JP6544794B2 - 昇降式上下二段駐輪装置 - Google Patents

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本発明は、自転車を上段収納部と下段収納部の上下二段で収納することができる上下二段式駐輪装置に関し、更に云うと上段収納部が昇降可能に構成されている昇降式上下二段駐輪装置に関する。
従来から、自転車を上段収納部と下段収納部の上下二段で収納することができる上下二段式駐輪装置は、狭いスペースで多数台の自転車を収納することができるため、集合住宅や駅の駐輪場等において広く利用されている。
二段式駐輪装置は、上段収納部の自転車載置台は高い位置にあり、そのままでは自転車載置台に自転車を載せることができない。そのため、通常、自転車を収納する際には自転車載置台を低位置まで下降させる一方、自転車を収納した後には自転車載置台を高位置まで上昇させることができる昇降手段を備えた昇降式上下二段駐輪装置とされている。
特許文献1には、上下方向に延びる支柱内において、自転車載置台と連結された昇降体に、上方向の引張力を付与する定荷重バネ(板バネ)を連結して昇降させる構成が開示されている。
特開2013−36212号公報
上記した特許文献1は、自転車載置台に自転車が載置されていない場合に、自転車載置台と連結されている昇降体が定荷重バネにより上昇しないように、昇降体と支柱とが解除可能なロック機構により固定されることが記載されている。また、自転車載置台に自転車が載置され、自転車の前輪がロック機構を押すことにより、ロックが解除される構成が記載されている。
ところで、自転車載置台へ載置された自転車は、ロックが解除された後、自転車載置台と共に上昇することになる。その際、自転車は不安定に揺れるため、自転車載置台から車輪が外れたり、自転車本体が支柱や隣接する自転車などに接触する虞があり非常に危険である。特許文献1は、自転車載置台に載置された後に自転車の前輪などを把持して固定する構成が無く、昇降時の安全性に問題がある。
特許文献1に同じく、従来の昇降式上下二段駐輪装置における上段収納部には、上記したように自転車載置台と連結された昇降体の上昇を可能にするロック機構は設けられているが、昇降時の自転車の前輪を把持して固定する機能が設けられていない現実がある。
上記問題点を解決するべく、自転車を固定又は把持する機構を別途設けることが考えられるが、利用者の操作性が悪く、費用も嵩む。そのため、利用者が自転車載置台へ自転車を載置する一動作のみで、昇降体と支柱とのロックが解除され、かつ自転車の固定もなされる機構が所望されている。
本発明の一つの実施形態の目的は、上記の点を鑑みてなされたものであり、自転車載置台に自転車が載置されると、昇降体と支柱とのロック状態を解除し且つ自転車を把持する二つの動作を同時に行う機構を備えた昇降式上下二段駐輪装置を提供することにある。
上記の課題は、
上段収納部と下段収納部を有する昇降式上下二段駐輪装置であって、
前記上段収納部は、
中空形状とされ、一側面に上下方向に延びるスリットを有する支柱と、前記支柱に沿って昇降可能な昇降体と、前記昇降体に対して上方向の引張力を付与する牽引手段と、前記昇降体に対して前端部が取り付けられた自転車載置台と、前記自転車載置台の前端部と前記昇降体に取付けられた昇降把持制御機構と、を備えており、
前記昇降把持制御機構は、
前記自転車載置台に自転車が載置されると自転車の車輪を把持する把持部と、前記自転車載置台に自転車が載置されると前記昇降体と前記支柱とのロック状態を解除可能なロック機構を具備した昇降制御部とを有し
前記昇降把持制御機構は、
前記自転車の載置力を伝達する伝達手段を有し、
前記伝達手段から当該載置力を伝達されると、
前記把持部は前記自転車の車輪を把持し、
前記昇降制御部は前記昇降体と前記支柱とのロック状態を解除して当該昇降体の昇降を可能にし、
前記昇降制御部は、
前記伝達手段と連結され、当該伝達手段から伝達された前記載置力により前記自転車載置台の幅方向に移動する可動軸と、前記可動軸の前記移動により前記昇降体と前記支柱とのロック状態を解除可能なロック機構と、前記可動軸の前記幅方向の水平移動を案内する付勢手段とを有する、
ことを特徴とする昇降式上下二段駐輪装置により解決することができる。

本発明によれば、自転車載置台に自転車が載置されると、昇降体と支柱とのロック状態を解除し且つ自転車を把持する二つの動作を同時に行う機構を備えた昇降式上下二段駐輪装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る昇降式上下二段駐輪装置の上段収納部の側面図である。 本発明の実施形態に係る昇降式上下二段駐輪装置の上段収納部の正面図である。 本発明の実施形態に係る昇降式上下二段駐輪装置を構成する昇降把持制御機構を取り出した拡大図である。(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は(A)のI−I矢視正面図である。 昇降把持制御機構を構成する昇降制御部の拡大平面図である。 昇降把持制御機構を構成する伝達手段と昇降制御部の動作を説明する正面図である。Aは自転車の載置前を示し、Bは自転車の載置後を示す。 昇降把持制御機構を構成する把持部の拡大平面図である。 昇降把持制御機構を構成する把持部の動作を説明する正面図である。Aは自転車の載置前を示し、Bは自転車の載置後を示す。
