JPH03226524A - クランクシャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法 - Google Patents

クランクシャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法

Info

Publication number
JPH03226524A
JPH03226524A JP2023270A JP2327090A JPH03226524A JP H03226524 A JPH03226524 A JP H03226524A JP 2023270 A JP2023270 A JP 2023270A JP 2327090 A JP2327090 A JP 2327090A JP H03226524 A JPH03226524 A JP H03226524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pins
journals
station
tempering
crankshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2023270A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0587565B2 (ja
Inventor
Hiyoshi Watanabe
渡邊 日吉
Masayuki Kashiwabara
栢原 正之
Tatsumi Nakamura
立美 中村
Noboru Tsukamoto
昇 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electronics Industry Co Ltd filed Critical Fuji Electronics Industry Co Ltd
Priority to JP2023270A priority Critical patent/JPH03226524A/ja
Publication of JPH03226524A publication Critical patent/JPH03226524A/ja
Publication of JPH0587565B2 publication Critical patent/JPH0587565B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、クランクシャフトの両端のジャーナルと両端
のピンを高周波焼入れ・焼戻しする方法および装置に関
する。
〈従来の技術〉 まず、クランクシャフトの一例を説明する。第3図に示
すように、クランクシャフト1は、5個のジャーナルJ
、〜J、と、ジャーナルJ1に接合された軸端部材Gと
、軸端部材Gの先端部分G、と、ジャーナルJ、に接合
されたフランジFと、4個のピンP、〜P4と、8個の
カウンターウェイト01〜C8とを具備している。そし
て、このクランクシャフトlでは、ジャーナルとピンと
がカウンターウェイトを介して交互に配置されている。
なお、2はクランクシャフト1の両端面の中心間を結ぶ
直線であって、クランクシャフト1の回転軸である。
なお、各ピンとジャーナルは、円柱部分、R部分および
フィレット部分を有している。これをピンP4を例にと
って第4図にて説明すると、ピンP4は、円柱部分91
と、円柱部分91に続く8部分92と、8部分92に続
き円柱部分91と直角方向に形成されたフィレット部分
93とを備えている。94は、ピンP、の両側のカウン
ターウェイトC7とC8の近辺に設けられた溝であり、
他のピンP2、P、およびP4にも設けられている。ま
た、95はジャーナルJ5のカウンターウェイトC6近
辺に設けられた溝であってジャーナルJ、にも同様に設
けられている。96はピンP4にR焼入れされて形成さ
れた硬化層であり、ピンPIにも同様に形成される。ま
た、97はジャーナルJ、に片R焼入れされて形成され
た硬化層であり、ジャーナルJ、にも同様に形成される
クランクシャフトの両端のジャーナルJ3、J、のみに
R焼入れと焼戻しを、また、両端のピンP1、P4のみ
にR焼入れと焼戻しを行うことが要求された場合には、
これらの焼入れと焼戻しは以下のように行われていた。
即ち、クランクシャフトの両端のジャーナル或、J、と
両端のピンPI% P4とを、高周波加熱コイル(以下
単に加熱コイルと記す)を備えた高周波焼入装置によっ
てそれぞれR焼入れ後、クランクシャフトを高周波焼入
装置とは別体の焼戻し炉に入れて両端のジャーナルJ1
、J、と両端のピンP8、P、の焼戻しを行っていた。
なお、R焼入れとは、ジャーナルやピンの前記円柱部分
91と、8部分92と、円柱部分92に直交するフィレ
ット部分93とにわたって連続した硬化層を形成する焼
入であり、R焼入れを行うことができる構造を有する加
熱コイルをR焼入れ用加熱コイルという。なお、ジャー
