JPH03227978A - ピリミジン誘導体,その製造方法およびそれを含有する除草剤 - Google Patents

ピリミジン誘導体,その製造方法およびそれを含有する除草剤

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JPH03227978A
JPH03227978A JP2050190A JP2050190A JPH03227978A JP H03227978 A JPH03227978 A JP H03227978A JP 2050190 A JP2050190 A JP 2050190A JP 2050190 A JP2050190 A JP 2050190A JP H03227978 A JPH03227978 A JP H03227978A
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carbon atoms
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pyrimidine
amino
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Tetsuo Takematsu
竹松 哲夫
Masahiro Nishii
西井 正博
Masatoshi Kamimura
上村 雅俊
Toshihiro Hirata
平田 敏浩
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なピリミジン誘導体、その効率のよい製造
方法およびそれを含有する除草剤に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕従来
から、ピリミジン系除草剤としては各種の化合物が知ら
れている。例えば、2−アミノ−4クロル−6−イツプ
ロビルアミノピリミジン(−船名:イプリミダン)は、
強力な殺草力を有し、除草剤として有効であることが知
られている。
しかしながら、この2−アミノ−4−クロル6−イツブ
ロビルアミノビリミジンは畑地用あるいは土壌処理用の
除草剤としては効果があるが、水稲用の除草剤としては
効果が低いという欠点があった。そこで、本発明者らは
水稲に対して薬害がなく、−年生雑草から多年生雑草に
わたる種々の雑草に対してずくれた除草効果を発揮しう
るピリミジン誘導体を開発した(特開昭63−3137
77号公報)が、未だ効果について改良の余地が残され
ていた。
〔課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記従来の除草剤の問題点を解消し、水
稲に対して薬害が少なく、−年生雑草から多年生雑草に
わたる種々の雑草に対してすぐれた除草効果を発揮しう
る全く新たな除草剤を開発すべく鋭意研究を重ねた。そ
の結果、特定のピリミジン誘導体が上記目的に適うこと
を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、 一般式 (ただし、XIとX2は同一であっても異なるものであ
ってもよく、xlとX2は水素原子、ハロゲン原子。
炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、炭素数1〜4のアルキルチオ基あるいは炭素数1〜
4のハロアルキル基を示し、mは1〜5の整数、nは1
〜4の整数、Zは酸素原子またはイオウ原子をそれぞれ
示す。)を示し、R2はハロゲン原子、炭素数1〜4の
アルキル基または炭素数1〜4のハロアルキル基を示す
。)で表わされるピリミジン誘導体、およびその効率の
よい製造方法として、 一般式 %式%() (式中、R1は前記と同じである。)で表わされるアミ
ン化合物と 一般式 (式中、R2は前記と同じであり、X3はハロゲン原子
を示す。)で表わされるアミノハロゲノピリミジン化合
物を脱ハロゲン化水素剤の存在下で反応させることを特
徴とする前記一般弐四]で表わされるピリミジン誘導体
の製造方法、さらには前記−殺伐CI)で表わされるピ
リミジン誘導体を含有する除草剤を提供する。
前記−殺伐〔I〕で表わされる化合物は、新規なピリミ
ジン誘導体である。式中 (ただし、XIとX2は同一であっても異なるものであ
ってもよく、XIとX2は水素原子、ノ\ロゲン原子炭
素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基
、炭素数1〜4のアルキルチオ基あるいは炭素数1〜4
のハロアルキル基を示し、mは1〜5の整数、nは1〜
4の整数、Zは酸素原子またはイオウ原子をそれぞれ示
す。)を示し、R2はハロゲン原子、炭素数1〜4のア
ルキル基または炭素数1〜4のハロアルキル基を示す。
