JP3621534B2 - 条材加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼管、形鋼等の条材に曲げ加工、増肉加工、熱処理等を施す際に、その条材の長手方向の一部領域を加熱するために使用する条材加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋼管等の条材の長手方向の一部領域を、それを取り囲む形状の誘導加熱コイルで加熱し、その誘導加熱コイルを条材に対して長手方向に相対的に且つ所望の範囲に亘って移動させることで、条材の長手方向の所望の範囲を連続的に加熱し、熱処理する装置が知られている。また、加熱と同時に条材に長手方向の圧縮力を作用させて増肉させる装置、或いは加熱と同時に条材に曲げモーメントを作用させて曲げ加工する装置も知られている。このような装置において、誘導加熱コイルを条材加熱のための所定位置に支持するには、通常、誘導加熱コイルのリード部を、定位置に設けられた支持台或いは移動可能に設けられた支持台に取り付けられた高周波電源(トランス)に固定されている中継リードに連結し、そのリード部によって誘導加熱コイルを支持する構成としていた。しかしながら、リード部のみによって支持する構造では、誘導加熱コイルの保持強度が不足する場合があり、例えば、高電力を投入した時に誘導加熱コイルに作用する反力によって、誘導加熱コイルが揺れて問題となる場合があった。そこで揺れが問題となる場合には、誘導加熱コイルを、トランスを取り付けている支持台に対して適当な補強部材を介して連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような条材加熱に用いる誘導加熱コイルは、加熱すべき条材を取り囲む形状のものであり、その誘導加熱コイルと条材との間隙が加熱効率に大きい影響を与えている。従って、誘導加熱コイルとしては、条材の断面寸法、形状等の仕様に応じた適切なものを用いる必要があり、処理すべき条材の仕様を変更する場合には、誘導加熱コイルも適切なものに変更する必要がある。しかしながら、従来は、誘導加熱コイルの交換を容易に行うことを意図した装置は開発されておらず、誘導加熱コイルの交換時には、既設の誘導加熱コイルから単に補強部材を取り外し且つリード部を中継リードから外してその誘導加熱コイルを取り外し、その後新たな誘導加熱コイルを運んできて、そのリード部を中継リードに接続し、また、その誘導加熱コイルに専用の補強部材を取り付け、支持台に連結するという作業を行っていた。このような誘導加熱コイルの交換作業は、きわめて面倒であって作業者に大きい負担をかけると共に作業時間も長く要するという問題となっていた。特に、一つの装置で多品種生産を行う場合には、誘導加熱コイルの交換頻度が増すため、この問題は重大な問題となってきた。
【0004】
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、誘導加熱コイルの交換を容易に行うことの可能の構造の条材加熱装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点を解決するため、誘導加熱コイルを、その誘導加熱コイルを取り囲んで配置されるコイル枠に保持させてユニット化し、そのコイル枠を支持機構に対して着脱可能に取り付ける構成とし、更に、その支持機構を、加熱されるべき条材が保持される水平な加工軸線の上方に配置すると共に該加工軸線の両側で下方に突出するように一対の支持脚を、下端が異なる高さとなるように設けた構造とし、その一対の支持脚の下端に、クランプ機構と被クランプ部材を介して前記コイル枠の上端を連結可能とすると共に、前記クランプ機構及び被クランプ部材を、前記コイル枠を前記加工軸線に直角な面内に保持した状態で、前記一対の支持脚に対して、下端が高い方の支持脚側から水平に出し入れすることにより、前記被クランプ部材をクランプ機構に出し入れ可能な構造としたものである。