JPH03229203A - カラーフィルタおよびそび製造方法 - Google Patents

カラーフィルタおよびそび製造方法

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JPH03229203A
JPH03229203A JP2023908A JP2390890A JPH03229203A JP H03229203 A JPH03229203 A JP H03229203A JP 2023908 A JP2023908 A JP 2023908A JP 2390890 A JP2390890 A JP 2390890A JP H03229203 A JPH03229203 A JP H03229203A
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JP
Japan
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color filter
substrate
resin
color
compounds
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JP2023908A
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English (en)
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Kakutaro Ganai
賀内 覚太郎
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、液晶カラーデイスプレーパネル、CCD用カ
ラーフィルター等に用いる耐熱性、高い透明性、耐薬品
性に優れ、印刷精度の高いカラーパターンを有し、表面
平滑性に優れたカラーフィルタおよびその製造方法に関
する。
〈従来の技術とその問題点〉 従来のカラーフィルタは、ガラス基板で作られ、このガ
ラス基板上に、熱硬化性インキまたは紫外線硬化性イン
キで、直接所定のカラーパターンを印刷するか、または
重クロム酸塩グルー感光液等の光不溶化性感光材料を露
光硬化させた上に染色して所定のカラーパターンを形成
する方法で製造される。
しかし、ガラス基板は割れ易く、薄型化、大面積化が困
難である。 このためプラスチックを透明基板とするカ
ラーフィルタが考えられ、開発が進められている。
液晶パネル等に用いられるカラーフィルタは、ポリエス
テル、ポリエーテルスルフォン等の熱可塑性樹脂を用い
た柔軟なフィルムであるため、カラーパターンの印刷時
に基板のわずかな変形がおこり、赤、緑、青といった多
色を厳密に区画して印刷することはきわめて困難である
また、カラーパターンを透明基板表面上に印刷すると表
面に凹凸ができるため、カラーフィルタ上に透明電極等
を積層して液晶セルとして用いる場合に液晶表示性能が
悪くなるという問題がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、従来技術の問題点を解決し、印刷精度
が高く、表面の平滑性の良いカラーパターンを有するプ
ラスチックカラーフィルタおよびその製造方法を提供し
ようとする。
本発明の他の目的は、耐薬品性、耐溶剤性、耐熱性に優
れ、高い透明性、また複屈折も実質的にない熱硬化性カ
ラーフィルタおよびこれを精密に製造する方法を提供し
ようとする。
く問題点を解決するための手段〉 本発明の第1の態様は、カラーパターンが外表面近くに
埋設され実質的に外表面が平滑なプラスチック基板を有
することを特徴とするカラーフィルタを提供する。
本発明の第2の態様は、透明な基板で構成されるカラー
フィルタの製造に際し、予め平滑面上に形成されたカラ
ーパターンを、前記基板の成形時に、実質的に基板の外
表面が平滑となるように、該基板の表面近傍に転写する
ことを特徴とするカラーフィルタの製造方法を提供する
この製造方法において、予め平滑面上にカラーパターン
を形成し、該カラーパターンを有する平滑面を少なくと
も1面として使用した注梨型を用いて、前記基板を構成
する樹脂を硬化させ、該基板上にカラーパターンを転写
するのが良い。
ここで、前記プラスチックが、ジアリル化合物、ジアク
リル化合物、ジメタクリル化合物、エポキシ化合物、エ
ポキシアクリレート化合物およびウレタンアクリレート
化合物より選ばれる少なくとも1つを主な重合千ツマー
成分とする熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂であるのが
好ましい。
また、前記硬化性インキのバインダー樹脂が、ポリイミ
ド系樹脂、アルキド樹脂、変性アルキッド樹脂、エポキ
シ樹脂またはアクリル系光硬化型樹脂であるのが良い。
前記平滑面が、ガラス、セラミックス、または金属基板
の平滑面であるのが好ましい。
さらに、前記平滑面上に前記硬化性インキでカラーパタ
ーンを形成する際に、該平滑面上に予め該平滑面との接
着力が10 g / c m〜500 g / c m
のプライマー樹脂を塗布した後に、該プライマー樹脂上
に硬化性インキでカラーパターンを印刷することも可能
である。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明のカラーフィルタは、第1d図に1例を示すよう
に、硬化樹脂7からなる透明な基板の外表面近くにカラ
ーパターン2が埋設されているので実質的に外表面が平
滑である。
本発明のカラーフィルタを製造する方法は、特に限定さ
れるものではなく、硬化樹脂7表面にあらかじめカラー
パターン2に対応する凹凸を形成しておき、ここにカラ
ーパターン2を埋設して製造してもよいが、好ましくは
以下に説明する本発明の製造方法により製造するのが良