本発明のピリミジン誘導体の具体例としては各種のもの
があるが、後述する製造例で得られる化合物以外に、2
−アミノ−4−クロル−6−[(1ベンゾチオフェン−
2′−イル)−エチルアミノ1ピリミジン、2−アミノ
−6−[(1−(6”−メチル)−ヘンジチオフェン−
2゛−イル)−エチルアミノ]  −4−)リフルオロ
メチル−ピリミジン 2−アミノ−4−クロル−6−[
(1−(5トリフルオロメチル)−ベンゾチオフェン−
2゛イル)−エチルアミノ1ピリミジン、2−アミノ−
4−クロル−6−[(1−(6’−フルオロ)ヘンシフ
ラン−2゛−イル)−エチルアミノ1ピリミジン、2−
アミノ−4−クロル−6(3゛−イソプロピルフェノキ
シ−1−メチルエチルアミノ)−ピリミジン、2−アミ
ノ−4エチル−6−(3”、5゛−ジメチルフェノキシ
1−メチル−エチルアミノ)−ピリミジン、2アミノ−
6−(3°、5゛−ジメチルフェノキシ−1−メチル−
エチルアミノ)−4−メチルチオピリミジン、2−アミ
ノ−4−イソプロピル−6(2’、3’−ジメチルフェ
ノキシ−1−メチルエチルアミノ)−ピリミジン、2−
アミノ−6(2′、3゛−ジメチルフェノキシ−1−メ
チルエチルアミノ)−4−メトキシ−ピリミジン。
2−アミノ−6−(3’−メチル−4゛−メトキシフェ
ノキシ−1−メチル−エチルアミノ)−4トリフルオロ
メチル−ピリミジン、2−アミノ4−クロル−6−(3
’−フルオロフェノキシ1−メチル−エチルアミノ)−
4−ピリミジン。
2−アミノ−6−(2’−フルオロフェノキシ1−メチ
ル−エチルアミノ)−4−)リフルオロメチル−ピリミ
ジン、2−アミノ−6−(3’−クロルフェノキシ−1
−メチル−エチルアミノ)4−トリフルオロメチルエチ
ル−ピリミジン、2アミノ−4−メチル−6−(3’−
トリフルオロメチルフェノキシ−1−メチル−エチルア
ミノ)ピリミジンなどが挙げられる。
上記−殺伐CI)で表わされる本発明のピリミジン誘導
体は種々の方法により製造することができるが、効率の
よい製造方法としては前述の方法があげられる。すなわ
ち、−殺伐(n)で表わされるアミン化合物と一般式〔
■〕で表わされるアミノハロゲノピリミジン化合物を脱
ハロゲン化水素剤の存在下で反応させることにより一般
式(1)で表わされるピリミジン誘導体を得る。ここで
、アミン化合物やアミノハロゲノピリミジン化合物の種
類は様々であるが、具体的には所望する一般式〔I〕の
ピリミジン誘導体に対応する化合物を選定すればよい。
また、ここで用いる脱ハロゲン化素剤としては水酸化ナ
トリウム、炭酸カリウム5重炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、重炭酸ナトリウム、金属ナトリウム、水素化ナト
リウム、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ピリジ
ン等の無機または有機の塩基などをあげることができる
この反応にあたっては、両化合物をほぼ等モルで用いれ
ばよく、また溶媒は必ずしも必要ではないが、アセトン
、メチルエチルケトン、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、メチルアルコール エチルアル
コール、アセトニトリル、ジクロロメタン、クロロホル
ム、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘンゼン、トル
エン等の有機溶媒を用いることができる。反応は20〜
200°C1好ましくは10〜100”Cの温度、常圧
〜15kg/c+flの圧力で1〜30時間行なえばよ
い。反応終了後、生成物を分離゛、洗浄することにより
、−殺伐(T)で表わされる本発明のピリミジン誘導体
を得ることができる。
さらに、この−殺伐〔I〕で表わされるピリミジン誘導
体は、雑草の発芽、生長を抑制し、しかも高選択性を有
するため、除草剤として好適である。その上、水稲に薬
害を与えることなくキカシグサ、アゼナ、コナギなどの
広葉雑草、クマガヤツリ等のカヤツリグサ科雑草あるい
はノビエなどのイネ科雑草などの雑草に対して卓越した
除草効果を示すばかりでなく、現在防除困難とされてい
るホタルイ、ミズガヤツリ、ウリカワ等の多年生雑草に
対しても卓越した雑草効果を示す。
次に、本発明の除草剤は、上述の発明の化合物、すなわ
ち−殺伐CI)で表わされるピリミジン誘導体を含有す
るもの、特に有効成分として含有するものであり、これ
らの化合物を溶媒等の液状担体または鉱物質微粉等の固
体担体と混合し、水和剤、乳剤、粉剤2粒剤等の形態に
製剤化して使用することができる。製剤化に際して乳化
性3分散性、展着性等を付与するためには界面活性剤を
添加すればよい。
