JP2000264579A - 天井クレーン用位置検出装置 - Google Patents
天井クレーン用位置検出装置Info
- Publication number
- JP2000264579A JP2000264579A JP11069825A JP6982599A JP2000264579A JP 2000264579 A JP2000264579 A JP 2000264579A JP 11069825 A JP11069825 A JP 11069825A JP 6982599 A JP6982599 A JP 6982599A JP 2000264579 A JP2000264579 A JP 2000264579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- overhead crane
- detecting device
- traveling
- position detecting
- crane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は簡単な装置により、クレーン操作者
により、熟練を要するこなく位置決めを正確に、安全
に、精神面の負担を軽くできる天井クレーン用位置検出
装置を提供する。 【解決手段】位置検出装置11は位置検出器12と支持
材13とから構成され、位置検出器12は回転ローラ1
4と回転ローラ14の軸15に取付けられるパルスエン
コーダ16から構成されている。回転ローラが天井クレ
ーンの走行方向に傾斜されたブラケットの先端部に軸支
され、ブラケットがピンにより支持部材20に軸支され
て支持され、位置検出器の回転ローラが天井クレーンの
レールに圧接されているので、天井クレーンの走行中に
ガーダの不明瞭な振動等が生じても、回転ローラ14へ
の影響を軽減でき、走行距離を円滑に検出する。
により、熟練を要するこなく位置決めを正確に、安全
に、精神面の負担を軽くできる天井クレーン用位置検出
装置を提供する。 【解決手段】位置検出装置11は位置検出器12と支持
材13とから構成され、位置検出器12は回転ローラ1
4と回転ローラ14の軸15に取付けられるパルスエン
コーダ16から構成されている。回転ローラが天井クレ
ーンの走行方向に傾斜されたブラケットの先端部に軸支
され、ブラケットがピンにより支持部材20に軸支され
て支持され、位置検出器の回転ローラが天井クレーンの
レールに圧接されているので、天井クレーンの走行中に
ガーダの不明瞭な振動等が生じても、回転ローラ14へ
の影響を軽減でき、走行距離を円滑に検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天井クレーン用位置
検出装置に関する。
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】天井クレーンは建屋内の定められた複数
の荷役位置で停止して、物品を揚げ降しをする。この場
合、停止位置が正確でないと、吊荷と吊具の位置がズレ
て荷役が円滑にできなかったり、吊上物の種類によって
は危険なことがある。そのため、クレーンを予め定めた
荷役位置に正確に位置決めして、停止させる必要があ
る。
の荷役位置で停止して、物品を揚げ降しをする。この場
合、停止位置が正確でないと、吊荷と吊具の位置がズレ
て荷役が円滑にできなかったり、吊上物の種類によって
は危険なことがある。そのため、クレーンを予め定めた
荷役位置に正確に位置決めして、停止させる必要があ
る。
【0003】天井クレーンはガーダとトロリーからな
り、ガーダは建屋の天井より少し低い所に設置した一対
の走行レール上を横行するようになっている。天井クレ
ーンの一例として、特開平2−261792号公報にク
レーンの停止位置検出装置が開示されている。
り、ガーダは建屋の天井より少し低い所に設置した一対
の走行レール上を横行するようになっている。天井クレ
ーンの一例として、特開平2−261792号公報にク
レーンの停止位置検出装置が開示されている。
【0004】上記停止位置検出装置は天井クレーンの走
行レールの近傍にラックを設置し、ラックに噛合わせた
ピニオンの回転数をロータリエンコーダで検出してクレ
ーンの走行距離あるいはトロリーの横行距離を求めるも
のである。
行レールの近傍にラックを設置し、ラックに噛合わせた
ピニオンの回転数をロータリエンコーダで検出してクレ
ーンの走行距離あるいはトロリーの横行距離を求めるも
のである。
【0005】また、特開平9−169410号公報には
自動倉庫を特定したクレーンの位置検出装置が開示され
ている。
自動倉庫を特定したクレーンの位置検出装置が開示され
ている。
【0006】図8は上記クレーンの位置検出装置の一例
を示す要部側面図であり、図9は位置検出装置の回転ロ
ーラの一例を示す要部側面図であり、図10は上記位置
検出装置が設けられるクレーンの一例を表わす平面図で
ある。
を示す要部側面図であり、図9は位置検出装置の回転ロ
ーラの一例を示す要部側面図であり、図10は上記位置
検出装置が設けられるクレーンの一例を表わす平面図で
ある。
【0007】位置検出装置1はクレーンの下部フレーム
2cに、ガイド部材3を介して可動ブラケット4を走行
レール5と直交する方向(上下方向)へスライド自在に
取付け、可動ブラケット4に、走行車輪2bとは別の回
転ローラ6とセンサ7とを取り付けるとともに、回転ロ
ーラ6を走行レール5に押付ける方向へ付勢するスプリ
ングやゴム等の弾性部材8を配設し、更に、回転ローラ
6の側面に、回転ローラ6の半径方向へ放射状に延び、
且つ回転ローラ6の周方向へ等ピッチで配される目盛9
を付し、目盛9をセンサ7によって読み取ることによ
り、回転ローラ6の回転をパルスとして検出し出力する
ように構成したものである。符号10はセンサ7からの
光を回転ローラ6の目盛9へ当てるために可動ブラケッ
ト4に穿孔した通過孔である。
2cに、ガイド部材3を介して可動ブラケット4を走行
レール5と直交する方向(上下方向)へスライド自在に
取付け、可動ブラケット4に、走行車輪2bとは別の回
転ローラ6とセンサ7とを取り付けるとともに、回転ロ
ーラ6を走行レール5に押付ける方向へ付勢するスプリ
ングやゴム等の弾性部材8を配設し、更に、回転ローラ
6の側面に、回転ローラ6の半径方向へ放射状に延び、
