JP2001208530A - 計測機検査用計測マスタのセッティング装置 - Google Patents

計測機検査用計測マスタのセッティング装置

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JP2001208530A
JP2001208530A JP2000017583A JP2000017583A JP2001208530A JP 2001208530 A JP2001208530 A JP 2001208530A JP 2000017583 A JP2000017583 A JP 2000017583A JP 2000017583 A JP2000017583 A JP 2000017583A JP 2001208530 A JP2001208530 A JP 2001208530A
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Susumu Asanuma
進 浅沼
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Asanuma Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測機の計測テーブル上への計測マスタのセ
ッティングを人手を介さずに迅速に行なえるとともに、
既設の計測機に少ない設置スペースで容易に付設可能な
計測機検査用計測マスタのセッティング装置を提供す
る。 【解決手段】 計測機2の計測テーブル3端部近傍の退
避位置と計測テーブル上の測定位置との間で計測機2の
検査用の計測マスタMを移動させる移動体を備えてい
る。被測定物の計側を行う場合には、移動体や計測マス
タは、退避位置に退避させておくことで、計測テーブル
全体を有効に使用して計測作業を行うことができるとと
もに、被測定物の計測作業の合間に計測マスタを移動体
で測定位置へ速やかに移動させてセッティングし、計測
機自体の精度検査や動作チェックを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械部品類の寸法
計測に用いられる3次元計測機等の計測テーブル上に精
度検査や動作チェックのための計測マスタをセッティン
グする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のエンジンや変速機のケ
ース類のような機械部品類の寸法計測には、計測テーブ
ル上にセッティングした被計測物に対して計測子の先端
を接触させて計測を行う構造の計測機が広く用いられて
いる。
【0003】この種の計測機としては、例えば特開平2
−306101号公報に記載されているものがあり、こ
れは、図13に示すように計測機A1が計測テーブルA
2の両側でレールA3に沿ってX方向に移動する門柱状
の移動体A4を有しており、前記移動体A4には、X方
向と直角なY方向に移動可能な移動体A5が取り付けら
れている。
【0004】そして、移動体A5には、X方向とY方向
で形成される平面に直角なZ方向である上下方向に移動
可能なスピンドル部A5が設けられていて、このスピン
ドル部A5の先端部に球を固定した計測子(スタイラ
ス)A6が取り付けてあり、計測テーブルA2上に載置
された被計測物Wの上面に計測子A6の球を接触させな
がらX、Y方向に滑動させて、Z方向での寸法を検出し
ている。
【0005】前記計測機A1においては、計測子A6先
端の球は摩耗すると正確な寸法の検出ができなくなるた
め、計測テーブルA2上に基準ケージとしてVブロック
をセッティングし、前記球を接触させてVブロック各部
の寸法検出を行い、球の摩耗による誤差を検査するよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平2−3
06101号公報に記載されているような従来の計測機
においては、計測機自体の精度検査は通常の計測作業の
間に基準ゲージを計測テーブル上に手作業でセッティン
グして行っていたため、セッティングに手間と時間を要
し、精度検査のために、通常の被計測物の計測作業が長
い時間中断されて作業効率が低下してしまう問題があっ
た。
【0007】また、精度検査の都度基準ゲージをセッテ
ィングする手間を省くために、常時基準ゲージを計測テ
ーブル上の所定位置に載せて、精度検査を行うときだけ
計測子を基準ゲージの位置まで移動させて計測を行うこ
ともできるが、計測テーブル上の一部のスペースを常に
基準ゲージが占有しているため、計測テーブル上に被計
測物をセッティングできる場所が制限されてしまう問題
があった。
【0008】一方、特開平11−44527号公報に
は、寸法計測機の計測位置に被計測物を送り込むコンベ
ヤを利用して寸法精度の基準となるブロック状の計測マ
スタを前記計測位置に移動させ、計測マスタの寸法計測
を行う技術が開示されており、この寸法計測機によれ
