JPH0126817B2 - - Google Patents

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JPH0126817B2
JPH0126817B2 JP56069376A JP6937681A JPH0126817B2 JP H0126817 B2 JPH0126817 B2 JP H0126817B2 JP 56069376 A JP56069376 A JP 56069376A JP 6937681 A JP6937681 A JP 6937681A JP H0126817 B2 JPH0126817 B2 JP H0126817B2
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Japan
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point
value
dimensional
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microcomputer
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Hiromi Araki
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS57184654A publication Critical patent/JPS57184654A/ja
Publication of JPH0126817B2 publication Critical patent/JPH0126817B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4063Monitoring general control system

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プレス加工に関連して用いられるマ
スタモデルおよびプレス型、あるいはプレス加工
により製作されるパネル等のプレス型等の被加工
品の三次元自由曲面仕上げの援助方法に関する。
〔従来の技術〕 従来のマスタモデル製作におけるNC(数値制
御)加工後の自由曲面の面造りは、熟練作業者に
よる目視、触感、ハイライト等の感覚的な検査、
仕上げにより行なわれている。
プレス型製作の自由曲面の面造りでは、マスタ
モデルから製作した合せモデル(スポツチングモ
デル)をスポツチングプレスに取付けて、熟練作
業者がプレス型と合せモデルとの赤当りを検査し
ながら、すなわち合せモデルに光明丹を塗り、こ
の合せモデルとプレス型とを合わせたときにプレ
ス型の面に光明丹が一様に付着するかの検査をし
ながら、プレス型の面を仕上げ、これによりマス
タモデルの面形状をプレス型へ写している。
さらに、プレスにより成形されたパネルの外形
寸法、穴位置、および端面寸法等の精度検査は、
ゲージを当てて目視により行なわれ、パネルの面
の凹凸、稜線の通りなどの面形状の品質検査は、
マスタモデル等の場合と同様に、熟練作業者によ
る目視、触感等の感覚により行なわれていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような検査および仕上げ作業には、熟練が
要求され、面の凹凸および左右差をなくすことが
困難であるとともに、マスタモデルの左右差、合
せモデルの複製誤差、スポツチングプレスの機械
誤差(ガタ)などにより、品質の折込み(ヒケ、
ノビ、オレなどの解消)、すなわちパネルにヒケ
等が実際に生じないようにプレス型の面等を補正
することは困難となつている。
また、プレス型製作における成形性検討は、技
術的データの蓄積、およびその蓄積のための技術
がないために、熟練経験者による検討をその都度
行なつて処置しており、過去の成形性データの適
用、プレス型の製作段階での成形性造り込み、す
なわち設計と全く同一の型を作ると、スプリング
バツク等のために同一の物ができないので、プレ
ス型にスプリングバツク、オーバクラウン、引け
代をそれぞれ見込む必要があり、このような見込
みとしての成形性造り込みは困難である。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであ
り、本発明の目的は、マスタモデル、プレス型、
パネル等の検査および仕上げに熟練作業に頼らず
に、三次元自由曲面形状をしたプレス型等の被加
