JPH0633144A - クランクシャフトの高周波焼入方法および装置 - Google Patents

クランクシャフトの高周波焼入方法および装置

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JPH0633144A
JPH0633144A JP4215394A JP21539492A JPH0633144A JP H0633144 A JPH0633144 A JP H0633144A JP 4215394 A JP4215394 A JP 4215394A JP 21539492 A JP21539492 A JP 21539492A JP H0633144 A JPH0633144 A JP H0633144A
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JP
Japan
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station
crankshaft
quenching
hardening
journal
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JP4215394A
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English (en)
Inventor
Shintaro Maki
信太郎 牧
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Fuji Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クランクシャフトの焼入に際して、タクトタ
イムを短くする。 【構成】 クランクシャフトの高周波焼入方法は、焼入
待機ステーション3 に搬入された未焼入のクランクシャ
フトWのピン焼入ステーション4への移動と、ピン焼入
ステーション4 にあるピンの焼入済みのクランクシャフ
トWのジャーナル焼入ステーション5 への移動と、ジャ
ーナル焼入ステーション5 にあるジャーナルの焼入済み
のクランクシャフトWの搬出ステーション6 への移動と
を同時に行いピン焼入ステーション4 、ジャーナル焼入
ステーション5 での焼入を同時に行うと共に、搬出ステ
ーション6 に移動された焼入済みのクランクシャフトW
を搬出し、未焼入のクランクシャフトWを焼入待機ステ
ーション3 の前段から焼入待機ステーション3 に搬入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピンとジャーナルとを
焼入するクランクシャフトの高周波焼入方法および装置
に関し、特に、多数のクランクシャフトのピンとジャー
ナルとを焼入する場合に、焼入工程のタクトタイムを短
くすることができるクランクシャフトの高周波焼入方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照して従来の技術を説明
する。図14は4気筒用エンジンのクランクシャフトの一
例の正面図であって、このクランクシャフトWは、5個
のジャーナルJ1〜J5、および4個のピンP1〜P4を備えて
いる。また、隣り合うピンとジャーナルは、カウンター
ウエイトTを介して結合されている。なお、Vは、クラ
ンクシャフトWの回転の軸であって、各ジャーナルJ1〜
J5の中心を結ぶ直線である。クランクシャフトWは、通
常、全てのピンP1〜P4を同時に1つのステーションで焼
入後、他のステーションで全てのジャーナルJ1〜J5を同
時に焼入する。まず、ピンP1〜P4を焼入する場合を説明
する。
【0003】図15は、水平に配設された多数のクランク
シャフトWを、その軸Vと直角方向に移動してピンP1〜
P4を焼入後、ジャーナルJ1〜J5を焼入する高周波焼入装
置の正面説明図であって、この高周波焼入装置には、搬
入ステーション1a、第1アイドリングステーション2a、
ピン焼入待機位置3Aとピン焼入位置3Bとからなるピン焼
入ステーション3a、第1アフタクーリングステーション
4a、第2アイドリングステーション5a、ジャーナル焼入
待機位置6Aとジャーナル焼入位置6Bとからなるジャーナ
ル焼入ステーション6a、第2アフタクーリングステーシ
ョン兼搬出ステーション(以下簡単のために搬出ステー
ションという) 7aとがある。そして、ステーション1a、
2a、ピン焼入待機位置3A、ステーション4a、5a、ジャー
ナル焼入待機位置6A、およびステーション7aには、それ
ぞれ、1対ずつのV型の固定ブロック11〜17が設けられ
ている。
【0004】上記した1対ずつの固定ブロックの間に
は、1対の連結された平行な移動ビーム20が水平に配設
されている。これら移動ビーム20の上にはそれぞれ複数