ば、計測マスタを計測位置に自動的にセッティングして
迅速に精度検査を行うことが可能である。
【0009】しかしながら、この寸法計測機は、パレッ
トに搭載された被計測物や計測マスタを移送するための
コンベヤが付設されているので、寸法計測機を設置する
ためには、収容空調システムや温度管理システムの整っ
た広いスペースが必要となり、設備コストが高くなる問
題があった。
【0010】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題を解決し、計測機の計測テーブル上への計測マ
スタのセッティングを人手を介さずに迅速に行うことが
できるとともに、既設の計測機に少ない設置スペースで
容易に付設することが可能な計測機検査用計測マスタの
セッティング装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の計測機検査用計測マスタのセッティング装
置は、計測機の計測テーブル端部近傍の退避位置と計測
テーブル上の計測位置との間で計測機検査用の計測マス
タを移動させる移動体を備えている。
【0012】本発明の計測機検査用計測マスタのセッテ
ィングにおいては、移動体が計測テーブル端部に隣接配
置される格納ハウジング内に設定された退避位置と計測
テーブル上の計測位置との間を移動する台車から構成さ
れ、前記台車に計測マスタを上昇位置に持ち上げて保持
し、下降動作により計測テーブル上に降ろすように昇降
駆動される昇降フレームを有するリフト機構が設けられ
ていることが望ましい。
【0013】この場合、中間位置で互いに回動自在に軸
着された対のリンクを複数組、隣接する組のリンク端ど
うしを回動自在に軸着連結して構成されたパンタグラフ
機構を介して格納ハウジングと台車との間が連結されて
台車の蛇行が規制され、前記パンタグラフ機構の格納ハ
ウジング側に位置する対のリンクのそれぞれの端には、
互いに反対向きに雌ねじが形成された対のナットが向き
を可変に軸着され、これらのナットは、格納ハウジング
に支持されて正逆両方向に回転駆動される駆動ねじ軸外
周に互いに反対向きに形成された対の雄ねじにそれぞれ
螺合し、前記駆動ねじ軸の回転によりパンタグラフ機構
が伸縮して、台車が格納ハウジング内の退避位置と計測
テーブル上の計測位置との間を移動するように構成され
ていることがさらに望ましい。
【0014】また、走行車輪の少なくとも1つを駆動し
て台車を格納ハウジング内の退避位置と計測テーブル上
の計測位置との間を自走させるための駆動源が前記台車
に搭載されているとともに、台車走行方向に伸縮自在な
ガイド部材によって格納ハウジングと台車との間が連結
されて台車の蛇行が規制されていることも望ましい。
【0015】また、本発明の計測機検査用計測マスタの
セッティング装置においては、計測マスタ下部に第1の
位置決め手段が設けられ、前記第1の位置決め手段は、
計測テーブル上の計測位置に着脱自在に固定される第2
の位置決め手段に上方から係合して計測テーブルに対す
る計測マスタの位置決めを行うように構成されているこ
とも望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の計測機検査用計測マスタ
のセッティング装置(以下、単にセッティング装置とも
いう。)は、被計測物をセッティングする計測テーブル
(定盤、ベッド)を有し、前記計測テーブル上に搭載さ
れている被計測物の寸法等を計測する計測機に付設して
用いることができる。
【0017】このような計測機としては、例えば、計測
テーブルとの間で相対的に3次元方向に移動可能な計測
子を有し、計測テーブル上の被計測物の各部に計測子の
先端を接触させて寸法を計測する3次元計測機がある。
【0018】本発明のセッティング装置は、通常の被計
測物の計測の間において、計測機の検査を行うときた
け、計測テーブル端部近傍の通常の計測作業時には邪魔
にならない退避位置から計測テーブル上の計測位置へ計
測マスタを移動体により移動させて前記計測位置にセッ
ティングするものである。
【0019】ここで、計測マスタとしては、例えば、直
方体の下面以外の各面に計測のための高精度な基準孔や
基準面を形成したものを用いることができ、被計測物の
代わりに計測マスタを計測することによって、計測機の
精度や故障の有無を検査することができる。
【0020】また、本発明のセッティング装置が適用可
能な計測機としては、寸法の計測機に限らず、計測テー
ブル上に被計測物を載せて計測を行うものであれば、硬
さ計測機や表面粗さ計測機等にも適用可能である。例え
ば硬さ計測機の場合には、計測マスタは硬さの基準ブロ
ックとなり、また、表面粗さ計測機であれば、計測マス
タは表面粗さの基準ブロックとなる。
【0021】また、移動体としては、例えば計測マスタ
を載せて計測テーブル上を移動可能な台車や、計測機の
計測テーブル側方の支柱等に基端部を取り付けて、先端
部が計測テーブル上の計測位置へ計測マスタを保持して
