JP2813908B2 - 治具の製作方法 - Google Patents

治具の製作方法

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JP2813908B2 JP33971389A JP33971389A JP2813908B2 JP 2813908 B2 JP2813908 B2 JP 2813908B2 JP 33971389 A JP33971389 A JP 33971389A JP 33971389 A JP33971389 A JP 33971389A JP 2813908 B2 JP2813908 B2 JP 2813908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、治具の製作方法に関するものであり、より
詳細には、ワークを位置決めするための基準面を精度良
く仕上げることができるとともに、該基準面の製作精度
の検査を簡便に行うことができる治具の製作方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
ワークを位置決めするための基準面を備えた治具が知
られている。
例えば、車両のパネル部材を溶接組立てするための溶
接治具は、ワークとしてのパネル部材を固定するための
ロケーターと、ロケーターを支持するイケールとから略
構成されており、該ロケーターは、パネル部材の下面を
支持して、パネル部材の位置決めを行なうための基準面
を備えている。
このような治具においては、基準面の製作精度によっ
てワークの加工精度が大きく左右されることから、基準
面の製作精度を常に確保することが要求されるととも
に、治具の製作工程において、基準面の製作精度の検査
が極めて重視されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の治具の製造方法においては、治
具の基準面は、機械加工によってほぼ成形された後に、
手作業等により最終的に仕上げられ、このようにして加
工された基準面のレベルは、トースカン又はレイアウト
マシン等の測定器具による多点測定によって検査されて
いた。このため、基準面の製作精度が所望のように得ら
れないばかりでなく、基準面の検査に要する手間及び時
間が製作工程において可成りの部分を占めており、製造
工程の簡略化及び短縮化の観点から、何らかの対策が望
まれていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、か
かる基準面の製作精度を常に確保することができるとと
もに、基準面の製作精度の検査を簡便にすることができ
る治具の製作方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、ワークを位置
決めするための基準面を備えた治具の製作方法におい
て、 前記基準面と、すくなくとも2つの検査孔とを、NC工
作機械によって、一段取りで、実質的に同時に切削する
工程と、 前記検査孔の位置を測定することによって、前記基準
面の製作精度を検査する工程とを含む、ことを特徴とす
る治具の製作方法を提供する。
〔作用〕
本発明の上記構成によれば、すくなくとも2つの検査
孔が、NC工作機械の実質的に一段取り工程において、基
準面と共に切削される。NC工作機械により切削される基
準面は、その製作精度が極めて高精度に保たれ、また、
検査孔は、基準面に対して正確な位置関係をなして形成
されることから、基準面の位置及び傾斜は、検査孔の位
置を測定することにより間接的に測定可能となる。従っ
て、上記構成によれば、基準面の製作精度が実質的に均
一且つ高精度に保たれるのみならず、該基準面の製作精
度の検査が極めて簡略化される。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る治具の製作方法によって製作
される溶接用治具の実施例を示す正面図であり、第2図
は、第1図に示すロケーターのワーク受け面まわりの拡
大正面図である。
第1図において、溶接治具1は、ロケーター2と、ロ
ケーター2を支持しているイケール3と、ロケーター2
に回動可能に連結された流体作動シリンダ4、4と、ロ
ケーター2に回動可能に支持されるとともに、流体シリ
ンダ装置4、4のピストンロッドに夫々枢着連結された
保持具5、5とを備えており、流体シリンダ装置4、4
がピストンロッドを伸長することにより、保持具5、5
の内端部に設けられた下方突出部5a、5aと、ロケーター
2の上部に設けられた上方突出部6、6とによって、ワ
ークとしてのパネル部材Wを挟持するように構成されて
いる。
第2図に示すように、ワークは、下方突出部2aの下面
と、上方突出部6の上面に形成された基準面、即ち、ワ
ーク受け面7との間に保持されるので、ワーク受け面7
の製作精度を確保することは、ワークを正確に保持する
上で極めて重要な要因となる。
ロケーター2は、複数の組付けボルト9によってイケ
ール3の垂直フランジ部3aに固定されており、イケール
3のベースプレート3bは、溶接治具1の設置平面L上に
正確に位置決めされ、設置平面Lに組付けボルトによっ
て固定されている。
ロケーター2は又、検査用の検査孔10、10が、幅方向
に間隔を隔てて所定の位置に穿設されている。
第3図、第4A図、第4B部及び第5図は、ロケーター2
の製作工程を段階的に示す説明図である。
第3図において、ロケーター2の肉厚と同一の肉厚を
有する鋼板Sが、NCマシンと称されるNC(数値制御)工
作機械にセットされており、鋼板Sは、該NCマシンによ
りロケーター2の所定の外郭線に沿って切断されるとと
もに、検査孔10、10と、組付けボルト9などを挿通する
ための複数のボルト孔12とが、ドリルDにより所定の位
置に孔明け加工される。
かかる切断及び孔明け加工は、NCマシンの制御部にお
いて設定された所定の加工プログラム、即ち、NCデータ
に基づいて、一段取りにて行なわれ、ロケーター2の外
郭に形成されるワーク受け面7、7と、検査孔10、10と
が所定の位置に実質的に同時に切削されるので、ワーク
受け面7、7の加工精度は、実質的に常に、均一且つ高
