JP3490306B2 - 並設される支柱同志の軸芯位置が一致しているか否かを測定するための測定装置 - Google Patents

並設される支柱同志の軸芯位置が一致しているか否かを測定するための測定装置

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JP3490306B2
JP3490306B2 JP26876798A JP26876798A JP3490306B2 JP 3490306 B2 JP3490306 B2 JP 3490306B2 JP 26876798 A JP26876798 A JP 26876798A JP 26876798 A JP26876798 A JP 26876798A JP 3490306 B2 JP3490306 B2 JP 3490306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並設される支柱同
志の軸芯位置が一致しているか否かを測定するための測
定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
工事現場などにおいて、左右の基準支柱間に並設される
被測定支柱の軸芯を前記基準支柱夫々の軸芯同志を結ぶ
平面上に合致させようとする場合、基準支柱間に糸を架
設し、例えばこの糸を基準にして目視により被測定支柱
の軸芯のずれ(傾き)を確認して修正するようにしてい
るが、熟練者でなければ精度の良い作業が行えず、ま
た、この作業は支柱上での高所作業となり極めて危険で
非常に作業性が悪いとされている。
【0003】従来において、並設される支柱同志の軸芯
位置が一致しているか否かを簡易且つ高精度に測定する
ためのものは何ら提案されていない。
【0004】本発明は、上述の問題点を解決する並設さ
れる支柱同志の軸芯位置が一致しているか否かを測定す
るための測定装置に提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】左右の基準支柱1,2間に並設される被測
定支柱3の軸芯4が前記基準支柱1,2夫々の軸芯5,
6同志を結ぶ平面上に合致しているか否かを測定するも
のであって、一端部前記被測定支柱3若しくは被測定
支柱3の近傍に配設される被止着部材26に配設し得る止
着本体10に枢着され、他端部に前記基準支柱1,2間若
しくは基準支柱1,2夫々の近傍に配設される被架設部
材27,28間に架設される線材7に連設し得る連設部9を
備えた連設部材8を設け、この連設部材8は該連設部材
8が擺動したか否かをセンサーにより検知されるように
構成されており、この連設部材8を線材7に連設させた
際、連設部材8が擺動しない場合には、連設部材8の止
着本体10との枢着部11及び前記線材7を通る平面と前記
被測定支柱3の軸芯4とが平行であることが測定されて
前記被測定支柱3の軸芯4が前記基準支柱1,2夫々の
軸芯5,6同志を結ぶ平面上に合致していることを測定
し得るように構成されていると共に、連設部材8が擺動
した場合には、連設部材8の止着本体10との枢着部11及
び前記線材7を通る平面と前記被測定支柱3の軸芯4と
が平行でないことが測定されて前記被測定支柱3の軸芯
4が前記基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平
面上に合致していないことを測定し得るように構成され
ており、前記連設部材8が擺動したか否かに基づき被測
定支柱3の軸芯4が前記基準支柱1,2夫々の軸芯5,
6同志を結ぶ平面上に合致しているか否かを表示する表
示部12が前記止着本体10に設けられていることを特徴と
する並設される支柱同志の軸芯位置が一致しているか否
かを測定するための測定装置に係るものである。
【0007】また、前記連設部材8の連設部9を前記線
材7に被嵌状態で連設し得る凹溝13を設けて構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の並設される支柱同志の軸
芯位置が一致しているか否かを測定するための測定装置
に係るものである。
【0008】また、前記表示部12を、少なくとも一個以
上の第一表示部12Aと、この第一表示部12Aの左右両側
に配設される少なくとも片側一個以上の第二表示部12B
とで構成し、前記連設部材8を線材7に連設した際、
記止着本体10に対して左右に擺動自在に枢着された連設
部材8が擺動しない場合には、連設部材8の止着本体10
との枢着部11及び前記線材7を通る平面と前記被測定支
柱3の軸芯4とが平行であることが測定されて前記被測
定支柱3の軸芯4が前記基準支柱1,2夫々の軸芯5,
6同志を結ぶ平面上に合致していることが測定され、こ
被測定支柱3の軸芯4が前記基準支柱1,2夫々の軸
芯5,6同志を結ぶ平面上に合致していることを第一表