且つ回転ローラ6の周方向へ等ピッチで配される目盛9
を付し、目盛9をセンサ7によって読み取ることによ
り、回転ローラ6の回転をパルスとして検出し出力する
ように構成したものである。符号10はセンサ7からの
光を回転ローラ6の目盛9へ当てるために可動ブラケッ
ト4に穿孔した通過孔である。
【0008】上記位置検出装置は自動倉庫に使用される
クレーンに設けられる場合は、図9に示すように、自動
倉庫用のクレーン2の走行車輪2bとは別に設けた回転
ローラ6が、クレーン2の下部フレーム2cに取付け
る。自動倉庫用のクレーン1は荷が格納される棚列(図
示しない)間に敷設された走行レール5と図示しない上
部ガイドレールに沿って往復動可能に配設され、クレー
ン2の荷台1a上に設けられた移載装置(図示しない)
によって棚内に設けた入出庫台(図示しない)から荷を
受取った後、クレーン2を所望の位置まで走行させると
共に、荷台1aを所望の高さ位置まで昇降させ、荷を目
的の棚に収納する。
クレーンに設けられる場合は、図9に示すように、自動
倉庫用のクレーン2の走行車輪2bとは別に設けた回転
ローラ6が、クレーン2の下部フレーム2cに取付け
る。自動倉庫用のクレーン1は荷が格納される棚列(図
示しない)間に敷設された走行レール5と図示しない上
部ガイドレールに沿って往復動可能に配設され、クレー
ン2の荷台1a上に設けられた移載装置(図示しない)
によって棚内に設けた入出庫台(図示しない)から荷を
受取った後、クレーン2を所望の位置まで走行させると
共に、荷台1aを所望の高さ位置まで昇降させ、荷を目
的の棚に収納する。
【0009】上記自動倉庫用クレーンの位置検出装置に
よれば、走行車輪と走行レールとの間の滑り等の影響を
受けることなく、簡単な構造でクレーンの走行位置を確
実に且つ精度よく検出できる旨が記載されている。
よれば、走行車輪と走行レールとの間の滑り等の影響を
受けることなく、簡単な構造でクレーンの走行位置を確
実に且つ精度よく検出できる旨が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平2−261792号公報に開示された技術は以
下の問題がある。
た特開平2−261792号公報に開示された技術は以
下の問題がある。
【0011】特開平2−261792号公報の技術は、
前述したように、ラック・ピニオンタイプであり、走行
レールに沿ってラックを敷設する必要があり、設備高に
なる。また、走行レールは数十メートルから数百メート
ルの間を敷設されているので、ラック・ピニオンタイプ
の場合は、その隙間の調整維持が困難であり、且つ、グ
リス給油をしてもゴミや異物が付着し易く、精度向上に
も限度があり、実用化が困難である。
前述したように、ラック・ピニオンタイプであり、走行
レールに沿ってラックを敷設する必要があり、設備高に
なる。また、走行レールは数十メートルから数百メート
ルの間を敷設されているので、ラック・ピニオンタイプ
の場合は、その隙間の調整維持が困難であり、且つ、グ
リス給油をしてもゴミや異物が付着し易く、精度向上に
も限度があり、実用化が困難である。
【0012】一方、特開平9−169410号公報の技
術は、自動倉庫を特定したクレーンの位置検出装置であ
り、上記した自動倉庫用クレーン2は、図10に示すよ
うな門型クレーン2が使用され、一般に荷が格納される
棚列間に敷設された走行レール5と上部ガイドレールに
沿って往復動するので、位置検出装置1は、クレーンの
下部フレーム2cに、ガイド部材3を介して可動ブラケ
ット4を走行レール5と直交する方向(上下方向)にス
ライド自在に取付け、可動ブラケット4に取付けた回転
ローラ6の回転により、走行車輪と走行レールとの間の
滑り等の影響を受けることなく、パルスを発するように
することができる。
術は、自動倉庫を特定したクレーンの位置検出装置であ
り、上記した自動倉庫用クレーン2は、図10に示すよ
うな門型クレーン2が使用され、一般に荷が格納される
棚列間に敷設された走行レール5と上部ガイドレールに
沿って往復動するので、位置検出装置1は、クレーンの
下部フレーム2cに、ガイド部材3を介して可動ブラケ
ット4を走行レール5と直交する方向(上下方向)にス
ライド自在に取付け、可動ブラケット4に取付けた回転
ローラ6の回転により、走行車輪と走行レールとの間の
滑り等の影響を受けることなく、パルスを発するように
することができる。
【0013】しかしながら、特開平9−169410号
公報に開示された自動倉庫用クレーン2の位置検出装置
1を、そのまま天井クレーンの位置検出装置に適用した
場合、以下の問題がある。
公報に開示された自動倉庫用クレーン2の位置検出装置
1を、そのまま天井クレーンの位置検出装置に適用した
場合、以下の問題がある。
【0014】天井クレーンは、一般に知られているよう
に、ガーダとトロリーからなり、例えば、タービン建屋
の天井クレーンのように、ガーダはタービン建屋の天井
より少し低い所に設置した数十メートルから数百メート
ルの一対の走行レール上を、ロータ、ロータ部品等の重
量の異なる種々の荷を吊具により吊持して所定の位置に
精度良く荷役運搬しなければならない。
に、ガーダとトロリーからなり、例えば、タービン建屋
の天井クレーンのように、ガーダはタービン建屋の天井
より少し低い所に設置した数十メートルから数百メート
ルの一対の走行レール上を、ロータ、ロータ部品等の重
量の異なる種々の荷を吊具により吊持して所定の位置に
精度良く荷役運搬しなければならない。
【0015】しかし、位置検出装置1は、前述したよう
に、クレーンの下部フレーム2cに、ガイド部材3を介
して可動ブラケット4が走行レール5と直交する方向
(上下方向)へスライド自在に取付けられ、その可動ブ
ラケット4に回転ローラ6が取り付けているので、回転
ローラ6は、常に、走行レール5に対して鉛直方向から
押付けられる。このような位置検出装置1を天井クレー
ンのガーダに取付け、走行レール上を走行させながら走
行レールに圧接させて走行距離を検出した場合、静止し
て検出する場合と異なり、重量の異なる種々の荷を吊具
により吊持しているガーダの不明瞭な振動等によって回
転ローラ6と走行レールの間の圧接を十分に保持するこ
とができず走行距離を円滑に検出することが困難とな
る。
