JPH03220218A - 樹脂組成物および印刷インキ用組成物 - Google Patents

樹脂組成物および印刷インキ用組成物

Info

Publication number
JPH03220218A
JPH03220218A JP1194548A JP19454889A JPH03220218A JP H03220218 A JPH03220218 A JP H03220218A JP 1194548 A JP1194548 A JP 1194548A JP 19454889 A JP19454889 A JP 19454889A JP H03220218 A JPH03220218 A JP H03220218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
meth
resin
polyurethane
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1194548A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanao Kojima
久尚 小島
Yoshinori Asano
浅野 義憲
Yoshiharu Oi
大井 吉晴
Shigeo Date
伊達 重男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JUJO KAKO KK
Denso Corp
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
JUJO KAKO KK
Nippon Kayaku Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JUJO KAKO KK, Nippon Kayaku Co Ltd, NipponDenso Co Ltd filed Critical JUJO KAKO KK
Priority to JP1194548A priority Critical patent/JPH03220218A/ja
Priority to US07/385,877 priority patent/US5166186A/en
Publication of JPH03220218A publication Critical patent/JPH03220218A/ja
Priority to HK188296A priority patent/HK188296A/xx
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • C09D11/101Inks specially adapted for printing processes involving curing by wave energy or particle radiation, e.g. with UV-curing following the printing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F290/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups
    • C08F290/08Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups on to polymers modified by introduction of unsaturated side groups
    • C08F290/14Polymers provided for in subclass C08G
    • C08F290/147Polyurethanes; Polyureas

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は樹脂組成物および印刷インキ用組成物に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、ポリウレタン(メタ)アクリレート(ポリウレタ
ンアクリレートおよびポリウレタンメタアクリレートを
意味する、以下同じ)を含む樹脂組成物として、特開昭
63−117023号公報に記載されたものがある。
この樹脂組成物は、ポリウレタン(メタ)アクリレート
と、アクリロイルモルホリンより成る重合性七ツマ−と
を含有するものである。かがる組成物は基材に対する密
着性に優れるとある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この従来公知のものに対し、基材に対す
る更に改良された密着性、および樹脂組成物による皮膜
を多層とした場合 (例えばインキの重ね刷り印刷)における皮膜の眉間密
着性の改良が望まれている。更には、素材の絞り加工、
穴空は加工等の一般加工において皮膜の欠け1割れが生
じやすい。このように従来のものは改善の余地がある。
本発明はこのような諸問題を解決した樹脂組成物および
印刷インキ用組成物を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記の目的を達成すべく鋭意研究の結果、ポ
リウレタン(メタ)アクリレート樹脂と、N−ビニルピ
ロリドンと、アクリロイルモルホリンとを必須成分とし
て含有する樹脂組成物を構成することにより、上記目的
を達成するものである。
また、この組成物は紫外線硬化型印刷用インキ組成物と
して用いることができ、その場合はこの組成物中に光重
合性反応を開始または促進する光重合開始剤2着色、艶
消などを目的とする顔料。
インキ適性および印刷適性を調整する添加荊を添加する
。なお、この組成物を電子線硬化型インキ組成物として
用いる場合は、上記の光開始剤は不要であることは言う
までもない、更に、熱硬化型にも適用できるが、その場
合、開始剤はケトンパーオキサイド等の有機過酸化物等
を用いる。
本発明で用いるポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂
は、例えばポリ−ε−カプロラクトン系ポリオールと有
機ポリイソシアネートとヒドロキシ(メタ)アクリレー
トとの反応生成物で構成することができる。ポリ−ε−
カプロラクトン系ポリオールはε−カプロラクトンと2
以上の水酸基を有する化合物との反応で得られるもので
ある。
この反応では2個以上の水酸基を有する化合物の水酸基
にポリ−ε−カプロラクトンの付加重合した末端に水酸
基を有するポリオールが得られる。
2個以上の水酸基を有する化合物はとくに限定されない
が、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール
、ジエチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリ
メチロールプロパン、ネオペンチルグリコールなどが用
いられる。好ましくは、2個の水酸基を有する化合物で
ある。このポリ−ε−カプロラクトン系ポリオールは、
数平均分子量的510〜2.100が好ましい。分子量
がこれより小さいとポリウレタン(メタ)アクリレート
樹脂の加工性が劣る傾向にあり、これより大きいとポリ
ウレタン(メタ)アクリレート樹脂の硬化性が劣る傾向
にある。ポリ−ε−カプロラクトン系ポリオールは、市
場より容易に人手できる0例えば、ダイセル化学■製の
プラクセル一般品であり、プラクセル205(数平均分
子量550)。
プラクセルL205AL(数平均分子量550)。
プラクセル208(数平均分子量850)、プラクセル
L208AL (数平均分子量850)、プラクセル2
12(数平均分子量1.250)、プラクセル212A
M(数平均分子量1,250)、プラクセル212AL
(数平均分子量1.250)。
プラクセル220(数平均分子量2.000 ) 、プ
ラフセル220AM(数平均分子!2. OOO) 。
プラクセル220AL(数平均分子量2. OOO)プ
ラクセル22ON (数平均分子量2.000)。
プラクセル22ON−1(数平均分子12.000 )
などである。ポリ−ε−カプロラクトン系ポリオールは
、各々単品で、あるいは分子量の調整から任意の割合で
異なる品名と混合して使用してもよい。
有機ポリイソシアネートは2個以上のイソシアネート基
を有する化合物であり、好ましくは、2個のイソシアネ
ート基を有する化合物である。例えば、トリレンジイソ
シアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、4.4′−ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、2.2’ −)リメチルへキサメチレ
ンジイソシアネートなどのジイソシアネートである。
ヒドロキシ(メタ)アクリレート化合物は分子内に1個
のヒドロキシル基と、1個の(メタ)アクリロイル基を
有する(メタ)アクリレート化合物である。ここに(メ
タ)アクリレートとは、メタアクリレートとアクリレー
トを意味する。そして、ヒドロキシ(メタ)アクリレー
トは硬化速度の点で、アクリロイル基を有するヒドロキ
シアクリレートの方が好ましい。例えば、β−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシラウリル(メ
タ)アクリレート、ε−カプロラクトン−β−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート付加物である。
ポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂を調製するには
、先ず、ポリ−ε−カプロラクトン系ポリオールと有機
ポリイソシアネートとをNCO基10H基の比が1〜2
の範囲内において反応させる。この反応は好ましくは、
50〜100°Cの範囲に攪拌して行ない、末端にイソ
シアネート基を有するポリウレタンプレポリマーが得ら
れる。NCO基10H基の比が1より小さいと未反応の
ポリオール化合物が残存し、2より大きいと未反応のイ
ソシアネート化合物が残存する0次に、こうして得られ
たイソシアネート官能性プレポリマーにそのプレポリマ
ーの残存NCO基に対し1〜1゜1モル比のヒドロキシ
(メタ)アクリレート化合物を反応させる。この反応は
トリエチルアミンなどの第3級アミン、ジブチルスズシ
ラウリレートやジブチルスズアセテートなどの有機金属
化合物類、あるいは塩化スズ類などのような慣用の触媒
を使用し、この反応は、好ましくは、50〜100°C
で撹拌して行なう。この反応によって末端に(メタ)ア
クリロイル基を有するポリウレタン(メタ)アクリレー
ト樹脂が生成する。プレポリマーの残存NCO基に対す
るヒドロキシ(メタ)アクリレート化合物のモル比が1
より小さいとNCO基が残存し、1.1より大きいとヒ
ドロキシ(メタ)アクリレート化合物が多量に残存する
好ましくは、1.0〜1.05モルの範囲内で使用する
また、本発明において、ポリウレタン(メタ)アクリレ
ート樹脂はその出発原料として上記のごとくポリ−ε−
カプロラクトン系ポリオールを用いる他に、他のポリオ
−化合物、例えばポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、1.
