JPH1144527A - 寸法計測機とその計測精度確認方法 - Google Patents

寸法計測機とその計測精度確認方法

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JPH1144527A
JPH1144527A JP21574597A JP21574597A JPH1144527A JP H1144527 A JPH1144527 A JP H1144527A JP 21574597 A JP21574597 A JP 21574597A JP 21574597 A JP21574597 A JP 21574597A JP H1144527 A JPH1144527 A JP H1144527A
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JP
Japan
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measurement
article
measured
inspection
data
Prior art date
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JP21574597A
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English (en)
Inventor
Susumu Asanuma
進 浅沼
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Asanuma Giken Co Ltd
Original Assignee
Asanuma Giken Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asanuma Giken Co Ltd filed Critical Asanuma Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】多数の機械加工物の孔径や軸径、および軸孔を
自動的に計測し、その計測データと共に、計測データの
信頼性を出力することのできる計測方法と装置を得るこ
とを目的とするものである。 【解決手段】寸法検査機10はベッド11から鉛直方向
へ伸びる2本のコラム12を有し、それらコラム12に
は計測子たるプローブ21を備えた回転可能な主軸22
と、主軸22を上下方向(Z軸方向)と左右方向(X軸
方向)へ移動可能なスライダ13を支持すると共に、ベ
ッド11には前後方向(Y軸方向)へ移動する検査テー
ブル14を備えた公知の三次元測定器である。寸法検査
機10は周知のように、プローブ21を被計測物35に
接触させ、そこに形成された孔径や軸径、あるいはそれ
らの軸間距離を測定し、演算処理し、所定の測定値を印
刷して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用エンジンや
変速機のケース類の寸法を効率よく測定するために使用
される寸法計測機に関するもので、特に、計測した寸法
の測定精度を確認するための計測精度確認方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記自動車用エンジンや変速機のケース
類は加工箇所が多く、従って、寸法を計測すべき箇所も
多い。計測すべき寸法の内、軸や孔の寸法は空気マイク
ロメータ、その他の小型の計測器によって比較的容易に
計測できるため、全数検査が可能であるが、複数の軸や
軸孔間の距離、いわゆる座標系の寸法を計測するのは容
易でなく、長時間を要するので、専ら抜き取り検査に委
ねられている。また、近年は要求される加工精度が高く
なり、座標系の寸法の加工精度を高める要求があるた
め、座標系寸法を効率よく計測する手段として、従来は
加工専用機であったジグボーラや数値制御式工作機械を
用い、通常は刃具を支持するべき主軸にプローブを支持
させて座標系の寸法を計測することも行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、少量生
産や変種変量生産の場では、生産数に対する検査数の割
り合いが多くなり、検査のための時間と工数とを大きく
削減する必要があった。また、少量生産や変種変量生産
の場では、数値制御式の工作機械が用いられることが多
いにも拘わらず、そのために作られた数値制御用のデー
タを、検査用に利用しようとする思想もなかった。その
ため、折角、数値制御式工作機械を利用して座標系の計
測をしようとしても効率よくは行われなかった。さら
に、出願人が数値制御式工作機械を使用して座標系の寸
法を計測しようとしても、加工機と計測機が異なる機械
によって行われ場合には、加工機械と検査機械の雰囲気
温度が異なり、測定誤差の原因となった。また、検査項
目が多く検査に長時間を要する場合には、雰囲気温度の
変化により検査精度自体が変化し検査精度を低くする不
具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題の前半は、
三次元空間を移動可能に支持された計測子と、計測子の
移動距離を検出する検出手段、および、検出されたデー
タを処理して印字出力可能な出力手段とを有すると共
に、前記計測子前方の所定位置へ被計測物を移送するた
