JP4000885B2 - 重合性組成物及び硬化体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はディスプレイ、光通信、記録、エネルギー分野で使用される光学用部材、その中でも特にLCD、有機EL、PDP、タッチパネル、カラーフィルターなどのディスプレイ基板、バックライトやフロントライトなどの導光板、及び光ディスク基板、光カード基板、太陽電池基板などの光学用基板に適した硬化体およびそれの原料となる硬化性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイなどのディスプレイ基板として、ガラス製の基板が用いられていたが、近年、軽量性、薄型化、割れにくさの観点から、プラスチック製基板を用いたディスプレイ(プラスチックディスプレイ)が注目を集めている。また、フレキシブル化や電子ペーパーなどの次世代ディスプレイとしてもプラスチック製のディスプレイは有望である。これらのプラスチックディスプレイには、薄いプラスチック基板が必要である。既に、携帯電話のディスプレイの一部にプラスチック基板が使用されている。しかし、次の点が原因となり、高精細な、また高信頼性を有するディスプレイは得られていない。
【0003】
▲1▼プラスチックの耐熱性が、250℃に満たない。
▲2▼プラスチックの線膨張係数が、ガラスより1オーダー大きい。
▲3▼プラスチックの曲げ弾性率が、ガラスに比べ1オーダー以上小さい。
【0004】
これらの問題点は、ディスプレイの方式に関係なく、プラスチック基板を使用してディスプレイを製造する時に、問題を生じる。以下に液晶ディスプレイの製造を例に説明する。
【0005】
通常、ITOは200℃以上の温度域で結晶化して抵抗値が下がるため、プラスチック基板としてもガラス転移温度で250℃以上、好ましくは300℃以上の耐熱性が要求される。プラスチック基板の耐熱性が低いと、基板上に透明電極を成膜する際に十分な加熱ができないので、ITOなどの透明電極の抵抗値を下げることができない。透明電極の抵抗値が下がらないと、表示に必要な通電性を持った電気回路や、大きなサイズのディスプレイを形成することができない。また、ポリイミド配向膜の焼成やシール剤の硬化など、セル組立における加熱工程に耐えるためにも、プラスチック基板には250℃以上の耐熱性が要求されている。
【0006】
線膨張係数が大きい材料は、温度変化により大きく伸び縮みする。通常のプラスチックは炭素―炭素結合を中心に構成されており、その線膨張係数は70ppm(7×10-5/℃)程度であり、300mm長の基板では、1℃の温度上昇すると、基板の長さが21μm長くなる。液晶セル組立工程における基板面内の位置精度は、カラーのSTN型LCDでは約15μm、TFT型LCDではモノクロ、カラーを問わず数μmの数値が要求されている。特に、フォトリソによる電極のパターニングは最も位置精度を要求される工程であるが、この露光工程は発熱を伴うため、基板温度を一定に保つことは非常に難しく、従って、液晶セル組立の全工程温度を±1℃の範囲範囲に管理するのは困難である。このように、プラスチック基板の大きさが300mm角以上である場合、線膨張係数が70ppmの通常プラスチックでは、必要な位置精度を確保できないため、高精細なカラー画像を提供することができない。位置精度の要求性能を満たすためには、300mm角の基板の場合、線膨張係数が60ppm以下である必要がある。最近では、生産性を考慮し、基板サイズが500mm角、1000mm角と、次第に大面積化しているので、従来のプラスチック基板の使用はますます困難となっている。
【0007】
さらに、この線膨張に由来するプラスチックの伸縮は、カラーフィルターを形成する露光工程や、セルの貼り合わせ工程など、高い位置精度を必要とする全ての工程で品質の低下を招いている。
【0008】
