JPH03231744A - ハロゲン化銀感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀感光材料の処理方法

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JPH03231744A
JPH03231744A JP2787490A JP2787490A JPH03231744A JP H03231744 A JPH03231744 A JP H03231744A JP 2787490 A JP2787490 A JP 2787490A JP 2787490 A JP2787490 A JP 2787490A JP H03231744 A JPH03231744 A JP H03231744A
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JP
Japan
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processing
silver halide
color
processing path
photosensitive material
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JP2787490A
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Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン化銀感光材料の処理方法に関する。
〈従来の技術〉 ハロゲン化銀感光材料(以下、感光材料という。)は、
露光後、現像、脱銀、水洗、安定化等の工程により処理
される。 現像には現像液、脱銀処理には漂白液、漂白
定着液、定着ら市 ルと1呻1斗ル漕ル士也?斗ノ斗1
ノ六礒ル す中化処理には安定液がそれぞれ使用される
感光材料には、黒白とカラーのものがあり、いずれにお
いても、ネガフィルム、反転フィルムに代表される撮影
用感光材料と、印画紙(ペーパー) 反転ペーパー、直
接ポジペーパーに代表されるプリント用感光材料とに大
別される。
これらのうち、特に、カラー感光材料は、従来、大規模
な現像所においてのみ処理されてきたが、近年ミニラボ
とよばれる小規模用処理システムの開発により、写真店
等の店頭でも処理されるようになってきている。
これらの小規模処理システムは、多くの場合狭い店内等
に設置されるため、設置面積および必要作業スペースの
少ないことが特に重要である。
このようなことから、自動現像機等の処理装置の小型化
、処理作業の簡易化が要請されている。
この要請に応えるものとして、ネガフィルムの現像処理
、ネガフィルムからペーパーへの露光およびペーパーの
現像処理を連続して行うことができる一体型処理機が提
案されている。
例えば、米国特許筒4,185,912号には、カラー
ネガフィルムの現像処理とカラーペーパーの焼付および
現像処理とを連続して行うことができる一体型処理機が
開示されている。
このものは、カラーネガフィルムの処理部とカラーペー
パーの処理部とが上下に積重ねられたタイプの装置であ
る。
また、特開昭64−15741号には写真フィルムの現
像および写真プリントの焼付・現像を連続的・同時的に
行う集積型自動装置が開示されている。
このものは、ネガフィルムの処理部とペーパーの処理部
とを並列に配置したタイプの装置である。 そして、こ
のものでは、水洗槽の一部がネガフィルムとペーパーと
で共通槽となっている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記のような一体型処理機において、一般に、
例えば水洗槽を両感材で共用するような構成のものは別
として、撮影用感光材料を処理する処理部およびプリン
ト用感光材料を処理する処理部にある各処理槽内の処理
液は、それぞれ別個独立に温調される構成となっている
これは、撮影用とプリント用の感光材料では現像特性が
異なるためであり、特に、撮影用感光材料の処理に用い