工品の自由曲面の測定値を予め設定してある基準
値と比較し、この比較結果に基づいて一定の研削
範囲の研削を繰り返すことにより高精度な自由曲
面を創成することができるプレス型等の被加工品
の三次元自由曲面仕上げの援助方法を提供するこ
と、及び前記測定用基準データがない任意点の測
定においては三次元測定機から入力された測定希
望点の近傍点の三次元座標値と方向ベクトルから
その任意点の測定基準値を算出し、この基準値を
基にプレス型等の被加工品の自由曲面を面直測定
し、その測定値とこの基準値と比較し、この比較
結果に基づいて一定の研削範囲の研削を繰り返す
ことにより高精度の自由曲面を創成することがで
きるプレス型等の被加工品の三次元自由曲面仕上
げの援助方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、プレス型
等の被加工品の自由曲面形状を各測定点の基準と
なる三次元座標値とその点における面ノルマルベ
クトルを用いて三次元測定機により面直に測定し
て測定信号をマイクロコンピユータへ送り、マイ
クロコンピユータにおいてこの測定値と予め設定
してある測定の基準である三次元座標値とをその
点における面ノルマルベクトル方向で比較し、こ
の比較結果に基づき曲面全体の面ノルマル方向で
の差分値を求め、この差分値を予め設定してある
カラー表示色を決定する基準値と照合し、その曲
面全体の差分値解析値によつてカラーデイスプレ
ー上に等高線状にカラー表示させるとともに、こ
れらの差分値を基に研削量、研削範囲の指令信号
をマイクロコンピユータから簡易加工機へ送つて
簡易加工機によりプレス型等の被加工品の三次元
自由曲面上にけがき加工を行なうことを特徴と
し、また、プレス型等の被加工品の三次元自由曲
面形状測定において、測定用基準データがない任
意点を測定する場合に三次元測定機から入力され
た測定希望点の近傍点の三次元座標値と方向ベク
トルをマイクロコンピユータから専用電子計算機
に送り専用電子計算機で被加工品の三次元自由曲
面形状を表現するデータベースを用いて前記近傍
点の三次元座標値と方向ベクトルからデータベー
ス上の任意測定点に対する測定用基準である三次
元座標値とその点における面ノルマルベクトルを
計算しマイクロコンピユータに返送し、次いでマ
イクロコンピユータの制御により任意点の基準と
なる三次元座標値とその点における面ノルマルベ
クトルを基準に三次元測定機により任意点を面直
に測定して測定信号をマイクロコンピユータへ送
りマイクロコンピユータにおいてこの測定値と先
に計算した任意点の基準である三次元座標値とを
その点における面ノルマル方向で比較し、この比
較結果に基づき曲面全体の面ノルマル方向での差
分値を求め、この差分値を予め設定してあるカラ
ー表示色を決める基準値と照合し、その曲面全体
の差分値解析値によつてカラーデイスプレー上に
等高線状にカラー表示させるとともに、これらの
差分値を基に研削量、研削範囲の指令信号をマイ
クロコンピユータから簡易加工機へ送つて簡易加
工機によりプレス型等の被加工品の三次元自由曲
面上にけがき加工を行なうことを特徴とするもの
である。
〔実施例〕
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図はシステム1全体の構成図であり、三次
元測定機2は、簡易NC(数値制御)加工機を兼
ね、高速NC制御機3を有しており、マイクロコ
ンピユータ4を介して専用電子計算機5へオンラ
インで接続されている。マイクロコンピユータ4
は大容量記憶領域のデータフアイル6を備え、専
用電子計算機5は、測定および解析の基準となる
情報を格納するデータベース情報フアイル7を備
えている。データフアイル6はデータベース記憶
領域6aと測定データ記憶領域6bとを区分して
もつ。マイクロコンピユータ4には、システム1
全体の制御および解析結果表示のためのカラーデ
イスプレーとしてのカラーテレビ8、および解析
結果を記録するためのカラープロツタ(プリンタ
ー)9が接続されている。なお、符号13はNC
加工を終了した後のマスタモデル、プレス型、お
よびパネル等の被加工品である。
第2図はプレス型等の被加工品13を測定する
ための基準データが存在する場合の測定・解析、
およびけがきを行なうプログラムのフローチヤー
トである。各ステツプを概略的に記述すると次の
通りである。
ステツプ21:データベース情報をデータフアイル
へ転送 ステツプ22:三次元測定機に測定を指示 ステツプ23:測定値の取込み ステツプ24:測定値をデータフアイルに書込み ステツプ25:基準値と測定値との比較(マイクロ
