JP2525153Y2 - チョック搬送用吊具 - Google Patents

チョック搬送用吊具

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JP2525153Y2
JP2525153Y2 JP1989061686U JP6168689U JP2525153Y2 JP 2525153 Y2 JP2525153 Y2 JP 2525153Y2 JP 1989061686 U JP1989061686 U JP 1989061686U JP 6168689 U JP6168689 U JP 6168689U JP 2525153 Y2 JP2525153 Y2 JP 2525153Y2
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chock
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hydraulic cylinder
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博一 藤嶋
忠 高倉
博之 吉永
信 植田
均 木原
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YOSHIKAWAKOGYO CO.,LTD.
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YOSHIKAWAKOGYO CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圧延用ロール等に使用されるチョック搬送
用吊具に関する。
〔従来の技術〕
圧延用ロールやワークロール等の両端を支持するチョ
ックを着脱する際の搬送用吊具として、従来、種々の構
造のものが知られている。
たとえば、実開昭60-126479号公報に記載の、チョッ
クをロール軸芯金まわりに回転可能な構造のもので、チ
ョックの回り止め及び90度回転できる構造のものが公知
である。
また、特開昭60-15392号公報に記載の、チョックピン
孔とピンの嵌合を各ピン毎にできるようにしたチョック
付ロール吊リフターが公知である。
また、チョックの構造上、その重心の鉛直線上にピン
孔を設けられない場合や重心計算上の誤差が生じた場合
に重心とピン孔位置が異なる結果となった場合には、第
5図に示すピン付ワイヤー2点吊りの吊具を用いる方法
が一般に公知である。この方法は、チョック14を水平に
保持するために、ピン付ワイヤー30のピン31をチョック
14の吊りピン用孔32に止めるとともに、ワイヤー33にチ
ェーンブロック34を接続してチョック14をクレーンフッ
ク35で吊るようにしたものである。ここで、チェーンブ
ロック34は、搬送中のクレーンの移動開始時や制動時に
慣性によりチョック14が振れた場合や、ロール軸への挿
入時の当接による衝撃によりチョック14が振れた場合
に、チョック14がピン31を軸にして左右何れかに回転し
てチョック14が傾くのを防止するためのものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の装置では、たとえばピン付ワイヤ
ー2点吊り吊具の場合、チョック左右のピン孔にワイヤ
ーのピンを挿入する作業に2名、チョック水平バランス
調整のためのチェーンブロックの取扱いに1名の計3名
の人員を要する。また、チョック自重が20tonもある吊
荷の近接作業で、吊上げ時のピン脱落や荷振れ等が著し
く、安全性に欠けていた。
また、実開昭60-126479号公報および特開昭60-15392
号公報に記載の装置では、チョックの水平保持を有効に
得ることができないという欠点があった。
本考案は、上記の欠点に鑑みてなされたものであり、
その目的は、圧延ロール等へのチョックの着脱作業に際
して、作業の要員を減らすとともに、吊荷への近接作業
を不要にし、しかもチョックを有効に水平状態に保持し
てチョックの着脱作業を効率よく行えるようにすること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のチョック搬送用吊具は、本考案の実施例を示
す添付の第1図から第4図において、吊りビーム(2)
に沿って移動自在な一対の摺動ボックス(10)の各々の
下方に、一端にチョック吊りピン(13)を有する吊りア
ーム(12)を備えたチョック搬送用吊具において、前記
吊りアーム(12)の上方端部と前記摺動ボックス(10)
の下方端部とを三角形状のリンクプレート(11)のうち
の2つの頂角部に夫々回動自在に軸支し、該リンクプレ
ート(11)の他の頂角部と前記摺動ボックス(10)に上
部を軸支した吊上げ油圧シリンダ(15)のロッドの先端
部とを軸支して、該リンクプレート(11)と摺動ボック