以下、本発明に係る昇降式上下二段駐輪装置の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明に係る昇降式上下二段駐輪装置は、自転車を上段収納部と下段収納部の上下二段で収納することができるものであり、上段収納部が昇降可能に構成されている。下段収納部は、図示することは省略したが、上段収納部の近傍位置の床面に設置されるものであり、自転車の車輪をロックする機構を備えた自転車載置台を有する構成である。また、下段収納部は床面に対して水平方向に移動可能な可動式であることが好ましい。本発明は上段収納部に特長があり、以下、上段収納部について具体的に説明する。
図1は本発明に係る昇降式上下二段駐輪装置の上段収納部を示す側面図であり、図2は本発明に係る昇降式上下二段駐輪装置の上段収納部を示す正面図である。尚、図1では支柱を上下方向全体に亘って切り欠いて内部を示しており、図2では支柱の高さ方向の略中間位置から下方の部分を切り欠いて内部を示している。
以下、本明細書において、図1の右側を前方F、左側を後方Bと称し、図2の右側を右方R、左側を左方Lと称することがある。
昇降式上下二段駐輪装置100は、上段収納部10と図示することは省略した下段収納部を有している。
前記した上段収納部10は、上下方向に延びるように床面上に立設される支柱1と、支柱1に沿って昇降可能な昇降体2と、昇降体2に対して上方向の引張力を付与する牽引手段3と、昇降体2に対して前端部が取り付けられた自転車載置台4と、自転車載置台4の前端部と昇降体2に取付けられた昇降把持制御機構6とを備えている。支柱1の内部空間には、昇降体2及び牽引手段3が配設されている。昇降把持制御機構6は、自転車載置台4に自転車が載置されると、自転車を把持し且つ昇降体2と支柱1とのロック状態を解除して昇降を可能にするという2種類の動作を同時にならしめる機構であり、その点は後述する。
支柱1は、内部に中空部を有する四角柱状であって、自転車載置台4が位置する側(後方B側)の面の幅方向中央に上下方向に延びるスリット11を有している。図2では支柱1の一部を切り欠いて内部を示しているためスリット11の幅が高さ方向に変化しているように見えるが、スリット11の幅は支柱1の上端部から下端部にかけて同幅とされている。
昇降体2は、自転車載置台4が位置する側(後方B側)の面及びその上面が開口し、内部に空間を有する四角柱状とされている。また、その外壁面20には支柱1の中空部内を走行するローラー21がそれぞれ4つ取付けられている。ローラー21が取付けられる外壁面20とは、図2の右方R(矢印X2側)と左方L(矢印X1側)に配置され、支柱1の左右の内壁と近接する2つの外壁面である。したがって、昇降体2に取付けられるローラー21は8つであるがこの限りではない。
これら8つのローラー21が支柱1の内面に沿って転動することにより昇降体2が支柱1に沿って昇降できる。つまり、昇降体2が、上下前後左右に間隔をあけて配置された合計四対(八個)のローラー21を用いて支柱1の内面に沿って転動するように構成されている。したがって、自転車載置台4及び自転車の重さによる昇降体2の傾きやぶれが確実に防止され、昇降体2の昇降動作が安定する。
昇降体2の寸法は、支柱1の中空部内に収納可能に支柱1より小径に構成される。昇降体2の内部の空間には、自転車載置台4の前端部の一部が収納される。因みに昇降体2の空間に収納される自転車載置台4の前端部の幅はスリット11の幅より小径に構成されている。これにより、自転車載置台4の前端部をスリット11内(支柱1内)に位置させた状態で昇降させることが可能となる。そのため、外的要因の影響を受けにくくすることができて故障が生じにくくなり、安定した昇降動作を長期間に亘って維持することができる。
前記した牽引手段3は、スリット11を挟んで配置された左右一対の定荷重バネからなる。以下、定荷重バネ3とも表記する。
定荷重バネ3は、支柱1内の上方位置に配設された巻き芯31と、この巻き芯31に巻回されて下方に延出された(巻き出された)帯状板32とから構成されている。
帯状板32は、スリット11を挟んで上下方向に互いに平行に延びる左右一対の金属製等の帯状板からなり、各帯状板32は上端部が巻き芯31に固定され且つ下端部が昇降体2と接続されている。因みに定荷重バネ3は、支柱1の右方R側と左方L側の両壁面の上部に設けられたボックス12内に収納される構成としている。したがって、左右一対の帯状板32は、左右一対の巻き芯31のスリット11側(寄り)から出て下方に延びている。