に、クレーンの下部フレーム2cに、ガイド部材3を介
して可動ブラケット4が走行レール5と直交する方向
(上下方向)へスライド自在に取付けられ、その可動ブ
ラケット4に回転ローラ6が取り付けているので、回転
ローラ6は、常に、走行レール5に対して鉛直方向から
押付けられる。このような位置検出装置1を天井クレー
ンのガーダに取付け、走行レール上を走行させながら走
行レールに圧接させて走行距離を検出した場合、静止し
て検出する場合と異なり、重量の異なる種々の荷を吊具
により吊持しているガーダの不明瞭な振動等によって回
転ローラ6と走行レールの間の圧接を十分に保持するこ
とができず走行距離を円滑に検出することが困難とな
る。
【0016】天井クレーンにおいて走行距離を円滑に検
出できない場合は、天井クレーンを有する建屋内では特
に走行方向でその他の仕事が多く行われているために、
天井クレーン操作の際に、危険性を防止するためにそれ
らの仕事を停止する等の処置が必要となり、建屋内の仕
事の能率低下を生じ易い。
出できない場合は、天井クレーンを有する建屋内では特
に走行方向でその他の仕事が多く行われているために、
天井クレーン操作の際に、危険性を防止するためにそれ
らの仕事を停止する等の処置が必要となり、建屋内の仕
事の能率低下を生じ易い。
【0017】また、天井クレーン付近では、粉塵等の影
響を受けやすく、保守性も重視されるために、保守が容
易な組立式構造が要求される。
響を受けやすく、保守性も重視されるために、保守が容
易な組立式構造が要求される。
【0018】本発明は上記した天井クレーン操作による
問題点の解決を図ったものであり、簡単な装置により、
クレーン操作者により、熟練を要することなく位置決め
を正確に、安全に、精神面の負担を軽くできる天井クレ
ーン用位置検出装置を提供することを目的とする。
問題点の解決を図ったものであり、簡単な装置により、
クレーン操作者により、熟練を要することなく位置決め
を正確に、安全に、精神面の負担を軽くできる天井クレ
ーン用位置検出装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、ガーダと
トロリーを具備した天井クレーンの走行距離を検出する
位置検出装置であって、前記位置検出装置は回転ローラ
と該回転ローラの軸に取付けられるパルスエンコーダか
らなる位置検出器と、前記ガーダの少なくとも一方の端
部に着脱自在に取付けられた基盤と該基盤に取付けられ
た支持部材と該支持部材の端部に軸支され天井クレーン
の走行方向に傾斜されたブラケットと一端が該基盤に取
付けられ他端が該ブラケットの先端部に軸支された調整
具を有するばね機構からなる支持材とから構成され、前
記回転ローラが前記ブラケットの先端部に軸支され、位
置検出器の回転ローラが天井クレーンのレールに圧接さ
れるようにしたたことを特徴とする天井クレーン用位置
検出装置である。
トロリーを具備した天井クレーンの走行距離を検出する
位置検出装置であって、前記位置検出装置は回転ローラ
と該回転ローラの軸に取付けられるパルスエンコーダか
らなる位置検出器と、前記ガーダの少なくとも一方の端
部に着脱自在に取付けられた基盤と該基盤に取付けられ
た支持部材と該支持部材の端部に軸支され天井クレーン
の走行方向に傾斜されたブラケットと一端が該基盤に取
付けられ他端が該ブラケットの先端部に軸支された調整
具を有するばね機構からなる支持材とから構成され、前
記回転ローラが前記ブラケットの先端部に軸支され、位
置検出器の回転ローラが天井クレーンのレールに圧接さ
れるようにしたたことを特徴とする天井クレーン用位置
検出装置である。
【0020】第一の発明によれば、回転ローラが天井ク
レーンの走行方向に傾斜されたブラケットの先端部に軸
支され、ブラケットがピンにより支持部材に軸支されて
支持されており、更に、位置検出器の回転ローラが天井
クレーンのレールに圧接されるようにしたので、、天井
クレーンの走行中にガーダの不明瞭な振動等が生じて
も、回転ローラへの影響を軽減でき、走行距離を円滑に
検出することができる。
レーンの走行方向に傾斜されたブラケットの先端部に軸
支され、ブラケットがピンにより支持部材に軸支されて
支持されており、更に、位置検出器の回転ローラが天井
クレーンのレールに圧接されるようにしたので、、天井
クレーンの走行中にガーダの不明瞭な振動等が生じて
も、回転ローラへの影響を軽減でき、走行距離を円滑に
検出することができる。
【0021】第二の発明は第一の発明の天井クレーン用
位置検出装置にリセット装置を付設したことを特徴とす
る天井クレーン用位置検出装置である。
位置検出装置にリセット装置を付設したことを特徴とす
る天井クレーン用位置検出装置である。
【0022】第二の発明によれば、後述する図3に示す
ように、ガーダの走行レールに基準点32aと基準原点
32bからなるリセット装置を付設したので、天井クレ
ーンが走行するたびに、基準点32aと走行原点32b
及び基準長さ(L)により位置調整を自動で実施でき
る。従って、位置検出用回転ローラ部の経年劣化や付着
物による検出誤差を最小に抑えることができる。
ように、ガーダの走行レールに基準点32aと基準原点
32bからなるリセット装置を付設したので、天井クレ
ーンが走行するたびに、基準点32aと走行原点32b
及び基準長さ(L)により位置調整を自動で実施でき
る。従って、位置検出用回転ローラ部の経年劣化や付着
物による検出誤差を最小に抑えることができる。
【0023】第三の発明は第一の発明または第二の発明
の天井クレーン用位置検出装置に、任意の場所を記憶可
能なシステム機能を持たせ、記憶位置と現在位置の相関
関係を表示するシステム機構を設けたことを特徴とする
天井クレーン用位置検出装置である。
の天井クレーン用位置検出装置に、任意の場所を記憶可
能なシステム機能を持たせ、記憶位置と現在位置の相関
関係を表示するシステム機構を設けたことを特徴とする
天井クレーン用位置検出装置である。
【0024】第三の発明によれば、走行位置システム機
構により、天井クレーン用位置検出機構に複数のポイン
ト(X−Y座標)を記憶することで天井クレーンの現在
位置との相関関係及び記憶ポイントへの操作指示が表示
されるので、操作員に対する操作支援が可能となる。
構により、天井クレーン用位置検出機構に複数のポイン