本発明の除草剤を水和剤の形態で用いる場合、通常は上
述した本発明のピリミジン誘導体を有効成分として10
〜55重量%、固体担体40〜88重量%および界面活
性剤2〜5重量%の割合で配合して組成物を調製し、こ
れを用いればよい。また、乳剤の形態で用いる場合は、
通常は有効成分として本発明のピリミジン誘導体20〜
50重量%、溶剤35〜75重量%および界面活性剤5
〜15重量%の割合で配合して調製すればよい。
一方、粉剤の形態で用いる場合は、通常は有効成分とし
て本発明のピリミジン誘導体1〜15重量%、固体担体
80〜97重景%お重量界面活性剤2〜5重量%の割合
で配合して調製すればよい。
さらに、粒剤の形態で用いる場合は、有効成分として本
発明のピリミジン誘導体0.2〜15重量%、固体担体
80〜97.8重量%および界面活性剤2〜5重量%の
割合で配合して調製すればよい。
ここで固体担体としては鉱物質の微粉が用いられ、この
鉱物質の微粉としては、ケイソウ土、消石灰等の酸化物
、リン灰石等のリン酸塩、セラコラ等の硫酸塩、タルク
、パイロフェライト、クレー1 カオリン、ヘントナイト、酸性白土、ホワイトカーボン
、石英粉末、ケイ石粉等のケイ酸塩などをあげることが
できる。
また、溶剤としては有機溶媒が用いられ、具体的にはン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、0−ク
ロルトルエン、トリクロルメタントリクロルエチレン等
の塩素化炭化水素、シクロヘキサノール、アミルアルコ
ール、エヂレングリコール等のアルコール、イソホロン
、シクロヘキサノン、シクロヘキセニル−シクロヘキサ
ノン等のケトン、ブチルセロソルブ、ジメチルエーテル
メチルエチルエーテル等のエーテル、酢酸イソプロヒル
、酢酸ベンジル、フタル酸メチル等のエステル、ジメチ
ルホルムアミド等のアミドあるいはこれらの混合物をあ
げることができる。
さらに、界面活性剤としては、アニオン型、ノニオン型
、カチオン型あるいは両性イオン型(アミノ酸、ベタイ
ン等)のいずれを用いることもできる。
このような本発明の一般式〔I〕で表わされる2 新規化合物のピリミジン誘導体は、−年生雑草はもとよ
り多年生雑草に対しても除草効果が高く、水稲に対して
も薬害のない高選択性の除草剤として極めて有用である
なお、本発明の除草剤は、有効成分として一般式CI)
で表わされるピリミジン誘導体と共に、他の除草成分を
併用することもできる。このような他の除草成分として
は、従来から市販されている除草剤をあげることができ
、例えばフェノキシ系除草剤、ジフェニルエーテル系除
草剤、トリアジン系除草剤、尿素系除草剤、カーバメー
ト系除草剤、チオールカーバメ−1・系除草剤、酸アニ
リド系除草剤、ピラゾール系除草剤、リン酸系除草剤、
スルホニルウレア系除草剤、オキサシアシンなど様々な
ものがあげられる。
さらに本発明の除草剤は、必要に応じて殺虫剤。
殺菌剤、植物の生長調節剤、肥料等を混用することもで
きる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳しく説明する
製造例1 2−アミノ−6−クロル−4−トリフルオロメチルピリ
ミジン3.6g(20ミリモル)を50%アセトン水溶
液50m1中に懸濁し、炭酸水素ナトリウム1.67 
g (19,8ミリモル)を加えた後、1−(3’、5
”−ジメチルフェノキシ)−1メチル−エチルアミン4
.33 g (21,9ミリモル)のアセトン溶液を滴
下した。室温で30分間、60°Cで2時間攪拌後、ア
セトンを留去して酢酸エチル100 mflで抽出した
。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、その後酢酸エチルを留去した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに展開(展開溶媒:ヘキサン/
酢酸エチル−5/2(容量比)ンして式 で表わされる2−アミノ−6−(3’、5”−ジメチル
フェノキシ−1−メチル−エチルアミノ)4−トリフル
オロメチルピリミジン(化合物1)を1.8g(収率2
6.4%)得た。このものの分析結果を第1〜3表に示
す。
製造例2〜4 製造例1において2−(3’、5’−ジメチルフェノキ
シ)−1−メチル−エチルアミンの代わりに2− (3
’、5’−ジメチルフェノキシ)−1メチル−エチルア
ミン(製造例2)、2−(3トリフルオロメチルフエノ
キシ)−1−メチルエチルアミン(製造例3)または1
−(6メチルーベンゾフランー2゛−イル)エチルアミ
ン(製造例4)を用いたこと以外は製造例1と同様の操
作を行ない、化合物2〜4を得た。これらの化合物の分
析結果を第1〜3表に示す。
製造例5 2−アミノ−4,6−ジクロルピリミジン3.3g(2