コンピユータ) ステツプ26:比較結果によりカラーテレビにカラ
ー等差表示 ステツプ27:該範囲において測定箇所が残されて
いるか? ステツプ28:全範囲の測定が終了したか? ステツプ29:画面を記録するか? ステツプ30:記録装置により画面を記録(プロツ
タ、プリンター、ハードコピー) ステツプ31:けがき処理を行なうか? ステツプ32:比較結果によりけがき情報を計算、
出力 ステツプ33:けがきの実施 ステツプ21ではカラーテレビ8のキーボードを
操作して、被加工品13に対応するデータベース
情報フアイル7内のデータベース情報を特有なデ
ータ構造(記憶形態)に変更してマイクロコンピ
ユータ4を介してデータフアイル6内のデータベ
ース記憶領域6aへ基準値として転送する。ステ
ツプ22では、測定基準である三次元座標値とその
点における面ノルマルベクトルを基に測定すべき
位置の幾何学的な量(三次元座標値)の測定を三
次元測定機2に指示する。
ステツプ23では、三次元測定機2から測定値、
すなわち三次元座標値を取込んで、ステツプ24で
は測定値をデータフアイル6の測定データ記憶領
域6bに書込む。ステツプ25では、それぞれデー
タベース情報記憶領域6aおよび測定データ記憶
領域6bからマイクロコンピユータ4に転送され
て互いに対応する基準値と測定値を比較する。ス
テツプ26では、比較結果に基づいて基準値に対す
る測定値の差をカラーテレビ8に色分けで等高線
状に表示する。すなわち、両者の差は大きさに応
じて異なる色で表示される。ステツプ27では、デ
ータベース情報記憶領域6aのデータに対応する
測定範囲において測定すべき個所がなお残されて
いるか否かを判別し、判別結果が否であればステ
ツプ28へ進み、正であればステツプ22へ戻る。
ステツプ28では、被加工品13の全範囲の測定
が終了したか否かを判別し、判別結果が正であれ
ばステツプ29へ進み、否であればステツプ21へ戻
る。
ステツプ29では、カラーテレビ8の画面を記録
するか否かを判別し、判別結果が正であればステ
ツプ30へ、否であればステツプ31へ進む。ステツ
プ30では、カラーテレビ8の画面をカラープロツ
タ(プリンター、ハードコピー)9により表示さ
せる。
ステツプ31では、被加工品13にけがき処理す
るか否かを判別し、判別結果が正であればステツ
プ32へ、否であればプログラムを終了する。ステ
ツプ32では、比較結果からけがき情報を計算して
三次元測定機2へ送る。ステツプ33では、三次元
測定機2により被加工品13の三次元自由曲面上
にけがき処理を行なう。
第3図は、プレス型等の被加工品13を測定す
るための基準データが存在しない場合の測定・解
析およびけがきを行なうプログラムのフローチヤ
ートである。各ステツプを概略的に記述すると次
の通りである。
ステツプ41:オペレータが任意点の自動測定を指
示(三次元測定機から) ステツプ42:測定希望点の近傍点情報の取込み
(三次元座標値と方向ベクトル) ステツプ43:専用電算機へ近傍点情報を転送 ステツプ44:測定希望点に対応する基準値を計算
(三次元座標値とその点における面ノ
ルマルベクトル) ステツプ45:マイクロコンピユータへ基準値を転
送 ステツプ46:三次元測定機に測定を指示 ステツプ47:測定値の取込み ステツプ48:測定値をデータフアイルに書込み ステツプ49:基準値と測定値との比較(マイクロ
コンピユータ) ステツプ50:比較結果によりカラーテレビにカラ
ー等差表示 ステツプ51:該範囲において測定個所が残されて
いるか? 以下は、第2図のステツプ28からステツプ33と
同一処理を行なう。
ステツプ41では、オペレータが三次元測定機2
を操作し、測定希望点の近傍点にセンサを移動さ
せた後、任意点の自動測定指示を三次元測定機2
から指示する。測定希望点を求めるには、曲面形
状を表現するデータベースと近傍点を通り方向ベ
クトルで決定される直線との交点で計算される。
そして面直方向に計測するために必要なその点に
おける面ノルマルベクトルを求める。
したがつて、ステツプ41ではオペレータが任意
点の自動測定を指示し、自動測定するための基準
データ計算用のデータとして測定希望点の近傍の
座標値を測定し、また三次元自由曲面データベー
ス上の点を計算するための方向ベクトルを設定す
る。ステツプ42では、三次元測定機2から近傍点
情報、すなわちステツプ41で説明した近傍点の座
標値と交点計算を行なう方向を示す方向ベクトル
をマイクロコンピユータに取り込んで、ステツプ
