JPH03218592A - シート計数機 - Google Patents

シート計数機

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JPH03218592A
JPH03218592A JP2293334A JP29333490A JPH03218592A JP H03218592 A JPH03218592 A JP H03218592A JP 2293334 A JP2293334 A JP 2293334A JP 29333490 A JP29333490 A JP 29333490A JP H03218592 A JPH03218592 A JP H03218592A
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sheet
pressure
signal
counting
suction
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Hideyuki Hibari
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紙幣などのシートを計数するシート計数機に
関するものであり、さらに詳細には、回転可能な回転筒
の一端面上に突出するように形成された複数の回転可能
な吸引管を備え、吸引管に真空圧を作用させることによ
って、保持手段に保持された紙幣などのシートを、1枚
づつ、吸引して、めくり、計数するシート計数機であっ
て、簡易な構造で、所定枚数のシート東を取り出すこと
のできるシート計数機に関するものである。
先行技術 英国特許公開第2125997号公報は、回転筒の一端
面上に、回転筒の軸のまわりに、互いに等しい角度を隔
て、かつ、回転筒の軸から等距離に、突出するように形
成され、吸引口を有する複数の回転可能な吸引管を備え
、吸引管に真空圧を作用させることによって、保持手段
に保持された紙幣などのシートを、1枚づつ、吸引して
、計数するシート計数機を開示している。このシート計
数機においては、回転筒の軸が中空に形成されて、この
中空軸に真空ポンプにより真空圧が加えられており、保
持手段に保持されたシートに対向する所定の領域内に位
置している吸引管の内部のみが、回転筒の中空軸の内部
と運通し、真空圧により、保持手段に保持されたシート
を吸引し、回転筒および吸引管を回転させることにより
、吸引したシートをめくり、次いで、回転筒の回転にと
もなって、保持手段に保持されたシートに対向する所定
の領域内に達した隣接する吸引管が、次のシートを吸引
して、めくるようにして、次々に、シートを1枚づつ、
吸引して、めくり、シートの吸引により生ずる回転筒の
中空軸内の圧力変化を検出することによって、シートの
枚数が計数されている。
かかるシート計数機においては、シートが所定枚数、計
数されたとき、その所定枚数のシート束を、保持手段内
に保持された計数されていないシートと分離して、取り
出すことができるように、構成されているのが、一般で
ある。
このように、計数された所定枚数のシートと、未計数シ
ートとを分離するため、従来は、所定枚数目のシートが
、吸引管の吸引口により、めくり取られた後、分離部材
を、次のシートの表面に押しつけることにより、次のシ
ートが、次の吸引管の吸引口により、約くり取られるこ
とを防止し、所定枚数のシート束を取り出すようにして
いた。
しかしながら、このように、分離部材を、次のシートの
表面に押しつけることによって、強制的に、次のシート
が、吸引管の吸引口によりめくり取られないようにする
場合には、次のシートは、すでに、吸引管の吸引口に吸
引されているため、シートが切断されたり、あるいは、
シートの表面に傷がついたりするという問題があった。
そこで、特開平2−1 9 9 9 1号は、かかる構
造のシート計数機において、回転筒の周囲に、複数の磁
性片を貼付し、磁気センサによって、この磁性片を検出
して、回転筒の位置を検出し、所定枚数目の次のシート
が、吸引管の吸引口により、吸引され、計数された時点
で、真空圧の供給を停止し、さらに、回転筒を逆転させ
て、吸引管の吸引口に吸引された次のシートを保持手段
内に戻すことによって、所定枚数のシート束を分離して
、取り出すことを可能としたシート東分離装置を備えた
シート計数機を提案している。
発明の解決しようとする問題点 かかるシート計数機においては、シートが切断されたり
、あるいは、シートの表面を傷つけたりするおそれはな
いが、回転筒の周囲に、複数の磁性片を貼付し、さらに
、これらの磁性片を検出する磁気センサを設ける必要が
あり、その構造が複雉化するという問題があった。
発明の目的 本発明は、簡易な構造で、確実に、所定枚数のシート束
を分離して、取り出すことのできるシート計数機を提供
することを目的とするものである。
発明の構成 本発明のかかる目的は、計数すべきシートを保持するシ
ートホルダーと、中空軸のまわりに回転可能な回転筒と
、該回転筒を回転させるモータ手段と、該モータ手段の
駆動を制御するモータ制御手段と、前記回転筒の一端面
上に、前記中空軸のまわりに、互いに等しい角度を隔て
、かつ、前記中空軸から等距離に、突出するように形成
され、少なくとも一つの吸引口を有する前記回転筒と同
期して回転可能な複数の吸引管と、前記中空軸内に真空
圧を供給する真空ポンプ手段と、該真空ポンプ手段の駆
動を制御する真空ポンプ制御手段と、前記複数の吸引管
のうち、前記シートホルダーに保持されたシートに対向
する所定の領域内に位置する吸引管のみが、前記中空軸
の内部と連通ずるように配置された連通手段と、前記真
空ポンプ手段により供給された真空圧によって、前記シ
ートホルダーに保持されたシートを吸引し、めくり取る
ことにより生ずる前記中空軸内の圧力変化を検出する圧
力検出手段と、該圧力検出手段の検出した前記中空軸内
の圧力変化に基づき、シートの枚数を計数する計数手段
と、分離して、回収すべきシートの設定枚数N。を設定
するシート枚数設定手段と、前記計数手段の8カに基づ
き、シートの計数枚数が、前記シート枚数設定手段によ
り設定されたシートの設定枚数N。と一致したか否かを
判定し、一致したと判定したときに、前記モータ制御手
段に、一致信号を出力して、前記モータ手段を停止させ
る比較手段を備えたシート計数機において、前記比較手
段から出力された一致信号を受けた後、前記圧力検出手
段の検出した前記中空軸内の圧力に基づいて、No枚目
のシートが、1ないし(N.−1)枚目のシートからな
るシート東上に重なり、No枚のシート束を形成し、そ
の後、前記回転筒を逆転させても、前記N。枚目のシー
トを吸引していた吸引管が、該N。枚目のシートを吸引
することのない位置に、前記回転筒を停止させるタイミ
ングで、前記モータ制御手段に、第1ブレーキ信号を出
力して、前記回転筒を強制的に停止させる第1ブレーキ
信号出力手段と、前記第1ブレーキ信号が人力され、前
記回転筒が停止した後、前記モータ制御手段に、逆転信
号を出力して、前記回転筒を逆転させ、前記圧力検出手
段の検出した前記中空軸内の圧力変化に基づき、所定の
タイミングで、前記モータ制御手段に、逆転停止信号を
出力して、前記回転筒の逆転を停止させるとともに、前
記真空ポンプ制御手段に、駆動停止信号を出力して、前
記真空ポンプ手段による前記中空軸内への真空圧の供給
を停止させるとともに、前記複数の吸引管のうち、1つ
の吸引管の前記少なくとも1つの吸引口のすべてが、前
記シートホルダーの表面に正対した位置で、前記回転筒
が停止するタイミングで、前記モータ制御手段に、第2
ブレーキ信号を出力する第2ブレーキ信号出力手段を備
