を設置するた
めのスペースの確保が困難となってきているという問題
点があった。

この発明は、前記事情に鑑みてなされたものでり、スク
リューコンベアを小さ（して又は不要にしてシールド機
内部の空間を広（確保することができるシールド機を提
供することを目的としている。

「課題を解決するための手段」 本発明の方法は、前記問題点を解決するために、カッタ
装置の後部に泥土圧室を設け、該泥土圧室の後部に隔壁
を介して泥水圧室を設け、該泥水圧室には送泥管及び排
泥管を設けるとともに泥土圧室には作泥材注入管を設け
、さらに前記隔壁には前記泥土圧室と泥水圧室との間の
圧力を調節するための複数の連通孔を形成し、隔壁の底
部には泥土圧室から泥水圧室に排土を移送するための排
土口を設けたこと特徴としている。

「作用」 本発明は、泥水圧室と泥土圧室との間の隔壁に複数の連
通孔が形成されているため、泥水圧室側の圧力が泥土圧
室側の圧力より高くなって排土口から泥土圧室側へ水が
逆流することがないとともに、泥土圧室と泥水圧室との
内圧を同等に維持することができ、さらに、隔壁の泥土
圧室側への掘削土砂の付着を低減させることが出来る。

「実施例」 以下、図面を参照して本発明を説明する。

第１図ないし第３図は本発明のシールド機の第１実施例
を示すものであり、図中符号ｌは円筒状のスキンプレー
トである。スキンプレートｌの前部には地山を掘削する
ためのスポーク型のカッタ装置２が設けられており、ス
キンプレート１の後部には組み立てられたセグメント３
に反力を取って推進する推進ジヤツキ４が設けられてい
る。

カッタ装置の後部には撹拌翼２ａが設けられているとと
もに泥土圧室５が設けられており、泥土圧室５の後部に
は隔壁６を介して泥水圧室７が設けられている。そして
、泥水圧室７には送泥管８及び排泥管９が接続されてお
り、泥土圧室５には作泥材注入管１０が接続されている
。なお、第１図中符号１１は撹拌プロペラであり、隔壁
６の底部には泥土圧室５から泥水圧室７に排土を移送す
るための排土用スクリューコンベア１２、即ち排土口が
設けられている。

第３図は隔壁６であり、該隔壁６には泥土圧室５と泥水
圧室７との間を連通させるための複数の連通孔、即ち、
円形、長方形等のスリット１３゜１３、・・・が形成さ
れている。さらに１．排土用スクリューコンベア１２の
上部には排土口開閉用のスライドゲージ１４が設けられ
た構成となっている。

つぎに、前記構成のシールド機の作用について説明する
。

推進ジヤツキ４によってスキンプレートｌを推進させる
と共に、カッタ装置２によって地山を切削し、切削した
土砂は泥土圧室５の内部で撹拌翼２ａによって撹拌する
ことにより細かく砕かれるとともに、作泥材注入管１０
から流入する泥水と、隔壁６のスリットから流入する泥
水によって柔らか（練り混ぜられる。練り混ぜられた土
砂は、スクリーーコンベア１２によって泥水圧室７へ移
送され、泥水と混じり合う。そして、送泥管８から送ら
れて来た泥水によって排泥管９側へ送り出される。

このように、本実施例のシールド機によれば、泥水圧室
７と泥土圧室５との間の隔壁に複数のスリット１３，１
３．　　・・・が形成されているため、泥水圧室７側の
圧力が泥土圧室５側の圧力より高くなって排土用スクリ
ューコンベア１２から泥土圧室５側へ水が逆流すること
がないとともに、泥土圧室５と泥水圧室７との内圧を同
等に維持することができ、排土用スクリューコンベア１
２を小型化することができ、さらに隔壁の泥土圧室側へ
の掘削土砂の付着を低減させることが出来る。これによ
って、土庄式シールドの方式によって切羽の安定を図る
とともに、泥水輸送方式によって排土を行うことができ
る。

つぎに、第４図、第５図を用いて第２の実施例を説明す
る。なお、本実施例において、前記第１の実施例に示し
た構成要素と同一の要素については、同一符号を付して
説明を省略する。

第４図、第５図に示すシールド機はスキンプレート１の
断面が四角形をしたものであり、スキンプレートの前面
中央部にはスポーク型のカッタ装置１５が設けられ、そ
の周囲にはスキンプレートの周縁部に沿って補助カッタ
１６，１８．　　・・・が設けら朴ている。そして、ス
キンプレートの底部側には、オーガスクリュウ付きの補
助カッタ１ｆ３　ａ、　　ｌ　６　ａ、　　・・が設け
られ、これによって泥土圧室５で混ぜられた土粒子を泥
水圧室７に取り込むようになっており、その他の構成に
ついては前記第１の実施例と全（同様である。

したがって、この第２の実施例のシールド機にあっては
、前記第１の実施例のシールド機と同様の作用効果を有
するとともに、構造物の用途に合わせた経済的なトンネ
ル断面に適応することができる。

なお、前記実施例では排土口に排土用スクリューコンベ
アを用いたが、これに限られることなく、泥土圧室で混
練した削土が十分流動性がある場合には、排土用スクリ
ューコンベアは必要ではなく、単に、泥土圧室と泥水圧
室との隔壁に土砂取り込み用の開閉ゲートを設置するよ
うにすればよい。

「発明の効果」 前述したように、本発明のシールド機にあっては、泥水
圧室と泥土圧室との間の隔壁に複数の連通孔が形成され
ているため、泥水圧室側の圧力が泥土圧室側の圧力より
高（なって排土口から泥土圧室側へ水が逆流することが
ないとともに、泥土圧室と泥水圧室との内圧を同等に維
持することができ、これによって、排土用スクリューコ
ンベアを小さくして、又は不要としてシールド機内部の
空間を広く確保することができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例を示すもので
あり、第１図は本発明のシールド機の側断面図、第２図
はシールド機の正面図、第３図は隔壁の正面図、第４図
、第５図は本発明の第２実施例を示すものであり、第４
図はシールド機の側断面図、第５図はシールド機の正面
図である。 １・・・・・・スキンプレート、２・・・・・・カッタ
装置、３・・・・・・セグメント、５・・・・・・泥土
圧室、６・・・・・・隔壁、７・・・・・・泥水圧室、
８・・・・・・送泥管、９・・・・・・排泥管、１０・
・・・・・作泥材注入管、１２・・・・・・排土口（排
土用スクリューコンベア）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スキンプレートの前部に設けられたカッタ装置によって
   地山を掘削し、かつスキンプレートの後部に組み立てら
   れたセグメントに反力を取って推進するシールド機であ
   って、前記カッタ装置の後部に泥土圧室を設け、該泥土
   圧室の後部に隔壁を介して泥水圧室を設け、泥水圧室に
   は送泥管及び排泥管を設けるとともに泥土圧室には作泥
   材注入管を設け、さらに前記隔壁には前記泥土圧室と泥
   水圧室との間の圧力を調節するための複数の連通孔を形
   成し、隔壁の底部には泥土圧室から泥水圧室に排土を移
   送するための排土口を設けたことを特徴とするシールド
   機。