JP5794536B2 - 吊下げ装置 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1に記載の吊り上げ装置では、消波ブロックのようにU字状に垂下させたワイヤを掛けることが可能な凸部を有する被吊上げ部材を対象としており、例えば建物の構築時における柱梁部材等に吊りピースを固定させた被吊上げ部材には適用することはできない。つまり、柱梁部材等にあっては、吊りピースを取り付けて、その貫通穴にシャックル等の吊り治具を係止させてワイヤで吊っているのが一般的であり、このような部材に対して特許文献1の吊り上げ装置を適用することは困難であった。
さらに、吊りピースの形状と、その貫通穴の位置が同一であれば、種々の形状の被吊上げ部材に対応することができる。
図1および図2に示すように、本第1の実施の形態による吊下げ装置1は、柱梁部材(ここでは、柱材3)を例えばタワークレーン等の揚重機械(図示省略)によって吊り上げるためのものである。吊下げ装置1は、柱材3を上方から抱え込むようにして保持する枠状のガイド部10と、柱材3に固着させた吊りピース31に係止させるための把持装置20と、を備えている。
そして、天板部11の上面には、後述するが、把持装置20からの出力信号を入力して玉掛け状態を表示する表示灯5が設けられている。この表示灯5は、本吊下げ装置1に装備される把持装置20、20、…の台数分(ここでは4個)だけ設けられ、それぞれオン表示5A及びオフ表示5Bをするランプを有している。
図5に示すように、把持装置20は、吊り具21を備えた装置本体22と、装置本体22の下方で柱材3の吊りピース31を嵌合させるクランプ23(嵌合凹部)と、クランプ23に嵌合させた吊りピース31のピン穴31aに対して挿入出可能な係止ピン24(図6、図7)と、係止ピン24の突出口の開口26a(後述する)を開閉する回動プレート25とを備えて概略構成されている。把持装置20は、ガイド部10の4つの下部係止ピース15(図2参照)のそれぞれに吊り下げられている。
この制御ボックス27には、係止ピン24のピン軸P上にピン挿入検出センサ28が設けられている。制御ボックス27では、ピン挿入検出センサ28でピン挿入を検出したときに、表示灯5へ向けて出力信号を発信するように制御されている。
先ず、図1に示すように、吊下げ装置1のガイド部10を使用して柱材3を位置決めする。図8(a)及び(b)に示すように、タワークレーン等の揚重機によって吊り下げられた空荷の吊下げ装置1を横移動させ、2本の長尺ガイド12A、12Bのそれぞれを柱材3の側面3aに当接させる。これにより吊下げ装置1の水平方向(X方向、Y方向)が位置決めされることになる。なお、長尺ガイド12A、12Bの柱材3に当接させる部分は、中尺ガイド12Cの下端よりも下方に長い部分となる。
なお、吊りピース31がクランプ23に対して正規の位置に嵌合していない場合には、回動プレート25が十分に押し上げられず、ピン軸P上に回動プレート25が位置するため、係止ピン24を突出させることができない。
この場合、係止ピン24は、ピン軸Pと吊りピース31のピン穴31aの中心軸線Oとが一致したときにのみ突出するため、係止ピン24の突出を確認することで、確実に把持されたことを確認することができる。つまり、クランプ23に対して吊りピース31が所定位置及び姿勢で嵌合していない場合には係止ピン24が突出しないことから、不安定な把持状態のまま柱材3を吊り上げてしまうといった不具合を防止することができる。
さらに、吊りピース31の形状と、そのピン穴31aの位置が同一であれば、柱材3に限らず種々の形状の被吊上げ部材に対応することができる。
図9に示すように、第2の実施の形態による吊下げ装置1Aは、被吊上げ部材として梁材7を対象としたものである。
ここで、本第2の実施の形態による梁材7は、I形鋼からなる一対の主桁71、72が図示しない連結材によって一定の間隔をもって平行に接合された構成をなしている。梁材7に固定されている吊りピース73は、第1主桁71及び第2主桁72の長さ方向で一定の距離をあけてそれら主桁71、72の上フランジ71a、72aに配置されている。一方の第2主桁72には、長さ方向の両端に設けられる吊りピース73、73同士の中間部に上フランジ72aから上方に向けて突設片74が固定されている。
なお、把持装置20の構成、及び高さ検出片46の構成については、上述した第1の実施の形態と同様の構成のため、ここでは詳しい説明は省略する。
なお、把持装置20による手順及び作用については、上述した第1の実施の形態と同様であるため、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、図13に示すように、第3の実施の形態は、上述した高さ調整片13、46の他に高さ調整機構50を設けたものである。
高さ調整機構50は、例えば上述した図11に示す吊下げ装置1Aの平面視で中心部に設けられ、例えば被吊下げ部材である屋根トラス8の頂部8a(ここでは、屋根トラス8上に設けられた束材9の頂部9a)に当接させることでにより吊下げ装置の高さ位置を検出するものである。高さ調整機構50は、下端に当接部51aを有する当接部材51を上下方向に摺動可能に支持する支持筒52(図13では見易くするため二点鎖線で示している)と、当接部材51の摺動に伴って回動可能に支持筒52に支持された棒状の回動片53と、回動片53の回動に伴って目視或いはカメラによって確認可能状態M3又は非確認状態M4となる位置に移動する表示板54(表示部)と、を備えている。