る処理液、なかでも現像液の温度管理は良好な写真特性
の画像を得る上で厳密に行う必要があるからである。
したがって、両感材の各処理部の各処理槽毎に温度管理
のためのヒータおよび温度センサを設置し、各処理液に
応じた温度管理を行うのが原則であり、管理面で複雑と
なり、また設備費やエネルギー消費の面でも不利となる
また、上記したよな一体型処理機では、この型であり、
小型化という点でまだ十分ではない。
さらには、環境保全や資源節減の面から処理液の使用量
を減少させることが望まれているが、この点においても
十分とはいえない。
本発明の目的は、支持体上に塗布されたハロゲン化銀乳
剤のヨウ化銀の平均含有量が3モル%以上である主に撮
影用のハロゲン化銀感光材料とハロゲン化銀乳剤のヨウ
化銀の平均含有量が3モル%未満である主にプリント用
のハロゲン化銀感光材料とを処理することができ、この
ような処理において処理液の温度管理を簡易にかつ低コ
ストで行うことができ、しかも装置の小型化および処理
液の使用量の低減化を図ることができるハロゲン化銀感
光材料の処理方法を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的は、下記(1)の構成によって達成される。
(1)断面スリット状の通路を有する第1および第2の
連続処理路を一体的に設け、 それぞれの連続処理路の断面スリット状の通路に、磁性
流体により構成された遮蔽手段を設置して複数の処理室
を設け、 これら各処理室内に少なくとも2種以上の機能の異なる
処理液を満たし、 前記第1の連続処理路で支持体上に塗布されたハロゲン
化銀乳剤のヨウ化銀の平均含有量が3モル%以上である
第1のハロゲン化銀感光材料を処理し、 前記第2の連続処理路で支持体上に塗布されたハロゲン
化銀乳剤のヨウ化銀の平均含有量が3モル%未満である
第2のハロゲン化銀感光材料を処理するハロゲン化銀感
光材料の処理方法であって、 前記第1の連続処理路にある少なくとも1つの処理室内
の処理液と、前記第2の連続処理路にある少なくとも1
つの処理室内の処理液とを同一の加熱手段を用いて温調
することを特徴とするハロゲン化銀感光材料の処理方法
く作用〉 本発明では、断面スリット状の通路を有する第1および
第2の連続処理路を一体的に設け、 この断面スリット状の通路に、磁性流体により構成され
た遮蔽手段を設置して複数の処理室を設け、各処理室内
に機能の異なる処理液を少なくとも2種以上に満たして
処理しているので、支持体上に塗布されたハロゲン化銀
乳剤のヨウ化銀含有量が3モル%以上である第1のハロ
ゲン化銀感光材料およびハロゲン化銀乳剤のヨウ化銀含
有量が3モル%未満である第2のハロゲン化銀感光材料
を同一装置で処理することが可能となる。
このとき、第1の連続処理路にある少なくとも1つの処
理室内の処理液と、第2の連続処理路にある少なくとも
1つの処理室内の処理液とを同一の加熱手段を用いて温
調し、第1の連続処理路における処理液の温度と第2の
連続処理路における処理液との温度をほぼ同じとす゛る
ことができるので、簡易にかつ低コストで温調を行うこ
とができる。 そして、同時に装置の小型化を図ること
ができ、処理液の使用量を減少させることができる。
また、このようにして処理しても、同感材において得ら
れる画像の写真性能は満足できるレベルにある。
〈具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
第1図および第2図には、本発明のハロゲン化銀感光材
料C以下、感光材料、感材と略す場合がある。)の処理
方法を実施するのに用いらこの処理装置は、支持体上に
塗布されたハロゲン化銀乳剤のヨウ化銀含有量が3モル
%以上である第1の感光材料としてカラーネガフィルム
を第1の連続処理路で、ハロゲン化銀乳剤のヨウ化銀含
有量が3モル%未満である第2の感光材料としてカラー
ペーパーを第2の連続処理路で、それぞれ処理する、い
わゆる一体型処理装置である。
第1図には、その斜視図が、第2図には、その内部に設
けられた連続処理路等の構成が模式%式% このものは、図示のように、カラーネガフィルムの現像