本発明はこの構成により、予め異なる仕様の誘導加熱コイルをそれぞれ、共通な形状のコイル枠に保持させておき、誘導加熱コイルの交換の時には、そのコイル枠と共に、加工軸線に対して直角な面内で水平に出し入れして交換することで、きわめて簡単に誘導加熱コイルの交換を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の条材加熱装置は、条材の長手方向の一部領域を取り囲む形状の誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイルを取り囲んで配置され、該誘導加熱コイルを保持したコイル枠と、該コイル枠を着脱可能な支持機構であって、前記コイル枠を取り付けた状態で該コイル枠に保持した誘導加熱コイルを所定の作動位置に位置させることの可能な支持機構を有する。なお、前記支持機構は、保持したコイル枠を条材の軸線に直交する面内で上下及び/又は左右に移動させることによって誘導加熱コイルを所定の作動位置に位置させる構成のものでもよいし、或いは、保持したコイル枠を移動させる機能を備えず、単にコイル枠を支持機構に取り付けた時、そのコイル枠に保持されている誘導加熱コイルが所定の作動位置となる構成のものでもよい。本発明は上記した構成により、支持機構に取り付けたコイル枠が誘導加熱コイルを強固に保持するので、誘導加熱コイルの揺れ等のトラブルを防止でき、また誘導加熱コイルの交換時には、誘導加熱コイルをコイル枠と共に取り替えることで、容易に交換作業を行うことができる。
【0007】
本発明は更に、加熱されるべき条材を水平な加工軸線上に保持する構成とし、前記支持機構を該加工軸線の上方に配置すると共に、その支持機構には前記加工軸線の両側で下方に突出するように一対の支持脚を設け、該一対の支持脚の下端に、垂直状態とした前記コイル枠の上端を着脱可能に連結する構成とする。このように、条材を水平に配置すると長い条材の取り扱いが容易となり、また、コイル枠を垂直状態として一対の支持脚の下端に取り付ける構成とすると、コイル枠の搬入、搬出作業を容易に行うことが可能となる。
【0008】
更に、本発明は上記構成の条材加熱装置において、一対の支持脚に対するコイル枠の搬入、排出を簡単な装置で実施可能とするため、一対の支持脚の真横から水平に出し入れすることができる構成とする。すなわち、一対の支持脚の下端を異なる高さに形成すると共にそれぞれにクランプ機構を設け、一方、コイル枠には前記一対の支持脚に設けられたクランプ機構に対応する位置に該クランプ機構でクランプされる被クランプ部材を設けておき、そのクランプ機構及び被クランプ部材を、前記コイル枠を前記加工軸線に直角な面内に保持した状態で、前記一対の支持脚に対して、下端が高い方の支持脚側から水平に出し入れすることにより、前記被クランプ部材をクランプ機構に出し入れ可能とする。この構成とすると、単にコイル枠を加工軸線に直角な面内に保持し、垂直状態に保って水平に出し入れすることで、一対の支持脚下端のクランプ機構に対してコイル枠上端の被クランプ部材を着脱させることができる。
【0009】
ここで、前記コイル枠を直立状態で保持するコイル枠搬送台車と、該コイル枠搬送台車に保持したコイル枠を前記加工軸線に直角な面内に保持した状態で前記一対の支持脚の下方に横方向に出し入れさせるよう、前記コイル枠搬送台車を水平に移動可能に保持する交換用レールを有するコイル交換装置を設けることが好ましい。このコイル交換装置を設けておくと、コイル枠搬送台車にコイル枠を保持させ、交換用レールによって一対の支持脚の下に送り込むことにより、そのコイル枠上端のクランプ部材を一対の支持脚下端のクランプ機構に挿入することができ、またその逆の動作でコイル枠を一対の支持脚から外して、取り出すことができる。
【0010】
また、その交換用レールの端部に隣接して、コイル枠搬送台車を移動可能に保持可能な補助レールを複数個備えた補助レール保持台車を配置し、その補助レール保持台車を、各補助レールが前記交換用レール端部に整合する位置に移動可能とすることが好ましい。この構成とすると、補助レール保持台車の複数の補助レールに、空のコイル枠保持台車と、コイル枠を乗せたコイル枠保持台車とを乗せておくことにより、まず、空のコイル枠保持台車を乗せた補助レールを、交換用レールに整合させ、空のコイル枠保持台車を交換用レールを用いて一対の支持脚の下に移動させ、その支持脚に取り付けていたコイル枠を乗せ、次いで、そのコイル枠保持台車を元の補助レール上に戻し、次いで、補助レール保持台車を移動させて、新たなコイル枠を保持したコイル枠保持台車を乗せた補助レールを、交換用レールに整合させ、そのコイル枠保持台車を交換用レールを用いて一対の支持脚の下に移動させ、保持していたコイル枠を一対の支持脚に取り付け、その後、再び元の補助レールの上に戻すという動作を行うことができ、簡単な動作で誘導加熱コイルを保持したコイル枠の交換を行うことができる。
