JPS5845000B2 - 電子時計用減速歯車 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子時計用の歯車列に関し、更に特定すれば一
段毎に回転する駆動カナと、駆動カナの歯と噛み合い、
かつ被駆動輪から駆動カナに各回転一段毎の間に阻止ト
ルクを伝達するときは常に駆動カナを阻止する歯を備え
た前記被駆動輪を有する型式の減速歯車に関する。

ステップモーターを有する電子腕時計の指針は一般に減
速歯車を介してモーターにより回転され、その減速比は
モーターのステップ角度によって決定される。

その歯車列の一特徴はモーターの二段回転する間に被駆
動輪に望ましくないときにトルクが印加される場合には
阻止するように都合良く設計できることである。

前記設計により、望ましくないタイミングのトルクはモ
ーターに伝達されないので、注目に直すべく、前記トル
クに抵抗することができる磁気阻止手段を提供する必要
はない。

本歯車列の各種の設計があるが、従来提案された全ての
設計はある種の欠点を有する。

腕時計に使用するのに適した一つの設計は６０個の歯を
備えた被駆動輪を駆動する六枚の葉部を備えた駆動カナ
から成る。

減速比は従って１対１０である。

他の従来技術の設計において、しかし置時計用であるが
、駆動カナは二個の歯を有する。

駆動カナはステップモーターの回転軸と一体であるので
、駆動カナは各回転角に１８０度回転し、基部に円錐形
の拡がりを有する円筒状ピン形状の歯は二枚の平行板と
一体である。

被駆動輪の歯はラジアル状歯元と被駆動輪と同軸の円筒
状表面を形成するように形成した先端を有する。

置時計用の鋳造又はモールティングにより生産しうる本
設計は回転子軸と直に一体の駆動カナが０、５ ｍｒｎ
以下の直径にする腕時計の寸法に採用することはできな
い。

本発明の目的はステップモーターを有する電子腕時計に
使用するのに適した改善型減速歯車を提供することであ
り、前記ステップモーターの回転子カナと暦車間の作動
段階の数を構造を単純にするために最小限に減じ、そし
て歯車列の条件をモーターに過負荷を回避するために最
良にして、大量生産を可能にするように簡単な手段又は
方法により生産できるものを提供することである。

この点で、本発明による改善型の電子時計用の減速歯車
は本体と一体に形成した二個の直径方向に対向した歯と
回転軸を有するカナ本体、前記回転軸に平行な千切表面
である前記歯の歯元、尖頭せシもち形の先端とラジアル
状の平面歯元を有する歯を含む歯車、カナの回転軸と輪
の回転軸間の距離は輪の先端円弧の半径より小さいもの
から戒る。

本発明の望ましい実施例を添付図面を参照して以下に詳
述する。

第１〜４図に示したカナは飼えば最適生産条件Ｆにてな
らい旋削によジ生産されつる金属部品である。

第１図に示す駆動カナは円筒状外面２を有する本体１と
一端から延伸する二個の直径方向に対向する歯３，４か
ら成る。

本体１は軸方向の盲孔５を含み、その直径は前記歯３，
４の弧状内面の直径と等しい。

前記歯３，４の先端面は円筒状外面２の部分により形成
され、歯元６，７は本体１の軸線に平行であり、かつ互
いに平行な複数本の半切面である。

こうして、盲孔５を穿孔した後に、歯３，４はカナの軸
に対し垂直方向に働く二個の研削カッターにより、単に
横方向に研削して加工できる。

第１，２図に示した駆動カナが指針を有する電子腕時計
内のステップモーターの回転子と直に一体である場合に
、本体１はモーターの磁石を有する軸内に歯３，４の対
向端にて続いて行く。

前記軸はベアリングｋｔＢ持するための二面の円筒状表
向をも含む。

シャンク（５ｈａｎｋ ）も歯の対向面に設けである。

前記要素は従来型の構造であり、これ以上の説明は省略
する。

第３，４図は駆動カナが二本の同軸であるが軸方向に隔
設された部分８ａｔ ｓｂに分割づれた本体８から成る
他の実施ｆＦｌ”を示しである。

円筒状中心孔９は、歯３，４と同様に、駆動カナの軸に
平行な半切面形状の歯元１２．１３を有する二本の歯１
０．１１により係合されている部分８ａ。

８ｂ内を貫通する。

歯１０，１１は同様に研削され、その場合に部分８ａ、
８ｂｋ分離する二本の溝を本体８内に研削する。

本体８の一端から穿孔した中心孔９は盲孔であるので、
軸支シャンクを本体８の一端に設けることができる。

第３図は又駆動カナと噛み合う輪の歯の軌跡を点線にて
示しである。

被駆動輪１４と噛み合う、第１〜４図に示したものの一
つのような、駆動力す１５の伝達条件は第５図にてより
明確に理解されよう。

被駆動輪１４は例えば六本の歯１６を有する。

歯１６ａ。１６ｂ等の各々は尖頭せりもち先端１７と被
駆動輪１４の軸線に平行で少なくともラジアル方向に向
った半切面により形成された二本の歯元１８゜１９を有
する。