処理、カラーネガフィルムからカラーペーパーへの露光
、およびカラーペーパーの現像処理を一貫して行うもの
である。
第1図に示されるように、このような装置1の大きさは
、巾(忍、)100〜800mm、奥行き(j2 z)
50〜500mm、高さ(A、)500〜3000mm
程度であり、従来のものに比べて極装置1の下部11に
は、カラーネガフィルムを現像処理する第1の連続処理
路としてのネガ処理路とカラーペーパーを現像処理する
第2の連続処理路としてのペーパー処理路とが、温調手
段とともに収納されており、その上部1′2には、カラ
ーネガフィルムからカラーペーパーに露光する露光部や
カラーペーパーを収納したマガジン等が設置されている
第1図では、カラーペーパーを収納したマガジンの上面
となるエリア12Aと、カラーネガフィルムの挿入口と
なるエリア12Bと、カラーペーパーの取り出し口とな
るエリア12cと、カラーネガフィルムの廃棄口となり
得るエリア12Dとが示されている。
次に、装置1の構成について、第2図に従って説明する
第2図では、主な構成部材を模式的に示しており、槽壁
、搬送手段等については省略している。
図示のように、装置1は、カラーネガフィルムFを処理
するネガ処理路15およびカラーペーパーPを処理する
ペーパー処理路16を有し、これらの処理路15.16
は、ともに断面スリット状の処理空間から構成されるほ
ぼU字形のものであり、ペーパー処理路16はネガ処理
路15に比べて、その処理路長が短いものとなっている
。 また、ペーパー処理路16は、ネガ処理路15の内
側に設置されている。
この場合処理路15のスリット巾は0.3〜50mm、
好ましくは2〜8mmとすればよい。
このような巾とすることによって感光材料が支障な(搬
送される。 また、後述の磁性流体から構成される遮蔽
手段の設置が確実となる。
ネガ処理路15には、図示のように、磁性流体により構
成された遮蔽手段152.153.154.155が設
置されている。
このように、遮蔽手段152〜155を設置することに
より、ネガ処理路15には、5個の処理室15A〜15
Eが設けられる。
それぞれの処理室には、ネガフィルムFの処理工程に従
って、処理液が満たされている。
処理室15Aには、発色現像液NIが、処理室15Bに
は漂白液N2が、処理室15Cには定着液N3が、処理
室15Dには水洗水N。
が、処理室15Eには安定液N4が、それぞれ満たされ
ている。
このように、断面スリット状のネガ処理路15に遮蔽手
段152〜155を設置することによって、発色現像、
漂白、定着、水洗および安定化の各処理を一貫して行う
ことができ、このため各処理液の使用量を従来に比べて
大巾に減少させることができる。
また、処理室15Aおよび15Eの各処理液の液面り、
の上方には、それぞれ、処理液と大気との接触を小さく
し、処理液の劣化等を防止するために、磁性流体から構
成される遮蔽手段151および156が設置されている
遮蔽手段156の後流の空間は、乾燥室17一方、ペー
パー処理路16にも、ネガ処理路15と同様の遮蔽手段
161,162.163.164が設置されており、こ
れらの遮蔽手段によって、ペーパー処理路16には、3
個の処理室16A〜16Cが設けられる。
この場合も遮蔽手段161および164は処理液の液面
レベルL1より上方に設置されている。
そして、同様に、これらの遮蔽手段162〜163によ
って仕切られた処理室16A〜16Cには、発色現像液
P + 、漂白定着液P2、リンス?夜P3がそれぞれ
満たさhている。
このようなことから、ネガ処理路15と同様、ペーパー
処理路16においても、発色現像、漂白定着、リンスの
各処理を一貫して行うことができ、同様の効果が得られ
る。
また、遮蔽手段164の上方の空間は、乾燥室18を構
成している。
第2図に示される装置において、ネガ処理路を除()は
、それぞれ3,000〜s、oo。
mm、1,500〜4,000mm程度である。
また乾燥室の処理路長は、ネガフィルム用、カラーペー
パー用のいずれでも50〜500mm程度である。