移動するロボットアーム状のもの、あるいは、計測テー
ブルの端部近傍の退避位置から計測テーブル上の計測位
置に向けて先端に計測マスタを保持して伸縮する伸縮フ
ォーク状のもの等、種々の態様とすることができる。
【0022】特に、移動体に台車を用いる場合には、前
記台車は格納ハウジング内に設定された退避位置と計測
テーブル上の計測位置との間を移動するようにし、台車
に搭載された計測マスタを退避位置で格納ハウジング内
に格納しておくことで、高精度で高価な計測マスターを
保護しておくことができる。
【0023】また、台車に計測マスタを移動中計測テー
ブル上面から持ち上げた状態で保持し、計測位置で計測
テーブル上に降ろす昇降フレームを有するリフト機構を
設けることで、計測テーブル上の計測位置への計測マス
タのセッティングが容易となる。なお、前記リフト機構
は、モータ等の駆動源で動作するカム機構、ねじジャッ
キ機構、流体シリンダ機構等を用いて構成することがで
きる。
【0024】また、格納ハウジングの台車が出入りする
開口部には、台車が退避位置へ入ったときに自動的に遮
蔽されるシャッタや、手動で開閉するカバー等を設け
て、格納ハウジング内に塵埃の侵入を阻止する構造とす
ることも望ましい。
【0025】また、台車の移動は、格納ハウジング側に
支持された駆動ねじ軸をモータ等の正逆両方向に回転駆
動可能な駆動源で回転させることにより、パンタグラフ
機構を介して行うことができる。
【0026】前記パンタグラフ機構は、駆動ねじ軸を回
転させると、前記駆動ねじ軸上に互いに反対向きに形成
されている雄ねじにそれぞれ螺合された対のナットが互
いに接近する方向あるいは離間する方向に移動すること
によって、これらのナットが一方の端部にそれぞれ軸着
されている対のリンクがそれぞれの中間の軸着位置を中
心に回動し、この動きが全てのリンクに伝達されて一斉
に伸縮する。こうして、パンタグラフ機構の伸縮によ
り、台車を所定の経路に沿って格納ハウジング内の退避
位置と計測テーブル上の計測位置との間で移動させるこ
とができる。
【0027】また、台車にモータ等の駆動源を搭載し、
前記駆動源により台車の走行車輪の少なくとも一つを駆
動してを格納ハウジング内の退避位置と計測テーブル上
の計測位置との間で台車が自走できるように構成しても
よい。この場合には、台車と格納ハウジングとの間を台
車の移動方向に伸縮自在なガイド部材で連結して台車の
移動を案内することによって、台車の蛇行を規制するこ
とができる。
【0028】前記ガイド部材としては、複数のスライド
レールを相互に長手方向に伸縮自在に組み合わせて構成
したものや、中間位置で互いに回動自在に軸着された対
のリンクを複数組、隣接する組のリンク端どうしを回動
自在に軸着連結して構成されたパンタグラフ機構等を用
いることができる。
【0029】また、計測マスタを計測テーブル上の計測
位置にセッティングする際に、計測マスタの向きのずれ
等による計測誤差を可及的に無くすために、計測マスタ
下部に第1の位置決め手段を設けるとともに、計測テー
ブル上の計測位置に着脱自在に第2の位置決め手段を固
定してもよい。
【0030】この場合、台車等の移動体で計測位置に移
動させた計測マスタ側の第1の位置決め手段を計測テー
ブル上の第2の位置決め手段に上方から係合させること
によって、計測マスタを計測位置において水平面内の2
方向と高さ方向に高精度にセッティングすることができ
る。
【0031】ここで、第1の位置決め手段としては、例
えば、下面の3箇所に円錐形の位置決め用凹部を形成し
た計測マスタ下部に固定される治具台で構成し、一方、
第2の位置決め手段としては、前記円錐形の位置決め用
凹部のそれぞれに整合する位置に配置された鋼球やセラ
ミック球等の球体や円錐形の突起が設けられた基準ベー
スで構成することができる。なお、基準ベースは計測機
の計測テーブル上に治具等を取り付けるために形成され
ているTスロット等にボルト等で固定することができ
る。
【0032】また、円錐形の位置決め用凹部の代わり
に、それぞれの球体が整合する幅を有する複数の位置決
め用長孔を、計測テーブル上面に平行な面内で異なる2
方向に延びるように治具台下面に形成しても良く、ま
た、球体を計測マスタ下部の治具台側に設け、位置決め
用凹部や位置決め用長孔を基準ベース側に形成しても良
い。
【0033】また、計測マスタ下部に治具台を固定せず
に、計測マスタ下面に直接位置決め用凹部や長孔を形成
し、この位置決め用凹部や長孔自体を第1の位置決め手
段としても良い。
【0034】さらに、第1の位置決め手段と第2の位置
決め手段は、計測マスタを計測テーブル上面に平行な互
いに異なる複数の方向と高さ方向を位置決めするように
互いに嵌合する複数組のナイフエッジとV溝を用いて構
成しても良い。
【0035】
【実施例】図1は本発明の計測機検査用計測マスタのセ
ッティング装置の第1実施例を示す側面図、図2はその
平面図、図3は、図1のA−A線位置から矢印方向に見
