JPH0798974B2 - 高周波焼入装置 - Google Patents

高周波焼入装置

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JPH0798974B2
JPH0798974B2 JP2211931A JP21193190A JPH0798974B2 JP H0798974 B2 JPH0798974 B2 JP H0798974B2 JP 2211931 A JP2211931 A JP 2211931A JP 21193190 A JP21193190 A JP 21193190A JP H0798974 B2 JPH0798974 B2 JP H0798974B2
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coil body
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quenching
unit
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昇 塚本
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、格納場所からワークに対応する高周波加熱コ
イル体(以下単に加熱コイル体と記す)を取り出して機
械的に焼入機に取り付け、また、ワークを焼入後は、加
熱コイルを機械的に焼入機から取り外して元の格納場所
へ格納することができる高周波焼入装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、高周波焼入を必要とする多くの種類のワークがあ
る場合には、各種類のワークに対応する加熱コイル体を
製作してコイル格納場所に格納しておき、焼入しようと
するワークが決定すると、そのワークに対応する加熱コ
イル体を、適当な運搬手段によってコイル格納場所から
焼入機の位置まで運び、手作業で焼入機に取り付け、ま
た、手作業でこのワークに対する焼入条件を設定後、こ
のワークを焼入し、焼入後再び手作業で加熱コイル体を
焼入機から取り外し、前記運搬手段によってコイル格納
場所まで返送していた。
〈発明が解決しようとする課題〉 このように従来の高周波焼入装置では手作業を伴う加熱
コイル体の移送と、手作業による加熱コイル体の焼入機
への取り付け、取り外し作業および手作業による焼入条
件の設定が避けられないので、人手を要することと、加
熱コイル体の焼入機への取り付け取り外しに要する時間
および焼入条件の設定に要する時間が長くかかって焼入
作業の全体の時間が長くなることとにより高周波焼入作
業のコストが高くなっている。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、異
なった種類のワークを焼入することができる高周波焼入
装置において、焼入するワークに対応する加熱コイル体
を選択し、格納場所から移送し、焼入機に取り付け、ワ
ークに対する焼入条件を自動的に設定し、加熱コイル体
の焼入機から取り外し、再び格納場所に移送し、且つ元
の格納場所に格納する一連の作業を機械的に行うことが
でき、従って、高周波焼入作業のコストが低減可能な高
周波焼入装置を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記問題を解決するために、本発明の高周波焼入装置
は、複数種類のワークにそれぞれ対応する複数種類の加
熱コイル体と、これら加熱コイル体を格納する加熱コイ
ル体格納部と、加熱コイル体格納部から離れた位置にお
いてワークを焼入する焼入部と、ワークを加熱コイル体
格納部と焼入部との間で移送する加熱コイル体搬送部
と、ワークを焼入部に搬入し焼入されたワークを搬出す
るワーク搬送部とを具備し、 加熱コイル体は、ワークを加熱する導体とこの導体に接
続された受電用導体とを備えた加熱コイルと、加熱コイ
ルへ冷却液を供給する管が接続された接続金物とを備
え、 加熱コイル体格納部は、水平な回転軸の軸方向に間隔を
あけて回転軸により中心部同士が連結された一対の加熱
コイル体格納板により、回転軸の周囲に周方向に間隔を
あけて複数種類の加熱コイル体を着脱自在に支持するレ
ボルバー式の加熱コイル体ストッカーと、加熱コイル体
ストッカーの回転軸を回転駆動する駆動装置とを備え、 加熱コイル体搬送部は、前記加熱コイル体を保持しまた
釈放する加熱コイル体保持装置と、加熱コイル体保持装
置が加熱コイル体ストッカー上と焼入部上との間を往復
移動するように加熱コイル体保持装置を水平移動させる
加熱コイル体移送装置と、加熱コイル体ストッカー上お
よび焼入部上で加熱コイル体保持装置を昇降させる加熱
コイル体昇降装置とを備え、 焼入部は、焼入機とワーク支持回転装置とを備え、焼入
機は、傾動自在な台上に取り付けられたカレントトラン
スと、加熱コイル体搬送部によって移送されて焼入機に
