JP3086533B2 - プレート煉瓦の補強バンド装着方法及びその装置 - Google Patents
プレート煉瓦の補強バンド装着方法及びその装置Info
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- JP3086533B2 JP3086533B2 JP04130229A JP13022992A JP3086533B2 JP 3086533 B2 JP3086533 B2 JP 3086533B2 JP 04130229 A JP04130229 A JP 04130229A JP 13022992 A JP13022992 A JP 13022992A JP 3086533 B2 JP3086533 B2 JP 3086533B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として溶融金属を収
納する取鍋あるいはタンデッシュの底板に取付けらるス
ライディングノズル煉瓦(通称、SN煉瓦という)を含
むプレート煉瓦の補強バンドの装着方法及び装置に関す
る。
納する取鍋あるいはタンデッシュの底板に取付けらるス
ライディングノズル煉瓦(通称、SN煉瓦という)を含
むプレート煉瓦の補強バンドの装着方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記スライディングノズル煉瓦は、過酷
な雰囲気及び条件下が繰り返し使用されるので、該スラ
イディングノズル煉瓦の外側に使用中のスポーリング現
象等による割れ、亀裂等を生ずることは避けられなかっ
た。そこで、従来より、スライディングノズル煉瓦にお
いては、割れの拡大を防止するため、周囲に補強バンド
を装着して補強することが行われていた。
な雰囲気及び条件下が繰り返し使用されるので、該スラ
イディングノズル煉瓦の外側に使用中のスポーリング現
象等による割れ、亀裂等を生ずることは避けられなかっ
た。そこで、従来より、スライディングノズル煉瓦にお
いては、割れの拡大を防止するため、周囲に補強バンド
を装着して補強することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
に係る補強バンドの装着方法は、予め補強バンドを加熱
しながら、作業者がハンマー等を用いて前記補強バンド
を叩き込むことによって行われていたので、極めて手間
であるという問題点があった。また、作業者の手作業に
よって行うと、作業途中で補強バンドが冷えて収縮する
ので、プレート煉瓦に対し、充分な締め付け力を有する
ように補強バンドの寸法を小さめに形成しておくことが
困難であった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたな
されたもので、充分な締め付け力を有する補強バンド
を、自動的に装着することができるプレート煉瓦の補強
バンド装着方法及びその装置を提案することを目的とす
る。
に係る補強バンドの装着方法は、予め補強バンドを加熱
しながら、作業者がハンマー等を用いて前記補強バンド
を叩き込むことによって行われていたので、極めて手間
であるという問題点があった。また、作業者の手作業に
よって行うと、作業途中で補強バンドが冷えて収縮する
ので、プレート煉瓦に対し、充分な締め付け力を有する
ように補強バンドの寸法を小さめに形成しておくことが
困難であった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたな
されたもので、充分な締め付け力を有する補強バンド
を、自動的に装着することができるプレート煉瓦の補強
バンド装着方法及びその装置を提案することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のプレート煉瓦の補強バンド装着方法は、プレート
煉瓦に一面から、基部が該プレート煉瓦の側周に略一致
し、しかも該基部に連接するテーパ状の挿入部を備える
ガイド部材を配置し、該ガイド部材を介して常温状態で
は前記プレート煉瓦側周形状よりやや小さい補強バンド
を加熱状態で前記プレート煉瓦に挿入するようにして構
成されている。請求項2記載のプレート煉瓦の補強バン
ド装着方法は、請求項1記載の方法において、ガイド部
材は、装着にあってはプレート煉瓦の上部に配置され、
補強バンドは前記ガイド部材の側面に沿ってその形状を
矯正され、前記プレート煉瓦に装着後、更に外側から進
退し、前記補強バンドの一端に掛止する段部が設けられ
た複数の押圧部材によって前記プレート煉瓦に所定位置
まで押し込まれるようにして構成されている。また、請
求項3記載のプレート煉瓦の補強バンド装着装置は、プ
レート煉瓦搬入ステーションと、プレート煉瓦の側周よ
り常温状態でやや小さい形状の補強バンドの搬入ステー
ションと、該補強バンドを加熱する加熱ステーション
と、基部が前記プレート煉瓦の側周に略一致し、しかも
該基部に連接するテーパ状の挿入部を備えるガイド部材
の仮置きステーションと、前記プレート煉瓦を載置した
後、前記ガイド部材を重設し、更にその上から加熱され
た補強バンドを被せる補強バンド装着ステーションと、
補強バンドの装着されたプレート煉瓦を搬出する製品搬
出ステーションと、前記プレート煉瓦及び補強バンドを
前記各ステーションに搬出入する搬出入ロボットとを有
して構成されている。
記載のプレート煉瓦の補強バンド装着方法は、プレート
煉瓦に一面から、基部が該プレート煉瓦の側周に略一致
し、しかも該基部に連接するテーパ状の挿入部を備える
ガイド部材を配置し、該ガイド部材を介して常温状態で
は前記プレート煉瓦側周形状よりやや小さい補強バンド
を加熱状態で前記プレート煉瓦に挿入するようにして構
成されている。請求項2記載のプレート煉瓦の補強バン
ド装着方法は、請求項1記載の方法において、ガイド部