た正面図であって、セッティング装置1は、計測機2の
計測テーブル3の端部に隣接して床面G上に固定される
格納ハウジング4と、前記格納ハウジング4内の退避位
置と計測テーブル3上の計測位置との間で計測マスタM
を移動させる台車5を有している。
【0036】本実施例においては、計測機2の全体構造
は図示していないが、前述した図13に示すものと同様
に、計測テーブル3上に載せた被計測物に3次元方向に
移動可能な計測子を接触させて、被計測物各部の寸法計
測を行う形式の3次元計測機である。
【0037】前記台車5は、回転自在な4つの走行車輪
6によって計測テーブル3上を自由に移動可能になって
おり、図2に示すように左右両側に突出した一対の取付
ブラケット7と計測テーブル3に対向する側に開口部4
Aが形成されている格納ハウジング4内部の固定部材と
の間がそれぞれパンタグラフ機構8を介して連結されて
いる。
【0038】これら一対のパンタグラフ機構8はそれぞ
れ中間位置に設けられた連結ピン9Aで互いに回動自在
に連結された対のリンク10を複数組、互いに隣接する
組のリンク端どうしを連結ピン9Bで回動自在に連結し
て、伸縮自在に組み立てられている。
【0039】それぞれのパンタグラフ機構8の台車5側
の端部に位置する対のリンク10は、一対のブラケット
7に連結ピン9Cで回動自在に連結されている各一対の
連結リンク片11と、それぞれ連結ピン9Bで回動自在
に連結されている。
【0040】なお、本実施例においては、台車5に近い
側のリンク10の一部と、台車5の左右側面に隣接して
配置されている2つの連結リンク片11は、パンタグラ
フ機構8の収縮動作時に台車5の車体との干渉を避ける
ために円弧状に湾曲して形成されている。
【0041】また、これら一対のパンタグラフ機構8の
格納ハウジング4側の端部に位置する対のリンク10
は、格納ハウジング4内部の後端側の部材に連結ピン9
Dで回動自在に連結された一対の連結リンク片12と、
それぞれ連結ピン9Bで回動自在に連結されている。
【0042】また、格納ハウジング4側のパンタグラフ
機構8端部に位置する対のリンク10と連結リンク片1
2との間の連結ピン9Bには、対のナット13A、13
Bがそれぞれ固定されている。
【0043】ナット13Aとナット13Bとは内周面に
互いに逆向きの雌ねじが形成されており、これらのナッ
ト13A、13Bは、格納ハウジング4内に両端を回転
自在に軸受け支持されている駆動ねじ軸14の外周に互
いに逆方向に形成されている、対の雄ねじにそれぞれ螺
合している。
【0044】前記駆動ねじ軸14には、被駆動ギヤ15
が固定されており、前記被駆動ギヤ15には、正逆両方
向に回転駆動可能なブレーキ付きのギヤードモータ16
の軸に固定された駆動ギヤ17が噛み合っている。
【0045】なお、駆動ねじ軸14及びギヤードモータ
16は、格納ハウジング4内にパンタグラフ機構8の伸
縮方向と同方向に僅かな距離スライド自在に支持されて
いる可動フレーム上に支持されており、パンタグラフ機
構8の伸縮による対のナット13A、13Bの位置の変
化に追従して可動フレーム18とともにスライド変位可
能になっている。
【0046】したがって、前記ギヤードモータ16が回
転すると、その回転は駆動ギヤ17から被駆動ギヤ15
を介して駆動ねじ軸14に減速して伝達される。その結
果、前記駆動ねじ軸14に螺合している対のナット13
A、13Bは、駆動ねじ軸14の回転方向に応じて、互
いに接近する方向、あるいは離間する方向に駆動ねじ軸
14上を移動する。
【0047】そうすると、これらのナット13A、13
Bに連結されている対のリンク10は、連結ピン9A回
りに開閉し、これに伴って、パンタグラフ機構8を構成
する全てのリンク10とこれらの両端に連結されている
連結リンク片11、12が一斉に開閉してパンタグラフ
機構8全体が伸縮し、台車5が計測テーブル3上を直線
的に移動する。
【0048】これらの対のナット13A、13Bが駆動
ねじ軸14の回転によって互いに離れる方向に移動する
とパンタグラフ機構8は収縮し、図4及び図5に示すよ
うに、格納ハウジング4内に畳み込まれる。
【0049】これに伴って、台車5はパンタグラフ機構
8に牽引されて計測テーブル3上面からこれと略同一高
さに格納ハウジング4側から突出している渡し板4Bに
乗り移り、開口部4Aから格納ハウジング4内に完全に
格納される。
【0050】なお、計測機2に隣接してセッティング装
置1を床面Gへ設置したときの取付誤差によって生じる
計測テーブル3と格納ハウジング4との隙間のばらつき
を吸収するために、渡し板4Bはその突出長を調整可能
としても良い。
【0051】また、台車5を図1及び2に示す計測テー
ブル3上の計測位置と、図4及び図5に示す格納ハウジ
ング4内の退避位置と両方の位置で停止させるためのギ
ヤードモータ16の制御は、例えば、駆動ねじ軸14の
回転位置をパルスエンコーダ等で検出して行なうことが
