JPH0324143Y2 - - Google Patents

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JPH0324143Y2
JPH0324143Y2 JP1983112992U JP11299283U JPH0324143Y2 JP H0324143 Y2 JPH0324143 Y2 JP H0324143Y2 JP 1983112992 U JP1983112992 U JP 1983112992U JP 11299283 U JP11299283 U JP 11299283U JP H0324143 Y2 JPH0324143 Y2 JP H0324143Y2
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skin
wading
cover
frame
seating surface
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JP1983112992U
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JPS6020900U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は表皮、発泡材製ワデイング、ワデイン
グカバーを積み重ねてその三部材を一体に高周波
融着して形成する車両用シートにおける表皮部材
に関するものである。
従来この種の表皮部材は高周波による融着部以
外の部分が夫々独立している(接着されていな
い)ため、特に着座面の体重が加わる表皮部材の
かがみの部分が、シートの長期使用によつて弛ん
だり或いは皺が発生したりし、シートの外観にお
ける美観を損ねていた。
そこで、本考案は斯る従来品の不具合を除去す
ることを目的とするものである。即ち、シートを
長期使用しても、シートの表面を形成する表皮部
材の表皮が弛んだり、或いは皺になつたりするこ
とのないものを提供せんとするものである。
以上の目的を達成するための本考案に係る車両
用シートは、平担状の着座面と、この着座面の左
右に隆起状の隆起面とを有する発泡体製クツシヨ
ン体を被覆すると共に、表皮、ワデイング、ワデ
イングカバーの積層体から構成される表皮部材に
おいて、 該表皮部材はクツシヨン体の着座面を被覆する
かがみと、隆起面を被覆する額縁とはその境界に
おいて一体に加圧融着して形成した凹窪状のキル
テイングを有し、前記かがみはこのかがみを構成
する表皮とワデイングとを通気性接着剤を介して
全面を一体に接着し、前記額縁を構成する表皮と
ワデイングとは独立状に積層してなることを特徴
とするものである。
(作用) 着座者の着座状態において体重が加わる表皮部
材のかがみは表皮のワデイングとが全面が一体に
接着され、且つかがみと額縁との境界には表皮、
ワデイング、ワデイングカバーの三者を一体に加
圧融着した凹窪状のキルテイングが設けてあるた
め、かがみの表皮は左右方向にキルテイングによ
つて緊張される。また、かがみの表皮は発泡体製
ワデイングと一体であるため、表皮はワデイング
の弾性によつて常時緊張される。一方、着座者が
着座する前後に接合する表皮の額縁は、その表皮
がワデイングに接着されていないため、着座者の
乗降の際、表皮がワデイングに対して移動する。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係る表皮部材を使用して形成
した車両用シートのシートクツシヨンを示し、斯
るシートクツシヨンを受皿状のシートフレームロ
に発泡材クツシヨン体ハを載置し、これを表皮部
材イで被包したものである。
クツシヨン体ハは上面の中央部に平担状の着座
面31と、この着座面31の左右に隆起状の隆起
面32を有する。
以上の表皮部材イは表皮10,10′と、発泡
体製のワデイング11,11′と、ワデイングカ
バー12,12′の三部材からなる積層体であり、
クツシヨン体ハの着座面31を被覆するかがみ
a1,a1′はその表皮10とワデイング11とが通
気性接着剤13で一体に全面接着され、クツシヨ
ン体ハの隆起面32を被覆する額縁a2,a2はその
表皮10′とワデイング11′、ワデイングカバー
12′が接着されずに独立状に積層されている構
造である。
そして、この額縁a2,a2とかがみa1との境界に
は、表皮10、ワデイング11、ワデイングカバ
ー12を高周波によつて加圧融着した凹窪状キル
テイングbが設けてある。
以上の接着剤13は高周波融着性を有するナイ
ロン系共重合体など溶融点が低いプラスチツク
で、表皮10とワデイング11とを接着した際に
表皮10とワデイング11との間に非接着部が生
じるように網目状、多孔状のフイルム又はワタ状
の微細糸塊を使用する。
なお、以上の額縁a2,a2の端末に、まちa3,a3
が一体に縫着され、袋状の表皮部材を形成する。
以上の表皮部材イは、第4図、第5図に示す方
法で成形する。
即ち、高周波溶接機の電極である下型20,2
0,21上に、表皮10、接着剤13、ワデイン
グ11、ワデイングカバー12を順次積層する。
下型20,20,21はキルテイングb形成用下
型20と表皮接着用下型21とからなり、各下型
20,20,21は夫々独立状に突設してこの各
下型20,20,21間の間隙によつて表皮1と
ワデイング2との接着部に皺が発生しないように
してあり、また下型21はアルミ、真鍮などで、
下型20,20より、その高さを低くし、上型2
2で押圧し高周波を印加した際、ワデイング11
が圧潰されることなく接着剤13のみが、溶融し
てワデイング11と表皮10とが接着し得るよう
に形成されている。なお、電極たる上型22はそ
の押圧面が平面状に形成されている。
従つて、下型20,20,21上に表皮10等
を積層後、上型22を下降せしめて、積層物を加
圧し高周波電圧を印加すると(第5図)、下型2
0,20,21と上型22とによつて表皮10、
