JPH0322387Y2 - - Google Patents

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JPH0322387Y2
JPH0322387Y2 JP3233486U JP3233486U JPH0322387Y2 JP H0322387 Y2 JPH0322387 Y2 JP H0322387Y2 JP 3233486 U JP3233486 U JP 3233486U JP 3233486 U JP3233486 U JP 3233486U JP H0322387 Y2 JPH0322387 Y2 JP H0322387Y2
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floor
toilet
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、住宅の増改築、特に、トイレ内の増
改築において有効に用いることができる便器と床
配管とのジヨイント構造に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、トイレの増改築においては、各種トイレ
器具(腰掛便器、小便器、洗面器等)を新設した
り、取り替えたり、配置替えを行うことが常であ
るが、この際、器具への給水や、器具からの排水
のための給水管や排水管を新たに配管しなおす必
要がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかるに、従来、これらトイレ器具に連通する
配管は床や壁内に埋設されているため、配管工事
を行うに際しては、壁や床をはつつたりしなけれ
ばならず、多大な費用と時間を要していた。
本考案は上記問題点を解決することができる便
器と床配管のジヨイント構造を提供することを目
的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、腰掛便器の排水孔に隣接して形成し
た水平底板と同腰掛便器を載置すべき床に埋設し
た床配管との間に、上下端開口の中空のジヨイン
ト本体を介設し、同ジヨイント本体の下端開口部
は、床配管の開口部と略合致して連結可能に構成
し、上端開口部は、その上面に腰掛便器の水平底
板を載設できるべく構成するとともに、同上端開
口部は腰掛便器の排水孔よりも大径に構成し、か
つ、上端開口部と下端開口部との中心をそれぞれ
偏心させ、しかも、ジヨイント本体の床配管に対
して前後振り替え自在に連結しうるべく構成し、
さらに、ジヨイント本体の側壁には、床上排水配
管と連結可能な床上排水配管連結用開口部を設け
たことを特徴とする便器と床配管とのジヨイント
構造に係るものである。
(ホ) 作用 この考案では、ジヨイント本体は、その側壁に
床上排水配管連結用開口部を設けているので、ト
イレ内に、腰掛便器の他に、その他のトイレ器具
(小便器や手洗器等)を新規に設置する場合であ
つても、これらトイレ器具を床上に配設した床上
排水配管及びジヨイント本体を介して腰掛便器下
部の床に埋設した床配管に連結することができ、
小便器等のトイレ器具の排水配管をトイレの壁や
床をはつることなく施工することができる。
また、既設の腰掛便器を、別途新しい形態の腰
掛便器に取り替える場合には、ジヨイント本体の
下端開口部を、床配管の開口部に一致させて連結
し、ついで新しい腰掛便器をジヨイント本体上面
に載置し、その後、腰掛便器を床面上に固定す
る。この際、新しい腰掛便器の排水口の位置や大
きさが既存の腰掛便器と異なつていても、ジヨイ
ント本体の下端開口部が充分にかかる相違を吸収
できる形状を有しているので、床配管を変更する
ことなく、新しい腰掛便器を設定位置に正確かつ
容易に取付けることができる。
(ヘ) 効果 以上述べてきた構成により、本考案は、以下の
効果を奏する。
腰掛便器と床配管とのの間に介設したジヨイ
ント本体の側壁に管連結部を設けたので、トイ
レ内に、腰掛便器に加えてその他のトイレ器具
(小便器や手洗器等)を設置する場合も、これ
らトイレ器具と腰掛便器下の床配管とを床上に
配設した床上排水配管によつて連結することが
できる、即ち、配管工事を床上で行うことがで
きるので、壁や床のはつり作業を不要となり、
増改築作業を短時間かつ低廉な費用で行うこと
ができる。
ジヨイント本体の上端開口部が腰掛便器の排
水孔より大径で、かつジヨイント本体を前後振
り替えできるように構成したので、形態の異な
る腰掛便器でも、既存の床配管にあわせて設置
でき、床配管の変更に伴うはつり作業等の煩雑
な作業をなくすことができ、増改築作業を短時
間かつ低廉な費用で行うことができる。また、
側壁からのラフインも必要充分にとることがで
きる。
(ト) 実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案