できる。
【0052】次に、図6は台車5の詳細構造を示す側面
図であって、台車5には、計測マスタMを取り付けた治
具台Jを昇降自在に保持する昇降フレーム19が設けら
れている。
【0053】前記昇降フレーム19は、その下方に突設
されているガイドシャフト20が台車5側に設けられて
いるスライド軸受21にスライド自在に嵌挿されて、台
車5に対して上下動自在に保持されている。
【0054】また、昇降フレーム19は、その下面が台
車5に回転自在に支持されているカム軸22に固定され
た偏心カム23に当接してその重量が支持されている。
また、カム軸22には、台車5の長手方向にスライド自
在に支持されているラック24と噛み合う被駆動ピニオ
ン25が固定されている。
【0055】一方、前記ラック24には、台車5に搭載
されているブレーキ付きのギヤードモータ26により正
逆両方向に回転駆動される駆動ピニオン27が噛み合っ
ており、ギヤードモータ26が駆動ピニオン27を回転
すると、その回転はラック24の直線運動を介して被駆
動ピニオン25に伝達されてカム軸22に固定された偏
心カム23が回転し、昇降フレーム19が昇降動作する
ようになっている。
【0056】そして、昇降フレーム19が図6に示す下
降位置にあるときは、昇降フレーム19と治具台Jの下
面との間に隙間Sが生じており、計測マスタMを搭載し
ている治具台Jは、その脚部aが計測テーブル3上に着
地して支持されている。
【0057】また、昇降フレーム19が上昇位置にある
ときには、前記昇降フレーム19の上面が治具台Jの下
面に当接してこれを持ち上げた状態となり、治具台Jの
脚部aは計測テーブル3の上面から離間し、台車5は計
測マスタMを搭載した治具台Jを支持して計測テーブル
3上を移動可能となる。
【0058】次に、前述したように構成されているセッ
ティング装置1の動作を説明する。計測機2が計測テー
ブル3上で被計測物の計測を行う場合には、図4及び図
5に示すようにパンタグラフ機構8は折り畳まれた状態
であり、台車5とともに格納ハウジング4内の退避位置
に格納されている。
【0059】この際、計測マスタMと治具台Jも台車5
の昇降フレーム19上に支持されて格納ハウジング4内
に格納されており、計測テーブル3上には図示しない被
計測物がセッティングされて各部の寸法計測が行われ
る。
【0060】次に、被計測物の計測の合間に計測機2の
精度検査を行う場合には、図1に示すギヤードモータ1
6を駆動して、図2に示す対のナット13A、13Bが
互いに近づく向きに駆動ねじ軸14を回転させる。
【0061】そうすると、パンタグラフ機構8を構成し
ている各リンク10は連結ピン9A回りに互いに回動し
てパンタグラフ機構8は伸長し、台車5はその昇降フレ
ーム19上に治具台Jと計測マスタMを載せて格納ハウ
ジング4内の退避位置から計測テーブル3上の計測位置
へ向けて移動する。この際、昇降フレーム19は上昇位
置にあり、治具台Jの脚部aは台車5の移動に支障を生
じないよう計測テーブル3上面から離れている。
【0062】そして、台車5が計測テーブル3上の計測
位置まで移動してくると、ギヤードモータ16が停止
し、次いで台車5上に搭載された図6に示すギヤードモ
ータ26の回転により、昇降フレーム19が下降し、治
具台Jの脚部aが計測テーブル3上面に着地して支持さ
れるとともに、治具台J下面は昇降フレーム19の上面
から離間する。
【0063】次いで、ギヤードモータ16が逆転駆動さ
れてパンタグラフ機構8が収縮し、治具台Jと計測マス
タMを計測テーブル3上に残して台車5が格納ハウジン
グ4内に退避し、その後、計測テーブル3上の計測位置
に降ろされてセッティングされた治具台J上の計測マス
タMの各部寸法を計測機2で計測して、前記計測機2の
精度検査を行う。
【0064】計測機2の精度検査が完了したら、パンタ
グラフ機構8を再び図1及び図2に示すように、再び伸
長させて台車5の昇降フレーム19を治具台Jの下方に
移動させ、次いで、昇降フレーム19を上昇させて計測
マスタMが搭載されている治具台Jを持ち上げる。
【0065】さらに、パンタグラフ機構8を収縮させて
台車5を格納ハウジング4内の退避位置まで戻し、その
後、計測機5上に新たに被計測物がセッティングされ
て、通常の計測作業が行われる。
【0066】次に、図7は、本発明の計測機検査用計測
マスタのセッティング装置の第2実施例を示す側面図、
図8はその平面図、図9は図7のA−A線位置から矢印
方向に見た正面図であって、セッティング装置31は、
計測機32の計測テーブル33の端部に隣接して床面G
上に固定される格納ハウジング34と、前記格納ハウジ
ング34内の退避位置と計測テーブル33上の計測位置
との間で計測マスタMを移動させる台車35を有してい
る。
【0067】ここで、計測機32は、前述した第1実施
例における計測機2とほぼ同じ構造の3次元計測機であ
り、この実施例においては、台車35はその車体に搭載