めの移送手段を設けることによって解決される。また、
課題の後半は、三次元空間を移動可能に支持された計測
子と、計測子の移動距離を検出する検出手段、および検
出手段の出力を演算処理し印字出力する出力手段とを準
備し、前記物品の計測と、それに前後して計測マスタの
計測とを行い、物品の計測データと物品を計測した前後
の計測マスタの計測データとを出力させることによって
解決される。そして、前記計測マスタは上面、側面の一
方、および前面の3個の面の4隅に基準孔たる円孔を設
けた角枡とすることもできる。
【0005】
【作用】複数の被計測物がパレットによって順次にプロ
ーブの位置へ移送され、孔径、軸径、あるいはそれらの
軸間距離が連続的に計測される。物品の計測データと物
品を計測した前後の計測マスタの計測データとが出力さ
れるから、前後になされる計測マスタの計測精度から、
それらの計測の間に行われた物品計測の精度が類推され
る。計測マスタは角枡とされ、寸法や形状が安定な他、
長い軸間距離をとることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によって発明を説明す
る。図中、10は本願の発明を利用した寸法検査機であ
る。寸法検査機10はベッド11から鉛直方向へ伸びる
2本のコラム12、12を有し、それらコラム12、1
2には計測子たるプローブ21を備えた回転可能な主軸
22と、主軸22を上下方向(Z軸方向)と左右方向
(X軸方向)へ移動可能なスライダ13を支持すると共
に、前記ベッド11には前後方向(Y軸方向)へ移動す
る検査テーブル14を備えた公知の三次元測定器であ
る。寸法検査機10は周知のように、前記プローブ21
を被計測物35に接触させ、そこに形成された孔径や軸
径、あるいはそれらの軸間距離を測定し、演算処理し、
所定の測定値を印刷して出力する。
【0007】30は前記寸法検査機10に付属され、複
数の被計測物品を所定の測定位置へ順次に移送するため
のコンベアである。コンベア30は移送テーブル31の
上に環状に連結された移送チェーン32を有するロータ
リー形であり、移送チェーン32の上には多数のパレッ
ト33、33を着脱可能に搭載してある。パレット33
は被計測物35の一種である計測マスタ40を搭載した
1個と、他の被計測物35である自動車エンジンのシリ
ンダブロックや変速機のケースなどの物品36を着脱可
能に搭載してある。
【0008】すなわち、パレット33のうちの一個には
計測マスタ40が常時取り付けてあり、移送チェーン3
2によって移送テーブル31の上を移動する。他の多数
のパレット33には検査すべき物品36が作業位置31
Aにおいて取付けられ、計測を終えた後は取り外され
る。また、パレット33は寸法検査機10の直前の計測
位置31Bで移送チェーン32から外れ寸法検査機10
の前記検査テーブル14上へ移動し、被計測物35の各
部寸法を計測すると共に、計測が終了すると元の移送チ
ェーン32上へ復帰する。なお、パレット33を移送す
るコンベア30の構成、およびパレット33をコンベア
30と寸法検査機10との間で移動させる構造は、市販
のマシニングセンタの構造と大略同様で、既に公知に属
する。
【0009】次に、前記計測マスタ40を説明する。計
測マスタ40は図2で示すように、鋳鉄製で作られた外
形が立方体をなす中空の箱体40a、いわゆる角枡と、
その上面、側面の一方、および前面の各4隅に取付けら
れた基準孔部材41とからなっている。基準孔部材41
は一端にフランジ41aを備えた円筒形をなし、前記フ
ランジ41aによって前記箱体40aにボルト止めされ
ている。また、円筒部の内面が精密に仕上げられた円孔
をなし、計測のための基準孔41bとされる。なお、図
示してないが、計測マスタ40の下面にはパレット33
へ固定するための位置決めノックピンの孔や、ボルト孔
が設けてある。
【0010】次に、上記寸法検査機10による検査方法
を説明する。多数のパレット33、33のうちの1個に
は、前記したように、計測マスタ40が取り付けてあ
る。残りのパレット33に対する物品36の取り付けは
移送テーブル31上にあるパレットが作業位置31Aの
直前に至ったとき、これを作業位置31Aへ引き込み、
計測を終えた物品36を取り外すと共に未計測の物品3
6を取り付け、再び移送テーブル上へ戻す。パレット3
3は同様にして検査テーブル14の直前に至ったとき、
これを移送テーブル31上から検査テーブル14側へ移
動させ、所定の計測を終えた後、再び移送テーブル31
上へ戻すようになっている。
【0011】なお、以上の説明から明らかなように、検
査テーブル14に対するパレット33の移送は必ずしも
ロータリー形のコンベア30を用いる必要はなく、数個
のパレット33を検査テーブル14に載せておき、1個
のパレットに載せた被計測物品を寸法検査機10によっ
て計測している間に、他のパレットに載せた被計測物品
を載せ換えるようにしても、計測の中断をさけて効率よ
く計測を行うことができるが、ロータリー形として多数
のパレットを準備することにより、昼食時間や夜間など
作業者がいない時期にも無人運転によって物品の計測を
行い得る。
【0012】パレット33に搭載した物品36の検査に
は、その検査に先立って計測マスタ40の計測が行われ
る。すなわち、計測マスタ40を搭載したパレット33
が検査テーブル14上へ移動すると、プローブ21によ
り、予め設定されたプログラムに従って、箱体40aの
