JPH03234841A - 通風性シート - Google Patents

通風性シート

Info

Publication number
JPH03234841A
JPH03234841A JP2258828A JP25882890A JPH03234841A JP H03234841 A JPH03234841 A JP H03234841A JP 2258828 A JP2258828 A JP 2258828A JP 25882890 A JP25882890 A JP 25882890A JP H03234841 A JPH03234841 A JP H03234841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
sheet
weft
yarns
base fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2258828A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Obayashi
大林 勉
Hidemoto Hiraoka
平岡 秀元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hiraoka and Co Ltd
Original Assignee
Hiraoka and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hiraoka and Co Ltd filed Critical Hiraoka and Co Ltd
Priority to JP2258828A priority Critical patent/JPH03234841A/ja
Publication of JPH03234841A publication Critical patent/JPH03234841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Woven Fabrics (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通風性シートに関するものである。更に詳しく
述べるならば、本発明は取扱いの容易な農林土木建築用
通風性シートに関するものであり、この通風性シートは
、必要に応じて強固な熱縫合が可能なものである。
〔従来の技術〕
通風性のある農林土木建築用シートとしては、防風ネッ
ト、養生ネットなどが実用されている。
従来の通風性シートとしては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リオレフィン樹脂、又はポリ塩化ビニリデン樹脂からな
る繊維糸条、特にモノフィラメント糸条によって構成さ
れた粗目織物又は編物、或いは、前記樹脂により被覆さ
れた糸条を用いて粗目に製編又は製織された編物又は織
物が用いられていた。
ポリ塩化ビニル又はポリ塩化ビニリデン繊維糸条からな
る編織物の場合、これらを相互に熱縫合すると、繊維糸
条の熱縫合部分において、繊維が溶融し、互いに他と接
着するが、しかしこの接合部分の強度が低下するという
欠点があった。また、樹脂被覆糸条を用いて編織物を製
造する場合、糸条表面摩擦抵抗が大きいために製編織工
程が困難で製造効率が低く、又糸条交叉部が盛り上って
、使用上、外観上好ましくなかった。又両者共に、製品
中の糸条間のスリップが著しく、粗剛で、しかも嵩高で
あるため、取扱いが難しいなどの致命的な欠点があった
また、通風性シートを熱縫合した場合、その接着強度が
低いという欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、比較的軽量であり、柔軟で屈曲性に冨
み、取扱いが容易で、かつ強固に熱縫合することの可能
な通風性シートを提供することである。
本発明の他の目的は、糸条間のスリップやホラ(3) (4) しがなく、実用性十分な強度と耐久性を有する通風性シ
ートを提供することである。
〔問題点を解決するための手段・作用〕本発明の通風性
シートは、少なくともそれぞれ、互いに糸間間隙をおい
て平行に配置されかつ、それぞれマルチフィラメント糸
条からなる経糸と、および、緯糸とを含む糸条により構
成された粗目織物状基布と、前記糸条の融点、又は熱分
解温度よりも少なくとも5℃低い融点を有し、かつ前記
糸条を被覆している熱可塑性重合体被覆層とを含むシー
トであって、前記重合体被覆層は、前記糸条を被覆した
前記熱可塑性重合体の発泡体層を前記糸条とともに押圧
したものであって、かつ前記糸条の交差点を包み込んで
これら糸条を互いに固定しており、かつ、前記重合体被
覆層により被覆押圧された糸条の断面形状が、前記シー
トの平面に平行に偏平化されていて、この断面形状のシ
ート平面に平行な方向における長さ(l、)と、シート
平面に直角な方向における長さ(l2)との比が、1.
