JPH0218280A - エレベータのガイドレール精度測定器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、エレベータのガイドレールの垂直方向におけ
る据付精度を測定するためのレール精度測定器に関する
ものである。

［従来の技術］ 一般に、エレベータの撤去または新設工事に際して、既
設のガイドレールを再使用する場合、そのガイドレール
の垂直方向における据付精度を測定する必要がある。そ
こで、従来は、ピアノ線等のガイドレールに沿って延び
る測定基準垂線からガイドレールの測定面までの距離を
鋼尺等を使用して測定していた。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、従来の測定方式によると、暗い昇降路内で鋼
尺等を使用するため、測定時間が長くかかるばかりでな
く、その測定値に人的誤差が大きく入る要因があった。

そこで、本発明は暗い昇降路内においてもガイドレール
の精度を短時間に正確に測定できるエレベータのレール
精度測定器の提供を課題とするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明のエレベータのガイドレール精度測定器は、エレ
ベータのガイドレールの測定面に当接するほぼ直角状の
当接面を備えた定規部と、ガイドレールに沿って延びる
測定基準垂線を互いにほぼ直交する二方向から透視する
一対の目盛付きの拡大鏡と、測定基準垂線を照らす照明
装置とを一体的に設けたものである。

［作用］ 本発明のエレベータのガイドレール精度測定器において
は、照明装置を点灯し、かつ定規部の当接面をガイドレ
ールの測定面に当て、その状態で二つの拡大鏡から測定
基準垂線を透視し、目盛りにより測定基準垂線と測定面
との間の距離を測定すれば、ガイドレールの据付は粘度
が短口）間かつ正確に測定される。

［実施例］ 以下、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例によるレール精度測定器を示
す平面図であり、第２図は第１図の正面図である。また
、第３図は本発明の別の実施例によるレール精度測定器
を示す平面図である。

第１図及び第２図において、（１）は図示しないエレベ
ータのＡ降路壁から垂直方向に延びるように設けられた
ガイドレール、（１ａ）及び（１ｂ）は前記ガイドレー
ル（１）の測定面、（２）は測定基準垂線を作るために
ガイドレールに沿って垂下されたピアノ線、（３）は本
実施例のレール精度測定器である。

（４）はレール精度測定器（３）の定規部で必って、そ
の内側の面には前記測定面（１ａ）及び測定面（１ｂ）
に当接する直角状の当接面（４ａ）が形成されている。

（５）は定規部（４）の他側に直角状に突設された主杆
部、（６）はその主杆部（５）の先端部の下面に直交し
て固着された板状の副杆部である。

（７）は主杆部（５）及び副杆部（６）にそれぞれ装着
され、前記ピアノ線（２）を互いに直交する二方向から
透視する一対の拡大鏡であって、それらにはピアノ線（
２）と測定面（１ａ）及び測定面（１ｂ）との間の距離
を測定するための目盛り（７ａ）が付されている。

（８）は主杆部（５）に装着された照明装置であって、
電池（図示略）を内蔵した電源部（８ａ）と、ランプ（
８ｂ）と、電線保護用のフレキシブルデユープ（８Ｇ）
とから構成され、ランプ（８ｂ）がピアノ線（２）に近
接する位置においてそれを照明するようになっている。

以上のように構成された本実施例のレール精度測定器（
３〉は、次のように使用することができる。

まず、照明装置（８）のランプ（８ｂ）を点灯するとと
もに、定規部（４）の当接面（４ａ）をガイドレール（
１）の測定面（１ａ）及び測定面（１ｂ）に当接し、そ
の状態で二つの拡大鏡（７）からピアノ線（２）を透視
し、目盛り（７ａ）によりピアノ線（２）と測定面（１
ａ）及び（１ｂ）との間の距離を測定する。そして、定
規部（４）をガイドレール（１）に沿って上下に摺動さ
せて前記した測定を行えば、ガイドレール（１）の各部
の垂直方向における据付精度を確認することができる。

この場合、定規部（４）に直角状の当接面（４ａ）が形
成されているため、レールｌＦｒ［測定器（３）をガイ
ドレール（１）に対して安定した状態で当接及び摺動で
き、測定時の作業性が向上する。しかも、照明装置（８
）が定規部（４）に−体的に設けられているので、懐中
電灯等を使用する場合と比較して、レール粘度測定器（
３）の取扱いが至って容易である。

また、照明装置（８）のランプ（８ｂ）がピアノ線（２
）の近辺を照明するため、ｎ８い昇降路内（おいてもピ
アノ線（２）及び目盛り（７ａ）を明確に目視でき、ガ
イドレール（１）の据付精度を短時間で、かつ正確に測
定することができる。

特に、本実施例においては、ランプ（８ｂ）がフレキシ
ブルチューブ（８ｃ）を介して主杆部（５）に支持され
ているので、ランプ（８ｂ）の照射位置の調整が容易で
ある。