また、プラスチック基板の耐熱性が改良され、200℃以上でのITO成膜が可能になっても、プラスチック基板の線膨張係数が大きいと、成膜後に基板は大きく反ることになる。具体的には、高温に加熱されるとプラスチック基板は、その線膨張係数に従ってかなり伸びる。この伸びた状態でITOなどの無機材料が成膜され室温に戻ると、プラスチックは大きく縮み、一方、低線膨張である無機材料はわずかしか縮まない。その結果、成膜されたプラスチック基板は、ITO側を上面として大きく凸状に反ることとなる。大きく反った基板でディスプレイを組み立てることは困難である。また、この際に発生する応力歪みは、無機膜のクラックを招き、ディスプレイの信頼性を低下させる原因になっている。
【0009】
さらに、曲げ弾性率が小さいと、加熱成膜後の反りがより顕著に発生する。反り低減のためには、より高い曲げ弾性率を有するプラスチックが必要となる。しかし、曲げ弾性率をガラスと同程度に高めても、プラスチックの特徴である割れにくさが損なわれては、プラスチック基板を用いる利点がなくなるので、曲げ弾性率と曲げ強度とのバランスがとれた材料が求められている。
【0010】
特開平9−152510号公報等にはトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン骨格のビス(メタ)アクリレート化合物とメルカプト化合物よりなる組成物を重合硬化させてなる樹脂からなる光学用プラスチック部材が提案されているが、25℃から250℃の温度範囲における線膨張係数は70ppmを越えており、線膨張係数が大きいという問題がある。
【0011】
また、特開平10−255555号公報等には(チオ)カルバミン酸エステル、又は(チオ)カルバミン酸エステルと(メタ)アクリル酸エステル又はスチレン誘導体との混合物よりなる組成物を重合硬化させてなる樹脂からなるプラスチック部材が提案されているが、曲げ弾性率は4000MPaと十分ではあるが、線膨張係数が大きいという問題がある。
【0012】
さらに、線膨張係数を低減したプラスチックとして、ポリイミド樹脂などの高架橋樹脂、ナノサイズの無機フィラーを配合した樹脂、シリコン樹脂など炭素―炭素結合以外の結合で構成される樹脂などが提案されているが、それぞれ無色でない、透明性に欠ける、比重が大きいなどの問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記の問題点を解決し、高耐熱、低線膨張率、かつ、高曲げ弾性率、高曲げ強度である光学用プラスチック部材、及びその原料の提供を目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記問題点を解決するため鋭意検討を行った結果、脂肪族骨格を有し2個の(メタ)アクリレート基を有する化合物と脂肪族骨格を有し、3個以上の(メタ)アクリレートを有する化合物とを含有する重合性組成物を用いることにより、高耐熱、低線膨張率、高曲げ弾性率、かつ高曲げ強度を有する硬化体が得られることを見出し本発明に到達した。
【0015】
すなわち、本発明の要旨は、下記成分(A)、成分(B)、及び成分(C)を含んでなる重合性組成物であって、成分(A)と成分(B)の合計100重量部に対して、成分(A)を10〜80重量部、成分(B)を90〜20重量部含有し、且つ、成分(A)、成分(B)、及び成分(C)の合計100重量部に対して、成分(A)と成分(B)の合計を70〜99.9重量部、成分(C)を30〜0.1重量部含有することを特徴とする重
合性組成物に存する。
成分(A):一般式[I]で示される脂肪族2官能メタクリレートより選ばれる少なくとも1種の2官能メタクリレート
【0016】
【化6】
(式中、Aはエーテル酸素及び/又は水酸基を有していてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素残基を示す。)
【0017】
成分(B):一般式[ II ]で示される脂肪族多官能メタクリレートより選ばれる少なくとも1種の多官能メタクリレート
【0018】
【化7】
(式中、Dはエーテル酸素及び/又は水酸基を有していてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素残基を示す。nは3〜8の整数を示す。)
【0019】
成分(C):一般式[ III ]、[ IV ]、及び[V]から選ばれる少なくとも1種のメルカプト化合物
【0020】
【化8】
