JPH0324069A - ベンゾ〔b〕フラン誘導体 - Google Patents

ベンゾ〔b〕フラン誘導体

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JPH0324069A
JPH0324069A JP16023489A JP16023489A JPH0324069A JP H0324069 A JPH0324069 A JP H0324069A JP 16023489 A JP16023489 A JP 16023489A JP 16023489 A JP16023489 A JP 16023489A JP H0324069 A JPH0324069 A JP H0324069A
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Tetsukiyo Kamijo
上條 哲聖
Atsushi Tsubaki
椿 敦
Toshiaki Yamaguchi
敏章 山口
Kazumitsu Hirata
一満 平田
Kiichi Kurashina
倉科 喜一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品の製造中間体として有用な、一般式 p2 (式中のR’およびR2は同じでも異なっていてもよく
、水素原子または炭素数1〜3のアルコヰシ基であり、
Yは水素原子または炭素数2〜5のアルコキシ力ルボニ
ル基である〉で表される2−7ェニルベンゾ(b)フラ
ン誘導体(2)式 R1 (式中のRIおよびR2は同じでも異なっていてもよく
、水素原子または炭素数1〜3のアルコキシ基であり、
Yは水素原子または炭素数2〜5のアルコキシ力ルボニ
ル基である)で表される2−フエニルベンゾ〔b〕フラ
ン誘導体に関するものである。
さらに詳しく・言えば、本発明は骨吸収抑制作用および
骨形戒促進作用を有し、骨粗壓症治療剤として有用な一
船式 R2 (式中のRlおよびR2は前記と同じ意味をもつ)で表
されるベンゾフロ[3, 2− C )キノリン誘導体
の製造中間体である一般式(r)で表される2−フエニ
ルベンゾ〔b〕フラン誘導体に関するものである。
〔従来の技術〕
前記一般式(II)で表されるベンゾフロ(3, 2−
C〕キノリン誘導体は、骨吸収抑制作用と骨形或促進作
用を有し、骨粗電症治療剤として有用であることが報告
されている(特開昭63−295581号、同63−2
95582号、同63−297325号〉。
これまで、前記一般式(n)の化合物のようなベンゾフ
ロ(3. 2− C )キノリン誘導体の製造方法とし
て、例えば、一般式 (式中のnは0または1である〉で表される2−キノロ
ン誘導体をビリジン・塩酸塩の存在下で加熱して、一般
式 (式中のnは0または1である〉で表されるベンゾフロ
C3. 2− c )キノリン誘導体を得る方法が知ら
れている〔ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケ
ミストリー(J, }leterocyclic Ch
em,)、21巻、1984年、737〜739ページ
、特開昭63295581号、同63−295582号
、同63−297325号〕。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は医薬品として有用な前記一般式(If)
で表されるベンゾフロ(3. 2− c )キノリン誘
導体を効率的に製造できる中間体を提供することである
上述した前記一般式(III)で表されるような2一キ
ノロン誘導体をビリジン・塩酸塩の存在下で加熱して、
前記一般式(n)で表されるベンゾフロ[3. 2− 
C )キノリン誘導体を製造する従来の方法は、脱水環
化反応が2つの方向に起こるため、全く異なる2つの化
合物が同時に製造される。
例えば、式 で表される2−キノロン誘導体を、ピリジン・塩酸塩と
加熱すると、式 で表されるベンゾフロ〔3. 2− c 〕キノリン誘
導体と、式 で表されるベンゾフロ(2. 3− b )キノリン誘
導体がそれぞれ約47%および約19%の単離収率で得
られる〔ジャーナル オブ ヘテロサイクリックケ ミ
 ス ト リ ー  (J,   Heterocyc
lic  Chem,)   、 21 巻、737〜
739ページ、1984年〕。
このように、従来の方法は前記一般式(II)で表され
るベンゾフロ[3. 2− c )キノリン誘導体の製
造方法としてはきわめて効率が悪く、かなりの高温の反
応温度を要するなど多くの問題をもつものであるため、
より効率的で安全な製造方法の開発が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述した従来の方法における問題点を解
決すべく鋭意検討した結果、前記一般式(I)で表され
る2−フェニルベンゾ〔b〕フラン誘導体を用いること
により、効率的でかつ安全に骨粗囚症治療剤である前記
一殻式(n)で表されるベンゾフロ(3. 2− C 
)キノリン誘導体を製造できることを見出し、本発明を
なすに至った。
本発明の一般式(1)で表される化合物は新規化合物で
あり、以下のようにして製造することができる。すなわ