ナルJ1とJ、に行うR焼入れは、詳しくいうと片R焼
入れであって、この片R焼入れとは、例えばジャーナル
J1でカウンターウェイトC1側のみにR焼入れをした
り、ジャーナルJ、でカウンターウェイトC1側のみに
R焼入れをすることをいう。
〈発明が解決しようとする課題〉 従って、クランクシャフトの両端のジャーナルと両端の
ピンとをR焼入れ後、クランクシャフトを焼戻し炉に移
送して焼戻しを行うので、焼戻しに手間がかかっていた
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、一
つの装置で、クランクシャフトの両端のジャーナルと両
端のピンとの高周波焼入と高周波焼戻しを行うことがで
き、従って、焼戻しに手間がかからない高周波焼入れ・
焼戻し方法および装置を提供することを目的としている
〈課題を解決するための手段〉 上記問題を解決するために、請求項1の発明のクランク
シャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法は、ジャーナルと
ピンとがカウンターウェイトを介して交互に配置されて
いるクランクシャフトの両端部のジャーナルと両端部の
ピンとを高周波焼入れ・焼戻しする方法であって、第1
のステーションで両端部のジャーナルを同時にR焼入れ
した後、第2のステーションで両端のピンを同時にR焼
入れし、次いで、第3のステーションで両端のジャーナ
ルをフラット加熱コイルで加熱して焼戻しをしてから、
第4のステーションで両端のピンをフラット加熱コイル
で加熱して焼戻しを行い、且つ前記R焼入れは、ジャー
ナル或いはピンの円柱部分と、円柱部分に続くR部分と
、R部分に続き円柱部分に直交するフィレット部分とに
わたって連続した硬化層を形成する焼入であり、また、
前記フラット加熱コイルは、ジャーナル或いはピンの円
柱部分のみを高周波加熱するコイルである。従って、R
部分とフィレット部分との焼戻しは、円柱部分を加熱源
とする熱伝導のみを利用しているのである。
また、上記問題を解決するために、請求項2の発明のク
ランクシャフトの高周波焼入れ装置は、ジャーナルとピ
ンとがカウンターウェイトを介して交互に配置されてい
るクランクシャフトの両端部のジャーナルと両端部のピ
ンとを高周波焼入れ・焼戻しする装置であって、第1〜
第4のステーションと、両端のジャーナルのR焼入れ用
に第1のステーションに設けた高周波加熱コイルと、両
端のピンのR焼入れ用に第2のステーションに設けた高
周波加熱コイルと、両端のジャーナルの焼戻し用に第3
のステーションに設けたフラット加熱コイルと、両端の
ピンの焼戻し用に第4のステーションに設けたフラット
加熱コイルと、クランクシャフトを第1のステーション
から順次第2、第3のステーションを経て第4のステー
ションまで運ぶ手段とを具備している。
く作用〉 クランクシャフトは、第1のステーションで両端のジャ
ーナルがR焼入れされてから第2のステーションに移動
され、第2のステーションで両端のピンがR焼入れされ
る。次いでクランクシャフトは第3のステーションに移
動され、第3のステーションで両端のジャーナルが焼戻
しされてから第4のステージジンに移動され、第4のス
テーションでで両端のピンが焼戻しされる。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
1図〜第4図は本発明の一実施例を説明するための図面
であって、第1図は高周波焼入れ・焼戻し装置の縦断面
説明図、第2図は正面説明図、第3図は本実施例で焼入
れ・焼戻しを行うクランクシャフトの一例の側面図、第
4図は第3図に示したクランクシャフトの一部拡大断面
図である。
ワークであるクランクシャフト1は、第3図にて説明し
たクランクシャフトと同じものである。
クランクシャフト1の焼入仕様として、両端のジャーナ
ルJ1とJ、に片R焼入れをすること、および、両端の
ピンP1とP4にR焼入れれをすることが要求され、そ
の他のジャーナルおよびピンには焼入しないことが指定
されている。
第1図に示すように、本実施例のクランクシャフトの高
周波焼入れ・焼戻し装置は、クランクシャツ)1の両端
のジャーナルJ3、JSO片R焼入れを行う第1のステ
ーション100と、両端のピンP8、P、のR焼入れを
行う第2のステーション200と、ジャーナルJ1、J
、の焼戻しを行う第3のステーション300と、ピンp
、、 p、の焼戻しを行う第4のステーション400と
を備えている。
第1のステーション100には、クランクシャフトlの
ジャーナルJlとJ5をそれぞれ片R焼入れする1対の
片R焼入れ用加熱コイルIL 、11□が設けられてお
り、また、第2のステーション200には、クランクシ
ャフトlのピンP、とP4をそれぞれR焼入れする1対
のR焼入れ用加熱コイル12+、12zが設けられてい
る。第3のステーション300には、ジャーナルJ、と
J、をそれぞれ焼戻しするフラット加熱コイル13. 
