JPH0912263A - ロールリフタ - Google Patents

ロールリフタ

Info

Publication number
JPH0912263A
JPH0912263A JP18342795A JP18342795A JPH0912263A JP H0912263 A JPH0912263 A JP H0912263A JP 18342795 A JP18342795 A JP 18342795A JP 18342795 A JP18342795 A JP 18342795A JP H0912263 A JPH0912263 A JP H0912263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
chock
pushing
main body
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP18342795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kitayama
好和 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP18342795A priority Critical patent/JPH0912263A/ja
Publication of JPH0912263A publication Critical patent/JPH0912263A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールの長さに関係なく、チョックを両方向
へ自動回転でき、それに従事していた作業者の負荷の軽
減または作業者の削減ができ、また玉掛け作業またはそ
の解除作業の自動化が図れ、さらにクレーンへの吊下バ
ランスを自動調整できるロールリフタを提供する。 【構成】 それぞれのチョック回転手段61が、ロール
13の軸芯方向へ移動可能で、かつ対応するチョック1
4の一端部を押し下げ可能なチョック14の押し回し部
材62と、押し回し部材62の作動手段63と、少なく
とも押し回し部材62を、対応するチョック14の他端
部側へシフトさせるシフト手段64とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールリフタに係り、
更に詳しくは、ロールの両端部に装着されたチョック
を、ロール研削などのために90度回転させるチョック
回転機能を備えたロールリフタに関する。
【0002】
【従来の技術】圧延機に組み込まれて、長期間圧延して
いると、圧延用のロールの表面が磨耗したり疵が付いた
りして、圧延後のコイル表面の平滑性が悪くなり、製品
品質が低下するので、定期的に圧延機からロールを抜き
取り、それをロールショップへ移送して研削している。
この際、チョックを取り外したり、組み込んだりする時
間を省いて、作業能率を向上させるために、しばしばロ
ールに横長なチョックを装着したまま研削することが行
なわれている。チョック付きの研削を行なう場合、通常
のロール研削は、研削輪をロール軸に対して水平方向か
ら接近させて研削するので、研削輪を軸支しているヘッ
ドがチョックに接触しないように、圧延機からの抜き出
し時に横置き状態(横長状態)であったチョックを、9
0度回転させて縦置き(縦長状態)にする作業が行なわ
れている。
【0003】従来、チョックを90度回転させる機能を
有するロールリフタとして、ロールチョックの一端部か
ら突出したピンにワイヤロープを引っ掛け、それを作業
者のボタン操作で、ウインチにより巻き上げて横置きか
ら縦置き状態に回転させるものが知られている。しなし
ながら、この従来のロールリフタは、チョックの一端部
のピンに引っ掛けられたワイヤロープをウインチで巻き
上げるので、ローディング時またはアンローディング時
に行なわれるチョック回転作業に、専用の作業者が従事
しなければならず、またロール移送中のワイヤ外れを作
業者が監視しなければならないという問題点があった。
さらに、このウインチの操作が手動操作であるので、チ
ョックの90度回転の作業性が悪く、手間がかかるとい
う問題点があった。
【0004】そこで、これらの問題点を解決する手段と
して、例えば実開昭60−126479号公報の「ロー
ルリフター」(以下、第1の従来装置という)、実公平
2−35746号公報の「ロールリフターのチョック転
回装置」(以下、第2の従来装置という)、実開昭56
−55504号公報の「ロールリフター装置」(以下、
第3の従来装置という)、特開平3−223091号公
報の「ロール吊上げ方法および装置」(以下、第4の従
来装置という)などが知られている。
【0005】第1、2の従来装置は、本体ビームの中央
下部に設けられたロール把持手段によりロールを把持
し、その状態で本体ビームの両端部下部に配設されたチ
ョック回転手段を作動させてチョックを一方向に90度
だけ回転させるものである。これに対し、第3、4の従
来手段は、ロール把持手段によりロールを把持した状態
で、チョック回転手段により、チョックを右方向または
左方向に90度だけ回転させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
従来技術のロールリフタは、チョック回転手段により、
チョックを一方向または両方向へ回転させるものである
が、チョック回転手段が本体ビームに固定されているの
で、チョックの装着を受けるロールの長さが異なる場合
には、チョックに、チョック回転手段の回転する部分を
押し当てることができず、チョックを回転できないとい
う問題点があった。
【0007】また、従来手段では、クレーンのフックに
ロールリフタを引っ掛ける玉掛け作業が、作業者の人手
を介した手作業であったので、専用の作業者が必要であ
り、また作業性が悪くて、危険性を伴う作業となってい
たという問題点があった。さらに、クレーンにより吊下
されたロールリフタの吊下バランスが悪ければ、ロール
移送中に、把持されているロールが揺れて事故が発生す