材は、装着にあってはプレート煉瓦の上部に配置され、
補強バンドは前記ガイド部材の側面に沿ってその形状を
矯正され、前記プレート煉瓦に装着後、更に外側から進
退し、前記補強バンドの一端に掛止する段部が設けられ
た複数の押圧部材によって前記プレート煉瓦に所定位置
まで押し込まれるようにして構成されている。また、請
求項3記載のプレート煉瓦の補強バンド装着装置は、プ
レート煉瓦搬入ステーションと、プレート煉瓦の側周よ
り常温状態でやや小さい形状の補強バンドの搬入ステー
ションと、該補強バンドを加熱する加熱ステーション
と、基部が前記プレート煉瓦の側周に略一致し、しかも
該基部に連接するテーパ状の挿入部を備えるガイド部材
の仮置きステーションと、前記プレート煉瓦を載置した
後、前記ガイド部材を重設し、更にその上から加熱され
た補強バンドを被せる補強バンド装着ステーションと、
補強バンドの装着されたプレート煉瓦を搬出する製品搬
出ステーションと、前記プレート煉瓦及び補強バンドを
前記各ステーションに搬出入する搬出入ロボットとを有
して構成されている。
【0005】
【作用】請求項1、2記載のプレート煉瓦の補強バンド
装着方法及び請求項3記載のプレート煉瓦の補強バンド
装着装置においては、基部がプレート煉瓦の側周に略一
致し、しかも、該基部に連接するテーパ状の挿入部を備
えるガイド部材を、プレート煉瓦の一面に配置し、所定
形状の補強バンドを前記ガイド部材を介して、プレート
煉瓦の側周に挿入させるようにしているので、仮に補強
バンドがプレート煉瓦の側周よりやや小さいものであっ
ても、または加熱後所定形状に狂いが生じても円滑に前
記ガイド部材を介してプレート煉瓦に挿入できる。特
に、請求項2記載のプレート煉瓦の補強バンド装着方法
においては、前記ガイド部材を介してプレート煉瓦に装
着後、更に外側から進退する段付きの押圧部材によって
前記プレート煉瓦に所定位置まで前記補強バンドを装着
するようにしているので、プレート煉瓦の厚みより小さ
い補強バンドをプレート煉瓦の略中央に装着することも
できる。そして、請求項3記載のプレート煉瓦の補強バ
ンド装着装置においては、搬出入ロボットを有し、補強
バンド、プレート煉瓦及びガイド部材を所定の位置に搬
送し、全体の作業を行わせるようにしているので、プレ
ート煉瓦の補強バンド装着の自動化が図れる。
装着方法及び請求項3記載のプレート煉瓦の補強バンド
装着装置においては、基部がプレート煉瓦の側周に略一
致し、しかも、該基部に連接するテーパ状の挿入部を備
えるガイド部材を、プレート煉瓦の一面に配置し、所定
形状の補強バンドを前記ガイド部材を介して、プレート
煉瓦の側周に挿入させるようにしているので、仮に補強
バンドがプレート煉瓦の側周よりやや小さいものであっ
ても、または加熱後所定形状に狂いが生じても円滑に前
記ガイド部材を介してプレート煉瓦に挿入できる。特
に、請求項2記載のプレート煉瓦の補強バンド装着方法
においては、前記ガイド部材を介してプレート煉瓦に装
着後、更に外側から進退する段付きの押圧部材によって
前記プレート煉瓦に所定位置まで前記補強バンドを装着
するようにしているので、プレート煉瓦の厚みより小さ
い補強バンドをプレート煉瓦の略中央に装着することも
できる。そして、請求項3記載のプレート煉瓦の補強バ
ンド装着装置においては、搬出入ロボットを有し、補強
バンド、プレート煉瓦及びガイド部材を所定の位置に搬
送し、全体の作業を行わせるようにしているので、プレ
ート煉瓦の補強バンド装着の自動化が図れる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係るプレート煉
瓦の補強バンド装着装置の補強バンド装着ステーション
の部分断面図、図2は該プレート煉瓦の補強バンド装着
装置の平面図、図3は同装置のプレート煉瓦搬入ステー
ションの側面図、図4は同装置の補強バンドの搬入ステ
ーションの側面図、図5は同装置の補強バンド装着ステ
ーションの正面図、図6は同平面図、図7は同部分断面
図、図8はガイド部材の平面図、図9は同ガイド部材の
側面図、図10は補強バンド装着ステーションの部分拡
大図、図11は同正面図、図12は同部分正面図、図1
3〜図17は動作状況を示す部分拡大断面図である。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係るプレート煉
瓦の補強バンド装着装置の補強バンド装着ステーション
の部分断面図、図2は該プレート煉瓦の補強バンド装着
装置の平面図、図3は同装置のプレート煉瓦搬入ステー
ションの側面図、図4は同装置の補強バンドの搬入ステ
ーションの側面図、図5は同装置の補強バンド装着ステ
ーションの正面図、図6は同平面図、図7は同部分断面
図、図8はガイド部材の平面図、図9は同ガイド部材の
側面図、図10は補強バンド装着ステーションの部分拡
大図、図11は同正面図、図12は同部分正面図、図1
3〜図17は動作状況を示す部分拡大断面図である。
【0007】図2に示すように、本発明の一実施例に係
るプレート煉瓦の補強バンド装着装置10は、プレート
煉瓦搬入ステーション11と、プレート煉瓦12の側周
より常温状態でやや小さい形状の補強バンド13の搬入
ステーション14と、前記補強バンド13を加熱する加
熱ステーション15と、前記プレート煉瓦12に対応し
た所定のガイド部材17の仮置きステーション18と、
前記プレート煉瓦12に加熱された補強バンド13を被
せる補強バンド装着ステーション19と、補強バンド1
3の装着されたプレート煉瓦12を搬出する製品搬出ス
テーション20と、前記プレート煉瓦12及び補強バン
ド13等を前記各ステーションに搬出入する多関節アー
ム21を備えた搬出入ロボット22とを有して構成され
る。以下、これらについて詳しく説明する。
るプレート煉瓦の補強バンド装着装置10は、プレート