43ではステツプ42で取り込んだ近傍点の座標値と
方向ベクトルを専用電子計算機に回線を通して転
送する。ステツプ44では専用電子計算機5のデー
タベース情報フアイル7内の被加工品13の三次
元自由曲面形状を表現しているデータベース情報
と測定希望点の近傍の座標値及び方向ベクトルと
を使用して測定希望点近くの基準点の座標値と面
ノルマルベクトルによりデータベース上の測定希
望点の座標値と面ノルマルベクトルを計算し、ス
テツプ45で計算した基準値をマイクロコンピユー
タに転送する。
ステツプ46からステツプ50で任意点の測定・解
析を行なう。測定・解析は第2図のステツプ22か
らステツプ26と同じ処理である。
次に、第1図のシステム全体構成の特徴につい
て詳しく述べる。
このシステムは第4図に示すように専用電子計
算機、マイクロコンピユータと三次元測定機の三
つの処理体系に分散してある。処理体系を分散し
た目的は、マン・マシン一体化システムを実現す
るためであり、測定・解析処理の基準となるデー
タベース(幾何モデル)の管理、およびデータベ
ースを用いた曲面演算機能(データベースの面上
点計算)は高速性を確保するため専用電子計算機
に、人間とシステムとのインターフエイス部分
は、全てマイクロコンピユータに集約し使い勝手
を向上させてある。また、三次元自由曲面を高速
で測定するためにマイクロコンピユータから送ら
れる測定基準値(三次元座標値とその点における
面ノルマルベクトル)を基に三次元測定機側で測
定プローブの高速測定経路の計算と面直測定の駆
動制御を担当している。なお、測定用基準値は専
用電子計算機とマイクロコンピユータの両方に持
ち、専用電子計算機のトラブルに対し、マイクロ
コンピユータ以下によりスタンドアローンで稼動
可能となつている。
第2図のステツプ22における三次元測定機での
自動測定処理について詳しく述べる。
ステツプ22において三次元測定機に測定用基準
値として転送されるデータは第5図に示すように
プレス型等の三次元自由曲面形状を表現するデー
タベース(幾何モデル)上の点であり、具体的に
は三次元座標値とその点における面ノルマルベク
トル値Nである。三次元測定機では三次元自由曲
面を高速でかつ高精度に測定するために基準値に
基づく測定プローブの高速測定経路の計算と面直
方向での測定の駆動制御を行なう。第6図に高速
経路を示す。基準値P0を基に測定通過点P-1、面
直アプローチ開始点P1とその上空点P2を計算し、
実際の移動時には前の測定点P4とその逃げ点P3
を経由し、P1までを超高速で移動する。そして
点P1から点P-1まで面直でのアプローチ動作を行
なう。
なお、被加工品に接触せず測定通過点P-1まで
移動した場合は、測定対象なしとして測定点情報
を採取しないように工夫してある。また、図中
A、Vは測定効率を上げるため形状に合つたデー
タをオペレータが設定できる。
次に、第2図のステツプ25、26における基準値
と測定値との比較とカラー等差表示処理について
詳しく述べる。
比較結果を表示する方法の一つとしてカラーデ
イスプレーへの表示がある。ステツプ23で処理し
た測定データと基準値である三次元座標値(X、
Y、Z)を基にその差分値に応じて段階的に多色
表示を行なう。この差分値は、第7図に示すよう
にその点における面ノルマルベクトル方向での値
を計算し、予め設定してあるカラー表示色を決め
る基準値と照合し、カラーデイスプレー上に曲面
全体の差分値解析を等高線状に表示する。参考図
に差分値解析図を示す。解析表示の寒色系は基準
の三次元座標値に対する差異が大きい部分、また
暖色系は基準に対し差異が小さい部分を示してい
る。
さらに、第2図のステツプ32におけるけがき情
報の作成について詳しく述べる。
基準値と測定値との比較結果を表示するもう一
つの方法として、プレス型等の被加工品への直接
表示がある。直接表示は作業者にとつて最も分か
り易く重要な機能であり、作業者の指示により三
次元自由曲面上へ差分値の深さだけドリルにより
マーキングを行なう。けがき情報の作成は第8図
に示すように作業者がデータベース形状に対する
オフセツト量(仕上代)を指示し、各測定点にお
ける差分値がオフセツト量を越えている点を対象
点とし、マイクロコンピユータでその点の面ノル
マルベクトル方向にオフセツト量だけオフセツト
した点にドリルの先端球が接するように計算す
る。
なお、三次元測定機には、DNC制御機能も併
設してあるため、マイクロコンピユータで作成し
たDNCコントロール情報を基に動作しけがき加
工を実施する。
第3図のステツプ41からステツプ44における任