ト(X−Y座標)を記憶することで天井クレーンの現在
位置との相関関係及び記憶ポイントへの操作指示が表示
されるので、操作員に対する操作支援が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
より詳述する。
より詳述する。
【0026】図1は本発明の一実施の形態を示す側断面
であり、図2は本発明の位置検出器と支持材の接合状態
を示す平面図である。
であり、図2は本発明の位置検出器と支持材の接合状態
を示す平面図である。
【0027】位置検出装置11は位置検出器12と支持
材13とから構成されている。位置検出器12は回転ロ
ーラ14と回転ローラ14の軸15に取付けられるパル
スエンコーダ16(図1では影になって見えない)から
構成されている。
材13とから構成されている。位置検出器12は回転ロ
ーラ14と回転ローラ14の軸15に取付けられるパル
スエンコーダ16(図1では影になって見えない)から
構成されている。
【0028】位置検出装置11は、後述するように、ガ
ーダとトロリーを具備した天井クレーンの走行距離を検
出するものであり、その際に回転ローラ14はガーダの
両端部に取付けられた走行車輪とは別個に、走行車輪が
走行する走行レール30上を圧接されて走行する。回転
ローラ14はウレタンゴム等のゴム類17で被覆し、走
行レールに対する摩擦係数を大きくして滑り等を防止し
ている。符号18aはガーダの端部を示す。
ーダとトロリーを具備した天井クレーンの走行距離を検
出するものであり、その際に回転ローラ14はガーダの
両端部に取付けられた走行車輪とは別個に、走行車輪が
走行する走行レール30上を圧接されて走行する。回転
ローラ14はウレタンゴム等のゴム類17で被覆し、走
行レールに対する摩擦係数を大きくして滑り等を防止し
ている。符号18aはガーダの端部を示す。
【0029】回転ローラ14の回転で発するパルスは回
転ローラ14の軸15に取付けられたパルスエンコーダ
16で検出され、出力され、出力されるパルス数によっ
て、クレーンの走行基準からの現在の走行位置が演算さ
れる。演算された現在の走行位置は天井クレーンの運転
室等に設けた走行位置表示盤に表示される。パルスエン
コーダ16は市販のものが使用される。
転ローラ14の軸15に取付けられたパルスエンコーダ
16で検出され、出力され、出力されるパルス数によっ
て、クレーンの走行基準からの現在の走行位置が演算さ
れる。演算された現在の走行位置は天井クレーンの運転
室等に設けた走行位置表示盤に表示される。パルスエン
コーダ16は市販のものが使用される。
【0030】一方、支持材13は、ガーダ18aの少な
くとも一方の端部に着脱自在に取付けられた基盤19
と、基盤19に取付けられた支持部材20と、支持部材
20の端部にピン22aにより軸支され図示しない天井
クレーンの走行方向に傾斜されたブラケット21と、一
端が基盤19に取付けられ他端がブラケット21の先端
部にピン22bにより軸支されたばね機構24から構成
されている。ばね機構24は調整具23を有している。
くとも一方の端部に着脱自在に取付けられた基盤19
と、基盤19に取付けられた支持部材20と、支持部材
20の端部にピン22aにより軸支され図示しない天井
クレーンの走行方向に傾斜されたブラケット21と、一
端が基盤19に取付けられ他端がブラケット21の先端
部にピン22bにより軸支されたばね機構24から構成
されている。ばね機構24は調整具23を有している。
【0031】基盤19は位置検出装置11をセットにし
て、天井クレーンのガーダに着脱自在に取付けられるよ
うにし、位置検出装置11の交換等を迅速に行い、天井
クレーンの操業に影響を与えないようにする。位置検出
装置11のセットにより交換等できるようにしたので、
点検、修理等も容易に行うことができる。
て、天井クレーンのガーダに着脱自在に取付けられるよ
うにし、位置検出装置11の交換等を迅速に行い、天井
クレーンの操業に影響を与えないようにする。位置検出
装置11のセットにより交換等できるようにしたので、
点検、修理等も容易に行うことができる。
【0032】支持部材20はブラケット21を傾斜させ
てピン22aにより軸支させるものであり、一点鎖線で
囲んだ長さ調節具28を設けることによって、適正なブ
ラケット21を保持することができる。長さ調節具28
は支持部材20を上下方向に2分割してフランジ接合
し、フランジ間に調整盤を挟んで支持部材20を所定の
長さにすることができる。しかしこれに限定されない。
てピン22aにより軸支させるものであり、一点鎖線で
囲んだ長さ調節具28を設けることによって、適正なブ
ラケット21を保持することができる。長さ調節具28
は支持部材20を上下方向に2分割してフランジ接合
し、フランジ間に調整盤を挟んで支持部材20を所定の
長さにすることができる。しかしこれに限定されない。
【0033】ブラケット21は、ピン22aにより支持
部材20に軸支して傾斜させ、後述するばね機構24と
の相乗効果によって、ブラケット21の先端部に取付け
られた位置検出器12の回転ローラ14を、走行するガ
ーダの振動等の影響等に関係なく、走行レール30上に
常に圧接できる。
部材20に軸支して傾斜させ、後述するばね機構24と
の相乗効果によって、ブラケット21の先端部に取付け
られた位置検出器12の回転ローラ14を、走行するガ
ーダの振動等の影響等に関係なく、走行レール30上に
常に圧接できる。
【0034】調整具23を有するばね機構24は一端を
基盤19に取付け、ブラケット21の先端部にピン22
bにより軸支させる。ばね機構24は回転ローラ14は
ばね機構24により走行レール30上に常に圧接させ
る。また、ばね機構24は調整具23により適正な状態
に維持される。調整具23には調整ナットを用いてい
る。位置検出装置11を構成する位置検出器12と支持
材13は、図2に示すように、回転ローラ14の軸15
がブラケット21の先端部に軸支される。符号25は軸
受である。ブラケット21の先端部には前述したよう
に、ばね機構24をピン22bにより軸支させるため
に、長孔27を設けて、ブラケット21の傾斜角度に関
係なく、常にブラケット21を介して回転ローラ14を
走行レール30に圧接できるようにしている。
基盤19に取付け、ブラケット21の先端部にピン22
bにより軸支させる。ばね機構24は回転ローラ14は