駆動力す１５の軸は円弧２０上に在り、その半径は被駆
動軸１４の先端の半径よりも僅かに小さい。

駆動力す１５の歯３，４は回転子の磁石の方に向いてい
るので、回転子の停止位置において、前記歯は被駆動輪
１４に対して正接に位置している。

駆動力す１５の歯３，４は従って各々歯１６ａの各側に
て、又歯１６ａに隣接する他の二本の歯１６ｂ、１６ｃ
間にて噛み合っている。

こうして、駆動力す１５は被駆動輪１４の阻止要素とし
て働く。

パルス間のパルス間隔時間中に、駆動力す１５は明らか
に回転子の磁気的阻止により固定位置に保持されている
。

従って被駆動輪１４は同様に阻止される。

何故ならば被駆動輪１４が作動するときに駆動力す１５
と接触する歯１６ｈ又は１６ｃは駆動力す１５の歯の一
本の円筒状先端面に対し休止しているからであり、前記
歯１６ｂ又は１６ｃは駆動力す１５上にラジアル方向の
力を与える。

駆動力す１５が毎秒１８０度回転すると、被駆動輪１４
は一段前進するので、各段毎に”／６０回転する。

従って前記被駆動輪は秒針を直に担持する真を備えてい
る。

輪列は非常に単純化される。

歯のモジュールは例えば０．１５位である。

更に、駆動カナの歯が二面体内によシ境界づけられた千
切面の形状の歯元を有するという事実にも拘らず、伝達
条件はにも拘らず満足するものである。

回転中に、被駆動輪１４は、駆動力す１５の駆動歯が駆
動カナ内に噛み合っている歯１６ａを駆動する。

駆動カナがその次の休止位置に達すると、駆動カナはそ
の駆動力を歯の一本の外側先端面を介して被駆動輪に伝
達し、他の歯は回転子が回転を中止する正にその瞬間に
被駆動輪の動きを止める。

被駆動輪の歯は次いで駆動カナの歯の先端面と接触する
ので、駆動カナへの反応が磁気的阻止をする何らの危険
性もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例における駆動カナの軸方向断面図、
第２図は第１図の平面図、第３図は第２実施例の駆動カ
ナの立面図、第４図は第３図の■−ＩＶ線上に取った断
面図、第５図は第１図の駆動カナから成る歯車の縮小尺
の平面図である。 １．８・・・・・・本体、２・・・・・・円筒状外面、
３，４゜１０．１１・・・・・・歯、６，７，１８．１
９・・・・・・歯元、９・・・・・・中心孔、１４・・
・・・・被駆動輪、１５・・・・・・駆動カナ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ （力 一段づつ回転するとともに駆動カナの本体と
   一体に形成した二本の歯を備えた前記本体を有する駆動
   カナ、前記歯は互いに直径方向に対向し、かつ各々は前
   記駆動カナの回転軸に平行に配設した二つの千切面歯元
   を有するもの、（イ）各々尖頭せりもち先端と二個のラ
   ジアル方向の千切面の歯元余有する複数本の歯を有する
   被駆動輪、 （つ）上記駆動カナは上記被駆動輪と噛み合い、前記駆
   動カナの回転軸と前記被駆動輪の回転軸間の距離は前記
   被駆動輪の先端円弧の半径よりも小さく、一段づつ回転
   する間隔の間に前記被駆動輪から前記駆動カナに阻止ト
   ルクｋｆｉ達するときに、前記被駆動輪の前記歯は前記
   駆動カナを阻止することから成る電子時計用減速歯車。 ２ 上記第１項記載の本体は円筒状外面と軸方向孔を有
   すること。 ３ 上記第１項記載の駆動カナの歯は本体の円筒状外面
   部に形成される外面を有すること。 ４ 上記第１項記載の駆動カナの歯は駆動カナの有する
   軸方向孔の壁部により形成される内面を有すること。 ５ 上記第１項記載の被駆動輪は６０本の歯から成るこ
   と。 ６ 上記第１項記載の駆動カナの回転軸と被駆動輪の回
   転軸間の距離は、前記駆動カナの歯が前記被駆動輪に対
   し正接に位置しているときに前記駆動カナの歯が前記被
   駆動輪を阻止するように、前記被駆動輪の先端円弧の半
   径の長手に十分近接すること。 ７ 上記第１項記載の駆動カナの歯は前記駆動カナの本
   体の一端から軸方向に突出していること。 ８ 上記第１項の駆動カナの本体は該駆動カナの歯が互
   いに係合する二個の同軸部分を有すること。