3−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シ
クロヘキサンジメタツール、トリシクロデカンジメチロ
ール、1.4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオ
ール、トリメチロールプロパン等のポリオールポリプロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール等、種々の
公知のものを用いることができる。
本発明において、ポリウレタン(メタ)アクリレート樹
脂の数平均分子量は約1,500〜10,000が望ま
しい。分子量が約1,500より小さいと、本発明組成
物をインキ化した場合、加工性が悪化する傾向にあり、
分子量が約io、oooより大きいと硬化性が低下する
傾向にある。
本発明において、上記ポリウレタン(メタ)アクリレー
ト樹脂に組合せる重合性モノマーは、単官能(分子内に
重合性二重結線を1個有する)エリl−7,’23よひ
γクリロイルモルホリ7でめ6.でレート6O−N−ビ
ニルピロリドン40)を結ぶであり、アクリロイルモル
ホリンは N−ビニルピロリドンおよびアクリロイルモルホリンは
市場より容易に入手することができ、Nビニルピロリド
ンは例えばGAF社製のV −Pyrol(登録商標)
等、アクリロイルモルホリンは例えば興人■製のACM
O等である。
本発明の樹脂組成物におけるベヒクルはポリウレタン(
メタ)゛アクリレート樹脂と、N−ビニルピロリドンと
、アクリロイルモルホリンとより成る重合性樹脂混合物
を主成分としており、そのポリウレタン(メタ)アクリ
レート樹脂と、N−ビニルピロリドンとアクリロイルモ
ルホリンとの混合比率(重量比)は、添付図面の第1図
の3角組成図において、点A(ポリウレタン(メタ)ア
クリレート100)−点B(アクリロイルモルホリン1
00)−点C(ポリウレタン(メタ)アクリかかる組成
範囲においては、本発明樹脂組成物めスクイジーの劣化
による被覆工程時の皮膜面の筋状のきず模様が生じるの
を回避できる。
なお、この3角組成図において、スクイジーの膨潤、劣
化の主要因はアクリロイルモルホリンおよびN−ビニル
ピロリドンであるため、ポリウレタン(メタ)アクリレ
ート樹脂の種類、即ちその分子量が変わっても前記組成
範囲は移動しない。
この組成範囲は、アクリロイルモルホリンおよびN−ビ
ニルピロリドンのスクイジーの劣化能力の程度により定
量的に決定されたものであり、Nビニルピロリドンはア
クリロイルモルホリンよりもスクイジーを約2.5倍膨
潤、劣化させる。
本発明において、樹脂組成物、インキ組成物の粘度を微
調製するため、前記ベヒクルにN−ビニルピロリドン 
アクリロイルモルホリン以外の単官能エチレン性不飽和
七ツマー12官能エチレン性不飽和七ツマ−を添加して
もよい。
単官能エチレン性不飽和モノマーとしては、例えば2−
エチルへキシルアクリレート、エチルカルピトーJL;
アクリレート、ラウリルアクリレート、ジエチレングリ
コール(2−エチルヘキシル)エーテルアクリレート、
フェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシ−3フエノキシプロピ
ルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジ
シクロが好ましい。
2官能エチレンモノマーとしては、1.6−ヘキサンジ
オールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレ
ート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオペン
チルグリコールジアクリレート等のアルキレングリコー
ルジアクリレート類、トリエチレングリコールジアクリ
レート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ポ
リエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレン
グリコールジアクリレート等のポリオキシアルキレング
リコールジアクリレート類、ビスフェノールA又は、水
素化ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物のジ
アクリレート類、エチレングリコールジグリシジルエー
テルジアクリレート、プロピレングリコールジグリシジ
ルエーテルジアクリレート等のエポキシジアクリレート
類などである。特に、テトラエチレングリコールジアク
リレートの使用が好ましい。
本発明において、前記したベヒクル成分としては、本発
明の目的を損なわない範囲で、他の光重合可能な単官能
もしくは2官能の重合性化合物を使用することが可能で
ある。例えば単官能の重合性化合物とは、ポリオキシア
ルキレングリコールモノアクリレートや、オリゴエステ
ルモノアクリレートなどのモノアクリレート類であり、
2官能の重合性化合物とは、上記とは別のポリウレタン
ジアクリレート、エポキシジアクリレート、ポリエステ
ルジアクリレート、ポリエーテルジアクリレート、3級
アミン変性エステルジアクリレート、オリゴエステルジ
アクリレートなどのジアクリレート類である。また、本
発明の目的を損なわない範囲とは、ポリウレタン(メタ
)アクリレート樹脂と重合性上ツマ−からなる重合性樹
脂混合物100重量部に対し、0〜25重量部配置部る
ことである。
本発明で使用する光重合開始剤とは、前記ベヒクル成分
の重合性樹脂混合物及び重合性化合物の光重合反応を開
始または促進する化合物であって、公知の化合物から選
ぶ事ができる。例えばアセトフェノン類、ヘンシフエノ