載置される加熱コイル体の加熱コイルに着脱自在に接続
されるようにカレントトランスに突出して設けられたカ
レントトランスの2次側導体と、ワークに焼入冷却液を
噴射するジャケットと、加熱コイルの前記接続金物に着
脱自在に接続されて加熱コイルに冷却液を供給する接続
金物とを備え、 ワーク搬送部は、ワークをカレントトランスに接続され
た加熱コイル体の下方まで移送するワーク搬入装置と、
ワークを焼入位置まで上昇し、ワークの焼入後元の位置
まで降下させるワーク昇降装置と、降下されたワークを
搬出するワーク搬出装置とを備えている。
〈作用〉 ワークがワーク搬入装置によって焼入機の下方まで移動
されて後、ワーク昇降装置によって焼入位置まで上昇し
ワーク支持回転装置で支持される。加熱コイル体格納板
はワークに対応する加熱コイル体が最上部に来るように
回転後、加熱コイル体昇降装置によって降下した加熱コ
イル体保持装置は加熱コイルストッカーの最上部にある
加熱コイル体を保持してから上昇し、加熱コイル体移送
装置によって水平移動してから加熱コイル体昇降装置に
よって降下して焼入機に載置される。
すると、カレントトランスの2次側導体と加熱コイルと
が接続されると共に、加熱コイル体の前記接続金物と焼
入機の前記接続金物とが接続される。次いで、ワーク支
持回転装置によってワークの回転が開始された後、前記
接続金物を経由して冷却液が加熱コイルに送られる。ま
た、加熱コイルにカレントトランスから高周波電源が所
定時間通電されてワークが加熱されて後、焼入機の台が
傾動して加熱コイル体がワークの上方へ移動すると、ジ
ャケットから焼入冷却液がワークに噴射されワークが冷
却されてワークの焼入が終わる。そして、ワーク支持回
転装置によるワークの回転が停止され、また、ワーク支
持回転装置によるワークの支持が開放される。
次いで、ワーク昇降装置によってワークは降下され、ワ
ーク搬出装置によって搬出される。
次のワークも上記と同様に焼入される。全てのワークの
焼入が終了すると、加熱コイル体保持装置が降下して加
熱コイル体を保持後、加熱コイル体昇降装置、加熱コイ
ル体移送装置によって順次上昇と水平移動を行った後、
ワーク昇降装置によって降下されて加熱コイルストッカ
ーの元の最上部に格納される。
今までと異なったワークを焼入する場合には、そのワー
クに対応した加熱コイル体が選定されて上記と同様の要
領で焼入が行われる。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
1図〜第8図は本発明の一実施例を説明するための図面
であって、第1図は正面図、第2図は平面図、第3図は
側面図、第4図は加熱コイルとカレントトランスとの接
続機構等の説明図であって、第4図(a)は平面図、第
4図(b)は側面図、第5図は加熱コイル体を示し第5
図(a)は平面図、第5図(b)は第5図(c)のA−
A線矢視断面説明図、第5図(c)は側面図、第6図は
加熱コイル体載置部材の説明図であって、第6図(a)
は正面図、第6図(b)と(c)は側面図、第7図は加
熱コイル体保持装置の説明図であって第7図(a)は正
面図、第7図(b)は底面図、第8図は加熱コイル体格
納部の制御説明図であって第8図(a)は正面図、第8
図(b)は側面図である。
本実施例は、予め判明している複数の異なった種類の長
尺状のワーク、例えばほぼ円柱状のシャフトの内の指定
された種類のワークを高周波焼入するに際し、そのワー
クに対応した加熱コイル体を格納場所から取り出して焼
入機に機械的に装着して決められた焼入条件でワークを
焼入し、焼入後は加熱コイル体を機械的に取り外して元
の格納場所へ格納する高周波焼入装置である。
第1図に示すように、本実施例の高周波焼入装置は、複
数の異なった種類の加熱コイル体500を格納してある加
熱コイル体格納部100、加熱コイル体500を用いてワーク
を焼入する焼入部300、加熱コイル体500を加熱コイル体
格納部100と焼入部300との間で移送する加熱コイル体搬
送部200、およびワークを焼入部300に搬入、搬出するワ
ーク搬送部400とを具備している。
加熱コイル体500は、第5図に示すように、1対の対向
した側板501、502と、側板501と502の端部同士を接続す
る対向した一対の側板506、506と、これら側板506の上
端部分に取り付けられた上板503と、鞍形半開放型の加
熱コイル510とを備えている。
加熱コイル510は、ワークを加熱する鞍形導体511と、鞍
型導体511の端部に接続された一対の引出導体512と、こ
れら引出導体512に接続され上板503に埋め込まれた端子
513、514と、端子513、514に接続されており、且つ、後
述するカレントトランス314の2次側導体315、316に接
離可能に接続される受電用導体515、516と、これら導体
515、516に接触するように介在させた絶縁板517とを備
えている。
そして、鞍形導体511、512のワークに対向する平行部分