左右一対の定荷重バネ3のバネ力は、自転車を載せた状態の自転車載置台4を引き上げることが可能な大きさに設定されており、必要に応じて異なる強さのものを実施して良い。
また、定荷重バネ3を構成する巻き芯31と帯状板32はいずれも支柱1内に配設されており、昇降体2も支柱1内に配設されているため、ゴミが入り込むなどの外的要因による影響を排除することができて故障が生じにくく且つ安全である。また、長期間に亘って動作が安定し、メンテナンスの手間を大幅に省くことが可能となる。
また、帯状板32が、スリット11を挟んで上下方向に互いに平行に延びる左右一対の帯状板からなるため、左右の帯状板が離れた位置となって互いに干渉することがない。のみならず、左右の定荷重バネ3のバネ力のバランスを調整することができるため、自転車載置台4を円滑に昇降させることが可能である。加えて、支柱1の奥行き(前後方向長さ)を小さく(薄く)することが可能となり、設置スペースを小さくできる。
前記構成の帯状板32の下端部は、昇降体2の上面と、着脱可能な連結手段5により接続されている。
前記した自転車載置台4は、自転車を載置する蟻溝形状の載置部41と、当該載置部41の上方に配置され、自転車の車体の両側に位置して当該車体を支持する左右一対の支持部42とを有する。
載置部41の前端部及び昇降体2の中空部内には、自転車の前輪を自重により把持し、かつ支柱1とのロックを解除可能な昇降把持制御機構6が設けられている。また載置部41の前端部において、その溝内に長さの短い蟻溝形状のフラッパー材43が内在されている。フラッパー材43の先端部は、載置部41の先端部と回動可能にボルト接合されているが、他端部は接続されない状態で設置されている(図3(A)参照)。このフラッパー材43の底部には、後述するが昇降把持制御機構6の各部へ自転車の載置力を伝達する伝達手段7が載置部41の底部に設けられた貫通孔41aから突き出ており、フラッパー材43の底部と接触している(図5(A)参照)。したがって、フラッパー材43の上面に自転車の前輪Jが乗(載置され)ると、フラッパー材43は底面に配置された伝達手段7を下方へ押し込むので、当該伝達手段7は自転車の載置力を得ることができる(図5(B)参照)。この点は、後述する昇降把持制御機構6の説明で更に詳しく説明する。支持部42の先端部には、自転車の転倒を防止する固定部44が連結されている。
自転車載置台4は、自転車載置台4A(点線)に示すように、上方へ折れ曲がり可能な構成であることが好ましい。
即ち、載置部41と支持部42には、略中央位置に一方向(上側)に対して折れ曲がり可能な屈曲機構41a、42aが設けられている。屈曲機構41a、42aは、屈曲可能な角度があらかじめ定められており、その角度は自転車載置台4Aが適度な高さ位置となる設計とされている。
また、載置部41の先端部は、当該先端部を支点として上方への回動が可能に、昇降体2と連結されている。支持部42も、同様に先端部(固定部44)は、当該先端部を支点として上方への回動が可能に、昇降体2と連結されている。
上記構成の自転車載置台4は、後述する昇降把持制御機構6により、載置部41へ自転車が載置されると、昇降体2と支柱1との連結が解除(不図示)されて、自転車載置台4B(点線)に示すように定荷重バネ3のバネ力により昇降体2と共に上方へ上昇する。自転車載置台4を下方へ移動させる際には、利用者が自転車載置台4Bを持って下方へ押すと昇降体2がスライドして下方へ移動される。
連結手段5は、端的に云うと、先端にU字形状の取っ手部510を有する連結金具51と、前記取っ手部510を着脱可能に掛け止め可能な鉤形状のフック部520を先端に有する被連結金具52とを備える。
したがって、定荷重バネ3を昇降体2へ取付ける際に単に取っ手部510をフック部520へ掛け止めるのみで可能である。また単にフック部520から取っ手部510を掛け外すのみで取り外しができるため、メンテナンスや交換作業を容易に行うことができる。
<昇降把持制御機構>
次に、本発明の特徴となる昇降把持制御機構6の構成について、図面に基づいて詳しく説明する。
図3に、本発明の実施形態に係る昇降式上下二段駐輪装置を構成する昇降把持制御機構6に関係する要部を取り出した拡大図を示した。(A)は拡大側面図、(B)は拡大平面図、(C)は拡大正面図である。説明の関係上、図3(A)、(B)には、支柱1と昇降体2、フランジ45を二点鎖線で示した。また、図3(A)には、自転車載置台4の載置部41とフラッパー材43も二点鎖線で示した。図3(C)は、図3(A)のI−I矢視正面図である。図3(C)は、説明の関係上、載置部41とフラッパー材43を省略している。因みに、図3(A)〜図3(C)は、自転車載置台4に自転車が載置される前で、昇降体2が支柱1にロックされている状態を示している。
昇降把持制御機構6は、伝達手段7と、昇降制御部8と、把持部9とを有する基本構成とされている。