示部12Aで表示するように構成するとともに、前記連設
部材8が左側若しくは右側に擺動した場合には、連設部
材8の止着本体10との枢着部11及び前記線材7を通る平
面と前記被測定支柱3の軸芯4とが平行でないことが測
定されて前記被測定支柱3の軸芯4が前記基準支柱1,
2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面上に合致していない
ことが測定され、この被測定支柱3の軸芯4が前記基準
支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面上に合致
ず左側若しくは右側にずれていることを前記第一表示部
12Aの左側若しくは右側の第二表示部12Bで表示するよ
うに構成したことを特徴とする請求項1,2いずれか1
項に記載の並設される支柱同志の軸芯位置が一致してい
るか否かを測定するための測定装置に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0010】本発明は、使用に際し、例えば左右の基準
支柱1,2間若しくは基準支柱1,2夫々の近傍に配設
される被架設部材27,28間に線材7を架設し、この線材
7に止着本体10を被測定支柱3若しくは被測定支柱3の
近傍に配設される被止着部材26に配設させた状態で連設
部材8の連設部9を連設し、連設部材8の止着本体10と
の枢着部11及び前記線材7を通る平面と前記被測定支柱
3の軸芯4とが平行か否かを測定することで、前記被測
定支柱3の軸芯4が前記基準支柱1,2夫々の軸芯5,
6同志を結ぶ平面上に合致しているか否かを表示部12で
表示することになる。
【0011】この際、表示部12で被測定支柱3の軸芯4
が基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面上に
合致しておらずずれていること(傾いていること)を確
認した場合には、例えば被測定支柱3を引き起こすなど
して表示部12を確認しながら修正作業を行うことにな
る。
【0012】従って、従来は、支柱同志の軸芯位置が一
致しているか否かの測定が作業者の目視により行うこと
になるため熟練者でなければ精度の良い作業が行えず、
また、この作業は支柱上での高所作業となり極めて危険
で非常に作業性が悪いなどの問題点があったが、本発明
によればこれらの問題点は確実に解消されることにな
る。
【0013】具体的には、本発明は、止着本体10に設け
た表示部12の表示状態を確認するだけで被測定支柱3の
軸芯4が基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平
面上に合致しているか否かの測定及びその修正作業が簡
易に且つ高精度に行えることになり、しかも、従来にお
いては、前述のように作業者は基準支柱1,2間に架設
される糸の位置(高所)まで上がって目線を合わせるよ
うにして作業を行わなければならなかったが、本発明に
よれば、表示部12の表示状況が確認できるところであれ
ば高所に上がらずとも作業が安全に行えることになる。
【0014】また、請求項2記載の発明のように構成し
た場合には、連設部材8の連設部9の線材7への連設
が、単に線材7に凹溝13を被嵌させるだけの構造である
から、連設部9における線材7への連設及び取り外しが
容易に行えより一層作業性が向上することになる。
【0015】また、請求項3記載の発明のように構成し
た場合には、被測定支柱3の軸芯4が基準支柱1,2夫
々の軸芯5,6同志を結ぶ平面上に合致していることを
表示部12の中央の第一表示部12Aで表示し、一方、被測
定支柱3の軸芯4が基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同
志を結ぶ平面上に合致せず左側若しくは右側にずれてい
ることを表示部12の左側若しくは右側の第二表示部12B
で表示するものであるから、被測定支柱3の軸芯4が基
準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面上に合致
していることを、或いは、合致していないことを、尚且
つ合致していない場合にはどのようにずれているかを一
目で確認できることになり、しかも、例えば表示部12の
左側の第二表示部12Bが被測定支柱3の軸芯4が左側に
ずれていることを表示した場合には、被測定支柱3を右
側へ引き起こすなどして第一表示部12Aが被測定支柱3
の軸芯4が合致したことを表示するまで修正すれば良い
ことになり、右側の第二表示部12Bで被測定支柱3の軸
芯4が右側にずれていることを表示した場合にはその逆
の作業を行えば良いことになるなど、簡易に被測定支柱
3の並設状態が確認でき且つこの被測定支柱3の修正作
業も簡易に行えることになる。