、t3gが設けられており、また、第4のステーション
400には、ピンP1とP4をそれぞれ焼戻しするフラ
ット加熱コイル14鳳、14tが設けられている。
加熱コイル11. 、11冨、121.12□の上方に
は、それぞれ、各加熱コイルに接続されたカレントトラ
ンス211.21g 、221.22□がカレントトラ
ンス支持部材30に取り付けられており、フラット加熱
コイル13. 、13□、14..14□の上方には、
それぞれ、各フラット加熱コイルに接続されたカレント
トランス23+ 、23z 、24I、2’hが前記カ
レントトランス支持部材30とは別のカレントトランス
支持部材30に取り付けられている。
各カレントトランス支持部材30には、加熱コイル昇降
用モータ53の出力軸に巻回されたチエイン52が接続
されている。チエイン52は、また、カレントトランス
支持部材30が、摺動自在に取り付けられたステーショ
ン台lO1に設けたスプロケット55にも巻回されてい
る。50は、前記各カレントトランスに高周波電流を供
給するケーブルであり、51は、前記各加熱コイル、各
カレントトランス等に冷却液を供給するホースである。
各ステーション100.200.300.400には、
クランクシャフト1のフランジFおよび軸端部材Gの先
端部材G1をそれぞれ支持するチャック62および軸端
支持装置61が対向するように設けられている。チャン
ク62および軸端支持装置61にはそれぞれチャック6
2および軸端支持装置61を後述するウオーキングビー
ム70の長手方向と直角方向に移動させるチャンク移動
用シリンダ64および軸端支持装置移動用シリンダ63
が設けられている。67は、チャック62を回転させる
モータである。
焼入れ・焼戻しされるクランクシャフト1を第1のステ
ーション100から、第2および第3のステーション2
00.300を経て第4のステーション400迄搬送す
る手段は以下のように構成されている。
70は第1のステーション100から第4のステーショ
ン400まで延設された長尺状のウオーキングビームで
あって、上面にはクランクシャフト1の移動方向(第1
図で矢印AとBの方向)に11対ののウオーキング■ブ
ロック71 (71,〜71..)が対ごとに対向する
ように固定されている。ウオーキング■ブロック71は
、1対のウオーキング■ブロック71でクランクシャフ
ト1のジャーナルJ2とJ4を支持できるように形成、
配置されている。
ウオーキング■ブロック71は、前記各ステーション間
を三つに区分するような間隔で配置されている。そして
、ウオーキングビーム70が始動する前には、第1図に
図示しない第2番目のウオーキングVブロック7hが第
1のステーション100の中央にあるようにウオーキン
グビーム70が配設すている。シリンダ81の一端には
、ウオーキングビーム70のほぼ中央下部に固定したブ
ロック80が、他端には、ウオーキングビーム70に固
定されたスライドブロック83に、スライドブロック8
3が摺動自在であるよう挿入されたロッド82が接続さ
れている。ロッド82の両端には、ウオーキングビーム
70を昇降させるシリンダ84が接続されている。そし
て、シリンダ84は、合板103に取り付けられる。
なお、第3のステーション300と第4のステーション
400間に設けたロッド82にはシリンダ81は設けら
れていない。
各ステーション100.200.300.400におい
ては、台板103に、1対のラック88.89が対向す
るように垂直に取り付けられており、ラック88および
89の上端には、それぞれ、クランクシャフト1を、チ
ャック62と軸端支持装置61の中心線aのレベルまで
持ち上げるクランクシャフトlの位置決め・支持用■ブ
ロック72および73が設けられている。位置決め・支
持用■ブロック72は、二股状に形成されており、ジャ
ーナルJ1を支持できるように形成されている■フロッ
ク721 と、ビンPIを支持できるように形成され■
ブロック721より高く、且つ■ブロック721に並設
された■ブロック722とを備えている。■ブロック7
3はジャーナルJ5を支持できるように形成されている
。そし、位置決め・支持用■ブロック72と73とは連
結部材74で連結されている。ランク88と89は駆動
軸を90゜変換できるギヤボックス87を介してラック
86に接続されており、ラック86の一端にはシリンダ
85が接続されている。
4台のチャック62の共通台板上に設けた固定ビーム6
6の上には、および、4台の軸端支持装置61の共通台
