JPH07300284A - ガイドレールの芯出し装置 - Google Patents

ガイドレールの芯出し装置

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JPH07300284A
JPH07300284A JP6095011A JP9501194A JPH07300284A JP H07300284 A JPH07300284 A JP H07300284A JP 6095011 A JP6095011 A JP 6095011A JP 9501194 A JP9501194 A JP 9501194A JP H07300284 A JPH07300284 A JP H07300284A
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JP
Japan
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rail member
distance
horizontal plane
rail
piano wire
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Application number
JP6095011A
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English (en)
Inventor
Ryoetsu Kanayama
良悦 金山
Kiyobumi Matsushita
清文 松下
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B19/00Mining-hoist operation
    • B66B19/002Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 レール部材をピアノ線を基準として水平面内
の所定位置へ自動的に配置できるガイドレールの芯出し
装置の提供。 【構成】 レール部材4aを把持可能な把持体23と、
かご枠7上部に装着され、把持体23を水平面内で移動
可能に保持するX−Yテーブル21と、レール部材4a
からピアノ線1aまでの水平面内の距離を検出する距離
検出器25と、それぞれ同様に構成される他の把持体2
4、X−Yテーブル22および距離検出器26と、距離
検出器25、26から出力される検出信号に応じてX−
Yテーブル21、22の移動量および移動方向を制御す
る制御体27と、この制御体27に接続される操作体2
8とからなり、この操作体28に、距離検出器25、2
6の作動信号を出力する信号出力部と、距離表示部と方
向表示部とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの昇降路内
に立設され、乗かご等を案内するガイドレールの芯出し
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はエレベータの昇降路内にレール部
材を立設する作業を説明する図、図9は図8の昇降路内
にレール部材を立設する際の作業手順を示すフローチャ
ート、図10はガイドレールの芯出し装置の従来例によ
り各レール部材の芯出しを行なう状態を示す斜視図、図
11は図10の芯出し装置の部分の平面図である。
【0003】一般にエレベータでは、図8および図10
に示すように、昇降路3内に一対のピアノ線1a、1b
を張設し、一方のピアノ線1aを基準として複数のレー
ル部材4a〜4nなどを昇降路3の全長にわたって順次
立設して互いに接続することにより、一体化したガイド
レール4を得るようになっており、同様に、他方のピア
ノ線1bを基準として複数のレール部材5a、5bなど
を昇降路3の全長にわたって順次立設して互いに接続す
ることにより、一体化したガイドレール5を得るように
なっている。
【0004】このようなガイドレール4、5の立設作業
は、図9に示す作業手順にしたがって行なうようになっ
ている。すなわち、まず手順S1として図示しない建屋
の所定位置を基準として一対のピアノ線1a、1bを機
械室2から昇降路3内に垂下し、手順S2として昇降路
3の下部に最下部レール部材4nを立設してピアノ線1
aを基準として最下部レール部材4nを芯出しして図示
しないレールブラケットを介して固定し、同様に、他方
のガイドレール5の最下部レール部材を立設してピアノ
線1bを基準として芯出しし固定する。
【0005】次いで、手順S3として、図8に示すよう