伝達手段7は、前述したように自転車載置台4のフラッパー材43に自転車が載置されると、フラッパー材43により下方へ押し込められることで自転車の載置力を昇降制御部8と把持部9へ伝達する機能を有する。
昇降制御部8は、伝達手段7から載置力を伝達されると、昇降体2と支柱1とのロック状態を解除して自転車載置台4を上昇させる機能を有する。把持部9は、伝達手段7から載置力を伝達されると、自転車の車輪を把持する機能を有する。以下に各部材について、具体的に説明する。
(伝達手段7、昇降制御部8)
先ず伝達手段7及び昇降制御部8について図3〜図5に基づいて説明する。
図4は、昇降制御部8の平面図である。因みに、伝達手段7は、昇降制御部8の部材内に配置されている。図5は、昇降把持制御機構6を構成する伝達手段7と昇降制御部8の関係を示す正面図である。Aは自転車の載置前を示し、Bは自転車の載置後を示している。
昇降制御部8は、ベース部81と枠部82からなるハウジング80を有している。ベース部81は、フラットな板であり、後方B側(矢印Z1側)の端部に幅広に形成された矩形状の前部81aを有して全体がT字形状とされ、その上面に後述する各部材が取付けられる。
枠部82は、前記した前部81aの後方B側(矢印Z1側)の端部から立ち上がる正面プレート821と、前部81aの左方L側、右方R側(矢印X1側とX2側)の側縁から立ち上がる左右一対の側面プレート822とを有している。正面プレート821は、上部に蟻溝形状の凹み部821aが形成されており、当該凹み部82aには前述した自転車載置台4の蟻溝形状の載置部41を載置可能に構成されている(図5参照)。また、正面プレート821の下方位置には、後述する可動軸83を貫通させる水平方向(矢印X1−X2方向)に延びる長孔821bが設けられている。
前記枠部82は、図3(A)、図3(B)に示すように、支柱1の外側に露出する形で配置される。したがって、枠部82は、正面プレート821の左右の上縁部から、前方F側(矢印Z2側)へ延びるルーフプレート823を設けて、なるべく昇降制御部8内に雨や塵などが入らないようにしている。勿論ルーフプレート823は、載置部41の設置を妨げないように配置され、側面プレート822の上縁部とも繋がっている。
昇降制御部8は、前記した構成のハウジング80内に、伝達手段7と連結され当該伝達手段7から伝達された載置力により自転車載置台4の幅方向に移動する可動軸83と、可動軸83の移動により昇降体2と支柱1とのロック状態を解除可能なロック機構84と、可動軸83の幅方向(矢印X1−X2方向)の水平移動を案内(規制)する付勢手段85〜87とを有する。
昇降制御部8は、更にベース部81から立ち上がる断面視がコの字形状の支持部材88を片側寄り(図示では矢印X1側)に備えている。支持部材88は、長手部88aがベース部81の長手方向と平行するように配置され、ロック機構84と付勢手段86とが、支持部材88の長手部88aに直交且つ貫通する様態で取付けられる。
可動軸83は、断面視が円形の丸棒であり後方B側(図示では矢印Z1方向)の端部が軸方向に直交して折れ曲る折れ曲り部830を有している。また、可動軸83は、ベース部81の長手方向と平行するように配置され、上記した正面プレート821の長孔821bに挿通されている。
可動軸83の軸方向と直交する一側面側(図示では矢印X1側)に、ロック機構84と付勢手段85〜87が、それぞれ可動軸83の軸方向に対して直交する配置で連結されることで、可動軸83が支持されている。
ロック機構84は、支柱1の左右方向(矢印X1−X2方向)に移動して、昇降体2と支柱1とを解除可能にロックするロッド部841と、当該ロッド部841を収納する筒形形状の収納部842とを有している。
ロッド部841は、支柱1の左方L側(矢印X1側)の端部に収納部842の先端から突出するロック部841aを有しており、右方R側(矢印X2側)の端部には、可動軸83を貫通する連結部841bを有している。ロック部841aは、後述するが支柱1の左方L側の側壁面に設けられた貫通孔1aを出入りして、支柱1と昇降体2とのロック及びロック解除を担っている(図5(A)、(B)参照)。連結部841bの先端部には、ナット843が捻じ込まれて、可動軸83と連結している。
したがって、可動軸83が、支柱1の左方L側(矢印X1方向)へ水平移動すると、ロッド部841も連動して支柱1の左方L側(矢印X1方向)へ移動可能となる。
前記した付勢手段85〜87は、可動軸83の左右方向(矢印X1−X2方向)の水平移動を案内(規制)する機能を有している。
可動軸83の後方B側(矢印Z1側)に設けられた付勢手段85と、可動軸83の前方F側に設けられた付勢手段87は、コイルバネである。図面の関係上バネの中央部分は省略している。付勢手段85は、一側端部が伝達手段7と連結され、他側端部は枠部82の側面プレート822の内側に設けられた取付金具822aに連結されて横架される。また付勢手段87は、一側端部が可動軸83と連結され、他側端部は支持部材88の前方F側に設けられた連結プレート880に連結されて横架される。