板上に設けた固定ビーム65上には、それぞれ、ウオー
キング■ブロンク71と同間隔に12個の固定■ブロッ
ク75 (75,〜75..)が設けられており、固定
ビーム65上の各固定Vブロック75は、固定ビーム6
6上の各固定■ブロック75と対向するように配設され
ている。そして、対向する1対の固定Vブロック75に
よって、クランクシャフト1の軸端部材Gの先端部分G
1とフランジFとが支持できるように固定■ブロック7
5が形成、配置されいる。但し、1対の一番目の固定■
ブロック75゜のみは、これら1対の固定■ブロック7
5.でクランクシャフトIのジャーナルJl、ピンPI
%P4、ジャーナルJ、を支持できるように、位置決め
・支持用Vブロック72のVブロック721 と同様な
二股状に形成されている。
なお、第1のステーション100においては、チャック
62と軸端支持装置61の中心&9!aを通る垂直面内
に、加熱コイル111、l12、固定■ブロック75お
よび位置決め・支持用■ブロック72.73のそれぞれ
の中心があるようにこれら加熱コイルと■ブロックが配
設されており、第2、第3および第4のステーション2
00.300.400においても同様である。
次ぎに、本実施例の装置によってクランクシャフト1の
両端のジャーナルJ、、 J、と両端のピンP1、P4
の焼入れ・焼戻しを行う方法について説明する。
まず、クランクシャフト1を手作業によって1番目の固
定■ブロック75+ に載置する。即ち、ジャーナルJ
、とピンP、を固定ビーム65上の1番目の固定Vブロ
ック75.に、ピンP4とジャーナルJ5を固定ビーム
66上の1番目の固定■ブロック751に、それぞれ、
載置する。この時、クランクシャフト1はピンPIとP
、のトップ側が上方にあるように固定Vブロック751
 によって支持されている。
次ぎに、シリンダ84を動作させてウオーキングビーム
70を上昇させ、1番目のウオーキング■ブロック7L
 でジャーナルJtと34とを支持し、この状態でシリ
ンダ81を動作させてウオーキングビーム70を矢印A
の方向に1ステツプ(ウオーキングVブロック71の間
隔と同じ距離)前進させて後、シリンダ84を動作させ
てウオーキングビーム70を降下させ、ジャーナルJ、
とピンP1を第1のステーション100の位置決め・支
持用■ブロック72の■ブロック721と722でそれ
ぞれ支持し、ジャーナルJ、を第1のステーション10
0の位置決め・支持用Vブロック73で支持する。
この後、シリンダ81を動作させてウオーキングビーム
70を矢印Bの方向へ1ステツプ後進させて最初の位置
に戻してから、1番目の固定■ブロック751に2番目
のクランクシャフトを載置する。
同時に、シリンダ85を動作させて、ラック86、ギヤ
ボックス87およびラック88を介して位置決め・支持
用■ブロック72.73を上昇させてクランクシャフト
1の回転軸2がチャック62と軸端支持装置61との中
心線aの高さにくるようにクランクシャフト1を位置さ
せる。この状態でチャック移動用シリンダ64と軸端支
持装置移動用シリンダ63とを動作させてチャック62
と軸端支持装置61でクランクシャフト1の両端を支持
できるように配設後、チャック62でフランジFを把持
し、また、軸端支持装置61の図示しないセンターピン
で軸端部材Gの先端部分G、の端面の中心を押圧支持す
る。そして、モータ67を回転してクランクシャフト1
を回転させる。
次いで、第1のステーション100の加熱コイル昇降用
モータ53を動作させて加熱コイル111.112を降
下し、加熱コイル111.11!をそれぞれジャーナル
J7、J、に載置後、加熱コイル11..11□に所定
の時間高周波電流を通電してジャーナルJ6、J、を加
熱してから、図示しないジャケットからジャーナルJ3
、J、に焼入れ用冷却液を噴射してジャーナルJ0、J
sを片R焼入れする。
この後、シリンダ88を動作させて位置決め・支持用■
ブロック72のVブロック721 、?22および位置
決め・支持用■ブロック73で、それぞれ、ジャーナル
J、、ピンP1およびジャーナルJ、を支持してからシ
リンダ88を降下させて、固定Vブロック752によっ
て軸端部材Gの先端部分G、とフランジFとを支持させ
る。次ぎに、ウオーキングビーム70を上昇させてクラ
ンクシャフト1のジャーナルJ2とJ4を支持してから
、ウオーキングビーム70を1ステツプ前進後降下させ
てクランクシャツ目の軸端部材Gの先端部分G、とフラ
ンジFとを固定■ブロック75.上に載置する。この時
、2番目のクランクシャフトの軸端部材Gの先端部分G