にレール部材4aをウインチ6の駆動により吊上げて、
このレール部材4aの下端に他のレール部材4bの上端
を接続し、さらに、これらの接続したレール部材4a、
4bを吊上げて、レール部材4bの下端に他のレール部
材4cの上端を接続し、これらのレール部材4a、4
b、4cなどを昇降路3の全長にわたって順次接続した
後、手順S4として接続したレール部材4a、4b、4
cなどの下端を最下部レール部材4nの上端に接続して
一体化したガイドレール4を得て、この一体化したガイ
ドレール4の上端、すなわちレール部材4aの上端を機
械室2の床2aにより保持し、同様に、他方のレール部
材5a、5bなどからなる一体化したガイドレール5を
得て上端を機械室2の床2aにより保持する。次いで、
手順S6として最下部レール部材4nおよび他方のガイ
ドレール5の最下部レール部材(図示せず)に係合する
かご枠7および作業床8を機械室2内の巻上機(図示せ
ず)の駆動により上昇させて、手順S7として作業床8
上の作業者がレール部材4a、4b、4cおよび5a、
5bなどを芯出しし固定するようになっている。
【0006】そして、図11に示す従来の芯出し装置9
は、作業床8上に載置され、水平方向に延設される棒状
の基部10と、この基部10の一端に設けられる把持体
11および基準部12と、基部10の他端に設けられる
把持体13および基準部14とからなっている。一方の
把持体11はガイドレール4を構成するレール部材4a
などを把持可能であり、基準部12の一端にX方向(す
なわち図11の左右方向)の基準面12aが形成され、
基準部12の上面にY方向(すなわち図11の上下方
向)の基準線12bが付され、同様に、他方の把持体1
3は他方のガイドレール5を構成するレール部材5aな
どを把持可能であり、基準部14の一端にX方向の基準
面14aが形成され、基準部14の上面にY方向の基準
線14bが付されている。
【0007】この従来の芯出し装置9では、例えばレー
ル部材4a、5aを芯出し固定する場合、一方のレール
部材4aを把持体11により把持し、他方のレール部材
5aを把持体13により把持した後、ピアノ線1aから
基準部12の基準面12aまでの距離を所定寸法になる
ように、作業者が基部10の一端側をX方向へ移動させ
るとともに、ピアノ線1aから基準部12の基準線12
bまでの距離を所定寸法になるように基部10の一端側
をY方向へ移動させる。同様に、ピアノ線1bから基準
部14の基準面14aまでの距離を所定寸法になるよう
に他端側をX方向へ移動させるとともに、ピアノ線1b
から基準部14の基準線14bまでの距離を所定寸法に
なるように他端側をY方向へ移動させる。このようにし
てレール部材4a、5aを芯出しした後、図示しないレ
ールブラケットによりレール部材4a、5aをそれぞれ
2個所で固定するになっている。なお、他のレール部材
4b、4c、5bなどを芯出し固定する場合も同様であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のガイドレールの芯出し装置では、ピアノ線1a、1
bを基準として基準部12、14を所定位置に配置する
ため、作業者が基部10を把持して両端をそれぞれX方
向およびY方向へ移動する必要があることから、このよ
うな位置の調整作業に時間がかかり作業効率が劣るとい
う問題があった。また、ピアノ線1aから基準面12
a、基準線12bまでの距離、およびピアノ線1bから
基準面14a、基準線14bまでの距離を作業者の目視
により確認する必要があるので作業者が熟練した技術を
要し、作業者の熟練度に応じて芯出し精度にばらつきを
生じて作業者によっては芯出し精度が低下する懸念があ
った。
【0009】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、ピアノ線および
レール部材間の距離を目視確認する作業や、レール部材
の位置を人手により調整する作業を要せずに、レール部
材をピアノ線を基準として水平面内の所定位置へ自動的
に配置することのできるガイドレールの芯出し装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、昇降路内に立設したレール部材を把持可
能な把持体を有し、前記昇降路内に垂下したピアノ線を
基準として前記レール部材を水平面内の所定位置に配置
するガイドレールの芯出し装置において、前記レール部
材と係合するかご枠に装着され、前記把持体を水平面内
で移動可能に保持するX−Yテーブルと、前記レール部