は先端にコイル保持部材520を固定したボルト521および
ナット522によって側板501、502から支持されている。
受電用導体515、516にろう付けによって取り付けられた
パイプ518、519はそれぞれ受電用導体515、516の冷却液
を流通させるパイプである。そして、加熱コイル体冷却
液接続金物534に接続されたパイプ531は、加熱コイル51
0に冷却液を供給、排出するために、これらパイプ518、
519および鞍型導体511に絶縁管532を介して接続されて
いる。加熱コイル体冷却液接続金物534には、第4図
(a)に示す焼入機冷却液接続金物344に挿入される接
続口535が設けられている。
上板503の長手方向の両端の上側には対向した1対の側
板504、505が立設されている。そして、上板503の長手
方向の端部近辺には、開口541を有する1対のブッシン
グ542が取り付けられている。開口541は、加熱コイル体
500が後述する加熱コイルストッカー110の加熱コイル体
載置部材120に載置されたときに、加熱コイル体載置部
材120の突起123が挿入されて加熱コイル体500が加熱コ
イル体載置部材120に係止されるためのものである。
また、側板504および505の上端近辺には開口543を有す
る4個のブッシング544が取り付けられている。開口543
には加熱コイル体搬送部200の後述するピン220を挿入し
て加熱コイル体搬送部200が加熱コイル体500を保持する
ことができる。
更に、側板505の上端近辺には1個の突起545が外方に突
設されている。突起545はリミットスイッチ作動片であ
って、突起545に対応する第4図(a)に示すリミット
スイッチ348を動作させるものであって、突起545の位置
によって加熱コイル体500の種類および焼入条件設定の
チャンネルも同時に表すものである。
加熱コイル体格納部100は、第1図に示すように、高周
波焼入装置の共通台板900上に設けたベース901の上に取
り付けられており、加熱コイル体ストッカー110と、加
熱コイル体ストッカー110の加熱コイル体格納板113を回
転駆動するストッカー駆動部130とを備えている。
ストッカー駆動部130は、いわゆるゼネバ機構を含んで
おり、ブレーキ付の縦型のモータ131と、ベース901上の
台911に固定されモータ131の下向きの出力軸に結合され
た減速機132と、減速機132の水平方向の出力軸に結合さ
れた平歯車133と、この平歯車133に結合し台911上に固
定した軸受135で支持された平歯車134を備えている。そ
して、平歯車134の軸受135と反対側には円盤136が設け
られており、この円盤136にゼネバ歯車137を回転させる
図示しない2本のピンが突設されている。
加熱コイル体ストッカー110は、ベース901上の加熱コイ
ル体ストッカー取付台902に設けた一対の軸受112によっ
て両端近辺を支持され且つ一端に前記ゼネバ歯車137と
リミットスイッチ作動片取付板141とが取り付けられた
回転軸111と、この回転軸111に所定の間隔をおいて対向
するように取り付けた1対の加熱コイル体格納板113
と、これら加熱コイル体格納板113のそれぞれの周辺近
辺に、回動自在に且つ等間隔に取り付けたほぼコ字状の
6個の加熱コイル体載置部材120とを備えている。即
ち、本実施例の加熱コイル体ストッカー110は、6個の
加熱コイル体500を格納できるが、6個にこだわるもの
ではなく、加熱コイル体ストッカー110と加熱コイル体5
00のサイズを適宜に選定することによって任意の個数と
することができる。
第8図に示すように、長尺状のリミットスイッチ作動片
取付板141は加熱コイル体500の種類数に対応する数、即
ち、6個あって、放射状に且つ等間隔に軸111に取り付
けられている。そして、これらリミットスイッチ作動片
取付板141には、リミットスイッチ作動片142が1個ずつ
設けられている。また、前記平歯車134の軸受135上に
は、6個のリミットスイッチ144を上下方向に配設した
リミットスイッチ取付板143が固定されており、6個の
リミットスイッチ作動片142は、それぞれ、6個のリミ
ットスイッチ144に対応するように、軸111からの距離が
少しずつずらせてある。
加熱コイル体載置部材120は、第6図に示すように、上
記加熱コイル体格納板113の周辺部分に等間隔に固着し
た軸受114を回動自在に貫通している軸121と、この軸12
1の一端に取り付けた側面視L字型、正面視ほぼ三角形
状で加熱コイル体500の上板503の端部分が載置される加
熱コイル体支持片122と、この加熱コイル体支持片122の
水平部分に設けた突起123と、軸121の他端に取り付けた
ほぼ三角形状の加熱コイル体格納板位置保持片124と、
この加熱コイル体格納板位置保持片124の下部に回転自
在に且つ水平方向に並んで設けられた一対のローラ125
とを備えている。