い。
本発明の製造方法は、予めカラーパターンを形成した後
にこのカラーパターンをカラーフィルタ基板の成形時に
、実質的に基板の外表面が平滑となるように、該基板の
表面近傍に転写する方法である。 以下に第1a−第1
d図を用いて本発明の製造方法を説明する。
第1a図は、平滑面10を有するフロートガラス等のパ
ターン形成材1の断面図を示す。
パターン形成材1は、平滑面10を有するものであれば
いかなる形状でもよいが板状体が好ましい。 パターン
形成材1の材質は、特に限定されないが、ガラス、セラ
ミックス、金属板等が好ましい。
itb図に示すように、予めパターン形成材1の平滑面
10上に硬化性インキを用いてカラーパターン2を形成
する。
この際、平滑面10上に予め図示しないプライマー樹脂
を塗布した後に、その上にカラーパターン2を形成して
もよい。 プライマー樹脂層は、平滑面10との接着力
が、Tビール強度で測定して、10 g / c m〜
500 g / c mとする。  この範囲の接着力
とすると、カラーパターン2がプライマー樹脂層上に確
実に形成され、しかも後に硬化樹脂7に転写される際に
パターン形成材の平滑面からプライマー樹脂1が容易に
はがれてカラーパターンが硬化樹脂7に転写されること
ができる。
プライマー樹脂層には、アクリレート樹脂が好ましく用
いられ、1〜2μm厚さとするのが良い。
カラーパターンの形成方法は特に限定されないが、パタ
ーン形成材1の平滑面上に熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂
をバインダー樹脂とした着色された硬化性インキを用い
て印刷する印刷法で形成する。
また、パターン形成材1の平滑面10上に、感光性樹脂
を予め着色したものをコーティングし露光し、未硬化部
分を洗い流してパターンを形成するネガ型またはポジ型
のフォトリングラフ法を用いてもよい。
硬化性インキは、好ましくは、熱硬化性樹脂、光硬化性
樹脂、電子線硬化性樹脂、ネガ型又はポジ型フォトレジ
スト用樹脂をバインダーとして用いる。
バインダー樹脂は、具体的には、ピロメリット酸二無水
物/4.4′ジアミノジフニニルエーテルなどのポリカ
ルボン酸無水物とポリアミノ化合物を主成分とするポリ
イミド樹脂、油変性アルキッド樹脂、ロジン変性アルキ
ッド樹脂、エポキシ変性アルキッド樹脂、フェノール変
性アルキッド樹脂、スチレン変性アルキッド樹脂、アク
リル変性アルキッド樹脂等の変性アルキッド樹脂、ウレ
タンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステ
ルアクリレート等のアクリル系光硬化型樹脂、ビスフェ
ノールA、ジグリシジルエーテル等のエポキシ樹脂が挙
げられる。
好ましくは、エポキシ樹脂に、フタロシアニンブルー等
の有機顔料と、フェノール樹脂、メラミン樹脂、架橋用
樹脂等を加えたものやアミン類やポリアミドを硬化剤と
して加えたものを好適に用いることができる。
また別に、下記構造式(A)または(B)を繰り返し単
位として持つ重合体を代表例とする光硬化型感光性樹脂
を用いることもできる。
−CHCH20− この樹脂は、精密加工、凹板(網グラビア)、平板(p
s板)、スクリーン印刷に好適に用いられる。
他のより好ましい例としては、下記繰り返し単位を持つ
光重合型樹脂と、ビニルモノマーポリアミド、架橋側等
を光重合開始剤とともに用いる。
この樹脂組成物は、樹脂画板、レリーフ状デイスプレー
、平板印刷板(PS版)等に用いられる。
さらに好ましい硬化性インキの他の1例を挙げると、 (1)感光性ポリイミド前駆体と(2) m剤と(3)
該溶剤に不溶な有機顔料とからなるものである。
(1)感光性ポリイミド前駆体は、例えば下記に示すポ
リマー(1−a)に化学結合を介して感光性基(1−b
)を結合したか、あるいは感光性化合物(1−c)を混
合したものである。
(1−a)ポリマーとしては、 ピロメリット酸二無水物と4.4′−ジアミノジフェニ
ルエーテル、 ピロメリット酸二無水物および3.3′4.4′ −ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸と4.4′ −ジアミノ
ジフェニルエーテル、3.3’ 、4.4’ −ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物と4.4′ −ジア
ミノジフェニルエーテル、 3.3’ 、4.4’ −ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物と4.4′−ジアミノジフェニルエーテル、 3.3’ 、4.4’ −ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物および3.3’  4.4’ベンゾフエノンテ
トラカルボン酸二無水物と4.4′−ジアミノジフェニ
ルエーテル、ピロメリット酸二無水物と3.3′−ジア
ミノジフェニルスルホン、 ピロメリット酸二無水物および3.3′4.4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と3.3’ −(
または4.4’−)ジアミノジフェニルスルホン、 3.3’ 、4.4’  −ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物と3.3’ −(または4.4’−)ジ
アミノジフェニルスルホン、3 3’   4.4’ 
−ビフェニルテトラカルホン酸二無水物と3.3’ −
(または4.4’−)ジアミノジフェニルスルホン、3
 3’   4 4’ −ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物および3.3’ 、4.4’ヘンシフエノンテ