煉瓦搬入ステーション11と、プレート煉瓦12の側周
より常温状態でやや小さい形状の補強バンド13の搬入
ステーション14と、前記補強バンド13を加熱する加
熱ステーション15と、前記プレート煉瓦12に対応し
た所定のガイド部材17の仮置きステーション18と、
前記プレート煉瓦12に加熱された補強バンド13を被
せる補強バンド装着ステーション19と、補強バンド1
3の装着されたプレート煉瓦12を搬出する製品搬出ス
テーション20と、前記プレート煉瓦12及び補強バン
ド13等を前記各ステーションに搬出入する多関節アー
ム21を備えた搬出入ロボット22とを有して構成され
る。以下、これらについて詳しく説明する。
【0008】前記プレート煉瓦搬入ステーション11
は、図2、図3に示すように、搬入するプレート煉瓦1
2を搬送するローラコンベア24と、該ローラコンベア
24に載ったプレート煉瓦12の両側をクランプして反
転する反転装置25と、反転したプレート煉瓦12を4
方から幅寄せして位置決めするセンターリング装置26
とを有し、前記ローラコンベア24に載せた上部に突出
部を有するプレート煉瓦12を反転し、位置決めして所
定の位置に配置するようにしている。なお、図において
27は180度旋回するクランプアームを、28、29
はワイヤリング機構30によって互いに反対方向に同期
移動する当接部材を示し、左右方向にもネジ機構31に
よって互いに反対方向に同期移動する当接部材32、3
3が設けられて、これらによって前記センターリング装
置26が構成され、反転されたプレート煉瓦12のセン
ターリングを行っている。
は、図2、図3に示すように、搬入するプレート煉瓦1
2を搬送するローラコンベア24と、該ローラコンベア
24に載ったプレート煉瓦12の両側をクランプして反
転する反転装置25と、反転したプレート煉瓦12を4
方から幅寄せして位置決めするセンターリング装置26
とを有し、前記ローラコンベア24に載せた上部に突出
部を有するプレート煉瓦12を反転し、位置決めして所
定の位置に配置するようにしている。なお、図において
27は180度旋回するクランプアームを、28、29
はワイヤリング機構30によって互いに反対方向に同期
移動する当接部材を示し、左右方向にもネジ機構31に
よって互いに反対方向に同期移動する当接部材32、3
3が設けられて、これらによって前記センターリング装
置26が構成され、反転されたプレート煉瓦12のセン
ターリングを行っている。
【0009】前記補強バンドの搬入ステーション14
は、図2、図4に示すように所定位置に積み重ねられた
補強バンド13を掴んでベルトコンベア34上に載せる
昇降及び水平移動する下部に掴み機構35を備える搬送
手段36が設けられている。前記ベルトコンベア34の
先部には、前記センターリング装置26と同様、4方か
ら幅寄せを行って、略中央にある補強バンド13の位置
決めを行うセンターリング装置37が設けられている。
は、図2、図4に示すように所定位置に積み重ねられた
補強バンド13を掴んでベルトコンベア34上に載せる
昇降及び水平移動する下部に掴み機構35を備える搬送
手段36が設けられている。前記ベルトコンベア34の
先部には、前記センターリング装置26と同様、4方か
ら幅寄せを行って、略中央にある補強バンド13の位置
決めを行うセンターリング装置37が設けられている。
【0010】前記加熱ステーション15は、図2に示す
ように基端側に載置された補強バンド13を加熱炉38
内に搬出入して、所定温度(略400〜800℃)に加
熱する装置を有し、補強バンド13の加熱に時間がかか
るので、4個の補強バンド13を同時にあるいは順次受
入れ、加熱した後は、再度基端側に移動して順次取り出
せる構造となっている。
ように基端側に載置された補強バンド13を加熱炉38
内に搬出入して、所定温度(略400〜800℃)に加
熱する装置を有し、補強バンド13の加熱に時間がかか
るので、4個の補強バンド13を同時にあるいは順次受
入れ、加熱した後は、再度基端側に移動して順次取り出
せる構造となっている。
【0011】前記補強バンド装着ステーション19は、
図1、図5、図6に示すように、プレート煉瓦12を載
せる載置台39と、該載置台39上にある周囲に8本と
中央に2本配置された昇降するプランジャ40、40a
と、該プランジャ40、40aの昇降シリンダ41と、
これらを支持する架台42と、前記載置台39上の4方
に設けられたセンターリング機構43と、載置されるプ
レート煉瓦12の周囲に8箇所設けられた位置決め押圧
手段44とを有して構成されている。まず、前記センタ
ーリング機構43の内、長手方向の分について、図1、
図6及び図7を参照しながら説明すると、前記載置台3
9の両側に進退自在に移動台45、46を取付け、該移
動台45、46の一方に油圧シリンダ47を取付け、し
かも、それぞれの移動台45、46の下部には、中央の
歯車48に両側から噛合するラック49、50を取付け
ている。該ラック49、50は外側に溝状のガイド5
1、52を備え、前記ラック50から歯車48に、そし
て、該歯車48からラック49に動力が伝達され、これ
によって前記油圧シリンダ47を伸縮することによっ
て、長手方向の移動台45、46が同期して反対方向に
移動するようになっている。前記移動台45、46の先
端には当接板53、54がそれぞれ設けられて、載置さ
れたプレート煉瓦12及びガイド部材17のセンターリ
ングを行うようになっている。
図1、図5、図6に示すように、プレート煉瓦12を載
せる載置台39と、該載置台39上にある周囲に8本と
中央に2本配置された昇降するプランジャ40、40a
と、該プランジャ40、40aの昇降シリンダ41と、
これらを支持する架台42と、前記載置台39上の4方
に設けられたセンターリング機構43と、載置されるプ
