JP4215613B2 - 吊荷の案内装置 - Google Patents

吊荷の案内装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4215613B2
JP4215613B2 JP2003351678A JP2003351678A JP4215613B2 JP 4215613 B2 JP4215613 B2 JP 4215613B2 JP 2003351678 A JP2003351678 A JP 2003351678A JP 2003351678 A JP2003351678 A JP 2003351678A JP 4215613 B2 JP4215613 B2 JP 4215613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
vertical direction
wire
jig
guide roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003351678A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005113602A (ja
Inventor
英雄 小野
大介 笹原
淳一 本橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2003351678A priority Critical patent/JP4215613B2/ja
Publication of JP2005113602A publication Critical patent/JP2005113602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4215613B2 publication Critical patent/JP4215613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

本発明は、吊荷の案内装置に関し、特に、ビル、マンション等の建築物等を構築する場合に使用され、クレーン、ウインチ等の揚重機により吊荷を垂直方向の所定の位置に位置決めする際に、吊荷の水平方向への振れを規制する吊荷の案内装置に関するものである。
従来、ビル、マンション等の建築物等を構築する場合、建築資材等の吊荷をクレーン、ウインチ等の揚重機に吊治具を介して吊着し、揚重機を操作することにより吊治具を介して吊荷を昇降させ、垂直方向の所定の位置に位置決めすることが行なわれている。
このような吊荷の揚重作業においては、吊荷の水平方向への振れを規制し、吊荷を垂直方向の所定の位置に安全かつ高精度に位置決めすることが要求される。このため、吊治具の水平方向への移動を規制する各種の案内装置が開発され、案内装置により吊治具の水平方向への移動を規制することにより、吊荷の水平方向への振れを規制している。
この種の案内装置の一例として、建築物の頂部と地上部との間に外壁にそって垂直にワイヤガイドを張設し、このワイヤガイドにシャックル等を介して吊治具を取り付け、吊治具の水平方向への移動を規制し、吊荷の水平方向への振れを規制するように構成したものが知られている。
しかしながら、このような構成の案内装置にあっては、シャックル等のワイヤガイドへの取付け、取外しを手作業で行なわなければならず、しかも吊荷に近づいてそれらの作業を行なわなければならないため、非常に危険を伴う作業となっていた。このため、人員を増やして危険を回避しなければならないために、作業に長時間を要し、効率の悪い作業となっていた。また、作業者が近づくのが困難な場所では、シャックル等の取付け、取外しを行なうことができないため、使用可能な範囲が狭く制限されていた。
一方、上記のような問題に対処するため、ワイヤガイドにクランプ装置を介して吊治具を取り付け、吊治具の水平方向への移動を規制し、吊荷の水平方向への振れを規制するように構成した案内装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この場合、クランプ装置には解除機構が設けられ、この解除機構の解除レバーを吊治具の昇降時に建築物側に当接させることにより、クランプ装置をワイヤガイドから切り離すことができるように構成されている。従って、クランプ装置のワイヤガイドからの取外しを手作業で行なう必要がないので、取外し作業に危険を伴うようなことはなく、また、作業者が近づけないような場所であっても、クランプ装置のワイヤガイドからの取外しを行なうことができるので、使用可能な範囲を広げることができるものである。