を具体的に説明する。
第1図に、本考案に係るジヨイント構造を具備
するトイレ1の内部構造が示す。
図示する如く、トイレ1内には、暖房便座を装
備する腰掛便器2、水洗式小便器3及び手洗い器
4が設置されており、腰掛便器1は、一側側壁5
に沿つて床6上に設置され、水洗式小便器3と手
洗い器4は同側壁5と直交する隣接側壁7上に取
付けられている。
かかる構成において、本考案は、上記腰掛便器
2、水洗式小便器3及び手洗い器4を、腰掛便器
6の下部に設けたジヨイント本体A(第2図及び
第3図参照)を用いて、床6や側壁5,7をはつ
ることなく配管することができるようにした構成
に特徴を有する。
第2図から第6図を参照して、かかるジヨイン
ト本体Aの構成を説明する。
第2図及び第3図に示すように、腰掛便器2は
床6上に載設され、同腰掛便器2は、その便鉢9
の下方に位置する水平底板10に、排水トラツプ
11と連通連結する排水孔12を下方に向けて開
口している。また、かかる腰掛便器2の下方をな
す床6には、床配管13が、埋設されている。
本考案にかかるジヨイント本体Aは、上記腰掛
便器2の排水孔12と、床配管13の上部開口1
4との間に介設されるものであり、腰掛便器2の
便鉢9内の汚水を、排水トラツプ11、排水孔1
2、ジヨイント本体Aを通して、床配管13内に
流出することができる。
なお、第2図において、15は腰掛便器2の便
鉢9と連通する給水室(図示せず)に流下配管1
5aを通して洗浄水を供給するべく壁5に設置し
た給水タンクである。
つぎに、ジヨイント本体A自体の構成を、特
に、第4図から第6図を参照して説明する。
ジヨイント本体Aは、塩化ビニル、セラミツク
ス及び陶器等により作られ、上下端共に開口した
中空筒体として形成されている。
ジヨイント本体Aの上端開口部17は、略長矩
形に開口しており、その長手方向長さLは腰掛便
器2の排水孔12の直径より略3〜4倍の大きさ
に設定されている。また、その下端開口部18
は、床配管13の上部開口14と同様に円形断面
を有し、かつその中心Y−Yを上端開口部17の
中心X−Xから矩離eだけ偏心させている。
また、ジヨイント本体Aの上端開口部17の周
縁には、面一状態に上部環状フランジ19が一体
的に突設されており、同上部環状フランジ19の
上面には、腰掛便器2の水平底板10を密着状態
に接合する接合面20が形成され、同接合に際し
て、腰掛便器2の排水孔12がジヨイント本体A
の上部開口部17と水密状態に連通連結される。
なお、水密性を高めるために、ジヨイント本体
Aの上部環状フランジ19の接合面20には、環
状のパツキン21を嵌入させるための環状凹溝2
2が形成されている。
また、必要に応じて、環状フランジ19上で前
後に腰掛便器2を摺動させて、腰掛便器2の移動
による設置位置調整ができるようにしている。
次に、ジヨイント本体Aとその下方において床
6に埋設した床配管13との連結構造について説
明する。
まず、床配管13の構成について説明すると、
かかる床配管13は、上端開口部14をテーパー
状に拡開せしめ、同拡開部25の外側面に、同じ
くテーパー状に拡開したリング状の載置環台26
が床配管13から抜去されないように固定されて
いる。また、同載置環台26の周縁に突設した顎
部27上にはシール部材28を介して、ジヨイン
ト本体Aの下底部を密着載置し、かつ、ジヨイン
ト本体Aの下端開口部18が床配管13の拡開部
25中に位置すべく構成している。
そして、かかる床配管13へのジヨイント本体
Aの連結固定は、リング状の載置環台26の鍔部
27と、ジヨイント本体Aの左右両側の側壁23
の下部に水平に突設したジヨイント鍔部24とを
取付ボルト29によつて締付固定することによつ
て行われる。
以上のように、この考案の実施例では、腰掛便
器2と床6との間にジヨイント本体Aが介設さ
れ、しかもジヨイント本体Aは、上部開口部17
が腰掛便器2の排水孔12よりも大径かつ長尺に
構成されているため、トイレ1の側壁5と既存の
水洗式大便器との間の間隔、いわゆるラフイン
L1と新設の水洗式大便器2の場合のラフインL2
が違つていても、既存の排水管を取り壊す等せず
に、腰掛便器2の排水孔12と床配管13とは連
通させることができる。
さらに、本考案において、上記ジヨイント本体
Aは、第4図から第7図に示すように、その側壁
23の前部及び後部にそれぞれ、円筒状をなす床
上配管連結用開口部30,31を設けている。
かかる開口部30,31は、ジヨイント本体A
が床6上に配設固定されているため、当然、同様
に床6上に配置され、かつ開口されていることに
なる。
そして、かかる床6上に位置する開口部30,
31の内、開口部30は、第1図及び第2図に示
すように、壁5,7の下部に沿つて床6上に配管
した床上排水配管32の一端に連通連結され、同
床上排水配管32の他端は、それぞれ、水洗式小
