JP2592023B2 - クランクシャフトの高周波加熱装置 - Google Patents
クランクシャフトの高周波加熱装置Info
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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Description
波加熱装置に関する。
ンの高周波加熱を例にとって従来の技術を説明する。ク
ランクシャフト100は、6個のピン101〜106と
4個のジャーナル111〜114とを備えており、ジャ
ーナル111と112の間に、ピン101(第1ピン)
と102(第2ピン)が、ジャーナル112と113の
間にピン103(第1ピン)と104(第2ピン)が、
また、ジャーナル113と114の間にピン105(第
1ピン)と106(第2ピン)が配置されている。
ン103と104のピッチ、およびピン105と106
のピッチは、それぞれ、同一のp1である。ピン101
と103のピッチ、およびピン103と105のピッチ
は、それぞれp2およびp3である(通常p2とp3と
は等しいクランクシャフトが多い)。なお、120はジ
ャーナル111〜114の中心を結ぶ直線であってクラ
ンクシャフト100の回転軸である。
り合う2つのジャーナルの間に2個のピンがあり、ピン
の個数が合計6個でジャーナルの個数が合計4個である
クランクシャフトは、通常、V型6気筒エンジン(また
は直列6気筒エンジン)に用いられる。
ナルを高周波加熱するには、例えば半開放鞍型の加熱コ
イルを、水平に配設したクランクシャフトのピン或いは
ジャーナルの上に載置し、クランクシャフトを回転しな
がら、高周波加熱コイル(以下、高周波加熱コイルを単
に加熱コイルともいう)に所定時間高周波電流を通電す
る。
クランクシャフト100のピン101〜106を焼入等
のために高周波加熱する場合には、例えは、ピン101
と102を同時に高周波加熱しようとしても、ピンとジ
ャーナルが交互に配置されている一般的なクランクシャ
フトと異なって、ピン101と102の間隔が極めて短
いので、ピン101に載置されてピン101を加熱する
加熱コイルに給電するトランスと、ピン102に載置さ
れるピン102を加熱する加熱コイルに給電するトラン
スとが衝突してしまう。
ン101、103および105をそれぞれのピンに対し
て設けた加熱コイルによって加熱後、クランクシャフト
100を第2加熱ステーションに移動してから、ピン1
02、104および106をそれぞれのピンに対して設
けた加熱コイルによって加熱している。即ち、1つのク
ランクシャフト100の全てのピン101〜106の加
熱を2つの加熱ステーションで行わねばならないので、
多数のクランクシャフトのピンを加熱するときには、全
体の加熱工程が長くなる。
であって、隣り合うジャーナルの間に一定間隔で2個の
ピンが配置されているクランクシャフトのピンを1つの
加熱ステーションで加熱することができるクランクシャ
フトの高周波加熱装置を提供することを目的としてい
る。
に、本発明のクランクシャフトの高周波加熱装置は、複
数のジャーナルと、隣り合うジャーナル間に一定の間隔
で配置された同形の第1および第2ピンとを有するクラ
ンクシャフトの高周波加熱装置において、それぞれトラ
ンスに接続され各第1ピンごとに設けた高周波加熱コイ
ルと、前記高周波加熱コイルをクランクシャフトの回転
軸の方向に第1ピンと第2ピンとの間隔だけ移動させる
加熱コイル移動手段とを具備しており、前記加熱コイル
移動手段は前記回転軸の方向に平行して移動自在に設け
られた移動ベースと、移動ベースとトランスを回動自在
に連結する揺動アームと、揺動アームのトランス側端部
を前記移動方向に移動可能に支持するガイドとを備えて
おり、かつ、移動ベースの移動に基づいて揺動アームを
介して高周波加熱コイルを移動させるようにしたことを
特徴としている。
明する。図1〜6は本発明に係る高周波加熱装置の一実
施例を説明するための図面であって、図1は正面説明
図、図2は図1のA−A線矢視断面説明図、図3は加熱
コイル移動装置の側面図、図4は要部の正面図、図5は
他の要部の正面図、図6はクランクシャフトの正面図で
ある。なお、クランクシャフトとしては図6を用いて既
に説明したものと同一のものを採り上げた 。
装置は、クランクシャフト100の両端を回転自在に支
持し、回転軸120を中心として回転させる図示しない
クランクシャフト回転手段と、クランクシャフト100
のピン101〜106の加熱のために設けられた3個の
半開放鞍型の加熱コイルC1、C2およびC3と加熱コ
イルC1、C2およびC3の上部にそれぞれ配設され、
各加熱コイルC1、C2およびC3に高周波電流を供給
するトランスT1、T2およびT3とを備えている。
ンスT1、T2およびT3と加熱コイルC1、C2およ
びC3をそれぞれ接続しているリード導体D1、D2お