【0011】
なお、上記したコイル枠搬送台車を省略し、コイル枠をレール上を滑らせて移動させる構成としてもよい。すなわち、コイル枠を前記加工軸線に直角な面内で直立状態で保持し、且つ該コイル枠を前記一対の支持枠の下方に横方向に出し入れさせるよう水平に移動可能に保持するレールを設ける構成としてもよい。
【0012】
本発明の条材加熱装置は、条材を長手方向に局部的に加熱する必要のある任意の装置に使用可能であり、例えば、条材の増肉加工を行う装置における加熱装置として、条材の曲げ加工を行う装置における加熱装置として、条材の熱処理を行う装置における加熱装置として使用可能である。この場合、加熱中における誘導加熱コイルを定位置に保持し、条材を軸線方向に移動させる構成としてもよいし、条材を定位置に保持し、誘導加熱コイルを軸線方向に移動させる構成としてもよい。誘導加熱コイルを移動させる構成とする場合には、その誘導加熱コイルを保持した支持機構を条材の軸線方向に移動させる構成とすればよい。更に、本発明の条材加熱装置で加熱の対象とする条材も任意であり、その1例として、角形鋼管、丸形鋼管、H形鋼、I形鋼、L形鋼、棒状或いは板状の鋼材等を挙げることができる。
【0013】
【実施例】
以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説明する。図面に示す実施例は、角形鋼管の増肉加工装置の加熱装置として使用した例を示すものであり、図1は、本発明の一実施例による条材加熱装置を、図2の矢印A−A方向に見た概略断面図、図2はその条材加熱装置を図1の矢印B−B方向に見た概略断面図、図3はその条材加熱装置を図1の矢印C−C方向に見た概略断面図である。図1〜図3において、1は、上下に2本ずつ水平に配置された水平フレーム、2は増肉加工すべき角形鋼管(以下条材と略称する)である。この条材2は、その両端をそれぞれ、水平フレーム1に移動可能に保持された第一台車、第二台車(いずれも図示せず)に搭載している把持ヘッドに保持され、水平フレーム1に平行な加工軸線O−O上に保持されている。なお、第一台車、第二台車は水平方向の所望の位置で水平フレーム1に移動しないように固定可能な構成となっており、また、第二台車には条材に圧縮力を付与するプッシャが搭載されている。
【0014】
4は増肉加工用の加熱装置、5は熱処理用の加熱装置である。7は条材2の長手方向の一部領域を、増肉変形が容易に生じるように加熱するための誘導加熱コイルであり、条材2を取り囲む形状をなしている。10は、その誘導加熱コイル7を取り囲んで配置され且つ該誘導加熱コイル7を保持したコイル枠である。このコイル枠10は、間隔を開けて垂直に配置された2本の垂直部材10a、10bと、その下端を相互に連結する下部水平部材10cと、垂直部材10a、10bの上端近傍を相互に連結する上部水平部材10dを有しており、垂直部材10a、10b、上下の水平部材10c、10dのそれぞれが対応する誘導加熱コイル7の外面に連結部材11によって連結されている。この構成により、コイル枠10は誘導加熱コイル7を強固に保持することができる。なお、各連結部材11には、適当な位置に絶縁材が挿入され、誘導加熱コイル7を流れる電流がコイル枠10に流れないようにしている。また、誘導加熱コイル7は、その上部の一方の角部から上方にリード部7aが延び出し、水平部材10dを貫通して更に上に延び出すと共に、先端近傍が水平に折り曲げられ、先端に連結用のフランジ7bが垂直となるように取り付けられている。
【0015】