加熱コイル体ストッカー110の軸受112上に設けた部材11
5の上端には、前記ローラ125の上端部分と当接し、加熱
コイル体格納板113が停止しているときに加熱コイル体
格納板113をその位置に保持させるストッカー位置保持
板116が固定されている。
加熱コイル搬送部200は、加熱コイル体ストッカー取付
台902上に立設した4本の柱904と、共通台板900上に設
けた焼入部ベース903の上に立設した4本の柱905とによ
って支持されたベース906上に設けられている。加熱コ
イル搬送部200は、加熱コイル体500を保持する加熱コイ
ル体保持装置210と、加熱コイル体保持装置210を昇降さ
せる加熱コイル体昇降装置230と、加熱コイル体保持装
置210を水平移動させる加熱コイル体移送装置250とを備
えている。
加熱コイル体保持装置210は、第7図に示すように、一
対の側板212間に橋架した平板211上中央部分に設けた回
転油圧シリンダ213と、この回転油圧シリンダ213の下方
の出力軸214に結合された2枚の平行に配設された円盤2
15と、これら円盤215同士を接続するように対向して配
設された一対の軸216と、一端がこれら軸216に、他端が
円盤215の下方で上板211に平行に配設されたロッド218
に摺動自在に外挿された一対のスライダ219に、それぞ
れ回動自在に取り付けられた一対のリンクバー217と、
スライダ219の下端に互いに外向きに取り付けられた一
対のピン220とを備えている。
加熱コイル体昇降装置230は、第1図に示すように、平
板231上に立設した油圧シリンダ232と、この油圧シリン
ダ232が動作したときに進出後退するロッド233と、この
ロッド233と加熱コイル体保持装置210の上板211とを接
続し回転油圧シリンダ213を跨ぐように上板211に設けた
コ字状の部材234と、油圧シリンダ232の両側に平板231
に貫通固定された一対のガイド筒235と、これらガイド
筒235に摺動自在に挿入され、下端が加熱コイル体保持
装置210の上板211に接続された一対のロッド236とを備
えている。
加熱コイル体移送装置250は、加熱コイル体昇降装置230
の平板231の下部に取り付けた4個のスライダ237が載置
されている一対の平行なレール251と、両端を一対の軸
受252で回転自在に支持され、上記平板231の一端に固定
したガイド部材253に螺合したボールネジ254と、ボール
ネジ254の一端にプーリ257を介して結合された減速機25
5と、この減速機255にオーバーハングされたモータ256
とを備えている。そして、これらレール251、ボールネ
ジ254の軸受252および減速機255は前記ベース906上に取
り付けられている。
焼入部300は、焼入機310と、ワーク支持回転装置360と
を備えている。
焼入機310は、可撓性の給電ケーブル312が1次側のブス
バー313に接続されたカレントトランス314と、カレント
トランス314を取り付けてある台311と、第4図(a)に
示すように、カレントトランス314から突設された絶縁
物317を介して結合されており且つ先端部分に加熱コイ
ル体500の導体515、516が挿入されるように先端部分で
間隔を設けられているカレントトランス314の2次側導
体315、316と、これら導体315、316にそれぞれ固着され
たこれら導体315、316用の冷却液管318、319と、台311
の両側に立設した側板321に対向するように取り付けた
一対の油圧シリンダ322と、油圧シリンダ322の動作によ
って移動し、対向するように一直線上に配置され、油圧
シリンダ322へクランプ323によって連結された一対のロ
ッド324と、これらロッド324の先端に固定された一対の
皿バネ325と、一端がこれら皿バネ325に固定され他端が
前記導体315、316の先端近辺にそれぞれ固着された一対
の絶縁物326とを備えている。
また、焼入機310は、第4図(b)に示すように、前記
台311の両側下部に取り付けた一対のブラケット331と、
このブラケット331に設けた軸332を回動自在に支持する
一対の軸受333と、前記焼入部ベース903の上に固定した
焼入機支持台909と、この焼入機支持台909の側面に設け
た支持部材335によって支持された油圧シリンダ336と、
この油圧シリンダ336が動作したときに進出後退し先端
が台311の後端(第4図(b)で右方)近辺に回動自在
に連結されたロッド337と、焼入機支持台909上に取り付
けられたブラケット331のストッパ338と、台311の前端
(第4図(b)で左方)近辺に設けられ、加熱コイル体
500の上板503の両端部分が載置される加熱コイル体載置
台342と、この加熱コイル体載置台342に突設され、加熱
コイル体500が加熱コイル体載置台342に載置されたとき
に加熱コイル体500の上板503の開孔541に挿入される一
対の突起341と、このとき加熱コイル体500の加熱コイル