トラカルボン酸二無水物と3.3’ −(または4.4
’−)ジアミノジフェニルスルホン、 ピロメリット酸二無水物と4,4′ −ジアミノジフェ
ニルエーテルおよびビス(3−アミノプロピル)テトラ
メチルジシロキサン、ピロメリット酸二無水物および3
.3′4.4′ −ベンゾフェノンテトラカルボン酸−
無水物と4.4′−ジアミノジフェニルエーテルおよび
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
、 3 3’   4 4’ −ヘンシフエノンテトラカル
ホン酸二無水物と4.4′−ジアミノジフェニルエーテ
ルおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシ
ロキサン、 3 3’   4 4’ −ビフェニルテトラカルホン
酸二無水物と4.4′−ジアミノジフェニルエーテルお
よびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキ
サン、 3 3’ 、4.4’ −ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物および3.3’ 、4.4’ベンゾフエノンテ
トラカルボン酸二無水物と4.4′−ジアミノジフェニ
ルエーテルおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメ
チルジシロキサン、 ピロメリット酸二無水物と3.3’ −(または4.4
’−)ジアミノジフェニルスルホンおよびビス(3−ア
ミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、 ピロメリット酸二無水物および3.3′4.4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸無水物と3.3’ −(ま
たは4.4’−)ジアミノジフェニルスルホンおよびビ
ス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、
3.3’ 、4.4’  −ヘンシフエノンテトラカル
ホン酸二無水物と3.3’ −(または4.4’−)ジ
アミノジフェニルスルホンおよびビス(3−アミノプロ
ピル)テトラメチルジシロキサン、 3 3’  4 4’ −ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物と3.3’ −(または4.4’−)ジアミノ
ジフェニルスルホンおよびビス(3−アミノプロピル)
テトラメチルジシロキサン、 3.3’ 、4.4’ −ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物および3.3’ 、4.4’ベンゾフエノンテ
トラカルボン酸二無水物と3.3’ −(または4.4
’−)ジアミノジフェニルスルホンおよびビス(3−ア
ミノプロピル)テトラメチルジシロキサン などから合成されたポリアミド酸が好ましく用いられる
(i−b)感光性基としては、 ビニル基、アクリル基、メタクリル基、アリル基、メタ
クリル基を有する基か好例として挙げられる。 これら
の感光性基はエステル結合、アミド結合、イミド結合な
どを介してポリイミド系ポリマー前駆体と結合すること
ができる。 エステル結合を介して感光性基を導入する
方法は、周知の方法、例えは米国特許3.957.51
2に示されている方法などが適用できる。
(1−C)感光性化合物としては、 重クロム酸塩、ビスアジド、ビニル基を有するアミノ化
合物、アジド基を有するアミノ化合物などが例として挙
げられる。
重クロム酸塩をポリイミド系ポリマー前駆体に混合して
感光化する方法は、16vwinとCo1drick 
(Polymer Eng & Sci 11.426
.1971)によって見い出されている。
ビスアジドの例としては、 n などの芳香族ビスアジド化合物が典型的な例として挙げ
られる。
ビニル基を有するアミノ化合物の具体的な例としては、 \ CH,CH。
\ CH。
\ CH2CHs CH。
/ CH2=C \ COOCR2CH2N ” CJZ −(CH3)2 CH。
/ CH2=C \ CH2=CHCH2NH2 H3 CH2=CCH2NH2 (CH2=CHCH2)2 NH 等が挙げられる。
ア ン ド基を有する ア ノ化合物の例として は、 具体的には、 などが挙げられる。
特に、アミノ基の塩基性の高い R6 が好ましい  ここで、Xは−N3 またはSO2N3
  Yはアルキレン基を表わし、R4、R5、R8は水
素または炭素数5個以下のアルキル基を表わす。
(2)溶剤とは、有機顔料は溶解せず、感光性ポリイミ
ド前駆体は溶解するものであればよいがポリマーの溶解
性の面から、50%以上、好ましくは70%以上が極性
溶媒で構成されるものが望ましい。 極性溶媒とは溶解
度パラメーター(δ)が9,5以上のものを言う。 極
性溶媒の例としてはジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル2−ピ
ロリドン、ヘキサメチルホスホロアミド、これらの混合
したもの等が好ましく用いられる。
(3)有機顔料は、光の三原色であるR(赤)、G(緑
)、B(青)いずれかの着色性能を有し、感光性ポリイ
ミド前駆体(1)の溶液に添加し、基板上に塗布、30
0℃で10分間熱処理した際、分解、発泡、著しい変色
を弓き起こさないような耐熱性にすぐれたものを言う。
 顔料の粒径としては1ミクロン以下が好ましい。
有機顔料の例としては、例えばR(赤)としては、Co
1or Index No、73905 Pigmen
t Red209.46500 Pigment Vi
olet 19で示されるキナクリドン系顔料、G(緑
)としては、Co1orIndex No、74160