12は誘導加熱コイルを支持するための支持機構であり、加工軸線O−Oの上方に配置された支持台13と、加工軸線O−Oの両側で支持台13から下方に突出するように設けられた一対の支持脚14a、14b等を備えている。一対の支持脚14a、14bは、コイル枠10の垂直部材10a、10bに対向する位置に設けられており、その下端にコイル枠10の垂直部材10a、10bの上端が連結されている。この連結機構については後述する。支持台13の上には、高周波電源装置のトランス15が取り付けられており、そのトランス15には中継リード16が連結され、その下端側面にリード接続部16aが設けられ、誘導加熱コイル7のリード部4aの先端フランジ7bが固定される構成となっている。
【0016】
支持台13は昇降台18に搭載されており、且つ、その昇降台18に対して加工軸線O−Oに直角な面内で水平に(図1で矢印D−D方向に)移動可能となっている。また、その昇降台18には支持台13を矢印D−D方向に移動させるための移動機構(例えば、ねじ軸と駆動モータ等)が設けられている。一方、昇降台18は移動台20に昇降可能に搭載されており、その移動台20には昇降台18を昇降させるための昇降機構(例えば、ねじ軸と駆動モータ等)が設けられている。かくして、図1において、支持台13は移動台20に対して上下及び左右に移動可能であり、保持しているコイル枠10内の誘導加熱コイル7を上下及び左右に移動させ、誘導加熱コイル7を条材2に対する所定位置に位置決めすることができる。
【0017】
図1、図2において、移動台20は上部の水平フレーム1に設けているレール21に移動可能に保持されており、従って、加工軸線O−Oに平行に移動可能である。また、水平フレーム1に沿って、ねじ軸22が定位置で回転可能に設けられ、駆動モータ(図示せず)で回転駆動される構成となっている。このねじ軸22には移動台20に取り付けられたナット23が噛み合っており、ねじ軸22の回転により移動台20を移動させ、誘導加熱コイル7を条材2に沿って長手方向に移動させることができる。
【0018】
熱処理用の加熱装置5も増肉用の加熱装置4と同様な構成のもので、条材2を取り囲む形状の誘導加熱コイル27と、その誘導加熱コイル27を保持したコイル枠30と、該コイル枠30を着脱可能に取り付けるための支持機構32等を備えており、その支持機構32は、トランス35を保持した支持台33と、その支持台33に取り付けられた一対の支持脚34aと、支持台33を加工軸線O−Oに直角な面内で水平に移動するように保持した昇降台38と、その昇降台38を昇降可能に保持し、加工軸線O−Oに平行に移動可能な移動台40等を備えている。
【0019】
上記構成の条材加熱装置を備えた増肉加工装置における増肉及び熱処理装置を簡単に説明する。図1、図2において、増肉加工用の加熱装置4の移動台20を移動させて、誘導加熱コイル7の所定の増肉加工開始位置に位置決めする。また、その動作の前後に、条材2を加工軸線O−O上に位置するようにセットし且つその両端を第一台車と第二台車の把持ヘッドで保持させ、第一台車、第二台車を加工軸線O−Oと平行に移動させて条材の増肉加工開始領域を誘導加熱コイル7の位置している増肉加工開始位置に位置決めし、その後、第一台車、第二台車を移動しないように固定する。次いで、第二台車に設けているプッシャを作動させて把持ヘッドを押し、条材2に圧縮力を加え、その状態で誘導加熱コイル7に通電して条材2の長手方向の一部領域を塑性変形しやすいように加熱しながら移動台20を加工軸線O−Oに平行に移動させる。これにより、条材2の加熱された部分が増肉し、且つその位置が条材2の長手方向に移動することにより、連続的に条材2が増肉されてゆく。なお、誘導加熱コイル7は移動方向の下流側に冷却媒体を吹き付ける手段を備えており、これにより、増肉した部分を冷却、固化して、それ以上の増肉が生じないようにできる。かくして、誘導加熱コイル7を所望の距離だけ移動させることにより、所望長さの増肉部分を形成することができる。その後、熱処理用の誘導加熱コイル27を熱処理を開始すべき位置に移動させ、通電して条材2を局部的に加熱しながら、その誘導加熱コイル27を条材2に沿って移動させることにより、条材2の熱処理を連続的に行うことができる。
【0020】