材に装着され、このレール部材から前記ピアノ線までの
水平面内の距離を検出する距離検出器と、この距離検出
器から出力される検出信号に応じてX−Yテーブルの移
動量および移動方向を制御する制御体とを備えた構成に
してある。
【0011】
【作用】本発明は上記のように構成したので、昇降路内
にレール部材を立設した後、このレール部材を把持体に
より把持した状態でレール部材に沿ってかご枠を芯出し
個所まで上昇させて停止した後、かご枠上に乗り込んだ
作業者がレール部材に距離検出器を装着する。次いで、
この距離検出器を作動させたとき、この距離検出器によ
りレール部材からピアノ線までの水平面内の距離を検出
して検出信号を出力するので、この検出信号に応じて制
御体によりX−Yテーブルの移動量および移動方向が制
御され、その結果、把持体が水平面内の所定位置に移動
し、この把持体により把持されるレール部材が所定の芯
出し位置まで移動する。これによって、ピアノ線および
レール部材間の距離を目視確認する作業や、レール部材
の位置を人手により調整する作業を要せずに、レール部
材をピアノ線を基準として水平面内の所定位置へ自動的
に配置できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のガイドレールの芯出し装置の
実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明のガイド
レールの芯出し装置の請求項1、2、3に記載の発明を
含む一実施例を示す説明図、図2は図1の芯出し装置に
備えられるX−Yテーブルおよび把持体を示す平面図、
図3は図1の芯出し装置に備えられる距離検出器を示す
説明図、図4は図1の芯出し装置の全体構成を示すブロ
ック図、図5は図1の芯出し装置に備えられる把持体を
示す平面図、図6は図5の把持体の側面図、図7は図6
の把持体のA−A線に沿う断面図である。なお、図1お
よび図5において前述した図8、図10、図11に示す
ものと同等のものには同一符号を付してある。すなわ
ち、1a、1bはピアノ線、3は昇降路、4は一方のガ
イドレール、4a、4bはレール部材、5は他方のガイ
ドレール、5a、5bはレール部材、7はかご枠であ
る。
【0013】図1に示すかご枠7には、側部を形成する
縦枠15、16と、上部を形成する横枠17とが設けら
れ、この横枠17上にロッド18が取付けられ、ロッド
18に連結されるワイヤロープ19によりかご枠7が吊
上げられている。
【0014】そして、本実施例の芯出し装置は、横枠1
7上部に装着される一対のX−Yテーブル21、22
と、一方のX−Yテーブル21により水平面内で移動可
能に保持され、レール部材4aなどを把持可能な第1の
把持体23と、他方のX−Yテーブル22により水平面
内で移動可能に保持され、レール部材5aなどを把持可
能な第2の把持体24と、レール部材4aなどからピア
ノ線1aまでの水平面内の距離を検出する第1の距離検
出器25と、レール部材5aなどとピアノ線1bとの水
平面内の距離を検出する第2の距離検出器26と、第1
の距離検出器25から出力される検出信号に応じてX−
Yテーブル21の移動量および移動方向を制御するとと
もに、第2の距離検出器26から出力される検出信号に
応じてX−Yテーブル22の移動量および移動方向を制
御する制御体27と、この制御体27に接続される可搬
式の操作体28とからなっている。
【0015】第1の距離検出器25は、図3に示すよう
に、ピアノ線1aとのX方向の距離を検出するX方向検
出部31と、ピアノ線1aとのY方向の距離を検出する
Y方向検出部32と、これらの検出部31、32を保持
し、レール部材4aなどに磁石33を介して装着される
ブラケット34とからなっている。このブラケット34
は、縦枠15と干渉しないような形状に形成されてお
り、X方向検出部31には、図4に示すように基準位置
31aが設定され、Y方向検出部32にも基準位置32
aが設定されている。同様に、第2の距離検出器26
は、ピアノ線1bとのX方向の距離を検出するX方向検
出部35と、ピアノ線1bとのY方向の距離を検出する
Y方向検出部36と、これらの検出部35、36を保持
し、レール部材5aなどに磁石(図示せず)を介して装
着されるブラケット(図示せず)とからなっている。
【0016】操作体28は、距離検出器25、26を作
動させる作動信号を出力する信号出力部37と、距離検
出器25から出力される検出信号に基づいて距離検出器
25からピアノ線1aまでの水平面内の距離が所定寸法