3:1〜5:1の範囲内にあり、そして、前記基布の緯
糸が、互いに平行に弧状をなして伸びていることを特徴
とするものである。
本発明の通風性シートに用いられる粗目織物状基布を構
成している糸条の種類には格別の限定はないが、例えば
融点を示さないセルロース繊維、例えば、レーヨン、お
よびキュプラ、高融点の無機繊維、例えば、ガラス繊維
、および金属繊維、比較的高い融点を有する合成繊維、
例えばポリエステル繊維、芳香族ポリエステル繊維、芳
香族ポリアミド繊維など、或いは、融点を示さない合成
繊維、例えばビニロン(水不溶性化されたポリビニルア
ルコール)繊維など、或いはこれらの2種以上の混用物
からなるものなどが用いられる。糸条の形状は、マルチ
フィラメントヤーンに限定されるが、それが甘撚り、又
は無撚りであることが好ましい。
これらの糸条のなかで、本発明に有用な基布用経糸およ
び緯糸としては、100〜5000デニールのポリエチ
レンテレフタレート マルチフィラメン(5) (6) トヤーン(融点=約260℃)およびビニロン マルチ
フィラメントヤーン(約220〜230℃で熱分解)が
すぐれた強度を有していて最も好ましい。
被覆された糸条に、所望の偏平な断面形状を与えるため
には、この糸条が、押圧処理により変形して偏平化され
やすいものであることが好ましく、このために糸条はマ
ルチフィラメントからなる無撚り糸、又は、甘撚り糸を
用いることが好ましい。
例えば、撚り数120t/m以下のものが好ましく、撚
り数100 t /m以下のもの、例えば50〜100
t/mのものがより好ましい。また糸条はもともと偏平
な断面形状を有していてもよく、例えば引揃え糸、又は
甘撚り双糸などであってもよい。
一般に本発明の通風性シートにおいて、発泡重合体の被
覆層によって被覆された糸条を重合体被覆層とともに押
圧して偏平化するために、加熱プレスが施されることが
あるが、この高温におけるプレス処理によって糸条の強
度が劣化しないことが望ましい。
本発明において、基布に用いられる織物状布帛の組織に
も、格別の限定はないけれども、例えば、第1A図に示
されているような経糸1と緯糸2とからなる平織、第2
図に示されているような緯糸3を2本の経糸4aおよび
4bでからみながら連結している、もじり織、或いは、
第3図に示されているように、互いに平行な緯糸5から
なる層の上に互いに平行な経糸6の層が、経糸の方向と
緯糸の方向とが直交するように重ね合わされておりこれ
ら経糸6と緯糸5とがからみ糸7により結びつけられて
いる、からみ織などが好ましい。
本発明に用いられる基布は粗目のものであって、経糸お
よび緯糸は、それぞれ平行に隣り合っている糸条との間
に、約0.5〜約15mmの間隙を形成していることが
好ましく、この糸条間間隙は1.0〜10mmであるこ
とが更に好ましい。
すなわち、経糸および緯糸の間に形成される間隙空間の
面積は約0.25〜225mm”であることが好ましく
、1〜100mm2であることが更に好ましい。
一般に、本発明に用いられる基布は40〜500g/m
2の目付を有することが好ましい。
(7) (8) 本発明に用いられる基布を構成する糸条は、この糸条の
融点又は熱分解温度よりも、少なくとも5℃1好ましく
は10ないし20℃1低い融点を有する重合体の発泡体
により被覆され、この重合体被覆層とともに押圧偏平化
される。そして、これら糸条は、それらの交差点におい
て前記重合体被覆層によって互いに包み込まれ、この交
差点において一体的に固定されている。重合体被覆層の
融点と、糸条の融点又は熱分解温度との差が5℃よりも
小さいときは加熱押圧工程、高周波又は熱縫合などの際
に糸条の収縮、熔融、劣化等を惹起することがある。
上記被覆用重合体としては一般に100〜250’Cの
融点を有する熱可塑性重合体、例えばポリ塩化ビニル、
ポリウレタン又はエチレン−酢酸ビニル共重合体などが
用いられる。
本発明の通風性シート上の重合体被覆層は発泡重合体よ
りなる多孔質層を押圧し、気孔をおしつぶしたものであ
る。その場合、押しつぶされた気孔は互いに連通してい
てもよく、或いは独立でもよく、或いは両者の混合であ
ってもよい。このような多孔質重合体層を押圧して得ら
れる被覆層には、押しつぶされた気孔が残存しているの
で、これが通風性シートを軽量化し、かつその柔軟屈曲
性を高め、重厚感と弾性とを与えることができる。