、とジャーナルJ、とは、固定Vブロック75□によっ
て支持されている。
上記のような動作を繰り返してクランクシャツト1は第
2のステーション200に至る。第2のステーション2
00では、位置決め・支持用■ブロック72、チャック
62、軸端支持装置61、チャック移動用シリンダ64
、軸端支持装置移動用シリンダ63が第1のステーショ
ン100と同様に動作してピンP1、P4がR焼入れさ
れる。第3のステーション300では第1、第2のステ
ーション100.200と類似の動作要領でジャーナル
J1、J、が焼戻しをされ、第4のステーション400
ではピンP3、P4が第3のステーション300と同様
に焼戻しをされる。そして、ウオーキングビーム70が
最初の位置に戻るごとに、一番目の固定■ブロック75
1に次ぎ次ぎに新しいクランクシャフトを手作業によっ
て載置してゆけば、その後は、各クランクシャフトのジ
ャーナルJ1、J、とピンP1、P4の自動焼入れと自
動焼戻しが行われる。従って、焼戻しの手間を大幅に少
なくすることができる。
なお、本実施例において、ピンP1、P4を同時に焼入
れする場合、および、ジャーナルJ、、 J、を同時に
焼入れする場合には、共に、高周波電流の周波数は約3
0kHz 、所要電力(高周波加熱装置への入力電力)
は160 kW、加熱時間は12secであった。
ジャーナルJ+、 Jsを同時に焼戻しする場合には、
高周波電流の周波数は約10kHz 、所要電力は32
kW、加熱時間は25secであり、また、ピンP3、
P4を焼戻しする場合には、高周波電流の周波数は約1
0kH2、所要電力は40kW、加熱時間は25sec
であった。
そして、網種545C相当品を使用したときの焼入硬度
はHv700、焼戻し硬度は円柱部分91でHシロ50
、R部分92およびフィレット部分93でHv680で
あった。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明のクランクシャフトの高周波
焼入れ・焼戻し方法と装置は、一連の第1乃至第4のス
テーションを設け、第1、第2、第3および第4のステ
ーションで、それぞれ、両端のジャーナルのR焼入れ、
両端のピンのR焼入れ、両端のジャーナルの焼戻しおよ
び両端のピンの焼戻しを行うので、従来の焼戻しの方法
と装置に比べて焼戻しの手間がすくなく、また、焼戻し
の後工程との整合のとれた焼戻し作業を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を説明するための図
面であって、第1図は高周波焼入れ・焼戻し装置の縦断
面説明図、第2図は正面説明図、第3図は本実施例で焼
入れ・焼戻しを行うクランクシャフトの一例の側面図、
第4図は第3図に示したクランクシャフトの一部拡大断
面図である。 1 ・・・クランクシャフト、11..112.12゜
、12□ ・・・加熱コイル、13. 、13□、14
1.142 ・・・フラット加熱コイル、91・・・円
柱部分、92・・・R部分、93・・・フィレット部分
、96.97・・・硬化層、100  ・・・第1のス
テーション、200  ・・・第2のステーション、3
00  ・・・第3のステーション、400  ・・・
第4のステーション、Cl−Cs・・・カウンターウェ
イト、J1〜J、・・・ジャーナル、PI〜P4・・・
ピン。 第2図 第3図 第4図 手続補正書(刃側 平成 2年 6月 1日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジャーナルとピンとがカウンターウェイトを介し
    て交互に配置されているクランクシャフトの両端部のジ
    ャーナルと両端部のピンとを高周波焼入れ・焼戻しする
    方法であって、第1のステーションで両端部のジャーナ
    ルを同時にR焼入れした後、第2のステーションで両端
    のピンを同時にR焼入れし、次いで、第3のステーショ
    ンで両端のジャーナルをフラット加熱コイルで加熱して
    焼戻しをしてから、第4のステーションで両端のピンを
    フラット加熱コイルで加熱して焼戻しを行い、且つ、前
    記R焼入れは、ジャーナル或いはピンの円柱部分と、円
    柱部分に続くR部分と、R部分に続き円柱部分に直交す
    るフィレット部分とにわたって連続した硬化層を形成す
    る焼入であり、また、前記フラット加熱コイルは、ジャ
    ーナル或いはピンの円柱部分のみを高周波加熱するコイ