の支柱が取り付けられており、これら支柱の上端にはV
型の移動ブロック21〜27が等間隔に設けられている。移
動ビーム20が初期状態にあるときには、移動ブロック21
〜27はそれぞれステーション1a、2a、ピン焼入待機位置
3A、ステーション4a、5a、ジャーナル焼入待機位置6A、
およびステーション7aにおいて固定ブロック11〜17より
少し低く位置している。20a は、移動ビーム20を矢印A
の方向に上昇させ、矢印Cの方向に降下させる移動ビー
ム昇降装置であり、20b は移動ビーム20を矢印Bの方向
に前進させ、矢印Dの方向に後退させる移動ビーム前後
進装置である。これら装置によって移動ビーム20は矢印
A、B、CおよびDの方向に順次移動して1サイクルの
運動を終える。
【0005】1対の固定ブロック11に載置されたクラン
クシャフトWは、移動ビーム20の2サイクルの運動によ
って焼入待機位置3Aの固定ブロック13に載置されてか
ら、1対のアーム38、38の先端近辺にそれぞれ設けた図
示しない1対のセンタによって両端が支持され、次い
で、一方のアーム38の先端近辺に設けた図示しないチャ
ックによって一端が把持される。そして、この後、クラ
ンクシャフトWは、アーム38、38の軸39を中心とする矢
印Q1 の方向への上昇によって焼入位置3Bに運ばれる。
【0006】すると、ピンP1〜P4に対して1個ずつ設け
た高周波加熱コイル(以下高周波加熱コイルを単に加熱
コイルともいう) 30が矢印Rの方向に降下してピンP1〜
P4に載置される。アーム38に設けた図示しないクランク
シャフト回転装置によってクランクシャフトWを回転す
ると共に、加熱コイル30に高周波電流を所定時間通電
後、各加熱コイル30の両端に設けた1対のジャケット3
1、31から冷却液をそれぞれ加熱されたピンP1〜P4に噴
射してピンP1〜P4の焼入を完了する。
【0007】この後、加熱コイル30は矢印Rと反対方向
に上昇し、アーム38、38は軸39を中心として矢印Q2 の
方向に降下してクランクシャフトWを固定ブロック13上
に載置する。次いで、前記の図示しないセンタによるク
ランクシャフトWの両端の支持の解除と図示しないチャ
ックによる一端の把持の解除とを行った後、移動ビーム
20を1サイクル運動させると、焼入されたクランクシャ
フトWは、アフタクーリングステーション4aの固定ブロ
ック14に載置され、2番目と3番目のクランクシャフト
Wがそれぞれ固定ブロック13と12に載置される。また、
固定ブロック11には4番目のクランクシャフトWが載置
される。
【0008】上記と同様にして2番目と3番目のクラン
クシャフトWが順次焼入されてから移動ビーム20が1サ
イクルの運動をすると、1番目のクランクシャフトW
は、ジャーナル焼入待機位置6Aに到着する。ジャーナル
焼入ステーション6aには、ピン焼入ステーション3aに設
けられたハンド38、38およびジャケット31、31付の加熱
コイル30と同様のハンド68、68およびジャケット61、61
付の加熱コイル60が設けられているので、ジャーナル焼
入位置6Bでは、1番目のクランクシャフトWに対して、
ピンP1〜P4の焼入と同様にジャーナルJ1〜J5の焼入が行
われる。ジャーナルJ1〜J5の焼入が終了して固定ブロッ
ク16に載置されたクランクシャフトWは、移動ビーム20
の1サイクルの運動によって搬出ステーション7aの固定
ブロック17に載置されてから、高周波焼入装置外へ排出
される。2番目以後のクランクシャフトWに対しても同
様である。
【0009】図16は、上記のような高周波焼入装置で多
数のクランクシャフトWのピンP1〜P4を焼入する場合の
いわゆるタクトタイムを求めるためのタイムチャートで
ある。同図において、横軸は時間(秒) であり、横線は
各動作の持続期間を表し、横線の下の括弧内の数値は各
動作の持続時間を秒で示している。また、横線上の文字
は、それぞれ、動作の内容を示す。横軸の起点TOは、移
動ビーム20の矢印Aの方向への移動が開始された時点で
あって、この時点でアイドリングステーション2 の固定
ブロック12に載置されているクランクシャフトWの動作
を対象としている。
【0010】図16におけるA、B、C、およびDはそれ
ぞれ移動ビーム20の図15に示す矢印A、B、C、および
D方向への移動動作、EはクランクシャフトWの両端の
センタリング動作、Fは一端のチャッキング動作、Gは
クランクシャフトWの焼入待機位置3Aから焼入位置3Bへ
の移動動作、Hは加熱コイル30の降下動作、Jは加熱コ
イル30への通電動作、Kはジャケット31、31からの冷却
液の噴射動作、Lは加熱コイル30の上昇動作、Mはクラ
ンクシャフトWの焼入位置3Bから焼入待機位置3Aへの移
動動作(固定ブロック13上へのクランクシャフトWの載
置動作) 、NはクランクシャフトWの一端のチャッキン