しかしながら、上記のような構成の案内装置にあっては、クランプ装置のワイヤガイドへの取付けは手作業で行なわなければならないため、その作業に危険を伴うとともに、作業者が近づけない場合においてはクランプ装置をワイヤガイドに取り付けることができない。さらに、建築物を自動システムによって構築する場合には、位置決め精度が劣る等の理由から、使用することができない。
特開平6−264621号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、ワイヤガイドへの吊治具の着脱作業に危険を伴うようなことがなく、少ない人員で効率良く着脱作業ができて、作業時間を大幅に短縮することができ、さらに、作業者が近づけない場所においても、ワイヤガイドへの吊治具の着脱作業を安全かつ確実に行なうことができ、さらに、建築物を自動システムによって構築する場合にも使用することができる吊荷の案内装置を提供することを目的とするものである。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。すなわち、請求項1に係る発明は、建築物の外壁に沿って垂直に張設されるワイヤガイドと、揚重機に吊着されて垂直方向に移動可能な吊治具に設けられるとともに、前記ワイヤガイドに着脱可能であり、かつ、前記ワイヤガイドへの装着時に、前記吊治具の垂直方向への移動を許容し水平方向への移動を規制する案内部と、前記ワイヤガイドに連設されるとともに、前記吊治具を垂直方向に移動させることにより、前記案内部を前記ワイヤガイドに着脱させる着脱機構とを備えており、
前記案内部は、内側に上下方向が貫通する空間を形成する複数の案内ローラを有し、これらの案内ローラのうちの少なくとも1つの案内ローラは上下方向に傾動可能に設けられて、前記空間の周囲の一部を開閉可能に構成され、該案内ローラを前記吊治具の垂直方向への移動により前記着脱機構を介して傾動させることにより、前記空間の一部を開閉させて、前記空間内に前記ガイドワイヤを挿脱させるように構成したことを特徴とする
本発明による吊荷の案内装置によれば、吊治具を垂直方向に移動させることにより、吊治具に設けられる案内部がワイヤガイドに取り付けられ、又はワイヤガイドから取り外されることになり、案内部のワイヤガイドへの取付け、取外しを作業者を介することなく自動的に行なうことができる。
また、吊治具を垂直方向への移動させることにより、着脱機構を介して案内部の少なくとも1つの案内ローラが上方又は下方に傾動して、複数の案内ローラの内側に形成される空間の周囲の一部が開閉され、空間内にワイヤガイドが挿入され、又は空間内からワイヤガイドが脱出されることになる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の案内装置であって、前記着脱機構は、前記案内ローラを前記吊治具に傾動自在に支持するアームと、前記ワイヤガイドに連設されて、前記吊治具の垂直方向への移動時に、前記アームの上部又は下部に当接して、前記アームと一体に前記案内ローラを下方又は上方に傾動させる押圧部とからなることを特徴とする。
本発明による吊荷の案内装置によれば、吊治具の垂直方向への移動時に、着脱機構の押圧部が吊治具側のアームに当接することにより、アームと一体に案内部の案内ローラが下方又は上方に傾動して、複数の案内ローラの内側に形成される空間の周囲の一部が開閉され、空間内にガイドワイヤが挿入され、又は空間内からガイドワイヤが脱出されることになる。
以上、説明したように、本発明の吊荷の案内装置によれば、吊治具を垂直方向に移動させることにより、着脱機構を介して吊治具に設けられる案内部がワイヤガイドに取り付けられ、又はワイヤガイドから取り外されることになるので、吊治具のワイヤガイドへの取付け、取外しを作業者が手作業で行なう必要がなくなる。従って、吊治具のワイヤガイドへの着脱に危険を伴うようなことはなく、少ない人員で効率良く着脱を行なうことができ、着脱に要する時間を大幅に短縮することができる。また、作業者が近づけないような箇所においても、ワイヤガイドへ吊治具を着脱させることができるので、使用可能な範囲を広げることができる。さらに、吊治具の着脱を安全かつ高精度で行なうことができるので、建築物を自動システムによって構築する場合にも使用することができ、使用範囲を広げることができる。