えたことを特徴とするシート計数機によって達成される
本発明の好ましい実施態様においては、シート計数機は
、さらに、前記圧力検出手段が検出した前記中空軸内の
圧力をモニターし、前記計数手段によるシートの計数開
始後、前記中空軸内の圧力が所定値以上に上昇したとき
に、計数終了信号を、前記第1ブレーキ信号出力手段に
出力して、該第1ブレーキ信号出力手段に、第1ブレー
ヰ信号を出力させることなく、前記第1ブレーキ信号出
力手段に、駆動停止信号を、前記真空ポンプ制御手段に
出力させるとともに、前記圧力検出手段から入力される
前記中空軸内の圧力のモニターを開始させる計数終了信
号出力手段を備え、前記第1ブレーキ信号出力手段が、
前記計数終了信号出力手段から計数終了信号を受けたと
きは、前記圧力検出手段により検出された前記中空軸内
の圧力変化に基づき、所定のタイミングで、前記モータ
制御手段に、第3ブレーキ信号を出力して、前記モータ
手段により、前記回転筒を、前記複数の吸引管のうち、
1つの吸引管の前記少なくとも一つの吸引口のすべてを
、シートホルダーの表面に正対する位置に、強制的に停
止させるように構成されている。
発明の作用 本発明によれば、紙幣の枚数を計数するために、従来か
らモニターされていた回転筒の中空軸内の圧力に基づい
て、設定枚数N。枚目のシートが、1ないし(No−1
)枚目のシートからなるシート東上に重なり、N.枚の
シート東を形成し、その後、回転筒を逆転させても、N
o枚目のシートを吸引していた吸引管が、No枚目のシ
ートを吸引することのない位置に、回転筒を停止させる
タイミングで、回転筒を強制的に停止させる第1ブレー
キ信号を出力する第1ブレーキ信号出力手段を設けてい
るので、確実に、設定枚数N。枚のシートを分離して、
取り出すことが可能になり、また、回転筒が停止した後
、逆転信号を出力して、回転筒を逆転させ、同様に、中
空軸内の圧力変化に基づき、所定のタイミングで、逆転
停止信号を出力して、回転筒の逆転を停止させるととも
に、駆動停止信号を出力して、真空ポンプ手段による中
空軸内への真空圧の供給を停止させるとともに、複数の
吸引管のうち、1つの吸引管の少なくとも1つの吸引口
のすべてが、シートホルダーの表面に正対した位置で、
回転筒が停止するタイミングで、第2ブレーキ信号を出
力する第2ブレーキ信号畠力手段を設けているので、次
の計数動作を開始時において、必ず、シートホルダーに
セットされた吸引管側のシートの表面には、1つの吸引
管の吸引口が正対しており、したがって、シートを確実
に、吸引して、めくり取ることが可能になり、精度良く
、シートを計数することができるシート計数機を提供す
ることができる。
本発明の好ましい実施態様によれば、シートホルダーに
、設定枚数N。に等しい枚数のシートがセットされてい
る場合には、シートホルダーに戻す必要のあるシートは
存在せず、回転筒を逆転させる必要はないので、No枚
目のシートを、吸引管の吸引口が吸引した後、シートホ
ルダーには、吸引すべきシートは存在せず、中空軸内の
圧力が、計数手段によるシートの計数時に検出される圧
力より、大きな値に上昇することを利用して、中空軸内
の圧力が所定値以上に上昇したときに、計数終了信号を
、第1ブレーキ信号出力手段に出力して、第1ブレーキ
信号出力手段に、第1ブレーキ信号を出力させることな
く、第1ブレーキ信号出力手段に、駆動停止信号を、真
空ポンプ制御手段に畠力させるとともに、圧力検出手段
から入力される中空軸内の圧力のモニターを開始させる
計数終了信号出力手段を設け、第1ブレーキ信号出力手
段が、計数終了信号出力手段から計数終了信号を受けた
ときは、圧力検出手段により検出された中空軸内の圧力
変化に基づき、所定のタイミングで、第3ブレーキ信号
を出力して、回転筒を、複数の吸引管のうち、1つの吸
引管の前記少なくとも一つの吸引口のすべてを、シート
ホルダーの表面に正対する位置に、強制的に停止させる
ように構成することにより、次の計数動作を開始時にお
いて、必ず、シートホルダーにセットされた吸引管側の
シートの表面には、1つの吸引管の吸引口が正対するこ
とを保証しているので、シートを確実に、吸引して、め
くり取ることが可能になり、精度良く、シートを計数す
ることができるシート計数機を提供することができる。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例につき、詳
細に説明を加える。
第1図は、本発明の実施例に係る紙幣計数機の略平面図
であり、第2図は、本発明の実施例に係る紙幣計数機の
吸引機構を説明するための図面である。
第1図および第2図を参照すると、本発明の実施例に係
る紙幣計数機1は、紙幣Bの東を載置する載置板2aと
、載置板2aと協動して、紙幣Bの東を挟持する押え板
2bとを備えたホルダー2を有している。ホルダー2は
、水平面内において、軸3まわりに、第1図に実線で示
す待機位置と、一点鎖線で示す計数位置との間を、揺動
可能に構成されており、紙幣Bの計数をおこなうときは
、計数位置に、紙幣Bの計数をおこなわないときは、待
機位置に、それぞれ、保持されている。
紙幣計数機1は、さらに、軸4まわりに、回転可能な回
転筒5を備えており、回転筒5は、その一端面上に、軸
4のまわりに、72゜づつ隔て、かつ、軸4から等距離
に、突出するように配置された回転可能な5つの吸引管
6を備えている。各吸引管6の一部には、1つの吸引口
7が形成されている。紙幣Bの東が、ホルダー2内に収
納されるか、あるいは、スタートスイッチ9が摸作され
ると、ホルダー2が揺動されて、計数位置に移動し、紙
幣Bの計数が開始される。この時点では、複数の吸引管
6の内の1つの吸引管6の吸引口7が、紙幣Bの束の最
上紙幣B(本明細書において、吸引口7側に位置してい
る紙幣Bを、最上紙幣Bと定義する。)の表面と正対し
、かつ、接触するように、位置している。第1図におい
て、6aは、吸引管6のキャップである。
第1図および第2図に示されるように、回転筒5は、モ
ータ8により、軸4まわりに、正転時には、反時計方向
に、回転可能であり、また、各吸引管6は、その軸10
の下部に設けられた図示しない歯車機構によって、回転
筒5の回転にともなって、回転筒5が、正転する時は、
時計方向に回転可能に構成されている。したがって、回
転筒5が正転するときには、各吸引管6は、時計方向に
自転しつつ、軸4まわりに、反時計方向に公転すること
になる。
回転筒5の軸4および各吸引管6の軸10は、中空状に
形成されており、軸4の内部は、吸引通路11により、
真空ポンプ12に接続され、ポンプモータl3によって
、真空ポンプ12が駆動されているとき、真空圧が、軸
4内に、常時、加えられるようになっている。また、各
吸引管6の軸10の内部は、連通路14により、軸4の
内部と連通可能となっており、運通路14は、各吸引管
6の中心が、第1図において、中心線x.′J6よびX
,によって画される紙幣已に対向する吸引領域S内に位
置しているときにのみ、各吸引管6の軸lO内が、運通
路14を介して、軸4内と連通し、軸10内に、真空圧
が加わえられるように形成されており、真空ポンプ12
から、吸引通路11、軸4内、運通路14および軸10
内を介して、加えられた真空圧によって、最上紙幣Bの
表面に正対した位置にある吸引管6の吸引口7が、紙幣
Bを、1枚づつ、吸引することができるように構成され
てし)る。ここに、中心線x6およびX,のなす角度は
、72゜より小さくなるように、運通路14が形成され
、同時に、2以上の吸引管6が、吸引領域S内に位置す
ることがないようになっている。
また、第2図において、15は、ホルダー2を、軸3ま