(式中、R 1 は−CH 2 −又は、−CH 2 CH 2 −を示し、R 2 はエーテル酸素を含んでいてもよい炭素数2〜15の炭化水素残基を示し、aは2〜6の整数を示す。)
【化9】
(式中、XはHS−(CH 2 ) b −(CO)−(OCH 2 CH 2 ) d −(CH 2 ) c −を示し、bおよびcはそれぞれ独立に1〜8の整数を示し、dは0〜2の整数を示す。)
【化10】
(式中、R 3 、R 4 はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキレン基を示し、eおよびfはそれぞれ独立に0又は1の整数を示し、gは1又は2の整数を示す。)
【0021】
【発明の実施の形態】
成分(A):一般式[I]で示される脂肪族2官能メタクリレートより選ばれる少なくとも1種の2官能メタクリレート。
【0022】
【化11】
【0023】
式中、Aはエーテル酸素及び/又は水酸基を有していてもよい炭素数1〜8、好ましくは炭素数2〜6の脂肪族炭化水素残基を示す。炭素数が大きすぎると耐熱性、曲げ弾性率が低下する。好ましくは、エーテル酸素を有していてもよい脂肪族炭化水素残基、特に好ましくは脂肪族炭化水素残基を表す。脂肪族炭化水素は、アルキル残基などの飽和炭化水素残基、オレフィン残基、ジエン残基、アセチレン残基などの不飽和炭化水素残基が挙げられるが、好ましくはアルキル残基である。脂肪族炭化水素は、環状でも鎖状でもよい。
【0024】
エーテル酸素は、−C−O−C−結合を意味し、Aで表される炭化水素残基は、−C−O−C−結合を、通常4以下、好ましくは2以下有していてもよい。また、Aで表される炭化水素残基は、水酸基を通常4以下、好ましくは2以下有していてもよい。特に好ましくは、エーテル酸素および水酸基を有さない脂肪族炭化水素基である。
なお、Aで表される炭化水素残基の炭素数とは、Aで表される炭化水素残基の総炭素数を示す。
【0025】
一般式[I]で示される脂肪族2官能メタクリレート化合物の具体例としては、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロイルオキシプロパンなどが挙げら、好ましくは、ネオペンチルグリコールジメタクリレートが用いられる。これらは、単独で用いても2種以上を混合して用いてもよい。
【0026】
成分(B):一般式[II]で示される脂肪族多官能メタクリレートより選ばれる少なくとも1種の多官能メタクリレート。
【0027】
【化12】
【0028】
式中、Dはエーテル酸素及び/又は水酸基を有していてもよい炭素数1〜8、好ましくは炭素数2〜6の脂肪族炭化水素残基を示す。炭素数が大きすぎると耐熱性、曲げ弾性率が低下する。好ましくは、エーテル酸素を有していてもよい脂肪族炭化水素残基、特に好ましくは脂肪族炭化水素残基を表す。脂肪族炭化水素は、アルキル残基などの飽和炭化水素残基、オレフィン残基、ジエン残基、アセチレン残基などの不飽和炭化水素残基が挙げられるが、好ましくはアルキル残基である。脂肪族炭化水素は、環状でも鎖状でもよい。
【0029】
エーテル酸素は、−C−O−C−結合を意味し、Dで表される炭化水素残基は、−C−O−C−結合を、通常4以下、好ましくは2以下有していてもよい。また、Dで表される炭化水素残基は、水酸基を通常4以下、好ましくは2以下有していてもよい。特に好ましくは、エーテル酸素および水酸基を有さない脂肪族炭化水素基である。
【0030】
なお、Dで表される炭化水素残基の炭素数とは、Dで表される炭化水素残基の総炭素数を示す。
nは3〜8、好ましくは3〜6、特に好ましくは3〜4、より好ましくは3を示す。
【0031】
一般式[II]で示される脂肪族多官能メタクリレート化合物の具体例としては、トリメチロールプロパン=トリメタクリレート、ペンタエリスリトール=トリメタクリレート、ペンタエリスリトール=テトラメタクリレート等が挙げられ、好ましくは、トリメチロールプロパン=トリメタクリレートが用いられる。これらは単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
【0032】