本発明は前記実施例の構成のみに限定されるものではな
く、例えば、第３図の本発明の他の実施例によるレール
精度測定器を示す平面図に示すように、主杆部（５）及
び副杆部（６）に照明装置を内蔵した目盛付拡大鏡（１
０）をそれぞれ配設してもよい。この構成によれば、照
明装置が突出しないため、前記実施例と比較して、レー
ル精度測定器（３）の取扱いが一層容易になる。なお、
上記以外の構成は前記実施例と同一であるので、ここで
はその説明を省略する。

このように、前者の実施例のエレベータのレール粘度測
定器は、エレベータのガイドレール（１）の測定面（１
ａ）及び測定面（１ｂ）に当接するほぼ直角状の当接面
（４ａ）を僅えた定規部（４）と、ガイドレール（１）
に沿って延びるピアノ線（２）等を張設してなる測定基
準垂線を互いに直交する二方向から透視づる一対の目盛
付きの拡大鏡（７）と、前記測定基準垂線を照射する定
規部（４）及び拡大鏡（７）に一体内に設けた照明装置
（８〉とからなり、また、後者の実施例のエレベータの
レール精度測定器は、ガイドレール（１）に沿って延び
る測定基準垂線を互いに直交する二方向から透視する一
対の目盛付きの拡大鏡（７）と、前記測定基準垂線を照
射する定規部（４）及び拡大鏡（７）に一体内に設けた
照明装置（８）とを一体止したものである。

したがって、レール精度測定器（３）をガイドレール（
１）に対して安定した状態で当接及び摺動でき、測定時
の作業性が向上する。しかも、照明装置（８）が定規部
（４）と一体に構成されているので、懐中電灯等を使用
する場合と比較して、レール精度測定器（３）の取扱い
が容易となる。

また、照明装置（８）のランプ（８ｂ）がピアノ線（２
）の近辺を照明するため、暗い昇降路内においてもピア
ノ線（２）及び目盛り（７ａ）を明確に視認でき、ガイ
ドレール（１）の据付精度を短時間で、かつ正確に測定
することができる。

ところで、上記実施例のエレベータのガイドレールの測
定面に当接するほぼ直角状の当接面を備えた定規部は、
その水平断面形状を略し字状としたものであるが、本発
明を実施する場合には、これに限定されるものではなく
、その水平断面形状を略コ字状としてもよい。何れにせ
よ、ガイドレールの測定面に当接して、その二平面が特
定できればよい。

また、上記実施例のガイドレールに沿って延びる測定基
準垂線を互いに直交する二方向から透視する一対の目盛
付きの拡大鏡は、本発明を実施する場合にはプラスチッ
クレンズ等で一体に形成することもできる。また、拡大
鏡と目盛を別体に形成することもできる。

そして、上記実施例の測定基準垂線を照射する定規部及
び拡大鏡に一体に取付けた照明装置は、測定基準垂線の
存在を明確にすればよいことから、本発明を実施する場
合には、照明装置の位置及びその数を特定するものでは
ない。

更に、拡大鏡は測定基準垂線を互いに直交する二方向か
ら透視するものであるから、ぞれを支持するための部材
は前記実施例における主杆部及び副杆部の形状に限定さ
れず、例えば、単一部材上に一対の拡大鏡を相互に直交
する向きで支持することもできる。

［発明の効果コ 以上詳述したように、本発明のエレベータのガイドレー
ル精度測定器においては、エレベータのガイドレールの
測定面に当接するほぼ直角状の当接面を備えた定規部と
、ガイドレールに沿って延びる測定基準垂線を互いに直
交する二方向から透視する目盛を有した拡大鏡と、測定
基準垂線を照明する照明装置とを一体的に設けたことに
より、暗い昇降路内においても測定基準垂線を明確に目
視できて、ガイドレールの据付は精度を短時間で、かつ
正確に測定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるエレベータのガイドレ
ール精度測定器を示す平面図、第２図は第１図のエレベ
ータのガイドレール精度測定器の正面図、第３図は本発
明の別の実施例によるエレベータのガイドレール精度測
定器を示す平面図である。 図において、 １ニガイドレール、　　　４：定規部、４ａ：当接面、
　　　　　７：拡大鏡、７ａ：目帰り、　　　　　８：
照明装置、１０：照明装置を内臓した目盛付拡大鏡であ
る。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。 代理人　弁理士　大物　増雄　外２名 ７ａ：目盛り ８：照明装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エレベータのガイドレールの測定面に当接するほ
   ぼ直角状の当接面を備えた定規部と、ガイドレールに沿
   つて延びる測定基準垂線を互いに直交する二方向から透
   視する目盛を有する拡大鏡と、 前記測定基準垂線を照射する定規部及び拡大鏡に一体に
   取付けた照明装置と を具備することを特徴とするエレベータのガイドレール
   精度測定器。