ワデイング11、ワデイングカバー12の三部材
が圧縮され一体に融着されて凹溝状のキルテイン
グbが形成され、また、下型21と上型22とに
よつて、表皮10は接着剤13の高周波による溶
融によつてワデイング12に一体に接着され、第
6図に示す本案品が成形される。
本考案は如上の如く構成したから、以下の効果
を有する。
(1) 着座部分のかがみを構成する表皮はワデイン
グに一体に接着され、且つその表皮は凹窪状の
キルテイングによつて左右方向に張力を加え乍
ら接着される。従つて、このかがみの表皮は発
泡体製ワデイングの弾力によつて常に緊張され
ているため、シートの長期使用によつてかがみ
の表皮に皺、たるみが生じることがない。
(2) 一方、かがみの左右に有しクツシヨン体の隆
起面を被覆する額縁は、その表皮とワデイング
とが独立状に積層されているため、着座者の乗
降時に、着座者の接触によつて額縁の表皮がワ
デイングに対して移動する。そのため、着座者
が額縁側からかがみ側、或いは、逆方向に移動
し易くなり、乗降性が向上する。加えて、クツ
シヨン体の隆起面における上下方向の長さが、
この隆起面を被覆する額縁の表皮における上下
方向の長さが不一致になり、表皮に皺が生じ易
いが、この表皮はワデイングに独立状に形成さ
れ、ワデイングの弾力によつて張設されている
ため、額縁の表皮にも皺、たるみが生じない。
依つて、外観品質が良好な表皮部材を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品の使用状態を一部切欠して示す
平面図、第2図は同縦断面図、第3図Aは第2図
の(A部)の拡大断面図、第3図Bは同(B部)
の拡大断面図、第4図、第5図は本案品の成形方
法を示す断面図、第6図は本案品を切欠して示す
斜視図である。 図中、a1,a1′はかがみ、a2,a2は額縁、10,
10′は表皮。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平担状の着座面と、この着座面の左右に隆起状
    の隆起面とを有する発泡体製クツシヨン体を被覆
    すると共に、表皮、ワデイング、ワデイングカバ
    ーの積層体から構成される表皮部材において、 該表皮部材はクツシヨン体の着座面を被覆する
    かがみと、隆起面を被覆する額縁とはその境界に
    おいて一体に加圧融着して形成した凹窪状のキル
    テイングを有し、前記かがみはこのかがみを構成
    する表皮とワデイングとを通気性接着剤を介して
    全面を一体に接着し、前記額縁を構成する表皮と
    ワデイングとは独立状に積層してなることを特徴
    とする車両用シートの表皮部材。
JP11299283U 1983-07-19 1983-07-19 車両用シ−トの表皮部材 Granted JPS6020900U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11299283U JPS6020900U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 車両用シ−トの表皮部材

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JP11299283U JPS6020900U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 車両用シ−トの表皮部材

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Publication Number Publication Date
JPS6020900U JPS6020900U (ja) 1985-02-13
JPH0324143Y2 true JPH0324143Y2 (ja) 1991-05-27

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ID=30261732

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JP11299283U Granted JPS6020900U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 車両用シ−トの表皮部材

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022109515A1 (de) 2022-04-20 2023-10-26 Lisa Dräxlmaier GmbH Verfahren zum herstellen eines dekorverbunds und dekorverbund für ein kraftfahrzeug

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564449A (en) * 1979-06-25 1981-01-17 Ikuta Kogei:Kk Preparation of sheet containing elastic body
JPS5845000B2 (ja) * 1979-08-10 1983-10-06 エボ−シユ・ベトラツハ・ソシエテ・アノニム 電子時計用減速歯車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845000U (ja) * 1981-09-05 1983-03-25 トヨタ自動車株式会社 座席等のクツシヨン天板

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Publication number Publication date
JPS6020900U (ja) 1985-02-13

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