また、ネガ処理路15にて、各処理液を満たした各処理
室15A〜15Eの長さの比率は、発色現像、漂白、定
着、水洗、安定の順で3:1:3:2:1程度とすれば
よい。
ペーパー処理路16では、各処理室16A〜16Cの長
さの比率は、発色現像、漂白定着、ノンスの順で1〜2
:1:l〜2程度とすればよい。
上記のような処理路構成とし、それぞれの感材の処理中
にて処理液が空気に触れることがないため処理効率が向
上し、これによっても処理液の使用量を減少させること
ができる。 また、各処理間でクロスオーバーのために
空中に存在する時間(空中時間)をなくすことができ、
処理時間が短縮できる。
さらには装置の小型化を図ることができる。
また、感材乳剤面に磁性流体が付着して乳剤面が汚染さ
れることも全くなく、感材が遮蔽手段を通過する時の異
種処理液間の混合はほとんどな(、写真性能を劣化させ
る要因とはならない。
ネガ処理路15の処理室15A〜15Eおよびペーパー
処理路16の処理室16A〜16Cには、それぞれ、各
処理液の補充液を補充する給液口およびオーバーフロー
を排出する排液口が適宜の位置に設置されている。
この場合、処理室15A、15E、16A、16Cに設
置される排液口は、液面り、を保持するためのものでも
ある。 また、処理液が発色現像液、漂白液、漂白定着
液、定着液等のときは、液の流れが感材の搬送方向と同
方向となるように、水洗水、安定液等のときは、液の流
れが感材の搬送方向と逆方向となるように給液口および
排液口を設置することが好ましい。 処理効率が向上す
るからである。
図示のように、ネガ処理路15およびペーパー処理路1
6は、温調手段としての温調槽20内に設置されている
温調槽20には、加熱手段としてのヒータ21および温
度センサ25が設置されており、また、水Wが収納され
ており、ヒータ21によって加熱された温水によってネ
ガ処理路15およびペーパー処理路16内の各処理液を
所定温度にするような構成となっている。
この場合温度センサ25は、ネガ処理路15の処理室1
5A付近に設置することが好ましい。
最終的にプリントとして得られる画像の写真性能は、カ
ラーネガフィルムの発色現像の処理条件に最も大きく左
右されるからである。
温度センサ25によって検出された温度は、A/D変換
器等を介して制御手段3oに入力され、これらの検出温
度に基づいて制御手段3゜によりヒータ21のON10
 F Fや発熱量が制御されるように構成される。
このときの制御は、例えば、設定温度を決め、これを基
準として水温がこれより低下したときヒータ21を作動
させ、設定温度に達したときヒータ21の作動を停止す
るようにするなどすればよい。
この場合の設定温度は、カラーネガフィルムの発色現像
の処理温度(通常37〜42℃)とすることが好ましい
。 また、±0,15〜0.20℃の精度で制御するこ
とができる。
なお、温調槽20に収納される水Wは、水面を少なくと
も処理液の液面レベルL、と同じにするのがよ(、Ll
より高くしてもよい。
このように温調とすることによって、各処理液の温度は
ほぼ等しくなり、各処理液の温度差を0.4℃以内とす
ることができる。 また、処理路の断面はスリット状で
あるため、このような温度状態とすることが容易である
そして、このような温度条件、すなわちカラーネガフィ
ルムの現像温度と等しい温度とした処理液で処理しても
、写真特性止金(問題はない。
前記の通り、写真特性上、処理温度の点で最も厳密さを
要求されるのはカラーネガフィルム用の発色現像液の温
度であり、この温度に対して±0.3〜0.4℃の温度
としたカラープリント用の発色現像液をはじめとする他
の処理液を用いることは、これらの処理液による処理温
度として最適あるいは少なくとも許容される温度範囲に
包含される温度で処理することになる。
したがって、いずれの処理液でも最適でバラツキのない
温度条件とすることができ、特にカラーネガフィルム用
の発色現像液では温度管理が厳密でバラツキの少ないも
のとなる。
このため、両感材において、写真特性を良好なものとす
ることが可能となる。
そして、本発明では、撮影用感光材料であるAgIを3