さらに、案内部は、内側に上下方向が貫通する空間を形成する複数の案内ローラを有し、この案内ローラの内側の空間内にワイヤガイドが挿入されることになる。従って、吊治具を上下方向に移動させる際の案内ローラとワイヤガイドとのの摩擦抵抗を小さく抑えることができるので、吊治具の上下動を円滑にすることができるとともに、吊治具をワイヤガイドから取り外す場合にも、吊治具及びワイヤガイドに生じる反動を小さく抑えることができ、取外しの際に吊荷に振れが生じるのを防止できる。
さらに、吊治具を垂直方向に移動させたときに、着脱機構のアームの下部又は上部を押圧部によって押圧することにより、アームと一体に案内ローラが傾動して、案内ローラの内側の空間の周囲の一部が開閉され、空間内にワイヤガイドが挿入され、又は空間内からワイヤガイドが脱出されることになるので、空間内へのワイヤガイドの挿入、空間内からのワイヤガイドの脱出を安全かつ確実に行なうことができる。従って、吊治具のワイヤガイドへの取付け、取外しを安全かつ高精度で行なうことができるので、全自動システムによって建築物を構築するような箇所においても十分に使用が可能となる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図10には、本発明による吊荷の案内装置の一実施の形態が示されていて、この吊荷の案内装置1は、ビル、マンション等の建築物を構築する場合に、クレーン、ウインチ等の揚重機により梁、柱、床、壁等の建築資材等の吊荷を揚重し、吊荷を上下方向の所定の位置に位置決めする際に使用するものであって、図1及び図2に示すように、建築物40の外壁21に沿って垂直に張設されるワイヤガイド2と、揚重機21に取り付けられる吊治具24に設けられる案内部3、3とを備えている。
揚重機21は、図1及び図2に示すように、建築物40の外壁21に沿って垂直方向に昇降自在なフック22を有し、このフック22にワイヤ23を介して吊治具24が取り付けられ、吊治具24とフック22とが一体に昇降自在に構成されている。
吊治具24は、図3〜図5に示すように、複数の鋼材を縦横に組み合わせて矩形状に形成したものであって、静止状態で水平となるように、上部の4箇所がワイヤ23を介してフック22に吊着されている。なお、図中25はカウンターウエイトである。
吊治具24の長手方向の両端部の建築物40に対向する部分には、図3及び図5に示すように、建築物40の方向に突出した状態でそれぞれワイヤガイド用の案内部3、3が一体に設けられ、この案内部3、3がガイドワイヤ2に着脱自在に構成されている。
各案内部3は、図6に示すように、支持フレーム4と、支持フレーム4に回転自在に設けられる第1の案内ローラ5、第2の案内ローラ6、第3の案内ローラ7及び第4の案内ローラ8のガイドワイヤ用の4つの案内ローラと、支持フレーム4に設けられて第4の案内ローラ8を傾動させる傾動機構9とを備えている。各案内部3の吊治具24の幅方向の最先端部及び長手方向の最先端部にはそれぞれ第5の案内ローラ18及び第6の案内ローラ19がそれぞれ回転自在に設けられている。
第1の案内ローラ5及び第2の案内ローラ6は、図6及び図7に示すように、支持フレーム4に、吊治具24の幅方向に所定の間隔をおいて互いに平行となるように、各々の回転軸が吊治具24の長手方向を向くように、かつ吊治具24の昇降方向に同一高さとなるように設けられ、この第1の案内ローラ5及び第2の案内ローラ6によって吊治具24の建築物40の外壁41に直交する方向への移動が規制される。
第3の案内ローラ7は、図8及び図9に示すように、第1の案内ローラ5及び第2の案内ローラ6の長手方向の一方の端部(吊治具24の長手方向外側の端部)に対応する支持フレーム4の部分に、回転軸が第1の案内ローラ5及び第2の案内ローラ6の回転軸と直交するように、かつ第1の案内ローラ5及び第2の案内ローラ6よりも低くなるように設けられ、この第3の案内ローラ7と後述する第4の案内ローラ8によって吊治具24の建築物40の外壁に平行する方向への移動が規制される。
第4の案内ローラ8は、図6〜図9に示すように、第1の案内ローラ5及び第2の案内ローラ6の長手方向の他方の端部(吊治具24の長手方向内側の端部)に対応する支持フレーム4の部分に、回転軸が第1の案内ローラ5及び第2の案内ローラ6の回転軸と直交するように、かつ第1の案内ローラ5及び第2の案内ローラ6よりも高くなるように設けられ、この第4の案内ローラ8と前述した第3の案内ローラ7によって吊治具24の建築物40の外壁41に平行する方向への移動が規制される。