 Pigment Graen 36.74260Pi
gmentGreen 7て示されるフタロシアニング
リーン系顔料、B(青)としては、Co1orInde
x No、74160 Pigment Blue 1
5−3、Co1orIndex No、74160 P
igment Blue 15−4  て不されるフタ
ロシアニンブルー系顔料が挙げられる。
このようにして得られる硬化性インキは、300℃以上
、好ましくは、350℃で90分以上の熱処理が可能な
耐熱性を有する。 詳細は、特開昭61−254906
号に詳しいが、本発明はこれを明細書中に引用して包含
する。
次に、第1c図に示すように、カラーパターン2を形成
された平滑面10を有するパターン形成材1を注型型1
1の1面として用いて重合子ツマ−3を注型し硬化させ
る。
このような注型型11の1例を第1c図に断面図で示す
。 カラーパターン2を有するパターン形成材1のカラ
ーパターン2側にガスケット5を介してパターン形成材
1と平行にフロートガラス4等の平板を設ける。 パタ
ーン形成材1とフロートガラス4の間に重合子ツマ−3
を注入し、重合子ツマ−の硬化がある程度進んだ時に締
具6でパターン形成材1と重合モノマー3とフロートガ
ラス4を挟み、締めつけてカラーパターン2を有する平
滑面10か重合子ツマ−3の硬化による収縮に追随する
構成とするのが良い。
重合モノマー3の硬化につれ、カラーパターン2は重合
モノマー中に鋳込まれてゆき、硬化が完了し、締具6を
はずして、パターン形成材1、フロートガラス4、ガス
ケット5からなる注型型11を解体すると、第1d図に
示すように、カラーパターン2は硬化樹脂7で形成され
るカラーフィルタ基板の表面近傍に完全に転写移行し埋
設される。 ここでカラーフィルタ基板の表面近傍とは
、表面であってもよいし、表面から少し内部に入った位
置でもよい。
本発明の他の製造方法は、前述の方法と同様に予めカラ
ーパターンを平滑面上に形成し、これを半硬化状態の硬
化樹脂からなるカラーフィルタ基板の表面近傍に反転し
て転写する。
さらに他の製造方法は、前述の方法と同様に予めカラー
パターンを平滑面上に形成し、これを透明樹脂で覆って
カラーパターンを有する皮膜とし、このカラーパターン
皮膜を硬化樹脂からなるカラーフィルタ基板の表面に反
転して転写接合する方法を用いてもよい。
本発明の製造方法で製造されるカラーフィルタ12は、
柔軟性のある樹脂透明基板上での重ねHIJりがないた
め、2色以上のカラーパターンを精密に形成することか
でと、カラーパターン表面の凹凸が極めて少く、カラー
パターン2と硬化樹脂7の密着力が大きい。
カラーフィルタ基板を構成する硬化樹脂7は、ポリエス
テル、ポリエーテルスルフォンの熱硬化性樹脂が使用で
きるが、好ましくは、下記のジアリル化合物、ジアクリ
ル化合物、ジメタアクリル化合物、ウレタンアクリレー
ト化合物、エポキシ化合物またはエポキシアクリレート
化合物を主な重合モノマー成分とする熱硬化性樹脂また
は光硬化性樹脂であるのか良い。
これらの樹脂は単独でも2種以上混合して用いてもよい
。 ビスアリル化合物、ジアクリル化合物、ジメタアク
リル化合物を重合モノマーとして用い硬化樹脂7とする
と、耐溶剤性、耐熱性に優れ、高い透明性を持ち、複屈
折か実質的にないカラーフィルタが得られる。
またビスアリル化合物等の熱硬化性樹脂を用いれば、耐
薬品性に優れるカラーフィルタが得られる。
ウレタンアクリレート化合物は、プライマー処理を施し
たガラス基板上にウレタンアクリレート基板を接着させ
て力′ラーフィルタを形成する場合に好適である。
ウレタンアクリレート化合物としては、トリレンジイソ
シアネートとヒドロキシエチルアルコールとの付加物、
ヘキサメチレンジイソシアネートとジペンタエリスリト
ールモノヒトロキシアクリレートとの付加物等が挙げら
る。
エポキシアクリレート化合物としては、ビス(2−ヒド
ロキシ−3−アクリロキシプロポキシベンジル)ジメチ
ルエタン、トリメチロールプロパントリグリシジルエー
テルとアクリル酸との付加物等が挙げらる。
シ(メタ)アクリル系化合物としては、ジアクリル系化
合物、ジメタアクリル系化合物があり、 特に制限はないが、 下記の一構造式で示され る ン ( メ タ ) ア ク リ レ トが好適 に 用い ら れる。
ここでRはHまたはCH3 であり、 Aは以下 の式を示す。
−CH 2 H 2 ( 2 ) CH3 H 2 2 C  H  3 H  3 CH2 CH2 ビスアリル系化合物は、好ましくは、脂肪族、脂環式ま
たは芳香族二価アルコールのビス(アリルカーボネート
)であり、より好ましくは、 一般式 (式中、Rは二価アルコールの残基であり、nの値また
はnの平均値は1ないし10(好ましくは2〜10)で
ある)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価ア
ルコールのビス(アリルカーボネート)の千ツマ−また
はオリゴマーまたはこれらの混合物(a)を含有する組
成物が挙げられる。
成分(a)は、好ましくは、ジアリルカーボネートと二
価アルコールとのモル比41以下、より好ましくは、モ
ル比2:1における反応生成物であるのが良い。
二価アルコールは、好ましくは、エチレングリコール、
1.3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオール、
1.6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロ
ピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチ
ルベンタンジオール、シクロヘキサンジメタツール、ビ
ス(ヒドロキシメチル)トリシクロデカン、2,7−ノ
ルボルナンジオール、α α′−キシレンジオール、1