モル%以上含むハロゲン化銀感光材料にて、プリント用
感光材料であるAgIを3モル%未満含むハロゲン化銀
感光材料に比べ、温度の管理範囲を2/3以下とするの
が好ましい。
このように温調されることから、ネガ処理路15および
ペーパー処理路16の各処理空間を形成する槽壁材は、
熱伝導性の良い材料を用いることが好ましい。
また、ネガ処理路15およびペーパー処理路16には、
前述のように磁性流体から構成される遮蔽手段が設置さ
れるため、上記槽壁材は磁路を形成したり、磁場を遮蔽
しない非磁性材質で構成するのがよい。
このようなことから、槽壁材としては、例えば、ステン
レス、インコネル、チタン、ハステロイ、モリブデンを
添加したステンレス等の金属あるいは、例えば中間にア
ルミを挟んだステンレスのような金属積層体等が挙げら
れる。
一方、温調槽20の種材としては、熱の放散を防止し、
温度の安定性を確保するために、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレン、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレン
、ポリ塩化ビニリデン、ABS樹脂、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂、ポリスチレン等の断熱性を有する材料を
用いるのが好ましく、あるいは、槽壁に例えば発泡材料
のような断熱材を接合するのが好ましい。 また、槽壁
をギャップを介した2重構造とし、保温性を高めること
も好ましい。
また、温調槽20には、上記と同様の目的等で水面を覆
うように遮蔽蓋等を設置することが好ましい。
次に、磁性流体から構成される遮蔽手段について説明す
る。
各処理路に設置される遮蔽手段は、すべて同じ構成であ
るので、ネガ処理路15に設置される遮蔽手段152に
ついて代表的に説明する。
第3a図および第3b図には、第1図におけろ遮蔽手段
152部分の拡大図が示されており、第3a図は、ネガ
フィルムFの非通過時のもの、第3b図は通過時のもの
である。
fp 飲F ? A /7’l F71−yl ++ 
 hn m 牧4 !(姶ナス壇壁材を示している。
これらの図に示されるように、遮蔽手段152は、処理
路の両路壁にそれぞれ設置された磁石50によって磁性
流体40を保持して発色現像液N1と漂白液N2との流
通を遮断するように構成されており、カラーネガフィル
ムFの通過時のみカラーネガフィルムFが磁性流体40
中に侵入するように構成されている。
また、各処理路15.16の壁面は、親水化処理するか
、塗布等によって親水性物質を設層するようにしておく
のがよい。
このようにすることにより、感光材料の搬送性がさらに
良好となり、また磁性流体の壁面への付着が防止される
なお、親水化処理としては、プラズマ処理、火炎処理、
UV処理、高圧放電処理等によればよく、設層される親
水性物質としては、親水性高分子ポリマーが挙げられ、
天然物であっても合成物であってもよい。 天然物とし
ては、硬tlls+l 1 r+ 7Tlゼ−7手・〕
 ア++ M −= ・y fpン A−< mとしで
はポリビニルアルコール、ポリビニルカルバゾール等が
挙げられる。
本発明において、遮蔽手段として用いる磁性流体は、水
不溶性の液相中に界面活性剤(オレイン酸等)で処理し
た微細な磁性粒子を高濃度で安定に分散させた懸濁液で
、通常の遠心力や磁場によっては磁性粒子の凝集や沈降
が生ぜず、あたかも液体自身が磁性をもつような挙動を
示すものである。
上記において、分散質として用いられる磁性体微粒子と
しては、常磁性を有するものであれば、特に制限はな(
、マグネタイト、Mn、Co、Niなとの単元フェライ
ト、Mn−Zn、Ni−Znなどの複合フェライト、金
属コバルトの微粉末が挙げられ、いずれを用いてもよい
が、耐酸化性の点で酸化物等が好ましい。 微粉末の粒
径は100Å以下のものとすればよい。
また、分散媒(ベースオイル)としては、水溶液である
各処理液と混合溶解しないものであればよく、炭素数が
13を超えるアルキル基を有する化合物、炭素数が13