第1の案内ローラ5、第2の案内ローラ6、第3の案内ローラ7及び第4の案内ローラ8の内側の部分には、図6〜図9に示すように、垂直方向に貫通する空間20が形成され、この空間20内にワイヤガイド2が挿脱可能に構成されている。
第4の案内ローラ8は、傾動機構9によって吊治具24の昇降方向に傾動自在に構成されている。傾動機構9は、図6〜図9に示すように、支持フレーム4に立設される支柱10と、支柱10の上端部に回動自在に取り付けられる支持軸11と、支持軸11に一体に取り付けられるとともに、支持軸11を中心として垂直方向に傾動可能なアーム12と、支持軸11と支柱10との間に取り付けられて、アーム12を水平に保持する第1のスプリング13及び第2のスプリング14とを備え、アーム12に第4の案内ローラ8が一体に取り付けられている。アーム12は、後述する着脱機構15と兼用している。
傾動機構9は、図10に示すように、後述する着脱機構15の上押圧部16又は下押圧部17によってアーム12が上方又は下方に押圧されて、第1のスプリング13又は第2のスプリング14の付勢力に抗して支持軸11を中心として上方又は下方に傾動することにより、第4の案内ローラ8を一体に上方又は下方に傾動させる。第4の案内ローラ8を上方又は下方に傾動させることにより、4つの案内ローラ5〜8の内側に形成される空間20の周囲の一部が開閉される。
建築物40の外壁41には、図1及び図2に示すように、平行かつ水平に支持梁26が設けられ、この支持梁26の両端部に案内ローラ27、27がそれぞれ設けられ、両案内ローラ27、27間に本発明による吊荷の案内装置1のワイヤガイド2が掛着される。ワイヤガイド2は、両端部が各案内ローラ27、27から垂下されて地上部に固定されている。
支持梁26よりも内側かつ上側の建築物40の外壁41に対応する部分には、支持梁26の両端部に対応して吊治具用の案内部28が、28それぞれ設けられている。
各案内部28は、建築物40の外壁41に平行に設けられるとともに、上方に行くに従って建築物40に近づく傾斜面に形成される第1の案内面30と、第1の案内面30の端部に一体に連結されるとともに、建築物40の外壁41と直交するように設けられ、かつ、上方に行くに従って外方に広がる傾斜面に形成される第2の案内面31とを有する上案内部29と、上案内部29の下部に一体に設けられるとともに、上案内部29の第1の案内面30の下端に上端が一体に連結される垂直方向を向く第1の案内面33と、第1の案内面33の端部に一体に連結されるとともに、上案内部29の第2の案内面31の下端に上端が一体に連結される垂直方向を向く第2の案内面34とを有する下案内部32とから構成されている。
各案内部28の下案内部32及び上案内部29の第1の案内面33、30に各第5の案内ローラ18が当接可能に構成され、各案内部28の下案内部32及び上案内部29の第2の案内面34、31に各第6の案内ローラ19が当接可能に構成されている。
支持梁26の両端部に対応する部分には、図10に示すように、着脱機構15が設けられている。着脱機構15は、支持梁26の両端部の上部に設けられる上押圧部16と、下部に設けられる下押圧部17と、前述した傾動機構9のアーム12とから構成されている。
上押圧部16及び下押圧部17は、板状をなすものを屈曲させてV形状に形成したものであって、支持梁26の両端部の案内ローラ27、27を被うように、かつ上方又は下方に突出するように、支持梁26の両端部の上部及び下部に設けられている。
支持梁26の両端部の上押圧部16及び下押圧部17は、吊治具24の各案内部3の各第4の案内ローラ8を支持しているアーム12にそれぞれ垂直方向に対向して設けられ、吊治具24を昇降させたときに、上押圧部16又は下押圧部17に各アーム12が当接するように構成されている。
上記のように構成したこの実施の形態による吊荷の案内装置1によって吊治具24をワイヤガイド2に取り付けるには、図10に示すように、揚重機21を操作して吊治具24を下方に移動させ、吊治具24の両端部の各案内部3の第4の案内ローラ8のアーム12を各上押圧部16に当接させ、各アーム12を各上押圧部16によって上方に押圧し、各アーム12を第2のスプリング14の付勢力に抗して支持軸11を中心として上方に傾動させ、各アーム12と一体に各第4の案内ローラ8を上方に傾動させ、4つの案内ローラ5〜8の内側の空間20の内側の部分を開放させる。