次に、誘導加熱コイル7を保持したコイル枠10と支持台13に設けられた一対の支持脚14a、14bとの連結機構を説明する。図4(a)は、コイル枠10を一対の支持脚14a、14bに取り付ける前の状態を示す概略正面図、図4(b)は取り付けた状態を示す概略正面図である。図面から良く分かるように、一対の支持脚14a、14bは、その下端の高さが異なるように、すなわち一方の支持脚14aの下端が他方の支持脚14bの下端よりも高い位置となるように形成されており、且つ各支持脚14a、14bの下端にそれぞれクランプ機構42が設けられている。また、コイル枠10の垂直部材10a、10bの上端も各支持脚14a、14bに対応するように異なる高さとなっており、且つその上端にクランプ機構42でクランプされるための被クランプ部材44を備えている。この被クランプ部材44は、図5〜図7に示すように、断面が逆T字状で、被クランプ部材44の全幅に渡って水平に延びるように形成されたクランプ溝45を備えている。一方、クランプ機構42は、クランプ溝45内に挿入可能な先端部47aを備えたクランプ部材47と、そのクランプ部材47を所定位置で上下動するように案内するガイド部材48と、クランプ部材47を上下動させるクランプシリンダ49と、ストッパ50等を備えている。かくして、クランプ部材47を下方に延び出す位置とした状態で、被クランプ部材44を図5(a)に示す位置から水平に矢印E方向に移動させることにより、図5(b)、図7(a)に示すように、クランプ部材47の先端部47aに被クランプ部材44のクランプ溝45を嵌合させることができ、その後、クランプシリンダ49を作動させてクランプ部材47を上昇させることにより、図7(b)、(c)に示すように、被クランプ部材44を持ち上げ、ガイド部材48の下端に押し付けて固定することができる。ここで、クランプ部材47の先端部47aの上部には面取り部47bが形成されており、被クランプ部材44を持ち上げる際に、その面取り部47bで被クランプ部材44の左右方向の位置決めを行うことができる。
【0021】
図4において、クランプ機構42及び被クランプ部材44は、コイル枠10を一対の支持脚10a、10bに対して、下端が高い方の支持脚10a側から水平に送り込むことにより、すなわちコイル枠10を矢印E方向に移動させることにより、クランプ機構42に被クランプ部材44が挿入され、その逆の移動によって被クランプ部材44をクランプ機構42から外すことができるように配置されている。また、一対の支持脚10a、10bの間に配置されている中継リード16下端のリード接続部16aは、高い側の支持脚10aに向かう側面に形成されている。ここで、左右のクランプ機構42、中継リード16の下端及びリード接続部16a等の位置は、図4(a)に示すように、コイル枠10を水平に矢印E方向に送り込んだ時、前側に位置する垂直部材10bの上端の被クランプ部材44が中継リード16の下を支障なく通り抜け、また、誘導加熱コイル7のリード部7a先端のフランジ7bが支持脚14aの下を支障なく通り抜け、各被クランプ部材44が対応するクランプ機構42のクランプ部材47に同時に嵌合すると共にリード線7a先端のフランジ7bがリード接続部16aに突き当たり、その後クランプ機構42のクランプシリンダ49を作動させて被クランプ部材47を少し持ち上げてクランプした状態では、図4(b)に示すように、フランジ7bがリード接続部16aに正しく当接する位置となるように定められている。
【0022】
図1〜図4において、55は、コイル枠10或いは30を、一対の支持脚14a、14b或いは34a、34bに対して取り付けたり、取り外したりするための、誘導加熱コイル交換装置である。この誘導加熱コイル交換装置55は、コイル枠10又は30を直立状態で保持するコイル枠搬送台車57と、そのコイル枠搬送台車57に保持したコイル枠10又は30を、コイル枠交換位置に待機している一対の支持脚14a、14b又は34a、34bの下方に、横方向から出し入れさせるため、コイル枠搬送台車57を水平に移動可能に保持する交換用レール58とを有している。ここで、コイル枠搬送台車57と交換用レール58の構造は特に限定されるものではないが、本実施例では、図8に示すように、交換用レール58が両側面に断面コ字状の案内部58aを備え、コイル枠搬送台車57がその案内部58a内を走行するコロ57aを備えたものを用いている。