ス(10)の下方端部との軸支部を中心として、同リンク
プレート(11)と吊りアーム(12)との軸支部を前記吊
上げ油圧シリンダ(15)によって弧状に移動自在とした
リンク機構を備えるとともに、前記吊りビーム(2)の
中心部に水平面内であって摺動ボックス(10)の摺動方
向と直交する方向に対向配置した一対の押さえ油圧シリ
ンダ(17),(18)の上部を該吊りビーム(2)の下端
面に固定し、夫々の押さえ油圧シリンダ(17),(18)
のロッドの先端部を、チョック水平保持具(19)の両端
部に夫々軸支し、該チョック水平保持具(19)を押さえ
油圧シリンダ(17),(18)によって昇降自在として、
チョック水平保持具(19)の下端辺とチョック(14)の
上面とを接触させてチョック(14)の軸孔方向を水平状
態に保持することを特徴とする。
〔作用〕
本考案のチョック搬送用吊具によると、チョックの重
心位置とチョック吊りピン位置とが異なる場合に、リン
ク機構を作動させてチョック吊りピン位置を固定すると
共に、本体吊上げフックとチョック重心位置とを鉛直線
上に位置調整して、この状態でチョックを吊上げ搬送し
て、たとえば圧延ロール軸にスムーズに装着できる。
また、チョック水平保持具が本体に垂設した油圧シリ
ンダによってチョックを水平状態に保持するとともに、
チョックの荷振れを防止する。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案のチョック搬送用吊
具の特徴を実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すチョック
搬送用吊具の側面図及び正面図である。
1はチョック搬送用吊具本体を吊上げるためのクレー
ンフックであり、2は吊具の吊りビームである。吊りビ
ーム2の両端部にアーム3,3が設けられており、このア
ーム3,3はおのおの3本の腕3a,3b及び3cを有し、腕3aの
先端にはトラニオン6が、腕3bの先端にはアーム3を外
方向へ回動させる力を付加するためのウェイト7がそれ
ぞれ設けられており、腕3cはその先端部が昇降ボックス
4に軸支されている。そして、第4図に示すように、ク
レーンフック1が昇降ボックス4を押動することによっ
て、この押動ボックス4に軸支された腕3cの先端部が下
方に押し下げられてアーム3,3がピン5回りに回動し、
腕3aの先端のトラニオン6,6がクレーンフック1に係合
するようになっている。
駆動モータ8の駆動によってドライブシャフト9が回
転し、摺動ボックス10,10が摺動する。摺動ボックス10,
10にはリンクプレート11,11を介して吊りアーム12,12が
連結されており、吊りアーム12,12の先端にはチョック
吊りピン13,13が突設されている。そして、このチョッ
ク吊りピン13,13がチョック14に設けた吊りピン用孔に
係合するようになっている。
リンクプレート11,11の一端には吊上げ油圧シリンダ1
5,15が連結されており、この吊上げ油圧シリンダ15,15
の作動によってリンクプレート11,11が回動し、吊りア
ーム12,12及びチョック吊りピン13,13の位置を調整でき
るようになっており、従って、チョック14の重心Oをク
レーンフック1の鉛直下に調整できるようになってい
る。
吊りビーム2には、第3図に示すようにチョック14の
ロール軸孔16方向に前方押さえ油圧シリンダ17と後方押
さえ油圧シリンダ18が並行に垂設されている。この前方
押さえ油圧シリンダ17と後方押さえ油圧シリンダ18は、
チョック14の重心Oを通る鉛直線の両側に位置するよう
に配設される。そして、その先端には、チョック水平保
持具19がピン20,21を介して連結されている。このチョ
ック水平保持具19がチョック14の上面に接触してチョッ
ク14が左右何れかに傾く場合でも、チョック14に接触し
て水平状態に保持し、従って、ロール軸孔16を水平状態
に保持する。この状態でクレーンフック1を吊上げ、チ
ョック14を搬送して、第1図に示す状態に、圧延ロール
22のロール軸23にロール軸孔16をスムーズに装着できる
ようになっている。
次いで、チョック搬送用吊具の操作要領について説明
する。
まず、駆動モータ8を駆動させ、ドライブシャフト9
を介して摺動ボックス10,10を内側へ摺動させ、チョッ
ク14に設けた吊りピン用孔へ吊りアーム12,12の先端に
固着したチョック吊りピン13,13を係合させる。次に、
吊上げ油圧シリンダ15,15を進退させて、リンクプレー
ト11,11を介して吊りアーム12,12の位置を水平方向に移
動させて、チョック14の重心Oの鉛直上にクレーンフッ
ク1が位置するように調整する。次に、クレーンフック
1でチョック搬送用吊具を吊上げ、チョック14の下面が
地切りする程度においてチョック14の水平状態を確認す
る。次に前方押さえ油圧シリンダ17と後方押さえ油圧シ