本発明者らは、成分(A)のみでは得られる硬化体の線膨張係数が高く、無機膜を積層した場合に膜割れを起こしたり、大きな反りを発生すること、また、成分(B)のみでは、高度な架橋構造を形成するため、成形時の硬化収縮が大きく、実用的な大きさの板状の硬化体を得ることは困難である。硬化体を得られたとしても、高度な架橋構造が曲げ強度を低くするため、作業中に割れが生じる恐れが大きいことを確認し、これらの成分(A)と成分(B)を併用することにより、得られる硬化体の高耐熱、低線膨張係数、高曲げ弾性率、及び高曲げ強度という性能のバランスをとることが出来ることを見出したものである。特に、成分(A)と成分(B)を併用することにより、それぞれの単独硬化体より高い曲げ弾性率と曲げ強度を発現することができることを見出したものである。
【0033】
さらに、本発明において、一般式[I]におけるA、一般式[II]におけるDとして、脂肪族炭化水素基を選択しているので、成形時に発生する芳香環に由来する分子配向を排除することができるので、複屈折が小さい、すなわち、光学歪みの少ない硬化体を提供することができる。
本発明の重合性組成物は、一般式[I]で示される脂肪族2官能メタクリレートより選ばれる少なくとも1種以上の2官能メタクリレートである成分(A)と、一般式[II]で示される脂肪族多官能メタクリレートより選ばれる少なくとも1種の多官能メタクリレートである成分(B)の合計100重量部に対して、成分(A)を通常10重量部以上、好ましくは15重量部以上、特に好ましくは20重量部以上であり、通常90重量部以下、好ましくは85重量部以下、特に好ましくは80重量部以下含有し、また、成分(B)を通常10重量部以上、好ましくは15重量部以上、特に好ましくは20重量部以上であり、通常90重量部以下、好ましくは85重量部以下、特に好ましくは80重量部以下含有するものである。成分(A)が多すぎると耐熱性が十分では無く線膨張係数も大きい、少なすぎると曲げ強度が低下する。また、成分(B)が多すぎると曲げ強度が低下するし、少なすぎると線膨張係数を低減する効果が十分では無い。
【0034】
一般式[I]および[II]で表される化合物を製造する方法については、特に限定されるものではなく、原料であるポリオール体から、例えば、丸善刊、新実験化学講座、14、有機化合物の合成と反応(II)p.1002-1008、p.1017-1021 等に記載の一般的なエステル製造方法に準拠して行うことができる。
例えば、ポリオールとメタクリル酸とのエステル化反応は、ポリオール1当量に対して、通常1.0〜1.3当量のメタクリル酸を用い、触媒として、例えば、硫酸、塩酸、リン酸、フッ化硼素、P−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、カチオン型イオン交換樹脂等を用い、通常トルエン、ベンゼン、ヘプタン、ヘキサン等の溶媒の存在下、反応により生成する水を留去しながら行うことができる。
【0035】
ポリオールとメタクリル酸エステルとのエステル交換反応は、ポリオール1当量に対して、一般的にはメタクリル酸メチルを通常1.0〜5.0当量用い、触媒として、例えば、硫酸、P−トルエンスルホン酸、テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート、カリウムブトキシド等を用い、通常トルエン、ベンゼン、ヘプタン、ヘキサン等の溶媒の存在下、反応により生成するメタノールを留去しながら行うことができる。この反応は、重合禁止剤として、例えば、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、フェノチアジン、銅塩等を用いることができる。
【0036】
本発明の重合性組成物は、メルカプト化合物[成分(C)]を配合することが好ましい。メルカプト化合物はチオール基の持つ連鎖移動剤として作用し、成分(C)を配合することにより、成分(A)と成分(B)の混合組成物からなるメタクリレート化合物を重合硬化する際に、より、光学歪みの少ない硬化体を得ることができる。成分(C)としては、好ましくは分子内に2個以上のチオール基を有する多官能のメルカプト化合物、特に好ましくは一般式[III]、[IV]、[V]から選ばれる化合物が用いられる。これらのメルカプト化合物は、得られる硬化体の耐熱性を大きく損なうことなく、曲げ強度などの機械強度等を向上することができる。