また発泡重合体層は、押圧処理による糸条の偏平化も容
易にする。
重合体被覆層の重量は、それが熱縫合又は高周波縫合に
十分な量である限り格別の限定はないが一般に基布重量
に対し20%以上であることが好ましく、70〜200
%であることが更に好ましい。
本発明の通風性シートに加熱又は高周波縫合を適用する
ことのない場合、重合体被覆層の重量は、基布重量に対
して20〜30%程度であってもよい。
上述のような重合体被覆層を形成するには、基布を、重
合体および発泡剤を含有する溶液又はエマルジョン中に
浸漬し、これを所望の程度に絞り、乾燥し、必要な発泡
熱処理を施せばよい。重合体溶液又はエマルジョンを基
布に含浸させるには、(9) (lO) 上記の他に、スプレー法、コーティング法、或いは、プ
ランジング法などを用いてもよい。また、上記重合体溶
液又はエマルジョンは、当該重合体以外に、難燃化剤(
例えば三酸化アンチモニー)、着色顔料、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、その他の添加剤を含んでいてもよい。上
記絞り工程により、基布中の、重合体溶液を含浸してい
る糸条は押圧され、偏平となる。
本発明の通風性シートにおいて、第1B図および第1C
図に示されているように、互いに交差する被覆された糸
条IAおよび2Aは、それぞれ重合体被覆層1aを有し
、かつシート平面に平行な方向に偏平な断面形状を有し
ている。このように重合体被覆層により被覆された糸条
を更に偏平化するには、前記の工程により発泡重合体被
覆層を糸条上に形成した後、得られた重合体被覆シート
にプレス、エンボス又はカレンダーなどの押圧処理を施
せばよい。前記押圧処理は、平面プレス機又はプレス(
カレンダー)ロールを用いて行うことができる。押圧処
理とともにシートに加熱を施してもよい。このような加
熱のために、プレス機又はプレスロールの前に加熱装置
を配置するか、或いはプレス板、又はプレスロールに加
熱装置を組み込んでもよい。このとき、加熱温度および
プレス圧力は、被覆に用いられる重合体、および糸条を
構成する物質の種類および所望の偏平化の程度などによ
って異なるが、プレスロールを用いる場合、一般に20
〜150℃1好ましくは50〜130゛Cの温度および
0.1〜50 kg/ cm、好ましくは1.0〜20
kg/cmの範囲内にあることが好ましい。
勿論、加熱を伴わない常温押圧もしばしば実用されてい
る。
複合糸条の偏平断面形状は、その偏平度を表わす比℃1
/尼2が1.3:l〜5:1の範囲内にあるように所望
に応じ適宜に設定することができる。
すなわち、第1D図に示された被覆された糸条2人の偏
平断面形状において、そのシート平面に平行な方向にお
ける長さ(!l)と、シート平面に直角な方向における
長さ(ρ2)との比はtact〜5:1の範囲内に規制
され、この範囲内で!1:(l1) (l2) 12≧2:1以上であることが更に好ましい。
比L:Azが1.3:1より小さいときに、交差する糸
条の接着面積が小さく、従って接着強度が不十分となり
、また通風性シートの柔軟性が不十分となり、嵩高とな
る。またE+:Iltの比が5=1より大きくなると、
シートの強度が低下する傾向があり柔軟性も却って低下
する。
上記のように、重合体被覆層により被覆された糸条が所
定の偏平断面形状を有しているので、本発明の通風性シ
ートは適度の柔軟性と屈曲性、および増大した被覆性と
減少した嵩高性とを有し、かつ糸条の交差点における接
着強度が高く、従って取扱いが容易であり、しかも糸条
相互のスリップがなく、実用上十分な強度と耐久性を有
している。
上述のように、偏平断面形状を有する被覆された糸条を
得るためには、基布の糸条がその断面形状を容易に変形
して偏平化しやすいものであることが望ましい。従って
、糸条としては比較的撚り数の小さな所謂せ撚糸が用い
られる。また、無撚フィラメント糸も、本発明に使用さ
れる。
いずれにせよ、本発明において熱可塑性重合体発泡体の
被覆層とともに、糸条を偏平断面形状を有する状態に、
固定化することが重要である。
重合体被覆されたシートに押圧処理を施すとき、プレス
押圧面又はカレンダーロール周面は、平滑なものであっ
てもよいし、或いは所望の規則的又は不規則な微細な凹
凸を有するものであってもよい。前者の場合、得られる
通風性シートの各被覆された糸条の重合体被覆層の表面