グの解除動作、PはクランクシャフトWの両端のセンタ
リングの解除動作をそれぞれ示す。
【0011】図16に示すように、動作A、B、C、D、
E、F、G、H、J、K、L、M、N、およびPに必要
な時間は、それぞれ、1.5 、2 、1.5 、2 、1 、1 、2
、3、12、10、3 、2 、1 、および1 秒である。従っ
て、アイドリングステーション2aの固定ブロック12に載
置されたクランクシャフトWが、移動ビーム20の運動に
よって焼入待機位置3Aに至って後、ハンド38、38によっ
て焼入位置3Bに移動されてから焼入され、次いで、再び
焼入待機位置3Aに戻ってハンド38、38による支持が解除
されるまでは、41秒かかり、この41秒が、多数のクラン
クシャフトWのピンP1〜P4の焼入を行うときのタクトタ
イムになる。なお、ジャーナルの焼入の動作も同様であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】最近、高周波焼入業界
の競争は、ますます、苛烈となっており、クランクシャ
フトの焼入においても、タクトタイムを極力短くして、
焼入コストを低減することが、極めて強く望まれるに至
った。本発明はこのような事情に鑑みて創案されたもの
であって、多数のクランクシャフトの焼入に際して、タ
クトタイムを短くすることができるクランクシャフトの
高周波焼入方法および装置を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のクランク
シャフトの高周波焼入方法は、焼入待機ステーションに
搬入された未焼入のクランクシャフトの第1路を経るピ
ン焼入ステーションへの移動と、ピン焼入ステーション
にあるピンの焼入済みのクランクシャフトの第2路を経
るジャーナル焼入ステーションへの移動と、ジャーナル
焼入ステーションにあるジャーナルの焼入済みのクラン
クシャフトの第3路を経る搬出ステーションへの移動と
を同時に行う第1工程と、ピン焼入ステーションに移動
された未焼入のクランクシャフトのピンをピン焼入ステ
ーションで焼入すると同時に、ジャーナル焼入ステーシ
ョンに移動されたピンの焼入済みのクランクシャフトを
ジャーナル焼入ステーションで焼入する第2工程と、第
2工程の進行中に、搬出ステーションに移動された焼入
済みのクランクシャフトを搬出すると共に、未焼入のク
ランクシャフトを焼入待機ステーションの前段から焼入
待機ステーションに搬入する第3工程とを有する。
【0014】請求項2記載のクランクシャフトの高周波
焼入装置は、ピン焼入ステーションに設けたピンの焼入
機と、ジャーナル焼入ステーションに設けたジャーナル
の焼入機と、クランクシャフトを支持し、未焼入のクラ
ンクシャフトの焼入待機ステーションから第1路を経る
ピン焼入ステーションへの移動と、ピンの焼入済みのク
ランクシャフトのピン焼入ステーションから第2路を経
るジャーナル焼入ステーションへの移動と、ジャーナル
の焼入済みのクランクシャフトのジャーナル焼入ステー
ションから第3路を経る搬出ステーションへの移動とを
同時に行うクランクシャフト支持移動装置と、搬出ステ
ーションに移動された焼入済みのクランクシャフトを搬
出するクランクシャフト搬送装置と、焼入待機ステーシ
ョンの前段から焼入待機ステーションに未焼入のクラン
クシャフトを搬入する他のクランクシャフト搬送装置と
を備えている。
【0015】請求項3記載のクランクシャフトの高周波
焼入装置は、請求項2記載のクランクシャフトの高周波
焼入装置において、クランクシャフト支持移動装置は、
1つの水平軸に対して平行且つ前記水平軸から等距離で
等間隔に配設された4つのクランクシャフトをそれぞれ
支持し回転させるクランクシャフト支持部と、このクラ
ンクシャフト支持部によって支持されているクランクシ
ャフトを前記水平軸の回りに回動させて前記焼入待機ス
テーション、ピン焼入ステーション、ジャーナル焼入ス
テーション、および搬出ステーションの間で移動させる
クランクシャフト回動部とを備えている。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の方法を実現す
ることができる高周波焼入装置の一実施例を説明する。
図1〜図14はこの実施例を説明するための図面であっ
て、図1は正面説明図、図2は側面説明図、図3は図2
のX−X線矢視断面説明図、図4は図2のY−Y線矢視
断面説明図、図5〜図11は動作説明図、図12、図13は動
作のタイムチャート、図14はクランクシャフトの正面図
である。なお、図15および図16で説明したものと同等の
もの、同等および類似の動作には、同じ符号を付してお
り、説明を省略するものがある。また、ワークとして
は、先に図14を用いて説明したクランクシャフトWを採
り上げ、多数のクランクシャフトWのピンP1〜P4とジャ
ーナルJ1〜J5を焼入する場合を説明する。