ち、一般式 サリチルアルデヒド誘導体と、一般式 (式中のXはハロゲン原子であり R Iは前記と同じ
意味をもつ)で表される化合物を塩基の存在下に反応さ
せて、一般式 R2 〈式中のR1およびR2は前記と同じ意味をもつ〉で表
される化合物を製し、これを塩基、例えば水酸化ナ} 
IJウムと処理して脱水閉環させ、一般式(式中のR2
は前記と同じ意味をもつ)で表されることにより、一般
式 o2 (式中のR1およびR2は前記と同じ意味をもつ)で表
される2−(2−二トロフエニル)ベンゾ〔b〕フラン
誘導体を得る。ついでこれを適当な還元剤を用いてニト
ロ基を還元することにより、一般式R2 (式中のRlおよびR2は前記と同じ意味をもつ)で表
される2−(2−アミノフェニル)ベンゾ(b〕フラン
誘導体を製造することができる。
また、このようにして得・た一般式(Ia)で表される
化合物をハロゲン化炭酸アルキル、例えば、クロル炭酸
エチルと、塩基の存在下に反応させるR↓ 〈式中のR1およびR2は前記と同じ意味をもち、Rは
炭素数1〜4のアルキル基である〉で表される2−(2
−アルコキシ力ルポニルアミノフェニル)ベンゾ〔b〕
フラン誘導体を製造することができる。
このようにして得た本発明の一般式(Ia)で表される
化合物は等モル〜20倍モル量のハロゲン化炭酸アルキ
ル誘導体またはカルボニルジイミダゾール等のカルボニ
ル基の導入試薬と適当な有機溶媒、例えば、ジフェニル
エーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、ニトロトル
エンまたはピリジン中、所望により等モル〜5倍モル量
の塩基、例えば、ピリジン、トリエチルアミン、炭酸水
素ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム等の存
在下、室温で数時間反応させ、ついで、100〜2名0
℃、好ましくは115〜150℃で1〜5時間加熱し、
常法に従い処理することにより容易に骨粗電症治療剤で
あるベンゾフロ(3. 2− C )キノリン誘導体(
n)とすることができる。
また、一投式(Ib)で表される化合物は、適当な有機
溶媒、例えば、ジフェニルエーテル、N, N−ジメチ
ルホルムアミド、ビリジン、ニトロベンゼン中、100
〜260℃、好ましくは115〜150℃でl〜5時間
加熱し、常法に従い処理することによりベンゾフロ(3
. 2− C ]キノリン誘導体(II)とすることが
できる。
〔実施例〕
本発明をさらに詳述するために以下に参考例および実施
例をあげる。なお、実施例中の化合物の融点は未補正で
ある。また、化合物のNMRスペクトルは日本電子JN
M−GX270型高分解能核磁気共鳴装置を用いて測定
した。
参考例 1 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド400
 mgオヨlJ4−メトキシ−2−二トロベンジルブロ
マイド676■を乾燥N, N−ジメチルホルムアミド
5一に溶かし、炭酸カリウム400 mgを加え、室温
で18時間撹拌した。反応液にクロロホルムを加え、5
規定水酸化ナトリウム、2規定塩酸、水で順次洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し
た。残留物をエーテルで洗浄し、無色粉末の2−(4−
メトキシー2−ニトローペンジルオキシ〉−4−メトキ
シーベンズアルデヒド798mgを得た。
融  点 二  137 〜 138℃IR (KBr
) :   j/ co  1660  Cm− ’N
MR (CDCI,) δ: 3.87(s. 3}1), 3.91(s. 
3H), 5.50(s,21{). 6.53(d.
 IH, J=2.7Hz). 6.61(dd, I
H, J=2.7, 8.Hz). 7.20 〜7.
25(m.  IH).  7.69(d,  IH,
  J=2.7Hz).7.80〜7。90(+n. 
 2H).  10.37(s.  1}1)参考例 
2 2− (4−メトキシー2−ニトローペンジルオキシ〉
−4−メトキシーベンズアルデヒド500■をエタノー
ル40−に溶かし、粉末状の水酸化ナトリウム300■
を加え、60℃で1.5時間撹拌した。冷却後、2規定
塩酸20−を加え、2時間攪拌した。反応液を減圧下に
濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ベンゼン)で精製し、淡黄色結晶の2−《4−
メトキシ−2−二トロフェニル)−6−メトキシペンゾ
〔b〕フラン441mgを得た。
融  点二  82 〜 84 ℃ IR (KBr):   vwo  1515  cm
−’NMR  (COC1a) δ:  3.85(s.  3}1).  3.89(
s.  3H).  6.83(s.11{),  6
,87(dd,  IH,  J=2.7.  8.8
}1z).7.00(d.IH,J=2.7Hz).7
.14(dd,  IH,J=2.7.  8.8Hz
).  7.26(d.  IH,  J=2。7Hz
),  7、43(d,  IH,  J=8. 8H
z>.  7. 71(d,  IH,   J=8.
