JPH0322214A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0322214A
JPH0322214A JP15570989A JP15570989A JPH0322214A JP H0322214 A JPH0322214 A JP H0322214A JP 15570989 A JP15570989 A JP 15570989A JP 15570989 A JP15570989 A JP 15570989A JP H0322214 A JPH0322214 A JP H0322214A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気カード等の磁気記録媒体に係り、特に偽造
に対して高い安全性を持つ磁気記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
近年、磁気記録媒体がプリペイドカード等の金額券とし
て使用されることが多くなってきた。その際、最も懸念
される点が磁気記録媒体の偽造による不正使用である。
これを防止するため様々な方式の偽造防止法、特に磁気
記録技術を応用したものが数多く提案されている。
これらには、特殊磁場配向を用いる方式、磁性層の多層
化による方式、真偽判定用の符合を用いる方式等がある
中でも、真偽判定用の符合を用いる方式は比較的コスト
がかからず、しかも偽造防止効果が大きいため広く用い
られている。この方式は磁気記録媒体の一部に磁気バー
と非磁性のダξ−バーからなる真偽判定用の符合(以下
、磁気パーコードと称する)を形成し、その符合の磁化
の大きさを磁気ヘソド又は磁気センサーで読取り出力電
圧に変換することで真偽の判定を行うものである。
しかしながら、上記従来の磁気バーコードを形成した磁
気記録媒体では磁気バーコードが直接目視にて判別する
ことができる、又マグネチックビュアーを用い磁気バー
コードの着磁の状態を比較すると磁気バーと非磁性のダ
ミーバーが簡単に見わけがつく等の問題を有しているた
めに偽造に対しより安全性の高い磁気記録媒体が求めら
れていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は偽造に対してより安全である新規な磁気記録媒
体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、基体の一面に磁気記録層を有する磁気記録媒
体において、該磁気記録層の表面又は前記基体の他面に
少なくとも磁気バーコードが形成され、かつ前記磁気バ
ーコードが少なくとも保磁力の異なる複数の磁性体から
なる磁気バーから構戒されていることを特徴とする磁気
記録媒体である。
以下、本発明を図に基づいて説明する。
第1図は本発明でいう磁気記録媒体の一実施態様を示す
平面図であり、第2図は第1図のx−x ’線に沿う断
面図である。
第1図及び第2図において、磁気記録媒体lは基体2、
磁気記録層3、磁気バー4とダミーパー5からなる磁気
バーコード6、隠ぺい層7、保護層8から構威される。
次に各層構戊について詳述する。
本発明における基体2としては、非磁性のシート又は板
状のものが用いられ、例えば上質紙、コート紙、アート
紙、合成紙、ラミネート紙、合威樹脂フィルム、織布シ
一ト、金属、ガラス等が挙げられる。
基体2の一面に設けられる磁気記録層3は、磁気により
記録を行なうことのできる組成であれば特に限定されな
いが、一般にマグヘマイト、バリウムフエライト、スト
ロンチウムフエライト、センダスト、バーマロイ、酸化
鉄等をポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等又はこれらの組合せよりなるバインダ樹脂中に
均一分散した塗料又はインキを基体2上に塗布又印刷す
ることにより形成される。
磁気バーコード6は磁気バー4とダミーパー5から形成
され、磁気バー4はその1本のバーの中に保磁力の異な
る複数の磁性体が配合されている。
すなわち、磁気バー4は例えば第3図又は第4図に示す
ような断面図を有するものであり、第3図は高保磁力磁
性体9からなる高保磁カカバー10に低保磁力磁性体1
1からなる低保磁カバー12を積層したもの、又、第4
図は高保磁力磁性体9と低保磁力磁性体1lを混合して
なる磁気バーである. 本発明では第3図の逆、すなわち低保磁カバー12に高
保磁カバー10を積層したものでもよい。
上記でいう高保磁力磁性体9とは保磁力が1000エル
ステソド以上の磁性体であり、磁気バーコードを読みと
る際に加えられる100−1000ガウスのバイアス磁
界によって磁束密度がほとんど変化しないものをさし、
例えば BaO・5Fe.0.T −Fears 、C
o  T−Fez03等がある。
一方、低保磁力磁性体l1とは保磁力が350エルステ
ッド以下の磁性体であり、バイアス磁界によって磁束密
度が大きく変化するものをさし、例えばセンダスト合金
粉、パーマロイ粉、Fe粉、Mn−Znフエライ1・、
Ni  Znフェライト等がある。
第3図における磁気バーは、上記のような高保磁力磁性
体9をポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等のバインダ樹脂中に均一分散させインキとし、
オフセント法、スクリーン法等の印刷方式により磁気記
録層上に印刷して高保磁カバー10として、更に低保磁
力磁性体11をポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リウレタン樹脂等のバインダ樹脂中に均一分散させイン
キとし、オフセット法、スクリーン法等の印刷方式によ
り上記の高保磁カバーlOO上に低保磁力バーl2を印
刷することにより形成される。
また、第4図における磁気バーは、上記のような高保磁
力磁性体9と低保磁力磁性体11とを混合してポリエス
テル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂等のバイ
ンダ樹脂中に均一分散させインキとし、オフセント法、
スクリーン法等の印刷方式により磁気記録層上に印刷す
ることにより形成される。
本発明では上述した磁気バーの他の実施B様として高保
磁力磁性体からなる高保磁カバーと低保磁力磁性体から
なる低保磁カバーを交互に積層した二層以上の多層構成
を有する磁気バーにしてもよい。
ダミーパー5はアルミナ等の非磁性粉体をポリエステル
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂等のバインダ
樹脂中に均一分敗させインキとし、オフセソト法、スク
リーン法等の印刷方式により磁気記録層上に前記磁気バ
ーの間隙にランダム配置となるよう印刷して形或する。
隠ぺい層7は磁気バーコーダ6を隠ぺいすることにより
外からの目視による磁気ハーコードの判別を困難にする
ために設けられるものである。その構戒材料はポリエス
テルポリウレタン樹脂等の中に隠ぺい性の高い顔料、例
えばアルミヘーストや酸化チタン等を均一に分散したも
ので、塗工又は印刷によって磁気バーコードを介して磁
気記録層3の全面に設けられる。
保護層8は耐薬品性、耐水性、耐摩耗性等の保存安定性
を向上させるために必要に応じて設けられるものであり
、その材料としてはポ゜−リビニルアルコール、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリアクリ
ルアミド、水性ポリエステルポリウレタン樹脂等の水性
樹脂、塩酢ビ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂等が用いられる
次に本発明をより明確にするため、本発明のもっとも特
徴とする磁気バーについて、従来の磁気バーと比較しな
がら第5図を参照して説明する。
第5図は高保磁力磁性体9からなる高保磁カバー10上
に低保磁力磁性体11からなる低保磁力バー12を積層
した本発明における磁気バーと、高保磁力磁性体9から
なる従来の磁気バーIおよび低保磁力磁性体11からな
る従来の磁気バー■を磁気ヘッドで読取った出力電圧の
図であるここで、本発明における磁気バーと従来の磁気
バー■においては高保磁力磁性体が磁化するよう事前に
磁界を加え、磁気バーコード情報を読み出すための磁気
ヘッドのバイアス磁界は低保磁力磁性体を十分磁化する
ことができるが、高保磁力磁性体は磁化することが出来
ない大きさに調整されているものとする. 図中において、a)は磁気ヘッドにバイアス磁界を加え
ないで各磁気バーの読取を行った出力電圧である。本発
明における磁気バーは高保磁カバー10が磁化している
ために磁気バーの始めと終わりで磁化方向に対応した電
圧が出力される。また、従来の磁気ハー■も磁化してい
るために磁気バーの始めと終わりで磁化方向に対応した
電圧が出力される。しかしながら、従来の磁気バー■は
磁化していないために電圧は出力されない。
b)は高保磁力磁性体が・磁化している方向、すなわち
N極からS極方向に磁気ヘッドにバイアス磁界を加えな
がら各磁気バーの読取を行った出力電圧である。本発明
における磁気バーは、低保磁力バー 12がバイアス磁
界によって高保磁カバー10と同方向に磁化されるため
、高保磁カバーの磁力に低保磁カバーの磁力が重畳され
出力電圧はバイアス磁界を加えない場合と比較すると約
2倍の出力電圧となる。また、従来の磁気バーIは高保
磁力磁性体がバイアス磁界によって磁化されないために
、出力電圧はバイアス磁界を加えない場合と同じとなる
.従来の磁気バー■は低保磁力磁性体がバイアス磁界に
よって磁化されるため、磁化バーHの始めと終わりで磁
化方向に対応した電圧が出力される。
C)は高保磁力磁性体が磁化している方向とは逆方向、
すなわちS極からN極方向に磁気ヘッドにバイアス磁界
を加えながら各磁気バーの読取を行った出力電圧である
.本発明における磁気バーは、低保磁カバー12がバイ
アス磁界によって高保磁カバー10と逆方向に磁化され
るため、高保磁カバー10の磁力と低保磁カバー12の
磁力が打ち消し合い、よって電圧は出力されない。また
、従来の磁気バー1は高保磁力磁性体がバイアス磁界に
よって磁化されないために、出力電圧はバイアス磁界を
加えない場合と同じとなる。従来の磁気バー■は低保磁
力磁性体がバイアス磁界によって磁化されるため、磁気
バー■の始めと終わりで磁化方向に対応した電圧が出力
される. 上述のように本発明における保磁力の異なる複数の磁性
体からなる磁気バーは、バイアス磁界の有無もしくはそ
の方向により出力電圧の大きさを3種類とすることがで
きるが、従来の単一の磁性体からなる磁気バーは出力電
圧の大きさを最高2種類とすることしかできない。した
がって、磁気バーコードに本発明における磁気バーを用
いると従来の磁気バーコードに比べて、より複雑な情報
を与えることができる。よって、本発明における磁気バ
ーを有する磁気バーコードを用いた磁気記録媒体は、よ
り偽造に対して安全なものとなる。
本発明の磁気記録媒体を構戒する磁気パーコードは、少
なくとも保磁力の異なる複数の磁性体からなる磁気バー
で構威されていることが必要である。したがって磁気バ
ーコードを構成するバーの11全てが保磁力の異なる複
数の磁性体からなる磁気バーであってもよいし、又該磁
気バーと高保磁力磁性体又は低保磁力磁性体どちらか一
方の磁性体、すなわち単一の磁性体からなる磁気バーと
を組み合せてもよいし、更に又前記第2図に示したごと
くダξ−バーを介在させてもよい。
また、本発明の磁気記録媒体は真偽判定を磁気バーコー
ドから読取る情報の磁気バーの出力電圧の大きさ、すな
わち磁化の大きさにより行っているため為マグネチソク
ビュワーにより磁気ノ\−コードの情報を読取ることは
出来ない。なぜならば、マグネチソクビュワーでは磁気
バーコードに残留磁化の存在することは判別できても、
磁化の大きさを判別することは出来ないためである。し
たがって偽造に対してより安全なものとなる。
本発明の磁気記録媒体は、第2図に示すような層構戒以
外に基体の他面、すなわち磁気記録層とは反対側の基体
の面に上述した要件を満する磁気バーコードを介して隠
ぺい層を設けたものでも本発明の目的を達威することが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。なお
、ここで配合を表す部数はすべて重量部である, 実施例l 以下の組威で調製した混合物をボールミルで8時間分散
した後、ポリイソシアネート樹脂を5部添加し、更に一
時間分敗を行い磁気記録層用塗料を得た。該塗料をリバ
ースロールコーターで厚さ188μmの乳白ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムからなる基体上に塗布厚が1
2μmになるように塗布し磁気記録層を形或した。
バリウムフエライド          3部(保磁力
 2750エルステソド、比表面積7 m2/g)カー
ボンブラック レシチン 1部 20部 ポリウレタン樹脂          60部トルエン
              60部メチルエチルケト
ン         60部メチルイソブチルケトン 
      60部この際、磁気記録層は乾燥前に磁場
配向装置で配向処理を施した。
次に磁気バーコードを形戒するため、以下の配合で調製
した各混合物をボールミルで8時間分敗して高保磁力磁
性体および低保磁力磁性体を含有した磁気バー用のイン
キとダミーバー用のインキを作製した。
く高保磁力磁性体含有磁気バー用インキ〉BaO ・6
FeiOz (保磁力 2750エルステッド、 100部 比表面積7 m”7g) カーボンブランク レシチン 1部 20部 ポリウレタン樹脂          60部トルエン
              60部メチルエチルケト
ン         60部メチルイソブチルヶトン 
      60部く低保磁力磁性体含有磁気バー用イ
ンキ〉鉄粉 ,ヶ.1ヵ 1。.7,ユ,−71..)   100
部カーボンブラック           1部レシチ
ン              20部ポリウレタン樹
脂 トルエン メチルエチルケトン 60部 60部 60部 メチルイソプチルケトン くダミーパー用インキ〉 アルミナ カーボンブラック レシチン 60部 100部 3部 1部 ポリウレタン樹脂          20部トルエン
             60部メチルエチルケトン
         60部メチルイソブチルケトン  
     60部上記により得られた各インキを用いて
第2図に示すような配列になるように磁気バーコードを
前記の磁気記録層上にスクリーン印刷方式により形或し
た。その際、磁気バーの構成は第3図に基づくものとし
、高保磁力磁性体含有磁気バーおよび低保磁力磁性体含
有磁気バーの乾燥後の塗布厚は各れも3μmとし、ダミ
ーバーの塗布厚は6μmとなるように、印刷して形或し
た。
次にアルξニウム粉末からなる顔料を含む銀色インキを
磁気バーコードを介して磁気記録層上にスクリーン印刷
方式により2ノtmの厚さに印刷し隠ぺい層を形成した
更に隠ぺい層上にポリウレタン系樹脂からなる透明のU
■オフセソトインキをオフセノト印刷方弐により1μm
の厚さに印刷し、保護層を設け本発明の磁気記録媒体を
作製した。
上記の磁気記録媒体の磁気ハーコードを磁化し磁気再生
出力を測定したところ真偽判定用信号として十分な出力
電圧が得られた。
実施例2 磁気ハー用のインキとして下記に示すように高保磁力磁
性体と低保磁力磁性体とを共存して配合し、磁気バーを
第4図に示した構威に変更した他は実施例lと同様にし
て本発明の磁気記録媒体を作製した。
カーボンブラック レシチン 1部 20部 ポリウレタン樹脂          60部トルエン
              60部メチルエチルケト
ン         60部メチルイソブチルケトン 
      60部上記の磁気記録媒体の磁気バーコー
ドを磁化し磁気再生出力を測定したところ真偽判定用信
号として十分な出力電圧が得られた。
〔発明の効果〕 本発明の磁気記録媒体は、磁気バーコードを構或するバ
ーに少くとも保磁力の異なる複数の磁性体からなる磁気
バーを有しているために磁気バーコードに複数の情報を
与えることができる。したがって偽造が困難で安全性の
高い磁気記録媒体を提供することができる。
更にまた、本発明の磁気記録媒体はマグネチソクビュワ
ーを用いて磁気ハーコードを判別することができないた
め、より安全性の高い磁気記録媒体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施B様に係る磁気記3孟媒体の平
面図、第2図は第1図のx−x’線に沿う断面図、第3
図及び第4図は本発明における磁気バーの実施態様図、
第5図は本発明におけるCil気パーと従来の磁気バー
とを比較した出力電圧の図である。 1・・・磁気記録媒体、2・・・基体、3・・・磁気記
録層、4・・・磁気バー、5・・・ダミーハー 6・・
・磁気ハーコード、7・・・隠ぺい層、8・・・保護層
、9・・・高保磁力磁性体、10・・・高保磁カバー 
11・・・低保磁力磁性体、12・・・低保磁カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基体の一面に磁気記録層を有する磁気記録媒体において
    、該磁気記録層の表面又は前記基体の他面に少なくとも
    磁気バーコードが形成され、かつ前記磁気バーコードが
    少なくとも保磁力の異なる複数の磁性体からなる磁気バ
    ーから構成されていることを特徴とする磁気記録媒体。
JP15570989A 1989-06-20 1989-06-20 磁気記録媒体 Granted JPH0322214A (ja)

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