リンダ18を伸張させ、チョック水平保持具19をチョック
14に接触させて水平状態を保持する。次に、この状態を
保持しながら所定の高さまでチョック14を吊上げ、対象
ロールの位置まで移動させ、チョック装着作業を行う。
なお、本実施例においては、ロール軸にチョックを着
脱する際の反力に耐えるように駆動源に油圧ユニット24
を装備し、かつ、この油圧ユニット24による吊具の傾き
を防ぐために、その反対側にバランスウェイト25を設け
ている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のチョック搬送用吊具に
よれば、チョック吊りピンの一端にリンク機構を設け
て、チョックの重心位置を本体吊上げフックの鉛直線上
へ位置調整するとともに、チョック吊りピンの位置を固
定できるようにしたので、チョックを有効に水平状態に
保持でき、ロール軸への着脱を円滑に行える。また、チ
ョックが左右何れかに傾く場合であっても、チョック水
平保持具をチョックの重心位置の両側に設けた油圧シリ
ンダによってチョックに接触させるように設けたので、
チョックの水平状態を吊上げ初期から保持して荷振れを
防止できる。
しかも、従来と異なり、作業員は一人に削減でき、か
つ吊荷への近接作業から解放して安全性を確保すると共
に、作業時間を大幅に短縮できる。さらに、ワイヤー,
チェンブロック等の消耗資材を減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すチョック搬送用吊具の
側面図、第2図は同チョック搬送用吊具の正面図、第3
図はチョック水平保持部の側面図、第4図は本体吊上げ
部の側面図、第5図は従来例におけるチョック搬送用吊
具の側面図である。 1:クレーンフック、2:吊りビーム 3:アーム、3a,3b,3c:腕 4:昇降ボックス、5:ピン 6:トラニオン、7:ウェイト 8:駆動モータ、9:ドライブシャフト 10:摺動ボックス、11:リンクプレート 12:吊りアーム、13:チョック吊りピン 14:チョック、15:吊上げ油圧シリンダ 16:ロール軸孔 17:前方押さえ油圧シリンダ 18:後方押さえ油圧シリンダ 19:チョック水平保持具、20:ピン 21:ピン、22:圧延ロール 23:ロール軸、24:油圧ユニット 25:バランスウェイト 30:ピン付ワイヤー、31:ピン 32:吊りピン用孔、33:ワイヤー 34:チェーンブロック、35:クレーンフック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木原 均 福岡県北九州市小倉南区東貫2丁目12― 1 (56)参考文献 特開 昭52−84662(JP,A) 実開 昭54−85673(JP,U) 実開 昭51−38888(JP,U) 実開 昭51−112869(JP,U) 実開 昭62−5179(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊りビーム(2)に沿って移動自在な一対
    の摺動ボックス(10)の各々の下方に、一端にチョック
    吊りピン(13)を有する吊りアーム(12)を備えたチョ
    ック搬送用吊具において、 前記吊りアーム(12)の上方端部と前記摺動ボックス
    (10)の下方端部とを三角形状のリンクプレート(11)
    のうちの2つの頂角部に夫々回動自在に軸支し、 該リンクプレート(11)の他の頂角部と前記摺動ボック
    ス(10)に上部を軸支した吊上げ油圧シリンダ(15)の
    ロッドの先端部とを軸支して、 該リンクプレート(11)と摺動ボックス(10)の下方端
    部との軸支部を中心として、同リンクプレート(11)と
    吊りアーム(12)との軸支部を前記吊上げ油圧シリンダ
    (15)によって弧状に移動自在としたリンク機構を備え
    るとともに、 前記吊りビーム(2)の中心部に水平面内であって摺動
    ボックス(10)の摺動方向と直交する方向に対向配置し
    た一対の押さえ油圧シリンダ(17),(18)の上部を該
    吊りビーム(2)の下端面に固定し、 夫々の押さえ油圧シリンダ(17),(18)のロッドの先
    端部を、チョック水平保持具(19)の両端部に夫々軸支
    し、 該チョック水平保持具(19)を押さえ油圧シリンダ(1
    7),(18)によって昇降自在として、チョック水平保
    持具(19)の下端辺とチョック(14)の上面とを接触さ
    せてチョック(14)の軸孔方向を水平状態に保持するこ
    とを特徴とするチョック搬送用吊具。
JP1989061686U 1989-05-26 1989-05-26 チョック搬送用吊具 Expired - Lifetime JP2525153Y2 (ja)

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