る虞れがあるという問題点があった。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、ロールの長さに関係なく、チョックを両方向へ自動
回転でき、それに従事していた作業者の負荷の軽減また
は作業者の削減ができ、また玉掛け作業またはその解除
作業の自動化が図れ、さらにクレーンへの吊下バランス
を自動調整できるロールリフタを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のロールリフタは、本体ビームの中央下部にロール
把持手段が設けられ、前記本体ビームの両端部に、前記
ロール把持手段により把持されたロールの両端部に装着
されたチョックを90度回転させるチョック回転手段が
設けられたロールリフタにおいて、前記それぞれのチョ
ック回転手段が、前記ロールの軸芯方向へ移動可能で、
かつ前記対応するチョックの一端部を押し下げ可能な該
チョックの押し回し部材と、該押し回し部材の作動手段
と、少なくとも前記押し回し部材を、前記対応するチョ
ックの他端部側へシフトさせるシフト手段とを備えるよ
うに構成されている。
【0010】請求項2記載のロールリフタは、本体ビー
ムの中央下部にロール把持手段が設けられ、前記本体ビ
ームの両端部に、前記ロール把持手段により把持された
ロールの両端部に装着されたチョックを90度回転させ
るチョック回転手段が設けられたロールリフタにおい
て、前記それぞれのチョック回転手段が、前記ロール把
持手段の把持中心を中心点に配置された円弧状の摺動ガ
イド構造と、該摺動ガイド構造の摺動部材に連結され
て、前記ロールの軸芯方向へ移動可能で、かつ前記対応
するチョックの一端部を押し下げ可能な該チョックの押
し回し部材と、前記本体ビームに軸着された前記押し回
し部材の作動手段とをそれぞれ有する左、右側押し回し
手段とを備えるように構成されている。
【0011】請求項3記載のロールリフタは、本体ビー
ムの中央下部にロール把持手段が設けられ、前記本体ビ
ームの両端部に、前記ロール把持手段により把持された
ロールの両端部に装着されたチョックを90度回転させ
るチョック回転手段が設けられたロールリフタにおい
て、前記それぞれのチョック回転手段が、前記ロールの
軸芯方向へ移動可能で、かつ前記対応するチョックの一
端部上に当接可能な該チョックの押し回し部材と、該押
し回し部材のチョック当接手段と、前記ロール把持手段
の把持中心を中心点に配置された円弧状の軌道ガイドに
沿って、前記押し回し部材および前記チョック当接手段
を、前記ロールの軸芯を中心に下方へ回転させる回転ユ
ニット自走手段とをそれぞれ有する左、右側ガイド押し
回し手段を備えるように構成されている。
【0012】請求項4記載のロールリフタは、請求項1
〜3の何れか1項に記載のロールリフタにおいて、前記
本体ビームに、クレーンから垂下された二股状の引き上
げフックに掛止される一対の吊下部材が所定間隔をあけ
て取り付けられ、また前記本体ビームには、前記それぞ
れの吊下部材を、前記引き上げフック方向へ回動可能な
フック掛脱手段が設けられるように構成されている。
【0013】請求項5記載のロールリフタは、請求項4
記載のロールリフタにおいて、前記本体ビームと前記吊
下部材との間に、該吊下部材の取り付け位置を移動させ
る前記本体ビームの水平バランス調整手段を設けるとと
もに、傾斜センサを取り付けるように構成されている。
【0014】請求項6記載のロールリフタは、請求項1
〜5の何れか1項に記載のロールリフタにおいて、前記
押し回し部材をロール軸芯方向へ移動可能なロール軸芯
側移動手段を設けるように構成されている。
【0015】
【作用】請求項1〜6記載のロールリフタにおいては、
圧延機から抜き出されたチョック付きのロールを本体ビ
ームのロール把持手段により把持し、それを例えば天井
クレーンなどにより吊り上げて研削ステージへ移送し、
そのステージ上に載置する。この研削ステージ上に載置
するまでの間に、請求項1の場合には、シフト手段によ
り、少なくとも押し回し部材を右または左側へシフトさ
せ、それからチョックの一端部を、作動手段により作動
された押し回し部材により、ロール把持手段の把持中心
を中心点として、90度回転するように押し下げること
により、また請求項2の場合には、チョック回転手段の
左、右側押し回し手段の一方に配備された作動手段によ
り、ロール把持手段の把持中心を中心点として、摺動ガ
イド構造の摺動部材の摺動に沿って、押し回し部材の連
結部を90度回転させることにより、さらに請求項3の
場合には、左、右側ガイド押し回し手段の一方の回転ユ
ニット自走手段により、ロール把持手段の把持中心を中
心点に円弧状の軌道ガイドに沿って、押し回し部材およ
びチョック当接手段を90度回転させることにより、横
置き状態のチョックを、ロール軸芯を中心に下方へ回転
させて縦置き状態にするので、それまでのチョックの回
転に従事していた作業者の負荷を軽減または作業者の削
減ができる。
【0016】また、ロールの長さが異なる場合には、そ
れぞれの押し回し部材を、ロール軸芯方向に沿って、対
応するチョックに押接可能な位置まで移動させるので、
ロールの長さに関係なく、多品種のロールの両端部に装
着されたチョックを両方向へ自動回転できる。
【0017】請求項4記載のロールリフタにおいては、
玉掛け作業またはその解除作業時、クレーンから垂下さ
れた二股状の引き上げフックに、フック掛脱手段により
吊下部材を内外方向へ回動させて、引き上げフックに吊
下部材を掛止したり掛止解除するので、玉掛け作業また
はその解除作業の自動化が図れる。
【0018】請求項5記載のロールリフタにおいては、
傾斜センサにより本体ビームの傾斜状態を検出し、その
検出データに基づいて、水平バランス調整手段により、
本体ビームにおける吊下部材の取り付け位置を移動させ
て、本体ビームの水平バランスを調整する。
【0019】請求項6記載のロールリフタにおいては、
ロール軸芯側移動手段により、押し回し部材をロール軸
芯方向へ移動させるので、取り扱われるロールの長さが
異なる場合に、それぞれの押し回し部材を、対応するチ
ョックに押接可能な位置まで自動的に移動できる。