レート煉瓦12の周囲に8箇所設けられた位置決め押圧
手段44とを有して構成されている。まず、前記センタ
ーリング機構43の内、長手方向の分について、図1、
図6及び図7を参照しながら説明すると、前記載置台3
9の両側に進退自在に移動台45、46を取付け、該移
動台45、46の一方に油圧シリンダ47を取付け、し
かも、それぞれの移動台45、46の下部には、中央の
歯車48に両側から噛合するラック49、50を取付け
ている。該ラック49、50は外側に溝状のガイド5
1、52を備え、前記ラック50から歯車48に、そし
て、該歯車48からラック49に動力が伝達され、これ
によって前記油圧シリンダ47を伸縮することによっ
て、長手方向の移動台45、46が同期して反対方向に
移動するようになっている。前記移動台45、46の先
端には当接板53、54がそれぞれ設けられて、載置さ
れたプレート煉瓦12及びガイド部材17のセンターリ
ングを行うようになっている。
【0012】プレート煉瓦12の幅方向のセンターリン
グ機構も同様な構造となって、図7に示すように載置台
39の幅方向両側に移動台55、56が設けられ、該移
動台55、56は中央の歯車57及びこれに両側から噛
合のラック58、59によって連結され、前記移動台5
5に取り付けられた油圧シリンダ60を伸縮することに
よって、前記移動台55、56が同期して反対方向に移
動し、中央に取付けられた当接板61、62によって内
側のプレート煉瓦12及びガイド部材17のセンターリ
ングを行うようになっている。
グ機構も同様な構造となって、図7に示すように載置台
39の幅方向両側に移動台55、56が設けられ、該移
動台55、56は中央の歯車57及びこれに両側から噛
合のラック58、59によって連結され、前記移動台5
5に取り付けられた油圧シリンダ60を伸縮することに
よって、前記移動台55、56が同期して反対方向に移
動し、中央に取付けられた当接板61、62によって内
側のプレート煉瓦12及びガイド部材17のセンターリ
ングを行うようになっている。
【0013】前記移動台45、46にはそれぞれ段付き
の押圧部材63を進退する進退押下げ機構64が設けら
れ、前記移動台55、56の中央には前記進退押下げ機
構64と同一構造の進退押下げ機構65が、その両側に
はプレート煉瓦12の斜辺に沿わせて少しの角度を有し
て設けられた押圧部材66を備える進退押下げ機構6
7、68が設けられているが、これらは基本的構造が同
一であるので、前記進退押下げ機構64のみを図6、図
10及び図11を参照しながら説明する。前記進退押下
げ機構64は、移動台45に設けられたエアシリンダ6
9と、該エアシリンダ69によって押圧されるガイドブ
ロック70と、該ガイドブロック70の前部に昇降可能
に設けられた前記押圧部材63と、前記ガイドブロック
70の水平ガイド71とを有する。
の押圧部材63を進退する進退押下げ機構64が設けら
れ、前記移動台55、56の中央には前記進退押下げ機
構64と同一構造の進退押下げ機構65が、その両側に
はプレート煉瓦12の斜辺に沿わせて少しの角度を有し
て設けられた押圧部材66を備える進退押下げ機構6
7、68が設けられているが、これらは基本的構造が同
一であるので、前記進退押下げ機構64のみを図6、図
10及び図11を参照しながら説明する。前記進退押下
げ機構64は、移動台45に設けられたエアシリンダ6
9と、該エアシリンダ69によって押圧されるガイドブ
ロック70と、該ガイドブロック70の前部に昇降可能
に設けられた前記押圧部材63と、前記ガイドブロック
70の水平ガイド71とを有する。
【0014】前記押圧部材63は、図10に示すように
上部は中央側に突出して、前記プランジャ40に当接す
るようになっていると共に、下部には補強バンド13の
厚みよりやや小さい段部72を有し、装着される補強バ
ンド13の上端に前記段部72が図10の2点鎖線のよ
うに掛止するようになっている。また、前記押圧部材6
3はガイドブロック70に設けられた竪軸73に昇降自
在に設けられ、常時は下部のスプリング74によって付
勢された該ガイドロック70の上部に位置している。な
お、75はガイドブッシュである。
上部は中央側に突出して、前記プランジャ40に当接す
るようになっていると共に、下部には補強バンド13の
厚みよりやや小さい段部72を有し、装着される補強バ
ンド13の上端に前記段部72が図10の2点鎖線のよ
うに掛止するようになっている。また、前記押圧部材6
3はガイドブロック70に設けられた竪軸73に昇降自
在に設けられ、常時は下部のスプリング74によって付
勢された該ガイドロック70の上部に位置している。な
お、75はガイドブッシュである。
【0015】前記進退押下げ機構64、65、67、6
8の下部には進退受け機構76がそれぞれ設けられてい
る。該進退受け機構76は、図10、図12に示すよう
に、前記進退押下げ機構の下部に固定されたエアシリン
ダ77と、該エアシリンダ77の先部に設けられて進退
する受けガイドブロック78と、該受けガイドブロック
78内を昇降する受け部材79と、該受け部材79を上
方に付勢するスプリング80と、前記受けガイドブロッ
ク78の水平ガイド81とを有し、前記受け部材79の
上部は前記エアシリンダ77を伸ばすとプレート煉瓦1
2に当接して、上部の補強バンド13の下端を、該補強
バンド13が自然落下しないように昇降可能に受けるよ
うになっている。
8の下部には進退受け機構76がそれぞれ設けられてい
る。該進退受け機構76は、図10、図12に示すよう
に、前記進退押下げ機構の下部に固定されたエアシリン
ダ77と、該エアシリンダ77の先部に設けられて進退
する受けガイドブロック78と、該受けガイドブロック
78内を昇降する受け部材79と、該受け部材79を上
方に付勢するスプリング80と、前記受けガイドブロッ