よびD3とトランスT1、T2およびT3を高周波加熱
装置の図3に示す出力整合盤10から吊り下げていると
共に昇降し且つクランクシャフト100の回転軸120
の方向に移動させることができる加熱コイル移動装置2
00とを備えている。
び加熱コイルC1は、また、トランスT2、リード導体
D2および加熱コイルC3は、更に、トランスT3、リ
ード導体D3および加熱コイルC3は、それぞれ、一体
結合されており、一体となって移動する。
を例にとって説明する。図3に示すように、トランスT
1はチェイン23によって吊り下げられている。このチ
ェイン23のほぼ中央部分は滑車22に巻回されてお
り、一端はトランスT1の上端に形成した突起T0に固
定されており、他端は出力整合盤10に固定されてい
る。チェイン23の滑車22とトランスT1との間に
は、連結部材30が設けられており、また、チェイン2
3の滑車22と出力整合盤10との間には引きバネ24
が設けられている。そして、滑車22は、出力整合盤1
0から突出した固定アーム21の先端部分に回動自在に
取り付けられている。
形のガイド31を有する。ガイド31は、連結部材30
より上のチェイン23aの下端部に結合されている。ガ
イド31内には、ローラ32が設けられている。ローラ
32はガイド31の下辺部上面を転動して、左右に移動
する。ローラ32には連結部材30より下のチェインの
上端部が、ブラケット33を介して接続されている。従
って、連結部材30よりチェイン23bは、ローラ32
の転動により、左右に平行移動する。
スT1の前記突起T0に回動自在に取り付けられてお
り、他端は移動ベース50上に設けたブラケット52に
回動自在に接続されている。移動ベース50は、クラン
クシャフト100の回転軸120の方向(図3上で手前
と奥行きの方向)に移動できるように、出力整合盤10
の正面に上下に平行に取り付けた1対のレール51、5
1によって支持されている。41はシリンダであって、
42はこのシリンダ41の動作によって昇降するロッド
である。ロッド42の上端は、揺動アーム40の下面を
支持している。他のトランスT2、T3に対してもトラ
ンスT1に対するのと同様な加熱コイル移動装置が備え
られているが、レール51、51は、3個のトランスT
1、T2およびT3に対して共通に設けられている。
とT2に対して備えられている2個の移動ベース50の
ピッチはp2であるように、また、トランスT2とT3
に対して備えられている2個の移動ベース50のピッチ
はp3であるように、3個の移動ベース50が配置され
ている。なお、各移動ベース50は、それぞれのシリン
ダ60によって独立駆動されてクランクシャフト100
の回転軸120の方向に移動する。53は各移動ベース
50を停止位置に固定するためのロック機構である。
示すように、加熱位置に回転軸120が水平になるよう
に配設されたクランクシャフト100は、回転軸120
を中心として図示しない回転駆動装置によって回転させ
られる。そして、シリンダ4 1を動作させてロッド42
を下げることによって、機構位置にあるトランスT1、
T2およびT3を降下させ、加熱コイルC1、C2およ
びC3を、それぞれ、ピン101、103および105
上に載置する(図2)。次いで、図示しない高周波電源
からトランスT1、T2およびT3に所定時間高周波電
源を通電すると、加熱コイルC1、C2およびC3に高
周波電流が流れてピン101、103および105の加
熱が終了する。
42を上昇させてトランスT1、T2およびT3を元の
待機位置まで引き上げる。次いで、加熱コイル移動装置
200の3個のシリンダ60を動作させて3個の移動ベ
ース50を、図5の矢印Bの方向に、ピン101と10
2のピッチp1だけ移動させてから、再びシリンダ41
を動作させてトランスT1、T2およびT3を降下さ
せ、加熱コイルC1、C2およびC3を、それぞれ、ピ
ン102、104および106の上に載置後、ピン10
1、103および105と同様に加熱する。この後、シ
リンダ41によってトランスT1、T2およびT3を上
方に引き上げる。
トの高周波加熱装置では、1つの加熱ステーションで、
クランクシャフト100の全てのピン101〜106の
加熱を行うことができる。
シャフトの高周波加熱装置においては、複数のジャーナ
ルと、隣り合うジャーナル間に一定の間隔で配置された
同形の第1および第2ピンとを有するクランクシャフト
の高周波加熱装置において、それぞれトランスに接続さ
れ各第1ピンごとに設けた高周波加熱コイルと、前記高
周波加熱コイルをクランクシャフトの回転軸の方向に第
1ピンと第2ピンとの間隔だけ移動させる加熱コイル移
動手段とを具備しており、前記加熱コイル移動手段は前
記回転軸の方向に平行して移動自在に設けられた移動ベ
ースと、移動ベースとトランスを回動自在に連結する揺
動アームと、揺動アームのトランス側端部 を前記移動方