【0020】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。なお、説明の都合上、図において、ロールリフタの
機長方向をX方向、その直角方向をY方向、ロールリフ
タの昇降方向をZ方向とする。ここに、図1は本発明の
第1の実施例に係るロールリフタの側面図、図2は同正
面図、図3は本発明の第2の実施例に係るロールリフタ
の側面図、図4は同正面図、図5は本発明の第3の実施
例に係るロールリフタの側面図、図6は同正面図であ
る。
【0021】まず、図1、2に基づいて、本発明の第1
の実施例に係るロールリフタ10を説明する。図1、2
に示すように、本発明の第1の実施例に係るロールリフ
タ10は、本体ビーム11の中央下部にロール把持手段
12が設けられ、本体ビーム11の両端部に、ロール把
持手段12により把持されたロール13の両端部に装着
されたチョック14を90度回転させるチョック回転手
段61が設けられたものである。以下、それぞれの構成
体を詳細に説明する。
【0022】本体ビーム11はX方向に長い箱体であ
り、上下板のY方向の中央部には、X方向へ長い大きな
貫通孔11aが形成されている。本体ビーム11の貫通
孔11aの形成部両側面には、ガイド溝11bが形成さ
れており、両ガイド溝11bを摺動するガイド突部11
cを介して、内箱16が貫通孔11a内をX方向へ移動
できる構造となっている。本体ビーム11の側面に取り
付けられた駆動モータ17からの回転力を、チェーン動
力伝達構造18を介して、本体ビーム11内の送りねじ
19aを有するねじ送り構造19へ伝達して、内箱16
をX方向へ移動させる。
【0023】内箱16の両側部上には、軸着構造20を
介して、図外のクレーンから垂下された二股状の引き上
げフック21に掛止される一対の吊下部材22が軸着さ
れている。吊下部材22は、一対の吊下リンク22aの
先端部間に、引き上げフック21が掛止される掛止ピン
22bを介在させたものである。こられの構成部品16
〜22により、吊下部材22の取り付け位置を移動させ
る本体ビーム11の水平バランス調整手段23が構成さ
れる。
【0024】内箱16の中央部内には、Y方向に延びる
回動軸24を介して駆動リンク25が回動可能に配置さ
れており、駆動リンク25の両端部に、それぞれの先端
部が吊下リンク22aの下端部に軸着された、一対の中
間リンク26の元部側の端部が軸着されている。本体ビ
ーム11の側板内面に元部が軸着された油圧シリンダ2
7のロッドを出し入れさせることにより、このロッドの
先端部が軸着された駆動リンク25を、回転軸24を中
心に回転させて、吊下部材22を内方向へ傾倒させた
り、Z方向へ起立させる。なお、油圧シリンダ27に代
えて、空圧シリンダを採用してもよい。これらの構成部
品24〜27により、それぞれの吊下部材22を、引き
上げフック21方向へ回動可能なフック掛脱手段28が
構成される。
【0025】内箱16の中央部上には台部29が固着さ
れており、台部29の上端部のX方向の両側に、両吊下
部材22の内方傾倒角度を、引き上げフック21へ掛止
可能な角度に保持する、傾斜保持突起29aが固着され
ている。そして、台部29の上面に、本体ビーム11の
傾きを検出する傾斜センサ30が固着されている。な
お、この傾斜センサ30としては、周知の各種傾斜セン
サが使用できる。
【0026】前記ロール把持手段12は、本体ビーム1
1の中央部下に、中央部が固着されたY方向へ延びる断
面下向きコの字形のレール架台31を有している。レー
ル架台31の対向する両内側面には、肉厚なYレール3
2が一体的に平行配置されており、Yレール32には、
一対のロール把持体33が移動可能に取り付けられてい
る。これらのYレール32の両端部は、横梁32aによ
り連結されている。ロール把持体33は、一対の把持ア
ーム33aの上部間を連結箱33bにより連結したもの
であり、ねじ送り機構34により、左右のロール把持体
33が、Yレール32の中間点を中心に、近接したり離
れたりする。すなわち、ねじ送り機構34は、ブラケッ
ト35を介してレール架台31の一端面に固着された駆
動モータ36と、チェーン動力伝達構造37と、横梁3
2aの中央部に両端部が軸着されて、ねじ切り方向が両
側部で異なる送りねじ38とを有しており、駆動モータ
36により送りねじ38を回転させることによって、ロ
ール把持体33をX方向に移動させて吊りバランスを取
る。
【0027】また、本体ビーム11の両端部中央下に
は、ガイド構造49を介して、油圧シリンダ47が垂下
状態で軸着されており、そのロッド48の先端部に、縦
置きされたチョック14の上側の端部中央の端凹部14
aに、上方から押し込まれて、チョック14の縦置き状
態を保持する縦置き保持部50が取り付けられている。
ガイド構造49は、本体ビーム11との間にX方向へ延
びるLMガイド100を介して、本体ビーム11の両端
部付近の中央下に垂設されたブラケット51と、ブラケ
ット51に取り付けられたガイドロッド52と、ガイド
ロッド52に沿って昇降するスライダ53と、スライダ
53に固着された長尺なアーム54とを有している。縦
置き保持部50は、アーム54の下端部に固着されてい
る。縦置き保持部50は、下面に当接ローラ55が取り
付けられた揺動板56を、スプリング57により弾持さ
せたものである。
【0028】前記チョック回転手段61は、対応するチ
ョック14の一端部を押し下げ可能なチョック14の押
し回し部材62と、押し回し部材62の作動手段63
と、少なくとも押し回し部材62を、対応するチョック
14の他端部側(Y方向)へシフトさせるシフト手段6
4とを備えたものである。
【0029】シフト手段64は、レール架台31の下端
部外面に中心部が固着されたY方向へ延びる基枠65を
有しており、基枠65の下面に横移動台66が、Yレー
ル67、スライダ68を介して、油圧シリンダ(その他
移動手段として、油圧または電動モータ移動式のもので
もよい)69のロッド70の出し入れにより、Y方向へ
移動可能に取り付けられている。横移動台66は、前側
より開口された平面視してコの字形の台であり、Y方向