【0017】図1に示すように、本実施例の高周波焼入
装置には、搬入ステーション1 、アイドリングステーシ
ョン2 、焼入待機ステーション3 、ピン焼入ステーショ
ン4、ジャーナル焼入ステーション5 、搬出ステーショ
ン6 、および、次工程受渡ステーション7 が設けられて
いる。ピン焼入ステーション4 には、各ピンP1〜P4に対
する焼入機としてそれぞれにジャケット41、41を設けた
4個の加熱コイル40が設けられている。ジャーナル焼入
ステーション5 には、各ジャーナルJ1〜J5に対する焼入
機としてそれぞれにジャケット51、51を設けた5個の加
熱コイル50が設けられている。また、本実施例の高周波
焼入装置は、クランクシャフトWを支持し、各ステーシ
ョン間で移動させるクランクシャフト支持移動装置300
を備えている。
【0018】この高周波焼入装置は、焼入しようとする
クランクシャフトWを焼入待機ステーション3 に移動さ
せる第1クランクシャフト搬送装置として、従来の技術
で説明したのと類似の固定ブロック11〜13、移動ブロッ
ク21〜23を設けた移動ビーム20A 、移動ビーム20A をそ
れぞれ昇降および前後進させる第1移動ビーム昇降装置
24および第1移動ビーム前後進装置25とを備えており、
これら装置によって移動ビーム20A は、矢印A、B、
C、およびDの方向に移動して1サイクルの運動をす
る。
【0019】また、焼入されたクランクシャフトWを搬
出ステーション6 から次工程受渡ステーション7 に移動
させる第2クランクシャフト搬送装置として、固定ブロ
ック16、17、移動ブロック26、27を設けた移動ビーム20
B 、移動ビーム20B をそれぞれ昇降および前後進させる
第2移動ビーム昇降装置28および第2移動ビーム前後進
装置29とが設けられており、移動ビーム20B は、矢印
A、B、C、およびDの方向とそれぞれ同じ方向である
矢印AA、BB、CC、およびDDの方向に移動して1サイクル
の運動をする。
【0020】図2〜図4に示すクランクシャフト支持移
動装置300 は、クランクシャフトWを焼入待機ステーシ
ョン3 で支持し、1/4円弧状の第1路GPを経てピン焼
入ステーション4 に移動させ、また、ピン焼入ステーシ
ョン4 でピンP1〜P4が焼入されたクランクシャフトW
を、1/4円弧状の第2路TPを経てジャーナル焼入ステ
ーション5 に移動させ、更に、ジャーナル焼入ステーシ
ョン5 でジャーナルJ1〜J5が焼入されたクランクシャフ
トWを、1/4円弧状の第3路UPを経て搬出ステーショ
ン6 に移動させと共に、焼入待機ステーション3 におい
てクランクシャフトWの両端のセンタリングと、チャッ
クによる一端の把持を行い、ピン焼入ステーション4 と
ジャーナル焼入ステーション5 でクランクシャフトWの
軸Vを中心とした回転を行わせると共に、搬出ステーシ
ョン6 でクランクシャフトWの一端の把持の解除と両端
のセンタリングの解除を行う。
【0021】クランクシャフト支持移動装置300 を詳細
に説明する。クランクシャフト支持移動装置300 は、4
対のクランクシャフト支持部310 、320 、330 、および
340と、クランクシャフト回動部350 とを備えている。
【0022】クランクシャフト回動部350 は、本実施例
の高周波焼入装置の設置面G上に固定された1対の軸受
12、13によって回動自在に支持されている回転軸11と、
軸受12、13間にあって回転軸11に固定されたベース14、
15と、設置面G上に配設された公知のローラカム割出機
17とを備えている。ローラカム割出機17の出力軸19は、
フランジ結合16を介して回転軸11の一端に接続されてい
る。なお、18はローラカム割出機17の入力軸であって、
図示しないモータによって回転される。また、10は回転
軸11の軸芯である。
【0023】クランクシャフト支持部310 、320 、330
および340 は、上記回転軸11を中心として放射状に取り
付けられている。クランクシャフト支持部310 は、上記
ベース14上に固定されたテールストック104 と、このテ
ールストック104 に進退可能に取り付けられたセンタ10
1 と、上記ベース15上に固定されたチャック制御機構10
8 と、このチャック制御機構108 の一端側にセンタ101
と対向するように取り付けられたセンタ102 、チャック
103 と、他端側に取り付けられた歯車105 と、チャック
制御機構108 の上面に固定されたクランクシャフト回転
用モータ107 と、歯車105 に噛み合い、モータ107 の出
力軸に取り付けられている歯車106 とを備えている。
【0024】クランクシャフト支持部330 は、ベース14
上に、テールストック104 と180 度対向した位置に固定
されたテールストック304 と、このテールストック304
に進退可能に取り付けられたセンタ301 と、ベース15上