そして、この開放させた部分を上押圧部16及び支持梁26の両端部の各案内ローラ27を通過させ、各案内ローラ27に掛着されていているワイヤガイド2を空間20内に位置させ、その後に、アーム12を第2のスプリング14の付勢力によって元の平行な状態に復帰させることにより空間20の開放された部分を閉塞し、空間20内にワイヤガイド2を垂直方向に挿通させる。このようにして、吊治具24が両案内部3、3を介してワイヤガイド2に取り付けられる。
そして、この状態で揚重機21により吊治具24を垂直方向に移動させることにより、吊治具24がワイヤガイド2に支持された状態で垂直方向に移動し、吊治具24に吊着されている吊荷が垂直方向の所定の位置に位置決めされることになる。
次に、吊治具24をワイヤガイド2から取り外すには、揚重機21を操作して吊治具24を上方に移動させ、各案内部3の第4の案内ローラ8のアーム12の下側の各下押圧部17に当接させ、各アーム12を各下押圧部17によって下方に押圧し、各アーム12を第1のスプリング13の付勢力に抗して下方に傾動させ、各アーム12と一体に各第4の案内ローラ8を下方に傾動させ、4つの案内ローラ5〜8の内側の空間20の内側の部分を開放させる。
そして、この開放させた部分を各下押圧部17及び支持梁26の両端部の各案内ローラ27を通過させ、各案内ローラ27に掛着されているワイヤガイド2を空間20内から脱出させ、その後にアーム12を第1のスプリング13の付勢力により元の平行状態に復帰させることにより空間20の開放された部分を閉塞し、空間20内からワイヤガイドを脱出させる。
この場合、吊治具24の各案内部3の第5の案内ローラ18が吊治具用の案内部28の下案内部32及び上案内部29の第1の案内面33、30に当接し、第6の案内ローラ19が下案内部32及び上案内部29の第2の案内面34、31に当接することにより、吊治具24の建築物40の方向への移動、建築物40と平行する方向への移動が規制され、その方向への吊荷の振れが規制されることになる。
上記のように構成したこの実施の形態による吊荷の案内装置1にあっては、吊治具24のワイヤガイド2への着脱は、揚重機21の操作により吊治具24を垂直方向に移動させて、吊治具24の各案内部3の各アーム12に着脱機構15の各上押圧部16又は下押圧部17を当接させるだけで良いので、吊治具24のワイヤガイド2への着脱を手作業で行なう必要はなく、安全かつ確実に、しかも短時間で効率良く着脱作業を行なうことができる。また、作業者が近づけないような箇所においても、ワイヤガイド2へ吊治具24を着脱させることができるので、使用可能な範囲を広げることができる。さらに、吊治具24の着脱を安全かつ高精度で行なうことができるので、建築物30を自動システムによって構築する場合にも使用することができ、使用範囲を広げることができる。
本発明による吊荷の案内装置の一実施の形態の全体を示したものであって、建築物の外壁に取り付けた状態を示した説明図である。 図1の左側面図である。 吊治具及び案内部の平面図である。 図3の正面図である。 図4の右側面図である。 案内部の平面図である。 図6の左側面図である。 図6の正面図である。 図8のA矢視図である。 図8のB矢視図であって、上押圧部及び下押圧部とアームとの関係を示した説明図である。
符号の説明
1 吊荷の案内装置
2 ワイヤガイド
3 案内部
5、6、7、8 案内ローラ
12 アーム
15 着脱機構
16、17 押圧部
20 空間
21 揚重機
24 吊治具
40 建築物
41 外壁

Claims (2)

  1. 建築物の外壁に沿って垂直に張設されるワイヤガイドと、揚重機に吊着されて垂直方向に移動可能な吊治具に設けられるとともに、前記ワイヤガイドに着脱可能であり、かつ、前記ワイヤガイドへの装着時に、前記吊治具の垂直方向への移動を許容し水平方向への移動を規制する案内部と、前記ワイヤガイドに連設されるとともに、前記吊治具を垂直方向に移動させることにより、前記案内部を前記ワイヤガイドに着脱させる着脱機構とを備えており、
    前記案内部は、内側に上下方向が貫通する空間を形成する複数の案内ローラを有し、これらの案内ローラのうちの少なくとも1つの案内ローラは上下方向に傾動可能に設けられて、前記空間の周囲の一部を開閉可能に構成され、該案内ローラを前記吊治具の垂直方向への移動により前記着脱機構を介して傾動させることにより、前記空間の一部を開閉させて、前記空間内に前記ガイドワイヤを挿脱させるように構成したことを特徴とする吊荷の案内装置。