ばね機構24により走行レール30上に常に圧接させ
る。また、ばね機構24は調整具23により適正な状態
に維持される。調整具23には調整ナットを用いてい
る。位置検出装置11を構成する位置検出器12と支持
材13は、図2に示すように、回転ローラ14の軸15
がブラケット21の先端部に軸支される。符号25は軸
受である。ブラケット21の先端部には前述したよう
に、ばね機構24をピン22bにより軸支させるため
に、長孔27を設けて、ブラケット21の傾斜角度に関
係なく、常にブラケット21を介して回転ローラ14を
走行レール30に圧接できるようにしている。
【0035】回転ローラ14の軸15にはカップリング
26を介してパルスエンコーダ16が接続されている。
これによって、位置検出器12と支持材13は一体的に
構成されて、基盤19をベースとしてセットされ、位置
検出装置11は天井クレーンのガーダ18aに着脱自在
に取付けられる。
26を介してパルスエンコーダ16が接続されている。
これによって、位置検出器12と支持材13は一体的に
構成されて、基盤19をベースとしてセットされ、位置
検出装置11は天井クレーンのガーダ18aに着脱自在
に取付けられる。
【0036】上述した回転ローラ14の回転はパルスエ
ンコーダ16により正確に検出され、天井クレーンの現
行の走行距離を演算することができるので、吊荷を走行
方向の所定の位置に確実に精度良く搬送できる。
ンコーダ16により正確に検出され、天井クレーンの現
行の走行距離を演算することができるので、吊荷を走行
方向の所定の位置に確実に精度良く搬送できる。
【0037】また、位置検出装置11の保守を行う場合
には、天井クレーンのガーダ18aと基準19が容易に
脱着でき、位置検出装置12及び支持材13が簡易組立
構造になっているため、回転ローラ14及びパルスエン
コーダ16の保守もカップリング26、軸受25をはず
すだけて容易に保守が可能である。
には、天井クレーンのガーダ18aと基準19が容易に
脱着でき、位置検出装置12及び支持材13が簡易組立
構造になっているため、回転ローラ14及びパルスエン
コーダ16の保守もカップリング26、軸受25をはず
すだけて容易に保守が可能である。
【0038】また、天井クレーンでは走行方向の距離に
比べて、横行方向の距離が非常に短く、天井クレーンの
トロリーによるガーダ上の横行距離の位置検出による精
度は横行距離の位置検出による精度よりも緩和できるの
で、上述した位置検出装置の外に、一般に知られている
ワイヤー式エンコーダー等の位置検出装置を使用するこ
ともできる。
比べて、横行方向の距離が非常に短く、天井クレーンの
トロリーによるガーダ上の横行距離の位置検出による精
度は横行距離の位置検出による精度よりも緩和できるの
で、上述した位置検出装置の外に、一般に知られている
ワイヤー式エンコーダー等の位置検出装置を使用するこ
ともできる。
【0039】図1、図2による実施の形態によれば、次
の効果を得ることができる。回転ローラが天井クレーン
の走行方向に傾斜されたブラケットの先端部に軸支さ
れ、ブラケットがピンにより支持部材20に軸支されて
支持されており、更に、位置検出器の回転ローラが天井
クレーンのレールに圧接されるようにしたので、天井ク
レーンの走行中にガーダの不明瞭な振動等が生じても、
回転ローラ14への影響を軽減でき、走行距離を円滑に
検出することができる。
の効果を得ることができる。回転ローラが天井クレーン
の走行方向に傾斜されたブラケットの先端部に軸支さ
れ、ブラケットがピンにより支持部材20に軸支されて
支持されており、更に、位置検出器の回転ローラが天井
クレーンのレールに圧接されるようにしたので、天井ク
レーンの走行中にガーダの不明瞭な振動等が生じても、
回転ローラ14への影響を軽減でき、走行距離を円滑に
検出することができる。
【0040】また、位置検出器12は回転ローラ14と
回転ローラ14の軸15に取付けられるパルスエンコー
ダ16から構成され、回転ローラ14が走行車輪と独立
しているので、走行車輪と走行レールとのギャップによ
る滑り等の影響を受けず、上記支持材13との一体的な
構成により、常に走行レールに圧接されているので、天
井クレーンの走行距離の位置を精度良く、確実に検出で
きる。
回転ローラ14の軸15に取付けられるパルスエンコー
ダ16から構成され、回転ローラ14が走行車輪と独立
しているので、走行車輪と走行レールとのギャップによ
る滑り等の影響を受けず、上記支持材13との一体的な
構成により、常に走行レールに圧接されているので、天
井クレーンの走行距離の位置を精度良く、確実に検出で
きる。
【0041】また、位置検出装置11は基盤に位置検出
器12と支持材13とを一体的に取付けてセットとして
いるので、天井クレーンのガーダ18aへの取付け、取
外しが容易で、位置検出器12の精度低下等を生じた時
は、迅速に交換することができ、また、簡単な修理等は
外して直ぐにできるので、その復帰が速く、天井クレー
ンの操業に影響を与えない。
器12と支持材13とを一体的に取付けてセットとして
いるので、天井クレーンのガーダ18aへの取付け、取
外しが容易で、位置検出器12の精度低下等を生じた時
は、迅速に交換することができ、また、簡単な修理等は
外して直ぐにできるので、その復帰が速く、天井クレー
ンの操業に影響を与えない。
【0042】図3は本発明の位置検出装置を天井クレー
ンに取付けた状態を示す概略図である。図1、図2と共
通する個所は同じ符号を付けて説明の一部を省略した。
天井クレーン18はタービン建屋29に設置されてい
る。建屋環境は温度が40〜50℃で点検等による場合
には常温に下がり、温度差が大きい場所である。
ンに取付けた状態を示す概略図である。図1、図2と共
通する個所は同じ符号を付けて説明の一部を省略した。
天井クレーン18はタービン建屋29に設置されてい
る。建屋環境は温度が40〜50℃で点検等による場合
には常温に下がり、温度差が大きい場所である。
【0043】天井クレーン18を構成するガーダ18a
は両端部に取付けた図示しない走行車輪がダビン建屋2
9の天井より少し低い所に設置した一対の走行レール3
0上を、ロータ、ロータ部品等の重量の異なる種々の荷
を図示しない吊具により吊持して所定の位置に荷役運搬