に、チャック制御機構108 と180 度対向した位置に固定
されたチャック制御機構308 と、このチャック制御機構
308 の一端側にセンタ301 と対向するように取り付けら
れたセンタ302 、チャック303 と、他端側に取り付けら
れた歯車305 と、チャック制御機構308 の上面に固定さ
れたクランクシャフト回転用モータ(図示せず)と、こ
のモータの出力軸に取り付けられており、歯車305 に噛
み合っている歯車306 とを備えている。
【0025】クランクシャフト支持部320 、340 は、そ
れぞれ、180 度対向し、且つクランクシャフト支持部31
0 、330 から等距離に配設されており、それぞれ、クラ
ンクシャフト支持部310 と同様なテールストック204 、
404 、センタ201 、401 、チャック制御機構208 、408
、センタ202 、402 、チャック203 、403 、歯車205、
405 、モータ207 (クランクシャフト支持部340 のクラ
ンクシャフト回転用モータは図示しない) と、歯車206
、406 とを備えている。
【0026】チャック制御機構108 は、センタ102 を進
退させてクランクシャフトWの一端の支持と、その解除
を行い、且つ、チャック103 によるクランクシャフトW
の一端の把持とその解除を行うと共に、歯車105 の回転
を受け、チャック103 を介してクランクシャフトWをそ
の軸Vを中心として回転させるような構造となってい
る。チャック制御機構208 、308 、および408 も同様な
構造である。
【0027】前記ローラカム割出機17は、その入力軸18
を例えば1回転させたときに、出力軸19が例えば1/4
回転するものであって、この際、入力軸18が、その1回
転の内、始めの例えば20度と最後の例えば20度を除く中
間部分を回転する間に出力軸19が正確に1/4回転する
ようになっている。従って、入力軸18を回転して出力軸
19を回転させる場合に、入力軸19の回転の開始位置と、
回転の停止位置とが、それぞれ、所定の始点と終点から
20度内の範囲でずれていても、入力軸19の回転数に対応
して出力軸19が所定数の回転を正確に行うものである。
【0028】次に、本実施例の動作を説明する。以下、
クランクシャフトを一般的にいうときには、クランクシ
ャフトWといい、焼入のために順次、本実施例の高周波
加熱装置に搬入される1番目、2番目、3番目、・・・
・のクランクシャフトを、それぞれ、クランクシャフト
W1 、クランクシャフトW2 、クランクシャフトW3、
・・・・のようにいう。なお、図5〜図11は、それぞ
れ、ステップS0 〜ステップS6 の動作の説明図であ
る。
【0029】ステップS0 では、クランクシャフト移動
装置300 は、クランクシャフト支持部310 および320 が
共に同じ高さであり、これらの真上に、それぞれ、クラ
ンクシャフト支持部340 および330 が位置するように、
位置決めされている。まず、図示しないマニピュレータ
等によって、順次、固定ブロック11上に、クランクシャ
フトW1 とW2 が、それらのカウンターウエイトTの長
手方向が水平であるように載置される。クランクシャフ
トW1とW2は、それぞれ、移動ビーム20A の矢印A、
B、C、およびDの方向の1サイクルの運動が2回繰り
返されて、固定ブロック13と12に載置される。この後、
固定ブロック11には、次のクランクシャフトW3 が同じ
くカウンターウエイトTの長手方向が水平であるように
載置される。そして、クランクシャフトW1 は、センタ
101 、102 による両端の支持の後、チャック103 による
一端の把持が行われる。
【0030】ステップS1 では、ローラカム割出機17の
入力軸18を所定回数回転させることによって、出力軸19
を、即ち、回転軸11を正確に1/4回転、即ち、90度回
転させ、クランクシャフトW1 を、1/4円弧状の第1
路GP上を矢印Gの方向に通過させてピン焼入ステーショ
ン4 まで移動させる。
【0031】ステップS2 では、各加熱コイル40を矢印
Rの方向に降下させてピンP1〜P4に載置後、モータ107
を起動してクランクシャフトW1 を回転させながら、加
熱コイル40に所定時間通電し、次いで、ジャケット41か
ら冷却液をピンP1〜P4に噴射してピンP1〜P4の焼入を終
える。この焼入が終わると、モータ107 は停止され、各
加熱コイル40は元の位置へ上昇される。クランクシャフ
トW1 の焼入の間に、移動ビーム20A は1サイクルの運
動を行って、クランクシャフトW2 、W3 はそれぞれ固
定ブロック13、12に載置される。そして、クランクシャ
フトW2 に対し、センタ201 、202 による両端の支持が
行われた後、チャック203 による一端の把持が行われ
る。また、固定ブロック11にはクランクシャフトW4 が
