JP2542418B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP2542418B2 JP63104253A JP10425388A JP2542418B2 JP 2542418 B2 JP2542418 B2 JP 2542418B2 JP 63104253 A JP63104253 A JP 63104253A JP 10425388 A JP10425388 A JP 10425388A JP 2542418 B2 JP2542418 B2 JP 2542418B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気記録媒体に関し、特にそのセキュリティ
性の向上に関する。
本発明は、偽造や改ざんの防止機能を必要とする磁気
記録媒体たとえば磁気カードや証券等に有効に適用され
る。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 磁気カードは携帯に便利で且つ有用なカードとして広
く利用されており、その流通量は次第に増加していくも
のと考えられる。
これにともない、磁気カードの偽造や改ざん等の不正
使用が行なわれることが予測され、これに対する対策を
講ずる必要性がある。
この対策としては、従来、磁気的に記録されている主
情報と関連性をもたせた確認情報を該主情報記録の記録
形態とは別の形態にて記録しておき、上記主情報の再生
に際し上記確認情報をも再生し該確認情報が主情報と所
定の関連性を有しているか否かを判定することにより、
所定の関連性がない場合には該カードが正しいものでは
ないと判定することが行なわれている。上記確認情報の
記録形態はできるだめ偽造及び改ざんしにくいものが好
ましく、従来、この様な磁気パターンの1つとして磁気
バーコードが用いられている。
第4図は従来の磁気バーコードにより情報を構成した
磁気カードの一例の要部を示す概略平面図であり、第5
図はそのV−V断面図である。
これらの図において、2は基材であり、6は基材2の
表面上に形成されている磁気バーコードからなる確認情
報記録部である。該確認情報記録部には5つのバー配置
位置6a〜6eが設けられており、図ではそのうちの2つ6
a,6bに実際に磁気バー7が形成されている。
ところで、第5図に示されている様に、従来の磁気カ
ードではバーコードを構成する磁気バー7は同一の方向
に磁化されている。この様に、従来のバーコードからな
る確認情報は該バーの有無の配列(即ち磁気バー7の配
列パターン)のみにより記録されている。上記第4図及
び第5図の場合は確認情報は『10010』である。
尚、図示はしていないが、外見上磁気バーの配列パタ
ーンを判別できない様にするため、磁気バー7の存在し
ない位置(第4図における6b,6c,6e)には形状、色、表
面状態、厚さを似させた非磁性体バー(ダミーバー)を
形成することもある。
しかしながら、以上の様な従来の磁気カードでは、磁
気バーに残留磁化が生じているために市販されているマ
グネチックビュアーを用いれば容易に磁気バーの配列パ
ターンが目視可能となり確認情報を知ることができ、セ
キュリティ性が不十分であった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、比
較的簡単な構成で高いセキュリティの実現できる磁気記
録媒体を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとし
て、 主情報を磁気的に記録するための主情報記録部と該主
情報記録部の記録内容と関連付けられた確認情報を記録
するための確認情報記録部とを有し、前記主情報記録部
及び確認情報記録部に対する情報の記録再生が特定方向
に相対的に磁気ヘッドを走査することでなされる磁気記
録媒体であって、前記確認情報記録部が前記特定方向に
複数の磁気バーを配列してなる磁気バーコードを含んで
おり、該確認情報記録部には前記確認情報の少なくとも
一部が前記磁気バーコードを構成する磁気バーの磁化の
向きに基づく変動情報として記録されており、前記磁気
バーの磁化の向きは前記特定方向の互いに逆の2つの向
きであり、前記確認情報記録部には更に前記磁気バーコ
ードを構成する磁気バーの配列に基づく固定情報が記録
されており、前記確認情報が前記固定情報と前記変動情
報とで記録されていることを特徴とする、磁気記録媒
体、 が提供される。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の基本的な実施例を
説明する。
第1図は本発明の磁気記録媒体の一実施例である磁気
カードの要部を示す概略平面図であり、第2図はそのII
−II断面図である。
これらの図において、2は基材であり、6は基材2の
表面上に形成されている磁気バーコードからなる確認情
報記録部である。該確認情報記録部には5つのバー配置
位置6a〜6eが設けられている。
上記基材2としては、たとえばポリエチレンテレフタ
レート、ポリ塩化ビニル及びポリカーボネート等の合成
樹脂シートや、紙等を用いることができる。
上記磁気バー7としては、従来この種の磁気記録媒体
において磁気バーとして一般に用いられているものを用
いることができる。該磁気バーはたとえばシルクスクリ
ーン印刷、オフセット印刷、凸版印刷、グラビア印刷等
により形成することができる。印刷インクとしては、磁
性材料として粒径10μm以下好ましくは0.01〜5μmの
Ba−フェライト、Sr−フェライト、C0被着γ−Fe2O3
γ−Fe2O3、針状鉄粉、CrO2、マグネタイトを用い、バ
インダー樹脂として一般に用いられるポリエステル系樹
脂、アルキッド系樹脂、ビニル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂またはそれらの混合樹脂を用いることができる。該
インクにおけるバインダー樹脂と磁性材料との混合比は
基材2との接着性や塗膜強度や磁気ヘッドによる検出電
圧等を考慮して適宜設定されるが、たとえば重量比で1/
1〜1/10の範囲が可能であり、好ましくは1/3〜1/8が適
当である。
また、基材2の上に磁気ヘッドにより情報の書込み及
び読出しを行なう様な個別の情報記録のための磁性層を
形成してもよく、また場合によっては該磁性層を基材2
の全面に形成しておき、該磁性層の所望の領域を個別の
情報記録部として用いることもできる。該磁性層として
は、従来磁気記録媒体において一般的に用いられている
磁性材料を用いることができる。該磁性層が磁気バー7
の磁化の際に磁化されるのを防止するため、該磁性層の
抗磁力よりも上記磁気バー7の抗磁力が小さくなる様に
し、たとえば磁性層の抗磁力の1/3以下とすることが望
ましい。
更に、上記磁性層や磁気バーを隠蔽するために隠蔽層
を設けてもよく、該隠蔽層としては、従来この種の磁気
記録媒体において隠蔽層として用いられているもの(た
とえば銀インク等の着色層)を用いることができる。
また、磁気ヘッドとの摩擦に耐え得る様に、上記隠蔽
層上に耐摩耗層を設けてもよく、該耐摩耗層としては、
従来この種の磁気記録媒体において一般的に用いられて
いるもの(たとえばポリウレタン層)を用いることがで
きる。
上記個別の情報記録部を主情報記録部としてカードの
種類及び残高等を磁気的に記録し、上記磁気バーコード
を確認情報記録部としてカードの種類及び概略残高等の
記録に利用してもよい。第2図に示される様に、本実施
例では、バーコードを構成する各磁気バー7の磁化の向
きは磁気バー配置位置により矢印Aの方向のもの及び逆
の矢印Bの方向のものがある。本実施例では、この磁気
バーコードは各磁気バー7の磁化方向によっても情報が
記録されている。即ち、矢印A方向に磁化されているも
のを情報『1』に対応させ矢印B方向に磁化されている
ものを情報『0』に対応させると、第2図の場合は記録
された確認情報は『10010』である。
以上の様に、本実施例では磁気バーの磁化方向により
情報が記録されており、市販されているマグネチックビ
ュアーを用いても磁気バーの磁化方向の配列パターンは
判別できず確認情報を知ることができないので、セキュ
リティが十分に高められる。
第6図は本発明の磁気記録媒体の一実施例である磁気
カードの要部を示す概略平面図であり、第7図はそのVI
I−VII断面図である。
以下、上記第6図及び第7図の実施例の磁気カードの
製造の具体例を示す。
先ず、カード基材2となる大寸法の厚さ250μmのポ
リエチレンテレフタレートからなる基材を用意した。こ
の基材の表面上に上記第6図で示される主情報記録部4
を構成する磁性層5を形成した。
次に、上記基材の表面の所定の位置に上記第6図及び
第7図で示される磁気バー7をシルクスクリーン印刷で
形成した。各磁気バー7は厚さ9μm、幅2mm、長さ7mm
であった。シルクスクリーン印刷用の磁気インクとし
て、以下の材料: 針状磁性顔料γ−Fe2O3 45重量部 VAGH(ユニオンカーバイド社製) 9重量部 ソルベッソ100 13重量部 シクロヘキサノン 20重量部 イソホロン 13重量部 をロールミルで混練し、粘度約100ポイズとしたものを
用いた。
上記磁気インク100重量部に対しコロネートL(日本
ポリウレタン社製)の37.5%メチルエチルケトン溶液を
2.3g添加し、十分に撹拌し、これを用いシルクスクリー
ンテトロン250線に所望のパターンの製版されたスクリ
ーン印刷刷板を用いて印刷した。
次に、上記主情報記録部4を構成する磁性層及び磁気
バー7を隠蔽する様に全面に約1μm厚の銀インキから
なる隠蔽層8を形成した。
次に、上記隠蔽層上に全面に約2μm厚のポリウレタ
ンからなる耐摩耗層10を形成した。
以上の様にして形成したシート体を所定の寸法(54mm
×86mm)に裁断して上記第6図及び第7図に示される磁
気カードを得た。
第3図はこの様にして得た磁気カードを用いて磁気バ
ーコードに情報の記録及び再生を行なった具体例を説明
するための図である。
磁気カードを、矢印A方向に搬送しながら磁気ヘッド
(ヘッドギャップ30μm、トラック幅1mm)に図示され
る様な波形の書込電流を流し情報を記録した。この場合
の記録情報は『10010』である。これにより各磁気バー
7がそれぞれ図示される様な向きに磁化された。書込電
流の波高値(20mA)は飽和磁化を得るための電流値Isよ
りも大きい。各磁気バー7の磁化状態が矢印A方向を正
として図示されている。
この様にして磁気バーの磁化方向による情報の記録さ
れた磁気カードを矢印A方向に搬送しながら上記磁気ヘ
ッドを用いて再生した。該磁気ヘッドから出力される読
出電圧波形は図示の通りであった。これを同図のスライ
スレベルEsで整形した波形が図示されており、これと図
示される刻時パルスとの論理和演算を行なうと、図示さ
れる様な演算後波形が得られた。この再生情報は『1001
0』であり記録情報に対応している。
上記実施例において、磁気バーコード情報は随時所望
の情報に書き換えることができる。従って、上記第4図
及び第5図の様な従来の磁気バーコードが固定情報であ
ったものが、本実施例においては変動情報を記録でき
る。尚、上記実施例においては全磁気バー配置位置6a〜
6eに磁気バー7が配置されているが、従来と同様に磁気
バー7の有無により固定情報を記録しておき、これに加
えて磁気バーの7磁化方向により変動情報を記録するこ
ともできる。この場合には、従来と同様に磁気バーの存
在しない位置にダミーバーを配置することができる。
上記実施例における磁気バーコードは主情報記録部に
記録されている主情報に関連性を有する確認情報であ
り、該確認情報として券種の様な固定情報とともに概略
残高等の様な変動情報を記録することができる。
[発明の効果] 以上の様な本発明の磁気記録媒体によれば、磁気バー
コードに固定情報の他に変動情報をも記録でき、更にこ
れにより記録容量が増大するので、比較的簡単な構成で
高いセキュリティを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体の要部を示す概略平面図
であり、第2図はそのII−II断面図である。 第3図は本発明の磁気記録媒体を用いて磁気バーコード
に情報の記録及び再生を行なった具体例を説明するため
の図である。 第4図は従来の磁気カードの要部を示す概略平面図であ
り、第5図はそのV−V断面図である。 第6図は本発明の磁気記録媒体の要部を示す概略平面図
であり、第7図はそのVII−VII断面図である。 2:基材、4:主情報記録部、 5:磁性層、6:確認情報記録部、 6a〜6e:磁気バー配置位置、 7:磁気バー、8:隠蔽層、 10:耐摩耗層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主情報を磁気的に記録するための主情報記
    録部と該主情報記録部の記録内容と関連付けられた確認
    情報を記録するための確認情報記録部とを有し、前記主
    情報記録部及び確認情報記録部に対する情報の記録再生
    が特定方向に相対的に磁気ヘッドを走査することでなさ
    れる磁気記録媒体であって、前記確認情報記録部が前記
    特定方向に複数の磁気バーを配列してなる磁気バーコー
    ドを含んでおり、該確認情報記録部には前記確認情報の
    少なくとも一部が前記磁気バーコードを構成する磁気バ
    ーの磁化の向きに基づく変動情報として記録されてお
    り、前記磁気バーの磁化の向きは前記特定方向の互いに
    逆の2つの向きであり、前記確認情報記録部には更に前
    記磁気バーコードを構成する磁気バーの配列に基づく固
    定情報が記録されており、前記確認情報が前記固定情報
    と前記変動情報とで記録されていることを特徴とする、
    磁気記録媒体。
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