便器3や手洗い器4内部の排水系統と連結されて
いる。
かかる構成によつて、水洗式小便器3や手洗い
器4で生じた使用後の汚水を上記床上排水配管3
2、開口部30を通してジヨイント本体A内に流
入させ、その後、腰掛便器2用の床配管13内に
流出することができる。なお、開口部31は、ト
イレ1内における水洗式小便器3や手洗い器4等
の配置態様によつて使用するものであり、不使用
時は、図示するように(第2図)、盲栓31aに
よつて閉塞状態にある。
以下、水洗式小便器3を例にとつて、上記床上
排水配管構造についてさらに具体的に説明する。
第7図及び第8図から明らかなように、水洗式
小便器3はトラツプを内蔵する床置式のストール
型小便器である。
かかる水洗式小便器3は、下部側壁40,40
によつて床6上に支持された碗状のボウル部41
の後部上面に垂直の案内壁42を立設し、同案内
壁42の両側には前方に向けて伸延する一対の上
部側壁43,44を突設することによつて便器本
体45を形成するとともに、同便器本体45の上
部には給水室46を一体的に形成し、かつ同下部
側壁40,40間にボウル部41の奥部に設けた
洗浄水流出口47aと連通連結する排水トラツプ
47を配設し、さらに、給水室46の上部に使用
者検出用センサ48aを内蔵する自動給水装置4
8を取付けることによつて構成している。
かかる構成において、排水トラツプ47は、そ
の排水口49を、床6より上位において、下部側
壁40に開設しており、同排水口49に、上記し
た床上排水配管32が連結金具50によつて水密
状態に連結されることになり、水洗式小便器3に
おける使用後の洗浄水をボウル部41,排水トラ
ツプ47、排水口49、床上排水配管32、ジヨ
イント本体Aを通して、腰掛便器2の下部の床に
埋設した床配管13内に流出することができる。
また、第7図及び第8図において、51は水洗
式小便器3の裏面に設けた空洞部内に配設し、上
端を自動給水装置48と連交する立ち上がり配管
であり、同配管51は便器本体45の下部側壁4
0の床6より上位の個所から導出されて、床上給
水配管52と連結されており、同床上給水配管5
2は、第1図に示すように、腰掛便器2の給水配
管と連結されるものである。なお、同配管52
は、第1図に示すように上記した床上排水配管3
2とともに、保護カバー53によつて穏蔽状態に
保護されている。
このように、本考案に係るジヨイント構造を用
いることによつて、腰掛便器2以外のトイレ器具
からの排水配管を、床6より上位において、ジヨ
イント本体Aを介して腰掛便器2に連通できる。
また、かかる構成によつて、水洗小便器3の設
置に際して、床6をはつる必要がなく、水洗式小
便器3等のトイレ器具の設備工事の能率化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るジヨイント構造によつて
構築したトイレの内部構造の斜視図、第2図はジ
ヨイント構造によつて床配管に連結された大便器
の一部切欠側面図、第3図は同一部切欠後面図、
第4図はジヨイント本体の平面図、第5図及び第
6図は第4図−線及び−線による断面
図、第7図は水洗式小便器の一部切欠正面図、第
8図は同一部切欠側面図である。 図中、1:トイレ、2:腰掛便器、3:水洗式
小便器、4:手洗い器、5:壁、6:床、7:
壁、10:水平底板、12:排水孔、13:床配
管、14:開口部、17:上端開口部、18:下
端開口部、23:側壁、30:床上排水配管連結
用開口部、32:床上排水配管、A:ジヨイント
本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 腰掛便器2の排水孔12に隣接して形成した水
    平底板10と同腰掛便器2を載置すべき床6に埋
    設した床配管13との間に、上下端開口の中空の
    ジヨイント本体Aを介設し、 同ジヨイント本体Aの下端開口部18は、床配
    管13の開口部14と略合致して連結可能に構成
    し、 上端開口部17は、その上面に腰掛便器2の水
    平底板10を載設できるべく構成するとともに、
    同上端開口部17は腰掛便器2の排水孔12より
    も大径に構成し、 かつ、上端開口部17と下端開口部18との中
    心をそれぞれ偏心させ、 しかも、ジヨイント本体Aの床配管13に対し
    て前後振り替え自在に連結しうるべく構成し、 さらに、ジヨイント本体Aの側壁23には、床
    上排水配管32と連結可能な床上排水配管連結用
    開口部30を設けたことを特徴とする便器と床配
    管のジヨイント構造。
JP3233486U 1986-03-05 1986-03-05 Expired JPH0322387Y2 (ja)

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