を超えるアリール基を有する化合物、炭素数が13を超
えるポリエーテル化合物を用いるのがよい。
なかでも、特に上記の化合物において、フッ素置換した
化合物を用いるのが、よくフッ素数が3以上である化合
物を用いることが好ましい。
具体的には、分子量500〜50,000でフッ素が8
0%以上置換されたポリエーテルまたはパーフルオロポ
リエーテル、分子量500〜50,000でフッ素が7
0%以上置換されたアルキルナフタリンなどが好ましく
用いられる。
本発明における磁性流体は、磁化1〜100ガウス、粘
度500〜5000cps、比重1.3〜2.5程度の
ものであり、市販のものをそのまま用いることができる
また、磁性流体と組み合わせて用いられる永久磁石は特
に制限はなく、種々のものを用いることができる。
なお、各処理路中にて保持される磁性流体中hl  (
第3a図)、すなわちシャッター巾は、具体的には1〜
20mm程度とする。
次に、第1図に示される装置1の動作およ゛び使用法に
ついて説明する。
また、乾燥室17および18では、断面スノット状の空
間に乾燥用の空気を供給する方式とするのがよい。 な
かでも、このような方式において、乾燥開始部と乾燥終
了部とで相対湿度(RH)が異なるように、特に、30
%RH以上の差となるようにして乾燥する方法を採用す
ることが好ましい。 この詳細については、本出願人に
よる特願昭63−287445号、特願平1−1536
53号に記載されている。
また、上記のような断面スリット状の空間を用いて乾燥
を行う場合は、感材の乾燥室搬入直前に加熱手段の作動
をONとし、搬出膚?弁0FF)Jtム↓ろた壇啼?す
ス1!?ができる。 乾燥室空間が暖まりやすいからで
ある。 このとき、カラーネガフィルムを乾燥した廃熱
をカラーペーパーの乾燥に用いる構成としてもよい。
第2図において、ネガ処理部15およびベーパー処理路
16の上方には、乾燥後のネガフィルムFを一時滞留さ
せるリザーバー226と、露光後のカラーペーパーPを
一時滞留させるリザーバー227とが設置されている。
また、これら処理路15.16の上方には、乾燥後のネ
ガフィルムFからカラーペーパーPに露光する露光部1
25、カラーペーパーPを収納したマガジン121、使
用済みのネガフィルムFを廃棄する廃棄ボックス122
、乾燥後のカラーペーパーPをカットするカッター12
6、カット後のカラーペーパーPを取り出すトレイ12
3、露光後のネガフィルムFをネガ処理路15に搬入す
る前に入れておく収納ボックス124が設置されている
従って、このような構成において、ネガフィルムFは、
ネガ処理部15で、遮蔽手段151〜156により仕切
られた処理室15A〜15Eで、発色現像−漂白一定着
一水洗一安定化の各処理が施され、乾燥部17で乾燥さ
れる。
乾燥後のネガフィルムFは、必要に応じて、リザーバー
226に滞留した後露光部125に搬送され、露光部1
25にて、マガジン121から搬送されてきたカラーペ
ーパーPにネガフィルムFから露光される。
その後、ネガフィルムFは廃棄される。
一方、露光後のカラーペーパーPは、必要に応じてリザ
ーバー227に滞留した後、ペーパー処理部66で、遮
蔽手段161〜164により仕切られた処理室で発色現
像−漂白定着→リンスの各処理が施され、乾燥部18で
乾燥され、その後カッター126でカットされてトレイ
123に取り出される。
そして、上記の処理中にて、前記したように、温調が行
われるため、その操作が簡便である。 また、両感材の
いずれにおいても、感度等、写真性能は十分であり、最
終的に得られるカラープリントの画像は良好なものであ
る。
なお、補充に際しては、補充液も設定温度近くの温度と
してお(方がよい。
ネガフィルムFとカラーペーパーPとを処理する一体型
処理装置における連続処理路の配置の態様は、第2図に
示されるものに限定されるわけではなく、第4図に示さ
れるものであってもよい。
第4図では、露光部125、カラーペーパーPのマガジ
ン121、ネガフィルムFの廃棄ボックス122、カッ
ター126、トレイ123およびネガフィルムFの収納
ボックス124は、第2図と設置位置等が異なるだけで