意点測定用の基準値作成の流れについて詳しく説
明する。
複雑な三次元自由曲面を評価する場合、予め準
備した測定用基準値では測定点が不足する場合が
発生する。そのため、任意点を測定するための基
準値計算を専用電子計算機のデータベース(幾何
モデル)を使つた曲面演算(Surface Point計
算)処理により実現している。
手順としては作業者が測定プローブを測定した
い点の近傍に移動させ、三次元測定機から測定指
示をするだけで良い。処理の流れと計算方法を第
9図に示す。三次元測定機から近傍点座標値
(X、Y、Z)と曲面演算用の方向ベクトルをマ
イクロコンピユータを経由して専用電子計算機に
転送される。専用電子計算機では被加工品の三次
元自由曲面形状を表現しているデータベース(幾
何モデル)上で近傍点から方向ベクトルの方向で
曲面と交わる点(面上点)Pの三次元座標値
(X、Y、Z)と面ノルマルベクトル(i、j、
k)を求め、任意測定点の基準値とするものであ
る。
本実施例で使用する三次元測定機2は簡易三次
元NC加工機を兼ねており、深部けがき(穴あ
け)、等高線表示けがき(同一高さの個所を線で
結ぶ。)、稜線けがき(稜線に沿つて線を引く。)、
プロフアイルけがき(外形としての輪郭線を引
く。)等の簡易NC加工を被加工品13に施す。
作業者は簡易NC加工によるけがき線を参考にし
つつ、砥石およびペーパ等により被加工品13の
表面を研削して最終的な仕上げを行なう。また、
三次元測定機2による簡易NC加工を行なうこと
なく、作業者はカラーテレビ8およびカラープロ
ツタ9の表示を参照しつつ研削、肉盛り等により
被加工品13の最終仕上げを行なうことができ
る。
被加工品がマスタモデルおよびプレス型である
場合、マスタモデルおよびプレス型の自由曲面の
面造りでは、自由曲面の基準値に対する高さの差
をカラーテレビにより色分けして等差表示し、作
業者はこの表示に基づいて肉盛りあるいは研削を
行なつて、基準値に等しい自由曲面を形成する。
また、必要に応じて、カラープロツタ(プリンタ
ー)9によりハードコピーを取つてカラーテレビ
8の表示内容を記録に残す。
被加工品がパネルである場合には、パネルの寸
法、面形状を三次元測定機により測定し、基準値
と測定値とを比較して定量的な合否判定を行な
う。パネルの面形状に関しては、面形状に不具合
が生じた場合、基準データとプレス型およびパネ
ルの測定値とを比較して解析し、補正値を速やか
に算出し、NC機(図示せず)によつてプレス型
を再加工するか、あるいはNC機による再加工の
時間がない場合には、三次元測定機(簡易三次元
NC加工機)2による深部けがきによつて加工量
を明確に指示して、作業者による最終的な仕上げ
が行なわれる。
〔発明の効果〕
本発明は上記のようにプレス型の曲面形状を表
わす数学モデル上の各測定点の三次元座標値と面
ノルマルベクトルデータを用いて被加工品の幾何
学的な量、すなわち三次元座標値を三次元測定機
で測定し、面ノルマルベクトルを持つた基準値
(三次元座標値)と比較しているから、プレス型
等のような立体的自由曲面の研削に最適であり、
またその測定値と予め設定されている面ノルマル
ベクトルを持つた基準値(三次元座標値)とを常
に比較し、この比較結果に基づき曲面全体の面ノ
ルマル方向での基準値に対する測定値の差、すな
わち差分値を求め、これにより求めた研削量およ
び研削範囲の指令信号を常時三次元測定機を兼ね
た研削機へフイードバツクしながら自動研削する
から研削精度が一段と改善され、さらに本発明は
種々の作動パラメータによつて補正しながら自動
研削するのでプレス型等の立体的自由曲面の研削
において熟練作業者による研削作業と同等の研削
精度を奏することができる。
さらに、本発明ではマイクロコンピユータと専
用電子計算機とを組合せたのは、三次元自由曲面
ではデータ量が膨大となるため、マイクロコンピ
ユータに接続されているデータフアイルに三次元
自由曲面のすべての基準値を記憶していることは
困難である。したがつて本発明では代表的な位
置、例えば自動的に三次元測定機により幾何学的
量を測定される位置における基準値についてはデ
ータフアイルに記憶しておき、その他の位置、例
えば手動で任意に決める位置における基準値、す
なわちデータフアイルに記憶されていない基準値
は専用電子計算機により計算してマイクロコンピ
ユータへ送ることにより、リアルタイムで高精度
評価を実現することができる。
本発明では、被加工品の三次元自由曲面上の各
位置における三次元自由曲面の幾何学的量と基準