わりに、待機位置と計数位置との間を、揺動させるホル
ダーモータであり、16、17は、それぞれ、発光器お
よび受光器であって、発光器16から、吸引される前の
最上紙幣Bの表面に、光を照射して、反射光を、受光器
l7により受光し、図示しない判別手段によって、紙幣
Bの金種、真偽などの判別がなされるようになっている
。さらに、吸引通路11内の圧力、したがって、中空の
軸4内の圧力を検出する圧カセンサ18が設けられてい
る。
第3図は、本発明の実施例に係る紙幣計数機に設けられ
た所定枚数の紙幣Bの東を分離する紙幣東分離装置のブ
ロックダイアダラムである。
第3図において、紙幣東分離装置は、スタートスイッチ
9が摸作されたとき、または、ホルダー2内に、紙幣B
が収納されたことを、紙幣センサ20が検出したとき、
スタート信号を出力するスタート信号出力手段21、ホ
ルダー2が、待機位置にあるか、あるいは、計数位置に
あるかを検出して、ホルダー位置検出信号を出力するホ
ルダー位置検出手段22、ホルダーモータ15の駆動を
制御するホルダーモータ制御手段23、ポンプモータ1
3の駆動を制御するポンブモー夕制御手段24、圧カセ
ンサl8により検出され、入力された中空の軸4および
吸引通路11内の圧力の検出信号を、A/D変換して、
ディジタル化された圧力信号を出力する圧力信号出力手
段25、圧力信号出力手段25から出力された圧力信号
レベルの変化率の絶対値が所定値以上で、かつ、圧力信
号レベルが所定レベル以下に達したときに、計数開始信
号を出力し、他方、圧力信号レベルの変化率の絶対値が
所定値未満のときに、位置決め信号を出力するとともに
、位置決め信号を出力した後に、圧力信号レベルの変化
率の絶対値が所定値以上となり、かつ、圧力信号のレベ
ルが所定レベル以下に達したときに、計数開始信号を出
力する計数開始信号出力手段26、計数開始信号出力手
段26から位置決め信号が入力されたときに、回転筒5
を回転するモータ8の駆動を制御するモータ制御手段2
7に、回転筒5を逆転させるように、逆転信号を出力す
るとともに、圧力信号レベルの変化率の絶対値が所定値
以上になったときに、逆転停止信号を出力する位置決め
制御手段28、計数開始信号出力手段26から計数開始
信号が人力されたときに、回転筒5が正転するように、
他方、位置決め制御手段28から逆転信号が入力された
ときは、回転筒5が逆転するように、モータ8を駆動す
るモータ制御手段27、計数開始信号出力手段26から
計数開始信号が入力された後に、圧力信号出力手段25
から入力された圧力信号レベルの変化に基づいて、紙幣
Bの吸引、めくり取りを検畠し、紙幣検出信号を出力す
るとともに、紙幣Bの枚数を計数し、計数信号を出力す
る計数手段29、分離して、取り出すべき所定枚数N。
を設定するキーボードなどから構成され、摸作者により
摸作される紙幣枚数設定手段30、紙幣枚数設定手段3
0の出力および計数手段29から人力された計数信号に
基づいて、計数された紙幣Bの枚数Nが、設定枚数N。
に等しくなったと判定したときに、一致信号を、モータ
制御手段27に出力して、モータ8の駆動を停止させる
比較手段31、計数手段29から入力された紙幣検呂信
号に基づいて、(N.+1)枚目の紙幣Bが検出された
と判定したときに、第1ブレーキ信号を、モータ制御手
段27および第2ブレーキ信号出力手段32に出力して
、モータ8により、回転筒5の回転を強制的に停止させ
るとともに、第2ブレーキ信号出力手段32に、圧力信
号出力手段25から出力された圧力信号のモニターを開
始させ、さらに、計数手段29に、(No+1)枚目の
紙幣Bの計数を停止させる計数停止信号を出力し、他方
、計数終了信号出力手段34から計数終了信号が入力さ
れたときは、第1ブレーキ信号および計数停止信号を出
力することなく、ポンプモー夕制御手段24にポンプ停
止信号を出力して、ポンプモータ13による真空ポンプ
12の駆動を停止させるとともに、圧力信号出力手段2
5から出力される圧力信号のモニターを開始し、ポンプ
モータ13が停止して、真空圧の供給が停止され、回転
筒5を回転させるモータ8が停止したにもかかわらず、
回転筒5が、慣性によって回転を続けることによって生
ずる圧力信号レベルの変化に基づき、各吸引管6の位置
を検出して、所定のタイミングで、第3ブレーキ信号を
、モータ制御手段27に出力し、モータ8により、回転
筒5の回転を強制的に停止させる第1ブレーキ信号出力
手段33、第1ブレーキ信号出力手段33から第1ブレ
ーキ信号を受けたとき、圧力信号出力手段25から出力
された圧力信号のモニターを關始し、所定のタイミング
で、モータ制御手段27に、逆転信号を出力して、回転
筒5を逆転させ、その後、所定のタイミングで、モータ
制御手段27に、逆転停止信号を出力して、回転筒5の
逆転を停止させるとともに、ポンプ制御手段24に、ポ
ンプ停止信号を出力して、ポンプモータ13による真空
ポンプl2の駆動を停止させ、ポンプモータ13が停止
して、真空圧の供給が停止され、モータ制御手段27に
より、回転筒5を回転させるモータ8が停止したにもか
かわらず、回転筒5が、慣性によって回転を続けること
によって生ずる圧力信号レベルの変化に基づいて、各吸
引管6の位置を検出し、所定のタイミングで、モータ制
御手段27に、第2ブレーキ信号を出力する第2ブレー
キ信号出力手段32、紙幣Bの計数開始後に、圧力信号
レベルが所定レベル以上になったときに、計数終了信号
を出力する計数終了信号出力手段34、および、計数手
段29から出力された計数信号にしたがって、計数され
た紙幣Bの枚数を表示するとともに、計数終了信号出力
手段34から計数終了信号が入力されたとき、計数動作
の完了を表示する表示手段35を備えている。
以上のように構成された本発明の実施例に係る紙幣計数
機lは、以下のようにして、紙幣Bの計数をおこなう。
まず、分離して、取り出すべき紙幣Bの束の枚数N。が
、摸作者により、紙幣枚数設定手段3oに入力される。
ついで、紙幣Bの東が、ホルダー2内にセットされると
、紙幣センサ20から、スタート信号出力手段21に、
紙幣セット信号が出力される。スタート信号出力手段2
1は、紙幣セット信号を受けたとき、または、スタート
スイッチ9が摸作されたとき、スタート信号を、ホルダ
ーモータ制御手段23およびポンプモー夕制御手段24
に出力する。
ホルダーモータ制御手段23は、スタート信号出力手段
21からスタート信号が入力され、かつ、ホルダー位置
検出手段22から入力されたホルダー位置検出信号に基
づき、ホルダー2が待機位置にあると判定したときは、
ホルダー2を、ホルダー位置検出手段22から人力され
たホルダー位置検出信号に基づき、ホルダー2が、計数
位置に達したと判定されるまで、ホルダーモータ15を
駆動し、ホルダー2を計数位置に位置させる。
また、ポンプモータ制御手段24は、スタート信号出力
手段21からスタート信号が入力されたときは、ポンプ
モータ13を駆動して、真空圧を、吸引通路11および
回転筒5の軸4の内部に供給する。 その結果、吸引通
路1】及び中空の軸4内の圧力は、低下し始め、その圧
力は、圧カセンサ18によって検出され、圧力検出信号
が、圧力信号出力手段25に出力される。圧力信号出力
手段25は、圧カセンサ18から入力された圧力検出信
号を、A/D変換して、ディジタル化された圧力信号を
、計数開始信号出力手段26、位置決め制御手段28、
計数手段29、計数終了信号出力手段34、第1ブレー
キ信号出力手段30および第2ブレーキ信号出力手段3
2に、それぞれ、出力する。
計数開始信号出力手段26は、圧力信号出力手段25か
ら圧力信号が入力され、かつ、ホルダー位置検出手段2
2から人力されたホルダー位置検出信号に基づき、ホル
ダー2が計数位置にあると判定したとき、圧力信号レベ
ルの変化のモニターを開始する。
第4図および第5図は、それぞれ、圧カセンサ18によ
って検出された吸引通路1lおよび中空の軸4内の圧力
の圧力曲線を示すグラフである。
第4図:よ、ホルダー2内にセットされた紙幣Bの枚数
Nが、(No+2)枚以上で、かつ、紙幣Bの計数動作
が、ある吸引管6の吸引口7が、最上紙幣Bの表面に正
対した状態で、開始されたときの圧力曲線の例を示し、
第5図は、ホルダー2内にセットされた紙幣Bの枚数N
が、(N,+1)枚であり、かつ、紙幣Bの計数が、ど
の吸引管6の吸引口7も、最上紙幣Bの表面に正対して
いない状態で、開始されたときの圧力曲線の例を示して
いる。
第4図に示されるように、スタート信号出力手段2lか
らスタート信号を受けると、ポンブモー夕制御手段24
は、ポンプモータ13を駆動して、真空ポンブ12によ
り、吸引通路11および中空の軸4内に、真空圧を供給
する。ある吸引管6の吸引口7が、最上紙幣Bに正対し
た位置にあるときは、その吸引管6は吸引領域S内に位
置し、したがって、運通路14を介して、吸引管6の中
空な軸7の内部が、軸4内と連通ずるから、真空圧が、
紙幣Bの束の最上紙幣Bの表面に作用し、最上紙幣Bが
、吸引管6の吸引口7に吸引されて、吸引口7を塞ぎ、
その結果、圧カセンサ18によって検出される吸引通路
1lおよび中空の軸4内の圧力は、時間とともに、ほぼ
一定の変化率で、低下する。
そして、紙幣Bを、吸引して、めくり取るのに十分な圧
力、たとえば、約−6 2 0rnmHgにまで、吸引
通路11および中空の軸4内の圧力が低下したことを、
圧力信号出力手段25から入力された圧力信号のレベル
に基づいて、検出すると、計数開始信号出力手段26は
、回転筒5を回転するモータ8の駆動を制御するモータ
制御手段27に、計数開始信号を出力する。その結果、
モータ8によって、回転筒5は、第1図において、軸4
まわりに、反時計方向に、高速で、正転され、回転筒5
の回転にともなって、吸引管6の軸7の下部に設けられ
た歯車機構により、吸引管6は、時計方向に回転されて
、ホルダー2に保持された紙幣Bは、吸引管6の吸引口
7によって、めくり取られる。第4図において、Aは、
計数開始信号が出力されるタイミングを示している。
これに対して、吸引管6の吸引口7が、最上紙幣Bの表
面に正対した位置にない状態で、紙幣Bの計数が開始さ
れたときは、ポンプモータ13を駆動して、真空ポンプ
12により、吸引通路11および中空の軸4内に、真空
圧を供給しても、紙幣Bは、吸引管6の吸引口7により
吸引されないから、圧カセンサ18によって検出される
吸引通路1lおよび中空の軸4内の圧力は、第5図に示
されるように、徐々に低下するだけで、圧力の変化率の
絶対値は、第4図の場合に比べて、小さい。
かかる場合には、まず、吸引管6の吸引口7を、最上紙
幣Bの表面に正対させる必要があるので、計数開始信号
出力手段26は、位置決め信号を、位置決め制御手段2
8に出力する。第5図において、Bは、位置決約信号が
出力されるタイミングを示している。
位置決め制御手段28は、計数開始信号出力手段26か
ら、位置決め信号を受けたときは、モータ制御手段27
に、逆転信号を圧力して、モータ8により、回転筒5を
、第1図において、軸4まわりに、時計方向に、低速で
、逆転させて、吸引管6の吸引口7を、最上紙幣Bの表
面に正対させるとともに、圧力信号出力手段25から入
力される圧力信号のモニターを開始する。そして、第5
図に示されるように、圧力信号出力手段25から入力さ
れる圧力信号の変化率の絶対値が所定値以上になったと
きに、逆転停止信号を、モータ制御手段27に出力して
、回転筒5の回転を停止させる。この間、計数開始信号
出力手段26もまた、圧力信号出力手段25から入力さ
れる圧力信号のモニターしており、圧力信号の変化率の
絶対値が所定値以上になったことを検出した後、紙幣B
を、約くり取るのに十分な圧力、例えば、約−620m
mHgにまで、吸引通路11および中空の軸4内の圧力
が低下したことを、圧力信号出力手段25から入力され
た圧力信号のレベルに基づいて、検出すると、計数開始
信号出力手段26は、回転筒5を回転するモータ8の駆
動を制御するモータ制御手段27に、計数開始信号を出
力する。その結果、モータ8によって、回転筒5は、第
1図において、軸4まわりに、反時計方向に、高速で、
正転され、回転筒5の回転にともなって、吸引管6の軸
7の下部に設けられた歯車機構により、吸引管6は、時
計方向に回転されて、ホルダー2に保持された紙幣Bは
、吸引管6の吸引口7により、吸引され、めくり取られ
る。第5図において、Cは、逆転停止信号が出力される
タイミングを示している。
こうして、1枚の紙幣Bが、時計方向に、自転しつつ、
軸4まわりに、反時計方向に、公転する吸引管6の吸引
口7により、吸引され、めくり取られると、回転筒5の
回転にともない、紙幣Bを吸引している吸引管6は、中
心線x1およびXbにより画される吸引領域S外に移動
し、次の吸引管6が、紙幣Bに対向する中心線x2およ
びX,により画される吸引領域S内に移動して来る。し
かし、次の吸引管6の吸引口7が、最上紙幣Bの表面に
正対するまでは、その吸引管6により、紙幣Bは吸引さ
れないから、圧カセンサ18によって検出される吸引通
路11および中空の軸4内の圧力は上昇し、次の吸引管
6の吸引口7が、最上紙幣Bの表面に正対してはじめて
、紙幣Bが、次の吸引管6の吸引口7によって、吸引さ
れ、圧力センサ18によって検出される吸引通路11′
J6よび中空の軸4内の圧力が低下する。そして、回転
筒5の回転にともない、紙幣Bを吸引した吸引管6が、
紙幣Bを、ホルダー2からめくり取りつつ、吸引領域外
に移動した後、再び、次の吸引管6が、吸引領域S内に
移動して来て、同様にして、圧力センサ18により検出
される吸引通路11および中空の軸4内の圧力が、まず
上昇し、その吸引管6の吸引口7が、最上紙幣Bの表面
に正対した位置に達し、紙幣Bを吸引してはじめて、吸
引通路11および中空の軸4内の圧力が低下する。この
ように、回転筒5が回転して、吸引管6の吸引口7が、
1枚の紙幣Bを吸引して、めくり取るたびに、第4図お
よび第5図に示されるように、同様な吸引通路11およ
び中空の軸4内の圧力変動が繰り返して生ずる。第4図
および第5図において、1枚目の紙幣Bを吸引したとき
に仕して、2枚目以降の紙幣Bを吸引したときの吸引通
路1lおよび中空の軸4内の圧力は、高くなっているが
、これは、短い時間間隔で、次々に、吸引管6の吸引口
7による紙幣Bの吸引、めくり取りが繰り返されるので
、真空ポンブ12によって、吸引通路ll内の圧力を、
1枚目の紙幣Bを吸引した場合ほど低下させることがで
きないためである。このようにして、吸引管6の吸引口
7が、1枚の紙幣Bを吸引して、めくり取るたびに、圧
力センサ18により検出された吸引通路11および中空
の軸4内の圧力は変勧する。計数手段29は、圧力信号
出力手段25から出力された圧力信号をモニターして、
圧力信号の変化率が、マイナスからプラスに転じたとき
、1枚の紙幣Bが計数されたとして、紙幣Bの枚数を計
数する。計数手段29は、紙幣Bを計数するたびに、計
数信号を表示手段35に出力して、紙幣Bの計数値を表
示させる。第4図および第5図において、Dは、紙幣B
の計数がおこなわれている範囲を示している。
こうして、回転筒5の回転にともなって、次々に、吸引
管6の吸引口7により、紙幣Bが1枚づつ、吸引されて
、めくり取られ、計数手段29により計数された紙幣B
の枚数Nが、設定された枚数N。に等しくなったことを
比較手段31が検出すると、比較手段31は、一致信号
を、モータ制御手段27および第1ブレーキ信号出力手
段33に、それぞれ、出力する。
第6図は、第4図の圧力曲線の拡大図であり、紙幣Bの
計数枚数Nが、設定枚数N。に近づいた状態以降の圧力
曲線を示している。第6図において、Eは、一致信号が
出力されるタイミングを示している。
モータ制御手段27は、比較手段31から一致信号を受
けたときは、モータ8の駆動を停止するが、回転筒5は
、慣性により、回転を続け、次の紙幣Bが、ホルダー2
から、次の吸引管6の吸引口7により、吸引されて、め
くられる。
他方、第1ブレーキ信号出力手段3lは、計数手段29
から人力される紙幣検出信号に基づき、吸引されて、め
くり取られた紙幣Bの枚数Nが、(NO’−1)になっ
たと判定したとき、第1ブレ−キ信号を、モータ制御手
段27および第2ブレーキ信号出力手段32に、それぞ
れ、出力し、また、計数停止信号を、計数手段29に出
力する。
第6図において、Eは,一致信号が出力されるタイミン
グを示し、Fは、第1ブレーキ信号および計数停止信号
が出力されるタイミングを示している。
第7図は、第1ブレーキ信号出力手段33から第1ブレ
ーキ信号および計数停止信号が出力されたときの、回転
筒5の略平面図であり、B Noは、No枚目の紙幣B
SBNO41は、(N.+1)枚目の紙幣B%BNO+
2は、(N.+2)枚目の紙幣Bを、それぞれ、示して
いる。
モータ制御手段27は、第1ブレーキ信号出力手段33
から第1ブレーキ信号を受けると、モータ8に、正転信
号および逆転信号を同時に出力して、回転筒5の回転を
強制的に停止させる。また、計数手段は、計数停止信号
を受けると、(N.−!−l)枚目の紙幣Bを計数しな
い。
他方、第2ブレーキ信号出力手段32は、第1ブレーキ
信号出力手段33から第1ブレーキ信号を受けると、圧
力信号出力手段25から出力される圧力信号のモニター
を開始する。
こうして、モータ制御手段27が、モータ8に、正転信
号および逆転信号を同時に出力した結果、回転筒5は、
第8図に示す位置で停止する。この状態では、No枚目
の紙幣Bは、1ないし(N.1)枚目の紙幣Bの東と重
なり、N.枚の紙幣Bの東が形成されている。
ここに、(No+1)枚目の紙幣Bは、これを吸引した
吸引管6が、すでに、吸引領域S外に移動しているため
、吸引管6によって、吸引されてはいないが、(N.+
2)枚目の紙幣Bを吸引している吸引管6は、吸引領域
S内に、位置しているため、中空の軸4内および吸引通
路ll内の圧力は、低下した状態を維持している。
その後、第2ブレーキ信号出力手段32は、逆転信号を
、モータ制御手段27に出力して、モータ8を駆動し、
回転筒5を逆転させる。逆転信号が出力されるタイミン
グは、第2ブレーキ信号出力手段32が、第1ブレーキ
信号出力手段33から第1ブレーキ信号を受けてから、
所定時間経過後に、出力されるように、実験的に、設定
されている。第6図において、Gは、第2ブレーキ信号
出力手段32から、逆転信号が出力されるタイミングを
示している。
こうして、回転筒5が、逆転されても、(N.+1)枚
目の紙幣Bは、すでに、吸引管6の吸引口7には吸引さ
れなくなっているから、(N.↑1)枚目の紙幣Bの吸
引していた吸引管6が、吸引領域S内に入ると、エアが
、吸引口7から、吸引管6の軸10内、運通路l4、中
空の軸4内を経て、吸引通路11内に流入し、圧カセン
サ18により検出される吸引通路11内および中空の軸
4内の圧力は上昇する。第2ブレーキ信号出力手段32
は、圧力信号出力手段25から入力される圧力信号をモ
ニターして、圧力信号レベルが上昇を開始した直後に、
モータ制御手段27に、逆転停止信号を、ポンプモー夕
制御手段24に、ポンプ停止信号を、それぞれ、出力し
、モータ8およびポンプモータ13の駆動を停止させる
。第6図において、Hは、第2ブレーキ信号出力手段3
2から、逆転停止信号およびポンプ停止信゛号が出力さ
れるタイミングを示している。
その結果、圧カセンサ18により検出される吸引通路1
1内および中空の軸4内の圧力が上昇する一方で、回転
筒5は、慣性により、回転を続ける。
第2ブレーキ信号出力手段32は、圧力信号出力手段2
5から入力される圧力信号をモニターして、所定のタイ
ミングで、第2ブレーキ信号を、モータ制御手段27に
出力し、モータ8に、正転信号および逆転信号を同時に
出力させ、回転筒5の回転を強制的に停止させる。この
第2ブレーキ信号を出力するタイミングは、そのタイミ
ングで、第2ブレーキ信号を出力したとき、(NO+1
)枚目の紙幣Bを吸引していた吸引管6の吸引口7が、
(No=1)枚目の紙幣Bをホルダー2内に戻し、かつ
、(N.−1)枚目の紙幣Bの表面、すなわち、ホルダ
ー2の載置板2aの面に正対した位置で、停止するよう
に、実験的に決定され、第2ブレーキ信号出力手段32
内に、記憶されている。第6図において、Jは、第2ブ
レーキ信号が出力されるタイミングを示している。
以上のようにして、No枚の紙幣Bの東が、分離され、
この紙幣Bの東は、公知の方法により、紙幣計数機1か
ら、取り出される。同時に、1つの吸引管6の吸引口7
は、必ず、ホルダー2内に保持された最上紙幣Bである
(NO+1)枚目の紙幣Bの表面に正対した位置で、停
止しているから、次の計数動作の開始時において、確実
に、最上紙幣Bを吸引して、めくり取ることが可能にな
る。以下、同様にして、No枚の紙幣Bの東が、分離さ
れて、取り出される。
第9図は、第5図の圧力曲線の拡大図であり、紙幣Bの
計数枚数Nが、設定枚数N。に近づいた状態以降の圧力
曲線を示している。第6図においては、ホルダー2内に
セットされた紙幣Bの枚数が、(No+2)枚以上の場
合の圧力曲線が示されているが、第9図は、ホルダー2
内にセットされた紙幣Bの枚数が、(N.+1)に等し
い場合の圧力曲線を示されている。
かかる場合にも、計数手段29からの計数信号に基づき
、比較手段31が、計数された紙幣Bの枚数Nが、設定
枚数N。に等しくなったと判定すると、一致信号が出力
され、モータ制御手段27によりモータ8が停止される
。その後、第1ブレーキ信号出力手段33が、計数手段
29か入力された紙幣検出信号に基づき、(N O +
 1 )枚目の紙幣Bが検出されたと判定したとき、第
1ブレーキ信号8カ手段33から、第1ブレーキ信号が
出力される。第9図において、Eは、一致信号が、Fは
、第1ブレーキ信号および計数停止信号が出力されるタ
イミングを示している。
その後、第6図の場合と同様にして、第2ブレーキ信号
出力手段32から、逆転信号が出力され、回転筒5は、
逆転されるが、(No+2)枚目の紙幣Bが、ホルダー
2内には存在しないため、第1ブレーキ信号が出力され
た時点では、いずれの吸引管6の吸引口7にも、紙幣B
は、吸引されてはおらず、したがって、吸引領域S内に
ある吸引管6の吸引口7から、エアが、吸引管6の軸1
0内、連通路14、中空の軸4内を経て、吸引通路ll
内に流入し、圧カセンサ18によって検出される吸引通
路11内および中空の軸4内の圧力は上昇する。しかし
、中心線X.およびXbのなす角度は、隣接する吸引管
6のなす角度72゜より小さい値に設定されているから
、回転筒5の逆転にともなって、吸引領域S内には、吸
引管6が一つも存在しない状態が生じ、その結果、再び
、吸引通路11および中空の軸4内の圧力が低下する。
その後、(No+1)枚目の紙幣Bを吸引した吸引管6
が、吸引領域S内へ移動すると、再び、エアが、吸引口
7から、吸引管6の軸10内、連通路14、中空の軸4
内を経て、吸引通路ll内に流入し、一旦、低下した吸
引通路11内および中空の軸4内の圧力は、再び、上昇
することになる。
第2ブレーキ信号出力手段32は、圧力信号出力手段2
5から入力された圧力信号をモニターして、一旦、低下
した吸引通路11内および中空の軸4内の圧力が、上昇
に転じたことを検出した直後に、モータ制御手段27に
、逆転停止信号を、ポンプモー夕制御手段24に、ポン
プ停止信号を、それぞれ、出力する。その結果、モータ
8が停止されるとともに、ポンプモータ13が停止され
る。第9図において、Gは、逆転信号が、出力されるタ
イミングを示し、Hは、逆転停止信号およびボンプモー
タ停止信号が出力されるタイミングを示している。
その結果、第6図の場合と同様に、圧カセンサ18によ
り検出される吸引通路11内および中空の軸4内の圧力
が上昇する一方で、回転筒5は、慣性により、回転を続
ける。
第2ブレーキ信号出力手段32は、圧力信号出力手段2
5から入力される圧力信号をモニターして、所定のタイ
ミングで、第2ブレーキ信号を、モータ制御手段27に
出力し、モータ8に、正転信号および逆転信号を同時に
出力させ、回転筒5の回転を強制的に停止させる。この
第2ブレーキ信号を出力するタイミングは、そのタイミ
ングで、第2ブレーキ信号を出力したとき、(No+1
)枚目の紙幣Bを吸引していた吸引管6の吸引口7が、
ホルダー2内に、紙幣Bが存在したとしたとき、その紙
幣Bの表面、すなわち、ホルダー2の載置板2aの面に
正対した位置で、停止するように、実験的に決定され、
第2ブレーキ信号出力手段32内に、記憶されている。
第9図において、Jは、第2ブレーキ信号が出力される
タイミングを示している。
以上のようにして、No枚の紙幣Bの東が、分離され、
この紙幣Bの束は、公知の方法により、紙幣計数機から
、取り出される。同時に、1つの吸引管6の吸引口7は
、必ず、次の計数動作において、ホルダー2内にセット
される最上紙幣Bの表面に正対した位置で、停止してい
るから、次の計数動作の開始時において、確実に、紙幣
Bを吸引して、めくり取ることが可能になる。
第10図は、ホルダー2内にセットされた紙幣Bの枚数
が、設定枚数N。に等しい場合の圧力曲線の拡大図であ
り、紙幣Bの計数枚数Nが、設定枚数N。に近づいた状
態以降の圧力曲線を示している。
第10図において、No枚目の紙幣Bが、吸引管6の吸
引口7によって、吸引され、めくり取られると、圧力信
号出力手段25から入力される圧力信号の変化率は、マ
イナスからプラスに転じ、これを、計数手段29が検出
して、N.枚目の紙幣Bを計数する。その後は、もはや
、吸引管6により吸引される紙幣Bは存在しないから、
圧力信号出力手段25から出力される圧力信号のレベル
は、紙幣Bの計数がおこなわれていた領域Dにおいて検
出された最大レベルより、高いレベルにまで上昇する。
計数終了信号出力手段34は、圧力信号出力手段25か
ら入力される圧力信号をモニターし、圧力信号のレベル
が、所定レベル以上に達したときは、第1ブレーキ信号
出力手段33に、計数終了信号を出力して、第1ブレー
キ信号および計数停止信号を出力させずに、ポンプ停止
信号を、ポンプモータ制御手段24に出力させる。その
結果、ポンプモータ13により真空ポンプ12の駆動は
される。また、計数終了信号が入力されると、第1ブレ
ーキ信号出力手段33に、圧力信号出力手段25から入
力される圧力信号のモニターを開始する。計数終了信号
出力手段34は、同時に、比較手段31にも、計数終了
信号を出力するが、比較手段31は、計数終了信号が入
力されるまでに、一致信号を出力しているときは、何ら
の信号を出力しない。
モータ8は、一致信号が、辻較手段31からモータ制御
手段27に人力された時点で、停止されるが、回転筒5
は、慣性によって、モータ8の停止後も、第1図におい
て、軸4まわりに、反時計方向に、回転を続けるので、
次の吸引管6が、吸引領域S内に移動して来る。他方、
ポンプ停止信号が、ポンプモータ制御手段24に入力さ
れた時点で、ポンプモータ13の駆動が停止されて、真
空ポンプ12からの吸引通路11および中空の軸4内へ
の真空圧の供給が停止され、また、次の吸引管6の吸引
口7により吸引されるべき紙幣Bは存在しないので、次
の吸引管6が、吸引領域S内に入ると、その吸引管6の
吸引口7から、エアが、中空の軸10内に流入し、さら
に、運通路14および中空の軸4内を経て、吸引通路l
1内に流入する。このような状態で、回転筒5は、その
慣性によって、回転を続けるため、圧力センサ18によ
って検出される吸引通路11および中空の軸4内の圧力
は、第10図に示されるように、ピークを生ずるように
変動する。
第1ブレーキ信号出力手段33は、圧力信号出力手段2
5から入力される圧力信号をモニターして、所定のタイ
ミングで、第3ブレーキ信号を、モータ制御手段27に
圧力する。モータ制御手段27は、第1ブレーキ信号出
力手段33から、第3ブレーキ信号を受けると、モータ
8に、正転信号および逆転信号を、同時に、出力して、
モータ8によって、回転筒5の回転を強制的に停止させ
る。ここに、本実施例においては、第1ブレーキ信号出
力手段33が、第3ブレーキ信号を圧力する所定のタイ
ミングは、そのタイミングで、第3ブレーキ信号を、モ
ータ制御手段27に出力したとき、次の次の吸引管6の
吸引口7が、計数位置にあるホルダー2の載置板2aの
面に正対する位置で停止するようなタイミングに設定さ
れており、こうして、次の計数動作の開始時に、1つの
吸引管6の吸引口7が、ホルダー2内に保持された最上
紙幣Bの表面に正対して、確実に、これを吸引して、め
くり取ることを保証して、紙幣Bの枚数を、精度良く計
数し得るようにしている。このタイミングは、実験的に
、容易に決定することができるし、仮に、実験的に決定
した第3ブレーキ信号を出力するタイミングが適切でな
い場合にも、紙幣Bの計数動作が完了した後、第3ブレ
ーキ信号を出力するタイミングを、適切なタイミングと
なるように、容易に、自動的に補正して、次回以降の紙
幣Bの計数動作において、適切なタイミングで、第3ブ
レーキ信号を出力することが可能になるし、さらには、
本実施例によれば、位置決約制御手段28によって、吸
引管6の吸引口7が、確実に、紙幣Bに正対した状態で
、紙幣Bの計数が開始されるから、仮に、実験的に決定
した第3ブレーキ信号を出力するタイミングが適切でな
い場合にも、精度良く、紙幣Bの計数をおこなうことが
可能になる。第10図において、Kは、ポンプ停止信号
が出力されるタイミングを、Lは、第3ブレーキ信号が
出力されるタイミングを、Mは、その結果、回転筒5が
停止するタイミングを示している。
さらに、ホルダー2内にセットされた紙幣Bの枚数Nが
、設定枚数N。に満だないときは、最後の紙幣Bが計数
された後、計数終了信号出力手段34がモニターしてい
る圧力信号レベルは、所定レベル以上の高い値まで上昇
するので、計数終了信号出力手段34は、計数終了信号
を、比較手段31に出力する。かかる場合には、計数終
了信号を受けたとき、比較手段31には、No枚目の紙
幣Bが計数された旨の計数信号が、計数手段29から人
力されてはおらず、したがって、未だ、致信号を出力し
てはいないから、比較手段3lは、表示手段35に、計
数終了信号を8カし、計数動作が、No枚目の紙幣Bを
計数する前に終了したことを表示させる。
以上、本実施例によれば、設定枚数N。より多い枚数の
紙幣Bが、ホルダー2内にセットされた場合には、設定
枚数N。枚目の紙幣Bが、1ないし(N.−1)枚目の
紙幣Bの束と重なり、N.枚の紙幣Bの東が形成された
状態で、回転筒5の回転が停止されるように、第1ブレ
ーキ信号が、第1ブレーキ信号出力手段33から出力さ
れるから、その後、回転筒5が、逆転された後、(N.
+1)枚目の紙幣Bを吸引した吸引管6が、ホルダー2
内に戻された最上紙幣Bである(NO−!−1)枚目の
紙幣Bの表面に正対した状態で、回転筒5の回転が停止
されるように、第2ブレーキ信号が、第2ブレーキ信号
出力手段32から出力され、回転筒5の回転が停止され
るから、確実に、設定枚数N。の紙幣Bの東を分離して
、取り出すことが可能になるとともに、次の計数動作の
開始時において、確実に、吸引管6の吸引口7により、
最上紙幣Bを吸引して、めくり取ることが可能になる。
しかも、本実施例においては、設定枚数N。の紙幣Bの
束を分離して、取り出すために、特別の手段を設けるこ
となく、紙幣Bの計数のために、従来からモニターして
いた吸引通路11内および中空の軸4内の圧力をモニタ
ーするのみで、確実に、設定枚数N。の紙幣Bの束を分
離して、取り出すことができる。
さらに、本実施例によれば、ホルダー2内にセットされ
た紙幣Bの枚数が、設定枚数N。に等しい場合にも、自
動的に、吸引管6の吸引口7が、次の計数動作において
、まず、吸引されるべき最上紙幣Bの表面に正対するよ
うに位置されるから、紙幣Bの計数動作開始時に、確実
に、最上紙幣Bを、吸引して、めくり取ることができ、
したがって、精度良く、紙幣Bの計数をおこなうことが
可能になる。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請求
の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能で
あり、それらも本発明の範囲内に包含されるものである
ことは言うまでもない。
たとえば、前記実施例においては、本発明を、紙幣計数
機に適用した場合につき、説明を加えているが、本発明
は、宝くじ、伝票などの印刷されたシートを計数する計
数機、さらには、印刷されていないシートを計数する計
数機にも適用することができる。印刷されていないシー
トを計数する計数機に用いる場合には、シートの判別を
必要としないから、発光器16、受光器17は省略する
ことができる。
また、前記実施例においては、軸4のまわりに、互いに
、72゜づつ隔て、かつ、軸4から等距離に、5つの吸
引管6を設けているが、吸引管6の数は、5つに限定さ
れるものではない。しかし、吸引領域S内に、2以上の
吸引管6が位置するときは、吸引通路10および中空の
軸4内の圧力変動に基づき、シートの計数をすることが
できないから、回転筒5の円周方向に、隣接する吸引管
6のなす角度は、中心線XaおよびX,のなす角度より
大きくなければならず、また、互いに隣接する吸引管6
のなす角度があまりに小さいときは、高いに隣接する吸
引管6により吸引されたシートが干渉し合うおそれがあ
るので、通常は、8つ以下、好ましくは、4ないし6つ
の吸引管6を、軸4のまわりに、等しい角度を隔て、か
つ、軸4から等距離に、配置することが望ましい。
さらに、前記実施例においては、第1ブレーキ信号出力
手段33は、第1ブレーキ信号を、計数手段29が、(
NO+1)枚目の紙幣Bを検出して、紙幣検出信号が出
力されたときに出力しているが、第1ブレーキ信号を出
力するタイミングは、設定枚数N。枚目の紙幣Bが、1
ないし(No1)枚目の紙幣Bの東と重なって、N o
枚の紙幣Bの東を形成し、回転筒5を逆転したときにも
、吸引管6の吸引口7によって、N.枚目の紙幣Bが吸
引されて、ホルダー2側へ送り帰されない状態で、回転
筒5が停止するタイミングであればよい。また、第1ブ
レーキ信号出力手段33に、圧力信号出力手段25から
の圧力信号をモニターさせ、これに基づき、第1ブレー
キ信号を出力するようにしてもよい。
また、前記実施例においては、計数終了信号8力手段3
4を設けて、計数終了信号が、計数終了信号出力手段3
4から入力されたときに、第1ブレーキ信号出力手段3
3から、第1ブレーキ信号および計数停止信号を出力さ
せないようにして、回転筒5が逆転することを防止して
いるが、第1ブレーキ信号出力手段33に、圧力信号出
力手段25から出力される圧力信号をモニターさせ、第
1ブレーキ信号出力手段33が、圧力信号のレベルが、
所定レベルより高いレベルまで、上昇したことを検出し
たときに、計数停止信号を出力することなく、第1ブレ
ーキ信号のみを出力させて、回転筒5を逆転させ、1つ
の吸引管6の吸引口7が、計数位置にあるホルダー2の
載置板2aの面に正対するように位置させるようにする
こともできる。
さらに、前記実施例においては、吸引管6の中心が、吸
引領域S内に位置しているときにのみ、その吸引管6の
軸10内と、中空の軸4内および吸引通路11とが連通
ずるように、連通路14が形成されているが、吸引領域
Sの範囲を適当に定めることによって、吸引管6全体が
、吸引領域S内に位置しているときにのみ、その吸引管
6の軸10内と、中空の軸4内および吸引通路11とが
、運通路14を介して、連通ずるようにすることもでき
る。
また、前記実施例においては、第1ブレーキ信号が、第
1ブレーキ信号出力手段33から入力されたとき、ある
いは、第2ブレーキ信号が、第2ブレーキ信号出力手段
32から人力されたとき、モータ制御手段27は、電気
的に、モータ8により、回転筒5を強制的に停止させて
いるが、機械的ブレーキ手段を設けて、第1ブレーキ信
号または第2ブレーキ信号が入力されたとき、モータ制
御手段27が、この機械的ブレーキ手段を作動させ、回
転筒5を強制的に停止させるようにしてもよし)。
さらには、前記実施例においては、圧力センサ18は、
吸引通路11内の圧力を検出しているが、中空の軸4内
の圧力を検出するようにしてもよい。
また、前記実施例においては、各吸引管6には、1つの
吸引口7が形成されているが、各吸引管6に、2以上の
吸引口7を形成してもよい。
さらに、前記実施例においては、計数終了信号を出力す
るための圧力信号の所定レベルは、絶対レベルとして設
定されているが、所定の圧力レベルを、計数時に検出さ
れた平均圧力レベルまたは最大圧力レベルより、所定量
だけ大きいレベルになるように設定してもよい。
また、本発明において、各手段は、必ずしも物理的手段
を意味するものではなく、各手段の機能が、ソフトウエ
アによって実現される場合も包含し、また、一つの手段
の機能が、二以上の物理的手段により実現される場合、
および、二以上の手段の機能が一つの物理的手段により
実現される場合も、本発明は、包含する。
発明の効果 本発明によれば、簡易:′一橋造で、確実に、所定枚数
のシート東を分離して、取り出すことのできるシート計
数機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る紙幣計数機の略平面図
である。 第2図は、本発明の実施例に係る紙幣計数機の吸引機構
を説明するための図面である。 第3図は、本発明の実施例に係る紙幣計数機に設けられ
た所定枚数の紙幣を分離する紙幣分離装置のブロックダ
イアグラムである。 第4図および第5図は、圧カセンサによって検出された
吸引通路および中空の軸内の圧力曲線を示すグラフであ
る。 第6図は、第4図の圧力曲線の一部を拡大したグラフで
ある。 第7図は、第1ブレーキ信号が出力された時点における
回転筒の略平面図であり、第8図は、第1ブレーキ信号
が出力された結果、回転筒が停止した状態を示す略平面
図である。 第9図は、第5図の圧力曲線の一部を拡大したグラフで
ある。 第10図は、別の実施例に係る圧力曲線の一部を拡大し
たグラフである。 B・・・紙幣、 2・・・ホルダー 5・・・回転筒、 7・・・吸引口、 9・・・スタートスイッチ〜 10・・・吸引管の軸、 11・・・吸引通路、 13・・・ポンプモー夕、 15・・・ホルダーモータ、 16・・・発光器、 18・・・圧カセンサ、 20・・・紙幣センサ、 21・・・スタート信号出力手段、 22・・・ホルダー位置検出手段、 23・・・ホルダーモータ制御手段、 24・・・ポンブモー夕制御手段、 25・・・圧力信号出力手段、 26・・・計数開始信号出力手段、 27・・・モータ制御手段、 2・・・真空ポンプ、 4・・・運通路、 1 1・・・紙幣計数機、 4・・・回転筒の軸、 6・・・吸引管、 8・・・モータ、 7・・・受光器、 1 1 28・・・位置決め制御手段、 29・・・計数手段、 30・・・枚数設定手段、 31・・・比較手段、 32・・・第2ブレーキ信号出力手段、33・・・第1
ブレーキ信号出力手段、34・・・計数終了信号出力手
段、 35・・・表示手段。 第1図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)計数すべきシートを保持するシートホルダーと、
    中空軸のまわりに回転可能な回転筒と、該回転筒を回転
    させるモータ手段と、該モータ手段の駆動を制御するモ
    ータ制御手段と、前記回転筒の一端面上に、前記中空軸
    のまわりに、互いに等しい角度を隔て、かつ、前記中空
    軸から等距離に、突出するように形成され、少なくとも
    一つの吸引口を有する前記回転筒と同期して回転可能な
    複数の吸引管と、前記中空軸内に真空圧を供給する真空
    ポンプ手段と、該真空ポンプ手段の駆動を制御する真空
    ポンプ制御手段と、前記複数の吸引管のうち、前記シー
    トホルダーに保持されたシートに対向する所定の領域内
    に位置する吸引管のみが、前記中空軸の内部と連通する
    ように配置された連通手段と、前記真空ポンプ手段によ
    り供給された真空圧によって、前記シートホルダーに保
    持されたシートを吸引し、めくり取ることにより生ずる
    前記中空軸内の圧力変化を検出する圧力検出手段と、該
    圧力検出手段の検出した前記中空軸内の圧力変化に基づ
    き、シートの枚数を計数する計数手段と、分離すべきシ
    ート束の設定枚数N_0を設定する枚数設定手段と、前
    記計数手段の出力に基づいて、シートの計数枚数が、前
    記枚数設定手段により設定されたシートの設定枚数N_
    0と一致したか否かを判定し、一致したと判定したとき
    に、一致信号を出力する比較手段を備えたシート計数機
    において、前記比較手段から出力された一致信号を受け
    、N_0枚目のシートが、1ないし(N_0−1)枚目
    のシートに重なり、N_0枚のシート束を形成し、その
    後、前記回転筒を逆転させても、前記N_0枚目のシー
    トを吸引していた吸引管が、該N_0枚目のシートを吸
    引することのない位置に、前記回転筒を停止させるタイ
    ミングで、前記モータ制御手段に、第1ブレーキ信号を
    出力して、前記回転筒を強制的に停止させる第1ブレー
    キ信号出力手段と、前記第1ブレーキ信号が出力され、
    前記回転筒が停止した後、前記モータ制御手段に、逆転
    信号を出力して、前記回転筒を逆転させ、前記圧力検出
    手段の検出した前記中空軸内の圧力変化に基づき、所定
    のタイミングで、前記モータ制御手段に、逆転停止信号
    を出力して、前記回転筒の逆転を停止させるとともに、
    前記真空ポンプ制御手段に、駆動停止信号を出力して、
    前記真空ポンプ手段による前記中空軸内への真空圧の供
    給を停止させるとともに、前記複数の吸引管のうち、1
    つの吸引管の前記少なくとも1つの吸引口のすべてが、
    前記シートホルダーの表面に正対した位置で、前記回転
    筒が停止するタイミングで、前記モータ制御手段に、第
    2ブレーキ信号を出力する第2ブレーキ信号出力手段を
    備えたことを特徴とするシート計数機。
  2. (2)さらに、前記圧力検出手段が検出した前記中空軸
    内の圧力をモニターし、前記計数手段によるシートの計
    数開始後、前記中空軸内の圧力が所定値以上に上昇した
    ときに、計数終了信号を、前記第1ブレーキ信号出力手
    段に出力して、該第1ブレーキ信号出力手段に、第1ブ
    レーキ信号を出力させることなく、前記真空ポンプ制御
    手段に、駆動停止信号を出力させるとともに、前記第1
    ブレーキ信号出力手段に、前記圧力検出手段から入力さ
    れる前記中空軸内の圧力のモニターを開始させる計数終
    了信号出力手段を備え、前記第1ブレーキ信号出力手段
    が、前記計数終了信号出力手段から計数終了信号を受け
    たときは、前記圧力検出手段により検出された前記中空
    軸内の圧力変化に基づき、所定のタイミングで、前記モ
    ータ制御手段に、第3ブレーキ信号を出力して、前記モ
    ータ手段により、前記回転筒を強制的に停止させ、前記
    複数の吸引管のうち、1つの吸引管の前記少なくとも一
    つの吸引口のすべてを、次の計数動作において、まず吸
    引すべきシートの表面に正対する位置に位置させるよう
    に構成されたことを特徴とする請求項(1)に記載のシ
    ート計数機。
  3. (3)8つ以下の前記吸引管が設けられていることを特
    徴とする請求項(1)または(2)に記載のシート計数
    機。
  4. (4)4ないし6の前記吸引管が設けられていることを
    特徴とする請求項(1)ないし(3)のいずれか1項に
    記載のシート計数機。
  5. (5)前記真空ポンプ手段が、吸引通路を介して、前記
    中空軸内に真空圧を供給可能に構成されたことを特徴と
    する請求項(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の
    シート計数機。
  6. (6)さらに、前記圧力検出手段の検出した前記中空軸
    内の圧力変化をモニターし、モニターされた圧力の変化
    率の絶対値が第二の所定値以上であり、かつ、圧力が第
    三の所定値以下になったことを検出したときに、計数開
    始信号を、前記計数手段に出力し、モニターされた圧力
    の変化率の絶対値が前記第二の所定値未満のときに、位
    置決め信号を出力し、位置決め信号を出力した後、モニ
    ターされた圧力の変化率の絶対値が前記第二の所定値以
    上であり、かつ、圧力が前記第三の所定値以上になった
    ことを検出したときに、計数開始信号を出力する、前記
    計数手段に出力する計数開始信号出力手段と、該計数開
    始信号出力手段から位置決め信号を受けたときに、前記
    モータ制御手段に、逆転信号を出力して、前記モータ手
    段により、前記回転筒を逆転させるとともに、前記圧力
    検出手段の検出した前記中空軸内の圧力変化をモニター
    し、モニターされた圧力の変化率の絶対値が前記第二の
    所定値以上となったことを検出したときに、前記モータ
    制御手段に、逆転停止信号を出力して、前記モータ手段
    による前記回転筒の逆転を停止させる位置決め制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項(1)ないし(5)の
    いずれか1項に記載のシート計数機。
  7. (7)さらに、前記シートホルダーにより保持されたシ
    ートの表面に、光を照射する発光手段と、シート表面に
    より反射された光を受光する受光手段を備えたことを特
    徴とする請求項(1)ないし(6)のいずれか1項に記
    載のシート計数機。
  8. (8)前記シートが、紙幣であることを特徴とする請求
    項(1)ないし(7)のいずれか1項に記載のシート計
    数機。
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