は平滑であり、後者の場合、各被覆された糸条の重合体
被覆層の表面に、所望形状、模様の微細凹凸が形成され
る。
通風性シートの片面のみが平滑で他面に微細凹凸が形成
されていてもよいし、両面に形成された微細凹凸の形状
、模様が互いに異なっていてもよい。
上記の微細凹凸を糸条に賦与することによって単に美観
や光沢を適度に調節するのみならず、通風性シートの屈
曲を容易にし、通風性シートの柔軟性および取扱い性を
助長することができる。上記のような目的による微細凹
凸賦与は、通風性シー(l3) (l4) トの分野では全く新規なことである。
本発明の通風性シートは、適当な通風性と隠蔽性とを有
し、構成糸条のほつれや目寄りがなく、柔軟屈曲性が適
度で嵩高性が低いため取扱いが容易である。
本発明の通風性シートは、その重合体被覆層を利用して
、このシートの所望部分を、基布の融点又は熱分解温度
より低(、重合体被覆層の融点より高い温度に加熱しな
がらプレスすることにより、熱縫合が可能である。この
熱縫合のための加熱には、高周波加熱、熱風加熱、発熱
体接触加熱又はその他既知加熱方法のいずれも適用でき
るが、般には熱風加熱を用いるライスター熱縫合又は、
高周波加熱が用いられる。
例えば第4A図に例示されているように縫合すべき2枚
のシート8および9の端末を重ね合わせ、或いは第4B
図に示されているように、縫合すべきシート8および9
の端末を折り返して四重に重ね合わせ、この重ね合わせ
部分を適宜な加熱方法により所定温度に加熱しながらプ
レスし、次にこれを放冷すれば、シート8とシート9は
確実に接合される。このとき、基布内糸条の強力には、
変化がないから縫合されたシートは、実用上十分な強力
を保持することができる。
本発明の通風性シートにおいて、基布中の緯糸が、互い
に平行に弧状をなして伸びている。
第5図において、経糸10は、互いに平行に直線状に伸
びているが緯糸11は、互いに平行に弧状をなして伸び
ている。このとき、緯糸11の両端11aおよびllb
を結ぶ直線12と、弧の頂点13との間の距離Aは、前
記直線12の長さBの1〜5%であることが好ましい。
すなわち、直線12の長さBが2mならば、距離Aは2
〜10C■であることが好ましい。
上記のような弧状に伸びた緯糸を有するシートを縫合す
ると、例えば第6図に示されているように共に下向きの
弧状をなして伸びている緯糸を有するシート14および
15の各端末を重ね合わせると、この重ね合わせ部16
においてシート14のInと、シート15の緯糸とは、
互いに斜めに(l5) (l6) 交差するから、これらを加熱加圧して接着すると、強固
な結合部を形成することができる。
また、例えば、第7図に示されているように、上向きの
弧状をなして伸びている緯糸を有するシート17の端末
と、下向きの弧状をなして伸びている緯糸を有するシー
ト18の端末とを重ね合わせると、この重ね合わせ部分
19においてシート17とシート18の緯糸は互いに斜
交し、前述と同様の熱縫合によって、強固な接合部を形
成することができる。
本発明のシートにおいて基布内の経糸および緯糸は、そ
れぞれ、一定の密度で配置されていてもよいが、シート
の縫合予定部分において、基布内の経糸、および/又は
緯糸の密度をその他の部分における密度よりも大きくし
てもよい。例えば、基布の側縁部(みみ部)において、
他の部分の密度より大きくしてもよい。
本発明の通風性シートを熱縫合する際、各シートがそれ
ぞれ他に直接接触するように重ね合わせてもよいが、そ
れらの間に、各シートの重合体被覆層と、接着性がよく
、重合体被覆層とほぼ同じ温度で溶融し接着性を発揮す
るような重合体フィルムを挿入し、或いは、2枚のシー
トの重ね合わせ部分、又は2枚のシートのつき合わせ部
分の片面又は両面に、上記重合体フィルムを重ね合わせ
、これに熱縫合操作を施してもよい。
上記の重合体フィルムは、各シートの重合体被覆層と同
種の重合体で形成されていることが望ましいが、重合体
被覆層と良好な接着性を有し、かつ重合体被覆層とほぼ
同一の温度で溶融するものであれば、必ずしも同種でな
くてもよい。すなわち、重合体フィルムとしては、ポリ
塩化ビニール、ポリウレタン、又は、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体からなるものが望ましく、その厚さは0.