【0016】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0017】符号1,2は鋼製の基準支柱、3は鋼製の
被測定支柱である。
【0018】本実施例は、図9に図示したように垂直状
態で立設される左右の基準支柱1,2間に垂直状態で並
設される被測定支柱3の軸芯4が前記基準支柱1,2夫
々の軸芯5,6同志を結ぶ平面上に合致しているか否か
を測定するもので、一端部を被測定支柱3に配設し得る
止着本体10に垂下枢着し、他端部に左右の基準支柱1,
2間に架設される線材7に連設し得る連設部9を備えた
連設部材8を設け、この連設部材8を線材7に連設させ
た際、連設部材8の止着本体10との枢着部11及び前記線
材7を通る平面Fと前記被測定支柱3の軸芯4とが平行
か否かを測定することで前記被測定支柱3の軸芯4が基
準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面L上に合
致しているか否かを表示する表示部12を前記止着本体10
に設けたものである。
【0019】また、図10は、止着本体10を被測定支柱3
の近傍に配設される被止着部材としての鋼製の梁部材26
に垂設状態で止着し、線材7を基準支柱1,2夫々の近
傍に配設される被架設部材としての鋼製の梁部材27,28
間に架設するようにして被測定支柱3の測定作業及び修
正作業を行う場合を図示している。
【0020】以下、本実施例に係る構成各部の詳細な説
明をする。
【0021】止着本体10は、図1,2に図示したように
適宜な合成樹脂製部材を角筒状に一体成形したものであ
り、この止着本体10の正面には表示部12を構成するLE
Dランプ19を配設する貫通孔が三個形成されている
(尚、止着本体10の裏面にも図示省略の貫通孔が三個形
成されている。)。
【0022】また、止着本体10は、その上部開口一端縁
部に係止突片10aを突設している。この係止突片10a
は、図10に図示したように被測定支柱3の近傍に配設さ
れる梁部材26に垂設状態で止着する際に係止させるもの
である。
【0023】また、止着本体10は、その上部開口部を閉
塞するガイドポスト20aを備えたマグネット板20を設け
るとともに、止着本体10の左右側面にもマグネット板21
を設けている。このガイドポスト20aを備えたマグネッ
ト板20は、図10に図示したように止着本体10を前記被測
定支柱3の近傍に配設される梁部材26に垂設状態で止着
した際の基準面(平面)となるように設定され、ガイド
ポスト20aを当該梁部材26に穿設した孔に嵌挿係止させ
た状態で吸着させることになる。一方、止着本体10の左
右側面に設けたマグネット板21は、図9に図示したよう
に止着本体10を被測定支柱3に直接沿設状態で止着した
際の基準面(平面)となるように設定され、当該被測定
支柱3に吸着させることになる。
【0024】連設部材8は、図1,2に図示したように
適宜な合成樹脂製部材を板状に一体成形したもので、そ
の一端部を止着本体10内に垂下枢着している。この連設
部材8の止着本体10との枢着部11は、シャフト軸22、ベ
アリング23及びベアリング止め24を介することで、止着
本体10に対する連設部材8の円滑な振り子動(擺動)を
可能ならしめている。
【0025】また、連設部材8は、その他端部長さ方向
にして前記連設部材8の止着本体10との枢着部11を通る
同一平面F上に凹溝13が設けられている。この凹溝13
は、基準支柱1,2(若しくは基準支柱1,2夫々の近
傍に配設される梁部材27,28)間に架設される線材7に
被嵌状態で連設するための請求項で言う連設部9であ
る。
【0026】また、本実施例は、連設部材8を垂直状態
として凹溝13を基準支柱1,2(若しくは梁部材27,2
8)間に架設される線材7に連設させた際、線材7と基
準支柱1,2夫々の軸芯5,6との距離Mと、枢着部11
(及び凹溝13)と被測定支柱3の軸芯4との距離Nが同
一となるように設定されている。従って、連設部材8を
線材7に連設させた際、例えば連設部材8の止着本体10
との枢着部11及び前記線材7を通る平面Fと前記被測定
支柱3の軸芯4とが平行である場合は、被測定支柱3の
軸芯4が左右の基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を
結ぶ平面L上に合致していることになり、一方、連設部
材8の止着本体10との枢着部11及び前記線材7を通る平
面Fと前記被測定支柱3の軸芯4とが平行でない場合
は、被測定支柱3の軸芯4が左右の基準支柱1,2夫々
の軸芯5,6同志を結ぶ平面L上に一致せず左側若しく
は右側に傾いている(ずれている)ことになる。
【0027】また、連設部材8には光遮へい部18が設け
られている。この光遮へい部18は、連設部材8を止着本
体10内に枢着した際、後述する光センサー16の発光機14
と受光機15との間隙に配設され、この光遮へい部18には