【0037】
【化13】
【0038】
[R1は−CH2−又は、―CH2CH2―を示し、R2はエーテル酸素を含んでいてもよい炭素数2〜15の炭化水素残基を示し、aは2〜6の整数を示す。]
【0039】
一般式[III]で示されるメルカプト化合物は、2〜6価のチオグリコール酸エステル又はチオプロピオン酸エステルである。一般式[III]で示される化合物の具体例としては、例えばペンタエリスリトールテトラキス(β−チオプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(β−チオグリコレート)、トリメチロールプロパントリス(β−チオプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(β−チオグリコレート)、ジエチレングリコールビス(β−チオプロピオネート)、ジエチレングリコールビス(β−チオグリコレート、ジペンタエリスリトールヘキサキス(β−チオプロピオネート)、ジペンタエリスリトールヘキサキス(β−チオグリコレート)などが挙げら、好ましくは、ペンタエリスリトールテトラキス(β−チオプロピオネート)とペンタエリスリトールテトラキス(β−チオグリコレート)が用いられる。
【0040】
【化14】
【0041】
[XはHS−(CH2)b−(CO)−(OCH2CH2)d−(CH2)c−を示し、bおよびcはそれぞれ独立に1〜8の整数を示し、dは0〜2の整数を示す。]
【0042】
一般式[ IV ]で示されるメルカプト化合物は、ω−SH基含有トリイソシアヌレートである。一般式[ IV ]で示される化合物の具体例としては、例えば、トリス[2−(β−チオプロピオニルオキシ)エチル]トリイソシアヌレート、トリス[2−(β−チオグリコニルオキシ)エチル]トリイソシアヌレート、トリス[2−(β−チオプロピオニルオキシエトキシ)エチル]トリイソシアヌレート、トリス[2−(β−チオグリコニルオキシエトキシ)エチル]トリイソシアヌレート、トリス[2−(β−チオプロピオニルオキシ)プロピル]トリイソシアヌレート、トリス[2−(β−チオグリコニルオキシ)プロピル]トリイソシアヌレート等が挙げられ、好ましくは、トリス[2−(β−チオプロピオニルオキシ)エチル]トリイソシアヌレートが用いられる。
【0043】
【化15】
【0044】
[R3、R4はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキレン基を示し、eおよびfはそれぞれ独立に0又は1の整数を示し、gは1又は2の整数を示す。]
【0045】
一般式[V]で示されるメルカプト化合物は、α,ω−SH基含有化合物である。一般式[V]の化合物の具体例としては、例えばベンゼンジメルカプタン、キシリレンジメルカプタン、4,4’−ジメルカプトジフェニルスルフィドなどが挙げられる。
【0046】
成分(C)を使用する場合の配合割合は、成分(A)、成分(B)および成分(C)の合計を100重量部とした場合、成分(A)と成分(B)との合計が、通常70重量部以上、好ましくは80重量部以上であり、特に好ましくは85重量部以上であり、通常99.9重量部以下、好ましくは99重量部以下、特に好ましくは95重量部以下である。成分(C)は、通常0.1重量部以上、好ましくは1重量部以上、特に好ましくは5重量部以上であり、通常30重量部以下、好ましくは20重量部、特に好ましくは15重量部以下の範囲である。成分(C)のメルカプト化合物の割合が多すぎると硬化樹脂の耐熱性が低下するおそれがある。
【0047】
本発明の重合性組成物は、本発明の要旨を損なわない範囲で、成分(A)、成分(B)、成分(C)以外の補助成分を含んでもよい。補助成分としては、ラジカル重合可能な成分(A)、成分(B)以外の単量体、ラジカル重合開始剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、染顔料、充填剤などが挙げられる。
【0048】