されているブレーキ付きのギヤードモータ36を走行用
駆動源として駆動される駆動車輪37Aと、支持車輪3
7Bとを走行車輪として計測テーブル33上を自走でき
るように構成されている。
【0068】また、台車35の車体両側と格納ハウジン
グ34との間は、伸縮自在なガイド部材38を介して連
結されている。なお、格納ハウジング34の計測テーブ
ル33との対向側には、台車35とガイド部材38を通
過させる、前述した第1実施例の格納ハウジング4と同
様な開口部が形成されている。
【0069】前記ガイド部材38は、互いに長手方向に
スライド自在に連結された複数のスライドレール38
A、38Bから構成されていて、台車35が格納ハウジ
ング34内の退避位置と計測テーブル33上の計測位置
との間を蛇行することなく直線的に移動するように案内
している。
【0070】図8に示すように左右に対向するスライド
レール38Aどうしは、それぞれの後端部が連結ロッド
38Cによって一体に連結されており、また、伸縮方向
に隣接する2つのスライドレール38Aは、これらの間
に位置する一つのスライドレール38Bの左右両側から
スライド自在に係合している。
【0071】この構造によって、ガイド部材38を伸縮
時の長さに対して収縮時の長さを可及的に短くすること
ができ、図10及び図11に示すように台車35と共に
格納ハウジング34内にコンパクトに格納することがで
きる。
【0072】本実施例においては、台車35を格納ハウ
ジング34内の退避位置と、計測テーブル33上の計測
位置で停止させるために、台車35の後端に位置検出用
チェーン39の一端が連結されている。
【0073】前記位置検出用チェーン39は、格納ハウ
ジング34内後方に回転自在に設けられたガイドスプロ
ケット40と、この直下に配置されたチェーンガイド4
1を通過して垂直下方に偏向されて、他端には被検出部
材42Aが取り付けられている。
【0074】前記被検出部材42Aは、台車35が計測
位置に移動すると、格納ハウジング34内に設けられた
位置検出センサ42Bによって検出され、また、格納位
置に移動すると位置検出センサ42Cによって検出され
て、これらのセンサの検出信号によって、台車35に搭
載されたギヤードモータ36がそれぞれの位置で停止す
るようになっている。
【0075】次に、図12は台車35の詳細構造を示す
側面図であって、台車35には、計測マスタMを取り付
けた治具台J’を昇降自在に保持する昇降フレーム43
が設けられている。
【0076】前記昇降フレーム43は、前述した第1実
施例の台車5に設けられている昇降フレーム19と同様
に、ガイドシャフト44が台車35側に設けられている
スライド軸受45にスライド自在に嵌挿されて台車35
に対して上下動自在に保持されている。
【0077】昇降フレーム43は、ギヤードモータ36
と並んで台車35に搭載されているブレーキ付きのギヤ
ードモータ46の回転を、前述した第1実施例のものと
同様に、駆動ピニオン47、ラック48、被駆動ピニオ
ン49、カム軸50を介して偏心カム51をに伝達し、
前記偏心カム51によって上下動されるように構成され
ている。
【0078】また、この実施例のセッティング装置31
においては、計測マスタMが固定されている治具台J’
は、その下面3箇所に図示しない円錐形の位置決め用凹
部が形成されている。
【0079】一方、計測機32の計測テーブル33に
は、図11に示すように中央に被計測物を保持している
取付治具を固定するためのTスロット33Aが形成され
ており、前記Tスロット33Aを利用して、計測マスタ
Mがセッティングされる計測位置に基準ベース52が固
定されるようになっている。
【0080】前記基準ベース52の上面には、治具台
J’の下面3箇所に形成された図示しない円錐形の位置
決め用凹部とそれぞれ対応する3箇所に鋼球53が配置
されている。これらの鋼球53は、治具台J’下面の各
位置決め用凹部と正確に整合できるように、基準ベース
52に対する高さ方向と水平面内の位置を個別にねじ調
整機構によって調整可能としている。
【0081】なお、本実施例において、下面に位置決め
用凹部が形成されている治具台J’は計測マスタMを計
測テーブル33の計測位置に正確にセッティングするた
めの第1の位置決め手段として、また、鋼球53が配置
されている基準ベース52は、第2の位置決め手段とし
て用いられている。
【0082】次に、セッティング装置31の動作を説明
すると、計測機32によって被計測物の計測を行う場合
には、図10及び図11に示すように、台車35は、治
具台J’とともに格納ハウジング34内に退避してお
り、この状態では、ガイド部材38を構成している複数
のスライドレール38A、38Bも台車35の両側に重
なるようにして収縮して格納ハウジング34内に格納さ
れている。
【0083】この際、計測テーブル3上の計測位置に
は、治具台J’を載せる基準ベース52を固定したまま
にしておいて、前記基準ベース52を利用して計測テー