  2. 前記着脱機構は、前記案内ローラを前記吊治具に傾動自在に支持するアームと、前記ワイヤガイドに連設されて、前記吊治具の垂直方向への移動時に、前記アームの上部又は下部に当接して、前記アームと一体に前記案内ローラを下方又は上方に傾動させる押圧部とからなることを特徴とする請求項1に記載の吊荷の案内装置。
JP2003351678A 2003-10-10 2003-10-10 吊荷の案内装置 Expired - Lifetime JP4215613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003351678A JP4215613B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 吊荷の案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003351678A JP4215613B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 吊荷の案内装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005113602A JP2005113602A (ja) 2005-04-28
JP4215613B2 true JP4215613B2 (ja) 2009-01-28

Family

ID=34542851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003351678A Expired - Lifetime JP4215613B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 吊荷の案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4215613B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005113602A (ja) 2005-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019171479A1 (ja) クレーン
JP3755772B1 (ja) 吊上装置
JP3559244B2 (ja) ロッド解体機
JP4215613B2 (ja) 吊荷の案内装置
JP4353872B2 (ja) 巻上機取付装置、および巻上機取付方法
KR100444672B1 (ko) 차체 이송용 행거장치
JP6605411B2 (ja) 揚重ブラケット及び巻上機
JP3339623B2 (ja) 壁パネルの吊下げ具
EA007437B1 (ru) Подъемный механизм для строительных материалов
JP4428776B2 (ja) 鋼材用吊りクランプ
JP5283534B2 (ja) 防護管袋保持具、及び防護管袋保持方法
JP2000177950A (ja) エレベータ釣合錘の積込み方法およびその装置
JP5794536B2 (ja) 吊下げ装置
JP6544794B2 (ja) 昇降式上下二段駐輪装置
JP3119226U (ja) ケーシングハンドリングマシン
KR20020084950A (ko) 래들 상부의 지금 제거장치
JPH072378U (ja) ブロック吊上げ具
JP3517871B2 (ja) 箱形重量物の運搬方法および装置
JPH0912263A (ja) ロールリフタ
JP6950458B2 (ja) エレベーターのオモリ撤去装置およびオモリ撤去方法
JPH03247863A (ja) 鉄骨梁の位置決め装置
JPH1081484A (ja) 大型ブロック吊上げ具
JPH0729020U (ja) 振動杭打抜き機用可動式チャック構造
JP2018003497A (ja) 吊り上げ補助具
JPH08175781A (ja) ホイスト用吊りフック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4215613

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term