0ミリモル)をジメチルホルムアミド50d中に懸濁し
、炭酸カリウム4.2g(30,1ミリモル)を加えた
後、2− (2’、3’−ジメチル5 フェノキシ)−1−メチル−エチルアミン(26,6ミ
リモル)を滴下した。100°Cで5時間攪拌後、反応
生成物を冷水50mffに加え、酢酸エチル100m!
で抽出した。酢酸メチル層を水洗後、無水硫酸すトリウ
ムで乾燥し、その後酢酸エチルを留去した。残留物をシ
リカゲルカラムクロマ1〜グラフイーに展開(展開溶媒
:ヘキサン/酢酸エチル−5/3(容量比))シた後、
さらにヘキサン/酢酸エチルから再結晶を行ない 式 で表わされる2−アミノ−4−クロル−6−(2’3°
−ジメチルフェノキシ−1−メチル−エチルアミノ)−
ピリミジン(化合物5)を2.5g(収率40,1%)
得た。このものの分析結果を第1〜3表に示す。
製造例6および7 製造例5において2’−(2’、3’−ジメチルフェノ
キシ)−1−メチル−エチルアミノの代わりに6 2−フェノキシ−1−メチル−エチルアミン(製造例6
)または2−(3’−1−リフルオロメチルフェノキシ
)−1−メチル−エチルアミノ(製造例7)を用いたこ
と以外は製造例5と同様の操作を行ない、化合物6およ
び7を得た。これらの化合物の分析結果を第1〜3表に
示す。
製造例8 2−アミノ−6−クロル−4−トリフルオロメチルピリ
ミジン3.2g(20ミリモル)をアセトン20m2に
溶解し、水酸化ナトリウム0.8g(19,3ミリモル
)を加えた後、1−(ヘンシフラン−2゛−イル)−エ
チルアミン3.17 g(19,7ミリモル)のアセト
ン溶液を滴下した。
2時間加熱還流した後、水50m!を加え、酢酸エチル
25m2で4回抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、その後酢酸エチルを留去した
。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに展開
(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル−5/3(容量比)
)シて精製し、で表わされる2−アミノ−6−[(1−
ベンゾフラン−2゛−イル)−エチルアミノ1−4−)
リフルオロメチルピリミジン(化合物8)を2.4g(
収率37.8%)得た。このものの分析結果を第1〜3
表に示す。
製造例9 製造例8において、2−アミノ−6−クロル4−トリフ
ルオロメチルピリミジンの代わりに2アミノ−4,6−
ジクロルピリミジンを用いたこと以外は製造例8と同様
の操作を行ない、化合物9を得た。このものの分析結果
を第1〜3表に示す。
9 実施例1〜9 (1)除草剤の調製 担体としてタルク(商品名ニジ−クライト)97重量部
、界面活性剤としてアルキルアリールスルボン酸塩(商
品名:ネオペレックス、花王アトラス■製)1.5重量
部およびノニオン型とアニオン型の界面活性剤(商品名
:ソルボール 800A。
東邦化学工業■製)1.5重量部を均一に粉砕混合して
、水和剤用担体を得た。
この水和剤用担体90重量部と上記製造例1〜5で得ら
れたピリミジン誘導体10重量部を均一に粉砕混合して
除草剤を得た。
(2)生物試験(湛水土壌処理試験) 1/15500アールの磁製ポットに水田土壌をつめ、
表層にノビエ、クマガヤツリ、キカシグサ、ホタルイ、
コナギの種子を均一に播種して、さらにミズガヤツリ、
ウリカワの塊茎を移植して、2葉期の水稲を移植した。
その後、雑草の発芽時に、上記(1)で得た除草剤の希
釈液を所定量水面に均一滴下して処理した後、ポットを
温室内に放置して適時撒水した。
薬液処理の20日後の除草効果および稲作薬害を調査し
た結果を第4表に示す。なお、薬量は有効成分量で50
 g / ] Oaとした。また、水稲薬害、除草効果
は、各々風乾型を測定し、以下のように表示した。
薬害の程度   水稲薬害(対無処理区比)0    
     100% 1      95〜99% 2      90〜94% 3      80〜89% 4      60〜79% 5       50〜69% 除草効果の程度  除草効果(対無処理区比)0   
      100% 1      61〜99% 2      21〜60% 3      11〜20% 4       1〜10% 5           0% 4 比較例1 実施例1において、ピリミジン誘導体の代わりに下記の
式(IV)で表わされる2−アミノ−4クロル−6−イ
ツプロビルアミノビリミジン(−船名:イプリミダン)
を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行なった。
結果を第4表に示す。