ブル33上に被計測物を固定した治具パレット等をセッ
ティングして計測作業を行っても良いし、基準ベース5
2を取り外して被計測物の計測を行っても良い。
【0084】次に、計測機32の精度検査を行う場合に
は、台車35に搭載されているギヤードモータ36を駆
動して、台車35を格納ハウジング34内の退避位置か
ら計測テーブル33上の計測位置へ向けて自走させる。
この際、基準ベース52が計測位置に取り付けられてい
ない場合には、精度検査を行う前に基準ベース52を取
り付けておく。
【0085】台車35の移動に連動して、ガイド部材3
8はスライドレール38A、38Bどうしがスライドし
て伸長し、台車35が蛇行せずに退避位置から計測位置
に直線的に移動するように案内する。
【0086】そして、台車35が計測テーブル33上の
計測位置まで移動してくると、位置検出用チェーン39
に吊り下げられた被検出部材42Aが引き上げられて位
置検出センサ42Bに検出され、その検出信号によって
台車35上のギヤードモータ36が停止する。この時、
昇降フレーム43に保持されている治具台J’は基準ベ
ース52の直上に位置している。
【0087】次いで台車35上に搭載されたもう一つの
ギヤードモータ46が駆動され、昇降フレーム43が下
降し、計測マスタMが取り付けられている治具台J’の
下面に3箇所形成されている円錐形の位置決め用凹部が
それぞれ対応する基準ベース52上の3つの鋼球53に
係合して治具台J’は基準ベース52上に位置決め保持
され、さらに昇降フレーム43が下限位置まで下降する
ことによって治具台J’の下面は昇降フレーム43の上
面から離脱する。
【0088】次いで、ギヤードモータ36が逆転駆動さ
れて台車35は、ガイド部材38を収縮させながら、格
納ハウジング34内に退避移動し、その後、計測テーブ
ル34上の計測位置にセッティングされた計測マスタM
の各部寸法を計測機32で計測して、前記計測機32の
精度検査を行う。
【0089】計測機32の精度検査が完了したら、台車
35は再び計測テーブル34上の計測位置へ移動して昇
降フレーム43を治具台J’の下方に侵入させ、次いで
昇降フレーム43を上昇させて計測マスタMが搭載され
ている治具台J’を持ち上げて台車35を格納ハウジン
グ34内に退避移動させることで、計測テーブル33上
では再び通常の計測作業が可能となる。
【0090】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、計測機で被計測物の計側を行う場合に
は、移動体や計測マスタは、計測テーブルの端部近傍の
退避位置に退避させておくことで、計測テーブル全体を
有効に使用して計測作業を行うことができるとともに、
被計測物の計測作業の合間に計測マスタを移動体で計測
位置へ速やかに移動させてセッティングし、効率的に精
度検査を行うことができる。
【0091】また、請求項2記載の発明によれば、台車
を計測機の計測テーブル端部に隣接配置される格納ハウ
ジング内に退避させるようにしたことで、計測マスタを
使用しないときに計測マスタを台車に載せて格納ハウジ
ング内に格納し、高精度で高価な計測マスタを保護する
ことができる。
【0092】また、計測マスタのセッティング装置を計
測機と独立したユニットとして構成することができるた
め、計測テーブルを有する種々の計測機に容易に付設す
ることができる。
【0093】さらに、台車に計測マスタを移動中計測テ
ーブル上面から持ち上げた状態で保持し、計測位置で計
測テーブル上に降ろす昇降フレームを有するリフト機構
を設けることで、計測テーブル上の計測位置へのセッテ
ィングが容易となる。
【0094】また、請求項3記載の発明によれば、パン
タグラフ機構は、収縮したときに各リンクがコンパクト
に折り畳まれるので、台車の移動にエアシリンダ装置や
ラックピニオン機構を用いる場合と比較して格納ハウジ
ングの計測テーブル後方への突出寸法を短くでき、セッ
ティング装置の設置に必要なスペースを少なくできる。
また、パンタグラフ機構を用いることで、ガイド部材を
別途必要とすることなく台車の蛇行を防止して直線的に
退避位置と計測位置の間で移動させることができる。
【0095】また、請求項4記載の発明によれば、台車
自体に走行用駆動源を搭載して自走できるようにしたこ
とで、台車の移動機構を簡略化することができ、保守が
容易になるとともに製作コストを安くすることができ
る。
【0096】さらに、請求項5記載の発明によれば、計
測テーブル上にセッティングされた計測マスタの向きの
ずれ等による計測誤差を可及的に少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の計測機検査用計測マスタのセッティ
ング装置の第1実施例を示す側面図である。
【図2】 本発明の計測機検査用計測マスタのセッティ
ング装置の第1実施例を示す平面図である。
【図3】 図1のAーA線位置から矢印方向に見た正面