,4−ヒス(ヒドロキシエトキシヘンゼン)および2,
2−ヒス〔4−(ヒドロキシエトキシ)フェニル)プロ
パンの1種または2種以上を用いる。
カラーフィルターの基板を構成する重合前の組成物は、
好ましくは、下記に示す成分(a)’   (b)およ
び(c)を含有する液状組成物であるのが良く、特開昭
59−140214号公報の記載を引用して、本明細書
中に包含する。 すなわち好ましい液状組成物は(a)
′一般式、 (式中、Rは二価アルコールの残基であり、nの値また
はnの平均値は1ないし10(好ましくは2〜10)で
ある)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価ア
ルコールのビス(アリルカーボネート)のオリゴマーま
たはオリゴマー混合物(ただし、前記式において該オリ
ゴマー中に任意に含有される二個アルコールのビス(ア
リルカーボネート)単量体は50重量%以下である)1
0ないし90重量%、(b)一般式 (式中、R′は二価または三価アルコールの残基であり
、n′は2または3である)で表わされる脂肪族、脂環
式または芳香族二価アルコールまたは三価アルコールの
ビスまたはトリ(アリルカーボネート)単量体または混
合物(該単量体または混合物中に任意に含有される二価
または三価アルコールのビス(アリルカーボネート)オ
リゴマーまたはポリ(アリルカーボネート)は30重量
%以下である)一般式 (式中、R″はジカルボン酸またはトリカルボン酸の残
基であり、n は2または3である)で表わされる脂肪
族または芳香族ジカルボン酸またはトリカルボン酸のフ
リルエステル、シアヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸
トリアリルの中から選ばれる化合物0ないし90重量%
、および(C)、アクリル系単量体またはビニル系車量
体0ないし30重量%からなり、前記化合物(b)およ
び(C)の合計がOより大である組成物である。
成分a は、ジアリルカーボネートと二価アルコールと
のモル比4:1以下、好ましくは2;1における反応の
生成物であるのが好ましく、二価アルコールがエチレン
グリコール、1.3−プロパンジオール、1.4−ブタ
ンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ジエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチルベンタンジオール、シクロヘキサンジメ
タツール、ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロデカン
、2.7−ノルボルナンジオール、α、α −キシレン
ジオール、1,4−ビス(ヒドロキシニトキシベンゼン
)、および2.2−ビス(4−(ヒドロキシエトキシ)
フェニル)プロパンの中から選ばれるのが好ましい。
成分(b)は、ジアリルカーボネートと二価または三価
アルコールとのモル比6:1以上、好ましくは12:1
における反応の生成物であるのが好ましく、二価または
三価アルコールかエチレングリコール、1.3−プロパ
ンジオール、1.4−ブタンジオール、1.6−ヘキサ
ンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、トリメチルベンタンジオ
ール、シクロヘキサンジメタツール、ビス(ヒドロキシ
メチル)トリシクロデカン、2.7−ノルボルナンジオ
ール、α、α −キシレンジオール、1.4−ビス(ヒ
ドロキシエトキシヘンゼン)22−ビス(4−(ヒドロ
キシエトキシ)フェニル)プロパン、トリメチルオール
プロパンおよびイソシアヌル酸トリ(ヒドロキシエチル
)の1種または2種以上が好ましい。
また、成分(b)は、フタル酸ジアリル、コハク酸ジア
リル、アジピン酸ジアリル、ジアリルカーボネ−ト、ジ
アリルグリコレート、ジアリルナフタレンジカルボキシ
レートおよびトリアリルメリテートであるのが良い。
成分(C)は、酢酸ビニル、安息香酸ビニル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸フェニル、アクリル酸メチル
、マレイン酸メチル、無水マレイン酸、および塩化ビニ
リデンの1種または2種以上が好ましい。
また、脂肪族、脂環式または二価アルコールのビス(ア
リルカーボネート)の他の例としては、 特開昭59−45312号記載の核ハロゲン置換ベンゼ
ンジカルボン酸のシアリレングリコールジアリルカーボ
ネートとの共重合性組成物(I)、 特開昭59−8709号記載の核ハロゲン置換ベンゼン
ジカルボン酸のエステル類(例えば2.4−ジクロロテ
レフタル酸ビスアリルエステル等)の1種以上と、単独
重合体としての屈折率が1.55以上であるラジカル重
合可能で芳香環含有の単官能性単量体(例えばフェニル
メタクリレート等)の1種以上との共重合性組成物(I
I )、 特開昭59−8710号記載の特定のビスアリルカーボ
ネートまたはビスβ−メチルアリルカーボネート[例え
ば、1.4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンビス
アリルカーボネート等]の1種以上と、単独重合体とし
ての屈折率が1.55以上であるラジカル重合可能で芳
香環含有の単官能性単量体(例えばフェニルメタクリレ
ート等)の1種以上との共重合性組成物(III )、 特開昭59−96109号記載のモノオール(例えば4
−ベンジル−フェノール)と、不飽和カルボン酸くクロ
ライド)[例えばアクリル酸(クロライド)]とを反応
させたモノマーと、単独重合体の屈折率が1.55以上
であるラジカル重合可能なモノマー(例えばスチレン)
との共重合性組成物(IV)、 特開昭59−96113号記載のクロロ安息香酸のアリ