ク78の水平ガイド81とを有し、前記受け部材79の
上部は前記エアシリンダ77を伸ばすとプレート煉瓦1
2に当接して、上部の補強バンド13の下端を、該補強
バンド13が自然落下しないように昇降可能に受けるよ
うになっている。
【0016】前記ガイド部材17は、厚い鉄板あるいは
ステンレス板からなって、図8、図9に示すように、そ
の基部82は補強しようとするプレート煉瓦12の側周
形状と同一形状となって、上部83は上方にやや小さく
なるテーパー状に形成され、更に該ガイド部材17の上
に円錐台状ガイド85がその屈曲部分に設けられて、前
記テーパ状の上部83及び周囲の円錐台状ガイド85に
よって挿入部を形成している。そして、前記ガイド部材
17には中央両側及び側部両側に半円状の切欠き86が
設けられ、下部のプレート煉瓦12まで上部の前記プラ
ンジャ40が下降できるようになっている。なお、該ガ
イド部材17の中央には、図示しない逆U字状の把手が
設けられ、持ち運びに便ならしめていると共に、その両
側に位置決め用の抜き孔86aが設けられている。
ステンレス板からなって、図8、図9に示すように、そ
の基部82は補強しようとするプレート煉瓦12の側周
形状と同一形状となって、上部83は上方にやや小さく
なるテーパー状に形成され、更に該ガイド部材17の上
に円錐台状ガイド85がその屈曲部分に設けられて、前
記テーパ状の上部83及び周囲の円錐台状ガイド85に
よって挿入部を形成している。そして、前記ガイド部材
17には中央両側及び側部両側に半円状の切欠き86が
設けられ、下部のプレート煉瓦12まで上部の前記プラ
ンジャ40が下降できるようになっている。なお、該ガ
イド部材17の中央には、図示しない逆U字状の把手が
設けられ、持ち運びに便ならしめていると共に、その両
側に位置決め用の抜き孔86aが設けられている。
【0017】前記補強バンド装着ステーション19は、
図5に示すように架台42に4本のガイド柱87が設け
られ、該ガイド柱87の上部に天井架台88が固定さ
れ、前記ガイド柱87を案内として上下動自由に昇降架
台89が設けられ、上部の油圧シリンダ41によって昇
降できるようになっていると共に、該昇降架台89の下
部に10本のプランジャ40、40aを備えている。な
お、前記天井架台88には前記昇降架台89の下降を止
めるシリンダ駆動の掛止アーム90、91が設けられて
いる。そして、該補強バンド装着ステーション19の隣
には、図2に示すように前記ガイド部材17を載置する
テーブルからなる仮置きステーション18が設けられて
いる。該仮置きステーション18には2本の位置決めピ
ン18aが設けられ、前記ガイド部材17の中央両側に
設けられている抜き孔86aを利用して、常時ガイド部
材17を所定の位置に配置できるようになっている。
図5に示すように架台42に4本のガイド柱87が設け
られ、該ガイド柱87の上部に天井架台88が固定さ
れ、前記ガイド柱87を案内として上下動自由に昇降架
台89が設けられ、上部の油圧シリンダ41によって昇
降できるようになっていると共に、該昇降架台89の下
部に10本のプランジャ40、40aを備えている。な
お、前記天井架台88には前記昇降架台89の下降を止
めるシリンダ駆動の掛止アーム90、91が設けられて
いる。そして、該補強バンド装着ステーション19の隣
には、図2に示すように前記ガイド部材17を載置する
テーブルからなる仮置きステーション18が設けられて
いる。該仮置きステーション18には2本の位置決めピ
ン18aが設けられ、前記ガイド部材17の中央両側に
設けられている抜き孔86aを利用して、常時ガイド部
材17を所定の位置に配置できるようになっている。
【0018】前記搬送出入ロボット22は、例えば、多
数のモータを使用し、溶接作業、塗装作業等において使
用される周知構造の多関節ロボットからなって、中央に
設けられた基台92と、該基台92に回転自由に設けら
れた多関節のアーム21と、その先端に設けられた把持
機構を有するアタッチメント93とを有し、前記アーム
21の旋回半径内にあるプレート煉瓦12、補強バンド
13及びガイド部材17を予め制御されたプログラムに
基づいて搬出入するようになっている。前記製品搬出ス
テーション20は、左右にクランプアーム94、95を
備える反転機96を有し、載置された製品を反転して、
搬出用のローラコンベア97上にその平面部分を載置す
るようになっている。なお、図2において、98、99
は制御盤を、100は油圧ユニットを示す。
数のモータを使用し、溶接作業、塗装作業等において使
用される周知構造の多関節ロボットからなって、中央に
設けられた基台92と、該基台92に回転自由に設けら
れた多関節のアーム21と、その先端に設けられた把持
機構を有するアタッチメント93とを有し、前記アーム
21の旋回半径内にあるプレート煉瓦12、補強バンド
13及びガイド部材17を予め制御されたプログラムに
基づいて搬出入するようになっている。前記製品搬出ス
テーション20は、左右にクランプアーム94、95を
備える反転機96を有し、載置された製品を反転して、
搬出用のローラコンベア97上にその平面部分を載置す
るようになっている。なお、図2において、98、99
は制御盤を、100は油圧ユニットを示す。
【0019】続いて、本発明の一実施例に係るプレート
煉瓦の補強バンド装着装置10の使用方法を説明し、合
わせて本発明の一実施例に係るプレート煉瓦の補強バン
ド装着方法について図13〜図17を参照しながら説明
する。まず、プレート煉瓦搬入ステーション11におい
て、補強しようとするプレート煉瓦12を受入れ、所定
の位置に位置決めした後、中央の搬出入ロボット22に
よって搬送し、補強バンド装着ステーション19の載置
台39上に載せて、位置決めのセンターリングを行う。
そして、前記搬出入ロボット22によって仮置きステー