している。この種のタービン建屋29では走行レール3
0は一般に200mから800mの長距離に亙って敷設
されている。また、ガーダ18a上を横行するトロリー
18bは横行距離が一般に25mから40mである。
は両端部に取付けた図示しない走行車輪がダビン建屋2
9の天井より少し低い所に設置した一対の走行レール3
0上を、ロータ、ロータ部品等の重量の異なる種々の荷
を図示しない吊具により吊持して所定の位置に荷役運搬
している。この種のタービン建屋29では走行レール3
0は一般に200mから800mの長距離に亙って敷設
されている。また、ガーダ18a上を横行するトロリー
18bは横行距離が一般に25mから40mである。
【0044】本発明の位置検出装置11はガーダ18a
の一方の端部の下部に取付けられている。また、横行距
離の位置検出を同時に行うために、トロリー18bにも
位置検出装置11を取付けた。タービン建屋29内には
タービンロータがユニットとして複数組設けられてい
る。
の一方の端部の下部に取付けられている。また、横行距
離の位置検出を同時に行うために、トロリー18bにも
位置検出装置11を取付けた。タービン建屋29内には
タービンロータがユニットとして複数組設けられてい
る。
【0045】ユニットは発電機GEN、低圧ロータLP
1、低圧ロータLP2、高圧ロータHPで構成されてお
り、発電機GEN、低圧ロータLP1、低圧ロータLP
2、高圧ロータHPが所定の走行位置に吊持されて搬送
される。
1、低圧ロータLP2、高圧ロータHPで構成されてお
り、発電機GEN、低圧ロータLP1、低圧ロータLP
2、高圧ロータHPが所定の走行位置に吊持されて搬送
される。
【0046】位置検出装置11の回転ローラの回転で発
するパルスは回転ローラの軸に取付けられたパルスエン
コーダで検出及び出力され、出力されたパルス数によっ
て、クレーンの走行基準点32aから現在の走行位置が
演算される。演算された現在の走行位置は天井クレーン
18の運転室31に設けた走行位置システム機構33の
走行位置表示盤に表示される。走行位置表示盤では後述
するように走行方向をX軸、横行方向をY軸としたX軸
・Y軸座標上に現在の走行位置が表示され、瞬時に現在
の走行位置を知ることができる。符号32bは走行基準
原点である。
するパルスは回転ローラの軸に取付けられたパルスエン
コーダで検出及び出力され、出力されたパルス数によっ
て、クレーンの走行基準点32aから現在の走行位置が
演算される。演算された現在の走行位置は天井クレーン
18の運転室31に設けた走行位置システム機構33の
走行位置表示盤に表示される。走行位置表示盤では後述
するように走行方向をX軸、横行方向をY軸としたX軸
・Y軸座標上に現在の走行位置が表示され、瞬時に現在
の走行位置を知ることができる。符号32bは走行基準
原点である。
【0047】図4は本発明によるリセット装置を付設し
た天井クレーン用位置検出装置の一実施の形態を示す説
明図である。
た天井クレーン用位置検出装置の一実施の形態を示す説
明図である。
【0048】リセット装置を付設した天井クレーン用位
置検出装置は、図1、図2に示した位置検出装置11を
そのまま用い、それにリセット装置を付設したしたもの
である。リセット装置は、図3に示すように、ガーダ1
8aが走行する走行レールに基準点32aと基準原点3
2bを設けて構成されている。図4から明らかなよう
に、基準原点32bは常に零点を表示しており、位置検
出装置11は天井クレーン18が走行するたびに、走行
原点32b及び基準長さ(L)により発生する信号か
ら、基準点計測信号を得て、基準長さ(L)の位置調整
を自動で実施する。従って、位置検出用回転ローラ部の
経年劣化や付着物による検出誤差を最小に抑えることが
できる。
置検出装置は、図1、図2に示した位置検出装置11を
そのまま用い、それにリセット装置を付設したしたもの
である。リセット装置は、図3に示すように、ガーダ1
8aが走行する走行レールに基準点32aと基準原点3
2bを設けて構成されている。図4から明らかなよう
に、基準原点32bは常に零点を表示しており、位置検
出装置11は天井クレーン18が走行するたびに、走行
原点32b及び基準長さ(L)により発生する信号か
ら、基準点計測信号を得て、基準長さ(L)の位置調整
を自動で実施する。従って、位置検出用回転ローラ部の
経年劣化や付着物による検出誤差を最小に抑えることが
できる。
【0049】図5〜図7は本発明の位置検出装置をター
ビン建屋内の天井クレーンに取付けた場合の走行距離位
置表示の一例を示す図であり、図5は建屋全体の状態を
示す図、図6はタービン建屋内の搬送対象のタービンロ
ータの号機毎の状態を示す図、図7は棒グラフ表示によ
る状態を示す図である。
ビン建屋内の天井クレーンに取付けた場合の走行距離位
置表示の一例を示す図であり、図5は建屋全体の状態を
示す図、図6はタービン建屋内の搬送対象のタービンロ
ータの号機毎の状態を示す図、図7は棒グラフ表示によ
る状態を示す図である。
【0050】図5ではタービン建屋内の搬送対象の全タ
ービンロータ1号ユニット〜6号ユニット(以降ユニッ
トをUで示す)を示している。下部の「1U〜6U」ボ
タンの「3U」ボタンを押すと図6が表示される。
ービンロータ1号ユニット〜6号ユニット(以降ユニッ
トをUで示す)を示している。下部の「1U〜6U」ボ
タンの「3U」ボタンを押すと図6が表示される。
【0051】図6は吊荷の記憶位置(登録)並びに現在
のクレーン位置を表示している。吊荷の表示の所を押す
と現在位置から記憶位置までのベクトル(距離・方向)
が表示され、規定範囲内に侵入すると図7が表示され
る。規定範囲は任意に設定することができる。
のクレーン位置を表示している。吊荷の表示の所を押す
と現在位置から記憶位置までのベクトル(距離・方向)
が表示され、規定範囲内に侵入すると図7が表示され
る。規定範囲は任意に設定することができる。
【0052】図7では吊荷位置までを棒グラフでベクト
ル表示している。吊荷位置の周囲には任意の目標接近警
告音発生範囲(例えば5m)を設けている。グラフでは
走行方向をX軸、横行方向をY軸としたX軸・Y軸座標
を用いている。
ル表示している。吊荷位置の周囲には任意の目標接近警
告音発生範囲(例えば5m)を設けている。グラフでは
走行方向をX軸、横行方向をY軸としたX軸・Y軸座標