ン類、ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾインアルキル
エーテル、ヘンシルジメチルケタール、ペンゾイルヘン
ゾエート等のカルボニル化合物やチオキサントン類、テ
トラメチルチラウムモノサルファイド等のイオウ化合物
などで、これらの化合物から単独又は複数の形で使用さ
れる。更に、光重合開始剤と併用すると光重合開始剤単
独よりも光重合反応を促進させる効果がある増感剤を併
用することも可能である。
例えば、トリエタノールアミン、p−ジメチルアミノ安
息香酸イソアミルエステル、N、N−ジエチル−pアミ
ノベンゾニトリル等のアミン系化合物や、トリーn−ブ
チルホスフィン等のリン化合物、ヘキサクロロエタン等
の塩素化合物である。
光重合開始剤および増感剤の配合割合は、ベヒクル10
0重量部に対して、1〜25重量部の配合であることが
好ましい。ベヒクル100重量部に対して1重量部より
少ないと紫外線を照射しても重合反応か充分に起こらず
、実用的な硬化性が得られない。25重量部より多いと
特に利益的な効果が得られないし、開始剤の自己吸収の
為に、皮膜の厚み方向における底部の硬化性を低下させ
る原因となり、接着阻害を起こす。尚、インキ組成物を
電子線硬化させる場合には、光開始剤は不用である。
本発明で使用する顔料とは、一般に市販されている無機
系着色顔料、有機系着色顔料、無機系体質顔料、有機系
体質顔料、無機系艶消粉末顔料、有機系艶消粉末顔料、
金属粉末顔料、蛍光顔料等である。顔料は、インキの使
用目的、例えば、着色、艶消、増量剤、メタリック色な
どの目的によって単独又は、複数の組み合わせで選ばれ
る。これらの顔料の配合割合は、本発明の目的に合う形
で各々の顔料の特性によって、また本インキ組成物の紫
外線照射による硬化性を阻害しない範囲で決められる。
これらの顔料は、好ましくはベヒクル100重量部に対
し、1〜150重量部の範囲で、単独もしくは複数の形
で使用する。ベヒクル100重量部に対し1重量部より
少ないとインキの用途目的を達することが出来ないし、
150重量部より多いと硬化性を阻害してしまうがある
いはインキ組成物において、印刷可能な流動性を備えた
ペースト状にならない。
本発明で任意に使用する添加剤とは、インキ適性や印刷
適性を調製する機能を持つものであって剤、流動調製剤
、熱重合禁止剤などが使用できる。
本発明のインキ組成物は、孔版印刷の一種であるスクリ
ーン印刷方法によって被印刷基材に印刷した後、その印
刷皮膜に一般に市販されている紫外線照射機で紫外線を
照射して、光重合反応を起こさせ架橋硬化させることが
できる。重ね刷り印刷、多色印刷を行なうには、同様の
操作を繰り返して行なえばよい。紫外線照射機に用いら
れる光源ランプは、メタルハライドランプ、高圧水銀炉
、キセノンランプ等であり、約200 nm〜420n
mの波長範囲の紫外線を発光する。
もちろん、照射装置として電子線照射機を使用しても架
橋硬化させられ、その場合には、本発明のインキ組成物
に光重合開始剤は、不用であることは前述したとおりで
ある。
本発明において、本樹脂組成物が適用される基材の材質
は樹脂1紙、あるいは金属でもよく、また用途としては
自動車等の計器類の文字板、電気製品類のパネル類の表
示板、一般ケース類の装飾等、広範囲に通用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、本発明樹脂組成物による皮膜の基材か
らの剥れを防止でき、かつ皮膜を多層とした場合の眉間
剥離を防止でき、加えて基材の曲げ加工、絞り加工、孔
空は加工等、任意性のある形状に加工しても皮膜の欠け
1割れを回避できる。
〔実施例〕
以下、本発明を具体的実施例により詳細に説明するが、
本発明はこの実施例に限定されるものではない。なお、
実施例中の「部」は重量部を示す。
攪拌機、温度調節装置、温度計、凝縮器を備えた21反
応器にポリ−ε−カプロラクトン系ポリオール(ダイセ
ル化学■製2品名プラクセル205.08価213.7
mgにOFI/g、数平均分子量525、1 ) 26
2.6部、同じくポリ−ε−カプロラクトン系ポリオー
ル(ダイセル化学■製、品名プラクセル20日、OHH
I337.8 mgKOH/ g 、、数平均分子量8
14.4)407.2部、イソホロンジイソシアネート
329部を仕込み、昇温後80°Cで13時間反応し、
次いで反応液を60℃に冷却し、β−ヒドロキシルアク
リレート41.9部、メトキノン0.49部、プラクリ
ン酸ジーn−ブチルスズ0.20部を仕込み、昇温後8
0°Cで反応を行なった。生成物(オリゴマA)の数平
均分子量は約7.500であった。尚、数平均分子量測
定はGPCにて行ない、標準ポリスチレン換算値として
算出した。
金底■) 攪拌器、温度調節装置、温度針、凝縮器を備えた2I!
、反応器にポリ−ε−カプロラクトン系ポリオール(ダ
イセル化学■製1品名プラクセル205、OH価213
.7腰gKOH/g、数平均分子量525.1)262
.6部、同じくポリ−ε−カプロラクトン系ポリオール
(ダイセル化学■製、品名プラクセル208、OHHI
337.8 mgKOH/ g、数平均分子量814.
4)407.2部、イソホロンジイソシアネート329
部を仕込み、昇温後80℃で13時間反応し、次いで反
応液を60℃に冷却し、β−ヒドロキシルアクリレート
113.3部、メトキノン0.56部、プラクリン酸ジ
ーn−ブチルスズ0.22部を仕込み、昇温後、80°
Cで反応を行なった。生成物(オリゴマB)の数平均分
子量は約2.865であった。
金底舅主 攪拌器、温度調節装置、温度計、41縮器を備えた2部
反応器にポリ−ε−カプロラクトン系ポリオール(ダイ
セル化学■製1品名プラクセル205、OH価213.