値との差分値を、その偏差に対応する色でカラー
デイスプレーにおいて色分け表示する。人間が三
次元自由曲面の仕上げを行なうには自由曲面全体
の三次元的な評価が必要となるので、このような
表示は有用である。
本発明では、差分値に基づいて三次元NC加工
機により三次元自由曲面にけがき処理が行なわれ
る。作業者はこのけがき処理に基づいてカラーデ
イスプレーを見ながら三次元自由曲面の仕上げを
行なうことができるので、複雑な自由曲面の仕上
げを、熟練を要することなく、適切に行なうこと
ができる。
また、プレス型およびパネルの完成時の測定デ
ータを把握し、これを成形性技術情報として蓄積
し、プレス型製作段階における成形性の造り込み
を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のシステム構成を示
す図、第2図及び第3図は実施例のフローチヤー
トを示す図、第4図は専用電子計算機、マイクロ
コンピユータと三次元測定機の処理体系図、第5
図はデータベース上の三次元自由曲面の基準面を
示す図、第6図は高速経路を示す図、第7図は差
分値を示す説明図、第8図は差分値とオフセツト
量を示す図、第9図は処理の流れを示す図であ
る。 2……三次元測定機、4……マイクロコンピユ
ータ、5……専用電子計算機、6……データフア
イル、7……データベース情報フアイル、8……
カラーテレビ、9……カラープロツタ、13……
被加工品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プレス型等の被加工品の自由曲面形状を各測
    定点の基準となる三次元座標値とその点における
    面ノルマルベクトルを用いて三次元測定機により
    面直に測定して測定信号をマイクロコンピユータ
    へ送り、マイクロコンピユータにおいてこの測定
    値と予め設定してある測定の基準である三次元座
    標値とをその点における面ノルマルベクトルで比
    較し、この比較結果に基づき曲面全体の面ノルマ
    ルベクトルでの差分値を求め、この差分値を予め
    設定してあるカラー表示色を決定する基準値と照
    合し、その曲面全体の差分値解析値によつてカラ
    ーデイスプレー上に等高線状にカラー表示させる
    とともに、これらの差分値を基に研削量、研削範
    囲の指令信号をマイクロコンピユータから簡易加
    工機へ送つて簡易加工機によりプレス型等の被加
    工品の三次元自由曲面上にけがき加工を行なうこ
    とを特徴とするプレス型等の被加工品の三次元自
    由曲面仕上げの援助方法。 2 プレス型等の被加工品の三次元自由曲面形状
    測定において、測定用基準データがない任意点を
    測定する場合に三次元測定機を測定希望点の近傍
    に移動させ、測定希望点の近傍点の三次元座標値
    を測定し、方向ベクトルを設定し、これらのデー
    タをマイクロコンピユータから専用電子計算機に
    送り、専用電子計算機で被加工品の三次元自由曲
    面形状を表現するデータベースを用いて前記近傍
    点の三次元座標値と方向ベクトルからデータベー
    ス上の任意測定点に対する測定用基準である三次
    元座標値とその点における面ノルマルベクトルを
    計算してマイクロコンピユータに返送し、次いで
    マイクロコンピユータの制御により任意点の基準
    となる三次元座標値とその点における面ノルマル
    ベクトルを基準に三次元測定機により任意点を面
    直に測定して測定信号をマイクロコンピユータへ
    送りマイクロコンピユータにおいてこの測定値と
    先に計算した任意点の基準である三次元座標値と
    をその点における面ノルマルベクトルで比較し、
    この比較結果に基づき曲面全体の面ノルマルベク
    トルでの差分値を求め、この差分値を予め設定し
    てあるカラー表示色を決める基準値と照合し、そ
    の曲面全体の差分値解析値によつてカラーデイス
    プレー上に等高線状にカラー表示させるととも
    に、これらの差分値を基に研削量、研削範囲の指
    令信号をマイクロコンピユータから簡易加工機へ
    送つて簡易加工機によりプレス型等の被加工品の
    三次元自由曲面上にけがき加工を行なうことを特
    徴とするプレス型等の被加工品の三次元自由曲面
    仕上げの援助方法。
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