の両端部の下面にXレール71が取り付けられている。
このXレール71にスライダ72を介して、押し回し部
材62の作動手段63の取り付け板73が、X方向へ移
動可能に取り付けられている。
【0030】また、図示していないが、横移動台66と
取り付け板73との間には、取り付け板73と共に作動
手段63や押し回し部材62を、横移動台66の開口部
の幅範囲だけX方向へ自動的に移動させることで、長さ
の異なるロール13の基端に装着されたチョック14に
も対応可能な、ロール軸芯側移動手段が設けられてい
る。すなわち、横移動台66の裏面には、X方向へ延び
るラックが設けられており、それに対応して、取り付け
板73の上面には、ラックに噛合するピニオンを回転軸
に固着した回転モータが取り付けられている。回転モー
タにより、ピニオンをラック上で転動させることによ
り、横移動台66と共に押し回し部材62をロール軸芯
方向へ移動させる。なお、回転モータとしては、例えば
油圧モータ、空圧モータ、電動モータなどが使用でき
る。
【0031】取り付け板73の下面に、ブラケット74
を介して、Z方向に延びる油圧シリンダ75が固着され
ており、ブラケット74の本体ビーム11の中央部側へ
屈曲した先端部に、Z方向へ延びる押し回し部材62を
昇降可能に保持するガイドリング76が固着されてい
る。油圧シリンダ75の下方へ延びるロッド75aの先
端部と、押し回し部材62の上端部とは、長尺な連結板
77により連結されている。油圧シリンダ75のロッド
75aを突出させると、連結板77を介して押し回し部
材62が下方へ突出し、この押し回し部材62の先端部
でチョック14の何れかの端部上を押し下げてチョック
14を90度回転させ、このチョック14を縦置きさせ
る。
【0032】続いて、本発明の第1の実施例に係るロー
ルリフタ10の動作を説明する。図1、2に示すよう
に、予めロールリフタ10は、図外の天井クレーンから
垂下された引き上げフック21に玉掛けされる。この作
業は、油圧シリンダ27のロッドを引き込ませることに
より、駆動リンク25が回動軸24を中心に左方向へ回
動し、これにより左右の中間リンク26が外方へ押され
て、吊下リンク22aが軸着構造20のピン20aを中
心に内側へ回動し、傾斜保持突起29aに傾斜保持され
た状態で、二股状の引き上げフック21の両掛止部に、
吊下部材22の掛止ピン22bが掛止される。なお、玉
掛け解除の際には、油圧シリンダ27のロッドを突出さ
せて、駆動リンク25を右方向へ回動させると、引き上
げフック21から吊下部材22の掛止ピン22bが外
れ、吊下部材22は元の直立状態に保持される。
【0033】天井クレーンを操作して、ロールリフタ1
0を図外の圧延機の側部に抜き出されたチョック14付
きのロール13の上方へ配置させ、それからロールリフ
タ10を下降させて、ロール13を本体ビーム11のロ
ール把持手段12により把持する。すなわち、ねじ送り
機構34の駆動モータ36により送りねじ38を回転さ
せて、左右のロール把持体33を近接させることによ
り、ロール13の胴部を把持する。そして、LMガイド
(スライド)100を介して、縦置き保持部50をチョ
ック14の真上まで、作業者の手作業または例えば油圧
モータ、空圧モータ、電動モータなどを駆動源とする自
動移動手段により個別または同期移動させると共に、ロ
ール軸芯側移動手段により、押し回し部材62をチョッ
ク14の真上に配置する。それから、天井クレーンによ
り吊り上げて図外の研削ステージへ移送し、そのステー
ジ上に載置する。
【0034】この研削ステージ上に載置するまでの間
で、シフト手段64により押し回し部材62をY方向の
何れかにシフトさせる。チョック回転手段61の作動手
段63の油圧シリンダ75のロッド75aを突出させ
て、それをチョック14の右側の端部上に当接させ、そ
のままロール13の軸端に回動可能に装着されたチョッ
ク14を押し下げると、横置き状態のチョック14が、
ロール把持手段12の把持中心、言い換えるとロール1
3の軸芯を中心にして、右回りに下方へ回転されて縦置
き状態にする。なお、図1破線に示すように、シフト手
段64により、押し回し部材62をチョック14の左側
の端部上に配置させて、押し回し部材62によりチョッ
ク14を左回りに回転させてもよい。
【0035】それから、油圧シリンダ47のロッド48
を下方へ突出させて、スプリング57により揺動する縦
置き保持部50の当接ローラ55を、縦置きされたチョ
ック14の端凹部14aに押し当てて、このチョック1
4を支持する。天井クレーンにより吊り上げた直後、本
体ビーム11の傾斜は、傾斜センサ30により検出さ
れ、その検出データに基づいて、水平バランス調整手段
23の駆動モータ17によりねじ送り構造19を作動さ
せて、本体ビーム11における引き上げフック21に掛
止された吊下部材22の取り付け位置を移動させ、本体
ビーム11の水平バランスを調整する。
【0036】このように、第1の実施例のロールリフタ
10は、シフト手段64により押し回し部材62をチョ
ック14の何れかの端部にシフトさせるようにしたの
で、油圧シリンダ75により、チョック14を右回りま
たは左回りに回転できる。これにより、それまでのチョ
ックの回転に従事していた作業者の負荷を軽減したり、
作業者の人数を削減できる。しかも、ロール13の長さ
が異なる場合には、ロール軸芯側移動手段により、押し
回し部材62を、またLMガイド100により縦置き保
持部50を、それぞれロール軸芯方向(X方向)に沿っ
てチョック14の真上に配置させるので、ロール13の
長さに関係なく、多品種のロール13の両端部に装着さ
れたチョック14を両方向へ自動回転できる。
【0037】また、押し回し部材62をシフト手段64
を介してY方向へシフトさせることにより、1本の押し
回し部材62および1個の作動手段63により、チョッ
ク14を左右どちら側へも回動させて縦置きできるよう
になり、コスト低減が図れる。さらに、玉掛け作業また
はその解除作業時に、吊下部材22をフック掛脱手段2
8により内外方向へ回動させることにより、引き上げフ