また、コイル枠搬送台車57は上面に、コイル枠を直立状態で保持しうるよう側板57bを備えている。図1、図2に示すように、交換用レール58の設置高さは、増肉加工或いは熱処理時にコイル枠10或いは30を条材2に沿って移動させる際、そのコイル枠10、30がぶつからないように、それよりも低く設定されており、好ましくは、その交換用レール58に保持したコイル枠搬送台車57に保持したコイル枠10又は30に取り付けられている誘導加熱コイル7、37の中心が、加工軸線O−Oより少し低い位置となるように設定されている。
【0023】
図2、図3及び図9に示すように、交換用レール58の端部に隣接して、台車交換台60が設けられ、その上に2台の補助レール保持台車62A、62Bが設けられている。この補助レール保持台車62A、62Bは、交換用レール58に直角に設けられたレール63に移動可能に保持されており、且つ各保持台車62A、62Bには、交換用レール58と同様な構造の2個の補助レール65が互いに平行に、且つ交換用レール58と同じ高さとなるように取り付けられている。かくして、保持台車62A、62Bをレール63に沿って移動させることにより、その上に保持している補助レール65を交換用レール58の端部に整合させ、交換用レール58の延長線上となるように位置させることができる。
【0024】
次に、上記構成の装置における誘導加熱コイル交換動作を説明する。
一対の補助レール保持台車62A、62Bの各補助レール65にはそれぞれコイル枠搬送台車57が保持されている。各補助レール保持台車62A、62Bに保持されている2台のコイル枠搬送台車57のうち、一方は空のままであり、他方には交換用のコイル枠10A、30A(図9参照)が保持されている。これらのコイル枠10A、30Aは、支持機構12、32の支持脚14a、34aに取り付けられているコイル枠10、30とそれぞれ同一形状のものであるが、異なる仕様の誘導加熱コイルを保持している。
【0025】
まず、増肉加工用の加熱装置4の移動台20を移動させてコイル枠10を交換用レール58の上方位置(コイル枠交換位置)に移動させる。また、この動作の前後に若しくは並行して補助レール保持台車62Aを移動させ、空のコイル枠搬送台車57を乗せた補助レール65を交換用レール58に整合させる。次いで、空のコイル枠搬送台車57を交換用レール58に移し、その交換用レール58上を手で移動させて、図4(b)に示すように、コイル枠10の下に位置させる。その後、コイル枠10を保持した支持脚14a、14bを適当な位置に下降させ、誘導加熱コイル7のリード部7a先端のフランジ7bとリード接続部16aの連結を外し、次いで、クランプ機構42を解除する。これにより、コイル枠10はコイル枠搬送台車57に乗せられる。その後、そのコイル枠搬送台車57を矢印F方向に移動させて、コイル枠10を一対の支持脚14a、14bから外し、更に、そのコイル枠搬送台車57を補助レール保持台車62A上に戻す。
【0026】
次に、補助レール保持台車62Aを移動させて、交換用のコイル枠10Aを乗せたコイル枠搬送台車57を保持している補助レール65を交換用レール58に整合させ、そのコイル枠搬送台車57を交換用レール58に沿って移動させ、一対の支持脚14a、14bの下に移動させる。これにより、そのコイル枠搬送台車57に乗せているコイル枠10Aの上端が、一対の支持脚14a、14bの下端のクランプ機構42に挿入される。その後、クランプ機構42のクランプシリンダ49(図7参照)を作動させてクランプし且つ誘導加熱コイル7のリード部7a先端のフランジ7bとリード接続部16aを連結する。これにより、図4(b)に示す状態となる。この時、コイル枠10Aは少し持ち上げられるので、その下からコイル枠搬送台車57を引き出し、元の補助レール保持台車62A上に戻す。以上で、増肉加工用の加熱装置4の誘導加熱コイル7の交換作業が終了する。
【0027】
次に、上記と同様の動作を熱処理用の加熱装置5について、且つ補助レール保持台車62Bを使用して行う。以上のようにして、誘導加熱コイルの交換を容易に行うことができる。