を用いている。
【0053】図5〜図7の画面、その他位置検出に伴う
種々の画面は、システム機構33により運転室内の位置
検出表示盤に表示されるものであり、これは複数のポイ
ント(X−Y座標)を記憶することで天井クレーンの現
在位置との相関関係及び記憶ポイントへの操作指示の機
能により、操作員に対する操作支援が可能となる。これ
によって、天井クレーンの操作者は、熟練を要すること
なく天井クレーンの走行距離の位置決めを正確に、安全
に、また精神面の負担を軽くして行うことができる。
種々の画面は、システム機構33により運転室内の位置
検出表示盤に表示されるものであり、これは複数のポイ
ント(X−Y座標)を記憶することで天井クレーンの現
在位置との相関関係及び記憶ポイントへの操作指示の機
能により、操作員に対する操作支援が可能となる。これ
によって、天井クレーンの操作者は、熟練を要すること
なく天井クレーンの走行距離の位置決めを正確に、安全
に、また精神面の負担を軽くして行うことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上のように、簡単な装置に
より、天井クレーン操作者により、熟練を要することな
く走行距離の位置決めを正確に、安全に、精神面の負担
を軽くできる。
より、天井クレーン操作者により、熟練を要することな
く走行距離の位置決めを正確に、安全に、精神面の負担
を軽くできる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す側断面である。
【図2】本発明の位置検出器と支持材の接合状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の位置検出装置を天井クレーンに取付け
た状態を示す概略図である。
た状態を示す概略図である。
【図4】本発明によるリセット装置を付設した天井クレ
ーン用位置検出装置の一実施の形態を示す説明図であ
る。
ーン用位置検出装置の一実施の形態を示す説明図であ
る。
【図5】本発明による走行距離の位置表示のタービン建
屋全体の状態を示す図である。
屋全体の状態を示す図である。
【図6】本発明による走行距離の位置表示のタービン建
屋内の搬送対象のタービンロータの号機毎の状態を示す
図である。
屋内の搬送対象のタービンロータの号機毎の状態を示す
図である。
【図7】本発明による走行距離の位置表示の棒グラフ表
示による状態を示す図である。
示による状態を示す図である。
【図8】従来のクレーンの位置検出装置の一例を示す要
部側面図である。
部側面図である。
【図9】図8に示す位置検出装置の回転ローラの一例を
示す要部側面図である。
示す要部側面図である。
【図10】図8に示す位置検出装置が設けられるクレー
ンの一例を表わす平面図である。
ンの一例を表わす平面図である。
11:位置検出装置 12:位置検出器 13:支持材 14:回転ローラ 15:軸 16:パルスエンコーダ 17:ゴム類 18:天井クレーン 18a:ガーダ 18b:トロリー 19:基盤 20:支持部材 21:ブラケット 22a、22b:ピン 23:調整具 24:ばね機構 25:軸受 26:カップリング 27:長孔 28:長さ調節具 29:タービン建屋 30:走行レール 31:運転室 32a:基準点 32b:基準原点 33:システム機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F202 AA05 BA02 3F204 AA02 BA02 CA01 DA01 DA08 DB09 DC03 DC10 DD14 DE03 DE08 FA02 FB01 FC03 FC05 FC07 FD01
Claims (3)
- 【請求項1】 ガーダとトロリーを具備した天井クレー
ンの走行距離を検出する位置検出装置であって、前記位
置検出装置は回転ローラと該回転ローラの軸に取付けら
れるパルスエンコーダからなる位置検出器と、前記ガー
ダの少なくとも一方の端部に着脱自在に取付けられた基
盤と該基盤に取付けられた支持部材と該支持部材の端部
に軸支され天井クレーンの走行方向に傾斜されたブラケ
ットと一端が該基盤に取付けられ他端が該ブラケットの
先端部に軸支された調整具を有するばね機構からなる支
持材とから構成され、前記回転ローラが前記ブラケット
の先端部に軸支され、位置検出器の回転ローラが天井ク
レーンのレールに圧接されるようにしたたことを特徴と
する天井クレーン用位置検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の天井クレーン用位置検出
装置にリセット装置を付設したしたことを特徴とする天
井クレーン用位置検出装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の天井クレ
ーン用位置検出装置に、任意の場所を記憶できるシステ
ム機能を持たせ、記憶位置と現在位置の相関関係を表示
するシステム機構を設けたことを特徴とする天井クレー
ン用位置検出装。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069825A JP2000264579A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 天井クレーン用位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069825A JP2000264579A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 天井クレーン用位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000264579A true JP2000264579A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13413932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11069825A Pending JP2000264579A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 天井クレーン用位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000264579A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100870768B1 (ko) * | 2002-12-05 | 2008-11-26 | 주식회사 포스코 | 통스 크레인의 주행 및 횡행 트러블 감지장치 |