付勢手段86は、支持部材88内を貫通して支持されており、可動軸83へ付勢力を発揮するスプリング部861と、当該スプリング部861を収納する筒形状の収納部862とを有している。図面の関係上スプリング部861の中央部分を省略している。収納部862内の矢印X1側には、先端がスプリング部861と接触するボルト863が捻じ込まれる構成とされている。したがって、付勢手段86は、スプリング部861を内蔵した収納部862を支持部材88に配置させた後、図3(B)に示すように昇降制御部8の外周に配置される昇降体2の外壁面20の外側からボルト孔に向かってボルト863を差し込み、収納部862内へねじ込む。その後、外壁面20の内側及び収納部862の端部に用意していた各ナットを締め込むことで固定される。
前記した可動軸83の右端(矢印Z2側)に配置された付勢手段87と、伝達手段7に配置された付勢手段85は、可動軸83に対して支柱1の左方L側(矢印X1側)に付勢力を発揮する。一方、中央位置に配置された付勢手段86は、可動軸83に対して支柱1の右方R側(矢印X2側)に付勢力を発揮する。
したがって、これらの3つの付勢手段85〜87によって、可動軸83の左右方向(矢印X1−X2方向)の水平移動を案内(規制)することができる。斯すると、可動軸83の僅かな移動により確実にロック機構84のロッド部841の移動をならしめることができ、安定した動作精度が得られる。
因みに、載置部41に自転車が載置されない通常時においては、支柱1の左方L側(矢印X1側)への付勢力が勝る。そのため、通常時において可動軸83は、支柱1の左方L側(矢印X1側)に配置されるので、ロック機構84のロック部841aが、図3(B)、図5(A)に示すように支柱1の左方L側の側面に設けられた貫通孔1aから突き出てロック状態を保持する。
次に、上記構成の昇降制御部8内に設置される伝達手段7について説明する。伝達手段7は枠部82の内側面に設けられる。
伝達手段7は、図5に示すように全体形状が折り返しを有するフック形状とされたプレート材71と、プレート材71の一側端部に設けられた回動部72とを有している。
プレート材71は、上部に回動部72が設けられる上下方向(矢印Y1−Y2方向)に延びる支持部710と、支持部710の下端部から水平方向(矢印X1方向)延びる水平部711と、水平部711から垂直方向に立ち上がる起立部712を備えている。水平部711には、前記した可動軸83が挿通される上下方向(矢印Y1−Y2方向)に延びる長孔711aが設けられている。起立部712の下方の水平部711と繋がる箇所が斜め上に傾斜する切欠き部712aが設けられているが、この限りではない。また、起立部712の先端部は、前述したように自転車載置台4の載置部41に設けられた貫通孔41aから突き出て、載置部41の溝内に内在するフラッパー材43の底面と接触するように配置される。したがって起立部712の先端部は、自転車が載置される前において、前記したフラッパー材43を水平に載置可能な三角形状に形成されている。先端部の形状はこの限りではなく、フラッパー材43と良好に接する形状であれば良い。
回動部72は、支持部710の上部に位置に設けられた貫通孔に挿通され、プレート材71の回動の支点となるボルト721と、ナット722、及びボルト721とプレート材71及びプレート材71とナット722との間に介在される座金723と、ベアリング724を備えている(図4参照)。
上記構成の伝達手段7は、ボルト721を、枠部82の正面プレート821の一側(図示では右方R(矢印X2側)寄りの上方位置に設けられた不図示の貫通孔から挿通し、プレート材71の貫通孔を通りナット722で締め付けることにより、昇降制御部8の枠部82の内側に取付けられる。
因みに、水平部711に設けられた上下方向に延びる長孔711aと、正面プレート821に設けられた左右方向に延びる長孔821bとは、共通の可動軸83が挿通可能な位置関係に配置されている。
(伝達手段7と昇降制御部8の動作(ロック解除動作))
次に、伝達手段7と昇降制御部8との動作関係について説明する。実際には、把持部9とも連動して動作するが、ここでは、まず伝達手段7と昇降制御部8との動作関係を説明する。
載置部41のフラッパー材43に自転車が載置されていない通常時において、伝達手段7の起立部712は、図5(A)などに示す上方の位置にある。このとき昇降制御部8の可動軸83には、支柱1の左方L側に付勢力が働いているため、連結されたロック機構84の先端のロック部841aが支柱1の貫通孔1aへ挿通されている。この状態を支柱1と昇降体2がロックされている状態という。したがって、上記した定荷重バネ3による昇降体2の昇降が規制される。