上面、側面の一方、および前面の各面毎に基準孔41
b、41bの座標を読み取る。そして、寸法検査機10
に備えられた演算装置(図示してない)により、各基準
孔41b、41b間のX方向、Y方向、およびZ方向の
距離を算出し、それらの記録は初期計測データとして演
算装置の内部に一旦記憶される。
【0013】計測マスタ40の計測を終えると、パレッ
ト33が物品36のものと入れ代わり、同様に予め設定
されたプログラムに従って、各部の計測が行われ、物品
計測データとして一旦演算装置に記憶される。物品36
の計測を終えた処で、再度、計測マスタ40の計測が行
われ確認計測データとして記憶される。そして、検査票
50には、前記初期計測データと物品計測データ、およ
び確認計測データとが印刷、出力される。なお、前記物
品36の計測に用いられるプログラムは計測に先立ち行
われる加工がマシニングセンタ、NC加工機のような数
値制御式機械の場合には、その加工用のデータがそのま
ゝ流用できる。
【0014】この実施例において使用される検査票50
は、図3で示すように、破線によって3個に区画され、
その左端は計測マスタ40の初期計測データが記録され
るマスター検査票Aとされ、右端は確認計測データが記
録されるマスター検査票Bとされる。そして、それら検
査票A、Bの間に物品計測データが記録される物品検査
票50とされる。なお、前記初期計測データと確認計測
データには、前記基準孔41b、41b間の計測値と図
面寸法に対する誤差が、また、物品計測データは計測値
と図面寸法に対する誤差が含まれる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の被計測
物がパレット形の移送装置により、順次に検査テーブル
へ移送され、計測子によって孔径、軸径、あるいはそれ
らの軸間距離が計測されるから、被計測物の計測を連続
的に行うことができ、短時間で多数の被計測物を精密に
計測できる。また、夜間の無人計測も可能である。請求
項2の発明によれば、物品の計測データと物品を計測し
た前後の計測マスタの計測データとが出力されるから、
被計測物の計測値とその計測値の保証精度とが同時に得
られる。請求項3の発明によれば、計測マスタは角枡と
され、前面、側面、および上面に設けた4隅の円孔の距
離を図ることによって、計測精度が確認される。などの
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る寸法検査機の一例を示す平面図で
ある。
【図2】その要部である角枡の外観図である。
【図3】検査データを示す検査票の一例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10・・・・寸法検査機 11・・・・ベ
ッド 12・・・・コラム 13・・・・ス
ライダ 14・・・・検査テーブル 21・・・・プローブ 22・・・・主
軸 30・・・・コンベア 31・・・・移
送テーブル 31A・・・作業位置 31B・・・計
測位置 32・・・・移送チェーン 33・・・・パ
レット 35・・・・被計測物 36・・・・物
品 40・・・・計測マスタ 40a・・・箱
体(角枡) 41・・・・基準孔部材 41a・・・フ
ランジ 41b・・・基準孔 50・・・・検査票

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三次元空間を移動可能に支持された計測子
    と、計測子の移動距離を検出する検出手段、および、検
    出されたデータを処理して印字出力可能な出力手段とを
    有すると共に、前記計測子前方の所定位置へ被計測物を
    移送するための移送手段を設けてなる寸法計測機。
  2. 【請求項2】三次元空間を移動可能に支持された計測子
    と、計測子の移動距離を検出する検出手段、および検出
    手段の出力を演算処理し印字出力する出力手段とを準備
    し、前記物品の計測と、それに前後して計測マスタの計
    測とを行い、物品の計測データと物品を計測した前後の
    計測マスタの計測データとを出力させる寸法計測機の測
    定精度確認方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記計測マスタは上
    面、側面の一方、および前面の3個の面の4隅に基準孔
    たる円孔を設けた角枡としてなる寸法計測機の測定精度
    確認方法。
JP21574597A 1997-07-25 1997-07-25 寸法計測機とその計測精度確認方法 Pending JPH1144527A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1189020A1 (en) * 2000-02-22 2002-03-20 ASANUMA GIKEN Co., Ltd. Inspection master block and method of producing the same
US6601310B2 (en) 2000-01-26 2003-08-05 Asanuma Giken Co., Ltd. Transfer apparatus of testing master block for measuring machine

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