ルエステル(例えば2.3−ジクロロ安息香酸ジアリル
エステル)と、2官能性単量体(例えばテトラブロモフ
タル酸のジアリルエステル)との共重合性組成物(V)
、特開昭59−184210号記載の共重合性組成物(
Vl)、 ジエチレングリコールビスアリルカーボネートート(■
)、およびジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト、1.4ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンビスア
リルカーボネート、2.4−ジクロロテレフタル酸ビス
アリルエステル等のジアリル化合物とフェニルメタクリ
レート、ベンジルメタクリレート等の芳香環を有するビ
ニル千ツマ−との共重合性組成物(■)をあげることが
できる。
また、基板に用いるビスアリル系化合物を含む重合体を
製造する際に、これらの重合前の組酸物に不飽和カルボ
ン酸および/またはこれらの誘導体を共重合させてもよ
い。
この共重合反応は、重合前の組成物を構成するオリゴマ
ー等の構成成分と共に初期段階で行ってもよいし、重合
前の組成物の重合反応がある程度進行した後に行っても
よい。
重合可能な液状物と共重合させるために用いる不飽和カ
ルボン酸および/またはこれらの言置導体としては、具
体的にはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ール酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタ
ル酸等のα、β不飽和カルボン酸、ジシクロ[2、2、
1]ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボン酸等の不飽
和カルボン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水
シトラコン酸、テトラヒドロ無水フタル酸等のα、β不
飽和カルボン酸無水物、ジシクロ[2,2,1]ヘプト
−2−エン−5,6−ジカルボン酸等の不飽和カルホン
酸無水物、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、マ
レイン酸ジメチル、マレイン酸モノメチル、フマール酸
ジエチル、イタコン酸ジメチル、シトラコン酸ジエチル
、テトラヒドロ無水フタル酸ジメチル、ビシクロ[2、
2、1]ヘプト−2−エン−56−カルボン酸ジメチル
等の不飽和カルボン酸のエステル等を例示することがで
きる。  これらの中でもマレイン酸、ビシクロ[2、
2、1]ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボン酸また
はこれらの無水物またはメタアクリル酸が好適である。
不飽和カルボン酸および/またはこれらの誘導体の使用
量は、種々異なるが、通常は、ビスアリル系化合物を必
須成分として含む千ツマ−またはオリゴマーまたはこれ
らの混合物を含む重合前の組成物100重量部に対して
0.01〜20重量部、好ましくは01〜10重量部、
特に好ましくは0.5〜10重量部の割合とするのかよ
い。
不飽和カルボン酸および/またはこれらの誘導体を前記
重合前の組成物と共重合させることにより、得られた重
合体が印刷用硬化性インキに対して親和性を持つように
なり、該共重合体を基板とすると、印刷用硬化性インキ
に対し親和性を有し、かつ耐薬品性、耐熱性、耐候性に
すぐれた透明カラーフィルターが得られるという利点が
ある。
また、ビスアリル系化合物の液状物には生成する重合体
の物性を損なわない程度に他のモノマー、他の充填剤を
加えることができる。 例えば重合体基準で30重量%
までの割合で、モノ(メタ)アクリル系化合物、ジ(メ
タ)アクリル系化合物、あるいは無水マレイン酸等の不
飽和カルボン酸、または10重量%までの割合でビニル
トリエトキシシランのようなシランカップリング剤を加
えることもできる。
これらの重合前の組成物(1)あるいはこれらの組成物
と不飽和カルボン酸またはこれらの誘導体との共重合性
組成物(2)を重合して基板を得るには、例えば上記(
1)または(2)、場合により更に他のモノマー、充填
剤を含む混合物に重合開始剤を添加し、重合硬化させる
重合開始剤としては、光重合開始剤、熱重合開始剤、光
・熱併用重合開始剤またはこれらの組合せ等いかなるも
のを用いてもよい。 光重合開始剤には、光重合開始剤
の他、電子線、放射線重合開始剤等がある。
光重合開始剤としては、例えば2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニル−プロパン−1−オンが挙げられる
熱重合開始剤としては、ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート、ジセカンダリブチルバーオキシジカーボネ
ート、ジシクロヘキシルパーオキシジカーボネート、過
安息香酸第3ブチル等のパーオキシジカーボネート類、
ベンゾイルパーオキシド、アセチルパーオキシド、t−
ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド
、ジ−t−ブチルペルオキシド、ペルオキシ安息香酸−
t−ブチル、過酸化ラウロイル、ジイソプロピルペルオ
キシジカーボネート、メチルエチルケトンペルオキシド
、ジアシルパーオキシド類等の有機過酸化物、無機過酸
化物およびアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスメチ
ルイソバレロニトリル等のラジカル開始剤が挙げられる
光・熱併用重合開始剤としては、例えば下記の化合物が
挙げられる。
重合開始剤の使用量は、重合可能な液状物に対して、0
1〜iowt%、好ましくは1〜6wt%とする。