体冷却液接続金物534の接続口535が挿入される焼入機冷
却液接続金物344と、加熱コイル体500の識別用のリミッ
トスイッチ作動片545に対応して動作する6個のリミッ
トスイッチ348と、焼入部ベース903から適宜に支持した
焼入冷却液噴射用の一対のジャケット351、352と、これ
らジャケット351、352への配管353とを備えている。
ワーク支持回転装置360は、ワーク搬送部400によって焼
入位置へ運ばれたワークを支持し且つ回転させる装置で
あって、第1図に示すように、ワークの一端を支持する
センターピン361と、このセンターピン361を進出後退さ
せる油圧シリンダ362と、センターピン361と油圧シリン
ダ362を表面に取り付け且つ油圧シリンダ362とセンター
ピン361との接続機構を内蔵したハウジング363と、ハウ
ジング363の下部に螺合しているボールネジ364と、この
ボールネジ364を減速機365を介して駆動するモータ366
と、ワークの他端を把持し回転させるチャック371と、
チャック371によるワークの把持と把持の解除をさせる
油圧シリンダ372と、チャック371を回転させるモータ37
3と、チャック371、油圧シリンダ372およびモータ373を
表面に取り付け且つモータ373、油圧シリンダ372とチャ
ック371との接続機構を内蔵したハウジング374と、この
ハウジング374を移動させる油圧シリンダ375とを備えて
いる。
ワーク搬送部400は、第3図に示すように、ワークを焼
入位置の下方まで移送するワーク搬入装置410と、ワー
クを焼入装置の下方から焼入位置まで上昇し、ワークの
焼入後元の位置まで降下させるワーク昇降装置420と、
降下したワークをワークの次の工程まで搬出するワーク
搬出装置430とを備えている。
ワーク搬入装置400は、ワークを焼入位置の下方まで移
送するウォーキングビーム411と、焼入されたワークを
焼入位置の直下から搬出するウォーキングビーム412
と、ウォーキングビーム411、412の両側にウォーキング
ビーム411と412に共通に設けた一対の固定ビーム413
と、ワークの両端部分を支持するためにウォーキングビ
ーム411、412および固定ビーム412に所定間隔で設けた
Vブロック401と、ウォーキングビーム411、412をL形
レバー402を介して昇降させる油圧シリンダ403と、ウォ
ーキングビーム411、412を1ステップずつ水平方向に往
復移動させる油圧シリンダ(図示しない)とを備えてい
る。
ワーク昇降装置420は、第1図および第3図に示すよう
に、ベース903上に設けた台910に貫通固定した油圧シリ
ンダ421と、この油圧シリンダ421の動作によって進出後
退するロッド422と、ロッド422の頂部に設けた平板423
と、この平板423を支持し、台910に貫通固定された一対
のガイド金物424を摺動自在に貫通している一対のロッ
ド425と、平板423上に設けたワークの矯正ローラ426
と、平板423の両端部分に突設した一対のワーク支持用
のフィンガー427とを備えている。
ワーク昇降装置420は、また、第3図に示すように、ベ
ース903の頂面下方に水平方向に設けた油圧シリンダ431
と、この油圧シリンダ431の動作によって水平に移動
し、長尺状の板433が並設されているロッド432と、板43
3の長手方向に平行に隔設したスロット(図示しない)
の両側上下面に取り付けられた複数のパッド434とを備
えている。そして、このスロット内に前記ロッド425が
上下動自在に挿入されている。
パッド434の厚みは適宜に異なったものとしてあるの
で、油圧シリンダ431の動作で板433を移動させて所望の
厚みのパッド434をロッド425の側部へ位置させることに
より、油圧シリンダ421を動作させて台423を上昇させた
ときに、ロッド425の下端に設けたストッパ428がこれら
パッド434に当接して、前記フィンガー427と矯正ローラ
426の高さを、ワーク支持回転装置360がワークを支持す
るのに適した高さまで上昇させて停止することができ
る。
なお、第2図に示す制御装置600は、本高周波焼入装置
の種々の制御を行うものである。即ち、図示してない
が、本高周波焼入装置には、種々の目的で多数のリミッ
トスイッチと、これらリミットスイッチを動作させる多
数のリミットスイッチ作動片が設けられている。
一例を挙げると、加熱コイル体搬送部200の加熱コイル
体昇降装置230が加熱コイル体保持装置210を上昇させる
場合、ロッド236の頂部に取り付けられたリミットスイ
ッチ作動片と、このリミットスイッチ作動片に対応する
上昇限度検出用のリミットスイッチを設けておき、この
リミットスイッチの信号を制御装置600に図示しない信
号線を介して送ると、制御装置600は図示しない信号線
を介して油圧シリンダ232に対して停止信号を発する。
同様の例は、ワーク支持回転装置360のセンターピン361
の油圧シリンダ362による進出後退の位置制御でも行わ
れている。