載置される。
【0032】ステップS3 では、ローラカム割出機17の
入力軸18を所定回数回転させることによって、出力軸19
を正確に90度回転させ、クランクシャフトW1 を、1/
4円弧状の第2路TP上を矢印Tの方向に通過させてジャ
ーナル焼入ステーション5 まで移動させると共に、クラ
ンクシャフトW2 を、第1路GP上を矢印Gの方向に通過
させてピン焼入ステーション4 まで移動させる。
【0033】ステップS4 では、各加熱コイル50および
各加熱コイル40を矢印Rの方向に降下させてそれぞれク
ランクシャフトW1 のジャーナルJ1〜J5およびクランク
シャフトW2 のピンP1〜P4に載置後、モータ107 と207
とを起動してクランクシャフトW1 とW2 とを回転させ
ながら、加熱コイル50および40にそれぞれ所定時間通電
し、次いで、ジャケット51および41から冷却液をそれぞ
れジャーナルJ1〜J5およびピンP1〜P4に噴射してジャー
ナルJ1〜J5とピンP1〜P4の焼入を終える。これらの焼入
が終わると、モータ107 と207 は停止され、各加熱コイ
ル50および40は元の位置へ上昇される。クランクシャフ
トW1 のジャーナルJ1〜J5 の焼入とクランクシャフト
W2 のピンP1〜P4の焼入が行われている間に、移動ビー
ム20A は1サイクルの運動を行って、クランクシャフト
W3 、W4 はそれぞれ固定ブロック13、12に載置され
る。そして、クランクシャフトW3 に対し、センタ301
、302 による両端の支持が行われた後、チャック303
による一端の把持が行われる。また、固定ブロック11に
はクランクシャフトW5 が載置される。
【0034】ステップS5 では、ローラカム割出機17の
出力軸19を正確に90度回転させ、クランクシャフトW1
を、1/4円弧状の第3路UP上を矢印Uの方向に通過さ
せて搬出ステーション6 まで移動させ、固定ブロック16
上に載置すると共に、クランクシャフトW2 を、第2路
TP上を矢印Tの方向に通過させてジャーナル焼入ステー
ション5 まで移動させ、更に同時に、クランクシャフト
W3 を、焼入待機ステーション3 から第1路GP上を矢印
Gの方向に通過させてピン焼入ステーション4まで移動
させる。
【0035】ステップS6 では、各加熱コイル50および
各加熱コイル40を矢印Rの方向に降下させてそれぞれク
ランクシャフトW2 のジャーナルJ1〜J5およびクランク
シャフトW3 のピンP1〜P4に載置後、クランクシャフト
W2 とW3 とを回転させながら、加熱コイル50および40
にそれぞれ所定時間通電し、次いで、ジャケット51およ
び41から冷却液をそれぞれジャーナルJ1〜J5およびピン
P1〜P4に噴射してジャーナルJ1〜J5とピンP1〜P4の焼入
を終える。これらの焼入が終わると、クランクシャフト
W2 とW3 の回転は停止され、各加熱コイル50および40
は元の位置へ上昇される。クランクシャフトW2 のジャ
ーナルJ1〜J5 の焼入とクランクシャフトW3 のピンP1
〜P4の焼入が行われている間に、移動ビーム20A と移動
ビーム20B とは1サイクルの運動を行って、クランクシ
ャフトW4 、W5 はそれぞれ固定ブロック13、12に、ま
た、クランクシャフトW1 は次工程受渡ステーション7
の固定ブロック17に載置される。そして、クランクシャ
フトW4 に対し、センタ401 、402 による両端の支持が
行われた後、チャック403 による一端の把持が行われ
る。また、固定ブロック11にはクランクシャフトW6 が
載置される。次工程受渡ステーション7 に至ったクラン
クシャフトW1 は、適宜の装置によって高周波焼入装置
外へ取り出される。
【0036】以下、同様にして、クランクシャフトW2
、W3 、W4 、・・・は、それらのピンP1〜P4および
ジャーナルJ1〜J5が焼入されてから次工程受渡ステーシ
ョン7に順次送られる。以上説明したように、ステップ
S3 とステップS4 は、それぞれ、ステップS1 とステ
ップS2 と同じ動作であって、また、ステップS5 とス
テップS6 も、それぞれ、ステップS1 とステップS2
と同じ動作である。そして、ステップS1 とステップS
2 との合計工程が、1個のクランクシャフトWのピンP1
〜P4、、或いは、ジャーナルJ1〜J5をを焼入する場合の
1サイクルの工程であることが分かる。従って、クラン
クシャフトWのピンP1〜P4とジャーナルJ1〜J5の焼入動
作のタクトタイムは、ステップS1 の時間とステップS
2 の時間との合計時間となる。
【0037】上記の動作の一部をタイムチャートに表し
たのが図12と図13である。同図において、横軸は時間
(秒) であり、図中の横線は各動作の持続期間を表し、
各横線の下の括弧内の数値は各動作の持続時間を秒で示
している。また、横線上の文字と数字は、それぞれ、動