ション18に載置された該プレート煉瓦12に対応する
所定のガイド部材17を持ってきて、前記プレート煉瓦
12上に載せて再度センターリングを行う。次に、加熱
ステーション15によって約400〜800℃程度に加
熱された補強バンド13を前記搬出入ロボット22によ
って取ってきて、前記ガイド部材17の上に載せる。こ
こで、ガイド部材17は上部がテーパ状の挿入部となっ
ているので、多少の軸芯が狂っていても、支障なく前記
ガイド部材17に嵌入する。なお、前記補強バンド12
は常温状態では、前記プレート煉瓦12の側周よりやや
小さく形成され、搬入ステーション14に掴み上げら
れ、ベルトコンベア34上で位置決めされ、前記搬出入
ロボット22によって加熱ステーション15に搬送され
た後、4連の加熱炉38の何れかに挿入されて所定温度
に加熱されるようになっている。そして、搬出入ロボッ
ト22が該加熱された補強バンド13を取りに来た場合
には、所定温度に加熱された補強バンド13を加熱炉3
8から取り出し、前記搬出入ロボット22によって挟持
搬送するようになっている。
煉瓦の補強バンド装着装置10の使用方法を説明し、合
わせて本発明の一実施例に係るプレート煉瓦の補強バン
ド装着方法について図13〜図17を参照しながら説明
する。まず、プレート煉瓦搬入ステーション11におい
て、補強しようとするプレート煉瓦12を受入れ、所定
の位置に位置決めした後、中央の搬出入ロボット22に
よって搬送し、補強バンド装着ステーション19の載置
台39上に載せて、位置決めのセンターリングを行う。
そして、前記搬出入ロボット22によって仮置きステー
ション18に載置された該プレート煉瓦12に対応する
所定のガイド部材17を持ってきて、前記プレート煉瓦
12上に載せて再度センターリングを行う。次に、加熱
ステーション15によって約400〜800℃程度に加
熱された補強バンド13を前記搬出入ロボット22によ
って取ってきて、前記ガイド部材17の上に載せる。こ
こで、ガイド部材17は上部がテーパ状の挿入部となっ
ているので、多少の軸芯が狂っていても、支障なく前記
ガイド部材17に嵌入する。なお、前記補強バンド12
は常温状態では、前記プレート煉瓦12の側周よりやや
小さく形成され、搬入ステーション14に掴み上げら
れ、ベルトコンベア34上で位置決めされ、前記搬出入
ロボット22によって加熱ステーション15に搬送され
た後、4連の加熱炉38の何れかに挿入されて所定温度
に加熱されるようになっている。そして、搬出入ロボッ
ト22が該加熱された補強バンド13を取りに来た場合
には、所定温度に加熱された補強バンド13を加熱炉3
8から取り出し、前記搬出入ロボット22によって挟持
搬送するようになっている。
【0020】加熱された前記補強バンド13がガイド部
材17上に載置された後、直ちに上部の昇降架台89が
下降し、図13、図14に示すように、下部のプランジ
ャ40が下降して、前記ガイド部材17に当接するが、
中央の二本のプランジャ40aには内部にスプリングが
設けられ前記ガイド部材17に当接して、縮み、周囲の
プランジャ40が更に下降して、前記ガイド部材17の
切欠き86に嵌入して、装着された補強バンド13を更
に下降させるようにしている。そして、一旦前記プラン
ジャ40が少し上昇した後、図6に示すようにセンター
リング状態の移動台45、46、55、56にそれぞれ
設けられている進退押下げ機構64、65、67、68
が図15に示すように作動すると共に、図10に示すよ
うに下部の進退受け機構76が作動して、前記補強バン
ド13の上部に合計8個の押圧部材63、66が被さ
り、前記補強バンド13の下部にそれぞれ受け部材79
が配置される。
材17上に載置された後、直ちに上部の昇降架台89が
下降し、図13、図14に示すように、下部のプランジ
ャ40が下降して、前記ガイド部材17に当接するが、
中央の二本のプランジャ40aには内部にスプリングが
設けられ前記ガイド部材17に当接して、縮み、周囲の
プランジャ40が更に下降して、前記ガイド部材17の
切欠き86に嵌入して、装着された補強バンド13を更
に下降させるようにしている。そして、一旦前記プラン
ジャ40が少し上昇した後、図6に示すようにセンター
リング状態の移動台45、46、55、56にそれぞれ
設けられている進退押下げ機構64、65、67、68
が図15に示すように作動すると共に、図10に示すよ
うに下部の進退受け機構76が作動して、前記補強バン
ド13の上部に合計8個の押圧部材63、66が被さ
り、前記補強バンド13の下部にそれぞれ受け部材79
が配置される。
【0021】この状態で、図16に示すように前記プラ
ンジャ40を再度下降させると、周囲のプランジャ40
が前記押圧部材63、66の上部を押圧して、前記補強
バンド13が丁度プレート煉瓦12の中央位置付近にあ
るように押し下げる。この場合、該補強バンド13の下
部にはスプリング80によって上部に付勢される受け部
材79が配置されているので必要以上に下降することが
なく、上部のプランジャ40をエンコーダーで検出され
る所定の位置まで下降することによって前記補強バンド
13の位置決めが行われる。そして、該載置台39の角
部に設けられているエア吹き出しノズル101から前記
補強バンド13に冷却空気を吹き付けて冷却させると、
補強バンド13は予めプレート煉瓦12の側周より、小
さく形成されているので、元の状態に縮小しプレート煉
瓦12の側周に固着されることになる。以上の工程で、
補強バンドの装着作業を完了するので、図17に示すよ
うに前記移動台45、46、55、56を後退させると
共に、前記昇降架台89を上昇させてプランジャ40、
40aを開放し、前記搬出入ロボット22によって、補
強バンド13が装着されたプレート煉瓦12(即ち、製
品)を搬出し、製品搬出ステーション20に搬送し、こ