 8Hz)実施例 1 2−(4−メトキシー2−ニトロフェニル〉−6−メト
キシベンゾ(b)フラン300mgをクロロホルム/メ
タノール=1/5の混合溶媒30−に溶解し、10%パ
ラジウムー炭素80■を加え、3気圧の水素雰囲気下、
15時間撹拌した。触媒をろ去し、ろ液を減圧下に留去
し、淡褐色結晶の2−(2−アミノー4−メトキシフェ
ニル)−6−メトキシベンゾ〔b〕フラン256mgを
得た。
融  点;  125 〜 127℃ IR  (KBr):   ”Il1  3420. 
 3290  cm−’NMR  (CDCIs) δ:  3.80(s,  3H).  3.85(s
,  3H),  6,34(d.1}1,  J=2
.7Hz).  6.43(dd,  IH,  J=
2.7,8.8Hz).  6.75(s.  Iff
).  6.86(dd.  18,J=2.7,  
8.8Hz).  7.06(d,  1M.  J=
2.7Hz).7.41(d.  IH,  J4.8
Hz).  7.50(d.  ltl.J=8.8H
z) 実施例 2 2−(2−アミノー4−メトキシフェニル)−6−メト
キシーベンゾ(b)フラン50■をクロロホルム3一に
溶解し、クロル炭酸エチル0.2−およびトリエチルア
ミンo,iiを加え、室温で20時間撹拌した。
反応液を減圧下に濃縮し、シリカゲル薄層クロマトグラ
フィー〈展開溶媒:クロロホルム/ベンゼン=1/1)
で精製し、無色結晶の2−(2−エトキシ力ルポニルア
ミノ−4−メトキシフエニル〉−6−メトキシベンゾ〔
b〕フラン60■を得た。
融  点二   85 〜 86 ℃ TR (KBr):   νco  1730  Cm
−’NMR (CDCI.) δ: IJ3(t. 3H, J=7.2Hz), 3
.87(s, 3H).3. 89 (S. 3H) 
. 4. 25 (Q. 2H, J=7. 2Hz)
 ,6.69(dd, IH, J=2.7. 8.8
Hz). 7.09(d. IH. J=2.7}1z
). 7.46(d, Iff, J=8.8Hz).
 7.51(d, IH, J=8.8Hz). 7.
89(br−s, IH). 7.97(br−s, 
1}1)参考例 3 2−(2−アミノー4−メトキシフェニル)−6−メト
キシペンゾ(b)フラン20■を乾燥N,N−ジメチル
ホルムアミド1.5−に溶解し、クロル炭酸エチル0.
050 wI1およびトリエチルアミ/0.025 r
nlを加え、室温で1時間撹拌し、さらに、150 t
:で3時間加熱還流した。冷却後、反応液に2規定塩酸
を加え、析出した結晶をろ取した。その結晶を順次水、
メタノールで洗い、無色結晶の3,9−ジメトキシー5
}1−ベンゾフロ(3. 2− c )キノリン−6−
オン15■を得た。
融 点:300℃以上 rR(KBr):   vca  1660  cm−
’NMR  (口MSローam) δ: 3,97(s. 3}1). 3.98(s, 
3H). 7.05 〜7.20(m. 38). 7
.56(d, 11{, J=2.2Hz).8.00
〜8.10(m. 2H). 11.94(br−s,
 1}1)参考例 4 2−(2−アミノー4−メトキシフェニル)−6−メト
キシーベンゾ(b)フラン50■ヲ乾燥N, N− シ
メチルホルムアミド2−に溶解し、カルボニルジイミダ
ゾール40■を加え、室温で30分間撹拌した後、12
0℃で一夜加熱した。冷却後、析出結晶をろ取し、メタ
ノールで洗浄し、無色結晶の3.9−ジメトキシー5H
−ベンゾフロ(3. 2− c )キノリン−6−オン
42■を得た。融点、IRおよびNMR値は参考例3で
得た化合物と同一であった。
参考例 5 2−(2−エトキシ力ルポニルアミノ−4−メトキシフ
ェニル)−6−メトキシベンゾ〔b〕フラン50mgを
ジフェニルエーテル1mj2に溶解し、1時間加熱還流
した。冷却後、析出結晶をろ取し、クロロホルムで洗浄
し、無色結晶の3.9−ジメトキシ−50−ベンゾフロ
(3, 2− c )キノリン−6−オン43■を得た
融点、IRおよびNMR値は参考例3で得た化合物と同
一であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1およびR^2は同じでも異なっていても
    よく、水素原子または炭素数1〜3のアルコキシ基であ
    り、Yは水素原子または炭素数2〜5のアルコキシカル
    ボニル基である)で表される2−フェニルベンゾ〔b〕
    フラン誘導体
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のYは水素原子または炭素数2〜5のアルコキシ
    カルボニル基である)で表される請求項1記載の2−フ
    ェニルベンゾ〔b〕フラン誘導体
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