このように、各種装置、機器の起動、停止等の動作は、
上記のリミットスイッチ作動片とリミットスイッチの動
作に基づいて制御装置600が各装置や機器に該当する動
作指令を発することによって行われるが、以下の説明に
おいては、このような記載は省略することがある。
なお、ワーク搬送部400の固定ビーム413に載置されたワ
ークの種類を検出するために、図示しないワーク識別装
置が固定ビーム413の近辺に設けられている。このワー
ク識別装置は公知のものであり、例えばワークの全長或
いはワークの軸部の直径の寸法を検出したり、或いは、
パターン認識等によってワークの種類を判別するもので
あって、判別したワークの種類を図示しない信号線を介
して制御装置600に送ることができる。
次に、本実施例の高周波焼入装置の動作について説明す
る。
固定ビーム413の先端(第3図上で左端)のVブロック4
01にワークが載置されると、前記ワーク識別装置がワー
クの種類を検出し、制御装置600にワークの種類を通知
する。ウォーキングビーム411は、油圧シリンダ403の動
作によって上昇してウォーキングビーム411のVブロッ
ク401でワークの両端近辺を支持後、ウォーキングビー
ム411を水平方向へ移動させる前記した図示しない油圧
シリンダの動作によってVブロック401の間隔だけ移動
してから、油圧シリンダ403の動作によって降下して、
ワークは固定ビーム413の2番目のVブロック401に移動
する。以下、同様にしてワークは焼入位置の下方の固定
ビーム413のVブロック401まで移動される。
次いで、ワーク昇降装置420の油圧シリンダ431が動作し
てこのワークに適した厚み寸法のパッド434をロッド422
と425の側部へ移動させる。そして、油圧シリンダ421が
動作してロッド422を上昇させることによってワーク支
持台423が上昇し、フィンガー427によってワークの両端
近辺を支持させると共に、ワークの両端間を矯正ローラ
426上に載置後、更に、ワークをワーク支持回転装置360
のセンターピン361とチャック371の中心のレベルまで上
昇させて停止する。
次に、ワーク支持回転装置360のモータ366が起動すると
共に油圧シリンダ375が動作してハウジング363と374が
互いに近ずく方向にこのワークに対応した適宜の距離を
移動してから、油圧シリンダ362と372が動作してワーク
の一端をセンターピン361で支持し、他端をチャック371
で把持する。
一方、ワーク種類識別装置から信号を受けた制御装置60
0は、加熱コイル体格納部100のモータ131を起動して加
熱コイルストッカー110の回転を開始する。ワークに対
応する加熱コイル体500が最上部にくると、この加熱コ
イル体500に対応するリミットスイッチ作動片142を取り
付けたリミットスイッチ作動片取付板141が最下部にき
て、そのリミットスイッチ作動片142が対応するリミッ
トスイッチ144を動作させてモータ131を停止させるの
で、加熱コイル体格納格板133の回転が停止する(な
お、上記のように、ワークに対応する加熱コイル体500
の選定を機械的に行うことなく、この装置の操作者がワ
ークに対応する加熱コイル体500の種類を制御装置600に
指令することもできる)。
このとき、第6図(c)に示すように、加熱コイル体格
納板113の軸受112の上に取り付けた部材115に設けた加
熱コイル体格納板位置保持板116の下面に、加熱コイル
体載置部材120の一対のローラ125が接触しているので、
加熱コイル体格板113が安定して停止位置を保つことが
できる。
次に、加熱コイル体昇降装置230の油圧シリンダ232が動
作することによって加熱コイル体保持装置210が降下
し、所定の位置で停止後、加熱コイル体保持装置210の
回転油圧シリンダ213が動作すると、順次、円盤215とリ
ンクバー217が動作してスライダ219が互いに離れる方向
に移動するので、ピン220が加熱コイル体500の開孔543
に挿入されて加熱コイル体500は加熱コイル体保持装置2
10によって保持される。
この後、加熱コイル体昇降装置230によって加熱コイル
体保持装置210が上昇してから、加熱コイル体移送装置2
50によって加熱コイル体保持装置210が焼入部300の上方
まで水平移動されて停止後、加熱コイル体保持装置210
が降下されて加熱コイル体500が焼入機310の加熱コイル
体載置台342に載置される。すると、加熱コイル体500の
開孔541中に前記突起341が挿入されて加熱コイル体500
が位置決めされる。
同時に加熱コイル体500の突起545が対応するリミットス
イッチ348を作動させ、このリミットスイッチ348が加熱
コイル体500の種類を制御装置600に送って、制御装置60
0は所定の加熱コイル体500が焼入機310に載置されたこ
とを確認する。そして、制御装置600は図示しない高周
波電源と焼入冷却液供給源にこのワークに対する焼入条