発光機14から発せられる光を通過させる光通過部17が設
けられている。この光通過部17は、方形状の窓孔の一の
対角部位を光を通さない一対の板材25で閉塞されてお
り、この一対の板材25で閉塞されていない部位には、光
が通過し得る一の光通過部としての第一光通過部29と他
の光通過部としての第二光通過部30及び第三光通過部31
とが形成されることになる。
【0028】この第一光通過部29は、光通過部17の略中
央にして一方の板材25の切欠部位に設けられ、第二光通
過部30及び第三光通過部31は、光通過部17の左右部位に
して一対の板材25で閉塞されていない左右対角部位に設
けられている。
【0029】光センサー16は、LEDランプ19に接続さ
れる一個の発光機14と二個の受光機15(第一受光機15a
及び第二受光機15b)とから成るもので、発光機14から
発せられる光が両方の受光機15にて受光されると、前記
表示部12を構成する中央のLEDランプ19(第一表示部
12A)が点灯し、受光機15のうちいずれか一方の受光機
15でのみ光を感知すると左右いずれかのLEDランプ19
(第二表示部12B)が点灯することになる(尚、光セン
サー16はON−OFFスイッチを備えた適宜な電源に接
続されている。)。
【0030】以上の構成各部から成る本実施例の作動を
説明すると、図3に図示したように連設部材8の止着本
体10との枢着部11及び前記線材7を通る平面Fと前記被
測定支柱3の軸芯4とが平行である場合には、図4に図
示したように発光機14から発せられる光Lが第一光通過
部29を通過することで第一受光機15a及び第二受光機15
bで感知して表示部12中央の第一表示部12Aが点灯表示
することになる。
【0031】また、図5に図示したように連設部材8の
止着本体10との枢着部11及び前記線材7を通る平面Fと
前記被測定支柱3の軸芯4とが平行ではない場合(連設
部材8が左側へ振り子動している)場合には、図6に示
すように発光機14から発せられる光Lが第二光通過部30
のみを通過することで第一受光機15aのみで感知して表
示部12の右側の第二表示部12Bが点灯表示することにな
る。
【0032】また、図7に示すように連設部材8の止着
本体10との枢着部11及び前記線材7を通る平面Fと前記
被測定支柱3の軸芯4とが平行ではない場合(連設部材
8が右側へ振り子動している)場合には、図8に示すよ
うに発光機14から発せられる光Lが第三光通過部31のみ
を通過することで第二受光機15bのみで感知して表示部
12の左側の第二表示部12Bが点灯表示することになる。
【0033】従って、本実施例は、基準支柱1,2間に
架設した線材7に被測定支柱3に配設した止着本体10か
ら垂設される連設部材8の連設部9を被嵌連設させる
と、例えば連設部材8の止着本体10との枢着部11及び前
記線材7を通る平面Fと前記被測定支柱3の軸芯4とが
平行である場合、即ち、被測定支柱3の軸芯4が左右の
基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面L上に
合致している場合には、連設部材8は垂直状態のまま振
り子動せず表示部12の中央の第一表示部12Aが点灯表示
することになる。
【0034】また、連設部材8の止着本体10との枢着部
11及び前記線材7を通る平面Fと前記被測定支柱3の軸
芯4とが平行でない場合、即ち、被測定支柱3の軸芯4
が左右の基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平
面L上に一致せず左側に傾いている(ずれている)場合
には、連設部材8が右側に振り子動して表示部12の左側
の第二表示部12Bが点灯表示することになる。
【0035】また、連設部材8の止着本体10との枢着部
11及び前記線材7を通る平面Fと前記被測定支柱3の軸
芯4とが平行でない場合、即ち、被測定支柱3の軸芯4
が左右の基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平
面L上に一致せず右側に傾いている(ずれている)場合
には、連設部材8が左側に振り子動して表示部12の左右
側の第二表示部12Bが点灯表示することになる。
【0036】よって、本実施例によれば、従来は支柱同
志の軸芯位置が一致しているか否かの測定が作業者の目
視により行うことになるため熟練者でなければ精度の良
い作業が行えず、また、この作業は支柱上での高所作業
となり極めて危険で非常に作業性が悪いなどの問題点が
あったが、本実施例は、止着本体10に設けた表示部12の
表示状態を確認するだけで被測定支柱3の軸芯4が基準
支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面L上に合致
しているか否かの測定及びその修正作業が簡易に且つ高