ラジカル重合可能な成分(A)以外の単量体としては、例えばメチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、2,2−ビス[4−(β−メタクリロイルオキシエトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(β−メタクリロイルオキシエトキシ)シクロヘキシル]プロパン、1,4−ビス(メタクリロイルオキシメチル)シクロヘキサンなどのメタクリレート化合物、スチレン、クロルスチレン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレンなどのスチレン類化合物が挙げられる。
【0049】
これらのラジカル重合可能な単量体は、成分(A)、成分(B)の合計100重量部に対して、通常30重量部以下の割合で配合される。
ラジカル重合開始剤としては、熱重合開始剤、光重合開始剤が挙げられる。熱重合開始剤の具体例としては、ベンゾイルパーオキシド、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)等が挙げられる。
【0050】
光重合開始剤の具体例としては、ベンゾフェノン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,6−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホシフィンオキシド等が挙げられる。好ましくは、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドとベンゾフェノンである。
【0051】
これらの重合開始剤は単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
熱重合開始剤を添加する場合の添加量は、モノマー100重量部に対して、通常0.1重量部以上、好ましくは0.3重量部以上であり、通常2重量部以下、好ましくは1重量部以下である。熱重合開始剤の添加量が多すぎると、硬化体の複屈折の増大と色相の悪化をもたらす恐れがある。
【0052】
光重合開始剤を添加する場合の添加量は、モノマー100重量部に対して、通常0.01重量部以上、好ましくは0.02重量部以上であり、通常1重量部以下、好ましくは0.5重量部以下である。光重合開始剤の添加量が多すぎると、重合が急激に進行し複屈折の増大をもたらすだけでなく色相も悪化するおそれがある。一方、少なすぎると組成物が充分に重合しないおそれがある。
【0053】
本発明の重合性組成物は賦型された後、重合される。重合は、公知の方法で行うことができる。予め重合性組成物に加熱によりラジカルを発生する熱重合開始剤を添加しておき、加熱して重合させる方法(以下「熱重合」という場合がある。)、予め重合性組成物に紫外線等の活性エネルギー線によりラジカルを発生する光重合開始剤を添加しておき、活性エネルギー線を照射して重合させる方法(以下「光重合」という場合がある。)などが挙げられるが、複屈折を低減させるためには光重合が好ましい。
【0054】
照射する活性エネルギー線の量は、光開始剤がラジカルを発生する範囲であれば任意であるが、極端に少ない場合は重合が不完全なため硬化体の耐熱性、機械特性が充分に発現されず、逆に極端に過剰な場合には硬化体の黄変等の光による劣化を生じるので、モノマーの組成および光開始剤の種類、量に合わせて200〜400nmの紫外線を好ましくは0.1〜200Jの範囲で照射する。使用するランプの具体例としては、メタルハライドランプ、高圧水銀灯ランプ等を挙げることができる。
【0055】
重合による硬化をすみやかに完了させる目的で、光重合と熱重合を同時に行ってもよい。具体的には、活性エネルギー線照射と同時に重合性組成物並びに型全体を、通常30〜300℃の範囲で加熱して硬化を行う。また、光重合後に、得られた硬化体を加熱してもよい。これにより重合反応の完結及び重合時に発生する内部歪みを低減することが可能である。加熱温度は、硬化体の組成やガラス転移温度に合わせて適宜選択されるが、通常、ガラス転移温度付近かそれ以下の温度が好ましい。加熱温度が高すぎると硬化体の色相悪化をもたらすおそれがある。
【0056】