件(加熱時間、加熱出力、冷却時間、冷却開始時間等)
を設定する。もし、所定の加熱コイル体500でない場合
には、制御装置600は警報を発すると共に、焼入部を作
動させないようにする。
次いで、加熱コイル体保持装置210は加熱コイル体昇降
装置230によって上昇されて待機している。そして、ワ
ーク支持回転装置360のモータ373が起動してワークの回
転が開始される。
加熱コイル体500が焼入機310の加熱コイル体載置台342
に載置されることによって、加熱コイル体500の導体51
5、516がカレントトランス314の2次側導体318、319間
に挿入される。この後、油圧シリンダ322が動作してク
ランプ323、ロッド324、皿バネ325、絶縁物326を介して
導体315が導体318に接触し、導体316が導体319に接触す
るように導体318と319を両側から押圧してカレントトラ
ンス314と加熱コイル510とが電気的に導通する。また、
加熱コイル体500が加熱コイル体載置台342に載置される
と同時に、加熱コイル体500の加熱コイル体冷却液接続
金物534の接続口535が焼入機310の焼入機冷却液接続金
物344に挿入される。
次いで、焼入機冷却液接続金物344に接続された図示し
ない冷却液供給用のホースから冷却液が焼入機冷却液接
続金物344と加熱コイル体冷却液接続金物534を経由して
加熱コイル510および加熱コイル510の受電用導体515、5
16に供給される。そして、また、図示しない高周波電源
からカレントトランス314を経由して高周波電流が加熱
コイル510に所定時間通電されてワークが加熱された
後、焼入機310の油圧シリンダ336が動作してロッド337
を後退させるので、焼入機310の台311は、第4図(b)
の一点鎖線339に示すようにブラケット331が軸332を中
心として傾斜して加熱コイル体500はワークの上方へ移
動する。次に、ジャケット351、352から冷却液がワーク
に噴射されてワークが冷却されてワークの焼入が終了す
る。
すると、モータ373が停止してワークの回転が止まる。
同時に油圧シリンダ362、372の動作によってセンターピ
ン361によるワークの一端の支持とチャック371によるワ
ークの他端の把持とが解除され、更にシリンダ375が後
退してワークは矯正ローラ426と一対のフィンガー427と
で支持された状態となる。この後、ワーク昇降装置420
が降下してワークは再び固定ビーム413のVブロック401
上に載置される。次いで、ワークは、ウォーキングビー
ム411の前記と同様の動作をするウォーキングビーム412
によって移動されて固定ビーム413の後端のVブロック4
01に載置されて次の工程に委ねられる。
ワークがウォーキングビーム412によって移動され始め
ると共に、ウォーキングビーム411によって次のワーク
が加熱コイル体の直下の固定ビーム413のVブロック401
へ載置される。次いでワーク昇降装置420によって次の
ワークは焼入位置まで上昇されてワーク支持回転装置36
0によって保持されると、油圧シリンダ336の動作によっ
てロッド337が進出して焼入機310の台311が降下して加
熱コイル体500がワークに載置される。そして、初めの
ワークと同様に焼入されてウォーキングビーム412によ
って搬出される。3番目以下のワークも同様に焼入され
る。
同じ種類の所定数のワークの焼入が終了したことを制御
装置600が検出すると、焼入機310の上方に待機していた
加熱コイル体保持装置210は、加熱コイル体昇降装置230
によって降下し、回転油圧シリンダ213が動作してピン2
20が突出して加熱コイル体500を保持後、加熱コイル体
昇降装置230によって上昇し、次いで加熱コイル体移送
装置250によって加熱コイルストッカー110上方へ移動
後、再び加熱コイル体昇降装置230によって降下されて
加熱コイルストッカー110の元の加熱コイル体載置部材1
20に載置される。
次に、今までと異なった種類のワークを焼入する場合に
も、上記と同様に、固定ビーム413の先端に載置された
ワークの種類をワーク識別装置が検出して、このワーク
に対応する加熱コイル体500を選定し、以後上記と同様
の要領で焼入が行われる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の高周波焼入装置は、予め
定められた複数種類のワークにそれぞれ対応する複数種
類の加熱コイル体と、これら加熱コイル体を格納する加
熱コイル体格納部と、ワークを焼入する焼入部と、ワー
クを加熱コイル体格納部と焼入部との間で移送する加熱
コイル体搬送部と、ワークを焼入部に搬入し焼入された
ワークを搬出するワーク搬送部とを具備し、焼入部に着
脱自在に取り付けられた加熱コイル体には、焼入部から
高周波電流と加熱コイル体の冷却液が供給される。
従って、本発明の高周波焼入装置は、異なった種類のワ
ークを焼入するに際し、焼入しようとするワークに対応