こで反転処理が行われて外部に搬出される。なお、図1
3〜図17においては、下部の受け部材79は省略され
ている。
ンジャ40を再度下降させると、周囲のプランジャ40
が前記押圧部材63、66の上部を押圧して、前記補強
バンド13が丁度プレート煉瓦12の中央位置付近にあ
るように押し下げる。この場合、該補強バンド13の下
部にはスプリング80によって上部に付勢される受け部
材79が配置されているので必要以上に下降することが
なく、上部のプランジャ40をエンコーダーで検出され
る所定の位置まで下降することによって前記補強バンド
13の位置決めが行われる。そして、該載置台39の角
部に設けられているエア吹き出しノズル101から前記
補強バンド13に冷却空気を吹き付けて冷却させると、
補強バンド13は予めプレート煉瓦12の側周より、小
さく形成されているので、元の状態に縮小しプレート煉
瓦12の側周に固着されることになる。以上の工程で、
補強バンドの装着作業を完了するので、図17に示すよ
うに前記移動台45、46、55、56を後退させると
共に、前記昇降架台89を上昇させてプランジャ40、
40aを開放し、前記搬出入ロボット22によって、補
強バンド13が装着されたプレート煉瓦12(即ち、製
品)を搬出し、製品搬出ステーション20に搬送し、こ
こで反転処理が行われて外部に搬出される。なお、図1
3〜図17においては、下部の受け部材79は省略され
ている。
【0022】
【発明の効果】請求項1、2及び3記載のプレート煉瓦
の補強バンド装着方法及びその装置は、以上の説明から
も明らかなように、プレート煉瓦の一面に基部がプレー
ト煉瓦の側周に略一致するガイド部材を配置して、常温
では前記プレート煉瓦の側周よりやや小さく形成された
補強バンドを加熱して、前記プレート煉瓦に装着するよ
うにしているので、補強バンドが円滑にプレート煉瓦の
側周に嵌入し、冷却した後は、強固にプレート煉瓦に固
着される。この場合、補強バンドには充分に強度を有す
る材料を使用できるので、これによってプレート煉瓦を
充分に補強でき、長期の寿命を得ることができる。特
に、請求項2記載のプレート煉瓦の補強バンド装着方法
においては、前記補強バンドの一端に掛止する段付きの
押圧部材を介して所定位置まで挿入するようにしている
ので、加熱状態の比較的柔らかい前記補強バンドをプレ
ート煉瓦の任意の位置まで挿入することができる。そし
て、請求項3記載のプレート煉瓦の補強バンド装着装置
においては、プレート煉瓦の搬入、補強バンドの搬入、
加熱を自動化し、更には補強バンド装着ステーションで
の位置決めを自動化しているので、生産性が向上すると
共に、省力化を図ることができる。
の補強バンド装着方法及びその装置は、以上の説明から
も明らかなように、プレート煉瓦の一面に基部がプレー
ト煉瓦の側周に略一致するガイド部材を配置して、常温
では前記プレート煉瓦の側周よりやや小さく形成された
補強バンドを加熱して、前記プレート煉瓦に装着するよ
うにしているので、補強バンドが円滑にプレート煉瓦の
側周に嵌入し、冷却した後は、強固にプレート煉瓦に固
着される。この場合、補強バンドには充分に強度を有す
る材料を使用できるので、これによってプレート煉瓦を
充分に補強でき、長期の寿命を得ることができる。特
に、請求項2記載のプレート煉瓦の補強バンド装着方法
においては、前記補強バンドの一端に掛止する段付きの
押圧部材を介して所定位置まで挿入するようにしている
ので、加熱状態の比較的柔らかい前記補強バンドをプレ
ート煉瓦の任意の位置まで挿入することができる。そし
て、請求項3記載のプレート煉瓦の補強バンド装着装置
においては、プレート煉瓦の搬入、補強バンドの搬入、
加熱を自動化し、更には補強バンド装着ステーションで
の位置決めを自動化しているので、生産性が向上すると
共に、省力化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るプレート煉瓦の補強バ
ンド装着装置の補強バンド装着ステーションの部分断面
図である。
ンド装着装置の補強バンド装着ステーションの部分断面
図である。
【図2】該プレート煉瓦の補強バンド装着装置の平面図
である。
である。
【図3】同装置のプレート煉瓦搬入ステーションの側面
図である。
図である。
【図4】同装置の補強バンドの搬入ステーションの側面
図である。
図である。
【図5】同装置の補強バンド装着ステーションの正面図
である。
である。
【図6】同平面図である。
【図7】同部分断面図である。
【図8】ガイド部材の平面図である。
【図9】同ガイド部材の側面図である。
【図10】補強バンド装着ステーションの部分拡大図で
ある。
ある。
【図11】同正面図である。
【図12】同部分正面図である。
【図13】同装置の動作状態を示す部分拡大断面図であ
る。
る。
【図14】同装置の動作状態を示す部分拡大断面図であ
る。
る。
【図15】同装置の動作状態を示す部分拡大断面図であ
る。
る。
【図16】同装置の動作状態を示す部分拡大断面図であ
る。
る。
【図17】同装置の動作状態を示す部分拡大断面図であ
る。
る。
