JPH03232680A - エレベータのガイドレールの芯出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータのガイドレールの芯出し装置に関す
る。

〔従来の技術〕

公 従来の装置は、実開昭５７−１９６０７２号告報に記載
のように、互いに離れかつ平行に仮立設されたレールに
要時に装着される把持具と、レールの立設位置に対応し
た指標とが、雇基体の長手両端部にそれぞれ設けられて
、把持具がレールに装着されたときのレールのねじれに
よって、雇基体に生じる変形を表示するようにしていた
。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のエレベータのガイドレールの芯出し装置は上述の
ように構成されたため、指標と基準線の目 位置を難視によって測定し立役位置を決定することにな
り、例えば、水平面内に直交座標を仮定したとしてＹ軸
方向の指標と基準線の位置を測定するためには、その軸
と直交するＸ軸方向から測定しなければならない、とこ
ろが、エレベータのガイドレールまたは昇降路壁等によ
って測定が困難日 となり、轡視による測定精度をより高く保つことは難し
い。このことを改善するには指標と基準線の距離を極力
小さくすることが考えられるが、それによって、指標が
基準線に接触する可能性が高くなり、もし接触すると基
準線が振動を起こしてしまいその振動が終息するまで作
業を中断しなければならない。特に高揚程のエレベータ
であればその振動の終息時間が長くなり作業効率を著し
く低下させることが考えられる。

本発明の目的は、ガイドレールの芯出し作業を高い精度
で効率良く行なうことができるエレベータのガイドレー
ルの芯出し装置を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を解決するために、雇基体と、ガイド
レールのガイド面を釈放可能に把持するレール把持手段
と、雇基体を基準にピアノ線の水平方向の位置を検出す
る第１の検出装置と、ピアノ線に対する雇基体の水平方
向の平行度を検出する第２の検出装置と、これらの検出
装置により検出されたピアノ線の位置を表示す表示器を
具備し、雇基体の一端側にレール把持手段、第１の検出
装置、および表示器を設け、雇基体の他端側に第２の検
出装置を設けたことを特徴とする。

［作　用〕 本発明によるエレベータのガイドレールの芯出し装置は
上述の如く構成したため、まず、一方のガイドレールの
ガイド面をレール把持手段で把持して雇基体を設置し、
この雇基体を基準にピアノ線の水平方向の位置を検出す
る第１の検出装置を用いてガイドレールの水平位置を検
出し、その検出結果が表示器に表示され、またガイドレ
ールのねじれの確認は、他方側のピアノ線の位置を第２
の検出装置を用いて検出し、その検出結果が表示器に表
示されることになる。それによって、作業者はレール把
持手段が把持した一方のガイドレール側に居ながら他方
側のピアノ線の位置を知るこ目 とができ、１人でも効率良く作業できる。また難視によ
らず２つの検出装置でピアノ線の位置を確認できるので
、ピアノ線をそれら検出装置からより離すことができ振
動してしまうことを避けられる。さらに一方のガイドレ
ールだけが把持されることによって、そのガイドレール
だけの修正をすることができる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図と第２図において、昇降路壁１０間には、レール
ブラケット８ａ、８ｂを介してガイドレール２ａ、２１
）が仮立設されている。その両ガイドレール２ａ、２ｂ
より少し離れた位置に基準線となるビれたレール把持手
段３と、ピアノ１１４ａ近傍の第１の検出手段５と、そ
の近くの表示器６とが設けられている。これらはそれぞ
れ次のように構成されている。レール把持手段３は、は
さみ金具３ａと押え金具３ｂでガイドレール２ａのガイ
ド面をはさみ、固定用ボルト３Ｃを締め込むことによっ
て把持する。第１の検出手段５は、Ｘ軸方向の検出装置
５ａとＹ軸方向の検出装置５ｂとから構成されており、
各装置は、線状の光を平行に多数照射する多数の投光素
子から成る投光部と、その光を受光する多数の受光素子
から成る受光部とを有し、投光部からの光が受光部によ
って検出されない位置をピアノ線４ａの位置として検出
するようになっており、それぞれ表示器６の水平方向表
示部６ａに接続されている。雇基体１のガイドレール２
ｂ側には第２の検出装置７がピアノ１１４ａ近傍に設け
られており、表示器６のねじれ表示器６ｂに接続されて
いる。構造については第１の検出装置５の各装置と同様
である。

次に作業について説明する。作業員は昇降路最上部より
垂下されるピアノ線４ａ、４ｂを基準にして両ガイドレ
ール２ａ、２ｂを位置決めする。この際、レールブラケ
ット８ａ、８ｂとほぼ同じ高さにレール把持手段３を固
定して芯出し装置を装着する。この状態で、作業員はま
ずＸ軸およびＹ軸方向の検出装置５ａ、５ｂによる水平
方向表示部６ａの表示を見ながら位置決めする。例えば
矢印６ａ。

が点灯しているときには適正位置表示６ａ＋が点灯する
まで、レールブラケット８ａを動かし仮固定する。次に
作業員は第２の検出装置７によるねじれ表示部６ｂの表
示を見ながら位置決めする。例えば矢印６ｂｚが点灯し
ているときには適正位置表示６ｂ、が点灯するまでレー
ルブラケツ）８ａを中心に回転させ固定する。この作業
を昇降路上部から下部まで行ない、それが終わると他方
のガイドレール２ｂについても同様に行ない作業は完了
する。

こうして、１人の作業員がガイドレール２ａ、２ｂを片
方ずつ芯出しして行き、しかも基準線となる目 ピアノ線４ａ、４ｂに対して、無視のときのようにより
近づける必要がないので、ピアノ線の振動を生じさせる
可能性を著しく低下させるので、非常に効率良く作業す
ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、基準線となるピアノ線の
位置をそれぞれ第１および第２の検出装置によって検出
し、その表示器をレール把持手段が把持した一方のガイ
ドレール側に設けたため、その一方のガイドレール側に
居ながらにして水平方向の位置やねじれ具合いを知るこ
とができるの白 で、無視による測定誤差の発生を抑えて高い精度を保ち
ながら１人の作業員で行なうことができる。

また、ピアノ線にはほとんど触れることがないので、作
業が中断されることなく効率良く作業が行なわれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるエレベータのガイドレ
ールの芯出し装置の平面断面図、第２図は第１図の斜視
図である。 １・・・雇基体、２ａ、２ｂ・・・ガイドレール、３・
・・レール把持手段、４ａ、４ｂ・・・ピアノ線、５・
・・第１の検出装置、６・・・表示器、７・・・第２の
検出装置、８ａ、８ｂ・・・ガイドレール、１０・・・
昇降路壁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、昇降路壁に支持される１対のガイドレールを、昇降
   路内に張られた少なくとも２本のピアノ線を基準にして
   位置決めするエレベータのガイドレール芯出し装置にお
   いて、雇基体と、上記ガイドレールのガイド面を釈放可
   能に把持するレール把持手段と、上記雇基体を基準に上
   記ピアノ線の水平方向の位置を検出する第１の検出装置
   と、上記ピアノ線に対する上記雇基体の水平方向の平行
   度を検出する第２の検出装置と、これらの第１、第２の
   検出装置により検出されたピアノ線の位置を表示する表
   示器とを具備し、上記雇基体の一端側に上記レール把持
   手段、上記第１の検出装置、および上記表示器を設け、
   上記雇基体の他端側に上記第２の検出装置を設けたこと
   を特徴とするエレベータのガイドレールの芯出し装置。