する加熱コイルを選択して格納場所から焼入機まで移送
し、加熱コイル体を焼入機に取り付け、焼入条件を設定
し、ワークを焼入し、加熱コイル体を焼入機から取り外
して再び格納場所に移送し、且つ元の格納場所に格納す
る一連の作業を機械的に行うことができる。従って、高
周波焼入作業の時間の短縮とコストの低減が可能であ
る。しかも、複数種類の加熱コイル体を格納する加熱コ
イル体格納部から焼入部が分離独立し、加熱コイル体格
納部とは別の場所で焼入作業を行うので、焼入作業中も
加熱コイル体搬送部で加熱コイル体の修理や交換を行う
ことが可能である。更には、焼入部との干渉による設備
的な制限を受けることなく、加熱コイル体格納部に大型
の加熱コイル体や多数の加熱コイル体を格納することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の一実施例を説明するための図
面であって、第1図は正面図、第2図は平面図、第3図
は側面図、第4図は加熱コイルとカレントトランスとの
接続機構等の説明図であって、第4図(a)は平面図、
第4図(b)は側面図、第5図は加熱コイル体を示し第
5図(a)は平面図、第5図(b)は第5図(c)のA
−A線矢視断面説明図、第5図(c)は側面図、第6図
は加熱コイル体載置部材の説明図であって、第6図
(a)は正面図、第6図(b)と(c)は側面図、第7
図は加熱コイル体保持装置の説明図であって第7図
(a)は正面図、第7図(b)は底面図、第8図は加熱
コイル体格納部の制御説明図であって第8図(a)は正
面図、第8図(b)は側面図である。 100……加熱コイル体格納部、110……加熱コイル体スト
ッカー、113……加熱コイル体格納板、130……加熱コイ
ル体ストッカー駆動部、200……加熱コイル体搬送部、2
10……加熱コイル体保持装置、230……加熱コイル体昇
降装置、250……加熱コイル体移送装置、300……焼入
部、310……焼入機、311……台、315、316……2次側導
体、351、352……ジャケット、344……焼入機冷却液接
続金物、400……ワーク搬送部、410……ワーク搬入装
置、420……ワーク昇降装置、430……ワーク搬出装置、
500……加熱コイル体、510……加熱コイル、534……加
熱コイル体冷却液接続金物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類のワークにそれぞれ対応する複数
    種類の加熱コイル体と、これら加熱コイル体を格納する
    加熱コイル体格納部と、加熱コイル体格納部から離れた
    位置においてワークを焼入する焼入部と、ワークを加熱
    コイル体格納部と焼入部との間で移送する加熱コイル体
    搬送部と、ワークを焼入部に搬入し焼入されたワークを
    搬出するワーク搬送部とを具備し、 加熱コイル体は、ワークを加熱する導体とこの導体に接
    続された受電用導体とを備えた加熱コイルと、加熱コイ
    ルへ冷却液を供給する管が接続された接続金物とを備
    え、 加熱コイル体格納部は、水平な回転軸の軸方向に間隔を
    あけて回転軸により中心部同士が連結された一対の加熱
    コイル体格納板により、回転軸の周囲に周方向に間隔を
    あけて複数種類の加熱コイル体を着脱自在に支持するレ
    ボルバー式の加熱コイル体ストッカーと、加熱コイル体
    ストッカーの回転軸を回転駆動する駆動装置とを備え、 加熱コイル体搬送部は、前記加熱コイル体を保持しまた
    釈放する加熱コイル体保持装置と、加熱コイル体保持装
    置が加熱コイル体ストッカー上と焼入部上との間を往復
    移動するように加熱コイル体保持装置を水平移動させる
    加熱コイル体移送装置と、加熱コイル体ストッカー上お
    よび焼入部上で加熱コイル体保持装置を昇降させる加熱
    コイル体昇降装置とを備え、 焼入部は、焼入機とワーク支持回転装置とを備え、焼入
    機は、傾動自在な台上に取り付けられたカレントトラン
    スと、加熱コイル体搬送部によって移送されて焼入機に
    載置される加熱コイル体の加熱コイルに着脱自在に接続
    されるようにカレントトランスに突出して設けられたカ
    レントトランスの2次側導体と、ワークに焼入冷却液を
    噴射するジャケットと、加熱コイルの前記接続金物に着
    脱自在に接続されて加熱コイルに冷却液を供給する接続
    金物とを備え、 ワーク搬送部は、ワークをカレントトランスに接続され
    た加熱コイル体の下方まで移送するワーク搬入装置と、
    ワークを焼入位置まで上昇し、ワークの焼入後元の位置
    まで降下させるワーク昇降装置と、降下されたワークを
    搬出するワーク搬出装置とを備えたことを特徴とする高
    周波焼入装置。
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