重合条件としては、例えば熱重合では、形状、大きさ、
によって異なるが、例えば加熱槽に入れて30〜150
℃、好ましくは40〜120℃で、0.5〜72時間、
好ましくは1〜4時間、加熱するのが良い。 光重合で
は、例えば60W/cm〜150W/cmの高圧水銀灯
下で1分〜2時間、好ましくは3〜30分、40〜12
0℃、好ましくは60〜100℃の条件で重合するのが
良い。
また前記重合可能な液状物と不飽和カルボン酸またはこ
れらの誘導体との共重合性組成物(2)を重合する場合
は、温度30〜100℃で反応時間0.5〜20時間と
するのが好ましい。
このように重合成形して得られた透明基板の厚みは10
μm〜5mm特に50μm〜2mmが好ましい。
透明基板を、上述の組成物の重合体、またはこれらの組
成物と不飽和カルボン酸またはこれらの誘導体との共重
合体で構成すると、光学的、化学的および物理的な性質
として次のような特徴を有する。
(1)基板の厚みが1.0mm以下でも、垂直光、斜め
入射光とも複屈折が著しく小さい。
(2)基板が、全可視光域に渡って透明性が良好なため
、硬化性インキのカラーパターンがそのまま固定される
(3)基板が、耐候性、耐紫外線性に優れるので、高エ
ネルギーの紫外線照射の必要な紫外線硬化型インキのカ
ラーパターンが可能である。
(4)基板が、耐熱性に優れるので、高温が必要な熱硬
化性インキおよび熱線によって高温になる紫外線硬化型
インキのカラーパターンが可能である。
(5)硬化性インキと基板の密着力が大きい。
(6)基板の耐薬品性、耐溶剤性に優れるので、液晶、
ポリイミドの影響を受けない。
(7)基板の表面硬度が高くしかも耐摩耗性に優れてい
るために、施工時の取扱が容易である。
(8)基板の表面に透明電極を形成できる。
この場合、予め基板に硬化性インキ等でカラーパターン
を形成した後、シリコン系ハートコート等で表面を前処
理しておくと、透明電極膜とカラーフィルターとの密着
力がさらに強くなる。
〈実施例〉 以下に実施例について説明するか、本発明はこれらに限
定されるものではない。
(実施例1) 第1a図に示すパターン形成材1として、研磨したフロ
ートガラス基板(厚さ5mm、長さ270mm、幅20
0 mm)に、赤色顔料としてピグメントレッド122
(キナクリドンマゼンタ)、バインダー樹脂としてウレ
タンアクリレートからなる紫外線硬化性インキを20μ
mの線幅で40μm間隔に印刷し、紫外線で硬化させて
赤色のフィルタ一部を印刷した。 続いてインキ中の赤
色顔料を青色ピグメントブルー15(フタロシアニンブ
ルー)に変えたインキ、さらにインキ中の赤色顔料を緑
色顔料ピグメントグリーン7(フタロシアニングリーン
)に変えたインキで紫外線硬化印刷をし、3色刷りのカ
ラーパターン2を得た。
このときの印刷面のガラス基板への接着力をJIS  
K6911記載の方法に準じて測定した。 即ち、ガラ
ス基板上にIcm巾間隔のスリットを刻み、粘着テープ
(スリーM社製スコッチテープ)を張り付け、引張試験
機を用いてテープの端を引き上げつつ引張強度を測定し
て接着力とした。 接着力は90 g / c mであ
った。
パターン形成材1のガラス板と研磨したフロートガラス
板4とを第1c図のように平行に配置し、軟質塩化ビニ
ル樹脂をガスケット5として注型型11を作製した。
シエチレングリコールビスアリルカーボネ−1−1,O
0部に対し、シイソブロビルバーオキシカーポネート3
重量部を溶解させ、この溶液を重合用子ツマ−として注
型型11に注入し、エアーオーブン中で50℃より90
℃まで8時間かけて段階的に昇温した。 その後、硬化
した樹脂板を型から取り外してさらに120℃で1時間
熱処理して厚さ2mmの硬化性樹脂7表面にカラーパタ
ーン2が転写されたカラーフィルタ12を得た(第1d
図参照)。
こうして得られたカラーフィルタ上の カラーパターンの密着力は、基盤目試験法(JIS  
K5400)で得たクロスカット面に住友3M社スコッ
チメンディングテープ810−3−18を密着させ90
1剥離テストを行ったが、全く剥離しなかった。
(実施例2) 実施例1と同様にカラーパターンを形成した注型型11
に、下記重合モノマー(A)−I、100部に対し、ジ
イソプロピルパーオキシカーボネート27重量部を溶解
させ、エアーオーブン中で50℃より85℃まで3時間
かけて段階的に昇温した。 その後、硬化した樹脂板を
型から取り外してさらに120℃で1時間熱処理して厚
さ2mmの透明樹脂板を得た。
こうして得らたねカラーフィルタ上の カラーパターンの密着力は、基盤目試験法(JIS  
K  5400)で得たクロスカッ[・面に住友3M社
スコッチメンディングテープ810−3−18を密着さ
せ90°剥離テストを行ったが、全く剥離しなかった。
(A) −I シアリルカーボネートとジエチレングリコールを、モル
比2・1でナトリウムエトキサイドの存在下に特開昭5
6−133246号に記載された条件で反応させ調製し
たもの(30wt%は、シエチレングリコールビスアリ
ルカーホネート、70wt%はオリゴカーボネート、n
=3〜10)     ・・・・・・55重量%ジアリ
ルカーボネートとインシアヌル酸トリス(ヒドロキシエ
チル)とをモル比12:1で反応させることにより調製
したイソシアヌル酸トリス(ヒドロキシエチル)のトリ
ス(アリルカーホネート)      ・・・・・・1
2,4重量%ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート           ・・・・・・27.5重量
%酢酸ビニル         ・・・・・・5重量%
(実施例3) 実施例1と同様にカラーパターンを形成した注型型11
に、テトラエチレングリコールジメタクリレート100
部に対し、ジイソプロピルパーオキシカーボネート0.