精度に保たれるとともに、ワーク受け面7、7と検査孔
10、10とは、極めて高い精度の相対的位置関係を保有し
て形成される。
このため、本例の製作方法においては、各ワーク受け
面7の位置及び勾配の製作精度の検査は、検査孔10、10
の位置測定によって行なわれる。
NCマシンにより加工されたロケーター2は、第4a図及
び第4b図に示すように、別途の工程により製作されたイ
ケール3に対して、ノックピン9aにより位置決めされ
て、組み付けボルト9によって互いに一体的に組み付け
られ、イケール3と共に、所定の検査平盤20上に載置さ
れる。
検査平盤20には、高精度に加工された複数のノック穴
が穿設されており、イケール3のベースプレート3bは、
対角線上に配置された一対の組付けボルト用ボルト孔を
介して、仮止めボルト22によってタップ穴21に仮設的に
固定されるとともに、その他のノックピン用ノック孔に
挿通されたノックピン23によってノック孔に仮止めされ
る。
かくして検査平盤上に位置決めされたロケーター2に
は、検査孔10、10に、検査用ピン11、11が挿入され、検
査用ピン11、11は、第5図に示すように、レイアウトマ
シン(直交型三次元測定機)30のピン測定用アタッチメ
ント31が夫々当接され、検査平盤20の基準線X−Xまで
のX方向の距離及び高さが夫々測定される。
また、レイアウトマシン30の測定用アタッチメント31
が端面測定用アタッチメントに交換され、該端面測定用
アタッチメントがロケーター2の前面に当接され、これ
によって、検査孔10、10は、検査平盤20の基準線Y−Y
からのY方向の距離が測定される。
かくして得られた測定結果を基に、検査孔10、10の位
置の精度が判定され、これによって、ロケーター2のワ
ーク受け面7、7の製作精度が間接的に検査される。
このように、上記実施例においては、ロケーター2
に、検査孔10、10が形成され、検査孔10、10は、所定の
NCデータを有するNCマシンによって、一段取りにおい
て、ワーク受け面7、7と実質的に同時に形成される。
従って、溶接治具1は、ワーク受け面7、7が、実質的
に常に、均一且つ高精度に加工されるとともに、ロケー
ター2に、ワーク受け面7、7と極めて高精度な位置関
係をなして配置された1対の検査孔10、10が設けられる
ことから、検査孔10、10の位置を測定して、その位置の
精度を判定することによって、ワーク受け面7、7の製
作精度の合否が直ちに判定される。
かくして、本例の製作方法によれば、ワーク受け面
7、7の製作精度を常に確保することができるばかりで
なく、その製作精度の検査工程を簡略化することが可能
となる。
本発明は、上記実施例に限定されることなく、種々の
変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含され
るものであることはいうまでもない。
例えば、上記検査孔は対をなしてロケーターに配置さ
れていれば良く、検査孔の相対的な位置関係は、ロケー
ターの形状等により任意に変更可能である。
第6図は、本発明に係る治具の製作方法の第2の実施
例により製作される溶接治具の部分正面図である。な
お、第6図において第1図に示す溶接治具と実質的に同
じ機能を有する部材又は部位は、ダッシュ付参照符号に
よって指示されている。
図示された溶接治具1′においては、ロケーター2′
が縦方向に幅狭に延びており、ワーク受け面7′と実質
的に同時工程において、NCマシンによって穿設された検
査孔10′、10′が、上下方向に対をなして配置されてい
る。検査孔10′、10′の位置は、前述した実施例と同様
にして、レイアウトマシンによって測定される。
そして、ワーク受け面7′の製作精度は、このように
して測定された検査孔10′、10′の位置によって、その
合否が直ちに判定される。
また、上記実施例においては、各検査孔に挿入された
検査ピンの位置を測定しているが、検査孔の上端面を直
に測定しても良く、また、光学的検査手段により検査孔
の位置を測定しても良い。
〔発明の効果〕
本発明の上記構成によれば、基準面の製作精度を実質
的に常に確保することができるとともに、基準面の製作
精度の検査を簡便にすることができる治具の製作方法を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る治具の製作方法によって製作さ
れる溶接用治具の実施例を示す正面図であり、第2図
は、第1図に示すロケーターのワーク受け面まわりの拡
大正面図である。 第3図、第4a図、第4b図及び第5図は、第1図に示すロ
ケーターの製作工程を階段的に示す説明図である。 第6図は、本発明に係る治具の製作方法の第2の実施例
によって製作される溶接治具の部分正面図である。 1……溶接治具 2……ロケーター 3……イケール 4……流体シリンダ装置 5……保持具 6……突出部 7……ワーク受け面 9……組付けボルト 10……検査孔 20……検査平盤 30……レイアウトマシン W……パネル部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを位置決めするための基準面を備え
    た治具の製作方法において、 前記基準面と、すくなくとも2つの検査孔とを、NC工作
    機械によって、一段取りで、実質的に同時に切削する工
    程と、 前記検査孔の位置を測定することによって、前記基準面
    の製作精度を検査する工程とを含む、ことを特徴とする
    治具の製作方法。
JP33971389A 1989-12-27 1989-12-27 治具の製作方法 Expired - Lifetime JP2813908B2 (ja)

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KR101237923B1 (ko) * 2010-11-03 2013-02-28 에스피테크(유) 브레이크페달 어셈블리용 지그장치
JP6378080B2 (ja) * 2014-12-25 2018-08-22 川崎重工業株式会社 シリンダヘッド用ワークの加工方法

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