載置部41のフラッパー材43に自転車が載置されると、図5(B)に示すように、伝達手段7の起立部712が下方へ押し込まれて、回動部72のボルト721を支点にプレート材71が矢印方向に回動する。するとプレート材71の上下方向に延びる長孔711a内に挿通されている可動軸83が、当該プレート材71の回動による移動により、昇降制御部8の正面プレート821に左右方向に延びる長孔821b内を矢印X2側(支柱1の右方R側)に移動する。つまり、伝達手段7により可動軸83がP1の位置からP2の位置へ右方R側(矢印X2側)へスライド移動する。この動作は、特許請求の範囲に記載した「自転車の載置力を伝達する」に相当する。この可動軸83の矢印X2方向への移動により、可動軸83に連結されたロック機構84のロッド部841も矢印X2方向へ移動して、先端に設けられたロック部841aが内方に引っ込み、支柱1の貫通孔1aの挿通状態を解除する。すると、支柱1と昇降体2とのロック状態が解除される。つまり自転車載置台4の上昇が可能になる。
上記の一連のロック解除動作は、前述したように利用者が自転車載置台4の載置部41に自転車が載置するとならしめることができる。本実施形態において、可動軸83の矢印X2方向への移動距離Lは、約6mm程度とされている。可動軸83は、上記したように付勢手段85〜87により左右方向(矢印X1−X2方向)に水平移動するため、6mmという僅かな移動であっても、ロック解除動作が確実になされる。
(把持部9)
次に、昇降把持制御機構6を構成する把持部9を図3、図6、図7に基づいて説明する。図6は、昇降把持制御機構6を構成する把持部9の拡大平面図である。図7は、昇降把持制御機構6を構成する把持部9の動作を説明する正面図である。Aは自転車の載置前を示し、Bは自転車の載置後を示している。また、図7は、図3(A)のI−I矢視拡大正面図である。また、フランジ45を省略した。
把持部9は、上面部91と、2つの側面部921、922からなるハウジング90を有している。側面部921は、上面部91の前方F側の端部から直角に下垂するプレートであり、側面部922は上面部91の後方B側の端部から直角に下垂するプレートである。このハウジング90に、把持部9を構成する各部材が取付けられる。
把持部9は、先端部が可動軸83の折れ曲がり部830と接触し、可動軸83から伝達された載置力により回動する回転軸部93と、回転軸部93の回動により自転車の前輪Jを把持する左右一対の腕部94とを有している。
回転軸部93は、外力を得ると回動可能な丸棒とされた軸部931と、軸部931の前方F側(矢印Z2側)の端部に、可動軸83の矢印X2方向の移動を受けるL字形状の伝達プレート932を有している。軸部931は上面部91の長手方向に平行して延在する。伝達プレート932と軸部931の前方F側(矢印Z2側)の端部とはボルト96により側面部921に取付けられている。可動軸83は伝達プレート932の内側(矢印X1側)に配置されており、可動軸83が伝達手段7から載置力を伝達されて右方R側(矢印X2方向)に移動すると、伝達プレート932及び軸部931はボルト96を支点に反時計回りに回動する。
軸部931の後方B側(矢印Z1側)の端部は、側面部922に設けられた貫通孔を貫通し、その貫通した箇所に腕部94が連結されている。連結される腕部94は左右一対の腕部94のうち片側の腕部であり、図示例では矢印X2側(右方R側)に配置される腕部94Rである。軸部931と腕部94Rとの連結箇所は、軸部931の回動に伴って腕部94Rも回動可能に密実に連結されている。
因みに、一対の腕部94の矢印X1側(左方L側)に配置される腕部94Lは、軸部931と略同じく回動可能な丸棒とされた固定軸95と連結される。固定軸95は、軸部931と同様に上面部91の長手方向に平行して延在し、前方F側が側面部921とボルト接合されている。固定軸95の後方B側(矢印Z1側)の端部は、側面部922に設けられた貫通孔を貫通し、その貫通した箇所に腕部94Lが連結されている。固定軸95と腕部94Lとの連結箇所は、腕部94Lの回動に伴って固定軸95も回動可能に密実に連結されている。
軸部931と固定軸95の後方B側(矢印Z1側)の端部箇所は、把持部9を載置部41の底面に取り付け可能なフランジ45がボルト接合により連結されている。因みに把持部9の載置部41への連結はこの限りではなく、溶接や他の連結金具により連結されていても良い。
次に、腕部94について説明する。左方L側の腕部94Lと右方R側の腕部94Rがあるが、区別しない場合には単に腕部94と表記する。
腕部94は、自転車の前輪Jを挟むアーム941と、当該アーム941と他側の腕部94とを繋ぐ連結プレート942とを有している。アーム941は、連結プレート942に連結されて、上方に立ち上がり、先端部が内側に向かって湾曲又は屈曲する形状に形成されている。したがって、一対のアーム941Lと942Rにより鍬形が形成され自転車の前輪J部分を挟み込むことが可能に形成されている。