本質的に同じものであるので、同じ番号を付して示して
いる。
ネガフィルムFを処理するネガ処理路65はU字形の処
理路を2個組合せたような波形の処理路となっている。
方、カラーペーパーPを処理するペーパー処理路66は
、ネガ処理路65を構成する一方のU字形の処理路の内
側に積み重ねられる形で設置されている。
このものは、はぼU字形の処理路となっ゛ている。
ネガ処理路65には、カラーネガフィルムFの処理工程
に合わせて、前記と同様の磁性流体から構成された遮蔽
手段652.653.654.655.656が設置さ
れている。
また、ネガ処理路65内に満たされる処理液の液面L2
上方であって、ネガフィルムFの搬入部と搬出部にも遮
蔽手段651.657が設置されている。
そして、これらの遮蔽手段652〜656によって6個
の処理室65A〜65Fが形成され、これらの処理室6
5A〜65Fには、順に、発色現像液N1、漂白液N’
、定着液N3、水洗水N S 1 、水洗水N3□、安
定液N4が満たされている。
また、遮蔽手段657の上方の空間は、乾燥室67を構
成している。
一方、ペーパー処理路66にも、カラーペーパーPの処
理工程に合わせて遮蔽手段662.663が設置されて
いる。 また、ネガ処理路65と同様に、カラーペーパ
ーPの搬入部と搬出部にもそれぞれ遮蔽手段661,6
64が設置されている。
そして、これらの遮蔽手段662〜663で仕切られて
形成された3個の処理室66A〜66Cには、順に、発
色現像液P1、漂白定着液P2  リンス液P3が満た
されている。
また、遮蔽手段664の上方の空間は、乾燥室68を構
成している。
ネガ処理路65およびペーパー処理路66のそれぞれの
処理室には、それぞれの処理液ないし補充液を供給する
給液口およびオーバーフローさせる排液口が設置される
。 具体的には、第2図に示されるものと同様の構成と
すればよい。
第4図に示されるように、ネガ処理路65の処理室65
A〜65Cの部分およびペーパー処理路66は、第2図
に示されるものと同様に、温調手段としての温調槽70
内に設置される。
温調槽70は、第2図の温調槽20と同じ構成であり、
ヒータ71および温度センサ75を有し、水Wが収納さ
れている。 そして、ヒータ71および温度センサ75
は制御手段80に接続されており、温度センサ75によ
って検出された温度に基づいてヒータ71の作動が制御
されるように構成すればよい。
この場合においても、第2図のものと同様に、カラーネ
ガフィルムの発色現像の処理温度を基準としてヒータ等
の制御を行うことが好ましく、具体的には第2図のもの
と同様とすればよ(、同様の理由により、同様の効果が
得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)断面スリット状の通路を有する第1および第2の
    連続処理路を一体的に設け、 それぞれの連続処理路の断面スリット状の通路に、磁性
    流体により構成された遮蔽手段を設置して複数の処理室
    を設け、 これら各処理室内に少なくとも2種以上の機能の異なる
    処理液を満たし、 前記第1の連続処理路で支持体上に塗布されたハロゲン
    化銀乳剤のヨウ化銀の平均含有量が3モル%以上である
    第1のハロゲン化銀感光材料を処理し、 前記第2の連続処理路で支持体上に塗布されたハロゲン
    化銀乳剤のヨウ化銀の平均含有量が3モル%未満である
    第2のハロゲン化銀感光材料を処理するハロゲン化銀感
    光材料の処理方法であって、 前記第1の連続処理路にある少なくとも1つの処理室内
    の処理液と、前記第2の連続処理路にある少なくとも1
    つの処理室内の処理液とを同一の加熱手段を用いて温調
    することを特徴とするハロゲン化銀感光材料の処理方法
JP2787490A 1990-02-07 1990-02-07 ハロゲン化銀感光材料の処理方法 Pending JPH03231744A (ja)

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