本発明の硬化体を光学用プラスチック部材として用いる場合、通常厚さ0.01〜4mm、好ましくは0.1〜1mmの厚さのフィルム状、シート状あるいは板状に成形される。フィルム状、シート状あるいは板状に成形された硬化体の少なくともその片面にガスバリアー層、硬化被膜層および導電膜からなる群から選ばれる1以上の層を必要に応じて設けることにより、液晶やタッチパネル等のそれぞれの用途に適した光学用プラスチック部材とすることができる。
【0057】
本発明の硬化体は、透明性を示す指標である可視光領域の光線透過率が通常80以上、好ましくは85%以上であり、通常95%以下と透明性に優れる。
本発明の硬化体は、耐熱性を示す指標であるガラス転位点が通常250℃以上、好ましくは300℃以上であり高耐熱を示す。
【0058】
本発明の硬化体は、25℃から100℃までの温度範囲における線膨張係数が、通常50ppm以下、好ましくは48ppm以下である。また、25℃から200℃までの温度範囲における線膨張係数が、通常60ppm以下、好ましくは55ppm以下である。
【0059】
本発明の硬化体は、JIS K7171規格のプラスチックの曲げ試験において、曲げ強度が通常90MPa以上、好ましくは100MPa以上であり、曲げ弾性率が通常3500MPa以上、好ましくは3800MPa以上である。曲げ強度と曲げ弾性率は大きいほうが好ましいので特に上限はないが、曲げ強度および曲げ弾性率の両方が前述の範囲であることが好ましい。
本発明の硬化体は、複屈折が通常0.1〜2nmであり低複屈折性を示す。
本発明の硬化体は、JIS K 5400による吸水率が2%以下、好ましくは1%以下であり低吸水率性を示す。
【0060】
本発明の硬化体は、LCD基板、タッチパネル、光ディスク基板、太陽電池基板などの光学用プラスチック基板、レンズなどの光学用プラスチック部材などの各種光学用途に好適に用いることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、軽量で透明性に優れ、耐熱性が高く、低線膨張であり、機械的強度が高く、低吸水率かつ低複屈折な光学用プラスチック部材に好適に用いることができる硬化体およびそれを提供する重合性組成物が得られる。
【0062】
【実施例】
以下に本発明の内容及び効果を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例に限定されるものではない。以下において、「部」とあるのは「重量部」を表す。
実施例及び比較例で得られた板とプラスチック積層体は以下の方法で評価した。
【0063】
(1)成形性:目視による。
(2)外観:目視による。
(3)耐熱性:30mm×3mm×1mm厚の試験片を用い、セイコー電子(株)製TMA120でガラス転移点Tgを引っ張り法TMAにて、支点間距離20mm、荷重1g、昇温速度5℃/分で測定した。
【0064】
(4)線膨張係数:30mm×3mm×1mm厚の試験片を用い、セイコー電子(株)製TMA120で引っ張り法TMAにて、荷重1g、昇温速度5℃/分、測定温度範囲25℃〜400℃で測定した。この時25℃と100℃における試験片長さの差から算出した。また、25℃と200℃における試験片長さの差から算出した。
【0065】
(5)曲げ強度:25mm×80mm×1mm厚の試験片を用い、島津製作所製オートグラフAG−5kNEにて支点間距離20mm、0.5mm/minで曲げ試験を行い曲げ強度を測定した。
(6)曲げ弾性率:25mm×80mm×1mm厚の試験片を用い、島津製作所製オートグラフAG−5kNEにて支点間距離20mm、0.5mm/minで曲げ試験を行い曲げ弾性率を測定した。
【0066】
[実施例1]
ネオペンチルグリコールジメタクリレートと、トリメチロールプロパントリメタクリレートを重量比で、3対1に混合した混合組成物85重量部、ペンタエリスリトールテトラキス(β−チオプロピオネート)15部、光重合開始剤として2,4,6ートリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド(BASF社製「ルシリンTPO」)0.1部、ベンゾフェノン0.1部を均一に攪拌混合した後、脱泡して組成物を得た。
【0067】