向に移動可能に支持するガイドとを備えており、かつ、
移動ベースの移動に基づいて揺動アームを介して高周波
加熱コイルを移動させるようにしたことを特徴としてい
る。
波加熱装置によれば、第1ピンと第2ピンとの間隔が極
めて短いクランクシャフトでも加熱コイルに給電するト
ランスが衝突することがない。 それ故、高周波加熱装置
が小形のものであっても高周波加熱に支障を来すことが
ない。また、1つの高周波加熱装置で第1、第2ピンが
加熱されるので、クランクシャフトの高周波加熱装置間
の運搬および同装置への装脱に要する手間が省力化でき
る。さらに、多数のこのようなクランクシャフトのピン
の全体の加熱工程を短くすることができる。
熱装置の一実施例の正面説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のジャーナルと、隣り合うジャーナ
ル間に一定の間隔で配置された同形の第1および第2ピ
ンとを有するクランクシャフトの高周波加熱装置におい
て、それぞれトランスに接続され各第1ピンごとに設け
た高周波加熱コイルと、前記高周波加熱コイルをクラン
クシャフトの回転軸の方向に第1ピンと第2ピンとの間
隔だけ移動させる加熱コイル移動手段とを具備してお
り、前記加熱コイル移動手段は前記回転軸の方向に平行
して移動自在に設けられた移動ベースと、移動ベースと
トランスを回動自在に連結する揺動アームと、揺動アー
ムのトランス側端部を前記移動方向に移動可能に支持す
るガイドとを備えており、かつ、移動ベースの移動に基
づいて揺動アームを介して高周波加熱コイルを移動させ
るようにしたことを特徴とするクランクシャフトの高周
波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087843A JP2592023B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | クランクシャフトの高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087843A JP2592023B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | クランクシャフトの高周波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05255754A JPH05255754A (ja) | 1993-10-05 |
JP2592023B2 true JP2592023B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=13926183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4087843A Expired - Fee Related JP2592023B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | クランクシャフトの高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592023B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102041363A (zh) * | 2009-10-19 | 2011-05-04 | 富士电子工业株式会社 | 高频热处理装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60243221A (ja) * | 1984-04-09 | 1985-12-03 | Honda Motor Co Ltd | 再溶融化処理装置のト−チ移動方法 |
JPS61887A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-06 | 岩佐 昭好 | 通貨自動交換及び表示装置 |
JPH03188221A (ja) * | 1989-12-18 | 1991-08-16 | Fuji Denshi Kogyo Kk | クランクシャフトの高周波焼入装置 |
-
1992
- 1992-03-10 JP JP4087843A patent/JP2592023B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102041363A (zh) * | 2009-10-19 | 2011-05-04 | 富士电子工业株式会社 | 高频热处理装置 |
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JPH05255754A (ja) | 1993-10-05 |
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