精度に行えることになり、しかも、従来においては、前
述のように作業者は基準支柱1,2間に架設される糸の
位置(高所)まで上がって目線を合わせるようにして作
業を行わなければならなかったが、本発明によれば、表
示部12の表示状況が確認できるところであれば高所に上
がらずとも作業が安全に行えることになる。
【0037】また、本実施例は、連設部材8の連設部9
の線材7への連設が、単に線材7に凹溝を被嵌させるだ
けの構造であるから、連設部9における線材7への連設
及び取り外しが容易に行えより一層作業性が向上するこ
とになる。
【0038】また、本実施例は、被測定支柱3の軸芯4
が基準支柱1,2夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面L上
に合致していることを表示部12の中央の第一表示部1
2Aで表示し、被測定支柱3の軸芯4が基準支柱1,2
夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面L上に合致せず左側若
しくは右側に傾いている(ずれている)ことを表示部1
2の左側若しくは右側の第二表示部12Bで表示するも
のであるから、被測定支柱3の軸芯4が基準支柱1,2
夫々の軸芯5,6同志を結ぶ平面L上に合致しているこ
とを、或いは、合致していないことを、尚且つ合致して
いない場合にはどのように傾いているか(ずれている
か)を一目で確認できることになり、しかも、例えば表
示部12の左側の第二表示部12Bが被測定支柱3の軸
芯4が左側にずれていることを表示した場合には、被測
定支柱3を右側へ引き起こすなどして第一表示部12A
が被測定支柱3の軸芯4が合致したことを表示するまで
修正すれば良いことになり、右側の第二表示部12Bで
被測定支柱3の軸芯4が右側にずれていることを表示し
た場合にはその逆の作業を行えば良いことになるなど、
簡易に被測定支柱3の並設状態が確認でき且つこの被測
定支柱3の修正作業も簡易に行えることになる。
【0039】また、本実施例は、表示部12に係る第一
表示部12A及び第二表示部12BがLEDランプ19
の点灯により表示する故に、仮に測定箇所が離れている
場所であったり暗い場所であったりするなど従来であれ
ば基準支柱1,2間に架設された糸が見にくいとされる
作業環境下においても、作業者は表示部12の表示状況
を確実に確認することができることになる。
【0040】尚、本実施例は、表示部12を一個の第一
表示部12Aの左右に一個ずつ第二表示部12Bを設け
た構成としているが、第一表示部12A及び第二表示部
12B夫々を複数設けることで、被測定支柱3の軸芯4
の微妙な傾きを測定するように構成しても良いし、逆
に、第一表示部12Aは設けず第二表示部12Bだけを
設けて被測定支柱3の軸芯4が傾いていることのみを表
示するようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、止
着本体に設けた表示部の表示状態を確認するだけで被測
定支柱の軸芯が基準支柱夫々の軸芯同志を結ぶ平面上に
合致しているか否かの測定及びその修正作業が簡易に且
つ高精度に行えることになり、しかも、従来において
は、前述のように作業者は基準支柱間に架設される糸の
位置(高所)まで上がって目線を合わせるようにして作
業を行わなければならなかったが、本発明によれば、表
示部12の表示状況が確認できるところであれば高所に上
がらずとも作業が安全に行えることになるなど極めて画
期的な並設される支柱同志の軸芯位置が一致しているか
否かを測定するための測定装置となる。
【0042】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、連設部材の連
設部の線材への連設が、単に線材に凹溝を被嵌させるだ
けの構造であるから、連設部における線材への連設及び
取り外しが容易に行えより一層作業性が向上することに
なるなど極めて画期的な並設される支柱同志の軸芯位置
が一致しているか否かを測定するための測定装置とな
る。
【0043】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、被測定支
柱の軸芯が基準支柱夫々の軸芯同志を結ぶ平面上に合致
していることを、或いは、合致していないことを、尚且
つ合致していない場合にはどのようにずれているかを一
目で確認できることになり、しかも、例えば表示部の左
側の第二表示部が被測定支柱の軸芯が左側にずれている
ことを表示した場合には、被測定支柱を右側へ引き起こ
すなどして第一表示部が被測定支柱の軸芯が合致したこ
とを表示するまで修正すれば良いことになり、右側の第
二表示部で被測定支柱の軸芯が右側にずれていることを
表示した場合にはその逆の作業を行えば良いことになる
など、簡易に被測定支柱の並設状態が確認でき且つこの