7 mgKOll / g、数平均分子量525.1)
262.6部、同じくポリ−ε−カプロラクトン系ポリ
オール(ダイセル化学■製、品名プラクセル208、O
HHI337.8−gKOH/g、数平均分子量814
.4)407.2部、イソホロンジイソシアネート31
6.8部を仕込み、昇温後80℃で13時間反応し、次
いで反応液を60°Cに冷却し、β−ヒドロキシルアク
リレート99.2部、メトキノン0.54部、プラクリ
ン酸ジーn−ブチルスズ0.22部を仕込み、昇温後、
80″Cで反応を行なった。生成物(オリゴマC)の数
平均分子量は約3.200であった。
立腹■工 攪拌器、温度調節装置、温度計、凝縮器を備えた21反
応器にポリ−ε−カプロラクトン系ポリオール(ダイセ
ル化学■製1品名プラクセル205、OH価213.7
mgKOH/ g、数平均分子量525.1)525.
1部、イソホロンジイソシアネー) 333.5部を仕
込み、昇温後80°Cで13時間反応し、次いで反応液
を60°Cに冷却し、β−ヒドロキシルアクリレート1
19.5部、メトキノン0.49部、プラクリン酸ジー
n−ブチルスズ0.25部を仕込み、昇温後、80″C
で反応を行なった。
生成物(オリゴマD)の数平均分子量は約2,500で
あった。
金底1 撹拌器、温度調節装置、温度計、凝縮器を備えた2部反
応器にポリ−ε−カプロラクトン系ポリオール(ダイセ
ル化学■製1品名プラクセル208.08価137.8
 mgKOH/ g、数平均分子量814.4)814
.4、イソホロンジイソシアネート444、6部を仕込
み、昇温後80°Cで13時間反応し、次いで反応液を
60°Cに冷却し、β−ヒドロキンルアクリレート84
部、メトキノン0.67部、プラクリン酸ジーn−ブチ
ルスズ0.27部を仕込み、昇温後、80°Cで反応を
行なった。生成物(オリゴマE)の数平均分子量は約1
.580であった。
企虞拠旦 攪拌器、温度調節装置、温度計、凝縮器を備えた2部1
反応器にポリ−ε−カプロラクトン系ポリオール(ダイ
セル化学■製1品名プラクセル205、OH価213.
7+++gに087g、数平均分子量525.1)26
2.6部、同じくポリ−ε−カプロラクトン系ポリオー
ル(ダイセル化学■製、品名プラクセル208.08価
137.8 mgKOH/ g、数平均分子量814.
4)407.2部、イソホロンジイソシアネート244
.5部を仕込み、昇温後80°Cで15時間反応し、次
いで反応液を60゛Cに冷却し、β−ヒドロキシルアク
リレート23.9部、メトキノン0.47部、プラクリ
ン酸ジーローブチルスズ0.19部を仕込み、昇温後、
80°Cで反応を行なった。生成物(オリゴマF)の数
平均分子量は約9.270であった。
金裟拠工 攪拌器、温度調節装置、温度計、凝縮器を備えた11反
応器にポリ−ε−カプロラクトン系ポリオール(ダイセ
ル化学■製1品名プラクセル205、OH価214゜3
 mgKOFl / g、数平均分子量523.7)4
0%MOLとアジピン酸60%MOLのポリエステル(
OH価55.3僧gKOH/g) 365.3部、イソ
ホロンジイソシアネート80部を仕込み、昇温後、80
°Cで2.5時間反応し、次いで反応液を60’Cに冷
却し、β−ヒドロキシルアクリレート43.1部、メト
キノン0.24部、プラクリン酸ジーn−ブチルスズ0
.05部を仕込み、昇温後80℃で反応を行なった。生
成物(オリゴマG)の数平均分子量は約2.710であ
った。
企辰舅工 攪拌機、温度調節装置、温度計、a集品を備えた11反
応器シこ、ポリ−ε−カプロラクト系ポリオール(ダイ
セル化学■製、品名プラクセル2゜5.08価214.
3 mgKO)1 / g、数平均分子量523.7)
40%MOLと無水フタル酸60%MOLのポリエステ
ル(08価64.0mgKOFl / g ) 350
.7部、イソホロンジイソシアネート88.9 部を仕
込み、昇温後80°Cで2.5時間反応し、次いで反応
液を60°Cに冷却し、β−ヒドロキシルアクリレート
47.8部、メトキノン0.24部、プラクリン酸ジー
n−ブチルスズO,05部を仕込み、昇温後、80°C
で反応を行なった。生成物(オリゴマH)の数平均分子
量は約1.585であった。
金底班工 攪拌機、温度調節装置、温度計、凝縮器を備えた22反
応器に、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(08
価161 mgKOH/ g、数平均分子量697)6
97部、イソホロンジイソシアネート333.5部を仕
込み、昇温後80°Cで15時間反応し、次いで反応液
を60°Cに冷却し、β−ヒドロキンエチルアクリレー
ト119.6部、メトキノン0.58部、プラクリン酸
ジーn−ブチルスズ0.23部を仕込み、昇温後80°
Cで反応を行なった。生成物(オリゴマ■)の数平均分
子量は約3゜000であった。
金城韮」」− 攪拌機、温度調節装置、温度計、凝縮器を備えた21反
応器に、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(08
価161 mgKOH/ g、数平均分子量697)6
97部、イソホロンジイソシアネート277.9部を仕
込み、昇温後80°Cで15時間反応し、次いで、反応
液を60″Cに冷却し、β−ヒドロキシエチルアクリレ
ート213.2部、メトキノン0.59部、プラクリン
酸ジーn−ブチルスズ0.24部を仕込み、昇温後80
°Cで反応を行なった。生成物(オリゴマJ)の数平均
分子量は約6、500であった。
ヱ2土間金舅 代表的な紫外線硬化型スクリーンインキとして、白、黒
インキについて、その配合例を記す。尚、電子線硬化型
スクリーンインキとして使用する場合には、紫外線硬化
型スクリーンインキ配合中の開始剤は不用である。
配ILL二1」ユ 白インキに対する配合例を表1〜1.i〜表1−2に示
す。
此(清5N殊↓ご」− 白インキに対する比較配合例を表2に示す。
配、、lLL影二33− 黒インキに対する配合例を表3−1〜表3−2に示す。
へ人6〜IO 黒インキに対する比較配合例を表4に示す。なお、表1
〜4中に示したインキ粘度はブルックフィールド製(H
AT型)粘度計を使用し、インキ温度25℃でロータ回
転数1100RP時の測定値を示す。        
   (以下余白)硬玉j01医 皮膜物性は、以下の方法によって評価した。
)透過濃度測定 大日本スクリーン製透過濃度計(DM−500)による
1i)S−3測定 島津製オートグラフ(AG5000)による。
ij )曲げ加工性 外径を0.83 R(++a)で曲げた場合の皮膜の割
れ、欠けの有無。
iv)密着性 基盤目セロテープ剥離による方法であり、100/10
0は全て密着していることを、0/100は全て剥がれ
ることを示す。また、テープNGは単にテープを貼って
それを剥がしただけで皮膜が剥がれてしまうことを示す
ス1」(L二」」工 配合例1〜14で得られた白インキサンプルをポリエス
テル製250メツシユカレンダー加ニスクリーン印刷板
を用い、0.5閤厚の透明ポリカーボネート板および3
1nI11厚のアクリル成型板に印刷し、メタルハライ
ドランプで900 mJ/cIIlの光量にて硬化させ
た。曲げ加工性については、前記ポリカーボネート板に
印刷、硬化したサンプルを、曲げる部分を約100 ”
Cに加熱し、その部分を機械加工で鋭角的に曲げた場合
の評価結果である。
また、硬化した単皮膜のS−5物性はインキをシリコン
板に上記方法で印刷し、硬化させた後剥離し測定した。
表5−1〜表5−3に硬化後の皮膜特性を示した。
(以下余白) 表5−【〜表5−3から理解されるように、本実施例の
ものは、素材(ポリカーボネート板、アクリル成形板)
の種類を問わず皮膜(白インキ)の密着性は極めて優れ