ック21に、ロールリフタ10側の吊下部材22を掛止
したり掛止解除するようにしたので、玉掛け作業または
その解除作業の自動化が図れる。
【0038】さらにまた、傾斜センサ30により本体ビ
ーム11の傾斜状態を検出して、水平バランス調整手段
23により本体ビーム11の水平バランスを保持するよ
うにしたので、ロール13の吊り運搬中における揺れを
抑止して、衝突事故などを防止できると共に、この吊り
運搬中に、ロール把持手段12に把持されているロール
13がロール把持体33から滑り落ちようとするのを防
止できる。そして、スプリング57を介して当接ローラ
55が揺動する縦置き保持部50により、縦置きされた
チョック14を支持するようにしたので、ロール13の
移送中における縦置き支持されたチョック14の振動を
吸収したり、研削ステージにチョック14を載置すると
きの衝撃を吸収できる。
【0039】次に、図3、4に基づいて本発明の第2の
実施例に係るロールリフタを説明する。なお、第1の実
施例と同じ構成部品には、同一符号を付して説明を省略
する。図3、4に示すように、本発明の第2の実施例に
係るロールリフタ60は、チョック回転手段15を有し
ており、このチョック回転手段15は、左側押し回し手
段39と右側押し回し手段40とからなる。これらの
左、右押し回し手段39、40は、左右対象であるだけ
で構造は同一であるので、ここでは右側押し回し手段4
0だけを説明する。
【0040】右側押し回し手段40は、それぞれの把持
アーム33aの下部外面に、ロール把持体33の把持中
心が中心点に配置されるように固着された円弧状の摺動
ガイド34aを有している。摺動ガイド34aの両端は
開口されており、この摺動ガイド34a内に、同じく円
弧状の摺動部材35aが摺動可能に収納されている。摺
動部材35aの下端部には、本体ビーム11と平行にス
ライド構造により伸縮可能な連結部材36aが突出して
いる。これらの摺動ガイド34aおよび摺動部材35a
により、摺動ガイド構造が構成される。
【0041】一方、把持アーム33aの中央部の外面に
は、本体ビーム11に平行な支柱41が固着されてお
り、支柱41の先端部に、作動手段の一例である油圧シ
リンダ42が、回動部43を介して、垂直回動可能に取
り付けられている。この回動部43は、その裏面に設け
られたスライダ41aを介して、支柱41の先部の側面
に設けられたレール41bに沿って、X方向へ移動す
る。支柱41の先端部には、駆動モータ44が設けられ
ており、チェーン式動力伝達構造45を介して、図外の
移動部を作動させることにより、回動部43をレール4
1bに沿ってX方向へ移動させる。これらの構成部品4
1a、41b、43、44、45により、他のロール軸
芯側移動手段が構成される。
【0042】油圧シリンダ42の押し回し部材の一例で
あるロッド42aの先端部は、前記摺動部材35aから
延びる連結部材36aに軸着されている。油圧シリンダ
42の先部を押し下げると、回動軸46を中心に下方に
垂直回動する。この回動は、ロッド42aの先端部が、
連結部材36aを介して摺動部材35aに連結されてい
るので、油圧シリンダ42から出し入れされるロッド4
2aの先端部が、摺動ガイド34aに沿って円弧状に移
動するのに追随するように行なわれる。また、油圧シリ
ンダ42に代えて、位置検出器付の油圧シリンダ(ロッ
ドセンサ、なお位置検出器付の空圧シリンダでも可)を
使用すれば、多種サイズのチョックの90度転回制御に
対応できる。
【0043】続いて、第2の実施例のロールリフタ60
の動作を説明する。図3、4に示すように、ロール13
をロール把持手段12により把持した後、ロール13の
長さが異なる場合には、連結部材36aを伸縮させなが
ら、支柱41のレール41bに沿って回動部43をX方
向へ個別に移動させて、油圧シリンダ42のロッド42
aを、チョック14と正対する位置に配置する。さら
に、縦置き保持部50も、LMガイド100を介して、
チョック14との正対位置まで個別移動させる。なお、
各回動部43は、制御部により同期移動させてもよい。
また、縦置き保持部50は、LMガイド100の取り付
け部に、自走手段を設けることにより、自走させるよう
にしてもよい。
【0044】研削ステージ上に載置するまでの間で、チ
ョック回転手段15の左、右側押し回し手段39、40
の一方に配備された油圧シリンダ42のロッド42aの
先端部を、ロール把持手段12の把持中心を中心点とし
て、摺動部材35aを介して、円弧状の摺動ガイド34
aに沿って90度回転させる。これにより、ロッド42
aの先端がチョック14の右側の端部上に当接し、その
ままロール13の軸端に回動可能に装着されたチョック
14を押し下げるので、横置き状態のチョック14を、
ロール把持手段12の把持中心、言い換えるとロール1
3の軸芯を中心に下方へ回転させて縦置き状態にでき
る。なお、この左、右側押し回し手段39、40の一方
によるチョック14を縦置きさせる際、左、右側押し回
し手段39、40の他方のロッド42aが邪魔になるの
で、そちら側の油圧シリンダ42のロッド42aを突出
させながら、回動軸46を中心に油圧シリンダ42の先
側を上方回動させて、このロッド42aを上方へ退避さ
せておく。
【0045】ロール13の研削終了後に、研削ステージ
から圧延機側やストックヤード側へ戻す場合には、研削
されたチョック14をロール把持手段12により把持
し、その後の吊り上げ移送中に、左、右側押し回し手段
39、40の何れかを用いて、縦置き状態のチョック1
4を、ロール把持手段12の把持中心を中心点にして下
方へ回転させることにより横置き状態に戻す。すなわ
ち、まず油圧シリンダ47のロッド48を引き込ませ
て、縦置き保持部50をチョック14の端凹部14aか
ら外し、その後、左、右側押し回し手段39、40の何
れかのロッド42a側が上方回動するように、油圧シリ
ンダ42を回動軸46を中心に回動させながらロッド4
2aを突出させれば、縦置きされたチョック14の上端
部の一面を押して、このチョック14を回転させること
により横置き状態に戻すことができる。
【0046】次に、図5、6に基づいて本発明の第3の