図である。
【図4】 台車を退避位置へ移動した状態を示す側面図
である。
【図5】 台車を退避位置へ移動した状態を示す平面図
である。
【図6】 台車の詳細構造を示す側面図である。
【図7】 本発明の計測機検査用計測マスタのセッティ
ング装置の第2実施例を示す側面図である。
【図8】 本発明の計測機検査用計測マスタのセッティ
ング装置の第2実施例を示す平面図である。
【図9】 図7のAーA線位置から矢印方向に見た正面
図である。
【図10】 台車を退避位置へ移動した状態を示す側面
図である。
【図11】 台車を退避位置へ移動した状態を示す平面
図である。
【図12】 台車の詳細構造を示す側面図である。
【図13】 従来より用いられている計測テーブルを備
えた計測機の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、31 セッティング装置 2、32 計測機 3、33 計測テーブル 4、34 格納ハウジング 4A 開口部 4B 渡し板 5、35 台車 6 走行車輪 7 取付ブラケット 8 パンタグラフ機構 9A、9B、9C、9D 連結ピン 10 リンク 11、12 連結リンク片 13A、13B ナット 14 駆動ねじ軸 15 被駆動ギヤ、 16、26、36、46 ギヤードモータ 17 駆動ギヤ 18 可動フレーム 19、43 昇降フレーム 20、44 ガイドシャフト 21、45 スライド軸受 22、50 カム軸 23、51 偏心カム 24、48 ラック 25、49 被駆動ピニオン 27、47 駆動ピニオン 37A 駆動車輪 37B 支持車輪 38 ガイド部材 38A、38B スライドレール 38C 連結ロッド 39 位置検出用チェーン 40 ガイドスプロケット 41 チェーンガイド 42A 被検出部材 42B、42C 位置検出センサ 52 基準ベース 53 鋼球

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測機の計測テーブル端部近傍の退避位
    置と計測テーブル上の計測位置との間で計測機検査用の
    計測マスタを移動させる移動体を備えていることを特徴
    とする計測機検査用計測マスタのセッティング装置。
  2. 【請求項2】 移動体が計測テーブル端部に隣接配置さ
    れる格納ハウジング内に設定された退避位置と計測テー
    ブル上の計測位置との間を移動する台車から構成され、
    前記台車に計測マスタを上昇位置に持ち上げて保持し、
    下降動作により計測テーブル上に降ろすように昇降駆動
    される昇降フレームを有するリフト機構が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の計測機検査用計測マ
    スタのセッティング装置。
  3. 【請求項3】 中間位置で互いに回動自在に軸着された
    対のリンクを複数組、隣接する組のリンク端どうしを回
    動自在に軸着連結して構成されたパンタグラフ機構を介
    して格納ハウジングと台車との間が連結されて台車の蛇
    行が規制され、前記パンタグラフ機構の格納ハウジング
    側に位置する対のリンクのそれぞれの端には、互いに反
    対向きに雌ねじが形成された対のナットが向きを可変に
    軸着され、これらのナットは、格納ハウジングに支持さ
    れて正逆両方向に回転駆動される駆動ねじ軸外周に互い
    に反対向きに形成された対の雄ねじにそれぞれ螺合し、
    前記駆動ねじ軸の回転によりパンタグラフ機構が伸縮し
    て、台車が格納ハウジング内の退避位置と計測テーブル
    上の計測位置との間を移動するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の計測機検査用計測マスタ
    のセッティング装置。
  4. 【請求項4】 走行車輪の少なくとも1つを駆動して台
    車を格納ハウジング内の退避位置と計測テーブル上の計
    測位置との間を自走させるための駆動源が前記台車に搭
    載されているとともに、台車走行方向に伸縮自在なガイ
    ド部材によって格納ハウジングと台車との間が連結され
    て台車の蛇行が規制されていることを特徴とする請求項
    2記載の計測機検査用計測マスタのセッティング装置。
  5. 【請求項5】 計測マスタ下部に第1の位置決め手段が
    設けられ、前記第1の位置決め手段は、計測テーブル上
    の計測位置に着脱自在に固定される第2の位置決め手段
    に上方から係合して計測テーブルに対する計測マスタの
    位置決めを行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載の計測機検査用計測マスタのセッティング装
    置。
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