【0028】
なお、上記実施例では、コイル枠10を取り付けるための支持機構12が、一対の支持脚14a、14bを介してコイル枠10を保持する支持台13と、その支持台13を保持して昇降可能な昇降台18と、その昇降台18を水平に移動可能に保持した移動台20を備えており、図1において、支持台13を移動台20に対して上下及び左右に移動させ、保持しているコイル枠10内の誘導加熱コイル7を上下及び左右に移動させて誘導加熱コイル7を条材2に対する所定位置に位置決めする構成としている。しかしながら、本発明はこのように支持台13を移動台20に対して上下左右に移動可能な構成とする場合に限定されず、支持台13を移動台20に対する所定位置に固定した構成としてもよい。ただし、その場合には、支持台13の位置を、一対の支持脚14a、14bにコイル枠10を取り付けた状態では、そのコイル枠10に保持した誘導加熱コイル7が条材2に対する所定位置に位置決めされた状態となるように、定めておく。更に、上記実施例では支持台13を移動台20に搭載し、移動台20によって加工軸線O−Oに沿って移動する構成としているが、誘導加熱コイルの軸線方向の移動が不要な場合(例えば、条材2が軸線方向に移動する場合)には、移動台20を省略し、支持台13が軸線方向には移動しない構成としてもよい。この場合、支持台13が軸線方向に移動できないため、その支持台13に保持したコイル枠10の下方に交換用レール58を配置しておけばよい。
【0029】
更に、上記実施例では、コイル枠搬送台車57に2個の補助レール65を設け、空のコイル枠搬送台車57と交換用のコイル枠を乗せたコイル枠搬送台車57を保持させる構成としているが、コイル枠搬送台車57に設ける補助レール65の個数並びにコイル枠搬送台車57の個数は2個に限らず、更に多くの個数とし、複数の交換用のコイル枠をそれらのコイル枠搬送台車57に保持させておく構成としてもよい。更に、コイル枠搬送台車57は必ずしも2台設ける必要はなく、1台としてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明は、誘導加熱コイルを、その誘導加熱コイルを取り囲んで配置されるコイル枠に保持させてユニット化し、そのコイル枠を支持機構に対して水平に出し入れすることで着脱可能な構成としたことにより、誘導加熱コイルを保持したコイル枠を支持機構から外して水平に送り出し、別の誘導加熱コイルを保持したコイル枠を水平に送り込んで支持機構に取り付けるという簡単な動作によって、簡単に誘導加熱コイルの交換を行うことができるという効果を有している。
【0033】
ここで、前記コイル枠を直立状態で保持するコイル枠搬送台車と、該コイル枠搬送台車に保持したコイル枠を前記加工軸線に直角な面内に保持した状態で前記一対の支持脚の下方に横方向に出し入れさせるよう、前記コイル枠搬送台車を水平に移動可能に保持する交換用レールを有するコイル交換装置を設ける構成とすると、コイル枠搬送台車にコイル枠を保持させ、交換用レールによって一対の支持脚の下に送り込むことにより、そのコイル枠上端のクランプ部材を一対の支持脚下端のクランプ機構に挿入することができ、またその逆の動作でコイル枠を一対の支持脚から外して、取り出すことができ、コイル枠の交換作業を一層容易に行うことができるという効果が得られる。
【0034】
また、その交換用レールの端部に隣接して、コイル枠搬送台車を移動可能に保持可能な補助レールを複数個備えた補助レール保持台車を配置し、その補助レール保持台車を、各補助レールが前記交換用レール端部に整合する位置に移動可能としておくと、補助レール保持台車に保持していた空のコイル枠保持台車を交換用レールに送り込み、支持機構に取り付けているコイル枠を受け取って元の補助レール保持台車上に戻し、次いで、補助レール保持台車に保持していた交換用のコイル枠を乗せたコイル枠保持台車を交換用レールに送り込み、そのコイル枠を支持機構に供給するという動作を効率良く実施することができ、簡単な動作で誘導加熱コイルの交換を行うことができるとう効果が得られる。
【0035】