連結プレート942Rは、前記した軸部931とも連結されており、軸部931の回動に伴って、当該軸部931を支点に回動する。連結プレート942Rと連結されたアーム941Rは、連結プレート942Rの回動と共に開閉方向(矢印X1−X2方向)に移動する。軸部931を介して連結プレート942Rへ伝達された伝達手段7からの載置力(回動力)は、連結プレート942Lにより左方L側のアーム941L(腕部94L)へ伝達される。
具体的には、連結プレート942Rと連結プレート942Lは、互いに内方に(矢印X1方向及び矢印X2方向)向かって延在するプレートである。両者は側面部922の中央位置で互いに重ね合され、重ね合わされた箇所の下方位置に共通の貫通孔が設けられており、当該貫通孔に挿通されたボルト97により両者が連結されている。したがって、軸部931から回動力が、ボルト97を介して左方L側の連結プレート942Lへ伝達可能である。また、連結プレート942Rと連結プレート942Lとは、ボルト97を支点に互いに回動可能である。
因みに、連結プレート942Rと連結プレート942Lの外方端部に、矢印Z1方向に延びるフランジ部を形成し、両フランジ部の間にコイルバネ98を設けても良い。図面の関係上コイルバネ98の中間部は省略した。このコイルバネ98はアーム941Rとアーム941Lが閉じる方向に付勢力が働いているため、後述する把持動作を効果的にならしめることに寄与する。勿論コイルバネ98は必須ではない。
また、連結プレート942Rと連結プレート942Lは、自転車載置台4に自転車が載置されてない通常時においては図7(A)に示すように、互いに中央位置に向かって傾斜する態様で配置されている。この状態のときアーム941Rとアーム941Lは、自転車の前輪Jを両アームの間に挿通可能に外方に開いた位置に配置される。
(把持部9の動作(把持動作))
次に、把持部9の把持動作について説明する。
載置部41のフラッパー材43に自転車が載置されていない通常時において、図7(A)に示すように、アーム941Rとアーム941Lは、自転車の前輪Jをアーム間に挿通可能に外方に開いた位置に配置されている。
載置部41のフラッパー材43に自転車が載置されると、図7(B)に示すように、伝達手段7により可動軸83がP1の位置からP2の位置へ右方R側(矢印X2側)へスライド移動する。すると、伝達プレート932及び軸部931が反時計回りに回動する。そして軸部931と連結された連結プレート942Rが、軸部931を支点に反時計回り回動してアーム941Rを内方に閉じる位置に移動させる。連結プレート942Lは、連結プレート942Rの反時計回りの回動を、下方に存在するボルト97により伝達するので、時計回りに回動する。するとアーム941Lが、内方に移動される。すると、載置部41に載置された自転車の前輪Jを一対のアーム941Rとアーム941Lとで挟み込むことができる。
上記の一連の把持動作は、前述したように利用者が自転車載置台4の載置部41に自転車が載置するとならしめることができる。
(昇降把持制御部6の動作)
上記構成の昇降把持制御部6を構成する伝達手段7と昇降制御部8の動作、及び把持部9の動作について別々に説明してきたが、ここで、自転車が載置されたという一動作に対して、昇降把持制御機構6全体の動作関係を簡単に説明する。本発明は、利用者が自転車載置台4へ自転車を載置する一動作のみで、昇降体2と支柱1とのロックが解除され、かつ自転車の前輪Jの固定もなされる機構を提供できることを特徴としているからである。
自転車載置台4のフラッパー材43上に利用者が自転車を載置すると、図5(B)に示すように伝達手段7の起立部712が押し下げられて、プレート材71が回動部72のボルト721を支点に反時計回りに回動する。すると、プレート材71の水平部711に設けられた長孔711aと正面プレート821の設けられた長孔821bとに挿通された可動軸83が、各長孔の形状に案内されて右方R側(矢印X2側)にスライド移動する。
この可動軸83の右方R側(矢印X2側)への移動(自転車の載置力の伝達)により、昇降体2と支柱1とのロック解除動作と、自転車の前輪Jの把持動作が同時に行われる。
先ずロック解除動作は、図5(B)で説明したように、可動軸83が右方R側(矢印X2側)へ移動すると、可動軸83に連結されたロック機構84のロック部841aも右方R側(内方)へ移動して、支柱1の貫通孔1aへの挿通が解除される。すると、自転車載置台4を支持している昇降体2と支柱1とのロックが解除されて、昇降体2が定荷重バネ3の付勢力により、図1Aの自転車載置台4Bに示すように上昇できる。
把持動作は、図7(B)で説明したように、可動軸83が右方R側(矢印X2側)へ移動すると、伝達プレート932及び軸部931が反時計回りに回動する。そして軸部931と連結された連結プレート942Rが、軸部931を支点に反時計回り回動してアーム941Rを内方に閉じる位置に移動させる。連結プレート942Lは、連結プレート942Rの反時計回りの回動をボルト97により伝達されて時計回りに回動し、アーム941Lを内方に移動させる。すると、自転車の前輪Jを一対のアーム941Rとアーム941Lとで挟み込むことができる。したがって、自転車載置台4が上昇又は下降する際に、載置された自転車が揺れて載置部41から外れたりすることを防止できる。