05〜2、0 mm程度のものが好ましく、また重合体
フィルムは合成繊維又は天然繊維、無機繊維、半合成繊
維からなる編織物不織物布等の基布上に被覆されたもの
であると更に好ましい。
本発明の通風性シートに鳩目等を取りつける場合、シー
トの所望部分を折り返して2重に重ね合(l7) (l8) わせ、この重ね合わせ部分に熱縫合処置を施して接合す
ると、容易に補強された端縁部を形成することができる
本発明の通風性シートは前述のように取扱いおよび縫合
加工が容易で通風性、隠蔽性、および被覆性が適度であ
り、防炎性、耐候性および強度なども所望に応じて、強
化することが可能である。
従って、本発明の通風性シートは、農林、土木、建築用
は勿論、プール覆い、テニスコート遮光シート、キャン
プテント、内装用シート、などのスポーツ用、軒出しテ
ント用、塗装施工の際の塗料飛散防止用、造船用などの
広汎な用途に使用されるものである。
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。
スm−1 撚り数80/mのポリエステルマルチフィラメントヤー
ン(l000デニール)を緯に、また、撚り数80/m
のポリエステルマルチフィラメントヤーン(500デニ
ール)2本を引揃えて経に使用して、第2図に示す如き
組織のもじり織を作成した。
その組織は下記の通りであり、糸状間間隙の大きさは平
均3.5 mm X 3.5肛であった。
500デニール// 2 X 1000デニール/17
×7(本725.4mm) このもじり織基布の緯糸は、互いに平行に、弧状に湾曲
していて、その両側縁端を結ぶ直線の長さBに対し、緯
糸のなす弧の頂点と前記直線との間の距離Aは2%であ
った。
この基布シートを、下記組成: PvCペースト         100重量部DOP
 (、可塑剤)80〃 安定剤             1 〃三酸化アンチ
モン(防炎剤)    36  u顔料(グリーン) 
        2 〃アゾビスホルムアミド(発泡剤
) 8 トリクレン           25〃の重合体組成
物処理液に浸漬し、絞り、iso’cで乾燥してゲル化
させ、十分に重合体をシートに付着せしめた。その結果
、シートに対し50重量%(l9) (20) の重合体組成物が付着したものが得られた。このときの
発泡倍率は2倍であった。このため得られた発泡重合体
被覆シートの見掛は外観は、100重量%の非発泡重合
体を被覆したシートの外観とほぼ同じであった。上記重
合体被覆シートが60℃以上の温度を保有している間に
、上下1対の冷加圧ロールを有する平滑カレンダーで5
 kg / cmの圧力で上記シートに押圧処理を施し
た。得られたシート中の被覆された糸条における比j2
+:j2zは、経約2.271、緯2.5:1であった
。押圧後の重合体被覆層は、多数の気孔を有し、このた
め、得られたシートには弾力があり、肉厚感にすぐれ、
しかも屈曲性に冨み、取り扱いの容易なものであった。
上記のようにして得られた2枚のシートの耳部を折り返
して、第4B図に示す如く重ね合わせ、その接合面にラ
イスター熱縫合機の熱風ノズルから400℃の熱風を吹
き当て、直ちにプレスロールでプレスして熱縫合を行っ
た。この縫合部分は良好な剪断接着強度16kg/cm
を示した。
比較のために、緯糸を弧状に湾曲させることなく、前記
と同様に製造した通風性シートの縫合部分の剪断接着強
度は11.9kg/cmであった。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明シートの基布に用いられる平織の組
織を示す説明図、 第1B図は、第1A図に示された平織基布を用いて得ら
れる本発明の通風性シートの断面説明図、第1C図は、
第1B図に示された通風性シートの平面図、第1D図は
、第1B図に示された通風性シートの被覆された糸条の
線D−Dに沿った断面図、 第2図は、本発明シートの基布に用いられるもじり織の
組織を示す説明図、 第3図は、本発明シートの基布に用いられるからみ織の
組織を示す説明図、 第4A図は、シートの熱縫製の際の重ね合わせの1方法
を示す説明図、 第4B図は、シートの熱縫製の際の重ね合わせの他の方
法を示す説明図、 (21) (22) 第5図は、緯糸が弧状をなしている本発明シートの一例
を示す説明図、 第6図は、第5図に示されているシートの、熱縫製の際
の重ね合わせの一方法を示す説明図、第7図は、第5図
に示されているシートの、熱縫製の際の重ね合わせの他
の方法を示す説明図である。 1.4 a、4 b、6.10−経糸、1a・・・重合
体被覆層、 2.3,5.11・・・緯糸、 IA・・・被覆された経糸条、 2A・・・被覆された緯糸条、 7・・・からみ糸、 8、 9. 14. 15. 17. 18・・・シー
ト、16、19・・・重ね合わせ部分。 (23) ソ 第4A図 第 ■ 第 ] 第 同

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも、それぞれ、互いに糸間間隙をおいて平
    行に配置され、かつ、それぞれ、マルチフィラメント糸
    条からなる経糸と、および、緯糸とを含む糸条により構
    成された粗目織物状基布と、前記糸条の融点又は熱分解
    温度よりも、少なくとも5℃低い融点を有し、かつ、前
    記糸条を被覆している熱可塑性重合体被覆層とを含むシ
    ートであって、前記重合体被覆層は、前記糸条を被覆し
    た前記熱可塑性重合体の発泡体層を、前記糸条とともに
    押圧したものであって、かつ、前記糸条の交差点を含み
    込んで、これら糸条を互いに固定しており、前記重合体
    被覆層により被覆押圧された糸条の断面形状が、前記シ
    ートの平面に平行に偏平化されていて、この断面形状の