この組成物を、スペーサーとして厚さ1mmのシリコン板を用いた光学研磨ガラスの型に注液し、ガラス面より40cmで上下にある出力80W/cmのメタルハライドランプの間にて、5分間紫外線を照射した。紫外線照射後離型し、150℃で1時間加熱して硬化体を得た。硬化体の諸物性を表1に示す。
【0068】
[実施例2]
ネオペンチルグリコールジメタクリレートと、トリメチロールプロパントリメタクリレートの混合割合を1対1にした他は実施例1と同様に行い硬化体を得た。硬化体の諸物性を表1に示す。
【0069】
[実施例3]
ネオペンチルグリコールジメタクリレートと、トリメチロールプロパントリメタクリレートの混合割合を1対3にした他は実施例1と同様に行い硬化体を得た。硬化体の諸物性を表1に示す。
【0070】
[実施例4]
ネオペンチルグリコールジメタクリレートと、トリメチロールプロパントリメタクリレートの混合割合を1対1にし、ペンタエリスリトールテトラキス(β−チオプロピオネート)の代わりにトリス[2−(β−チオプロピオニルオキシ)エチル]トリイソシアヌレートを用いた他は実施例1と同様に行い硬化体を得た。硬化体の諸物性を表1に示す。
【0071】
[実施例5]
ネオペンチルグリコールジメタクリレートと、トリメチロールプロパントリメタクリレートを1対1に混合した混合組成物90重量部、トリス[2−(β−チオプロピオニルオキシ)エチル]トリイソシアヌレート10部を用いた他は実施例1と同様に行い硬化体を得た。硬化体の諸物性を表1に示す。
【0072】
[比較例1]
ネオペンチルグリコールジメタクリレートと、トリメチロールプロパントリメタクリレートの混合物の代わりに、ネオペンチルグリコールジメタクリレートのみを用いた他は実施例1と同様に行い硬化体を得た。硬化体の諸物性を表1に示す。
【0073】
[比較例2]
ネオペンチルグリコールジメタクリレートと、トリメチロールプロパントリメタクリレートの混合物の代わりに、トリメチロールプロパントリメタクリレートのみを用いた他は実施例1と同様に行い硬化体を得た。硬化体の諸物性を表1に示す。
【0074】
[比較例3]
ネオペンチルグリコールジメタクリレートと、トリメチロールプロパントリメタクリレートの混合物の代わりに、ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン=ジメタクリレートを用いた他は実施例1と同様に行い硬化体を得た。硬化体の諸物性を表1に示す。
【0075】
[比較例4]
市販の1mm厚のポリカーボネート製プラスチックシート(帝人社製 商品名パンライト)の諸物性を表1に示す。
【0076】
【表1】
Claims (6)
- 下記成分(A)、成分(B)、及び成分(C)を含んでなる重合性組成物であって、成分(A)と成分(B)の合計100重量部に対して、成分(A)を10〜80重量部、成分(B)を90〜20重量部含有し、且つ、成分(A)、成分(B)、及び成分(C)の合計100重量部に対して、成分(A)と成分(B)の合計を70〜99.9重量部、成分(C)を30〜0.1重量部含有することを特徴とする重合性組成物。
成分(A):一般式[I]で示される脂肪族2官能メタクリレートより選ばれる少なくとも1種の2官能メタクリレート
成分(B):一般式[II]で示される脂肪族多官能メタクリレートより選ばれる少なくとも1種の多官能メタクリレート
成分(C):一般式[ III ]、[ IV ]、及び[V]から選ばれる少なくとも1種のメルカプト化合物
- 請求項1に記載の重合性組成物を重合させて得られる、ガラス転移温度が300℃以上であることを特徴とする硬化体。
- 25℃から100℃までの温度範囲における線膨張係数が50ppm以下であり、かつ25℃から200℃までの温度範囲における線膨張係数が60ppm以下であることを特徴とする請求項2に記載の硬化体。
- JIS K7171規格のプラスチックの曲げ試験において、曲げ強度が90MPa以上、かつ、曲げ弾性率が3500MPa以上であることを特徴とする請求項2または3に記載の硬化体。
- 請求項2ないし4のいずれかに記載の硬化体からなる光学用プラスチック部材。
- ディスプレイ用の基板であることを特徴とする請求項5に記載の光学用プラスチック部材。
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