作の内容と、この動作の対象となるクランクシャフトの
番号であって、1番目、2番目、3番目、・・・・のク
ランクシャフトに対して、それぞれ、1、2、3 ・・・
と記してある。
【0038】図12および図13におけるA〜H、J 〜L、
N、P、T、U、AA、BB、CC、およびDDは動作を表して
いる。これら動作の内、A、B、C、およびDはそれぞ
れ移動ビーム20A の図1に示す矢印A、B、C、および
D方向への移動動作、Eは焼入待機ステーション3 にお
けるクランクシャフトWの両端のセンタリング動作、F
は焼入待機ステーション3 でのクランクシャフトWの一
端のチャッキング動作、GはクランクシャフトWの焼入
待機ステーション3 から第1路GPを経るピン焼入ステー
ション4 への移動動作、Hは加熱コイル40の降下動作、
Jは加熱コイル40への通電動作、Kはジャケット41から
の冷却液の噴射動作、Lは加熱コイル40の上昇動作、T
はクランクシャフトWのピン焼入ステーション4 から第
2路TPを経るジャーナル焼入ステーション5 への移動動
作、HHは加熱コイル50の降下動作、JJは加熱コイル50へ
の通電動作、KKはジャケット51からの冷却液の噴射動
作、LLは加熱コイル50の上昇動作、Uはクランクシャフ
トWのジャーナル焼入ステーション5 から第3路UPを経
る搬出ステーション6 への移動動作(固定ブロック16上
へのクランクシャフトWの載置動作) 、Nは搬出ステー
ション6 でのクランクシャフトWの一端のチャッキング
の解除動作、Pは搬出ステーション6 でのクランクシャ
フトWの両端のセンタリングの解除動作をそれぞれ示
す。また、AA、BB、CC、およびDDはそれぞれ移動ビーム
20B の図1に示す矢印AA、BB、CC、およびDDの方向への
移動動作を示す。
【0039】また、図12、13に示す動作A、B、C、
D、E、F、G、H、J、K、L、N、およびPに必要
な時間は、それぞれ、これら動作に対応乃至類似する図
16に示す動作の所要時間と同一であって、1.5 、2 、1.
5 、2 、1 、1 、2 、3 、12、10、3 、1 、および1秒
である。また、動作T、U、HH、JJ、KK、LL、AA、BB、
CC、およびDDに必要な時間は、それぞれ、2、2、3 、
12、10、3 、1.5 、2、1.5 、および2秒である。そし
て、時間軸の起点TOは、上記のステップS1 の開始点と
している。
【0040】図12と図13から分かるように、ステップS
1 、ステップS3 、ステップS5 の時間はそれぞれ2秒
であり、ステップS2 、ステップS4 、ステップS6 の
時間は28秒であるから、タクトタイムは30秒となる。こ
れは、従来の高周波焼入装置でのピンP1〜P4の焼入の場
合のタクトタイム41秒より11秒短くなっており、約27パ
ーセントの低減を行うことができた。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクランク
シャフトの高周波焼入方法および装置においては、焼入
待機ステーションにある未焼入のクランクシャフトを第
1路を経てピン焼入ステーションに移動すると同時に、
ピン焼入ステーションにあるピンの焼入済みのクランク
シャフトを第2路を経てジャーナル焼入ステーションに
移動し、且つ、ジャーナル焼入ステーションにあるジャ
ーナルの焼入済みのクランクシャフトを第3路を経て搬
出ステーションに移動する。そして、この後、ピン焼入
ステーションとジャーナル焼入ステーションでの焼入が
行われている間に、搬出ステーション6 に移動された焼
入済みのクランクシャフトが搬出ステーションに移動さ
れると共に、焼入待機ステーションの前段から焼入待機
ステーションへ未焼入のクランクシャフトが搬入され
る。従って、本発明の高周波焼入方法および装置によれ
ば、従来のクランクシャフトの高周波焼入装置に比べ
て、クランクシャフトの焼入工程のタクトタイムを短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面説明図である。
【図2】本発明の一実施例の側面説明図である。
【図3】図2のX−X線矢視断面説明図である。
【図4】図2のY−Y線矢視断面説明図である。
【図5】本発明の一実施例の動作説明図であってステッ
プS0 を示す。
【図6】本発明の一実施例の動作説明図であってステッ
プS1 を示す。
【図7】本発明の一実施例の動作説明図であってステッ
プS2 を示す。
【図8】本発明の一実施例の動作説明図であってステッ
プS3 を示す。
【図9】本発明の一実施例の動作説明図であってステッ
プS4 を示す。
【図10】本発明の一実施例の動作説明図であってステ
ップS5 を示す。
【図11】本発明の一実施例の動作説明図であってステ
ップS6 を示す。
【図12】本発明の一実施例の動作のタイムチャートで
あって、ステップS1 〜ステップS4 を示す。