そして、図14(b)に示すように、当接部材51が屋根トラス8の頂部8aに当接し、支持筒52が当接部材51に沿って下方に摺動すると、回動片53の突出部53bが当接部材51の上端部51bに押圧されて、回転軸53aまわりに回転し、表示板54の表示面54aが側方に向いた状態となり、このときの表示面54aはカメラ6によって確認できない範囲となる(この位置を非確認状態M4とする)。
例えば、本実施の形態では柱材3や梁材7を被吊上げ部材としているが、これらに限定されることはなく、他の部材であってもかまわない。
また、ガイド部10、40の構成は、被吊上げ部材の形状等に応じて適宜な形態に設定すればよく、本実施の形態に限定されることはない。例えば、第1の実施の形態では、長尺ガイド12A、12B、中尺ガイド12C、短尺ガイド12Dを配置しているが、すべて同一の長さのガイドレール12であってもよく、本数も4本であることに制限されるものではない。
3 柱材(被吊上げ部材)
5 表示灯
6 カメラ
7 梁材(被吊上げ部材)
10 ガイド部
12 ガイドレール
12A、12B 長尺ガイド
12C 中尺ガイド
12D 短尺ガイド
13 高さ検出片
13A 回転支持部
13B 突出部
13C 表示部
16 表示板
20 把持装置
23 クランプ(嵌合凹部)
24 係止ピン
25 回動プレート
26 ピン収容ボックス
27 制御ボックス
31、73 吊りピース
31a ピン穴(貫通穴)
40 ガイド部
43 長尺ガイド
44 中尺ガイド
45 位置決めガイド
46 高さ検出片
50 高さ調整機構
51 当接部材
51a 当接部
52 支持筒
53 回動片
54 表示板(表示部)
74 突設片
P ピン軸
O ピン穴の中心軸線
Claims (4)
- 柱梁部材等の被吊上げ部材に取り付けた吊りピースの貫通穴に係止させ、前記被吊上げ部材を吊り下げる吊下げ装置であって、
前記吊りピースに嵌合可能な嵌合凹部と、
該嵌合凹部に嵌合した前記吊りピースの貫通穴に向けて突出する係止ピンと、
を備え、
前記嵌合凹部に前記吊りピースが嵌合した状態において、前記係止ピンのピン軸と、前記吊りピースの貫通穴の中心軸線とが一致したときにのみ、前記係止ピンが前記貫通穴に向けて突出し、
前記被吊上げ部材の所定位置に対して位置決め可能なガイド部が設けられ、該ガイド部によって前記嵌合凹部が前記吊りピースに嵌合するように案内されることを特徴とする吊下げ装置。 - 前記ガイド部は、被吊上げ部材に沿って上下方向に移動可能なガイドレールをなし、
該ガイドレールの所定位置に、前記ガイドレールの上下の移動とともに前記被吊上げ部材の一部に当接可能に突出され、前記ガイドレールに回動可能に支持された高さ検出片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吊下げ装置。 - 前記高さ検出片には、目視或いはカメラにより確認可能な表示部が設けられており、
該表示部は、前記高さ検出片の回動に伴って目視或いはカメラによって確認可能状態又は非確認状態となる位置に移動することを特徴とする請求項2に記載の吊下げ装置。 - 前記嵌合凹部と係止ピンを所定の高さに位置決めする高さ検出機構が設けられ、
該高さ検出器機構は、
下端に当接部を有する当接部材を上下方向に摺動可能に支持する支持筒と、
前記当接部材の摺動に伴って回動可能に該支持筒に支持された回動片と、
該回動片の回動に伴って目視或いはカメラによって確認可能状態又は非確認状態となる位置に移動する表示部と、
を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の吊下げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012077985A JP5794536B2 (ja) | 2011-06-27 | 2012-03-29 | 吊下げ装置 |
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JP2011142098 | 2011-06-27 | ||
JP2012077985A JP5794536B2 (ja) | 2011-06-27 | 2012-03-29 | 吊下げ装置 |
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JP2013032218A JP2013032218A (ja) | 2013-02-14 |
JP5794536B2 true JP5794536B2 (ja) | 2015-10-14 |
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ID=47788449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012077985A Active JP5794536B2 (ja) | 2011-06-27 | 2012-03-29 | 吊下げ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP5794536B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP6137515B1 (ja) * | 2016-07-26 | 2017-05-31 | 株式会社 エイブル | 搬送システム及び搬送方法 |
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2012
- 2012-03-29 JP JP2012077985A patent/JP5794536B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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