    ルであることを特徴とするクランクシャフトの高周波焼
    入れ・焼戻し方法。
  2. (2)ジャーナルとピンとがカウンターウェイトを介し
    て交互に配置されているクランクシャフトの両端部のジ
    ャーナルと両端部のピンとを高周波焼入れ・焼戻しする
    装置であって、第1〜第4のステーションと、両端のジ
    ャーナルのR焼入れ用に第1のステーションに設けた高
    周波加熱コイルと、両端のピンのR焼入れ用に第2のス
    テーションに設けた高周波加熱コイルと、両端のジャー
    ナルの焼戻し用に第3のステーションに設けたフラット
    加熱コイルと、両端のピンの焼戻し用に第4のステーシ
    ョンに設けたフラット加熱コイルと、クランクシャフト
    を第1のステーションから順次第2、第3のステーショ
    ンを経て第4のステーションまで運ぶ手段とを具備し、
    且つ、前記R焼入れは、ジャーナル或いはピンの円柱部
    分と、円柱部分に続くR部分と、R部分に続き円柱部分
    に直交するフィレット部分とにわたって連続した硬化層
    を形成する焼入であり、また、前記フラット加熱コイル
    は、ジャーナル或いはピンの円柱部分のみを加熱するコ
    イルであることを特徴とするクランクシャフトの高周波
    焼入れ・焼戻し装置。
JP2023270A 1990-01-31 1990-01-31 クランクシャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法 Granted JPH03226524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023270A JPH03226524A (ja) 1990-01-31 1990-01-31 クランクシャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023270A JPH03226524A (ja) 1990-01-31 1990-01-31 クランクシャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03226524A true JPH03226524A (ja) 1991-10-07
JPH0587565B2 JPH0587565B2 (ja) 1993-12-17

Family

ID=12105914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023270A Granted JPH03226524A (ja) 1990-01-31 1990-01-31 クランクシャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03226524A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05247524A (ja) * 1992-03-06 1993-09-24 Fuji Denshi Kogyo Kk クランクシャフトの高周波加熱方法および装置、並びに、クランクシャフトの高周波焼入方法および装置
JPH0589444U (ja) * 1992-04-28 1993-12-07 富士電子工業株式会社 クランクシャフトの高周波焼入装置
JPH0594262U (ja) * 1992-05-22 1993-12-24 富士電子工業株式会社 クランクシャフトの高周波焼入装置
JPH0633144A (ja) * 1992-07-20 1994-02-08 Fuji Denshi Kogyo Kk クランクシャフトの高周波焼入方法および装置
JPH0633145A (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 Fuji Denshi Kogyo Kk クランクシャフトの高周波焼入方法および装置
CN1083491C (zh) * 1998-02-23 2002-04-24 毛树辉 曲轴热处理工艺
JP2012251185A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Neturen Co Ltd 熱処理方法