実施例に係るロールリフタを説明する。なお、第1の実
施例と同じ構成部品には、同一符号を付して説明を省略
する。図5、6に示すように、本発明の第3の実施例に
係るロールリフタ80は、ロール13の両端部に装着さ
れたチョック14を回転させる一対のチョック回転手段
81を有しており、また各チョック回転手段81は、
左、右側ガイド押し回し手段82、83からなってい
る。左、右側ガイド押し回し手段82、83は、互いに
対象構造であるので、ここでは右側ガイド押し回し手段
83を例に説明して、左側ガイド押し回し手段82の説
明を省略する。右側ガイド押し回し手段83は、対応す
るチョック14の一端部上に当接可能なチョック14の
押し回し部材84と、押し回し部材84のチョック当接
手段85と、ロール把持手段12の把持中心を中心点に
配置された円弧状の軌道ガイド86に沿って、回転ユニ
ット101が自走移動し、チック当接手段85を、ロー
ル13の軸芯を中心に下方へ回転させる。
【0047】レール架台87aには、一対のYレール8
7bが固着されており、これらのYレール87bに移動
可能に取り付けられたロール把持体88の外面に、略1
15度の円弧状をした軌道ガイド86が固着されてい
る。軌道ガイド86は、断面コの字形のレール状のガイ
ドであり、そのレール中央部には、ガイド全長にわたっ
て円弧ラック89が設けられている。軌道ガイド86に
は、円弧ラック89に噛合する走行ギヤが回転軸に固着
された、回転ユニット自走手段87の一例である走行モ
ータ90を有する移動台91が取り付けられており、こ
の移動台91にY方向へ延びる連結部材91aを介し
て、チョック当接手段85が取り付けられている。連結
部材91aの外面には、X方向へ延びるレール91bが
設けられており、それに図外のスライダを介して連結板
94が移動可能に設けられている。長さの異なるロール
13を取り扱う場合には、レール91bに沿って連結板
94をロール軸芯方向へ個別移動させて、後述する油圧
シリンダ93のロッド92の位置を、チョック14の位
置に合致させる。これらの構成部品91、91aにより
前記回転ユニット101が構成されている。
【0048】チョック当接手段85は、移動台91が図
5の実線に示す最上位置に達しているときに、ロッド9
2の出し入れ方向がZ方向を向いている油圧シリンダ9
3を有しており、連結板94を介して、油圧シリンダ9
3に押し回し部材84のスライドリング95が固着され
ている。押し回し部材84とロッド92とは長尺な連結
部材96により連結されている。油圧シリンダ93のロ
ッド92を突出させて、押し回し部材84の先端をチョ
ック14の一端部上付近に配置し、その後、走行モータ
90を回転させて、移動台91を軌道ガイド86に沿っ
て下方へ円弧を描くように走行させることにより、押し
回し部材84がチョック14の一端部上を当接したま
ま、チョック14を90度回転させる。
【0049】このように、走行モータ90により、回転
ユニット101を、ロール把持手段12の把持中心を中
心点に配置された円弧状の軌道ガイド86に沿って回転
させるようにしたので、押し回し部材84を、常時、チ
ョック14の一端部上に直交状態で当接でき、チョック
14の90度回転がスムーズにできる。
【0050】以上、本発明を説明したが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲での設計などの変更があっても本発明に含まれ
る。例えば、実施例では、押し回し部材の作動手段とし
て油圧シリンダを採用したが、これに限定しなくても、
例えば電動シリンダ式、送りねじ式、電動送り式、スク
リュージャッキ式などのものでもよい。
【0051】また、実施例では、押し回し部材をチョッ
クの端部側へシフトさせるシフト手段として、ねじ送り
構造のものを採用したが、これに限定しなくても、例え
ば各種シリンダ送り式、電動送り式などのものでもよ
い。さらに、実施例では、押し回し部材のチョック当接
手段として、油圧シリンダ式のものを採用したが、これ
に限定しなくても、例えばねじ送り式など、その他どの
ような構造のものでもよい。
【0052】さらにまた、実施例では、押し回し部材お
よび前記チョック当接手段の回転ユニット自走手段とし
て、円弧状に湾曲したラックを有する送り機構を採用し
たが、これに限定しなくても、例えばリニヤ送り機構な
どでもよい。そして、フック掛脱手段自体、必ずしも必
要ではなく、また傾斜センサを吊下フック側に取り付け
たが、これに限定しなくても、本体ビーム側に取り付け
てもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1〜6のロールリフタにおいて
は、このようにロールの吊り上げ時に、チョックの両端
部の何れか一方を押し回し部材により押し下げて、チョ
ックを横長状態から縦長状態へまたはその反対の状態に
なるように90度回転させるようにしたので、チョック
の縦置き状態への移行またはその戻しを自動化でき、そ
れに従事していた作業者の負荷軽減や作業者の削減がで
きる。また、ロールの長さが異なる場合には、それぞれ
の押し回し部材を、ロール軸芯方向に沿って、対応する
チョックに押接可能な位置まで移動させるので、ロール
の長さに関係なく、多品種のロールの両端部に装着され
たチョックを両方向へ自動回転できる。
【0054】特に、請求項4記載のロールリフタにおい
ては、玉掛け作業またはその解除作業時、吊下フックを
フック掛脱手段により内外方向へ回動させることによ
り、クレーン側の引き上げフックに、ロールリフタ側の
吊下フックを掛止したり掛止解除するようにしたので、
玉掛け作業またはその解除作業の自動化が図れる。
【0055】請求項5記載のロールリフタにおいては、
傾斜センサにより本体ビームの傾斜状態を検出して、水
平バランス調整手段により本体ビームの水平バランスを
保持するようにしたので、ロール移送中のロールの吊り
バランスが安定する。
【0056】請求項6記載のロールリフタにおいては、
ロール軸芯側移動手段により、押し回し部材をロール軸
芯方向へ移動させるようにしたので、取り扱われるロー