【図13】本発明の一実施例の動作のタイムチャートで
あって、ステップS5 、ステップS6 を示す。
【図14】クランクシャフトの正面図である。
【図15】クランクシャフトの従来の高周波焼入装置の
正面説明図である。
【図16】クランクシャフトの従来の高周波焼入装置の
動作のタイムチャートである。
【符号の説明】
11〜14、16、17 固定ブロック 20A 、20B 移動ビーム20 21〜24、26、27 移動ブロック 24、28 移動ビーム昇降装置 25、29 移動ビーム前後進装置 3 焼入待機ステーション 4 ピン焼入ステーション 5 ジャーナル焼入ステーション 6 搬出ステーション 40、50 加熱コイル 41、51 ジャケット 101 、102 、201 、202 、301 、302 、401 、402 セ
ンタ 103 、203 、303 、403 チャック 300 クランクシャフト支持移動装置 310 、320 、330 、340 クランクシャフト支持部 350 クランクシャフト回動部 GP 第1路 TP 第2路 UP 第3路 W、W1 〜W6 クランクシャフト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼入待機ステーションに搬入された未焼
    入のクランクシャフトの第1路を経るピン焼入ステーシ
    ョンへの移動と、このピン焼入ステーションにあるピン
    の焼入済みのクランクシャフトの第2路を経るジャーナ
    ル焼入ステーションへの移動と、このジャーナル焼入ス
    テーションにあるジャーナルの焼入済みのクランクシャ
    フトの第3路を経る搬出ステーションへの移動とを同時
    に行う第1工程と、前記ピン焼入ステーションに移動さ
    れた未焼入のクランクシャフトのピンを前記ピン焼入ス
    テーションで焼入すると同時に、前記ジャーナル焼入ス
    テーションに移動されたピンの焼入済みのクランクシャ
    フトを前記ジャーナル焼入ステーションで焼入する第2
    工程と、第2工程の進行中に、前記搬出ステーションに
    移動された焼入済みのクランクシャフトを搬出すると共
    に、未焼入のクランクシャフトを前記焼入待機ステーシ
    ョンの前段から前記焼入待機ステーションに搬入する第
    3工程と、を有することを特徴とするクランクシャフト
    の高周波焼入方法。
  2. 【請求項2】 ピン焼入ステーションに設けたピンの焼
    入機と、ジャーナル焼入ステーションに設けたジャーナ
    ルの焼入機と、クランクシャフトを支持し、未焼入のク
    ランクシャフトの焼入待機ステーションから第1路を経
    る前記ピン焼入ステーションへの移動と、ピンの焼入済
    みのクランクシャフトの前記ピン焼入ステーションから
    第2路を経るジャーナル焼入ステーションへの移動と、
    ジャーナルの焼入済みのクランクシャフトの前記ジャー
    ナル焼入ステーションから第3路を経る搬出ステーショ
    ンへの移動とを同時に行うクランクシャフト支持移動装
    置と、前記搬出ステーションに移動された焼入済みのク
    ランクシャフトを搬出するクランクシャフト搬送装置
    と、前記焼入待機ステーションの前段から前記焼入待機
    ステーションに未焼入のクランクシャフトを搬入する他
    のクランクシャフト搬送装置と、を備えたことを特徴と
    するクランクシャフトの高周波焼入装置。
  3. 【請求項3】 クランクシャフト支持移動装置は、1つ
    の水平軸に対して平行且つ前記水平軸から等距離で等間
    隔に配設された4つのクランクシャフトをそれぞれ支持
    し回転させるクランクシャフト支持部と、このクランク
    シャフト支持部によって支持されているクランクシャフ
    トを前記水平軸の回りに回動させて前記焼入待機ステー
    ション、ピン焼入ステーション、ジャーナル焼入ステー
    ション、および搬出ステーションの間で移動させるクラ
    ンクシャフト回動部とを備えた請求項2記載のクランク
    シャフトの高周波焼入装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632373A (en) * 1979-08-16 1981-04-01 Kogyo Gijutsuin Manufacture of cordierite ceramics
JPH03226524A (ja) * 1990-01-31 1991-10-07 Fuji Denshi Kogyo Kk クランクシャフトの高周波焼入れ・焼戻し方法

Patent Citations (2)

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