ていることがわかる。また、これに加えて曲げ加工性に
ついても優れた結果を示し、曲げ部の皮膜の割れ、欠け
は皆無であった。
更に、本実施例のものにおいては、印刷停止時間が30
分間でも、いわゆる捨て刷りを必要とせず、−枚めから
本印刷可能なレベルであり、極めて優れた印刷適性を示
した。このことは、印刷現場における生産性の向上に絶
大なる効果を発揮するものである。
止較支施桝土二i 比較配合例1〜5で得られた白インキサンプルを実施例
1〜14と同じ方法で印刷、硬化等を実施した。
表6に硬化後の皮膜特性を示した。
(以下余白) 表6から理解されるごとく、ポリウレタン(メタ)アク
リレート樹脂に混合させる重合性上ツマ−として、アク
リロイルモルホリンのみを用いた比較実施例2および比
較実施例4のインキ組成物は素材(アクリル樹脂板)に
対し密着性が極めて悪いことがわかる。一方、上記重合
性モノマーとじて、N−ビニルピロリドンのみを用いた
比較実施例1.3および5のインキ組成物は素材に対す
る密着性は優れているものの、この比較実施例1゜3お
よび5のインキ組成物の場合、印刷停止時間が15分間
で捨て刷りが約5枚必要であり、また印刷停止時間が3
0分間で捨て刷りが約10枚(内、3枚まで版離れ不良
が発生)必要であり、印刷安定性上に問題がある。
1隻皿1i二主主 配合例15〜33で得られた黒インキサンプルを実施例
1〜14と同じ方法で、印刷、硬化等を実施した。
表7−1〜7−4に硬化後の皮膜特性を示した。
(以下余白) 表7−1〜表7−4から理解されるように、本実施例1
5〜33のインキ組成物は、素材に対する密着性、加工
性は優れていることがわかる。また、本実施例のもので
は印刷停止時間が15分間では捨て刷りを必要としなか
った。印刷停止時間が30分間では捨て刷りは1枚実施
すれば、2枚目から本印刷可能なレベルであり、良好な
印刷適性を示した。
9  6〜10 比較配合例6〜10で得られた黒インキサンプルを実施
例1〜14と同じ方法で印刷、硬化等を実施した。
表8に硬化後の皮膜特性を示した。
(以下余白) 表8から理解されごとく、ポリウレタン(メタ)アクリ
レート樹脂に混合させる重合性上ツマ−として、アクリ
ロイルモルホリンのみを用いた比較実施例7および比較
実施例9のインキ組成物は素材(アクリル樹脂vi)に
対し密着性が極めて悪いことがわかる。一方、上記重合
性上ツマ−としてN−ビニルピロリドンのみを用いた比
較実施例68およびN−ビニルピロリドン+αの比較実
施例IOのインキ組成物は素材に対する密着性は優れて
いるものの、曲げ加工が悪く皮膜に割れ、欠けが生した
。また、この比較実施例6,8およびlOのインキ組成
物の場合、印刷停止時間が15分間で捨て刷りが約5枚
必要であり、また印刷停止時間が30分間で捨て刷りが
約10枚(内、3枚まで版離れ不良が発生)必要であり
、印刷安定性上に問題がある。
支胤医l土二i) 配合例1〜14に示した白インキと、配合例15〜33
に示した黒インキとを用いて0.5 wa厚のポリカー
ボネート板上に重ね刷りした場合の密着性、加工性の評
価結果を表9−1〜表9−3に示す。印刷方法は、実施
例1〜14に示したものと同じである。
なお、プレス加工性とは、0.5 m厚のポリカーボネ
ート板に上記のごとく重ね刷りした後、この板に30m
X5mの長方向形の穴を打ち抜き、その打ち抜き部の周
囲の皮膜にセロテープの剥離テストを行なった結果を示
すものであり、Oはテープ剥離により皮膜の剥がれのな
いもの、×は皮膜の剥がれのあるものを示す。
(以下余白) 表9〜2 ○は良好 ×は不良を意味する。
Oは良好 ×は不良を意味する。
○は良好 ×は不良を意味する。
表10 ○は1尾女子 ×は不良を意味する。
表9−1〜表9−3から理解されるごとく、本実施例3
4〜52によれば、重ねに11りにおいても皮膜と素材
との密着性は極めてよく、加えて素材の加工による皮膜
の割れ、欠けは全く発生しなかった。
゛   11〜15 比較配合例1〜5に示した白インキと、比較配合例6〜
IOに示した黒インキとを使用して、0゜5閣厚のポリ
カーボネート板上に、重ね刷りした場合の密着性、プレ
ス加工性2曲げ加工性の評価結果を表IOに示す。印刷
方法は実施例1〜14に示したものと同じである。(以
下余白)表IOから理解されるごとく、比較実施例12
゜14はプレス加工性につき皮膜の剥離が認められる。
一方、比較実施例15は曲げ加工性につき皮膜の割れ、
欠けが認められる。
li皿i主 配合例6.配合例7の白インキを0.5InI11厚の
ポリカーボネート板に実施例1〜14と同し印刷方法で
印刷、硬化したものを絞り加工した。
絞り条件は、皮膜を形成したポリカーボネート板をそれ
ぞれ140°Cに保持された上型と下型との間に冬型に
接触させた状態で5秒間停止し、その後、下死点停止を
15秒間行なって、第2図のごとくカップ状に絞り加工
するもので、その絞り深さは約3.22mga、 A、
  B点の曲げ外径は約1.0閣、絞り部の外径は58
m、フランジ部の外径は10閣である。
配合例6および7の白インキによる皮膜は、上記絞り加
工によっても割れ、欠けが認められなかった。
裏l五i土 配合例20.22.26,32、および33の黒インキ
を用いて実施例53と同様な方法で印刷し、同様の方法
で絞り加工を行なった。
その結果、配合例20.22.26.32、および33
の黒インキによる皮膜のすべてに割れ欠けは認められな
かった。
土較夫施拠土旦 比較配合例1〜5の黒インキを用いて実施例53と同様
な方法で印刷し、同様の方法で絞り加工を行なった。
その結果、比較配合例1〜5の黒インキによる皮膜のす
べてに割れ、欠けが認められた。
北較夫施炭上ユ 比較配合例6〜10の黒インキを用いて実施例53と同
様な方法で印刷し、同様の絞り加工を行なった。
その結果、比較配合例6〜lOの黒インキによる皮膜に
はすべて割れ、欠けが認められた。
裏l拠55 表9−1の実施例391表9−2の実施例41゜45、
表9−3の実施例51.52と同一の重ね刷り条件(表
9−1〜9−3の印刷順序、インキ種、硬化光量が同一
ということ)にて実施例53と同様の方法で印刷し、同
様の方法で絞り加工を行なった。
その結果、本実施例550重ね刷りインキによる皮膜の
すべてに割れ、欠けは認められなかった。
、比煎IL医ユ」− 表10の比較実施例11〜15と同一の重ね刷り条件(
表10の印刷順序、インキ種、硬化光量が同一というこ
と)にて実施例53と同様の方法で印刷し、同様の方法
で絞り加工を行なった。
その結果、本比較実施例18の重ね刷りインキによる皮
膜にはすべて割れ、欠けが認められた。
裏隻拠l旦 0.5011I+厚透明ポリカーボネート仮に配合例1
の開始剤のみを除いた配合の白インキを実施例1〜14
で示した印刷方法によりコートし、N2雰囲気下で、電
子線照射量1.5 Mradで硬化させたところ、密着
性100/100であった。尚、その時の白インキの透
過濃度は0.95であった。
尖施拠エユ 0.5閣厚透明ポリカーボぶ一ト仮に配合例15の開始
剤2増惑剤を除いた配合の黒インキを実施例1−14で
示した印刷方法によりコートし、N2雰囲気下で電子線
照射量1.5 Mradで硬化させたところ、密着性1
00/100であった。尚、その時の黒インキの透過濃
度は4.95であった。
(参考例) 次に、ポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂に混合さ
せる重合性モノマーとして、上記実施例比較実施例のア
クリロイルモルホリンおよびNビニルピロリドン以外の
他のモノマーを用いた場合の例を示す。
この参考例で用いた重合性モノマーは、2−エチルへキ
シルアクリレート(2−EHA) 、エチルカルピトー
ルアクリレート(ECA) 、ジエチレングリコール(
2−エチルヘキシル)エーテルアクリレ−) (DEG
EHA) 、ノニルフェノキシエチルアクリレート(N
PEA)、および2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロ
ピルアクリレート(HPPH)であり、各七ツマ−は表
11に示す構造式を有し、また表11に示す商品名のも
のを用いた。(以下余白) 表11 前記合成例1で得たオリゴマAと上記表11の各重合性
モノマーとを6:4の重量比で混合し、この混合物に対
して外重量%で3%の光開始剤(イルガキニア184 
日本チハガイギーー製)を混合したものの物性を表12
に示す。
(以下余白) 表12において、タンク評価はポリカーボネート板に表
12の各樹脂材料をコーチインクし、メタルハライドラ
ンプで150raJ/cfflの光量で硬化した場合の
硬化特性を示す指標であり、硬化表面のべと付き状態を
表わす。タンク評価値の小さいもの程、硬化速度の速い
ことを示す。なお、測定は新菜科学■製の表面性測定器
のタンクロールユニットを使用して行なった。
基盤目密着性評価、粘度については前記実施例1〜14
で行なったものと同じ方法で評価した。
また、硬化した単皮膜の特性については、シリコン板に
上述のごとく硬化させた皮膜を剥離、島津製オートグラ
フ(AG5000)で測定した。
表12より、タック評価値が大きく硬化速度が遅いし、
また基材に対する密着性も極めて悪いことがわかる。従
って、表12の結果から理解されるごとく、表12の重
合性モノマーを用いると、本発明のアクリロイルモルホ
リンおよびN−ビニルピロリドンの組合せに比較して格
段に性能が悪く賞月に供し得ないことがよくわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の説明に供する三角組成図、第2回は本
発明の説明に供するテストピースの断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂と、N−
    ビニルピロリドンと、アクリロイルモルホリンとを含有
    したことを特徴とする樹脂組成物。 (2)請求項(1)記載の樹脂組成物を含有したことを
    特徴とする印刷インキ用組成物。(3)前記ポリウレタ
    ン(メタ)アクリレート樹脂は数平均分子量が約1,5
    00〜10,000の範囲にあることを特徴とする請求
    項(1)記載の樹脂組成物または請求項(2)記載の印
    刷インキ用組成物。 (4)更に、光開始剤が含有された紫外線硬化型の組成
    であることを特徴とする請求項(1)〜(3)のいずれ
    か一つに記載の樹脂組成物または印刷インキ用組成物。 (5)前記ポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂は、
    ポリ−ε−カプロラクトン系ポリオールと有機ポリイソ
    シアネートとのNCO基/OH基比1〜2の反応生成物
    たるプレポリマーに該プレポリマーの残存NCO基に対
    して1〜1.1のモル比のヒドロキシ(メタ)アクリレ
    ート化合物を反応して得られる樹脂であることを特徴と
    する請求項(3)記載の樹脂組成物または印刷インキ用
    組成物。 (6)光開始剤を含まない電子線硬化型であることを特
    徴とする請求項(1)記載の樹脂組成物または請求項(
    2)記載の印刷インキ用組成物。 (7)前記ポリウレタン(メタ)アクリレート樹脂、前
    記N−ビニルピロリドン、および前記アクリロイルモル
    ホリンの3成分において、これらの混合比率(重量比)
    は点A(ポリウレタン(メタ)アクリレート100)−
    点B(アクリロイルモルホリン100)−点C(ポリウ
    レタン(メタ)アクリレート60、N−ビニルピロリド
    ン40)を結ぶ線上またはその点A−B−Cで囲まれた
    範囲内であって、かつ前記3成分が存在している領域で
    あることを特徴とする請求項(1)〜(6)いずれか一
    つに記載の樹脂組成物または印刷インキ用組成物。
JP1194548A 1988-07-29 1989-07-27 樹脂組成物および印刷インキ用組成物 Pending JPH03220218A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1194548A JPH03220218A (ja) 1988-07-29 1989-07-27 樹脂組成物および印刷インキ用組成物
US07/385,877 US5166186A (en) 1988-07-29 1989-07-28 Polyurethane (meth) acrylate resin/N-vinyl pyrrolidone/acryloylmorpholine resin composition
HK188296A HK188296A (en) 1989-07-27 1996-10-10 Musical tone signal forming apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18815288 1988-07-29
JP63-188152 1988-07-29
JP1194548A JPH03220218A (ja) 1988-07-29 1989-07-27 樹脂組成物および印刷インキ用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03220218A true JPH03220218A (ja) 1991-09-27

Family

ID=26504753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1194548A Pending JPH03220218A (ja) 1988-07-29 1989-07-27 樹脂組成物および印刷インキ用組成物

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5166186A (ja)
JP (1) JPH03220218A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06145580A (ja) * 1992-11-09 1994-05-24 Mitsubishi Electric Corp インキ組成物
JPH06184484A (ja) * 1992-12-16 1994-07-05 Nippon Seiki Co Ltd 紫外線硬化型印刷用インキ組成物
JPH08239435A (ja) * 1995-03-07 1996-09-17 Arakawa Chem Ind Co Ltd 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物
US6608119B2 (en) 2000-02-01 2003-08-19 Seiko Epson Corporation Water-base ink, method of manufacturing the ink, and method of printing using the ink
JPWO2006003811A1 (ja) * 2004-07-01 2007-08-09 マツイカガク株式会社 重ね塗り印刷用活性エネルギー線硬化型インキ組成物
JP2008189888A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Seiko Advance:Kk スクリーン印刷用紫外線硬化型インキ、加飾印刷物及び加飾樹脂成形物
WO2011052626A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 株式会社フジシールインターナショナル シュリンクラベル
JP2015205510A (ja) * 2010-12-17 2015-11-19 日立マクセル株式会社 インクジェット記録用プライマー
JP2018070765A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 日本合成化学工業株式会社 インクジェットインク用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及び、活性エネルギー線硬化型インクジェット用インク組成物
JP2018193453A (ja) * 2017-05-16 2018-12-06 Dicグラフィックス株式会社 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物、及びこれを用いた印刷物
WO2022163623A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 東レ株式会社 活性エネルギー線硬化型平版印刷用インキセット、印刷物の製造方法および活性エネルギー線硬化型平版印刷用インキ

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994019185A1 (en) * 1991-12-16 1994-09-01 Dsm N.V. Liquid curable resin composition
US5770325A (en) * 1995-09-18 1998-06-23 Lisco, Inc. UV curable ink for game ball and method of printing
CA2137632A1 (en) * 1993-12-17 1995-06-18 Douglas S. Dunn Ablative flashlamp imaging
US5426166A (en) * 1994-01-26 1995-06-20 Caschem, Inc. Urethane adhesive compositions
US5763503A (en) * 1995-06-07 1998-06-09 Esschem, Inc. Radiation-curable, moldable material, methods for curing it and molded articles obtained therefrom
US7048651B2 (en) * 1998-10-06 2006-05-23 Callaway Golf Company Golf Ball
US6191185B1 (en) 1995-09-18 2001-02-20 Spalding Sports Worldwide, Inc. UV curable ink containing aluminum trihydroxide for use in pad printing, and method of printing
US6248804B1 (en) 1997-02-27 2001-06-19 Acushnet Company Ultraviolet and or/ visible light curable inks with photoinitiators for game balls, golf balls and the like
US6013330A (en) * 1997-02-27 2000-01-11 Acushnet Company Process of forming a print
US5968605A (en) * 1997-02-27 1999-10-19 Acushnet Company Electron beam radiation curable inks for game balls, golf balls and the like
US6322951B1 (en) * 1998-12-11 2001-11-27 Norton International, Inc. Photoimageable compositions having improved flexibility and stripping ability
US20090087671A1 (en) * 2007-09-27 2009-04-02 Ppg Industries Ohio, Inc. Coating compositions exhibiting corrosion resistance properties and methods of coil coating
TW201233403A (en) * 2011-02-11 2012-08-16 Univ Nat Taiwan Dental composite material and applications thereof
US9745701B2 (en) * 2011-08-19 2017-08-29 Neenah Paper, Inc. Casting papers and their methods of formation and use
CN103890110B (zh) * 2011-08-23 2016-08-24 阪田油墨股份有限公司 光固化型喷墨印刷用油墨组合物、印刷物及成形加工品

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130608A (ja) * 1986-11-21 1988-06-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 紫外線硬化型樹脂組成物
JPS63215707A (ja) * 1987-03-05 1988-09-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The 紫外線硬化型樹脂組成物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3845056A (en) * 1970-01-29 1974-10-29 Union Carbide Corp Piperazinalkyl diacrylates
JPS5296690A (en) * 1976-02-10 1977-08-13 Dainippon Ink & Chem Inc Rapidly curable photo-setting resin composition
US4216267A (en) * 1977-12-29 1980-08-05 Gaf Corporation Flexible substrates containing a radiation curable coating composition
US4682851A (en) * 1980-07-18 1987-07-28 Desoto, Inc. Soft and tough radiation-curable coatings for fiber optic application
US4514037A (en) * 1983-10-21 1985-04-30 Desoto, Inc. Ultraviolet curable outer coatings for optical fiber
JPS61185522A (ja) * 1985-02-13 1986-08-19 Nippon Kayaku Co Ltd 新規なウレタンポリ(メタ)アクリレ−ト混合物およびこれを用いた光硬化性樹脂組成物
JPS61203123A (ja) * 1985-03-05 1986-09-09 Nippon Kayaku Co Ltd ポリエステルポリ(メタ)アクリレ−ト混合物及びこれを含有する組成物
JPS62199608A (ja) * 1986-02-27 1987-09-03 Kohjin Co Ltd 紫外線硬化樹脂及び電子線硬化樹脂用希釈剤
JPH0623324B2 (ja) * 1986-11-05 1994-03-30 日本化薬株式会社 印刷インキ用組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130608A (ja) * 1986-11-21 1988-06-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 紫外線硬化型樹脂組成物
JPS63215707A (ja) * 1987-03-05 1988-09-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The 紫外線硬化型樹脂組成物

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06145580A (ja) * 1992-11-09 1994-05-24 Mitsubishi Electric Corp インキ組成物
JPH06184484A (ja) * 1992-12-16 1994-07-05 Nippon Seiki Co Ltd 紫外線硬化型印刷用インキ組成物
JPH08239435A (ja) * 1995-03-07 1996-09-17 Arakawa Chem Ind Co Ltd 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物
US6608119B2 (en) 2000-02-01 2003-08-19 Seiko Epson Corporation Water-base ink, method of manufacturing the ink, and method of printing using the ink
JP4536067B2 (ja) * 2004-07-01 2010-09-01 マツイカガク株式会社 重ね塗り印刷用活性エネルギー線硬化型インキ組成物
JPWO2006003811A1 (ja) * 2004-07-01 2007-08-09 マツイカガク株式会社 重ね塗り印刷用活性エネルギー線硬化型インキ組成物
JP2008189888A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Seiko Advance:Kk スクリーン印刷用紫外線硬化型インキ、加飾印刷物及び加飾樹脂成形物
WO2011052626A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 株式会社フジシールインターナショナル シュリンクラベル
JP2011095602A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Fuji Seal International Inc シュリンクラベル
JP2015205510A (ja) * 2010-12-17 2015-11-19 日立マクセル株式会社 インクジェット記録用プライマー
JP2018070765A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 日本合成化学工業株式会社 インクジェットインク用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及び、活性エネルギー線硬化型インクジェット用インク組成物
JP2018193453A (ja) * 2017-05-16 2018-12-06 Dicグラフィックス株式会社 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物、及びこれを用いた印刷物
WO2022163623A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 東レ株式会社 活性エネルギー線硬化型平版印刷用インキセット、印刷物の製造方法および活性エネルギー線硬化型平版印刷用インキ

Also Published As

Publication number Publication date
US5166186A (en) 1992-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03220218A (ja) 樹脂組成物および印刷インキ用組成物
JP4536067B2 (ja) 重ね塗り印刷用活性エネルギー線硬化型インキ組成物
DE3048823C2 (ja)
DE2726041A1 (de) Durch bestrahlung haertbare ueberzugskompositionen
EP0352821B1 (en) Polyurethane (meth)acrylate resin/n-vinyl-pyrrolidone/acryloylmorpholine resin composition
DE2620309A1 (de) Durch strahlung haertbare beschichtungsmasse, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von trennueberzuegen
JP4953381B2 (ja) 反応性ポリウレタン化合物、その製造方法、樹脂組成物及びその硬化物
JPS6156247B2 (ja)
JP3119282B2 (ja) 紫外線硬化型印刷用インキ組成物
DE2621095A1 (de) Halogenhaltige, fotopolymerisierbare massen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
JPH04323275A (ja) 印刷インキ用組成物及びその硬化物
EP0342840A2 (en) Urethane acrylate compounds and solder masks
JPS63117023A (ja) 印刷インキ用組成物
JP2001151848A (ja) 活性エネルギー線硬化性ウレタン組成物の製造方法
JP4131556B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステル、これを用いた樹脂組成物
JP2000053906A (ja) 印刷インキ用樹脂組成物
JP2849153B2 (ja) ウレタンアクリレートを用いた樹脂組成物及び印刷インキ組成物
DE4027770A1 (de) Fluessige, strahlenhaertbare ueberzugsmasse fuer die beschichtung von glasoberflaechen
JP4017056B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステル、これを用いた樹脂組成物
JPH05125136A (ja) 放射線硬化型樹脂組成物及び放射線硬化型ストリツパブルマスキング材用スクリ−ン印刷インキ組成物
JP2000204232A (ja) (メタ)アクリル酸エステル、これを用いた樹脂組成物
JPH05287696A (ja) 紙用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びその硬化物
JP2849151B2 (ja) ウレタン(メタ)アクリレートを用いた樹脂組成物及び印刷インキ樹脂組成物
JP2001019729A (ja) 樹脂組成物及びその硬化物
JP4245217B2 (ja) 新規な(メタ)アクリル酸エステル及び樹脂組成物