また、上記したコイル枠搬送台車を省略し、コイル枠をレール上を滑らせて移動させる構成とすることによっても、誘導加熱コイルを容易に交換することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による条材加熱装置を示すもので、図2の矢印A−A方向に見た概略断面図
【図2】図1に示す条材加熱装置を図1の矢印B−B方向に見た概略断面図
【図3】図1に示す条材加熱装置を図1の矢印C−C方向に見た概略断面図
【図4】(a)は、コイル枠を一対の支持脚に取り付ける前の状態を示す概略正面図
(b)は取り付けた状態を示す概略正面図
【図5】(a)は、支持脚下端のクランプ機構にコイル枠上端の被クランプ部材を挿入する前の状態を示す概略側面図
(b)は挿入した状態を示す概略側面図
【図6】支持脚下端のクランプ機構とコイル枠上端の被クランプ部材の概略正面図
【図7】(a)、(b)、(c)は、支持脚下端のクランプ機構にコイル枠上端の被クランプ部材を挿入してクランプする状態を説明する概略正面図
【図8】交換用レールにコイル枠保持台車を保持させた状態を示す概略断面図
【図9】図3のG−G矢視図
【符号の説明】
1 水平フレーム
2 条材(角形鋼管)
4、5 加熱装置
7、27 誘導加熱コイル
10、30 コイル枠
10a、10b 垂直部材
11 連結部材
12、32 支持機構
13、33 支持台
14a、14b 支持脚
15 トランス
16 中継リード
16a リード接続部
18、38 昇降台
20、40 移動台
42 クランプ機構
44 被クランプ部材
55 誘導加熱コイル交換装置
57 コイル枠搬送台車
58 交換用レール
62A、62B 補助レール保持台車
65 補助レール

Claims (4)

  1. 条材の長手方向の一部領域を取り囲む形状の誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイルを取り囲んで配置され、該誘導加熱コイルを保持したコイル枠と、該コイル枠を着脱可能に支持する支持機構であって、加熱されるべき条材が保持される水平な加工軸線の上方に配置され、該支持機構に前記コイル枠を取り付けた状態で該コイル枠に保持した誘導加熱コイルを所定の作動位置に位置させることの可能な支持機構を有し、該支持機構が水平方向に関する前記加工軸線の両側で下方に突出するように設けられた一対の支持脚を有し、該一対の支持脚の下端に、垂直状態とした前記コイル枠の上端を連結可能としており、更に、前記一対の支持脚は下端が異なる高さに形成されると共にそれぞれにクランプ機構が設けられており、前記コイル枠には前記一対の支持脚に設けられたクランプ機構に対応する位置に該クランプ機構でクランプされる被クランプ部材が設けられており、前記クランプ機構及び被クランプ部材は、前記コイル枠を前記加工軸線に直角な面内に保持した状態で、前記一対の支持脚に対して、下端が高い方の支持脚側から水平に出し入れすることにより、前記被クランプ部材をクランプ機構に出し入れ可能な構造を有していることを特徴とする条材加熱装置。
  2. 請求項1に記載の条材加熱装置において、更に、前記コイル枠を直立状態で保持するコイル枠搬送台車と、該コイル枠搬送台車に保持したコイル枠を前記加工軸線に直角な面内に保持した状態で前記一対の支持脚の下方に横方向に出し入れさせるよう、前記コイル枠搬送台車を水平に移動可能に保持する交換用レールを有するコイル交換装置が設けられていることを特徴とする条材加熱装置。
  3. 請求項2に記載の条材加熱装置において、前記コイル交換装置が更に、前記交換用レールの端部に隣接して設けられた補助レール保持台車を備えており、該補助レール保持台車は、前記コイル枠搬送台車を移動可能に保持可能な補助レールを複数個備えると共に、各補助レールを前記交換用レール端部に整合させる位置に移動可能であることを特徴とする条材加熱装置。
  4. 請求項1に記載の条材加熱装置において、更に、前記コイル枠を前記加工軸線に直角な面内で直立状態で保持し、且つ該コイル枠を前記一対の支持脚の下方に横方向に出し入れさせるよう水平に移動可能に保持するレールを有することを特徴とする条材加熱装置。
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