JPH0321975A - 定着ベルト及びその製造方法 - Google Patents

定着ベルト及びその製造方法

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JPH0321975A
JPH0321975A JP15574689A JP15574689A JPH0321975A JP H0321975 A JPH0321975 A JP H0321975A JP 15574689 A JP15574689 A JP 15574689A JP 15574689 A JP15574689 A JP 15574689A JP H0321975 A JPH0321975 A JP H0321975A
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JP
Japan
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silicone rubber
hardness
fixing belt
injected
rubber layer
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Application number
JP15574689A
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English (en)
Inventor
Kenji Sugaya
菅谷 研治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、電子写真複写機,ファクシミリ,プリンター
等に用いられ被転写物に転写された画像を定着するとと
もに該被転写物を搬送する定着ベルト又はスリーブ(以
下、単にベルトという)及びその製造方法に関する。
〈従来の技術〉 電子写真複写機,ファクシミリ,プリンター等において
は、例えば第3図に示すように袂写機100の感光体1
01上に静′j!4画像を形成し、この静電画像を画像
形成部102によってトナー像として現像するとともに
該トナー像を転写部103によって紙等の被転写物10
4に転写した後、この被転写物104上の転写像を定着
部105によって定着することにより被転写物を得てい
る。
この従来の定着部105におし)ては、第4図に示すよ
うに、従来より一対のヒートロール106とシリコーン
ゴム製の加圧ロール107とからなり,、被転写物10
4を挾み込んで定着するロール定着が採用されている。
しかしながら、このロール定着は加圧ロール107の押
圧力が強いため例えば細い線などがつぶれてしまい画像
が鮮明でなくなるという問題があるため、近年、第5図
に示すよウナヒートロール108とこのヒートロール1
08の一部を覆うように当接する定着ベルト109とか
らなるベルト定着が採用されている。
このベル1・定着は、接触内積が大きくとれるため定着
ベルト109の押付け圧力が弱くて良く、精密な複写、
あるいは特に大版、例えばAOの用紙の被写に好適であ
る。
このベルト定着に用いる定着ベルト109は、一般に、
高硬度のシリコーンゴムを原料として、押出し成形、又
はシート巻き成形等によって成形した後、TiF磨した
ものである。
く発明が解決しようとする課題〉 前述した従来の定着ベルト109は、高硬度のシリコー
ンゴムであるので、トナーに対する剥離性が悪く、この
ためその表面にシリコーンオイルを供給しながら用いて
いるが、定着ベルト】09がシリコーンオイルを吸収し
て!!lfJしてしまい、寿命が短くなるという問題が
ある。
また、剥離性を向上させるために、定着べ?ト109の
表面にフッ素樹脂をコートすることも考えられるが、高
価になるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑み、安価且つ長寿命であり
、安定した走行性を有する定着ベルト及びその製造方法
を提供することを目的とする。
く課題を解決するだめの手段〉 前記目的を達成する本発明にかかる定着ベルトの構成は
、被転写物に転写された静電画像を定着する定着ベルト
において、高硬度シリコーンゴム層と低硬度シリコーン
ゴム層とが一体に成形されてなることを特徴とする。
また、本発明にかかる第1の定着ベルトの製造方法の構
成は、熱硬化型のエラストマーを円III型に注入して
遠心成形する定着ベルトの製造方法において、低硬度液
状シリコーンゴムを注入して遠心成形法にて半硬化状態
にした後、高硬度液状シリコーンゴムを注入して遠心成
形し、その後本■硫することを特徴とし、また第2の定
着ベルj一の製造方法の構成;よ、熱硬化型のエラスト
マーを円筒型に注入して遠心成形ずろ定着ベルトの製造
方法において、高硬度液状シリコーンゴムを注入して半
硬化状態に遠心成形した後、低硬度液状シリコーンゴム
を注入して遠心成形し、その後本加硫することを特徴と
する。
本発明にかかる定着ベルトは、低硬度液状シリコーンゴ
ムからなる低硬度シリコーンゴム層と、高硬度液状シリ
コーンゴムからなる高硬度シリコーンゴム層とを一体に
成形してなるものである。すなわち、第1図に示すよう
に、搬送性能の良い萬硬度シリコーンゴム層を高硬度層
1とし、対トナーとの離型性の良い低硬度シリコーンゴ
ム層を高離型層2とし、これらが一体となってベルト本
体3を形成している。
ここで上記高硬度TfJ 1及び高離型層2を形成する
液状シリコーンゴムとしては、RTV( Room+T
emperature Vulcanizing)シリ
コーンゴム,LTV ( Low Temperatu
re Vulcanizing)シリコーンゴムと称す
る液状又はペースト状のシリコーンゴムを挙げることが
できる。また高硬度層1に用いる高硬度液状シリコーン
ゴムとは硬度(Hs)が60〜90程度のものをいい、
高離型層2に用いる低硬度液状シリコーンゴムとは硬度
(Hs)が10〜50程度のものをいう。
上記シリコーンゴムの好適な材料としては、高硬度液状
シリコーンゴムで;よ、信越化学工業社製のKE121
2 (Hs: 7 0),KE1204(Hs:75)
を、低硬度液状シリコーンゴムでは同社製のKE130
0 (H3 : 3 0 )を例示できる。
本発明の定着ベルトを製造するには、例えば芯金に高硬
度シリコーンゴムを巻き付け、研摩して、更にその上に
低硬度シリコーンゴムを巻き付け、研摩する方法の他に
、遠心成形法を用いて一体に成形する方法等がある。
ここで、遠心成形法とは原料樹脂を揮発性溶剤に溶解し
た溶液を円筒型に注入して、該円筒型を例えば110〜
130℃に加熱しながら回転させて半加硫し、脱型した
後本加硫を施す方法をいう(特公昭60−15454号
公報参照)。
この際、特にこの遠心成形法を用いて薄肉のシームレス
ベルトを高精度に均一な肉厚となるように製造するには
、次のようにすればよい。
■ まず円筒型内に液状硬化型樹脂及びエ ラストマーを注入し、硬化させて硬化層を形成する。
@ 次いで、低硬度液状シリコーンゴムを崖入し、遠心
成形しつつ半加硫状態とする。
■ 更に、高硬度液状シリコーンゴムを注入し、遠心成
形した後、本加硫を行って硬化させろことにより、未研
摩で鏡面仕上の2層ベルトを得ろ。
尚、上述した@と■との工程を逆にして、一体成形の2
層ベルトを得て使用時に裏返して用いることも可能であ
る。この際低硬度シリコーンゴム注入時に、シリコーン
オイルを注入し、シリコーンオイルの含有量の多い定着
ベルトとすれば、更にトナーとの離型性が向上する。
また、遠心成形時に必要に応じてフッ素樹脂,カーボン
等の滑材粉を添加するようにしてもよい。
定着ベルトとして用いろ場合、熱容量を小さくするため
、例えば幅300問,長さ4 0 0+maの定着ベル
トとする場合、0.5〜20聞の厚さとずろのが望まし
い。
く実 施 例〉 以下本発明を実施例に基づいて説明する。
第2図に示すように、外周を保′tIAN13で覆い内
部に加熱用流体の通路12を有し、蓋14で開口を閉じ
るようにした箱形の加熱ジャケット11内に、加熱ジャ
ケット11の底部を貫通して、モーター15で回転する
ように設けた回転軸16の一端を侵入させ、回転軸16
の一端に円筒型17の一端を固定した遠心成形装置を用
いて以下のようにして定着・加圧ベルトを製造した。
内径140間、長さ500臘の円筒型を1 0 0 O
 r.p.m.で回転させながら、熱硬化型ウレタン(
p−664サンプレン(商品名);三洋化成工a製)及
び架橋剤(1.4ブタンジオールとトリメチロールプロ
パンとの混合物)を、円筒型内に注入し、10〜15分
そのまま回転をつづけ円筒型内面に遠心成形しついで1
40℃の雰囲気に120分間保持し円筒型内で硬化させ
、円筒型内にシリコーンゴムの硬化層を形成した。この
ときのウレタンエラストマーの硬化層の内径は135論
であった。
次いで、この円筒型を1 2 0 r.p.m.で回転
しつつウレタンエラストマーの硬化層の内面に、低硬度
液状シリコーンゴム混合物(KE1300 (商品名)
,信越化学工業社製100重星部;触媒10重量部;溶
材KF96 (商品名)、信越化学工業社製)75gを
注入し、回転を1 0 0 O r.p.m.に上昇し
てから加熱し、雰囲気温度な徐々に100℃の昇温し、
前記回転速度で30分間回転し、半加硫させた。
この円筒型を1 2 O r.p.m.で回転しつつ高
硬度液状シリコーンゴム鹿合物(KE1212A100
重量部,KE1212B100重量部,K E 】− 
2 1 2 C 4重量部)75gを注入し、回転を1
 0 0 0 r,p,m,に上昇してから加熱し、雰
囲気温度を徐々に100℃に昇温し、前記回転で30分
間回転した。回転を停止し、シリコーンゴムの硬化層か
ら剥離した2層のシリコーンゴムの円筒体を、外径13
0IWI1の円筒状のドラムに嵌め、180℃で8時間
加熱して硬化卆完了させた。その後ドラムから抜き取っ
て局長407閣、幅4 8 0 m ,厚さ0.6綿の
ベルト本体を得た。
この得られた定着ベルトを用い従来と同様にベルト定着
として用いたところ、トナーとの剥離性が良いものであ
った。また長期間に亙って使用しても全く異常は見られ
なかった。
く発明の効果〉 本発明の定着ベルトは、ベルト搬送性の良い高硬度シリ
コーンゴム層とトナーとの離型性の良い低硬度シリコー
ンゴム層とを一体的に形成されたものであるので、簡易
に低コストで製造されると共に高寿命であり、長期間に
亘って安定した走行を実現できろという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる定着ペル}・を示す側面図、第
2図は実施例に用いた遠心成形装置の断面図、第3図は
複写部の概略図、第4図はロール定着を示す説明図、第
5図はベルト定着を示す説明図である。 図面中、 1は高硬度層、 2は高離型層、 3はベルト本体である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被転写物に転写された静電画像を定着する定着ベ
    ルトにおいて、 高硬度シリコーンゴム層と低硬度シリコー ンゴム層とが一体に成形されてなることを特徴とする定
    着ベルト。
  2. (2)熱硬化型のエラストマーを円筒型に注入して遠心
    成形する定着ベルトの製造方法において、 低硬度液状シリコーンゴムを注入して遠心 成形法にて半硬化状態にした後、 高硬度液状シリコーンゴムを注入して遠心 成形し、 その後本加硫することを特徴とする定着ベ ルトの製造方法。
  3. (3)熱硬化型のエラストマーを円筒型に注入し高硬度
    液状シリコーンゴムを注入して半硬 化状態に遠心成形した後、 低硬度液状シリコーンゴムを注入して遠心 成形し、 その後本加硫することを特徴とする定着ベ ルトの製造方法。
  4. (4)請求項3記載の定着ベルトの製造方法において、 シリコーンオイルを添加した低硬度液状シ リコーンゴムを注入、遠心成型することを特徴とする定
    着ベルトの製造方法。
JP15574689A 1989-06-20 1989-06-20 定着ベルト及びその製造方法 Pending JPH0321975A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5345300A (en) * 1992-02-10 1994-09-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing unit having an endless belt including a base layer and a composite material
JP2002283367A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd シリコーンゴムシートの製造方法
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