JPH03216850A - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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JPH03216850A
JPH03216850A JP2011504A JP1150490A JPH03216850A JP H03216850 A JPH03216850 A JP H03216850A JP 2011504 A JP2011504 A JP 2011504A JP 1150490 A JP1150490 A JP 1150490A JP H03216850 A JPH03216850 A JP H03216850A
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lever
head drum
cassette
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Masabumi Tamura
正文 田村
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明テーププレーヤを以下の項目に従って詳細に説明
する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.背景技術[第24図] D.発明が解決しようとする課題[第24図コE 課題
を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第23図コ a.テープカセット[第1図、第3図乃至第5図、第8
図乃至第10図、第20図乃至第23図コ b.テーププレーヤの概要[第1図乃至第4図、第8図
乃至第10図コ C,カセット装着部[第1図、第2図、第11図乃至第
16図コ d.カセットホルダー[第1図乃至第5図、第11図乃
至第16図、第20図] e.テープカセットの装着等[第4図、第5図] f.ヘッドドラムの支持[第1図、第2図、第4図乃至
第16図] g、操作機構[第1図乃至第3図、第11図乃至第20
図] g−1.ヘッドドラム移動レバー[第1図、第3図、第
11図乃至第 20図] g−2  プレイレバー リミッタバネ、戻しバネ等[
第1図乃至第3図、第 11図乃至第19図] g−2−a.構造 g−2−b.ヘッドドラムの圧着及 び圧着解除[第18 図、第19図] g−3.解除レバー、ロツクレバー[第1図、第2図、
第11図乃至第 17図、第20図コ g−4.REWレバー FFレノ{−[第1図、第2図
、第11図乃至第 17図] g−5.ヘッドドラム退出手段 g−5−a.ヘッドドラム退出レ バー、中間レバー[第 2図、第3図、第 11図乃至第17図、 第20図] g−5−b.中間レバー切換手段 [第11図乃至第 1 7図コ g−5−c.解除レバーのストップ 機能[第13図コ g−5−d.解除レバーのイジエク ト機能[第14図] g−6.イジェクト時の操作感等[第 14図] h.カセットイシエクト機構[第1図乃至第3図、第1
1図乃至第17図、第20 図コ h−1.カセットホルダーとヘッドドラム退出レバーと
の間の相互口ツク h−2.ホルダー押圧レバー i.動作 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なテーププレーヤに関する。詳しくは、ヘ
ッドドラムを支持した摺動ベースと、該摺動ベースと連
結されヘッドドラムの一部をテープカセット内に挿入さ
せた前進位置とヘッドドラムをテープカセット内から退
出させた後退位置との間で移動されるヘッドドラム移動
レバーと、ブレイモードを形成するとき押し込まれるプ
レイレバーと、該プレイレバーとヘッドドラム移動レバ
ーとの間に張設されたリミッタバネとを備え、プレイレ
バーが押し込まれるとヘッドドラム移動レバーが前進位
置へと穆動されかつリミッタバネが伸長してその引張力
によりヘッドドラムがテープカセットに圧着されるよう
にしたテーププレーヤに関するものであり、上記リミッ
タバネの張設構造を工夫することにより、ヘッドドラム
のテープカセットに対する圧着力はりミツタパネによつ
て充分に得られ、しかも、ヘッドドラム移動レバーを後
退位置へと移動させるときはりミツタバネが負荷になら
ないようにすることができて操作を軽く行なうことがで
きるようにした新規なテーププレーヤを}是イ共しよう
とするものである。
(B.発明の概要) 本発明テーププレーヤは、プレイレバーを摺動自在なメ
インレバーとそれに対して摺勤自在でかつ回動自在なサ
ブレバーとにより構成すると共に、メインレバーとサブ
レバーとの間に戻しバネを、サブレバーとヘッドドラム
移動レバーとの間にリミッタバネをそれぞれ張設し、メ
インレバーが押し込まれたときはそれと一体的にサブレ
バーも移動してリミッタバネが伸長され、ヘッドドラム
移動レバーが後退位置へと移動するときはそれと一体的
にサブレバーが移動して戻しバネだけが伸長されるよう
にしたものであり、これにより、ヘッドドラムのテープ
カセットに対する圧着にはリミッタバネの引張力が作用
し、後退位置へと移動されたヘッドドラム移動レバーの
初期位置への戻しには戻しバネの引張力が作用するので
、ヘッドドラムをテープカセット内から退出させる操作
を行なうときはリミッタバネがその負荷にならないよう
にすることができる。
(C.背景技術)[第24図] ビデオテーブプレーヤや回転ヘッド式オーディオテーブ
プレーヤ等にあっては、回転磁気ヘッドを備えたヘッド
ドラムの外周面に磁気テープを所定の巻付角略螺旋状に
巻き付けた状態で磁気テープを走行させ、かつ、磁気ヘ
ッドを回転させることで所謂ヘリカルスキャン方式によ
る記録や再生が行なわれるようにされる。
ところで、このようなテーププレーヤに関し、テープカ
セット内の磁気テープをヘッドドラムに巻き付けるため
に、ヘッドドラムを移動してその一部をテープカセット
内に挿入させることを考えてみた。
第24図はそのようなテーププレーヤの一例aを示すも
のである。
同図において、bは摺動ベースCに支持されたヘッドド
ラムであり、カセット装着部に装着されたテープカセッ
トdの後方にあって、同図(B)に示す第1の位置と、
それより稍後方の同図(A)に実線で示す第2の位置と
、更にそれより後方の同図(A)に2点鎖線で示す第3
の位置との間を移動され、その外周面に沿って移動する
図示しない回転磁気ヘッドを備えている。
eは略前後方向へ回動自在なるように支持されたヘッド
ドラム移動レバーであり、その一端部が摺動ベースCと
回動自在に連結されている。fは前後方向で摺勤自在な
プレイレバーであり、その後端部に形成されたバネ掛部
gとヘッドドラム移動レバーeの他端部に形成されたバ
ネ掛部hとの間にリミッタバネiが張設されており、従
って、ヘッドドラムわ動レバーeの回動が阻止されてい
ない間はヘッドドラム移動レバーeの他端部の当接縁j
とプレイレバーfに形成された当接部kとが当接し、こ
の状態でプレイレバーfが移動するとヘッドドラム移動
レバーeの他端部が略前後方向へ移動されて該ヘッドド
ラム移動レバーeが回動され、それにより、摺動ベース
Cが前後方向へ移動される。
尚、プレイレバーfには前方への移動力が付勢されてお
り、後方へ向けて押圧されていない間は同図(A)に示
す非押込位置に保持され、この状態でヘッドドラム移動
レバーeが同図(A)に実線で示すストップ位置、即ち
、ヘッドドラムbを第2の位置に保持する位置に保持さ
れる。
そして、テープカセットdの着脱を行なうときはイジェ
クト用操作部材を操作することによりヘッドドラム移動
レバーeをリミッタバネiの引張力に抗して2)、鎖線
で示す後退位置へと移動させることでヘッドドラムbを
テープカセットd内から後方へ退出させ、また、テープ
カセットdかカセット装看部に装着された後ヘッドドラ
ム移動レバーeがリミッタバネiの引張力によってスト
ップ位置へと戻され、それにより、ヘッドドラムbの一
部がテープカセットdの前面に形成されたヘッドドラム
挿入凹部で内に挿入され、それによって、磁気テーブm
がヘッドドラムbの外周面に小さな巻付角で巻き付けら
れる。この状態がストップモードである。そして、磁気
テーブmの早送や巻戻あるいはサーチ等の動作はこの状
態で行なわれる。
更に、記録や再生を行なうときはプレイレバーfを押し
込むことでヘッドドラム移動レバーeを同図(B)に示
す前進位置へと移動させてヘッドドラムbをヘッドドラ
ム挿入凹部A内に形成されたドラム当接面n,nに圧着
させる。即ち、プレイレバーfが押し込まれるとヘッド
ドラム移動レハーeが反時計回り方向へ回動されるので
、摺動ベースCが前進してヘッドドラムbがドラム当接
面n,nに当接される。そして、ブレイレパーfはへッ
ドトラムbとドラム当接面n,nとの当接が為された後
更に後方へ移動されたところで停止される。これにより
、ヘッドドラム穆動レバーeの当接縁jとプレイレバー
fの当接部kとが離間されてリミッタハネiか伸長され
るので、その引張力によりヘッドドラム移動レバーeに
反時計回り方向への回動力が付勢され、それにより、ヘ
ッドドラムbがテープカセットdのドラム当接面n,n
に圧着されてテープカセットdとヘッドドラムbとの間
の位置関係が安定に保持される。
しかして、磁気テーブmがヘッドドラムbに所定の巻付
角で巻き付けられる。
このようにすれば、ヘッドドラムbを移動させるだけで
磁気テーブmのヘッドドラムbへの巻付を行なうことか
でぎるので、磁気テープmをテープカセットdから引き
出してヘッドドラムbl1:巻き付けるための特別なテ
ープローデイング機構が不要となり構造が極めて簡単に
なり、しかも、ストップモードにおいては磁気テーブm
が既にヘッドドラムbに巻き付けられているため、ヘッ
ドドラムbをわ動させないでも直ちにサーチ等の動作を
開始することができ、かつ、ストップモードから記録や
再生を行なうブレイモードヘ移行する際のへッドトラム
bの移動距離が短いためプレイ動作、を素速く開始する
ことができる。
(D.発明が解決しようとする課題)[第2 4図コ ところが、このようなテーププレーヤaにあっては、テ
ープカセットdの看脱を行なうとぎはへッドトラム移動
レバーeを後退位置へと移動させてヘットトラムbをテ
ープカセットd内から退出した第3の位置へと移動させ
る必要があり、そして、ヘッドドラム移動レバーeが後
退位置へと移動するとぎはりミッタパネiを伸長させな
ければならないので、本来、ヘッドドラムbをテープカ
セットdに圧看させるためのリミッタバネiがへッドト
ラムbをテープカセットd内から退出させる操作を行な
うときの負荷になってしまい、従って、該操作が重くな
ってしまうという問題がある。
勿論、リミッタハネiにハネ定数の小さいものを使用す
れはヘッドドラムを後退させる操作を軽い操作感で行な
うことができるが、そのようにすると、ヘッドドラムb
のテープカセットdに対する圧着力を充分に得られなく
なるので、記録や再生を行なうときのヘッドドラムbと
テープカセットdとの間の位置関係が不安定になり、そ
の結果、磁気テーブmのヘッドドラムbに対する巻付位
置が変動する慣れが生じることになってしま(E.課題
を解決するための手段) そこで、木発明テーププレーヤは、上記した課題を解決
するために、プレイレバーを摺動自在なメインレバーと
該メインレバーに対して摺動自在でかつ回動自在なサブ
レバーとにより構成すると共に、これらメインレバー及
びサブレバーにメインレバーが押し込まれたとき相互に
係合してメインレバーとサブレバーとが一体的に摺動す
るようにする係合部を形成し、メインレバーとサブレバ
ーとの間に戻しバネを張設し、サブレバーとヘッドドラ
ム移動レバーとの間にリミッタバネを張設し、メインレ
バーが押し込まれたとぎは上記リミッタバネが伸長して
その引張力がヘッドドラムのテープカセットに対する圧
着力として作用し、ヘッドドラム移動レバーが後退位置
へ移動するとき、即ち、ヘッドドラムをテープカセット
内から退出させるときはヘッドドラム移動レバーとサブ
レハーとが一体的に移動することで戻しバネが伸長され
るようにしたものである。
従って、本発明テーププレーヤにあっては、ヘッドドラ
ムをテープカセット内から退出させるための操作には戻
しバネのみが負荷になり、該戻しバネは後退位置へと移
動されたヘッドドラム移動レバーを初期の位置に戻すこ
とができるだけの引張力を蓄える強さのものであれば足
りるため、リミッタバネほどには強いバネ定数を必要と
しないので、ヘッドドラムを後退させる操作を軽い操作
感で行なうことができる。これにより、ヘッドドラムの
テープカセットに対する圧着力はリミッタバネの引張力
によって充分に得られながらも、ヘッドドラム移動レバ
ーを後退位置へと移動させるための操作の操作感を軽く
することができる。
(F.実施例)[第1図乃至第23図コ以下に、本発明
テーププレーヤの詳細を図示した実施例に従って説明す
る。
先ず、テーププレーヤ1に使用するテープカセットの一
例を説明し、次いでテーププレーヤ1を説明する。
(a.テープカセット)[第1図、第3図乃至第5図、
第8図乃至第10図、第20図乃至第23図コ 2はテープカセットである。
3はカセットケースであり、上方から見て左右方向に長
い長方形状をした扁平な箱状をしている。
該カセットケース3内には2つのテーブリール4、4が
回転自在に収納されており、これらテーブリール4、4
に磁気テーブ5が巻装されている。
カセットケース3の厚み方向で対向した2つの壁には各
2個づつの挿通孔6、6、・・・が形成されており、こ
れら挿通孔6、6、・・・から上記テーブリール4、4
に設けられた係合孔4a、4aが外部に臨まされる。
7、7はカセットケース3の前面の左右両端部に形成さ
れたテープ出口であり、上記磁気テーブ5はこれらテー
プ出口7、7からカセットケース3外に導出され、カセ
ットケース3の前面に沿うように位置している。
8はカセットケース3の前端郎のうちテープ出口7、7
が形成された両端部を除いた部分に形成されたヘッドド
ラム挿入凹部であり、前方に開口し、上下両端は塞がれ
ている。
9、9はヘッドドラム挿入凹部8の内側面のうち左右両
端寄りの位置に形成された当接面であり、後述するヘッ
ドドラムがこの当接面9、9に当接することによってヘ
ッドドラムとテープカセット2との間の位置決めが為さ
れる。
10、10はピンチローラであり、テープ出口7、7の
うちヘッドドラム挿入凹部8側に寄った位置に回転自在
に支持されている。しかして、磁気テーブ5はこれらピ
ンチローラ10、10に巻き付いた状態でカセットケー
ス3の前面部に架け渡されて、上記ヘッドドラム挿入凹
部8の前面を横断した状態とされている。そして、この
磁気テーブ5かへットトラム挿入凹部8の前面を横断し
ている面がテーブ架渡面である。
11は前面蓋であり、撓み弾性を有する合成樹脂で形成
されており、カセットケース3の前面を覆う覆部11a
と該覆部11aの両端から後方へ向って突出した側片1
lb、llbとが一体に形成されて成り、側片1lb,
llbの先端部がカセットケース3の左右両側面に回動
自在に支持され、第23図(A)に示す閉塞位置と第2
3図(B)に実線及び2点釦線で示す開放位置との間を
回動されるようになっている。
そして、側方から見て、前面N11の回動支点から覆部
11aまでの間隔より回動支点からカセットケース3前
面の上端又は下端までの距離の方が若干大きくなってい
るので、上記2つの位倒の間を移動する際は、覆部11
aがカセットケース3前面の上端又は下端を通過すると
きに前方へ引張られるような力を受け、それによって、
全{Jが緩やかなアーチ状に撓むことによって覆所21
aがカセットケース3i#面の上端又は下端を通過する
ことができる。そして、閉塞位置にあっては該位置にク
リックロックされることになる。
(b.テーププレーヤの概要)[第1図乃至第4図、第
8図乃至第10図] 12はメインシャーシ、13はメインシャーシ12の上
面に固定された側壁、14はメインシャーシ12に固定
されたサブシャーシである。
メインシャーシl2は前後方向(第1図における下側へ
向う方向を前方とし、上側へ向う方向を後方とする。ま
た、同図における左側へ向う方向を左方とし、右側へ向
う方向を右方とする。以下の説明において向きを示すと
きはこの方向によるものとする。)に長い略長方形状を
した外形を有し、その底板部15の前端縁から前壁16
が立ち上げられ、また、底板部15の前端寄りの部分と
左端寄りの部分を除いた大部分が開口され、右側縁から
稍左方へ寄った位置に前後方向に延びる側壁13が固定
されている。
サブシャーシ14はメインシャーシ12の底板部15の
側壁13より左方の部分の上方に該底板部15と平行に
なるようにメインシャーシ12に支持されている。
17、18はメインシャーシ12の底板部15の前寄り
の位置に左右に離間して回転自在に配置されたリール台
であり、リール台ギャ19、19′とリール係合軸20
、20′とを備えており、リール台ギャ19、19′と
リール係合軸20、20′との間は摩擦結合されており
、リール台ギャ19、19′が後述する駆動系によって
回転されると、リール台ギャ19、19′との間に働く
摩擦力によってリール係合軸20、20′が回転される
ようになフてぃる. そして、サブシャーシ14の前部がカセット装着部とな
っており、そこに前記テープ力セット2が装着される。
21はヘッドドラムであり、サブシャーシ14の上面に
前後方向へ穆動自在なるように支持されている。
ヘッドドラム21は中ドラム回転型であり、中ドラム2
2の外周面部に磁気ヘッド23、23、23が支持され
ており、これら磁気ヘッド23、23、23は上下のド
ラム24、25間に形成された間陳26内に位置してい
る。そして、該ヘッドドラム2lの前部21aにおいて
上ドラム24の上面と下ドラム25の下面との間の間隔
は上記テープカセット2のヘッドドラム挿入凹部8の上
下幅より稍小さくされている。また、該前部21aにお
いて上ドラム24の上縁及び下ドラム25の下縁には僅
かに外方へ張り出した突当縁24a,25aが形成され
ている.そして、この突当縁24aと25aとの間の間
隔は磁気テープ5の幅より僅かに大きくされている. しかして、ヘッドドラム21は第8図に示すように、そ
の前部21aの殆んどがテープカセット2のヘッドドラ
ム挿入凹部8内に入った第1の位置と、第9図に示すよ
うに、前部21aがヘッドドラム挿入凹部8内に少し入
った第2の位置と、第10図に示すように、ヘッドドラ
ム21がヘッドドラム挿入凹部8から完全に出た第3の
位置との間を移動し得るようになっている。
そして、ヘッドドラム21が第1の位置に穆動すると、
磁気テーブ5はヘッドドラム挿入凹部8内へ押し込まれ
ヘッドドラム21に所定の巻付角で巻き付けられる。こ
の状態で磁気ヘッド23、23、23による磁気テーブ
5に対する記録及び/又は再生が為される。
ヘッドドラム21が第2の位置へ移動すると、磁気テー
ブ5は上記託録及び/又は再生が為される時より浅い巻
付角でヘッドドラム21に巻き付けられ、この状態で磁
気テーブ5の早送り、巻戻し及びサーチが選択的に為さ
れる。
そして、テープカセット2のテーププレーヤ1に対する
着脱を行なうときは、ヘッドドラム21が第3の位置に
移動され、テープカセットの着脱やテープの走行を行な
うとき以外、ヘッドドラム21は第2の位置に保持され
る。
(c.カセット装着部)[第1図、第2図、第11図乃
至第16図コ サブシャーシ14の略前半部分の上面がカセット装着郎
27となる。
サブシャーシ14の前部14aには左右方向に間隔を置
いて挿通孔28、2−8が形成され、該挿通孔28、2
8を通して上記リール台17、18のリール係合軸20
,20”がサブシャーシ14の上方へ突出されている。
29はプレイギャアームであり、その基端部がリール台
17の支持軸17aに回動自在に支持されている。そし
て、該アーム29の回動端部にはプレイギャ30が回転
自在に支持され、該プレイギャ30は大ギャ30aと小
ギャ30bとが一体に形成されて成り、小ギャ30bは
リール台17のリール台ギャ19と常時噛合されている
ブレイギャ30の支持軸31の下端はメインシャーシ1
2の下方にまで延びていて、メインシャーシ12に形成
された規制孔32内に位置されている。該規制孔32は
上記支持軸17aを中心とする円弧状に形成されており
、これによってアーム29の回動範囲が規制されている
33はプレイギャアーム29とメインシャーシ12との
間に張設された引張バネであり、この弓張バネ33によ
ってプレイギャアーム29には上方から見て反時計回り
方向への回動力が付勢されている。従フて、プレイギャ
アーム29はその回動端側を後方から押圧されないかぎ
りは、支持軸31の下端部が規制孔32の後端に当接し
た位置に保持されている。
34はFFギャアームであり、その中間部分が上記支持
軸17aに回動自在に支持されており、その後端部には
FFギャ35が回転自在に支持されており、該FFギャ
35はリール台ギャ19の小ギャ19aと常時噛合され
ている。FFギャアーム34の前端部の左側縁には前に
行くに従って左方へ変位するカム縁36が形成されてい
る。
37はFFギャアーム34とメインシャーシ12との間
に張設された引張バネであり、この引張バネ37によっ
てFFギャアーム34には上方から見て時計回り方向へ
の回動力が付勢されている。
38はREWギャアームであり、その中間部分がリール
台18の支持軸18aに回動自在に支持されており、そ
の後端部にはREWギャ39が回転自在に支持されてお
り、該REWギャ39はリール台ギヤ19′と常時噛合
されている。
REWギャアーム38の前端部の右側縁には前に行くに
従って右方へ変位するカム縁40が形成されている。
41はREWギャアーム38とメインシャーシ12との
間に張設された引張バネであり、この弓張バネ41によ
ってREWギャアーム38には上方から見て反時計回り
方向への回動力が付勢されている。
そして、これらアーム34、38は後述する操作用のレ
バーが操作されることによって回動され、リール台17
、18を高速で回転させるFFモード、サーチモード、
REWモードが形成される。
42、42、42はサブシャーシ14に立設されたカセ
ット支持ピンであり、該カセット支持ビン42、42、
42の上面にテープカセット2が載置されてテープカセ
ット2の上下方向での位置決めが為される。
43、43はサブシャーシ14の前端縁の左右両端部か
ら立ち上げられた規制片であり、カセット装着部27に
装着されたテープカセット2の後面(尚、テーププレー
ヤ1に装着された状態のテープカセット2の前後の向き
はテーププレーヤ1の前後の向きと逆になっている。)
が突き当ることによってテープカセット2の前後方向で
の位置決めが為される。
(d.カセットホルダー)[第1図乃至第5図、第11
図乃至第16図、第20図]44はカセットホルダーで
あり、上下2つの板金製の枠部材44aと44bとが一
体的に結合されて成る。
45はカセットホルダー44の主部を為すカセット保持
部であり、前方から見て扁平な長四角状をし、その天板
部45aは上方から見て横長四角形の枠状をしており、
その開口部の前縁の左右両端寄りの位置から後方へ向っ
て押圧片45b、45bが突設されており、該押圧片4
5b145bはその後端部が天板部45gの下面より稍
下方に位置するように傾斜せしめられ、かつ、その後端
は僅かに上方へ湾曲している。
45cは天板部45aの後緑のうち両端部を除いた部分
から上方へ向けて突設された蓋戻し片である。
45dは底板部であり、該底板部45dには左右に離間
した2つの挿通孔45e,45eが形成されている。
45f,45fは下側の枠部材44bに設けられた側板
部45g、45gの後噛縁を内側へしぼり加工して形成
されたガイド部であり、その前面が下端から始まり後方
へ行くに従って上方に変位して行く円弧状に形成されて
いる。
46、46′は上側の枠部材44aに形成され側板部4
5g、45gの外側に重なり後方へ向けて突出したアー
ムであり、その後端寄りの位置に支持孔46a、46′
aが形成され、右側のアーム46はその後端が左側のア
ーム46′の後端より稍後方まで延びることで左側のア
ーム46′より長くなっており、右側のアーム46の後
r4縁46bは支持孔46aの中心を中心とした円弧状
に形成され、更に、右側のアーム46の上側縁のうち支
持孔46aより稍前寄りの位置にバネ当部46cが形成
されている。
47はメインシャーシ12の底板部15の左側縁部から
立設された支持壁であり、該て支持壁47の上端部と前
記側壁13のうち上記上端部と対応した位置に支持軸4
8、48が突設されており、これら支持軸48、48が
カセットホルダー44のアーム46、46′に形成され
た支持孔46a,46”aに回動自在に挿通されている
しかして、カセットホルダー44はメインシャーシ12
に略上下方向に回動し得るように支持ざれ、第20図(
B)に示すイジェクト位置、即ち、右側のアーム46の
上側縁が側壁13の上側縁に形成されたストツバ部49
に下方から当接して前上りに傾いた姿勢となった位置と
第20図(A)に示す装着位置、即ち、カセット保持部
45がサブシャーシ14のカセット装着部27に近接し
て略水平な姿勢となった位置との間で移動される。
50は鋏形バネであり、そのコイル部50aが上記支持
軸48、48のうち右側のもの48に外嵌され、その一
方の腕50bの先端部がカセットホルダー44のアーム
46に形成されたバネ当部46cに前下方から弾接され
、他方の腕50cの先端部が側壁13の上側縁に形成さ
れたバネ当部51に後下方から弾接されている。
この鋏形バネ50の引張力により、カセットホルダー4
4には、右方から見て時計回り方向への回動力、即ち、
イジェクト位置側への移動力が付勢されており、装着位
置へと移動されると、その右側のアーム46の後端部4
6d(以下、「被ロック部」と言う。)の時計回り方向
への移動が後述するヘッドドラム退出レバーにより阻止
されると共にカセット保持部45の右側板部45gから
右方へ向けて水平に突設された被ロックビン52が後述
するホルダー押圧レバーによりロックされ、それらによ
ってカセットホルダー44が装着位置に保持される。
(e.テープカセットの装着等)[第4図、第5図] そこで、イジェクト位置にあるカセットホルダー44の
カセット保持部45にテープカセット2を挿入して行く
と、前面illの下側になっている部分の両端部がガイ
ド部45f,45fに当接する。そこから更にテープカ
セット2をカセット保持部45に挿入して行くと、前面
蓋11の両端部がガイト部45f、45fにより迫り上
げられて開放位置へと回動せしぬられる。前面蓋11が
開放位置に達するとカセット保持部45の天板45aの
後縁に設けられた蓋戻し片45cが前面蓋11と殆んど
接する状態で対向した状態となる。従って、テープカセ
ット2をカセット保持部45から抜ぎ出すと、前面蓋1
1がカセット保持部45の蓋戻し片45cによって相対
的に押圧されて閉塞位置へと戻される。
上記したように、テープカセット2がカセット保持部4
5に挿入された状態のカセットホルダー44が下方へ向
けて回動されることによって、テープカセット2がカセ
ット装着部27に装着される。即ち、テープカセット2
のテープリール4、4の係合孔4a,4aにリール台1
7、18のリール係合軸20、20′がカセットホルダ
ー44の挿通孔45e、45eを通して係合され、カセ
ットケース3の下側になっている面がカセット支持ビン
42、42、42の上端面上に載置される。
尚、カセットホルダー44はテープカセット2がカセッ
ト支持ビン42、42、42上に載置された直後に装着
位置に到達し、テープカセット2は、カセットホルダー
44の押圧片45b145bによってカセット支持ビン
42、42、42に圧着される。
(f.ヘッドドラムの支持)[第1図、第2図、第4図
乃至第16図コ 53はヘッドベースであり、サブシャーシ14に前後方
向へ移動自在に支持されている。
該ヘッドベース53は板状をした摺動板54と該摺勤板
54と固定された支持ブロック55とから成る。
支持ブロック55の左右両側,面の上下方向における略
中央から連結片56、56が外方に向けて突設されてい
る。
摺動板54には後方に向って開口した大きな切欠57が
形成されており、このような摺動板54の後端部の左右
両端部が支持ブロック55の連結片56、56に固定さ
れている。
58、58は連結片56、56の上面に固定された摺動
駒であり、辷り性の良好な合成樹脂で形成され、外側に
向って開いた摺動溝59、59か形成されている。
60は摺動板54の前端縁の中央に形成され前後方向に
延びると共に前端に開口したスリット、61は同しく摺
勅板54の前端部に形成された前後方向に長い案内長孔
である。
62は摺動板54の前端寄りの位置に形成され左右方向
に長い係合長孔である。
サブシャーシ14にはその略後半部の大部分を占める孔
63か形成されており、該孔63の両側縁64、64が
案内縁とされ、前後方向に延び互いに平行にされている
。そして、該案内縁64、64はその後端部64a、6
4aが僅かに内方に突出されていて、該後端部64aと
64aとの間の間隔が上記摺動駒58、58に形成され
た摺動溝59、59の奥面59a,59a間の間隔と略
同じにされ、案内縁64、64の後端部64a164a
を除いた部分64b、64b間の間隔は上記奥面59a
、59a間の間隔より稍大きくなっている。
そして、ヘッドベース53の摺動溝59、59かサブシ
ャーシ14の案内縁64、64に摺動自在に係合され、
また、サブシャーシ14に植設された案内ピン65がヘ
ッドベース53の案内長孔61と摺動自在に係合し、更
に、同じくサブシャーシ14に植設された案内ピン66
がへッドベース53のスリット60と摺動自在に係合し
、これらによって、ヘッドベース53はサブシャーシ1
4に前後方向へ移動自在に支持されることになる。
尚、摺動溝59、59が案内縁64、64の後ii6 
4 a, 6 4 aと係合しているときは、摺動溝5
9、59の奥面59a,59aに案内縁64a,64a
が略接触した状態となるのでヘッドベース53は殆んど
左右への振れの無い状態となるが、摺動溝59、59が
案内jli64、64の部分64b、64bと係合、し
ているとぎは、該部分64b,64bと摺動溝59、5
9の奥面59a,59aとの間に若干の間隙があるので
、ヘッドベース53は若干左右への振れが出来る状態と
なる。
そして、このようなヘッドベース53に上記したヘッド
ドラム21が固定される。
尚、このヘッドドラム21はモータ一体型のヘッドドラ
ムであり、67がドラムモータである。
67aは回転軸であり、該回転軸67aに上記中ドラム
22とロータ67bがそれぞれ固定されている。そして
、ロータ67bにはロータ磁石67cが固定されている
。67dはロータ67bに対向するように配置されたス
テータであり、ロータ磁石67cに対向するようにステ
ータコイル67eが支持されている。67fはステータ
67dを挟んでロータ67bと対向するように回転軸6
7aに固定されたバックヨークである。
そして、上記モータ67の下端から下方へ突出した回転
軸67aの下端に駆動ギャ68が一体に形成されている
69はギャベースであり、その後端部が上記へッドベー
ス53の支持ブロック55の下端部に固定されている。
70は駆動ギャ68の左横でギャベース69に回転自在
に支持された伝達ギヤである。該伝達ギャ70は大ギヤ
70aと小ギャ70bとが一体に形成されて成り、大ギ
ャ70aが上記駆動ギャ68と噛合されている。
71、72はギャベース69の前端部に左右に並んで、
かつ、互いに噛合された状態で回転自在に支持された中
継ギヤであり、71はFWD系であり、72はREW系
である。そして、FWD系中継ギャ71は大ギャ71a
と小ギャ71bとが同軸に一体に形成されている。
そして、FWD系の中継ギャ71の大ギャ71aと伝達
ギャ70の小ギャ70bとの間がギャベース69に回転
自在に支持された連係ギャ73によって連係されている
従って、ドラムモータ67が回転すると、2つの中継ギ
ャ71、72が互いに反対の方向に、即ち、上方から見
て、FWD系中継ギャ71は反時計回り方向へ、REW
系中継ギャ72は時計回り方向へ、それぞれ回転される
ことになる。
74はキャブスタンアームであり、その基端部がギャベ
ース69と上ドラム24とに回動自在に支持され、かつ
、その回動軸は伝達ギャ70の回転軸と同軸になってい
る。
そして、キャブスタンアーム74の回動端部にはキャプ
スタン75が回転自在に支持されており、かつ、キャブ
スタン75の下方に延出された軸75aにはキャプスタ
ンギャ76が固定されており、該キャブスタンギャ76
は上記伝達ギャ70の小ギヤ70bと噛合されている。
従フて、ドラムモータ67が回転するとキャブスタン7
5が回転せしめられる。
77はキャプスタンアーム74とヘッドベース53との
間に張設された引張バネであり、これによって、キャプ
スタンアーム74には上方から見て反時計回り方向への
回動力が付勢されている。
しかして、ヘッドベース53が前進してヘッドドラム2
1が第1の位置にある状態では、ヘッドベース53の摺
動溝59、59は案内縁64の部分64b、64bと係
合しており、左右に若干振れることができる状態である
。従フて、ヘッドドラム21の突当縁24a,25aが
テープカセット2の当接面9、9に押し付けられる過程
でヘッドドラム21は自からその姿勢を修正することに
なる。
尚、ヘッドドラム21は後述するリミッタバネの引張力
によってその突当縁24a,25aがカセットケース3
の当接面9、9に圧接される。
そして、ヘッドドラム21が第1の位置へと移動される
過程で、キャブスタン75がテープカセット2のピンチ
ローラ10、10のうち巻取側のリール台17のリール
保合軸20と係合しているテーブリール4側のもの10
に磁気テーブ5を介して接触し、そこから、ヘッドドラ
ム21が第1の位置へ移動するまでの間に、キャブスタ
ン75が相対的に稍後退せしめられて引張バネ77か若
干伸張される。従って、この引張パネ77の伸張によっ
て蓄えられた引張力によってキャプスタン75がピンチ
ローラ10に磁気テーブ5を介して圧着されることにな
る。
(g.操作機構)[第1図乃至′!J3図、第11図乃
至第20図] 78は操作機構であり、磁気テープ5に対する記録及び
/又は再生を行なうプレイモードを形成するためのプレ
イレバーと、磁気テープ5の早送りもしくはサーチを行
なうFFモードを形成するためのFFレバーと、磁気テ
ーブ5の巻戻しを行なうREWモードを形成するための
REWレバーと、これらモード形成用レバーが形成位置
に押し込まれたときこれらレバーをその位置にロックす
るためのロツクレバーと、該レバーにによるロックを解
除してストップモードにする機能とカセットイジエクト
を行なう機能とを兼ね備えた解除レバーと、プレイレバ
ー等により移動されて前記ヘッドベース53を移動させ
るヘッドドラム移動レバーと、テープカセットの着脱を
行なうときへッドベース53を第3の位置へと移動させ
るためのヘッドドラム退出レバーと、解除レバーの上言
己2つの機能を選択的に切り換えるための中間レバーと
、プレイレバーに設けられたリミッタバネ及び戻しバネ
等から成る。
(g−1.ヘッドドラム穆動レバー)[第1図、第3図
、第11図乃至第20 図] 79はヘッドドラム穆動レバーである。
該ヘッドドラム移動レバー79は左右方向に長く、かつ
、その略中間部が右方から見て略コ字状を為すように屈
曲されていて、それにより、その略左半部が右半部より
積上方にあるように形成されており、中間部より稍右方
へ寄った位置か支持軸80によりメインシャーシ12の
底板部15の右側部に回動自在に支持されている。 そ
して、該ヘッドドラム移動レバー79の左端部には連結
ビン81が植立されており、該連結ピン81がへッドヘ
ース53の係合長孔62と摺動自在に係合されている。
従って、このヘッドドラム移動レバー79が回動される
と、その連結ピン81が略前後方向に移動することにな
り、これによって、ヘッドベース53、即ち、ヘッドド
ラム21が前後方向に移動されることになる。
また、ヘッドドラム移動レバー79の前縁のうちヘッド
ドラム移動レバー79の回勤支点より左側へ寄った位置
に被押圧部79aが形成され、更に、その右端部にはス
トツバビン82が垂設されると共にバネ掛片79bが上
方へ向けて突設されている。
尚、このようなヘッドドラム移動レバー79は、プレイ
千ードが形成されるときは後述するプレイレバーにより
押圧されて第12図に示す前進位置へと移動され、また
、カセットホルダー44をイジエクト位置へと移動させ
るカセットイジェクトが行なわれるときは後述する解除
レバー等により押圧されて第14図に示す後退位置へと
穆動され、それ以外のときは第11図に示すストップ位
置に保持されており、ヘッドドラム移動レバー79がス
トップ位置に来ている状態でヘッドドラム21が第2の
位置に保持され、ヘッドドラム移動レバー79が前進位
置へと移動するとヘッドドラム21が第1の位置へ、ま
た、ヘッドドラム移動レバー79が後退位置へと移動す
るとヘッドドラム21が第3の位置へとそれぞれ移動さ
れる。
(g−2.プレイレバー リミッタバネ、戻しバネ等)
[第1図乃至第3図、第 11図乃至第19図] (g−2−a.構造) 83はプレイレバーであり、該プレイレバー84は前後
方向へ摺動自在なメインレバーと該メインレバーに前後
方向へ摺動自在にかつ略左右方向へ回動自在に支持され
たサブレバーとこれらメインレバーとサブレバーとの間
に張設された戻しバネ等から成り、サブレバーと前記ヘ
ッドドラム移動レバー79との間にヘッドドラム21を
カセットケース3に圧着させるためリミッタバネが弓長
設されてレ)る。
84は前後方向に長い板状をしたメインレバーであり、
その後端部寄りの右側部と前端部に前後方向に長い案内
長孔84a,84aが形成され、これら案内長孔84a
,84aにメインシャーシ12の底板部15の右端部に
垂設されたガイドピン85、85が摺動自在に係合され
、それにより、前後方向へ一定の範囲内で摺動自在なる
ように支持され、更に、その右側縁86の前端寄りの位
置から突出したバネ掛片87とメインシャーシ12との
間に架け渡された引張スプリング88によって前方への
移動力を付勢されており、後方へ押圧されていない間は
第11図に示す非押込位置に保持される。
89はメインレバー84の前端寄りの位置から略左方へ
向けて突出された腕片であり、該腕片89の先端部に被
ロツクビン89aが立設されている。
そして、右側縁86の中間部より稍後ろ寄りの位置に前
後方向に長い切欠90が形成され、また、右側縁86の
後端部はその余の部分より稍左方にあり、この位置から
バネ掛片91が上方へ向けて突設され、更に、右側縁8
6のうち上記バネ掛片91から前方へ連続する箇所に右
方に向フて開口した略コ字状を為す係合切欠92が形成
され、該係合切欠92の前縁92aが後述するサブレバ
ーの係合片と結合する結合縁になってレ1る。
93はメインレバー84の前端に取着された押釦である
尚、ヘッドドラム穆動レバー79のストツノてピン82
の下端部は上記切欠90内に位置されている。
94はサブレバーである。該サブレバー94はメインレ
バー84の3分の1余りの長さを有し、その前端部に前
後方向に延びる係合長孔95が、また、その後部に被案
内長孔96が形成されており、上記係合長孔95の後端
から当接片95aが垂設され、また、上記被案内長孔9
6はその中間部96aが前方へ行くに従って右方へ変位
する方向へ延び、その余の部分は前後方向に延びるよう
に形成されている。97はサブレバー94の左側縁の前
端寄りの位置から立設されたバネ掛片、98はサブレバ
ー94の右側縁の後端部から立設されたバネ掛片、99
はサブレバー94の後端縁から垂設された係合片である
そして、このようなサブレバー94はメインレバー84
の上面に重なるように位置されると共に、その被案内長
孔96にメインレバー84を支持している2つのガイド
ビン85、85のうちの後側のもの85が摺動自在に係
合され、かつ、その係合長孔95に前記ヘッドドラム移
動レバー79のストツバピン82が摺勤自在に係合され
、更に、その前側のバネ掛片97とメインレバー84の
後側のバネ掛片91との間に引張スプリング100(以
下、「戻しバネ」と言う。)が、また、その後側のバネ
掛片98とヘッドドラム移動レバー79のバネ掛片79
bとの間に引張スプリング101(以下、「リミッタバ
ネ」と言う。)が張設されている。
尚、これら戻しバネ100とリミッタバネ101の引張
力はリミッタバネ101のそれが戻しバネ100のそれ
より強くされている。
しかして、ヘッドドラム移動レバー79の右端部とサブ
レバー94との間にはリミッタバネ101の引張力が作
用するのでサブレバー94の当接片95aとヘッドドラ
ム移動レバー79のストツパビン82とが略前後方向で
当接し、また、メインレバー84とサブレバー94との
間には戻しバネ100の引張力が作用し、サブレバー9
4の当接片95aとメインレバー84の切欠90の後縁
90a(以下、「当接縁」と言う。)とが当接する。
尚、メインレバー84が非押込位置に来ている状態にお
いては、ヘッドドラム移動レバー79が前記ストップ位
置に保持され、従って、ヘッドドラム21か第2の位置
に保持される。
また、上記状態で、サブレバー94の被案内長孔96は
その中間部96aと後部96bとが連続する箇所がガイ
ドピン85に係合され、かつ、その係合片99がメイン
レバー84の係合切欠92の係合縁92aに右方から近
接して略並ぶように位置されている。
(g−2−b.ヘッドドラムの圧着及び圧着解除)[第
18図、第19図] そこで、上記した状態からメインレバー84が後方へ押
し込まれて行くと、サブレバー94はそのバネ掛片97
が戻しバネ100により引っ張られることにより後方へ
移動されると共に、その被案内長孔96の中間部96a
の側縁がガイドピン85によって相対的に前方稍斜め左
側へ向けて押圧されることにより上方から見て反時計回
り方向へ回動され、それにより、第18図(B)に示す
ようにサブレバー94の係合片99がメインレバー84
の係合切欠92内に人ってその係金縁92aに係合され
る。従って、この状態からは、上記係合縁92aが係合
片99を後方へ向けて押圧することになる。
また、ヘッドドラム移動レバー79はそのストツバビン
82がサブレバー94の当接片95aに追従して行くこ
とにより反時計回り方向へ回動され、それによりヘッド
ベース53が前方へ移動される。
そして、メインレバー84が更に後方へ移動して第18
図(C)に示す位置まで来ると、ヘッドドラム移動レバ
ー79が前進位置に到達し、従って、ヘッドドラム21
が第1の位置に到達してその突当縁24a、25aがカ
セットケース3の当接面9、9に当接し、ヘッドベース
53の前方への移動が阻止され、従って、ヘッドドラム
移動レバー79はそれ以上反時計回り方向へ回動するの
を阻止される。
メインレバー84の後方への移動は、上記位置から更に
後方へ寄った第18図(D)に示すモート形成位置まで
行なわれる。従って、ヘッドドラム移動レバー79の回
動が阻止された時点からはサブレハー94の当接片95
aかへッドトラム移動レバー79のストツパビン82か
ら離間して、リミッタバネ101が同図(D)に示すよ
うに伸長される。
しかして、そのように伸長されたりミッタハネ101の
引張力によってヘッドドラム移動レハー79に反時計回
り方向への回動力が付勢され、この回動力によクてヘッ
ドドラム21の突当縁24a,25aがカセットケース
3の当接面9、9に圧接される。
尚、この位置まで押し込まれたメインレパー84は後述
するロツクレハーによりその位置にロックされ、また、
該ロックが解除されると、弓張スプリング88の引張力
により元の非押込位置へと移動される。
そして、メインレバー84が非押込位置に戻される間に
、先ず、サブレバー94の当接片95aとヘッドドラム
移動レバー79のストツバビン82とが当接されてヘッ
ドドラム21のカセットケース3に対する圧着が解除さ
れ、その状態からは前方へ移動するサブレバー94の当
接片95aがストツパピン82を前方へ押圧することで
ヘッドドラム移動レバー79が時計回り方向へ回動され
ると共に、サブレバー94の被案内長孔96の中間部9
6aの側縁がガイトビン85により相対的に後方稍斜め
右方へ押圧され、それによりサブレバー94が時計回り
方向へ回動されてその係合片99がメインレバー84の
係合切欠92から右方へ出ることになり、メインレバー
84が非押込位置に戻るとヘッドドラム移動レパー79
がストップ位置へと移動されてヘットトラム21が第2
の位置へと戻される。
(g−3.解除レバー、ロツクレハー)[第1図、第2
図、第11図乃至第 17図、第20図] 102は解除レバーであり、該解除レバー102は前記
プレイレバー83がモード形成位置へと押し込まれ、あ
るいは後述するFPレバーやR E W L/ ハーが
モード形成位置へと押し込まれている状態、即ち、磁気
テーブ5が走行している動作モートにおいては当該動作
モードを解除してストップモードにするストップレバー
として機能し、ストップモードにおいてはカセットイジ
ェクトを行なうイジェク訃レバーとして機能する。
そして、該解除レバー102はメインレバー84の左側
に稍離間した位置でメインシャーシ12の下面に前後方
向へ一定の範囲内で摺動自在に支持されると共に、図示
しない弾発手段により前方への移動力を付勢されており
、その前端部に押釦103が取看され、また、その右側
縁から押圧突起104が立設されている。
尚、このような解除レパー102の後端縁105は後述
する中間レバーを押圧するための押圧縁になっている。
106は左右方向に長い板状をしたロックレバーであり
、メインシャーシ12の底板部15の前端寄りの位置に
左右方向へ摺動自在に支持され、図示しない弾発手段に
より左方への移動力が付勢されている。
107はロックレバー106の右寄りの位置に形成され
た前後方向に長い孔であり、該孔107の右側縁には後
方に行くに従って左方へ変位するように傾斜した被押圧
Iii1 0 7 aが形成されている。
そして、上記解除レバー102の押圧突起104はロッ
クレバー106の孔107内に位置しており、かつ、該
孔107の右側縁の前端寄りの部分と略当接するように
位置している。そして、解除レバー102が後方へ押し
込まれると、その押圧突起104がロツクレパー106
の被押圧縁1 0 7 aを押圧するため、ロックレバ
ー106はそれに付勢されている引張力に抗して右方へ
移動される。そして、解除レバー102がそれに付勢さ
れた引張力により元の位置に戻ると、ロツクレバー10
6もそれに付勢された引張力により左方へ移動されて元
の位置に戻る。
ロックレバー106の右端部から後方へ向って突出した
突片108の左側縁からは左方へ向ってロック爪109
が突設されており、該ロック爪109の後縁109aは
左右方向に延びるロック縁とされ、該ロック縁109a
の左端から前方に延びる縁109bは前方へ行くに従っ
て右方へ変位するように傾斜した被押圧縁とされている
しかして、プレイレバー83が非押込位置にあるときは
、その被ロツクピン89aがロックレバー106のロッ
ク爪109の被押圧縁109bの前寄りの位置と略接触
している。そして、プレイレバー83が押し込まれると
、その被ロツクビン89aがロックレバー106の被押
圧Ia 1 0 9 bを押圧するので、ロックレバー
106は右方へ穆動せしめられる。そして、プレイレバ
ー83がモード形成位置に達すると、被ロツクピン89
aは被押圧縁109bから後方へ外れるので、ロックレ
バー106はそれに付勢された引張力により左方へ移動
し、そのロック縁109aが被ロックビン89aの前側
に位置し、これによって、プレイレバー83を後方へ向
フて押圧していた力が除かれても、その被ロックビン8
9aがロックレバー106のロック縁109aに後方か
ら係合されて、プレイレバー83はモード形成位置にロ
ックされる。
また、プレイレバー83がモード形成位置にロックされ
ている状態から前記解除レバー102が押し込まれると
、上記したように、ロックレバー106が右方へ移動す
るので、プレイレバー83の被ロックビン89aの前側
に位置していたロック縁109aが右方へ逃げるので、
ブレイレパー83は引張スプリング88によって付勢さ
れた移動力によって非押込位置に戻される。
1 (g−4.REWレバー FFレバー)[第1図、第2
図、第11図乃至第 17図] 110はREWレバーであり、解除レバー02の左側で
メインシャーシ12の下面に前後方向へ摺動自在に支持
され、かつ、図示しない弾発手段により前方への移動力
が付勢ざれている。
そして、該REWレバー110には被ロック片110a
と押圧片110bがそれぞれ突設されている。
111はロツクレバー108に前記孔107の左側に形
成された前後方向に長い孔であり、該孔111の右側縁
には左方へ向ってロック爪112が突設されており、該
ロック爪112の後縁112aは左右方向に延びるロッ
ク縁とされ、該ロック縁112aの左端から前方に延び
る縁112bは前方に行くに従って右方へ変位する被押
圧縁とされている。
そして、上記REWレバー110の被ロック片110a
はロツクレバー106の孔111内に位置し、かつ、R
EWレバー110が第11図に示す非押込位置にあると
きは、その被ロック片110aがロック爪112の被押
圧縁112bに前方から対向している。そして、REW
レバー110が押し込まれると、その被ロック片110
aがロック爪112の被押圧縁112bを押圧するので
、ロツクレバー106は右方へ移動せしめられる。そし
て、REWレバー110が、第15図に示す、モード形
成位置に達すると、被ロック片110aは被押圧縁11
2bから後方へ外れるので、ロックレバー106はそれ
に付勢された引張力により左方へ移動し、そのロック縁
112aが被ロック片110aの前側に位置し、これに
よって、REWレバー110を後方へ押圧していた力が
除かれても、被ロック片110aがロツク縁112aに
後方から係合されて、REWレバー110は押込位置に
ロックされる。
そして、REWレバー110が非押込位置からモード形
成位置へ向って移動する間に、その押圧片110bが上
記REWギャアーム38のカム縁40から後方へ逃げる
ので、引張バネ41の引張力によって、REWギャアー
ム38は反時計回り方向へ回動され、そのREWギャ3
9が中継ギャ72に噛合される。また、この状態から解
除レバー102が押し込まれるとロツクレバー106か
ロック解除方向へ移動されて上記ロツクが解除されるの
で、REWレバー110がモード形成位置から非押込位
置へ戻され、この間に、その押圧片110bがREWギ
ャアーム38のカム縁40を前方へ押圧するので、RE
Wギャアーム38は引張バネ41の引張力に抗して時計
回り方向へ回動されて、そのREWギャ39が中継ギャ
72から離れる。
113はFFレバーであり、REWレバー110の左側
でメインシャーシ12の下面に前後方向へ摺動自在に支
持され、かつ、図示しない弾発手段により前方への移動
力が付勢されている。
そして、該FFレバー113には被ロック片113aと
押圧片113bがそれぞれ突設されている。
114はロツクレバー106に上記孔111の左側に形
成された前後方向に長い孔であり、該孔114の右側縁
には左方へ向ってロック爪115が突設されており、該
ロック爪115の後縁115aは左右方向に延びるロッ
ク縁とされ、該ロツク縁115aの左端から前方に延び
る縁115bは前方に行くに従って右方へ変位する被押
圧縁とされている。
そして、上記FFレバー113の被ロック片113aは
ロツクレバー106の孔114内に位置し、かつ、FF
レバー113が第11図に示す非押込位置にあるときは
、その被ロック片113aがロック爪115の被押圧縁
115bに前方から対向している。そして、FFレバー
113が押し込まれると、その被ロック片113aがロ
ック爪115の被押圧縁115bを押圧するので、ロッ
クレバー106は右方へ移動せしめられる。そして、F
Fレバー113が、第16図に示す、モード形成位置に
達すると、被ロック片113aは被押圧i115bから
後方へ外れるので、ロツクレバー106はそれに付勢さ
れた引張力により左方へ移動し、そのロツク縁115a
が被ロック片113aの前側に位置し、これによって、
FFレバー113を後方へ押圧していた力が除かれても
、被ロック片113aがロツク縁115aに後方から係
合されて、FFレバー113はモード形成位置にロック
される。
そして、FFレバー113が非押込位置からモード形成
位置へ向って移動する間に、その押圧片113bが上記
FFギャアーム34のカム縁36から後方へ逃げるので
、引張バネ37の引張力によって、FFギャアーム34
は時計回り方向へ回動され、そのFFギャ35が中継ギ
ャ71の大ギャ71aに噛合される。また、この状態か
ら解除レバー102が押し込まれると、ロックレバー1
06がロック解除方向へ移動されて上記ロツクが解除さ
れるので、FFレバー113がモート形成位置から非押
込位置へ戻され、この間に、その押圧片113bがFF
ギャアーム34のカム縁36を前方へ押圧するので、F
Fギャアーム34は引張バネ37の引張力に抗して反時
計回り方向へ回勅されて、そのFFギャ35が中継ギャ
71の大ギヤ71aから離れる。
(g−5.ヘッドドラム退出手段) (g−5−a.ヘッドドラム退出レバー、中間レバー)
[第2図、第3図、第 11図乃至第17図、第20 図] 116はヘッドドラム退出レバーであり、該ヘッドドラ
ム退出レバー116は後述する中間レバーと協働してヘ
ッドベース53を後方へ移動させてヘッドドラム21を
第3の位置へと移動させることで該ヘッドドラム21を
テープカセット2から退出せしめる機能とカセットホル
ダー44を装看位置にロックする機能等を有する。
そして、該ヘッドドラム退出レバー116は前後方向に
細喪い板状をし、メインレバー84と解除レバー102
との間の位置でメインシャーシ12の下面に前後方向へ
一定の範囲内で摺動自在に支持されており、後述するホ
ルダー押圧レバーに付勢された回動力により前方への移
動力を付勢されている。117はヘッドドラム退出レバ
ー1!6の左側縁のうち中間部から稍前寄りの箇所を為
すストッパ縁、118はヘッドドラム退出レバー116
の左側縁のうち上記ストツパ縁117の前側から左方へ
向かって突出した支持片であり、その略中央部に支持軸
119が植立されている。
120はヘッドドラム退出レバー116の左側縁の略中
間部から稍左方へ突出した部分の先端部から立ち上げら
れたバネ掛片である。
尚、ヘッドドラム退出レバー116の後端部121は上
方へ向けて突出した背の高い被ロック部になっている。
122は中間レバーであり、その略中央がヘッドドラム
退出レバー116の支持軸119に回動自在に支持され
ている。該中間レバー122は略前後方向に延びており
、その前端には被押圧片123が垂設され、後端には押
圧片124が立設され、また、その後部の右側縁のうち
前後方向における略中間の位置から規制片125が垂設
されている。
そして、上記押圧片124の上端部にはバネ掛部124
aが形成されており、該バネ掛部124aとヘッドドラ
ム退出レバー116のバネ掛片120との間に引張スプ
リング126が張設されており、これによって、中間レ
バー122には上方から見て時計回り方向への回動力が
付勢されていて、通常は、その規制片125がヘッドド
ラム退出レバー116のストツパ縁117に当接してそ
の姿勢が略前後方向に延びる姿勢となる位置(以下、「
中継位置」と言う。)に規制されている(¥S11図参
照)。そして、ヘッドドラム退出レバー116が第11
図に示す待機位置にあり、かつ、中間レバー122が中
継姿勢にある状態では、中間レバー122の被押圧片1
23は解除レバー102の押圧縁105に後方から近接
対向しており、また、押圧片124はヘッドドラム移動
レバー79の被押圧部79aに前方から近接対向してい
る。
(g−5−b.中間レバー切換手段)[第11図乃至第
17図] 127は前記メインレバー84の左側縁の略中間の部分
から左方へ向けて突出された押圧片であり、その後側縁
の左端127aは左に行くに従って前側へ変位するよう
に傾斜した押圧縁とされ、また、該押圧片127の左側
縁127bは前後方向に延びる保持縁とされている。
128は切換スライダーであり、左右方向に細長い板状
をし、メインシャーシ12の底板部15の下面の前端寄
りの部分に左右方向へ一定の範囲内で穆動自在なるよう
に支持されると共に、メインシャーシ12との間に張設
された引張スプリング129により左方への移動力を付
勢され、また、その右端縁130は後方へ行くに従クて
左方へ変位するように傾斜した押圧縁とされ、更に、そ
の左右方向における中間の部分には左右に離間して略半
球状をした被押圧突起131a、131bが上方へ向け
て打出形成されている。
そして、前記REWレバー110の後端部右側縁110
C及びFFレバー113の後端部右側縁113Cは、そ
れぞれ、後方へ行くに従フて左方へ変位するように傾斜
した押圧縁に形成されており、これら押圧i110c及
び113cが上記切換スライダー128の被押圧突起1
 3 1 a,13lbに左前方から接触するように対
向している。
従って、REWレバー110又はFFレバー113がモ
ード形成位置へと押し込まれると、その押圧縁110c
又は113cが被押圧突起131a又は131bを右斜
め後方へ向けて押圧するので、それにより、切換スライ
ダー128が右方へ移動される。
また、切換スライダー128がこのようにして右方へ押
圧されていない間は、該切換スライダー128の押圧縁
130が前記中継位置にある中間レバー122の被押圧
片123の移動軌跡に左方から近接対向される。
そして、ヘッドドラム退出レバー116が前進位置にあ
り、かつ、中間レバー122が中継位置にある状態では
、非押込位置にあるメインレハ−84の上記押圧縁12
7aは中間レバー122の規制片125に前方から近接
対向され、また、右方へ移動されていない切換スライダ
ー128の押圧縁130は中間レバー122の被押圧片
123の下端部に左方から近接対向されている。
(g−5−c.解除レバーのストップ機能)[第13図
] そこで、上記状態から、プレイレバー83がモード形成
位置まで移動されると、その間に、その押圧縁127a
が中間レバー122の規制片125を左後方へ向って押
圧するため、中間レハー122は引張スプリング126
の引張力に抗して反時計回り方向へと回動され、更に、
ブレイL/バ−83の後退に伴って規制片125がメイ
ンレバー84の保持縁127bと接して、上記中継位置
から稍反時計回り方向へ回動した非中継位置、即ち、第
12図に示す位置に保持される。
そして、中間レバー122がこのような非中継位置にあ
る状態では、第12図に示すように、その被押圧片12
3は解除レバー102の押圧縁105の移動軌跡から右
方へ外れたところに位置し、また、抑圧片124はヘッ
ドドラム移動レバー79の被押圧部79aの移動軌跡か
ら左方へ外れたところに位置することになる。
従って、プレイレバー83がモード形成位置まで移動さ
れて、ヘッドドラム21が第1の位置へと移動してプレ
イモードが形成されている状態から、該モードを解除す
るために、解除レバー102が押し込まれると、第13
図に示すように、その押圧縁105は中間レバー122
の被押圧片123を押圧することなく、空振りし、ロツ
クレバー106が右方、即ち、ロック解除方向へ移動さ
れてプレイレバー83が非押込位置へ戻されて、これに
より、ヘッドドラム21が第2の位置に戻されるだけで
ある。そして、中間レバー122は中継位置に戻される
一方、REWレバー110又はFFレバー113がモー
ト形成位置へと移動したときは、上記したように切換ス
ライダー128が右方へ移動されるので、第15図及び
第16図に示すように、該切換スライダー128の押圧
縁130が中間レバー122の被押圧片123を右方へ
押圧して該中間レバー122を非中継位置へと移動させ
る。
従って、この状態,即ち、FFモード又はREWモード
等が形成されている状態から該モードを解除するために
解除レバー102が押し込まれると、この場合も、該解
除レバー102の押圧縁105は中間レバー122の被
押圧片123を押圧すること無く空振りし、ロックレバ
ー106がロック解除方向へ移動されてREWレバー1
10%FFレバー113が非押込位置へ戻されるだけで
あり、そして、切換スライダー128が左方へ戻り、中
間レバー122が中継位置に戻される。
しかして、ブレイモードやFFモード、REWモード等
の動作モードが形成されている状態ては、解除レバー1
02は当該動作モードを解除してストップモードにする
ためのストップレバーとして機能する。
(g−5−d.解除レバーのイジェクト機能)[第14
図] 前記したように、テープカセット2の着脱を行なうとき
、換言すれば、カセットホルダー44をイジェクト位置
と装着位置との間で移動させるときは、ヘッドドラム2
1が第3の位置へと移動される。
この移動は、ストップモードから解除レバー102を押
し込むことにより行なわれる。
即ち、ストップモードにおいては、ヘッドドラム退出レ
バー116が待機位置にあり、中間レバー122が中継
位置にある。従って、この状態から解除レバー102を
押し込むと、第14図に示すように、その押圧縁105
が中間レバー122の被押圧片123を後方へ向かって
押圧するので、中間レバー122がヘッドドラム退出レ
バー116と共に後方へ移動せしめられ、このとき、中
間レバー122の押圧片124がヘッドドラム移動レバ
ー79の被押圧部79aを略後方へ向かって押圧するた
め、該ヘッドドラム移動レバー79が時計回り方向へ回
動し、それにより、ヘッドベース53が後方へ移動され
、ヘッドドラム退出レバー116が第14図に示す押込
位置まで移動されると、ヘッドドラム移動レバー79が
後退位置に達し、それによりヘッドドラム21が第3の
位置へと穆動される。
尚、第10図に示すように、ヘッドドラム21は第3の
位置に来ている状態で、カセットケース3からある程度
後方へ離間しており、従って、ヘッドドラム移動レバー
79がストップ位置と後退位置との間の略中間の位置に
来たところで、ヘッドドラム21はカセットケース3外
に退出する。即ち、ヘッドドラム21はヘッドドラム退
出レバー116が押込位置に到達する前にカセットケー
ス3外に退出する。
尚、ヘッドドラム退出レバー116が後方へ移動するの
に伴なってカセットホルダー44に対する装着位置にお
けるロックが解除され(この解除については後述する。
)、それにより、カセットホルダー44がイジェクト位
置へと移動されると共に、カセットホルダー44がイジ
エクト位置へと移動するとヘッドドラム退出レバー11
6の前方への戻りが阻止され(この阻止についても後述
する。)、それにより、ヘッドドラム移動レバー79が
後退位置にロックされてヘッドドラム21が第3の位置
に保持される。
しかして、ストップモードにおいて解除レバー102が
ヘッドドラム21をテープカセット2内から退出させ、
かつ、カセットイジエクトを行なわせるためのイジェク
トレバーとして機能する。
(g−6.イジェクト時の操作感等)[第14図] 上記したように、ストップモードから解除レバー102
を押し込むとヘッドドラム移動レバー79がストップ位
置から後退位置へと回動されてヘッドドラム21を第3
の位置へと移動させる。
そして、ヘッドドラム移動レバー79が後退位置へと移
動すると、その右端部が略前方へ変位するので、そのバ
ネ掛片79bがリミッタバネ101を前方へ引っ張るこ
とになり、そして、該リミッタバネ101の引張力はサ
ブレバー94とメインレバー84との間に張設されてい
る戻しバネ100の引張力より強いので、サブレバー9
4はその当接片95aがヘッドドラム移動レバー79の
ストツバピン82に当接したままヘッドドラム移動レバ
ー79の右端部に追従して前方へ穆動されることになる
従って、ヘッドドラム移動レバー79が後退位置へと移
動するときは、第14図に示すように、戻しバネ100
が伸長され、リミッタバネ101が伸長されることは無
い。
しかして、プレイモードを形成するためにプレイレバー
83を押し込んだときは引張力が強い方のリミッタバネ
101が伸長してヘッドドラム21をカセットケース3
に圧着させるための所定の圧着力が得られ、イジエクト
を行なうために解除レバー102を押し込んだときは、
引張力が弱い方の戻しバネ100のみが伸長されるので
、1枚構造のプレイレバーとヘッドドラム移動レバーと
の間にリミッタバネを張設した場合と比較して、解除レ
バー102を押し込むときに受ける負荷がかなり小さく
なり、それにより、ヘッドドラムを圧着させるための所
定の圧着力を得ながらもイジェクトを行なうための操作
感を軽くすることができる。
尚、ヘッドドラム移動レバー79が後退位置にロックさ
れている状態からヘッドドラム退出レバー116が待機
位置に戻ると中間レバー122によるヘッドドラム穆動
レバー79に対する後方への押圧が解除されるので、ヘ
ッドドラム移動レバー79は戻しバネ100の引張力に
よフて反時計回り方向へ回動されてストップ位置に戻さ
れ、それによりヘッドドラム21が第2の位置へと移動
される。
(h.カセットイジエクト機構)[第1図乃至第3図、
第11図乃至第17図、第 2 0図コ 132はカセットイジェクト機構であり、前記カセット
ホルダー44とヘッドドラム退出レバー116とホルダ
ー押圧レバー等から成る。
(h−1.カセットホルダーとヘッドドラム退出レバー
との間の相互ロツク) カセットホルダー44が前記装着位置に来ている状態で
は、その被ロック部46d、即ち、右側のアーム46の
後端部46dの下側縁46eは第3図に示すように前後
方向へ略水平に延びる姿勢とされる。
そして、上記右側のアーム46はヘッドドラム退出レバ
ー116の幅方向における略中間の部分の真上の位置に
あり、ヘッドドラム退出レバー116の後端部を為す前
記ロック部121の上端は装着位置に来ているカセット
ホルダー44の被ロック部46dの下側縁46eと略同
じ高さに位置している。また、ヘッドドラム退出レバー
116が待機位置に保持されている状態では、そのロッ
ク部121が第3図に示すように、被ロック部46dの
後端から稍前寄りの位置の下方に位置されている。
従って、この状態では、被ロック部46dの下方への回
動がロック部121により阻止されるので、カセットホ
ルダー44がイジェクト位置側へ移動するのを阻止され
て装着位置にロックされる。
そして、この状態からヘッドドラム退出レバー116が
押込位置まで移動されると、第20図(A)に2点鎖線
で示すように、そのロック部121がカセットホルダー
44の被ロック部48dの後端縁46bの回動軌跡から
後方へ外れた位置へと移動される。
これにより、ロック部121による被ロック部46dに
対する下方への移動の阻止が解除されるので、カセット
ホルダー44が鋏形バネ50の引張力によりイジェクト
位置へと移動される。そして、カセットホルダー44が
イジェクト位置へと穆動ずると、その被ロック部46d
の後端が、第20図(B)に示すように、カセットホル
ダー44の回動中心を為す支持軸48より稍低い位置に
来てヘッドドラム退出レバー116のロック部121の
前側に位置し、それにより、ロック部121の前方への
移動がカセットホルダー44のロック部46dにより阻
止されてヘッドドラム退出レバー116が押込位置にロ
ックされる。
しかして、カセットホルダー44が装着位置に来ており
、かつ、ヘッドドラム退出レバー116が待機位置に来
ている状態では、ヘッドドラム退出レバー116のロッ
ク部121によってカセットホルダー44が装着位置に
ロックされ、その状態からヘッドドラム退出レバー11
6が押込位置へ向けて移動される(この穆動は、前記し
たように、ストップモードから解除レバー102を押し
込むことにより行なわれる。)と、先ず、ヘッドドラム
21がカセットケース3から退出され、その直後にヘッ
ドドラム退出レバー116が押込位置に到達してヘッド
ドラム移動レバー79が後退位置に達し、それによりヘ
ッドドラム21が第3の位置へと移動され、これと略同
時にカセットホルダー44がイジェクト位置へと移動さ
れ、かつ、ヘッドト”ラム退出レバー116が押込位置
にロックされてヘッドドラム21が第3の位置に保持さ
れる。
尚、カセットホルダー44がイジェクト位置に達すると
、その被ロック部46dの後端縁46bは押込位置にあ
るヘッドドラム退出レバー116のロック部121より
僅かに前方へ変位するので、解除レバー102に対する
押圧を解除すると、ヘッドドラム退出レバー116はそ
のロック部121が被ロック部46dに当接するところ
まで前進され、従って、ヘッドドラム移動レバー79が
後退位置より僅かに前方へ戻され、それに伴なってヘッ
ドドラム21も第3の位置より僅かに前方へ移動されて
その位置に保持される。
また、カセットホルダー44がイジェクト位置に来てい
る状態から、これをカセット装着位置へと移動すると、
その被ロック部46dの下側縁46eはヘッドドラム退
出レバー116のロック部121の上端より僅かに上方
へ外れるので、該ロック部121に対する前方への移動
の阻止が解除され、それにより、ヘッドドラム退出レバ
ー116が待機位置へと戻され、このとき、そのロック
部121がカセットホルダー44の被ロック部46dの
下方に位置され、これにより、カセットホルダー44が
装着位置にロックされ、これと共に、ヘッドドラム移動
レバー79がストップ位置に戻ってヘッドドラム21が
第2の位置へと移動される。
しかして、ヘッドドラム21のカセットケース3からの
退出とカセットホルダー44に対する装着位置でのロッ
ク及びその解除とヘッドドラム210カセットケース3
内から退出した位置での保持及びカセットケース3内へ
の挿入等は、いずれも、カセットホルダー44とヘッド
ドラム退出レバ−116とによりシーケンシャルに行な
われるので、これらの動作の間に必要なタイミングを確
実に制御することができ、従って、テープカセットの着
脱が行なわれるときヘッドドラム21とテープカセット
2とが衝合するのを防止することができると共に、その
ための機構を少数の部材で構成することができる。
(h−2.ホルダー押圧レバー) 133はカセットホルダー44を装着位置に圧着状に保
持するためのホルダー押圧レバーである。
該ホルダー押圧レバー133は前記側壁13の前端寄り
の位置と装着位置に来ているカセットホルダー44のカ
セット保持部45との間に位置されると共に、その略中
央が支持軸134により側壁13に回動自在に支持され
、その下端部に形成された2つの脚部135と135と
の間にヘッドドラム退出レバー116に切起状に形成さ
れた連結片136が回動自在に介挿されている。
そして、ホルダー押圧レバー133の前側縁の上端寄り
の部分から右方へ向けて突出されたストツパ片137が
側壁13に形成された長孔138を挿通されて側壁13
の右側から突出されており、そして、該ストツパ片13
7の右端部はハネ掛部にされている。
139はトーションバネであり、そのコイル部139a
が上記支持軸134の上方で側壁13の上縁から右方へ
突出されたバネ支持部140に外嵌され、その2つの腕
139b,139cの先端部が上記ストッパ片137の
右端部と側壁13の下縁から右方へ突田されたバネ掛部
141に各別に弾接され、このトーションバネ139の
引張力によりホルダー押圧レバー133に右方から見て
時計回り方向への回動力が付勢され、反時計回り方向へ
押圧されていないときは第3図に示すようにそのストツ
パ片137が上記長孔138の上端縁に当接した押圧位
置に保持されている。
尚、ホルダー押圧レバー133に付勢されたこのような
回動力により、ヘッドドラム退出レバー116の連結片
136に前方への押圧力が加えられ、この押圧力か、ヘ
ッドドラム退出レバー116に対する待機位置側への移
動力になっている。
142はホルダー押圧レバー133の上部に後方へ向か
って開口するように形成された切欠であり、この切欠1
42の上縁142a(以下、「押圧縁」と言う。)は、
ホルダー押圧レバー133が上記押圧位置に来ている状
態でカセットホルダー44に設けられた前記被ロツクビ
ン52の回動軌跡と交差するように位置する。
そして、ヘッドドラム退出レバー116が待機位置に来
ているとぎは、ホルダー押圧レバー133が押圧位置に
保持され、その状態からヘッドドラム退臼レバー116
が後方へ移動するとその連結片136がホルダー押圧レ
バー133の脚部135を後方へ向けて押圧するのでホ
ルダー押圧レバー133が右方から見て反時計回り方向
へ回動され、それにより、その押圧縁142aがカセッ
トホルダー44の被ロツクビン520回動軌跡から前方
へ外れることになり、また、その状態からヘッドドラム
退出レバー116に対する後方への押圧力が解除される
と、ホルダー押圧レバー133がトーションバネ139
の引張力にょフて押圧位置へと戻され、同時にヘッドド
ラム退出レバー116が待機位置に戻される。
そこで、ヘッドドラム退出レバー116が押込位置へと
穆動されてカセットホルダー44がイジェクト位置に来
ている状態から、カセットポルダー44が装着位置へと
移動すると、ホルダー押圧レバー133が押圧位置へと
移動されてその押圧縁1 4 2 aがカセットホルダ
ー44の被ロツクピン52に上方から係合し、該係合に
より被ロックビン52が略下方へ向けて押圧され、それ
により、カセットホルダー44が装着位置に圧着状に保
持される。
尚、ホルダー押圧レバー133による被ロツクビン52
に対する押圧が為される前であってヘッドドラム退出レ
バー116のロック部121がカセットホルダー4の被
ロック部46dの下方に位置している状態、即ち、第2
0図(A)に実線で示す状態では、カセットホルダー4
4は装着位置よりほんの僅かイジェクト位置側へ寄った
ところにあり、この状態からホルダー押圧レバー133
による被ロツクピン52に対する押圧が為されることに
よりカセットホルダー44が厳密に装着位置にまで移動
され、かつ、そこに保持される。
そして、この状態からイジエクト動作が開始ざれてヘッ
ドドラム退出レバー116が後方へ移動すると、先ず、
ホルダー押圧レバー133が右方から見て反時計回り方
向へ回動されてその押圧縁142aが被ロツクビン52
の回動軌跡から外れ(第20図(A)に実線で示す状態
)、次いで、ヘッドドラム退出レバー116のロック部
121がカセットホルダー44の被ロック部46dの回
動軌跡から外れてカセットホルダー44がイジェクト位
置へと移動される。
(i.動作) 次に、上記テーププレーヤ1の動作の概要について説明
する。
先ず、テープカセット2を装着するには、解除レバー1
02を押し込む。すると、解除レバー102の押圧縁1
05によって中間レバー122の被押圧片123が押圧
されて、ヘッドドラム退出レバー116と共に中間レバ
ー122が後方へ移動し、この後方へ移動する中間レバ
ー122の押圧片124によってヘッドドラム移動レバ
ー79の被押圧部79aが後方へ押圧されるため、ヘッ
ドドラム移動レバー79が時計回り方向へ回動されて、
ヘッドベース53が後方へ移動され、これによってヘッ
ドドラム21が第3の位置に移動する。
ヘッドドラム退出レバー116が後退されてそのロック
部121がカセットホルダー44の被ロック部46dの
回動軌跡から後方へ外れると、カセットホルダー44に
対するロックが解除され、カセットホルダー44はイジ
ェクト位置へと移動される。
そして、イジェクト位置にあるカセットホルダー44の
カセット保持部45にテープカセット2を挿入すると、
前面,litが開放位置へと移動される。尚、テープカ
セット2は裏返久して使用することが可能であり、どち
らの向きでカセット保持部45に挿入しても、前面蓋1
1は上方へ回動される(第3図参照)。また、磁気テー
ブ5への記録は幅方向で2分割した一方の領域にいわゆ
るヘリカルスキャンによる斜めの記録トラックが形成さ
れるようにして行なわれる。
テープカセット2が挿入されたカセットホルダー44を
下方へ回動させてカセット装着部27まで移動させて、
テープカセット2が装着位置に達すると、ヘッドドラム
21を第3の位置に止めていたロックが解除されるため
、ヘッドドラム移動レバー79が戻しバネ100の引張
力によフてストップ位置まで回動され、ヘッドドラム2
1は第2の位置に達する。この第11図に示した状態が
ストップ状態(停止モード)であり、中継ギャ71、7
2はブレイギャ30、FFギャ35、REWギャ39と
離れた状態にある。
この状態からFFレバー113がモード形成位置に移動
されると、第16図に示すように、FFギャ35が中継
ギャ71の大ギャ71aと噛合され、かつ,ヘッドドラ
ム21のドラムモータ67が回転され、従って、リール
台17がテープ巻取方向へ高速で回転されるFFモード
が形成される。
また、ストップ状態からREWレバー11Qがモード形
成位置に移動されると、第15図に示すように、REW
ギャ39が中継ギャ72と噛合され、かつ、トラムモー
タ67が回転され、従って、リール台18がテープ巻取
方向へ高速で回転されるREWモードが形成される。
また、このヘッドドラム21が第2の位置にあるときは
、磁気ヘッド23、23、23が磁気テーブ5に軽く接
触して移動するので、上記のFFモードやREWモード
のように磁気テープ5を高速で走行させながら磁気ヘッ
ド23、23、23による信号の読み取りを同時に行な
フてサーチモードを形成することもできる。
尚、上記した高速走行モードやサーチモードは、停止モ
ード以外の他のモードから直接移行させることもできる
。即ち、FFレバー113、REWレバー110は、こ
れが押し込まれるとロツクレバー106がロック解除方
向へ移動されるので、その直前のモードが解除され、F
Fレバー113やREWレバー110の押込によるモー
ドが形成されるからである。
次に、プレイレバー83がモード形成位置に移動される
と、上記したようにヘッドドラム21が第1の位置へと
穆動され、かつ、中継ギャ71の小ギャ71bがブレイ
ギャ30の大ギャ30aと噛合される。このときプレイ
ギャアーム29は稍時計回り方向へと回動されて引張バ
ネ33が伸長され、これによって、中継ギャフ1の小ギ
ャ71bとブレイギャ30の大ギャ30aとが程良く圧
着される。そして、ドラムモータ67が回転されて、リ
ール台l7がテープ巻取方向へ回転され、記録及び/又
は再生モードが形成される。
そして、この記録及び/又は再生モードは、解除レバー
102、REWレバー110又はFFレバー113が押
し込まれることにより解除され、それぞれのレバーの押
し込みによるモードへと移行する。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テー
ププレーヤは、ヘッドドラムを支持した摺動ベースと、
該摺動ヘースと連結されヘッドドラムの一部をテープカ
セット内に挿入させた前進位置とヘッドドラムをテープ
カセット内から退出させた後退位置との間で移動される
ヘッドドラム移動レバーと、ブレイモードを形成すると
き押し込まれるプレイレバーと、該プレイレバーとヘッ
ドドラム移動レバーとの間に張設されたりミツタハネと
を備え、プレイレバーが押し込まれるとヘッドドラム移
動レバーが前進位置へと移動されかつリミッタバネが伸
長してその引張力によりヘッドドラムがテープカセット
に圧着されるようにしたテーププレーヤであって、プレ
イレバーを摺動自在なメインレバーと該メインレバーに
対して摺動自在でかつ回動自在なサブレバーとにより構
成すると共に、これらメインレバー及びサブレバーにメ
インレバーが押し込まれたとき相互に係合してメインレ
バーとサブレバーとが一体的に摺動するようにする係合
部を形成し、メインレバーとサブレバーとの間に戻しバ
ネを張設し、サブレバーとヘッドドラム移動レバーとの
間にリミッタバネを張設し、メインレバーが押し込まれ
たときは上記リミッタバネが伸長してその引張力がヘッ
ドドラムのテープカセットに対する圧着力として作用し
、ヘッドドラム移動レバーが後退位置へ移動するときは
該ヘッドドラム移動レバーとサブレバーとが一体的に移
動することで戻しバネが伸長されるようにしたことを特
徴とする。
従って、本発明テーププレーヤにあっては、ヘッドドラ
ムをテープカセット内から退出させるための操作には戻
しバネのみが負荷になり、該戻しバネは後退位置へと移
動されたヘッドドラム移動レバーを初期の位置に戻すこ
とができるだけの引張力を蓄える強さのものであれば足
りるため、リミッタバネほどには強いバネ定数を必要と
しないので、ヘッドドラムを後退させる操作を軽い操作
感で行なうことができる。これにより、ヘッドドラムの
テープカセットに対する圧看力はリミ・ンタバネの引張
力によって充分に得られながらも、ヘッドドラム移動レ
バーを後退位置へと移動させるための操作の操作感を軽
くすることができる。
尚、前記実施例では、メインレバーとサブレバーとの係
合が、メインレバーがサブレバーに対して相対的に後退
すること無く為され、従ってプレイレバーが押し込まれ
るときは戻しバネが伸長されないようにしたが、場合に
よっては、ヘッドドラムがテープカセットに当接してヘ
ッドドラム移動レバーの回動が阻止された後メインレバ
ーがサブレバーに対して稍後退することでこれらメイン
レハーとサブレバーとの係合が為されるようにし、それ
により戻しバネが伸長され、上記係合が為されたところ
からりミツタバネが伸長されるようにし、それによって
、ヘッドドラムのテープカセットに対する圧着が戻しバ
ネとリミッタバネの両方の引張力により為されるように
することも考えられる。
また、実施例に示した構造は、本発明を実施するに際し
てのほんの一例を示したものに過ぎず、従って、実施例
に示したヘッドドラム移動レバーやプレイレバー等の構
造によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるも
ので無いことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第23図は本発明テーププレーヤの実施の一
例を示すものであり、第1図はテーププレーヤ全体の平
面図、第2図はテーププレーヤの分解斜視図、第3図は
カセットホルダーが装着位置にある状態を示す要部の側
面図、第4図はカセットホルダーが装着位置にある状態
を示す要部の垂直断面図、第5図はカセットホルダーが
イジェクト位置にある状態を示す要部の垂直断面図、第
6図はヘッドドラムの断面とギャベース上のギャを展開
して見せた垂直断面図、第7図はギャベースの斜視図、
第8図はヘッドドラムがテープカセットに当接された第
1の位置にある状態を示す一部切欠平面図、第9図はヘ
ッドドラムが第2の位置にある状態を示す一部切欠平面
図、第10図はヘッドドラムが第3の位置にある状態を
示す一部切欠平面図、第11図乃至第16図は操作機構
の平面図であり、第11図はストップモードを、第12
図はブレイモードを、第13図はブレイモードから解除
レバーが押し込まれた状態を、第14図はイジェクト状
態を、第15図はREWモードを、第16図はFFモー
ドをそれぞれ示し、第17図は操作機構の一部を分解し
て示す斜視図、第18図はプレイレバーの穆動とそれに
伴なうリミッタバネの伸長等を(A)から(D)へ経時
的に示す要部の拡大平面図、第19図(A)は第18図
(A)の廟一廟線に沿う断面図、第19図(B)は第1
8図(D)の暑一※線に沿う断面図、第20図はイジエ
クト動作を(A)から(B)へ経時的に示す要部の垂直
断面図、第21図はテープカセットの斜視図、第22図
はテープカセットの水平断面図、第23図はテープカセ
ットの側面図であり、(A)図は前面蓋が閉塞位置にあ
る状態を、(B)図は前面蓋が開放位置にある状態をそ
れぞれ示し、第24図はヘッドドラムを備えたテーププ
レーヤの一例を示すもので、(A)はヘッドドラムがテ
ープカセット内に少し挿入された位置にある状態とヘッ
ドドラムがテープカセット内から退出した状態を一部を
切り欠いて示す要部の平面図、(B)はヘッドドラムが
テープカセットに圧着された状態を一部を切り欠いて示
す要部の平面図である。 符号の説明 1・・・テーププレーヤ、 2・・・テープカセット、 21・・・ヘッドドラム、 53・・・摺動ベー+’% % 79・・・ヘッドドラム移動レバー 83・・・プレイレバー 84・・・メインレバー 92a・・・(メインレバーの)係合部、94・・・サ
ブレバー 99・・・ (サブレバーの)係合部、100・・・戻
しバネ、 101・・・リミッタバネ 出 願 人 ソニー株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  ヘッドドラムを支持した摺動ベースと、該摺動ベース
    と連結されヘッドドラムの一部をテープカセット内に挿
    入させた前進位置とヘッドドラムをテープカセット内か
    ら退出させた後退位置との間で移動されるヘッドドラム
    移動レバーと、プレイモードを形成するとき押し込まれ
    るプレイレバーと、該プレイレバーとヘッドドラム移動
    レバーとの間に張設されたリミッタバネとを備え、プレ
    イレバーが押し込まれるとヘッドドラム移動レバーが前
    進位置へと移動されかつリミッタバネが伸長してその引
    張力によりヘッドドラムがテープ力でセットに圧着され
    るようにしたテーププレーヤであって、 プレイレバーを摺動自在なメインレバーと該メインレバ
    ーに対して摺動自在でかつ回動自在なサブレバーとによ
    り構成すると共に、 これらメインレバー及びサブレバーにメインレバーが押
    し込まれたとき相互に係合してメインレバーとサブレバ
    ーとが一体的に摺動するようにする係合部を形成し、 メインレバーとサブレバーとの間に戻しバネを張設し、 サブレバーとヘッドドラム移動レバーとの間にリミッタ
    バネを張設し、 メインレバーが押し込まれたときは上記リミッタバネが
    伸長してその引張力がヘッドドラムのテープカセットに
    対する圧着力として作用し、ヘッドドラム移動レバーが
    後退位置へ移動するときは該ヘッドドラム移動レバーと
    サブレバーとが一体的に移動することで戻しバネが伸長
    されるようにした ことを特徴とするテーププレーヤ
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