因みに、図示したアーム941Rとアーム941Lは、前輪Jを挟み込んだ際にアームの間に隙間が生じる形状に形成されていたが、この限りではなく挟み込んだ際にアーム間に隙間が生じないように先端部を内方に更に湾曲させて実施しても良い。またアーム941Rとアーム941Lの開閉方向の可動域を更に広げることで、アーム間の隙間が生じないように構成して実施しても良い。
(まとめ)
本発明の昇降式上下二段駐輪装置100の上段収納部10は、自転車が載置されると自転車の車輪を把持する把持部9と、自転車が載置されると昇降体2と支柱1とのロック状態を解除する昇降制御部8とを有する昇降把持調整機構6を備えた構成とした。
したがって、利用者が自転車載置台へ自転車を載置する一動作のみで、昇降体2と支柱1とのロック解除と、自転車の前輪Jの把持が可能になり、安全性と操作性に富んだ昇降式上下二段駐輪装置を実現できる。
また、昇降制御部8は、可動軸83の軸方向と直交する一側面に当該可動軸83の軸方向と直交する方向に付勢力を発揮する複数の付勢手段を設ける構成とした。
したがって、可動軸83の左右方向の水平移動を確実に案内でき、可動軸83の僅かな移動によりロック解除動作を確実にならしめ、かつ把持部9による把持動作も確実にならしめて安定した動作精度を確保できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
1 支柱
10 上端収納部
100 昇降式上下二段駐輪装置
11 スリット
2 昇降体
20 外壁面
21 ローラー
3 牽引手段
31 巻き芯
32 帯状板
4 自転車載置台
41 載置部
41a 屈曲機構
42 支持部
42a 屈曲機構
43 フラッパー材
44 固定部
45 フランジ
5 連結手段
51 連結金具
510 取っ手部
52 被連結金具
520 フック部
6 昇降把持制御機構
7 伝達手段
71 プレート材
710 支持部
711 水平部
711a 長孔
712 起立部
712a 切欠き部
72 回動部
721 ボルト
722 ナット
723 座金
724 ベアリング
8 昇降制御部
80 ハウジング
81 ベース部
81a 前部
82 枠部
821 正面プレート
822 側面プレート
823 ルーフプレート
83 可動軸(可動部)
830 折れ曲がり部
84 ロック機構
841 ロッド部
841a ロック部
842 収納部
85〜87 付勢手段
88 支持部材
9 把持部
90 ハウジング
91 上面部
921、922側面部
93 回転軸部
931 軸部
932 伝達プレート
94 腕部
941 アーム
942 連結プレート
95 固定軸

Claims (3)

  1. 上段収納部と下段収納部を有する昇降式上下二段駐輪装置であって、
    前記上段収納部は、
    中空形状とされ、一側面に上下方向に延びるスリットを有する支柱と、前記支柱に沿って昇降可能な昇降体と、前記昇降体に対して上方向の引張力を付与する牽引手段と、前記昇降体に対して前端部が取り付けられた自転車載置台と、前記自転車載置台の前端部と前記昇降体に取付けられた昇降把持制御機構と、を備えており、
    前記昇降把持制御機構は、
    前記自転車載置台に自転車が載置されると自転車の車輪を把持する把持部と、前記自転車載置台に自転車が載置されると前記昇降体と前記支柱とのロック状態を解除可能なロック機構を具備した昇降制御部とを有し
    前記昇降把持制御機構は、
    前記自転車の載置力を伝達する伝達手段を有し、
    前記伝達手段から当該載置力を伝達されると、
    前記把持部は前記自転車の車輪を把持し、
    前記昇降制御部は前記昇降体と前記支柱とのロック状態を解除して当該昇降体の昇降を可能にし、
    前記昇降制御部は、
    前記伝達手段と連結され、当該伝達手段から伝達された前記載置力により前記自転車載置台の幅方向に移動する可動軸と、前記可動軸の前記移動により前記昇降体と前記支柱とのロック状態を解除可能なロック機構と、前記可動軸の前記幅方向の水平移動を案内する付勢手段とを有する、
    ことを特徴とする昇降式上下二段駐輪装置。
  2. 前記把持部は、
    先端部が前記伝達手段と接触され、当該伝達手段から伝達された前記載置力により回動する回転軸部と、前記回転軸部の前記回動により前記自転車の前輪を把持する左右一対の腕部とを有していることを特徴とする請求項に記載の昇降式上下二段駐輪装置。
  3. 前記ロック機構は
    前記可動軸の前記移動により、前記支柱の側壁面に設けられた貫通孔内を出入りするロッド部を一側端部に有していることを特徴とする請求項に記載の昇降式上下二段駐輪装置。
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