1 比較例2 実施例1において、ピリミジン誘導体の代わりに下記の
式〔■]で表わされる2−アミノ−4クロル−6−(3
”−メチル−4”−メトキシフェニル−エチルアミノ)
−ピリミジン(特開昭63313777号公報に記載)
を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行なった。
結果を第4表に示す。
S 〔発明の効果〕 本発明のピリミジン誘導体は新規化合物であって、除草
剤として有効に利用しうるものである。
また、本発明の方法によれば上記ピリミジン誘導体を効
率よく製造することができる。さらに、このピリミジン
誘導体を有効成分とする本発明の除草剤は、既存の水稲
様除草剤に比べて薬効が大きく、しかも水稲に対して薬
害が少ない上に、殺草スペクトル幅が大きいという特徴
がある。具体的には前述した如く、ノビエ、広雑草等の
一年生雑草に効果があるばかりでなく、ミズガヤツリ、
ホタルイなどのカヤツリグサ科雑草やウリカワ等の多年
生雑草に対しても著しい効果を示し、水稲に対する薬害
が少ない高選択性の除草剤である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は▲数式、化学式、表等があります▼ま
    たは ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、X^1とX^2は同一であっても異なるもの
    であってもよく、X^1とX^2は水素原子、ハロゲン
    原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアル
    コキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基あるいは炭素
    数1〜4のハロアルキル基を示し、mは1〜5の整数、
    nは1〜4の整数、Zは酸素原子またはイオウ原子をそ
    れぞれ示す。)を示し、R^2はハロゲン原子、炭素数
    1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のハロアルキル
    基を示す。)で表わされるピリミジン誘導体。
  2. (2)一般式 R^1−NH_2 (式中、R^1は▲数式、化学式、表等があります▼ま
    たは ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、X^1とX^2は同一であっても異なるもの
    であってもよく、X^1とX^2は水素原子、ハロゲン
    原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアル
    コキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基あるいは炭素
    数1〜4のハロアルキル基を示し、mは1〜5の整数、
    nは1〜4の整数、Zは酸素原子またはイオウ原子をそ
    れぞれ示す。)で表わされるアミン化合物と 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^2はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキ
    ル基または炭素数1〜4のハロアルキル基を示し、X^
    3はハロゲン原子を示す。)で表わされるアミノハロゲ
    ノピリミジン化合物を脱ハロゲン化水素剤の存在下で反
    応させることを特徴とする請求項1記載のピリミジン誘
    導体の製造方法。
  3. (3)請求項1記載のピリミジン誘導体を含有する除草
    剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5280009A (en) * 1991-07-16 1994-01-18 Basf Aktiengesellschaft Substituted pyrimidine derivatives and their use for controlling undesirable plant growth

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5280009A (en) * 1991-07-16 1994-01-18 Basf Aktiengesellschaft Substituted pyrimidine derivatives and their use for controlling undesirable plant growth

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