JP2012131611A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Itoki Corp | 走行位置検出装置 |
KR101221170B1 (ko) * | 2010-10-29 | 2013-01-10 | 두산엔진주식회사 | 대형 구성부품 조립용 크레인 위치제어 시스템 |
CN103075983A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-05-01 | 太原重工工程技术有限公司 | 一种轨道移动机械位置检测装置 |
CN104280003A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-01-14 | 无锡中地地质装备有限公司 | 钻杆直线度检测装置的触点感应装置 |
JP7119416B2 (ja) | 2018-02-21 | 2022-08-17 | 中国電力株式会社 | タービン建屋 |
CN115818447A (zh) * | 2023-01-13 | 2023-03-21 | 河南卫华重型机械股份有限公司 | 起重机行程监测装置 |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP11069825A patent/JP2000264579A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100870768B1 (ko) * | 2002-12-05 | 2008-11-26 | 주식회사 포스코 | 통스 크레인의 주행 및 횡행 트러블 감지장치 |
KR101221170B1 (ko) * | 2010-10-29 | 2013-01-10 | 두산엔진주식회사 | 대형 구성부품 조립용 크레인 위치제어 시스템 |
JP2012131611A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Itoki Corp | 走行位置検出装置 |
CN103075983A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-05-01 | 太原重工工程技术有限公司 | 一种轨道移动机械位置检测装置 |
CN104280003A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-01-14 | 无锡中地地质装备有限公司 | 钻杆直线度检测装置的触点感应装置 |
CN104280003B (zh) * | 2014-10-31 | 2017-04-05 | 无锡中地地质装备有限公司 | 钻杆直线度检测装置的触点感应装置 |
JP7119416B2 (ja) | 2018-02-21 | 2022-08-17 | 中国電力株式会社 | タービン建屋 |
CN115818447A (zh) * | 2023-01-13 | 2023-03-21 | 河南卫华重型机械股份有限公司 | 起重机行程监测装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9957136B2 (en) | Guide rail straightness measuring system for elevator installations | |
JP5920475B2 (ja) | スタッカクレーン | |
CN100404146C (zh) | 基板处理装置 | |
KR102230179B1 (ko) | 스태커 크레인 | |
CN206146517U (zh) | 电子秤校验机 | |
CN205580411U (zh) | 一种新型机械仪器检测台装置 | |
JP2000264579A (ja) | 天井クレーン用位置検出装置 | |
CN114111716B (zh) | 接触网定位器坡度检测系统及检测方法 | |
JP2006226886A (ja) | 分銅校正システム及び分銅の校正方法 | |
JP2002206922A (ja) | 移動体の車輪摩耗の検査装置 | |
JP3421125B2 (ja) | 物体位置検出装置 | |
JPH10139371A (ja) | トロリーカメラ位置検出装置 | |
JP2007137595A (ja) | 搬送コンベアの保守検査装置および保守検査方法 | |
JP2007127441A (ja) | 搬送装置の設備監視方法 | |
CN113944307A (zh) | 板材安装装置、板材安装机器人及板材安装方法 | |
JPH10245106A (ja) | 立体倉庫における棚への材料収納方法および立体倉庫 | |
JPH0656711U (ja) | 鉄道線路の建築限界測定装置 | |
KR20180032095A (ko) | 승강장 측정장치 | |
JP3481516B2 (ja) | 原子燃料体搬送用トラバーサ | |
JP2019127354A (ja) | 移載装置 | |
JP2002006956A (ja) | 移動体の位置学習方法 | |
KR102501984B1 (ko) | 오버 헤드 크레인 직선도와 대각차 검사 방법 | |
CN206146516U (zh) | 顶举装置 | |
JPH11199012A (ja) | 物品保管設備 | |
JP2000136921A (ja) | 塗膜厚検査装置の精度確認装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080410 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080415 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080812 |