    シート平面に平行な方向における長さ(l_1)と、シ
    ート平面に直角な方向における長さ(l_2)との比が
    、1.3:1〜5:1の範囲内にあり、そして、前記基
    布の緯糸が、互いに平行に弧状をなして伸びていること
    を特徴とする通風性シート。 2、前記比l_1:l_2が2:1以上である特許請求
    の範囲第1項記載のシート。 3、前記経糸および緯糸が、ポリエステル繊維および/
    又はビニロン繊維からなる、特許請求の範囲第1項記載
    のシート。 4、前記重合体がポリ塩化ビニル、ポリウレタン、又は
    エチレン−酢酸ビニル共重合体である、特許請求の範囲
    第1項記載のシート。 5、前記基布が、平織、もじり織、又はからみ織布帛で
    ある、特許請求の範囲第1項記載のシート。 6、前記基布の緯糸の両端を結ぶ直線と、前記弧の頂点
    との間の距離が、前記直線の長さに対し1〜5%の範囲
    にある、特許請求の範囲第1項記載のシート。 7、前記基布内に経糸および緯糸の夫々の糸間間隙距離
    が0.5〜15mmである、特許請求の範囲第1項記載
    のシート。
JP2258828A 1990-09-29 1990-09-29 通風性シート Pending JPH03234841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2258828A JPH03234841A (ja) 1990-09-29 1990-09-29 通風性シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2258828A JPH03234841A (ja) 1990-09-29 1990-09-29 通風性シート

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62090705A Division JPS62250243A (ja) 1987-04-15 1987-04-15 通風性シ−ト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03234841A true JPH03234841A (ja) 1991-10-18

Family

ID=17325596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2258828A Pending JPH03234841A (ja) 1990-09-29 1990-09-29 通風性シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03234841A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0722173A1 (en) * 1995-01-11 1996-07-17 Elf Atochem North America, Inc. Radiation-shielding polymeric compositions
JP2005120547A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Ube Nitto Kasei Co Ltd 繊維強化熱可塑性樹脂製補強材およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0722173A1 (en) * 1995-01-11 1996-07-17 Elf Atochem North America, Inc. Radiation-shielding polymeric compositions
JP2005120547A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Ube Nitto Kasei Co Ltd 繊維強化熱可塑性樹脂製補強材およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2007034837A1 (ja) 目止めテープおよびこれを用いた繊維製品
ES2214061T3 (es) Tejido compuesto.
WO1989012707A1 (en) Netlike fabric
JPS6240465B2 (ja)
JPH0156187B2 (ja)
JPH03234841A (ja) 通風性シート
US3323959A (en) Method of manufacturing insulating textile material
JPH0336555Y2 (ja)
JPH058095B2 (ja)
JPS5857934A (ja) 熱縫合可能な農林土木建築用通風性シ−ト
JPS61126192A (ja) 通風性シート補修用シート
JPH0655071B2 (ja) 通風性シート補修用テープ
JPH0241454A (ja) 通風性シート
JPH0251386B2 (ja)
JPS58180666A (ja) 通風性シ−トおよびその製造方法
JPH0117511B2 (ja)
JPS6226479Y2 (ja)
JPH04281040A (ja) メッシュシート
GB2103111A (en) Wind-passing sheet
JPH0121793Y2 (ja)
JPS5828326A (ja) 高周波縫合可能な粗目農林土木建築用シ−トの接合部及び該接合部の使用法
JPH0823796A (ja) ネット状繊維成形体及びその製造方法
JP3848425B2 (ja) メッシュシート
JPH0133677Y2 (ja)
JPS6319360Y2 (ja)