ルの長さが異なる場合に、それぞれの押し回し部材を、
対応するチョックに押接可能な位置まで自動的に移動で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るロールリフタの側
面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るロールリフタの側
面図である。
【図4】同正面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係るロールリフタの側
面図である。
【図6】同正面図である。
【符号の説明】
10 ロールリフタ 11 本体ビーム 11a 貫通孔 11b ガイド溝 11c ガイド突部 12 ロール把持手段 13 ロール 14 チョック 14a 端凹部 15 チョック回転手段 16 内箱 17 駆動モータ 18 チェーン動力伝達構造 19 ねじ送り構造 19a 送りねじ 20 軸着構造 20a ピン 21 引き上げフック 22 吊下部材 22a 吊下リンク 22b 掛止ピン 23 水平バランス調整手段 24 回動軸 25 駆動リンク 26 中間リンク 27 油圧シリンダ 28 フック掛脱手段 29 台部 29a 傾斜保持突起 30 傾斜センサ 31 レール架台 32 Yレール 32a 横梁 33 ロール把持体 33a 把持アーム 33b 連結箱 34 ねじ送り機構 34a 摺動ガイド 35 ブラケット 35a 摺動部材 36 駆動モータ 36a 連結部材 37 チェーン動力伝達構造 38 送りねじ 39 左側押し回し手段 40 右側押し回し手段 41 支柱 41a スライダ 41b レール 42 油圧シリンダ 42a ロッド 43 回動部 44 駆動モータ 45 チェーン式動力伝達構造 46 回動軸 47 油圧シリンダ 48 ロッド 49 ガイド構造 50 縦置き保持部 51 ブラケット 52 ガイドロッド 53 スライダ 54 アーム 55 当接ローラ 56 揺動板 57 スプリング 60 ロールリフタ 61 チョック回転手段 62 押し回し部材 63 作動手段 64 シフト手段 65 基枠 66 横移動台 67 Yレール 68 スライダ 69 油圧シリンダ 70 ロッド 71 Xレール 72 スライダ 73 取り付け板 74 ブラケット 75 油圧シリンダ 75a ロッド 76 ガイドリング 77 連結板 80 ロールリフタ 81 チョック回転手段 82 左側ガイド押し回し手段 83 右側ガイド押し回し手段 84 押し回し部材 85 チョック当接手段 86 軌道ガイド 87 回転ユニット自走手段 87a レール架台 87b Yレール 88 ロール把持体 89 円弧ラック 90 走行モータ 91 移動台 91a 連結部材 91b レール 92 ロッド 93 油圧シリンダ 94 連結板 95 スライドリング 96 連結部材 100 LMガイド 101 回転ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ビームの中央下部にロール把持手段
    が設けられ、前記本体ビームの両端部に、前記ロール把
    持手段により把持されたロールの両端部に装着されたチ
    ョックを90度回転させるチョック回転手段が設けられ
    たロールリフタにおいて、 前記それぞれのチョック回転手段が、前記ロールの軸芯
    方向へ移動可能で、かつ前記対応するチョックの一端部
    を押し下げ可能な該チョックの押し回し部材と、該押し
    回し部材の作動手段と、少なくとも前記押し回し部材
    を、前記対応するチョックの他端部側へシフトさせるシ
    フト手段とを備えたことを特徴とするロールリフタ。
  2. 【請求項2】 本体ビームの中央下部にロール把持手段
    が設けられ、前記本体ビームの両端部に、前記ロール把
    持手段により把持されたロールの両端部に装着されたチ
    ョックを90度回転させるチョック回転手段が設けられ
    たロールリフタにおいて、 前記それぞれのチョック回転手段が、前記ロール把持手
    段の把持中心を中心点に配置された円弧状の摺動ガイド
    構造と、該摺動ガイド構造の摺動部材に連結されて、前
    記ロールの軸芯方向へ移動可能で、かつ前記対応するチ
    ョックの一端部を押し下げ可能な該チョックの押し回し
    部材と、前記本体ビームに軸着された前記押し回し部材
    の作動手段とをそれぞれ有する左、右側押し回し手段と
    を備えたことを特徴とするロールリフタ。
  3. 【請求項3】 本体ビームの中央下部にロール把持手段
    が設けられ、前記本体ビームの両端部に、前記ロール把
    持手段により把持されたロールの両端部に装着されたチ
    ョックを90度回転させるチョック回転手段が設けられ
    たロールリフタにおいて、 前記それぞれのチョック回転手段が、前記ロールの軸芯
    方向へ移動可能で、かつ前記対応するチョックの一端部
    上に当接可能な該チョックの押し回し部材と、該押し回
    し部材のチョック当接手段と、前記ロール把持手段の把
    持中心を中心点に配置された円弧状の軌道ガイドに沿っ
    て、前記押し回し部材および前記チョック当接手段を、
    前記ロールの軸芯を中心に下方へ回転させる回転ユニッ
    ト自走手段とをそれぞれ有する左、右側ガイド押し回し
    手段を備えたことを特徴とするロールリフタ。
  4. 【請求項4】 前記本体ビームに、クレーンから垂下さ
    れた二股状の引き上げフックに掛止される一対の吊下部
    材が所定間隔をあけて取り付けられ、また前記本体ビー
    ムには、前記それぞれの吊下部材を、前記引き上げフッ
    ク方向へ回動可能なフック掛脱手段が設けられている請
    求項1〜3の何れか1項に記載のロールリフタ。
  5. 【請求項5】 前記本体ビームと前記吊下部材との間
    に、該吊下部材の取り付け位置を移動させる前記本体ビ
    ームの水平バランス調整手段を設けるとともに、傾斜セ
    ンサを取り付けたことを特徴とする請求項4記載のロー