5重量部溶解させ、40℃から80℃まで段階的に7時
間かけて昇温した。 その後、硬化した樹脂板を型から
取り外してさらに120℃で1時間熱処理して厚さ2m
mの透明樹脂板を得た。
こうして得られたカラーフィルタ上の カラーパターンの密着力は、基盤目試験法(JIS  
K  5400)で得たクロスカット面に住友3M社ス
コッチメンディングテープ810−3−18を密着させ
90°剥離テストを行ったが、全く剥離しなかった。
〈発明の効果〉 本発明のカラーフィルタは、カラーパターンが埋設され
ているので、実質的に外表面が平滑であり、この外表面
上に電極等を積層して液晶セル等の製品として用いると
電気的物性の優れた液晶とすることができる。
本発明の製造方法は、下記の効果を有する。
■柔軟性のあるプラスチック透明基板上での重ね刷りが
無いため、2色以上のカラーパターンを精密に形成する
ことができる。
■印刷インキ部の凹凸が極めて少ない。
■外表面が実質的に平滑なカラーフィルタが得られる。
■インキと透明基板の密着力か大ぎい。
■透明基板にシアツル化合物、ジアクリル化合物または
ジメタクリル化合物より選はれる少なくとも1つを用い
れば、耐薬品性、耐溶剤性、耐熱性に優れ、高い透明性
をもち、実質的に複屈折のないカラーフィルタか得られ
る。
■特に、透明基板に熱硬化性樹脂を用いれば、耐薬品性
に優れるカラーフィルタが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1a図、第1b図、第1C図および第1d図は、カラ
ーフィルタの製造方法を説明する断面図である。 符号の説明 1・・・パターン形成材、 2・・・カラーパターン、 3・・・重合モノマー 4・・・フロートガラス板、 5・・・ガスケット、 6・・・締具、 7・・・硬化樹脂、 10・・・平滑面、 11・・・注型型、 12・・・カラーフィルタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カラーパターンが埋設された実質的に外表面が平
    滑な基板を有することを特徴とするカラーフィルタ。
  2. (2)前記基板が、ジアリル化合物、ジアクリル化合物
    、ジメタクリル化合物、エポキシ化合物、エポキシアク
    リレート化合物およびウレタンアクリレート化合物より
    選ばれる少なくとも1つを主な重合モノマー成分とする
    熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂である請求項1記載の
    カラーフィルタ。
  3. (3)透明な基板で構成されるカラーフィルタの製造に
    際し、予め平滑面上に形成されたカラーパターンを、前
    記基板の成形時に、実質的に基板の外表面が平滑となる
    ように、該基板の表面近傍に転写することを特徴とする
    カラーフィルタの製造方法。
  4. (4)請求項3に記載のカラーフィルタの製造に際し、
    予め平滑面上にカラーパターンを形成し、該カラーパタ
    ーンを有する平滑面を少なくとも1面として使用した注
    型型を用いて、前記基板を構成する樹脂を硬化させ、該
    基板上にカラーパターンを転写する請求項3に記載のカ
    ラーフィルタの製造方法。
  5. (5)前記基板が、ジアリル化合物、ジアクリル化合物
    、エポキシ化合物、エポキシアクリレート化合物および
    ウレタンアクリレート化合物、ジメタクリル化合物より
    選ばれる少なくとも1つを主な重合モノマー成分とする
    熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂である請求項3または
    4に記載のカラーフィルタの製造方法。
  6. (6)前記予め平滑面上に形成されるカラーパターンが
    硬化性インキで形成され、該硬化性インキのバインダー
    樹脂が、ポリイミド系樹脂である請求項3〜5のいずれ
    かに記載のカラーフィルタの製造方法。
  7. (7)前記予め平滑面上に形成されるカラーパターンが
    硬化性インキで形成され、核硬化性インキのバインダー
    樹脂が、アクリル系光硬化型樹脂である請求項3〜5の
    いずれかに記載のカラーフィルタの製造方法。
  8. (8)前記平滑面が、ガラス、セラミックス、または金
    属板の平滑面である請求項3〜7のいずれかに記載のカ
    ラーフィルタの製造方法。
  9. (9)前記平滑面上に前記硬化性インキでカラーパター
    ンを形成する際に、該平滑面上に予め該平滑面との接着
    力が10g/cm〜500g/cmのプライマー樹脂を
    塗布した後に、該プライマー樹脂上に硬化性インキでカ
    ラーパターンを形成する請求項3〜8のいずれかに記載
    のカラーフィルタの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003215326A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Katsuyo Tawara 光学フィルターの製造方法
US20130101748A1 (en) * 2011-10-25 2013-04-25 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co. Ltd. Manufacturing mold and manufacturing method for color filter

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