被測定支柱3の修正作業も簡易に行えることになるなど
極めて画期的な並設される支柱同志の軸芯位置が一致し
ているか否かを測定するための測定装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例の構造を説明する斜視図である。
【図3】本実施例の概略動作説明図である。
【図4】本実施例に係る要部の概略動作説明図である。
【図5】本実施例の概略動作説明図である。
【図6】本実施例に係る要部の概略動作説明図である。
【図7】本実施例の概略動作説明図である。
【図8】本実施例に係る要部の概略動作説明図である。
【図9】本実施例の使用状態説明図である。
【図10】本実施例の使用状態説明図である。
【符号の説明】
1 基準支柱 2 基準支柱 3 被測定支柱 4 軸芯 5 軸芯 6 軸芯 7 線材 8 連設部材 9 連設部 10 止着本体 11 枢着部 12 表示部 12A 第一表示部 12B 第二表示部 13 凹溝26 被止着部材 27 被架設部材 28 被架設部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の基準支柱間に並設される被測定支
    柱の軸芯が前記基準支柱夫々の軸芯同志を結ぶ平面上に
    合致しているか否かを測定するものであって、一端部
    前記被測定支柱若しくは被測定支柱の近傍に配設される
    被止着部材に配設し得る止着本体に枢着され、他端部に
    前記基準支柱間若しくは基準支柱夫々の近傍に配設され
    る被架設部材間に架設される線材に連設し得る連設部を
    備えた連設部材を設け、この連設部材は該連設部材が擺
    動したか否かをセンサーにより検知されるように構成さ
    れており、この連設部材を線材に連設させた際、連設部
    材が擺動しない場合には、連設部材の止着本体との枢着
    部及び前記線材を通る平面と前記被測定支柱の軸芯とが
    平行であることが測定されて前記被測定支柱の軸芯が前
    記基準支柱夫々の軸芯同志を結ぶ平面上に合致している
    ことを測定し得るように構成されていると共に、連設部
    材が擺動した場合には、連設部材の止着本体との枢着部
    及び前記線材を通る平面と前記被測定支柱の軸芯とが平
    行でないことが測定されて前記被測定支柱の軸芯が前記
    基準支柱夫々の軸芯同志を結ぶ平面上に合致していない
    ことを測定し得るように構成されており、前記連設部材
    が擺動したか否かに基づき被測定支柱の軸芯が前記基準
    支柱夫々の軸芯同志を結ぶ平面上に合致しているか否か
    を表示する表示部が前記止着本体に設けられていること
    を特徴とする並設される支柱同志の軸芯位置が一致して
    いるか否かを測定するための測定装置。
  2. 【請求項2】 前記連設部材の連設部を前記線材に被嵌
    状態で連設し得る凹溝を設けて構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の並設される支柱同志の軸芯位置が一致
    しているか否かを測定するための測定装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部を、少なくとも一個以上の第
    一表示部と、この第一表示部の左右両側に配設される少
    なくとも片側一個以上の第二表示部とで構成し、前記連
    設部材を線材に連設した際、前記止着本体に対して左右
    に擺動自在に枢着された連設部材が擺動しない場合に
    は、連設部材の止着本体との枢着部及び 前記線材を通る
    平面と前記被測定支柱の軸芯とが平行であることが測定
    されて前記被測定支柱の軸芯が前記基準支柱夫々の軸芯
    同志を結ぶ平面上に合致していることが測定され、この
    被測定支柱の軸芯が前記基準支柱夫々の軸芯同志を結ぶ
    平面上に合致していることを第一表示部で表示するよう
    に構成するとともに、前記連設部材が左側若しくは右側
    に擺動した場合には、連設部材の止着本体との枢着部及
    び前記線材を通る平面と前記被測定支柱の軸芯とが平行
    でないことが測定されて前記被測定支柱の軸芯が前記基
    準支柱夫々の軸芯同志を結ぶ平面上に合致していないこ
    とが測定され、この被測定支柱の軸芯が前記基準支柱夫
    々の軸芯同志を結ぶ平面上に合致せず左側若しくは右側
    にずれていることを前記第一表示部の左側若しくは右側
    第二表示部で表示するように構成したことを特徴とす
    る請求項1,2いずれか1項に記載の並設される支柱同
    志の軸芯位置が一致しているか否かを測定するための測
    定装置。
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