より小さくなったときに点灯する距離表示部38と、距
離検出器26から出力される検出信号に基づいて距離検
出器26からピアノ線1bまでの水平面内の距離が所定
寸法より小さくなったときに点灯する他の距離表示部3
9と、ピアノ線1aに対して第1の距離検出器25が水
平面内のどの方向に位置しているか、および他のピアノ
線1bに対して第2の距離検出器26が水平面内のどの
方向に位置しているかを表示する方向表示部40とを備
えている。
【0017】第1の把持体23は、図6に示すように、
X−Yテーブル21に装着される基体41と、ガイドレ
ール4aがX方向(すなわち図6の左右方向)に移動し
ないように把持するX方向把持部42と、ガイドレール
4aがY方向(すなわち図6の紙面と直交する方向)に
移動しないように把持するY方向把持部43とからなっ
ている。
【0018】X方向把持部42は、同図6に示すよう
に、ガイドレール4aの先端面に当接する上下一対の固
定ローラ51、52と、図7に示すように、ガイドレー
ル4aの首部をはさむ引込みローラ53、54と、これ
らの引込みローラ53、54を各一端に備える移動体5
5、56と、一端に移動体55が軸部57を介して連結
され、他端に他の移動体56が軸部58を介して連結さ
れる連結体59と、この連結体59に螺合し、基体41
に回転可能に設けられるねじ体60と、このねじ体60
を回転駆動するハンドル61と、移動体55、56を互
いに近づく方向へ引っ張る巻ばね62と、基体41に設
けられ、移動体55の突起部55a、および移動体56
の突起部56aに係合するくさび部63とからなってい
る。
【0019】このX方向把持部42では、ハンドル61
の回転駆動によりねじ部60と螺合する連結体59が図
7の下方へ移動するとき、移動体55、56も図7の下
方へ移動して突起部55a、56aとくさび部63との
係合状態が解除されることから、巻ばね62の付勢によ
り移動体55、56が閉じる。その結果、引込みローラ
53、54が、図7の実線で示すように図7の下方へ移
動するとともに互いに近づき、図5に示すように、引込
みローラ53、54がレール部材4aの首部に当接する
ことにより、ガイドレール4aがX方向に移動しないよ
うに把持される。一方、ハンドル61の逆回転により連
結体59を図7の上方へ移動させたとき、移動体55、
56も図7の上方へ移動して突起部55a、56aがく
さび部63と係合することから、巻ばね62のばね力に
抗して移動体55、56が開いて、引込みローラ53、
54が、図7の二点鎖線で示すように図7の上方へ移動
するとともに互いから遠ざかり、その結果、ガイドレー
ル4aがX方向に移動可能な状態となる。
【0020】Y方向把持部43は、図5に示すように、
基体41の上部に設けられ、ガイドレール4aの両側面
をはさむ固定ローラ71および可動ローラ72と、この
可動ローラ72が一端に設けられ、中間部が軸部73を
介して基体41に回転可能に保持されるL字体74と、
基体41の下部に設けられ、ガイドレール4aの両側面
をはさむ固定ローラ(図示せず)および図6に示す可動
ローラ72aと、この可動ローラ72aが一端に設けら
れ、中間部が基体41に回転可能に保持されるL字体7
4aと、これらのL字体74、74aの各他端に軸部7
5を介して連結される連結体76と、この連結体76の
中間部に螺合し、基体41に回転可能に設けられるねじ
部77と、このねじ部77を回転駆動するハンドル78
とからなっている。
【0021】このY方向把持部43では、ハンドル78
の回転によりねじ部77と螺合する連結体76が図5の
上方へ移動するとき、L字体74、74aが図5の反時
計方向へ回転することから、可動ローラ72が、図5の
実線で示すように固定ローラ71に近づき、同時に、他
の可動ローラ72aも図示しない固定ローラに近づく。
その結果、レール部材4aがY方向へ移動しないように
把持される。一方、ハンドル78の逆回転により連結体
76が図5の下方へ移動するとき、L字体74、74a
が図5の時計方向へ回転することから、可動ローラ72
が、図5の2点鎖線で示すように固定ローラ71から遠
ざかり、同時に、他の可動ローラ72aも図示しない固
定ローラから遠ざかる。その結果、レール部材4aがY
方向へ移動可能な状態となる。
【0022】この実施例にあっては、前述した図9に示
す手順S1〜S5にしたがって一方のレール部材4a、
4bなどを立設して連結具81を介して接続することに
より一体化したガイドレール4を得て、同様に、他方の
レール部材5a、5bなどを立設して連結具82を介し
て接続することにより一体化した他方のガイドレール5
を得る。次いで、ガイドレール4、5の最下部レール部
材にかご枠7および把持体23、24を係合させる。こ
のとき、第1の把持体23の引込みローラ53、54を
図7の二点鎖線で示すように固定ローラ51、52から
離れた状態に保つとともに、可動ローラ72、72aを
固定ローラ71などから離れた状態に保って最下部レー
ル部材と係合させた後、この最下部レール部材の先端面
に固定ローラ51、52を当接させて、ハンドル61の
回転により図5に示すように、引込みローラ53、54
を最下部レール部材の首部に当接させる。これによっ
て、最下部レール部材がX方向へ移動しないように把持
される。同様に、最下部レール部材の一方の側面に固定
ローラ71などを当接させて、ハンドル78の回転によ
り図5に示すように、可動ローラ72、72aを最下部
レール部材の他方の側面に当接させる。これによって、
最下部レール部材がY方向へ移動しないように把持され
る。
【0023】次いで、かご枠7を一体化したガイドレー
ル4、5に沿って上昇させる際、固定ローラ51、52
がガイドレール4、5の先端面を転動し、引込みローラ
53、54がガイドレール4、5の首部を転動し、固定
ローラ71などや可動ローラ72、72aがガイドレー
ル4、5の側面を転動する。そして、かご枠7を芯出し
個所、例えばレール部材4a、5aの位置まで上昇させ
て停止した後、レール部材4aに磁石33を介して第1
の距離検出器25を装着し、他方のレール部材5aにも
磁石(図示せず)を介して第2の距離検出器26を装着
する。次いで、かご枠7上の作業者が操作体28を把持
して、信号出力部37の操作により作動信号を出力して
距離検出器25、26を作動させる。
【0024】これに伴い、第1の距離検出器25のX方
向検出部31により、X方向の基準位置31aからピア
ノ線1aまでの距離を検出して検出信号X1を出力し、
Y方向検出部32により、Y方向の基準位置32aから
ピアノ線1aまでの距離を検出して検出信号Y1を出力
する。この検出信号X1、Y1に応じて制御体27から制
御信号x1、y1がX−Yテーブル21に出力されるの
で、この制御信号x1、y1に応じてX−Yテーブル21
が作動して第1の把持体23がレール部材4aを把持す
る状態で水平面内の所定位置まで移動し、レール部材4
aが所定の芯出し位置に配置される。このようにしてレ
ール部材4aが所定の芯出し位置に配置されたとき、前
記の検出信号X1、Y1に基づいて制御体27により距離
検出器25からピアノ線1aまでの水平面内の距離が所
定寸法より小さいことを判定して、距離表示部38を点
灯させる。次いで、作業者はこの距離表示部38により
レール部材4aの芯出しが完了したことを確認して、レ
ール部材4aを昇降路3の壁部3aにレールブラケット
83を介して固定する。
【0025】同様に、第2の距離検出器26のX方向検
出部35により、X方向の基準位置35aからピアノ線
1bまでの距離を検出して検出信号X2を出力し、Y方
向検出部36により、Y方向の基準位置36aからピア
ノ線1bまでの距離を検出して検出信号Y2を出力す
る。この検出信号X2、Y2に応じて制御体27から制御
信号x2、y2がX−Yテーブル22に出力されるので、
このX−Yテーブル22が作動して第2の把持体24が
レール部材5aを把持する状態で水平面内の所定位置ま
で移動する。このようにして他方のレール部材5aが所
定の芯出し位置に配置されたとき、前記の検出信号
2、Y2に基づいて制御体27により距離検出器26か
らピアノ線1bまでの水平面内の距離が所定寸法より小
さいことを判定して、距離表示部39を点灯させる。次
いで、作業者はこの距離表示部39によりレール部材5
aの芯出しが完了したことを確認して、レール部材5a
を昇降路3の壁部3bにレールブラケット84を介して
固定する。
【0026】そして、レール部材4aが所定位置よりず
れた場合、前記の検出信号X1、Y1に基づいて、ピアノ
線1aに対して距離検出器25が水平面内のどの方向に
位置しているかが方向表示部40により表示されるの
で、この方向表示部40の表示を確認してレール部材4
aを移動させるようになっており、他方のレール部材5
aが所定位置よりずれた場合も同様である。
【0027】このように構成した実施例では、かご枠7
をガイドレール4、5の芯出し個所まで上昇させて停止
した後、芯出し個所のレール部材に磁石33などを介し
て距離検出器25、26を装着し、かご枠7上の作業者
が操作体28を操作することにより、ピアノ線1a、1
bを基準として前記のレール部材を水平面内の所定位置
へ自動的に配置できるので、かご枠7上の作業者がピア
ノ線1a、1bおよびレール部材間の距離の目視確認
や、レール部材位置の調整作業を要せずに済む。また、
前記のレール部材を芯出し後に所定位置よりずれた場
合、ピアノ線1aに対して距離検出器25が水平面内の
どの方向に位置しているか、あるいは他のピアノ線1b
に対して距離検出器26が水平面内のどの方向に位置し
ているかが表示されるので、この方向表示部40の表示
を確認してレール部材を移動させることにより迅速に、
かつ確実に前記のレール部材を所定位置に配置すること
ができる。
【0028】なお、この実施例ではレール部材4a、5
aの芯出しを行なう場合を例示したが、他のレール部材
4b、5bなどの芯出しを行なう場合も同様である。さ
らに、第2の把持体24、および第2の距離検出器26
についてそれぞれ構成の説明を省略したが、第2の把持
体24は第1の把持体23と同様に構成されており、第
2の距離検出器26は第1の距離検出器25と同様に構
成されている。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、ピ
アノ線およびレール部材間の距離を目視確認する作業
や、レール部材の位置を調整する作業を要せずに、ピア
ノ線を基準としてレール部材を水平面内の所定位置へ自
動的に配置できる。したがって、レール部材の芯出しを
行なう際の作業効率を向上できるとともに、芯出し精度
を高められるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドレールの芯出し装置の請求項
1、2、3に記載の発明を含む一実施例を示す説明図で
ある。
【図2】図1の芯出し装置に備えられるX−Yテーブル
および把持体を示す平面図である。
【図3】図1の芯出し装置に備えられる距離検出器を示
す説明図である。
【図4】図1の芯出し装置の全体構成を示すブロック図
である。
【図5】図1の芯出し装置に備えられる把持体を示す平
面図である。
【図6】図5の把持体の側面図である。
【図7】図6の把持体のA−A線に沿う断面図である。
【図8】エレベータの昇降路内にレール部材を立設する
作業を説明する図である。
【図9】図8の昇降路内にレール部材を立設する際の作
業手順を示すフローチャートである。
【図10】ガイドレールの芯出し装置の従来例により各
レール部材の芯出しを行なう状態を示す斜視図である。
【図11】図10の芯出し装置の部分の平面図である。
【符号の説明】
1a、1b ピアノ線 3 昇降路 4 ガイドレール 4a、4b レール部材 5 ガイドレール 5a、5b レール部材 7 かご枠 21、22 X−Yテーブル 23、24 把持体 25、26 距離検出器 27 制御体 28 操作体 37 信号出力部 38、39 距離表示部 40 方向表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内に立設したレール部材を把持可
    能な把持体を有し、前記昇降路内に垂下したピアノ線を
    基準として前記レール部材を水平面内の所定位置に配置
    するガイドレールの芯出し装置において、前記レール部
    材と係合するかご枠に装着され、前記把持体を水平面内
    で移動可能に保持するX−Yテーブルと、前記レール部
    材に装着され、このレール部材から前記ピアノ線までの
    水平面内の距離を検出する距離検出器と、この距離検出
    器から出力される検出信号に応じてX−Yテーブルの移
    動量および移動方向を制御する制御体とを備えたことを
    特徴とするガイドレールの芯出し装置。
  2. 【請求項2】 作動制御体に接続される可搬式の操作体
    を設けて、この操作体に、距離検出器を作動させる作動
    信号を出力する信号出力部と、前記距離検出器からピア
    ノ線までの水平面内の距離が所定寸法を外れたときに作
    動する距離表示部とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のガイドレールの芯出し装置。
  3. 【請求項3】 操作体が、ピアノ線に対して距離検出器
    が水平面内のどの方向に位置しているかを表示する方向
    表示部を含むことを特徴とする請求項1または2記載の
    ガイドレールの芯出し装置。
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