    ルリフタ。
  6. 【請求項6】 前記押し回し部材をロール軸芯方向へ移
    動可能なロール軸芯側移動手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜5の何れか1項に記載のロールリフタ。
JP18342795A 1995-06-26 1995-06-26 ロールリフタ Withdrawn JPH0912263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18342795A JPH0912263A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 ロールリフタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18342795A JPH0912263A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 ロールリフタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0912263A true JPH0912263A (ja) 1997-01-14

Family

ID=16135592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18342795A Withdrawn JPH0912263A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 ロールリフタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0912263A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100724179B1 (ko) * 1998-12-22 2007-05-31 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 데이터 캐리어 및 이를 구비한 장치
KR100822969B1 (ko) * 2001-12-05 2008-04-16 주식회사 포스코 고중량 롤 이송용 통 크레인
CN102515013A (zh) * 2011-12-29 2012-06-27 大连华锐重工集团股份有限公司 起重机吊具用自动挂脱钩装置
JP2014133602A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Nakata Mfg Co Ltd ロール吊り具
CN117550476A (zh) * 2024-01-11 2024-02-13 山西省水利建筑工程局集团有限公司 一种钢筋混凝土管道吊装夹具及其吊装方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100724179B1 (ko) * 1998-12-22 2007-05-31 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 데이터 캐리어 및 이를 구비한 장치
KR100822969B1 (ko) * 2001-12-05 2008-04-16 주식회사 포스코 고중량 롤 이송용 통 크레인
CN102515013A (zh) * 2011-12-29 2012-06-27 大连华锐重工集团股份有限公司 起重机吊具用自动挂脱钩装置
JP2014133602A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Nakata Mfg Co Ltd ロール吊り具
CN117550476A (zh) * 2024-01-11 2024-02-13 山西省水利建筑工程局集团有限公司 一种钢筋混凝土管道吊装夹具及其吊装方法
CN117550476B (zh) * 2024-01-11 2024-03-19 山西省水利建筑工程局集团有限公司 一种钢筋混凝土管道吊装夹具及其吊装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0912263A (ja) ロールリフタ
JP3426795B2 (ja) ロール等の吊具
CN113023557A (zh) 自夹持夹爪、上下料装置及自夹持夹爪的使用方法
JP3102516B2 (ja) 圧延ロールの自動搬送装置および方法
JP2584231B2 (ja) 容器の内壁を煉瓦で内張りする為の自動装置
JP2643212B2 (ja) クレーン用吊ビーム
CN114229751B (zh) 一种油桶提升装置及叉车
CN210456521U (zh) 一种工件抓取装置
CN215711139U (zh) 自夹持夹爪及上下料装置
JPH075944B2 (ja) 高炉の分配スパウトを取扱う装置
CN219924534U (zh) 搬运装置
JP2525153Y2 (ja) チョック搬送用吊具
JPH0628545Y2 (ja) 段積みuベンド管の取出し搬出装置
JPH0442307Y2 (ja)
JPH03223091A (ja) ロール吊上げ方法および装置
KR20000020768U (ko) 메탈카의 부착지금 제거장치
JP3361193B2 (ja) 吊り荷の吊支機構
JP3340052B2 (ja) 位置補正機構付きクレーン
JP2773988B2 (ja) ロール吊具
KR20000020987U (ko) 통스 크레인의 회전장치
JPH1111612A (ja) スタッカクレーンおよびこのスタッカクレーンを用いた自動倉庫
JPH085191Y2 (ja) 吊荷落下防止装置付クレーン用吊具
JP2887889B2 (ja) クレーン
SU988740A1 (ru) Захватное устройство дл труб
JP2536185Y2 (ja) 自動玉掛け治具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020903