CN115679050A (zh) * 2022-10-24 2023-02-03 浙江金星螺杆制造有限公司 一种用于螺杆的淬火装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05247524A (ja) * 1992-03-06 1993-09-24 Fuji Denshi Kogyo Kk クランクシャフトの高周波加熱方法および装置、並びに、クランクシャフトの高周波焼入方法および装置
JPH0589444U (ja) * 1992-04-28 1993-12-07 富士電子工業株式会社 クランクシャフトの高周波焼入装置
JPH0594262U (ja) * 1992-05-22 1993-12-24 富士電子工業株式会社 クランクシャフトの高周波焼入装置
JPH0633145A (ja) * 1992-07-16 1994-02-08 Fuji Denshi Kogyo Kk クランクシャフトの高周波焼入方法および装置
JPH0633144A (ja) * 1992-07-20 1994-02-08 Fuji Denshi Kogyo Kk クランクシャフトの高周波焼入方法および装置
CN1083491C (zh) * 1998-02-23 2002-04-24 毛树辉 曲轴热处理工艺
JP2012251185A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Neturen Co Ltd 熱処理方法
CN115679050A (zh) * 2022-10-24 2023-02-03 浙江金星螺杆制造有限公司 一种用于螺杆的淬火装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0587565B2 (ja) 1993-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4918205B2 (ja) 複雑な形状をした加工品の誘導加熱処理
US3944446A (en) Method of inductively heating and quench hardening camshafts
JPH03226524A (ja) クランクシャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法
JP2004218064A (ja) 熱処理部材の部分熱処理方法とその装置
US4660404A (en) Die manipulator
US4123644A (en) Device for inductively heating cylindrical surfaces
JPH02200736A (ja) クランクシヤフトを反りを少なくして硬化する方法および装置
US2540700A (en) Method and device for hardening of articles by high-frequency currents
JP2592023B2 (ja) クランクシャフトの高周波加熱装置
US3735083A (en) Method for inductively heating an elongated workpiece
JP2542117Y2 (ja) クランクシャフトの高周波焼入装置
JP2709558B2 (ja) クランクシャフトの高周波焼入装置
CN114032380A (zh) 一种农机变速箱齿轮表面热处理装置及使用方法
US9102991B2 (en) Adjustable die fixture and support system for heating treating process
JPH0589444U (ja) クランクシャフトの高周波焼入装置
JP2764673B2 (ja) クランクシャフトの高周波焼入装置
JPH05208723A (ja) クランクシャフトの搬送装置および搬送方法
JP2526275Y2 (ja) クランクシャフトの高周波焼入装置
JPH0633145A (ja) クランクシャフトの高周波焼入方法および装置
JPH0649530A (ja) シャフトの高周波焼入方法および装置
JPS5558323A (en) Stress preventing device in heat treating apparatus
JP2529869Y2 (ja) シャフトの高周波熱処理装置
JPS6115923A (ja) 大径鋼管の熱処理設備
JPH0798974B2 (ja) 高周波焼入装置
JPS58204123A (ja) 高周波熱処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees