JPH032206A - 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型樹脂組成物

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JPH032206A
JPH032206A JP1135718A JP13571889A JPH032206A JP H032206 A JPH032206 A JP H032206A JP 1135718 A JP1135718 A JP 1135718A JP 13571889 A JP13571889 A JP 13571889A JP H032206 A JPH032206 A JP H032206A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規にして有用なる活性エネルギー線硬化型樹
脂組成物に関する。さらに詳細には、本発明は必須の皮
膜形成性成分として、分子中にシクロカーボネート基と
α、β−モノエチレン性不飽和二重結合とウレタン結合
下、不飽和結合と略称する。)とを併せ有する樹脂を含
んで成る、とりわけ、顔料分散性ならびに付着性にすぐ
れる、塗料用、接着剤用、印刷インキ用、あるいは磁気
記録媒体用のバインダー成分として有用なる活性エネル
ギー線硬化型樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
近年、この種の活性エネルギー線硬化型の樹脂が、とり
わけ、塗料、接着剤または印刷インキなど各種の分野に
おいて広範に利用されるようになってきた。
これは、かかる活性エネルギー線硬化型樹脂が、それ自
体、大きな硬化速度を有すること、非加熱系で硬化し得
ること、無溶剤化が図かり得ること、そして、貯蔵安定
性が良好であること、などの多くの利点をもっているた
めである。
ところで、活性エネルギー線の作用により架橋硬化しう
る樹脂組成物としては、目下の処、(メタ)アクリロイ
ル(オキシ)基を有した(メタ)アクリル・オリゴマー
と、−分子中に1個の不飽和結合を有するモノマー(単
官能性モノマー)および/または一分子中に2個以上の
不飽和結合を有するモノマー(多官能性モノマー)の如
き各種の反応性希釈剤とを組み合わせた形で、さらに必
要に応じて光(重合)開始剤ないしは(光)増感剤、そ
の他の各種添加剤をも加えた形で広く用いられている。
ここにおいて、上記した(メタ)アクリル・オリゴマー
としては、ポリエステル・(メタ)アクリレート、ポリ
ウレタン・ (メタ)アクリレート、エポキシ・ (メ
タ)アクリレートまたはポリエーテル・ (メタ)アク
リレートなどが代表的なものである。
それらのうち、破断強度、破断伸び、弾性率の如き機械
的物性や耐薬品性などの、硬化塗膜の物性を考慮に入れ
た場合には、分子間の凝集力の大きいウレタン結合を含
むポリウレタン(メタ)アクリレート系樹脂がすぐれて
いると言えよう。
しかしながら、これまでのポリウレタン(メタ)アクリ
レート系樹脂は、各種プラスチ・7り、金属、木材素材
に対する密着性が不十分であるし、しかも、無機質充填
剤、無機顔料または磁性粉などの分散性も不十分である
処から、塗料、接着剤用のバインダーとして利用するさ
いに、多大の不便さがあった。
また、各種素材への密着性ならびに各種添加剤成分の分
散性などを改善せしめる方法として、S(hMや−CO
OM (、但し、両式〇Mはアルカリ金属を表わすもの
とする。)で示される特定の基を有する強電解質無機成
分、または、カルボン酸もしくは燐酸などの酸成分、あ
るいは、1級ないしは2級アミン類または水酸基の如き
反応性極性基を有する各種の有機極性基を樹脂骨格中に
導入せしめることなどが行なわれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、これら上掲の如き強電解質無機成分、酸成分
、または有機極性基の導入化は、樹脂骨格中のエステル
結合やウレタン結合などの加水分解を助長させるとか、
あるいは、(メタ)アクリロイル(オキシ)基への反応
をも伴うとかの、樹脂および樹脂組成物(塗料)として
の貯蔵安定性や、硬化塗膜の物性などに悪影響を及ぼす
処から、好ましいものではない。
しかるに、本発明者らは上述した如き従来技術における
種々の欠点の存在に鑑み、さらには、この種の塗料、接
着剤、印刷インキおよび磁気記録媒体などに求められる
極めて有用なる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を提
供するべ(鋭意研究を開始した。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、−にか
かって、イ)非電解質であって、口)非酸性、非塩基性
であって、しかも、ハ)化学反応性が実用条件下で不活
性であるという基本特性を有する、斬新な付着性ならび
に分散性の改良手段を提供することであり、ひいては、
こうした基本特性を兼備した、付着性ならびに分散性な
どが大幅に改善された極めて有用なる活性エネルギー線
硬化型樹脂組成物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは従来技術の未解決課題と、併せて
、本発明が解決すべき課題とに照準を合わせて鋭意検討
を重ねた結果、ここに、必須の皮膜形成性成分として特
定の有機極性基(反応性極性基)を有する樹脂を含んで
成る樹脂組成物が、前述したイ)、口)およびハ)の基
本特性を有し、しかも、PETフィルムなどで代表され
る各種プラスチックス素材および製品、ブリキなどで代
表される各種金属素材および製品ならびにナラ材などで
代表される各種木材および加工製品などへの付着性と、
酸化チタンや磁性粉などの各種無機質充填剤などの分散
性とにすくれるものであることを見い出すに及んで、本
発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は必須の皮膜形成性成分として、下記
の一般式 P。
Rz C−R。
ネート基と不飽和結合とを併せ有する樹脂とは、以下に
示されるような各種の樹脂類を上杵するものであるが、
まず、かかるシクロカーボネートWと不飽和結合とを併
有する樹脂を調製するにさいしては、たとえば、下記に
示される如き公知の基本的な化学反応が応用できる。
で示されるシクロカーボネート基、好ましくは、上掲の
一般式中のR,、R,およびR3が、それぞれ、同一で
も異なっていてもよい、水素原子または低級アルキル基
であるようなシクロカーボネート基と、不飽和結合とを
一分子中に併せ有する樹脂を含んで成る活性エネルギー
線硬化型樹脂組成物を提供しようとするものである。
ここにおいて、上記した分子中にシクロ力−ボHC1 (但し、両式中のRは一価の有機残基を表わすものとす
る。) ここにおいて、上記(1)の反応で用いられる一般式 (但し、式中のRは前出の通りである。)で示される化
合物としては、このR中に不飽和結合を有する化合物、
たとえば、グリシジル(メタ)アクリレートの如き各種
のグリシジル化合物またはそれらの誘導体が用いられる
このように、前掲の(1)および(II)の反応によっ
て、−旦、シクロカーボネート基を有する化合物、つま
り、 (但し、式中のRは前出の通りである。)で示されるよ
うな化合物を生成したのち、このR中に不飽和結合を導
入せしめることにより目的とする当該樹脂、つまり、−
分子中にシクロカーボネート基と不飽和結合とを併せ有
する樹脂(A−1)が得られる。
そのさい、前掲の一般式CI+−1)で示される化合物
としては、上述したように、グリシジル化合物またはそ
れらの誘導体などが利用できる処から、本発明において
用いられる原材料の種類は豊富であるし、一方、前記(
2)の反応で用いられる一般式 %式% (但し、式中のRは前出の通りである。)で示される化
合物としては、たとえば、下記に示されるような■〜■
なる化学反応を利用することなどにより、これまた、豊
富な原材料を得ることができる。
(但し、式中のR4、R3、R6およびR?は有機残基
を示す:) 勿論、当該樹脂(A〜1)を調製するにさいしては、シ
クロカーボネート基含有ジオールモノマーを合成した上
で誘導するという方法もある。
かかるシクロカーボネート基含有ジオールモノマーとし
ては、たとえば、ジメチロールプロピオン酸から合成可
能なる式 で示されるような化合物や、たとえば、ジェタノールア
ミンから合成可能なる弐 で示されるような化合物などが代表的なものである。
ところで、これらのシクロカーボネート基含有ジオール
モノマーを用いて、−分子中にシクロカーボネート基と
不飽和結合とウレタン結合とを併せ有する樹脂〔以下、
樹脂(A−2)と略称する。〕を調製するには、たとえ
ば、ジオール原料の一部として、これらのシクロカーボ
ネート基含有ジオールモノマーを使用し、かつ、不飽和
結合と水酸基とを併せ有する化合物をも使用して、公知
慣用の合成法−基本的には、水酸基とインシアネート基
との反応(ウレタン化反応)−により行なわれ、−例と
して、前掲の式(VI)で示されるような化合物を用い
た場合には、弐 NH−COO−CHz−CHz  N  C)Iz  
CHz  0CO−Ntl−で示されるような構造の、
シクロカーボネート基およびウレタン結合と、さらに不
飽和結合とをもった形の、いわゆる活性エネルギー線硬
化型ポリウレタン樹脂、つまり、当該樹脂(A−2)の
一つが得られる。
ここで用いられるジオールとしては、たとえばエチレン
グライコール、ジエチレングライコール、ネオペンチル
グライコール、1,6−ヘキサンジオール、水添ビスフ
ェノールへの如きの各種低分子ジオール、およびポリエ
ステル系ジオール、ポリエーテル系ジオール、カプロラ
クトン系ジオールの如きの各種高分子ジオールなどが挙
げられる。
ポリエステル系ジオールなどの高分子ジオールの分子量
としては、−船釣には500〜4,000なる範囲内が
適当である。ポリエステル系ジオールは、たとえば上記
のような低分子ジオールとアジピン酸、コハク酸、セパ
チン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの二官能性の
カルボン酸などとを原料として合成される。
また、これら上掲のジオールと共に用いられるイソシア
ネート化合物として特に代表的なもののみを例示するに
止めれば、2.4−1リレンジイソシアネート、2.6
−トリレンジイソシアネート、1.3−キシリレンジイ
ソシアネート、1.4−キシリレンジイソシアネート、
ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、3−
メチル−ジフェニルメタンジイソシアネートもしくは1
.5−ナフタレンジイソシアネートの如き芳香環をもっ
たジイソシアネート化合物;ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネートもしくはインホロンジイソシアネートの
如き脂環式ジイソシアネート化合物;またはへキサメチ
レンジイソシアネートもしくはリジンジイソシアネート
の如き脂肪族ジイソシアネート化合物;あるいは上掲さ
れた如き各種の芳香環含有ジイソシアネート化合物を水
素化せしめて得られる化合物、たとえば、水添キシリレ
ンジイソシアネートもしくは水添ジフェニルメタン−4
,4−ジイソシアネートなどの二官能性ジイソシアネー
ト化合物をはしめ、これらの各ジイソシアネート化合物
と、トリメチロールプロパンなどで代表されるニないし
六価の細分アルコールとの、水酸基の1当量に対してイ
ンシアネート基の2当量となる割合で付加反応させて得
られるポリイソシアネート化合物;または各ジイソシア
ネート化合物と水とを反応させて得られるビユレット型
ポリイソシアネート化合物;2−イソシアネートエチル
−2,6−ジイツシアネートヘキサノエートの如き三官
能性のイソシアネート化合物;あるいは上掲の各ジイソ
シアネート化合物をイソシアヌレート化せしめて得られ
る多量体類などである。
さらに、前記した不飽和結合と水酸基とを併せ有する化
合物として特に代表的なもののみを例示するに止めれば
、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ 
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ
)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ (メタ)
アクリレート、グリセリンモノ (メタ)アクリレート
、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート−(メタ)アクリル酸付加物、[アロ
ニックスM−154j(東亜合成化学工業■製のε−カ
プロラクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート〕、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レート化ジ(メタ)アクリレートまたはN−メチロール
(メタ)アクリルアミドなどであり、あるいは、マレイ
ン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、無水
シトラコン酸、イタコン酸または無水イタコ酸の如き各
種の不飽和カルボン酸類と、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1.6−ヘキサンジオールまたは3
−メチル−1,5−ベンタンジオールの如き各種の低分
子ジオールとの重縮合反応により得られる不飽和ポリエ
ステル類などである。
かくして得られる一分子中にシクロカーボネート!およ
び不飽和結合とを併せ有するか、あるいは、−分子中に
シクロカーボネート基、不飽和結合およびウレタン結合
を併せ有する、それぞれの樹脂(A−1)および/また
は(A−2)のうち、塗膜の強靭性および耐薬品性など
にすぐれるポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂に、
シクロカーボネート基を導入せしめた形のものは、とり
わけ、各種素材への付着性(密着性)ならびに各種無機
質充填剤などの分散性などの改善、改良効果が、層、顕
著である処から、特に望ましい活性エネルギー線硬化型
樹脂であると言える。
これらの各種活性エネルギー線硬化型樹脂(A−1)ま
たは(A−2)中のシクロカーボネート基の含有率とし
ては、当該樹脂固形分の1 、000グラム当たり、平
均0.05〜1.5当量なる範囲内が適当であり、就中
、各種素材への付着性(密着性)ならびに各種無機質充
填剤などの分散性などの改善改良効果が高く、しかも、
テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、トリプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレートまたはペン
タエリスリトールトリ (メタ)アクリレートなどの各
種反応性希釈剤や、トルエン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、酢酸エチルまたは酢酸ブチルな
どの汎用の各種有機溶剤に溶解し易いという面で、平均
0.1〜1当量なる範囲内が適切である。
次いで、かくして得られる、−分子中にシクロカーボネ
ート基と不飽和結合とを併せ有する樹脂(Δ−1)、さ
らには、−分子中にシクロカーボふ一ト基と不飽和結合
とウレタン結合とを併せ有する樹脂(A−2)のそれぞ
れに対しては、有機溶剤および/または反応性希釈剤(
B)を用いて、目的とする活性エネルギー線硬化型樹脂
組成物となすこともできる。
かかる有機溶剤または反応性希釈剤(B)のうち、まず
、有機溶剤として特に代表的なもののみを例示するに止
めれば、トルエンもしくはキシレンの如き芳香族炭化水
素類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンも
しくはシクロヘキサノンの如きケトン類;酢酸メチル、
酢酸エチルもしくは酢酸ブチルの如きエステル類;メタ
ノール、エタノール、プロパツールもしくはブタノール
の如きアルコール類をはじめ、セロソルブアセテート、
カルピトールアセテート、ジメチルホルムアミド、また
はテトラヒドロフランなどが挙げられる。
次に、反応性希釈剤として特に代表的なもののみを例示
するに止めれば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、N−ビニ
ルピロリドン、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリ
レート、カルピトール(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジェン
(メタ)アクリレート、1.3−ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1.6−ヘキサンシオールジ(メタ
)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラ (メタ)アクリレートまたはジペンタエリ
スリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどがある。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物には、さら
に必要に応じて、他の成分を添加することができる。
かかる他の成分として代表的なものには、光(重合)開
始剤、ポリマー類、反応性オリゴマー類、重合禁止剤、
酸化防止剤、分散剤、界面活性剤、無機質充填剤、無機
顔料または有機顔料などがある。
まず、本発明において、活性エネルギー線として紫外線
を用いて本発明の樹脂組成物を硬化させる場合には、波
長が1 、000〜8.000人なる紫外線の照射によ
り解離してラジカルを発生するような光(重合)開始剤
を使用すべきであり、かかる光(重合)開始剤としては
、勿論、公知慣用のものが、いずれも使用できるが、そ
のうちでも代表的なもののみを挙げるに止めれば、アセ
トフェノン類、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、ベ
ンジル、ベンゾイン・ベンゾエート、ベンゾイン、ベン
ゾインメチルエーテル類、ベンジル・ジメチルケタール
、α−アジロキシムエステル、チオキサントン類、アン
スラキノン類またはそれらの各種誘導体などである。
また、こうした光(重合)開始剤に公知慣用の(光)増
感剤をも併用することができるが、かかる(光)増悪剤
として代表的なものにはアミン類、尿素類、含硫黄化合
物、含燐化合物、含塩素化合物またはニトリル類もしく
はその他の含窒素化合物などがある。
ポリマー類としては、飽和ないし不飽和のもので硬化塗
膜の改質を目的として添加することができる。この例と
しては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、繊維
素系樹脂、塩素化ポリプロピレンなどを挙げることがで
きる。
反応性オリゴマー類としては、分子内にインシアネート
基を有する化合物、または(メタ)アクリロイル基を有
する化合物、あるいはイソシアネート基と(メタ)アク
リロイル基を有する化合物などが挙げられる。
無機質充填剤として代表的なものには、硫酸バリウム、
炭酸バリウム、ご粉、石膏、アルミナ白、クレー、シリ
カ、タルク、珪酸カルシウムもしくは炭酸マグネシウム
の如き体質顔料;黄鉛、ジンククロメートもしくはモリ
ブデート・オレンジの如きクロム酸塩、紺青の如きフェ
ロシアン化物、酸化チタン、弁柄、酸化鉄、亜鉛華もし
くは炭化クロム・グリーンの如き金属酸化物、カドミウ
ム・イエロー、カドミウム・レッドもしくは硫化水銀の
如き金属硫化物、セレン化物もしくは硫酸鉛の如き硫酸
塩、群青の如き珪酸塩、炭酸カルシウムの如き炭酸塩、
コバルト・バイオレフトもしくはマンガン紫の如き燐酸
塩、またはアルミニウム粉、亜鉛末、真ちゅう粉、マグ
ネシウム粉、鉄粉、銅粉もしくはニッケル粉の如き金属
粉、さらにはカーボンブラックなどの無機顔料;あるい
はアゾ顔料、フタロシアニン・ブルー、フタロシアニン
・グリーンの如き銅フタロシアニン系顔料またはキナク
リドン系顔料などの有機顔料などがある。
本発明で言う活性エネルギー線とは、電子線、α線、β
線、γ線、X線、中性子線または紫外線の如き、電離性
放射線や光などを総称するものである。
かくして得られる本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂
組成物は、通常は、そのまま、上掲しためればよい。
かくして得られる本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂
組成物は、たとえば、塗料用、接着剤用、印刷インキ用
または磁気記録媒体用のバインダーなどとして利用する
ことができるものである。
〔発明の効果〕
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、−分子
中にシクロカーボネート基および不飽和結合を併有する
樹脂(A−1)または−分子中にシクロカーボネート基
、不飽和結合およびウレタン結合を併有する樹脂(A−
2)を必須の皮膜形成性成分として含むものであり、さ
らには、有機溶剤および/または反応性希釈剤(B)を
も含むものであるが、とりわけ、非電解質、非酸性なら
びに非塩基性であり、かつ、化学反応性が、実用条件下
で、不活性であるという基本特性をもつものであって、
すぐれた顔料分散性やその他の無機質充填剤などの分散
性と、すぐれた各種素材に対する付着性とをもったもの
である。
したがって、本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成
物は、塗料用、接着剤用、印刷インキ用ならびに、磁気
テープの如き磁気記録媒体用などをはじめとする広範な
応用分野におけるバインダーとして利用されるものであ
る。
〔実施例〕
次に、本発明を参考例、実施例、比較例、応用例および
比較応用例により、−層、具体的に説明する。以下にお
いて、部および%は特に断りのない限り、すべて重量基
準であるものとする。
参考例1 (ポリエステルジオールの調製例)500+
nj!の四ツ目フラスコに、1,4−ブタンジオールの
180gとアジピン酸の130gとを仕込んだ。反応系
内には窒素ガスを軽くブローさせて、空気の流入を遮断
した。
縮合水を系外に留去しつつ、170℃で2時間、続いて
210℃で8時間のあいだ、エステル化反応を行なって
、水酸基価が160で、かつ、酸価が0.2なる目的物
を得た。
参考例2(シクロカーボネート基含有ジオールモノマー
の調製例) 500mlの四ツ目フラスコに、エピクロルヒドリンの
200gとテトラメチルアンモニウムクロライドの0.
1gとを仕込んで、反応系の温度を40℃にコントロー
ルしながら、ジェタノールアミンの150gを30分間
かけて滴下した。
滴下終了後も、同温度に6時間保持して反応を続行させ
てから、トルエンで未反応のエピクロルヒドリンを抽出
除去して、不揮発分が87%なる抽出残渣(抽残)が3
22gの収量で得られた。
次いで、この抽残の150gと、ジメチルホルムアマイ
ドの100gおよび炭酸水素ナトリウム(以下、重曹と
略称する。)の90gとを四ツ目フラスコに仕込んで、
攪拌しながら90℃に1時間のあいだ保持し、重曹や塩
化ナトリウムなどの不溶解物を濾過除去したのちのが液
中のジメチルホルムアマイドをトルエンで抽出除去せし
めて、不揮発分が76%なる抽残の110gを収得した
しかるのち、この不揮発分を赤外吸収スペクトル(IR
)、核磁気共鳴スペクトル(NMR)およびガスクロマ
トグラフ−マススペクトル(GC−MS)で分析した結
果、1,800 crm−’に特異吸収をもった、目的
ジオールモノマーとしての、式で示される構造のN−グ
リセリルシク口カーボネ−トジエタノールアミンである
ことが同定された。
参考例3 (グリセリルカーボネートメタクリレートの
調製例) 500m7!の四ツ目フラスコに、グリセロールα−モ
ノクロルヒドリンの110g、ジメチルホルムアマイド
の100gおよび重曹の120gを仕込んで、100℃
で2時間の反応を行なったのち、重曹などの不溶解物を
が過除去して、不揮発分が99%なる粘稠な液状物を得
た。
次いで、この不揮発分をIRおよびNMRで分析した処
、1,800 am−’に特異吸収をもった、弐で示さ
れる構造のヒドロキシメチルエチレンカーボネートであ
ることが同定された。
しかるのち、このヒドロキシメチルエチレンカーボネー
トの60gを、500mj!の四ツ目フラスコに、無水
メタクリル酸の77g、p−1−ルエンスルホン酸の0
.1gおよび3,5−ジーter t−フチルー4−ヒ
ドロキシトルエンの0.04 gと共に仕込んで、70
℃で8時間のあいだ反応を行なったのち、トルエンの1
00gを加えて希釈せしめた。
次いで、室温に冷却してから、11の分液漏斗に移し取
って、ここへ重曹の48gを300gの水に溶かした水
溶液を加え、よく振ってメタクリル酸を中和したのち、
水層を除去した。
一方の油層を、10%食塩水で5回に亘って洗浄したの
ち、この油層をエバポレーターに移し、40℃、20■
Hgなる条件下で、トルエンおよび水分を蒸留除去した
処、黄味を帯びた粘稠なる液状物が得られた。
この反応生成物をIR,NMRおよびガスクロマトグラ
フィー(GC)で分析した処、目的とするグリセリルシ
クロカーボネートメタクリレート(純度98%以上)で
あることが確認された。
参考例4 (イソシアネート基末端ウレタンアクリレー
トの調製例) 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ目フラス
コに、トリレンジイソシアネートの174gを仕込んで
、ここへ、2−ヒドロキシプロピルアクリレートの13
0gを滴下し、70℃で4時間のあいだ反応を行なった
処、透明なる粘稠な液状物が得られた。このもののイソ
シアネート当量は3.3■eq/ gであった。
実施例1 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ目フラス
コに、参考例1で得られたポリエステルジオールの50
.1 gと、参考例2で得られたN−グリセリルシクロ
カーボネートエタノールアミンの11.Ogと、シクロ
ヘキサノンの15. Ogおよびジブチル錫ジラウレー
トの0.02 gとを仕込んで、系内の温度を70℃に
コントロールしながら、ここへ、4.4′−ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネートの28.0gを滴下投入
して、6時間のあいだ反応を行なった。
さらに、シクロヘキサノンの52gを加えてから、参考
例4で得られたイソシアネート基末端ウレタンアクリレ
ートの10gを滴下投入し、70℃で5時間のあいだ反
応を行なった。
かくして得られた反応生成物をIRで分析した処、全く
イソシアネート基の存在は確認されなかったことと、1
,800 cs−’に特異吸収をもった、シクロカーボ
ネート基含有のポリウレタンアクリレート樹脂であるこ
とが確認された。
実施例2 実施例1と同様の反応容器に、参考例2で得られたN−
グリセニルシクロカーボネートジェタノールアミンの5
gと、3−メチル−1,5−ベンタンジオールの5gと
を仕込んで良く混合し、さらに、参考例1で得られたポ
リエステルジオールの6gとジブチル錫ジラウレートの
0.02 gとを加えて良く混合した。70℃にコント
ロールしながら、ここへ20gのトリレンジイソシアネ
ートを滴下投入し、1時間はど経過した時点で、反応系
の粘度が上昇して攪拌しずらくなったか、メチルエチル
ケトンの67gを投入して、同温に4時間のあいだ保持
して反応を続行せしめた。
次いで、ここへ、参考例4で得られたイソシアネート基
末端ウレタンメタクリレートの12.4 gを滴下投入
し、70℃で5時間のあいだ反応を行なった。
かくして得られた反応生成物をIRで分析した処、全く
イソシアネート基の存在は認められなかったこと、およ
び、1,800 cra−’に特異吸収をもった、シク
ロカーボネート基含有のポリウレタンアクリレート樹脂
であることが、それぞれ、確認された。
実施例3 実施例1と同様の反応容器に、参考例1で得られたポリ
エステルジオールの50gと、1.6−ヘキサンジオー
ルの7gとメチルエチルケトンの56gおよびジブチル
錫ジラウレートの0.02gとを仕込んで、系内の温度
を70℃に保持して、4.4′−ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネートの28gを滴下投入し、同温度に6
時間保持して反応を続行せしめた。
次いで、ここへ参考例4で得られたイソシアネート基末
端ウレタンアクリレートの14gを滴下投入し、同温度
に5時間のあいだ保持して反応を行なった。
さらに、ここへ参考例3で得られたグリセリルシクロカ
ーボネートメタクリレートの10gを加えて反応を継続
させた。
かくして得られた反応生成物をIRで分析した処、全く
イソシアネート基の存在は確認されなかったこと、加え
て、1.800 cm+−’に特異吸収をもった、シク
ロカーボネート基含有ポリウレタンアクリレート樹脂で
あることも確認された。
実施例4 実施例1と同様の反応容器に、「エビクロンN−665
J  (大日本インキ化学工業■製のクレゾール・ノボ
ラック型エポキシ樹脂〕の100g、メチルイソブチル
ケトンの35g、およびN、Nジメチルベンジルアミン
の0.06gを仕込んで良く溶解させ、系内の温度を7
0℃に保持しながら、アクリル酸の35gを滴下して反
応を行なった。
反応系の酸価が80KOH■/gで、かつ、エポキシ当
量が705g/eqとなった時点で、反応液を良く水洗
して未反応のアクリル酸を除去した。
次いで、この系に30%塩酸の25gを滴下投入し、8
0℃で2時間反応を行なったのち、反応液を良く水洗し
て未反応の塩酸を除去した。
し力するのち、90℃で、かつ、23mmHgなる条件
でメチルイソブチルケトンを除去して、不揮発分が95
%なる固形の樹脂を得た。
次いで、ここへ100gのジメチルホルムアマイドを加
えて溶解し、さらに重曹の25gを加えて、100℃で
1時間の反応を行なってから、重曹などの不溶解物をが
過除去したのち、ロータリーエバポレイターでジメチル
ホルムアマイドを留去せしめて、不揮発分が96%なる
固形の樹脂を得た。
かくして得られた樹脂をIRで分析した処、1.800
 cm−’に特異吸収をもったものであること、そして
、エポキシ基の存在は全く認められないことが、共に、
確認された。
しかるのち、シクロヘキサノンで溶解して不揮発分が6
0%なる樹脂溶液となした。
比較例1 実施例1と同様の反応容器に、トリレンジイソシアネー
トの31gとジブチル錫ジラウレートの0、02 gと
を仕込んで、系内の温度を70℃にコントロールしなが
ら、ここへ参考例1で得られたポリエステルジオールの
70gを滴下投入せしめた。
同上の温度で4時間のあいだ反応を行なった処、イソシ
アネート5置が1.20 meq/ gなる、イソシア
ネート基末端ウレタンプレポリマーが得られた。
次いで、このプレポリマーに、2−ヒドロキシエチルア
クリレートの20gを滴下投入して、同温度で2時間の
あいだウレタン化反応を行なった処、IRにより、イソ
シアネート基の存在が全く認められなく、しかも、勿論
、シクロカーボネート基に特有の1,800 cll−
’には何らの吸収も認められないことが確認された。
応用例1〜4および比較応用例1 実施例1〜4および比較例1で得られた各種の樹脂を各
別に用いて、下記する如き配合により、高速分散機で、
1.00Orpmなる条件下において1時間のあいだ分
散化を行なって、それぞれの塗料を得た。
[タイベーク ト820 J          50
部〔石原産業■製のルチル型酸化チタン〕各樹脂固形分
            50部トル゛エン     
           90部メチルエチルケトン  
       90部次いで、それぞれの塗料を、各別
に、60ミクロンのアプリケーターを用いて、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)フィルムおよび、水研ぎ
したブリキ板に塗布し、70℃で1時間のあいだ強制乾
燥を行なったのち、6 Mradで電子線の照射を行な
って硬化せしめた。
しかるのち、それぞれの硬化塗膜について、光沢、なら
びにPETフィルムおよびブリキ板に対する付着性を、
下記する如き要領で、評価判定した。
それらの結果は、まとめて、第1表に示す。
塗面の光沢・・・60°鏡面反射光沢値を以て表示塗膜
付着性・・・塗面に対し、常法により、セロファンテー
プ剥離テストを行なって、 塗面の剥離の有無の別と、その塗 面剥離の程度とを、目視により判 定 判定基準は次の通りである 「優秀」・・・塗面の剥離が全く認め られない場合 「良好」・・・塗面の剥離の程度が、 面積比で10%以内の 場合 「やや不良」・・・塗面の剥離の程度 が、面積比で30 %以内の場合 「不良」・・・塗面の剥離の程度が、 面積比で50%以上の 場合 応用例5〜8および比較応用例2 実施例1〜4および比較例1で得られた各種の樹脂に、
これら各樹脂の固形分に対して3%量の「イルガキュア
651J  (スイス国チバ・ガイギー社製のベンジル
・ジメチルケクール)を添加して充分に混合したのち、
PETフィルム、ならびに水研ぎしたブリキ板に、60
ミクロンのアプリケーターにより、各別に、塗布して7
0℃で1時間のあいだ強制乾燥を行なってから、80W
/cm”の高圧水銀灯にて、15CJ11の距離をおい
て、約2.0OOfIJ/Cal”にて照射を行なって
、それぞれの硬化塗膜を得た。
次いで、それぞれの塗膜について、応用例1〜4および
比較応用例1と同様にして付着性の評価判定を行なった
それらの結果は、まとめて、第2表に示す。
実施例5 実施例1と同様の反応容器に、参考例1で得られたポリ
エステルジオールの50.1 gと、参考例2で得られ
たN−グリセリルシクロカーボネートジェタノールアミ
ンの11.0gと、テトラヒドロフルフリルメタクリレ
ートの15.0gおよびジプチル錫ジラウレートの0.
02gとを仕込んで、系内の温度を70℃に保持しつつ
、ここへ、4.4′−ジシクロベキシルメタンジイソシ
アネートの28.0 gを滴下投入して、同温度で6時
間のあいだ反応を行なった。
さらに、テトラヒドロフルフリルメタクリレートの52
.0 gを加えてから、参考例4で得られたイソシアネ
ート基末端ウレタンアクリレートの10、0 gを滴下
投入して、70℃で5時間のあいだ反応を行なった。
かくして得られた反応生成物をIRで分析した処、全く
イソシアネート基の存在は認められなかったことと、1
,800 elm−’に特異吸収をもった、シクロカー
ボネート基含有のポリウレタンアクリレート樹脂である
ことが確認された。
応用例9 実施例5で得られた樹脂を用いるように変更した以外は
、応用例1〜4および比較応用例1と同様にして塗料化
し、塗布し、強制乾燥し、そして、電子線照射を行なっ
て、硬化塗膜を得、しかるのち、この塗膜についても、
同様に評価判定した処を、第1表にまとめて示す。
応用例10 実施例5で得られた樹脂を用いるように変更した以外は
、応用例5〜8および比較応用例2と同様にして塗料化
し、塗布し、強制乾燥し、そして、紫外線照射を行なっ
て、硬化塗膜を得、しかるのち、この塗膜についても、
同様に評価判定した処を、第2表にまとめて示す。
第1表ならびに第2表の結果からも明らかなように、本
発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成力は、とりわけ
、分散性ならびに付着性にすぐれt塗膜を与えるもので
あることが知れる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、必須の皮膜形成性成分として、分子中にシクロカー
    ボネート基とα,β−モノエチレン性不飽和二重結合と
    を併せ有する樹脂を含んで成る、活性エネルギー線硬化
    型樹脂組成物。 2、必須の成分として、分子中にシクロカーボネート基
    とα,β−モノエチレン性不飽和二重結合とを併せ有す
    る樹脂(A−1)と、有機溶剤および/または反応性希
    釈剤(B)とを含んで成る、活性エネルギー線硬化型樹
    脂組成物。 3、必須の成分として、分子中にシクロカーボネート基
    とα,β−モノエチレン性不飽和二重結合とウレタン結
    合とを併せ有する樹脂((A−2)と、有機溶剤および
    /または反応性希釈剤(B)とを含んで成る、活性エネ
    ルギー線硬化型樹脂組成物。
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