10 プレート煉瓦の補強バンド装着装置 11 プレート煉瓦搬入ステーション 12 プレート煉瓦 13 補強バンド 14 搬入ステーション 15 加熱ステーション 16 挿入部 17 ガイド部材 18 仮置きステーション 18a 位置止めピン 19 補強バンド装着ステーション 20 製品搬出ステーション 21 多関節アーム 22 搬出入ロボット 24 ローラコンベア 25 反転装置 26 センターリング装置 27 クランプアーム 28 当接部材 29 当接部材 30 ワイヤリング機構 31 ネジ機構 32 当接部材 33 当接部材 34 ベルトコンベア 35 掴み機構 36 搬送手段 37 センターリング装置 38 加熱炉 39 載置台 40 プランジャ 40a プランジャ 41 昇降シリンダ 42 架台 43 センターリング機構 44 位置決め押圧手段 45 移動台 46 移動台 47 油圧シリンダ 48 歯車 49 ラック 50 ラック 51 ガイド 52 ガイド 53 当接板 54 当接板 55 移動台 56 移動台 57 歯車 58 ラック 59 ラック 60 油圧シリンダ 61 当接板 62 当接板 63 押圧部材 64 進退押下げ機構 65 進退押下げ機構 66 押圧部材 67 進退押下げ機構 68 進退押下げ機構 69 エアシリンダ 70 ガイドブロック 71 水平ガイド 72 段部 73 竪軸 74 スプリング 75 ガイドブッシュ 76 進退受け機構 77 エアシリンダ 78 受けガイドブロック 79 受け部材 80 スプリング 81 水平ガイド 82 基部 83 上部 85 円錐台状ガイド 86 切欠き 86a 抜き孔 87 ガイド柱 88 天井架台 89 昇降架台 90 掛止アーム 91 掛止アーム 92 基台 93 アタッチメント 94 クランプアーム 95 クランプアーム 96 反転機 97 ローラコンベア 98 制御盤 99 制御盤 100 油圧ユニット 101 エア吹き出しノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 茂樹 福岡県北九州市八幡西区東浜町1番1号 黒崎窯業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−165965(JP,A) 特開 昭62−84866(JP,A) 特開 昭58−157572(JP,A) 特開 昭58−84668(JP,A) 実開 平3−81259(JP,U) 実開 昭60−15462(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 41/30 B22D 11/10 340
Claims (3)
- 【請求項1】 プレート煉瓦に一面から、基部が該プレ
ート煉瓦の側周に略一致し、しかも該基部に連接するテ
ーパ状の挿入部を備えるガイド部材を配置し、該ガイド
部材を介して常温状態では前記プレート煉瓦側周形状よ
りやや小さい補強バンドを加熱状態で前記プレート煉瓦
に挿入することを特徴とするプレート煉瓦の補強バンド
装着方法。 - 【請求項2】 ガイド部材は、装着にあってはプレート
煉瓦の上部に配置され、補強バンドは前記ガイド部材の
側面に沿ってその形状を矯正され、前記プレート煉瓦に
装着後、更に外側から進退し、前記補強バンドの一端に
掛止する段部が設けられた複数の押圧部材によって前記
プレート煉瓦に所定位置まで押し込まれることを特徴と
する請求項1記載のプレート煉瓦の補強バンド装着方
法。 - 【請求項3】 プレート煉瓦搬入ステーションと、プレ
ート煉瓦の側周より常温状態でやや小さい形状の補強バ
ンドの搬入ステーションと、該補強バンドを加熱する加
熱ステーションと、基部が前記プレート煉瓦の側周に略
一致し、しかも該基部に連接するテーパ状の挿入部を備
えるガイド部材の仮置きステーションと、前記プレート
煉瓦を載置した後、前記ガイド部材を重設し、更にその
上から加熱された補強バンドを被せる補強バンド装着ス
テーションと、補強バンドの装着されたプレート煉瓦を
搬出する製品搬出ステーションと、前記プレート煉瓦及
び補強バンドを前記各ステーションに搬出入する搬出入
ロボットとを有してなることを特徴とするプレート煉瓦
の補強バンド装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04130229A JP3086533B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | プレート煉瓦の補強バンド装着方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04130229A JP3086533B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | プレート煉瓦の補強バンド装着方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293635A JPH05293635A (ja) | 1993-11-09 |
JP3086533B2 true JP3086533B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=15029192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04130229A Expired - Fee Related JP3086533B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | プレート煉瓦の補強バンド装着方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086533B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106966164A (zh) * | 2017-05-22 | 2017-07-21 | 山东新华医疗器械股份有限公司 | 一种预充针卸车装置 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP04130229A patent/JP3086533B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05293635A (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |