JPH03186586A - ガイドレールの芯出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータのガイドレールの芯出し装置に係り
、特に効率良くガイドレールの芯出しを行なうのに好適
なガイドレールの芯出し装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、例えば実開昭５７−１９６０７２号公報に示され
るように、昇降路内で互いに平行に仮立設される一対の
ガイドレールを両端でそれぞれ把持する把持具と、これ
らのガイドレールの立設位置に対応し、基体の長平方向
の両端部にそれぞれ設けられる指標と、上記の把持具が
把持するガイドレールのねじれに伴って上記の基体に生
しる変形を表示する表示装置とを備えたものが提案され
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上述した従来技術にあっては、一対のガイド
レールの両方を把持具が把持し、表示装置によりガイド
レールのねじれに伴って基体に生しる変形を表示するこ
とから、いずれか一方のガイドレールのみがねじれ、他
方が所定位置に芯出しされている場合、この他方のガイ
ドレールが正常な状態にあることを認識Ｆ”ｆｔいとい
う問題があつた。このため、他方のガイドレールの位置
調整が不要であるにもかかわらず、このガイドレールに
ついて一方のガイドレールとともに位置調整を行なうこ
とがあるので、作業時間が余計にかかつていた。

また、ガイドレールの位置調整を行なう箇所と、この位
置調整の結果、ガイドレールが芯出しされたかどうかを
確認する箇所とが離れているため、このガイドレールの
芯出し作業に２人の作業者を要するという問題があり、
作業効率の向上が求められていた。

本発明はこのような従来技術における実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ガイトレーＪしの芯出し作業
を１人で容易に行なうことのできるガイドレールの芯出
し装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するために本発明は、エレベータの昇降
路内で張設される複数の基準線に基づいてガイドレール
の芯出しを行なう際に用いられ、上記昇降路内に水平方
向に設けられる原基体と、この原基体に備えられ上記ガ
イドレールを把持可能な把持手段とを含むガイドレール
の芯出し装置において、上記原基体の一端の側に、上記
把持体と、第１の基準線に対向可能な位置決め用目盛と
、第２の基準線の位置を表示する表示装置とをそれぞれ
配設するとともに、他端の側に、上記第２の基準線の位
置を検出し上記表示装置に位置検出信号を出力する検出
装置を配設した構成にしである。

〔作用〕

本発明は上記のように構成したので、昇降路内に水平方
向に設けられる原基体は、一端の側の把持手段が昇降路
内に仮立設されるガイドレールへを把持することにより
、昇降路内で保持される。

そして、昇降路内で張設される第１の基準線に原基体の
一端の側の位置決め用目盛を合うように、原基体および
上記のガイドレールを移動させ、第１の基準線に対する
ガイドレールの位置を調整する。次いで、原基体の他端
の側に配置される検出装置により第２の基準線の位置を
検出し、この検出装置から構成される装置検出信号に基
づき表示装置により第２の基準線の位置を表示する。そ
して、この第２の基準線の位置を表示装置で確認しなが
ら、原基体およびガイドレールを回動させ、このガイド
レールのねしれを修正する。これによって、それぞれの
ガイドレールの芯出しを個別に行なうことができ、すな
わち、芯出し作業が容易である。

また、原基体の一端側の把持手段の近傍に位置決め用目
盛と表示装置が配置されており、この把持手段でガイド
レールの調整箇所の近傍を把持することによって、１人
で位置決め用目盛を見ながら第１の基準線に対するガイ
ドレールの位置を確認したり、あるいは、表示装置の表
示を見て第２の基準線に対するガイドレールの位置を確
認しながら、ガイドレールの位置を調整することができ
る。

〔実施例〕

以下、本発明のガイドレールの芯出し装置の実施例を図
に基づいて説明する。

第１図および第２図は本発明のガイドレールの芯出し装
置の一実施例を説明する図で、第１図は一方のガイドレ
ールの芯出し時の状態を示す平面図、第２図は他方のガ
イドレールの芯出し時の状態を示す斜視図である。

本実施例のガイドレールの芯出し装置は、第１図に示す
ように、昇降路１内に水平方向に延設され、昇降路１内
で上下方向に張設される第１の基準線、例えばピアノ線
１ａ、および第２の基準線、例えばピアノｖＡｌｂ間に
配置される原基体２と、この原基体２の一端２ａの側に
それぞれ設けられる把持手段３、表示装置４および位置
決め用目盛５と、他端２ｂの側に設けられる検出装置６
とを含んでいる。

上述した把持手段３は、昇降路１内に仮立設される一対
のガイドレール７．８のうち、例えばガイドレール７の
一方の側面に当接し、原基体２の一端２ａに接続体９を
介して接続されるはさみ金具１０と、このはさみ金具１
０に対向し、ガイドレール７の他方の側面に当接する押
え金具１１と、この押え金具１１をはさみ金具１０に締
め込むポルト１２とからなり、これらの押え金具１１お
よびはさみ金具１０でガイドレール７を挟圧することに
よって、ガイドレール７を把持するようになっている。

同様に、この把持手段３は、他方のガイドレール８を把
持可能である。

上述した検出装置６は、昇降路１内で上下方向に張設さ
れるピアノ線１ａ、１ｂのうち、例えば雇基体２の他端
２ｂ側のピアノ線１ｂに対向するとともに、投光部と受
光部などからなり、上記のピアノ線１ｂに向けて投光部
より光を照射し、ピアノｖＡ１ｂで反射した光を受光部
で検出して、位置検出信号を出力するようになっている
。

上述した表示装置４は、この位置検出信号に基づきピア
ノ線１ｂの位置を表示する。そして、上述した位置決め
用目盛５は、雇基体２の一端２ａに形成されており、他
方のピアノ線１ａに対向可能である。

この実施例にあっては、一方のガイドレール７の芯出し
を行なう際に、雇基体２を昇降路１内で水平方向に延設
し、この雇基体２の把持手段３により、昇降路１の壁部
１３の取付けられるレールブラケット１４と同等の高さ
位置で、このレールブラケット１４などを介して仮立設
されるガイドレール７を把持する。次に、一方のピアノ
Ｉｌａに位置決め用目盛５が合うように、雇基体２の一
端２ａの側をガイドレール７とともに移動させ、上記の
ピアノ線１ａに対するガイドレール７の位置を調整する
。次いで、ピアノ１１ｂの位置を検出装置６により検出
して表示装置４で表示し、この表示を見てピアノ線１ｂ
に対する雇基体２の一端２ｂの位置を確認しながら、雇
基体２をガイドレール７とともに回動させて、このガイ
ドレール７のねじれを修正する。

このように槽底した実施例では、それぞれのガイドレー
ル７．８の芯出しを個別に行なうことができ、すなわち
、芯出し作業が容易である。また、把持手段３の近傍に
位置決め用目盛５および表示装置４が配置されており、
これによって、１人で位置決め用目盛５を見ながらピア
ノｍｌａに対するガイドレール７の位置を調整したり、
あるいは、表示装置４の表示を見てピアノ線１ｂの位置
に対するガイドレール７の位置を確認しながら、ガイド
レール７の位置をレールブラケット１４で調整すること
ができる。

なお、レールブラケット１５などを介して仮立設される
他方のガイドレール８の芯出しの際には、第３図に示す
ように雇基体２が上下反転した状態で、上記の場合と同
様に行なうようになっている。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように槽底したので、ガイドレールの芯
出し作業を１人で容易に行なうことができ、したがって
、作業時間を少なくでき、作業効率の向上を図ることが
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明のガイドレールの芯出し装
置の一実施例を説明する図で、第１図は一方のガイドレ
ールの芯出し時の状態を示す平面図、第２図は他方のガ
イドレールの芯出し時の状態を示す斜視図である。 １・・・・・・・・・昇降路、１ａ・・・・・・・・・
ピアノｖＡ（第１の基準線）、１ｂ・・・・・・・・・
ピアノ線（第２の基準線）、２・・・・・・・・・雇基
体、３・・・・・・・・・把持手段、４・・・・・・・
・・表示装置、５・・・・・・・・・位置決め用目盛、
６・・・・・・・・・検出装置、７，８・・・・・・・
・・ガイドレール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エレベータの昇降路内で拡張される複数の基準線
   に基づいてガイドレールの芯出しを行なう際に用いられ
   、上記昇降路内に水平方向に設けられる雇基体と、この
   雇基体に備えられ上記ガイドレールを把持可能な把持手
   段とを含むガイドレールの芯出し装置において、上記雇
   基体の一端の側に、上記把持体と、第１の基準線に対向
   可能な位置決め用目盛と、第２の基準線の位置を表示す
   る表示装置とをそれぞれ配設するとともに、他端の側に
   、上記第２の基準線の位置を検出し上記表示装置に位置
   検出信号を出力する検出装置を配設したことを特徴とす
   るガイドレールの芯出し装置。